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| 2003年03月31日(月) | 映画みました��『００７ ダイ・アナザー・デイ』 |
平日タダ券の有効期限が３月末！ええ、そりゃ見にいくでしょう。
というわけで残業放棄して見てきました『００７ ダイ・アナザー・デイ』。いつかは死ぬ、って意味ですかね？シリーズ２０作品目にして４０周年にあたるそうです。ブロスナンのボンドは悪くないと思います。タキシード似合うし、貫禄出てきたし。アクションシーンも豪快で文句なし。でもなあ、なんか物足りなかった。お金かかった豪華な映画には違いないんですけど、イントロとかタイトルバックとかとっても良かったんですけど、やっぱり先が読める展開というか。悪役キャラがまたつまんない奴なの。もっと歯応えのある敵役がいいな〜。そうじゃないと倒したときに観客がスッキリできないのよ。あとね、今回のボンドガールはセクシーダイナマイトとクールビューティーの２人なんですけど、チョイ役のマドンナの方がよっぽどいい女じゃんと思ったのは私だけでしょうか？ジンクス役のハル・ベリーが「牙を剥く瞬間」みたいなのが見たかったです。『二つの搭』の１９０分よりも長く感じた１４０分でした。
| 2003年03月30日(日) | ビデオで映画みました『エリザベス』 |
昨日の日記にもちょろっと書きましたが、『エリザベス』見ました。
『ロード・オブ・ザ・リング』でエゼキエルを演じるケイト・ブランシェットがエリザベス一世を演じています。制作費の８０％を占めるという衣装がさすがにすごいです。これだけでも見応えあります。半端じゃありません。おかげで画面は絵画のように重厚です。
ちょっと混乱したのは、メアリ女王の名前ですね。メアリ女王が２人出てきます。ひとりはエリザベスの腹違いの姉、彼女をロンドン塔に投獄したイングランド女王メアリ。もう１人はスコットランド女王、メアリ・ド・ギーズ。『７つの黄金郷』の影響でどうしてもメアリ・スチュワートを思い浮かべてしまうんですが、メアリ・ド・ギーズの娘がメアリ・スチュワートです。科白ではちゃんとフルネーム言ってたんですが、字幕見てたら「メアリ」だけなんで最初わけわからなかったです（＾＾；）フランスとスペインの陰謀、ヴァチカンの思惑。敵か味方かわからない側近等々、いっぺんに理解するには難しい映画だにゃ〜と思いました。あちこち巻き戻して確認しちゃいました。まあわからなくても豪華な雰囲気は充分楽しめましたけど。
印象に残った科白はですね、恋人が彼女に言った
「Remember who you are（お血筋を忘れずに）」でした。
その通り、ヴァージン・クイーンは国家と結婚し、大英帝国を築くのです。
恋をあきらめて王族の責任を貫くというあたり、『ローマの休日』悲壮版と言えなくもない。ってそりゃあまりに強引か。
| 2003年03月29日(土) | 映画みました��『ロード・オブ・ザ・リング 二つの搭』 and more |
見ました！いやーっすんごいですね〜『二つの搭』！
期待しまくって見に行きましたが、裏切られないわ〜
１９０分という長さにはびびりましたが、でも全然中だるみしないのよね。
今回は分裂してしまった旅の仲間たちのそれぞれの苦闘が描かれています。フロド＆サム、メリー＆ピピン、そしてアラゴルン＆レゴラス＆ギムリ。帰ってきたガンダルフ。どのパーティーもいい仕事してますねっ（＾＾）
この映画って、初めて『スター・ウォーズ』を見たときの感動を思い出させてくれます。ああ、映画ってこんなにスゴイところまでいっちゃったんだって思ったんですよ、あのとき。そんでものすごく宇宙に行きたくなったの。今はとっても中つ国に行ってみたいです。次は『王の帰還』でしたっけ？王ってアラゴルンのことなのかな？フロドのこと？それとも何か他にあるのかな？ワクワクしながら待ってます♪
さて、実は本日はこれ以外にも『エリザベス』（ビデオの返却日が今日だった。ちょいわかりにくかったけどケイト・ブランシェットがカッコよかった）と『スター・トレック１』（レイトショーから帰ってきたらＢＳでやってたのでつい）を見てしまいまして、合計７時間以上も映画見てました。仕事で眼精疲労気味だったのに、自らトドメをさしちゃってもうフラフラです。バカかも（＾＾；）それでは、おやすみなさい。
| 2003年03月27日(木) | ＢＳで映画みました『フィラデルフィア』 |
ＢＳで『フィラデルフィア』みました。良い映画でした。
