月の輪放浪記
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2005年07月29日(金) 映画みました其の36『SW エピソード3・シスの復讐』

見て参りました!これをもってスター・ウォーズシリーズは完結。思い起こせば第一作は小学生の時、家族で見に行ったのでした。そしてこの最終作は十ン年連れ添った旦那と見に行きまして、そう考えるとやはり感慨深いものがあります。監督、お疲れさまでした。

ストーリーはちょっと唐突だったなあ。もともと映画の長さに納まる物語じゃないから仕方ないのかな?それにしてももーちょっと何とかならんかったんかいということで脚本55点。しかしキャラクターのカッコ良さは100点満点。暗黒面に堕ちるハイデン・クリステンセンが意外にハマッておりまして、これならダース・ベイダーでいけるわ!と思いました。ナタリー・ポートマンのパドメはオフィーリアのように哀しく美しく、ユアン・マクレガーのオビワンは気の毒なほど苦労性(笑)、ヨーダはバカ強く、R2−D2は大活躍。トカゲも可愛かったし(あの子はその後どうなったのでしょう?)
そしてビジュアル・エフェクト200点!豪華絢爛、今までのシリーズで一番すごかったです。

シリーズ6作を見終わって初めて、スター・ウォーズの主人公がアナキン・スカイウォーカー=ダース・ベイダーであったことがわかります。監督いわく、これは彼の贖罪の物語なのだそうです。
そうなると最後に疑問が残ります。結局作らないことになったエピソード7以降はどういうお話だったんでしょうねえ??ハン・ソロとレイアの子供の話だったのか?見てみたかったなあ。


2005年07月23日(土) 地震のなかで歌舞伎みました『十二夜』

シェイクスピアの『十二夜』をなんと歌舞伎で、世界のニナガワ・蜷川幸雄の演出で上演!というわけで食いつきました(笑)
私シェイクスピアはちゃんと読んだことがなく、『十二夜』も森川久美さんのマンガで読んだきりなんですけど、ストーリーは全く一緒でした。設定を変えただけ。つまり、両方とも原作にしごく忠実だったわけですね!

夜の部は夕方4時半に始まり、休憩2回をはさんで夜9時に終わります。
幕が上がるといきなり舞台全面鏡張りです。観客は提灯に照らし出された自分達の姿を見ることになり、度肝を抜かれます。そして降りしきる桜。少年たちの美しい歌が流れ、物語が始まるのです。

そんなド迫力の演出を堪能していたところ、突然の地震が!後で聞いたら一番揺れたところで震度5強、歌舞伎座のあたりは震度4だったそうです。二階席だったせいか、余計に揺れを感じたかも。
しかし!役者さんたちは演じ続けているのです!観客席がどれほどざわめいても、淀みなく長台詞を語り続けるのです!こういう場合の対処も、常日頃から徹底していたのでしょうか。パニックを避けるため、座長が合図を出すまでは何事もなく舞台を続行するとか。それでもすごいと思います。だって震度4じゃ立ってるのがやっと。揺れがおさまった後、客席から拍手が起こりました。

ニュースにもなった鏡の演出、本当に綺麗で効果的でした。そして席が悪くても、二階席からでも舞台や花道がよく見えるという実利も。
観客が舞台を見るとき、同時に役者から見た客席、自分の姿を見ることになります。舞台を見ている自分、舞台から見られている自分、それを観察している自分が脳内に共存するという不思議なトリップ感。この鏡は物語のテーマに関わる人間の二面性を表してもいます。

地震というアクシデントを乗り越えて舞台は大成功、客席も盛り上がりました。面白かったです。ベルばらと宝塚が「幸福な結婚」であったのと同様、歌舞伎とシェイクスピアもかなりいけるんじゃないでしょうか?演じられるテーマが人間の愛憎劇であるならば、国や時代を超えて共感できると思います。


2005年07月15日(金) 映画みました其の35『宇宙戦争』

もうね、とにかく怖かったです。
話が進むに従ってだんだん慣れてはくるし、ラストはわりかしあっけないんですが、前半のリアルな悪夢を見ているような怖さといったら!さすがILM、お金かかってます。