トム・ハンクスがＡＩＤＳで死にゆくゲイの弁護士、アンディを演じています。相変わらずの完璧な役作り、ほんに「役者じゃのう〜」と思います。
『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督だったのですね。他にはどんな映画を作っているのかしら。レンタル屋さんの監督別コーナーではあまり見かけないです。
他の役者さんもとってもよかったです。
アンディに対し初めは正直に拒否反応を示し、彼の依頼を断る弁護士ミラーにデンゼル・ワシントン。
やがて彼はアンディの意思をがっし！と受けとめるや自身の偏見に真っ向から取り組み、正義がなされるべき法廷の欺瞞を豪快に叩き出します。そしてさらにＡＩＤＳへの怖れの後ろに隠れているもうひとつの敵、ゲイ社会への偏見を「子供にもわかる言葉で」暴いていきます。
アンディのパートナー、ミゲルにアントニオ・バンデラス。ここでの彼は男くさいセクシー・フェロモンなど微塵も出しません。科白もそう多くない脇役ですが、控えめで愛情深い献身ぶりでゲイのカップルに対する私の見方を変えてくれました。見方というか、全くわからなかったんですよね。いや、やおいがダメなわけじゃないんですが、私たちが読むマンガや小説と現実とは違うし、実際まわりにゲイのカップルっていないし。でも、ミゲルを見ていたら「ああ、好きだから一緒にいるのね」とストンと腑に落ちました。
後半、法廷シーンにちょろっと出るだけですが、アンディ＆ミラーと争う相手方の超・有能弁護士もまたよいのです。ポロリと洩らす「イヤな裁判」の一言に彼女の心情がにじんでいるのです。でも女優さんの名前忘れちゃった、誰だっけ（＾＾；）
この前終わったフジ系ドラマ『僕の生きる道』が感動的だったのは、草なぎ剛君演じる中村先生が最期まで教師として自分らしく生き、愛し、死んだからだと思います。
アンディもまた、最期まできちんと自分らしく生きていきます。ミゲルや家族や友人たちに支えられて。
彼の天職は弁護士です。法を愛し、仕事に情熱を注ぎ、最期までひとりの法律家であり続けます。彼は表向きの理由を「弁護士として無能・不適格」として、ＡＩＤＳである自分を解雇した法律事務所を訴えますが、それは恨みをはらすためではありません。不当な差別と偏見によって、法が破られたことを見過ごすわけにはいかなかったからです。
「それはいつも、しょっちゅうというわけではないけれど」と前置きをした上で、アンディは仕事への誇りをこんな言葉で語ります。
「正義が為されるとき、その一翼を担えるから」
この映画で印象に残った言葉をもうひとつ。
「ＡＩＤＳ患者は、その肉体の死を迎える前に社会的に抹殺される」
１７７６年７月４日に独立宣言が採択され、１７８７年合衆国憲法制定の舞台となったアメリカ誕生の地、フィラデルフィア。その意味は、ギリシア語で「兄弟愛」なのだそうです。深い。
| 2003年03月26日(水) | ＢＳで映画みました『ラスト・オブ・モヒカン』 |
家に帰ったらちょうど始まる５分前だったので、わーいラッキー♪と思って軽い気持ちで見ました。ラスト、しっかり泣きました。なんで涙が出るのか。それは心正しく勇気ある人々が滅びていく哀しみ、喪失感です。失われた誇り高き民族の血は、二度と取り戻すことはできません。
時代は１７５７年、新大陸。西欧列強の傲慢、帝国主義を振りかざした植民地支配。華やかなりし頃のベルサイユ、しかし海を越えた新大陸では、自然と調和して生きる人々の穏やかで豊かな暮らしが奪われていたのです。
いちベルファンとしては、頭をぽかっと殴られたよーな感じです…。あんなに素敵な１８世紀英仏の軍服もかつらもブーツも、新大陸では滑稽そのものに映ります。思いっきり場違いです。はよ帰れ。
カッコ良くて、切なくて、哀しい映画でした。興味を持たれた方は見てみてね、メル・ギブソンの『ブレイブハート』が好きな方はきっとこれも好きではないかと。
| 2003年03月20日(木) | 映画みました��『戦場のピアニスト』 |
『戦場のピアニスト』（原題：The Pianist）見ました。本当はだいぶ前に見たんですが、どうにも感想がまとまらなくて日記には書いていなかったんです。でも今日という日、やっぱりなにか書いておこうと思います。ネタバレあり。
ナチス・ドイツのワルシャワ侵攻、ユダヤ人の迫害。重たくて苦しい歴史が思っていたよりも淡々と描かれていました。善良なシュピルマン一家が徐々に追い込まれていく過程が悲しかった。小さなキャラメルをナイフで切って、家族で分けるシーンが印象的でした。６人の大人と１個のキャラメルの対比。あれが彼らの最後の食事だったのでしょうか。