原作はH.G.ウェルズの古典SF、しかも再映画化です。
材料が同じなら、いかに料理して前作を凌いでみせるかが監督の腕の見せ所になるわけですが、今回スピルバーグはトム・クルーズが演じる主人公の視点、「子供を守りながら逃げまどう父親の視点」オンリーでこの映画を作っています。だから『インディペンデンス・デイ』のようにアメリカ大統領が人類を守るために独立宣言したりしないし、世界連合空軍が大編隊を組んで敵方の宇宙船に総攻撃をかけることもありません。ただただ、生きるために地をはいずりまわって逃げるだけ。

見終わってみると、監督が言いたかったことはよーくわかるの。極限状態での人間の姿、そして家族愛。きっとそれを描きたかったのだろうなと。しかし、映像にお金をかけ過ぎちゃったことで失敗しているような気がします。特に前半、宇宙人が現れてそのパワーと残虐性をまざまざと見せつけられるあたりはもう映像が凄過ぎて、「ああもう人間がいくら頑張ったってダメだあぁぁぁ〜」って絶望してしまい、こんな状況ではたしてどんな結末があり得るのか!?とそっちの期待に胸ふくらませ、身構えてしまったわけですよ。
ところがこれは100年前のSFです。古色ゆかしい原作どおりの結末に対して、現代人としましては「あ、そんなもんで?」と反応するしかないのであります。

これとちょうど逆の印象を受けた映画が『ザ・コア』。サンダーバードみたいな船で地底深く潜っていって、地球の歪んだ磁気を修正するために核に一発ぶちこんでくる、という火星人襲来と同じくらい荒唐無稽なストーリーでしたが、なかなか面白かったのでした。予算がないのでCG部分は世界中のソフトハウスに分散発注、キャストも「誰?」みたいな人ばっかり。それでも、ありえないストーリーとお金がないなりに頑張って工夫したCGと人間ドラマのバランスがちょうどよかったんです。うん、そうそうバランスだ!『宇宙戦争』は映像にストーリーが負けてるんじゃないかなーと思いました。

トム・クルーズは一生けんめいダメ親父を演じていましたが、無理ですカッコ良すぎます。途中から「ちょっとだらしないけどハンサムで運動神経がよくて頼りがいのある子供思いのステキなパパ」に見えてしまいました。美形の役者って大変だなあ。やはりショーン・ペンぐらいがちょうどよいのかも。


2005年07月14日(木) 更新しました(トップページ)

なんとか14日の更新に間に合いました。
トップページにちょこ@月の輪幼稚園ピーナッツ組(←ご本人による申告です)さまからのいただきものをアップ。
サイト開設3周年のお祝い兼お中元、マメセット詰め合わせです(笑)
ううううう、可愛いぃぃぃぃ〜〜〜〜
マメアランがクマぬいをぶんぶん振り回してくれてるのがすんごいウレシイです!(^▽^)

そしてそのままクリックしていただくとワタクシのお礼絵に飛びます。
え〜〜とこれはですね、間に合ったというか見切り発車したというか(汗汗汗)
すみませんとっても雑で〜〜
サイドも間に合わないし、でもせめて何かお礼をと思いまして。
いつもこのようなグータラサイトにお越しいただきまして有難うございます!
これからもどうぞ宜しくお願いいたします(ぺこり)

そういうわけで、お茶当番サイドはまたそのうちに〜


2005年07月09日(土) よく降りますね

3日連続で夕立かぁ〜、夏らしいな〜と思っていたら全然止みません。全国的に大雨のようです。バケツをひっくりかえしたような雨が何時間も続くと、ちょっと不安になってきます。実家は浸水してないかしらとか、あっちこっちで土砂崩れとか、近所の野良猫の親子はどこに避難したかなとか、うちの工場の雨漏りとか(古い建物なので)。渇水も困るけど、何事もほどほどがいいです神様。

秘書検定の結果がきました。なんとか筆記試験は合格!あとは面接試験です。面接で落ちるとかなりハズカシイので頑張らなくては(焦)

準備が大変だった社内ボーリング大会も本日無事に終了しました。腰痛と腹痛のダブルパンチに見舞われてヨロヨロしながら行ったのですが、そこそこ良いスコア(私にしては。一般的には下の中)でしたので自分にはくしゅ〜(^^)


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