残虐シーンの表現は、最近の戦争映画に比べれば一見地味。派手に泣き叫んだり、許しを乞うたり、ドバッと鮮血が噴き出したりはしない。でも、ただ無造作に殺される方がもっとむごい。そこには人間の尊厳が微塵もないから。ユダヤ人たちは、生に執着することも死と闘うことも許されず、モノのように殺されていきます。
一般教養の心理学の授業で習ったのですが、人間は唯一「降伏している同族を殺すことができる」動物なんだそうです。他の動物には相手が“降参”の姿勢をとったらそれ以上攻撃できなくなる、という同士討ちを防ぐブレーキがあるのに、人間にはないんですって。それは、種の保存の本能に重大な欠落があるということを意味します。だから人間は殺しあうことができるのです。私たちは何という歪んだ、恐ろしい生き物なのでしょうか。何度戦争をしても、学ぶことはできないのでしょうか。
でも、そんなどうしようもない生き物だからこそ、正しく生きようとする努力や意志が尊いのですよね。危険を冒してシュピルマンの逃亡を助けようとする人々の姿は、まだ人間にも希望はあるんじゃないか、捨てたもんじゃないぞ！と信じさせてくれます。そして、その象徴となるのが音楽です。シュピルマンの素晴らしい演奏が敵味方を超え、スクリーンを超えて心を揺さぶります。
ポーランド人であるロマン・ポランスキー監督は、両親を収容所に送られ、母親をそこで亡くし、自身もゲットーを体験しています。『シンドラーのリスト』の監督のオファーを断わったそうですが、その時はまだ心の準備が出来ていなかったのかもしれません。また戦争が始まってしまいました。監督の目には、この争いはどう映るのでしょうか。
最後にちょっといい話を。シュピルマン本人がインタビューで語ったところによると、彼を助けてくれたナチス・ドイツ将校は、ぼろぼろの身なりをした彼に最初から丁寧な言葉遣いで話し掛けてくれたのだそうです。字幕では字数の関係もあったのでしょうか、命令口調になっていたのが残念ですね。
| 2003年03月14日(金) | ビデオで映画みました『マレーナ』 |
『マレーナ』、やっと見ました。
『ニュー・シネマ・パラダイス』『海のピアニスト』のトルナトーレ監督です。見ているのが辛いシーンもありまして、どうやら人によって好き嫌いが分かれる映画らしいですが、私は好きです。始まりは軽く楽しく、でも見終わったときには心にずーんと何かが残る感じです。
第二次大戦下の南イタリアの小さな町。少年レナートが憬れる町一番の美女、マレーナ。夫は出征中。町の男は皆彼女と寝たがり、女は皆彼女をふしだらな女と蔑む。美しいって罪なのかしら？と思いました。男の欲情を煽り、女の嫉妬をかき立てて人々の平穏な心にさざなみを立てる、それだけで罪？人よりも恵まれて生まれた者は、人よりも努力をしなければその天賦の財産に押しつぶされてしまうのでしょうか。では彼女はどうすれば良かったのでしょうか。もっとダサくしていれば、あるいはもっと愛想よく振舞えば？彼女の夫さえ出征しなければ？マレーナに恋焦がれていたレナート少年だけが知っている、彼女の真実。観客は彼の目を通してそれを見るけれど、偏見に満ちた町の人々はそうではない。この映画でショッキングなのは戦争ではなくて、戦争があぶりだした人間の姿です。
モニカ・ベルッチはただキレイなだけじゃない、やっぱり女優さんだなあと思いました。自分に群がる男たち、くわえたタバコに次々と差し出されるライターの火、そのときの彼女の目！忘れられません。
それとレナート少年のお父さんがすっごくいいですよ〜。ガサツで短気で怒鳴ってばかり、ちょこちょこ出てきては笑わせてくれます。きっと若い頃は、それはもう素敵なやんちゃ坊主だったのでしょう。
| 2003年03月03日(月) | ひな祭り更新しました（サイド＆いただきもの） |
３月３日、ひな祭りの定期更新です〜。もー、ギリギリ（＾＾；）
�，舛腓海気泙砲い燭世い織泪瓮ぅ薀好函▲▲奪廚靴泙靴植�
『お年賀』イラストのオマケになっています。
だいぶ前にいただいた節分お絵描きなのですが、管理人がトロいためきっかり１ヶ月遅れです…m（_ _）m
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�△�茶当番・第１話『銀色の悪魔』の後編をアップしました。
やっとまとまりました〜。なんでこんなにダラダラ長くなるんでしょ？
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