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| 2003年02月27日(木) | 間違えて映画みました『ノスフェラトゥ』 |
借りるビデオを間違えました。別のもっとお耽美な吸血鬼映画を借りたつもりだったんですけど。
でもいいの、これも名作だから。
『ノスフェラトゥ(nosferatu THE VAMPYRE)』1979年制作。
クラウス・キンスキー（ナスターシャ・キンスキーのお父さん）主演、ヒロインはイザベル・アジャーニ（きれい〜）、その夫役にブルーノ・ガンツ、ヴェルナー・ヘルツォーク監督。ヒロインに心奪われた吸血鬼が街にやってきて、黒死病をもたらすお話です。
なんというか、ブコツで異様な雰囲気です。音楽がほとんどなくて、画面は古めかしくて、さほどの特撮もなくて、ただ愛と血に飢えた孤独なドラキュラ伯爵がそこにいる。それだけでひぃ〜と思うほどゾッとします。
『羊たちの沈黙』でのアンソニー・ホプキンスを彷彿とさせます（見る順序が逆だって）。クラリスがレクター博士を監獄に訪ねるシーン、レクターはただ檻を挟んで立っているだけ。ただそれだけでスゴかった。でもクラウス・キンスキーもすんごい怪優だったんですね！
見たかったお耽美映画はたぶんイタリアが舞台。昔ＴＶでやっていたのをキレギレに憶えているだけなのです。タイトルは『ノスフェラトゥ』だと思っていたけど違ったみたいだわ。ラストシーンは、吸血鬼が自分のために命を投げ出してくれた女の体を腕に抱いて、誰もいない白い霧の街をさまようのです。バスティーユのアランのように。私はこのポーズにひじょ〜に弱いのです。うーん、何て映画だったのかなあ。
| 2003年02月25日(火) | 映画みました��『ボーン・アイデンティティー』＆『ロング・キス・グッドナイト』 |
ちょっと前になるんですが、『ボーン・アイデンティティー』を見ました。
ん〜、物足りない。マット・デイモンは好きな俳優さんですが、あんまり彼の魅力が生かされていなかった気がいたします。『グッド・ウィル・ハンティング』では泣けたし、『プライベート・ライアン』でタイトルロールを演じた彼は命がけで救出されるに価する好青年に見えたんですけど。
かっこいいアクションもいいんですが、それはもとスパイだというアイデンティティを証明する単なる小道具にすぎないはず。政治や組織の非情、逃げるために巻き込んでしまった女性との愛、過去の自分を知ってしまった葛藤。そういうものをイメージショットで誤魔化さず、もっと積極的に描いて欲しかったです。主人公に感情移入・ナットクできない映画は、どんなにお金をかけていてもつまらないです。
見終わって、なんか不満だな〜、確か似たようなのでもっと面白いのあったよな、とそこで思い出したのが『ロング・キス・グッドナイト』。偶然ＴＶでやってたので、ビデオに撮って（『GOOD LUCK!!』の裏だったから）見ました。記憶をなくした工作員がもとの組織から消されかけて立ち上がる、という設定は全く一緒ですが、やっぱりこっちの方がはるかに多くのエッセンスを詰め込んでいて面白かった。
こっちは女性です。記憶をなくして、夫と娘に囲まれて幸せな主婦をしていたところに突然スパイの過去が襲いかかる。展開が速いです。『ボーン…』みたいに「僕はだれだ？」なんて悩んでるヒマはありません。愛する者を守るためには、とにかく闘うしかないのです。
主演のジーナ・デイビスったらめちゃくちゃかっこいいです（はぁと）セリフもいちいちクールなの。余計なことは申しません。強い美人がだーい好きな、全国１２．２５万人のオスカルファンの皆さまに心からオススメです。ぽんっ♪（←肉球太鼓判）
| 2003年02月22日(土) | 展覧会行きました『ヴェルサイユ展』 |
にゃーにゃーにゃーのにゃんこの日、行ってきました『ヴェルサイユ展』。
大人気です。特番だの日経だので宣伝し過ぎです〜。入り口で１０分待ち、中は大混雑。まあ何とか見れないこともなかったですが、できれば平日推奨。割と年配の男性の方も多かったですね。
きれーな絵がいっぱいありましたが、画家は知らない名前ばっかり。この時代の宮廷には「肖像画家」「模写画家」がいっぱいいたのだそうです。肖像画は写真と一緒、焼き増しよ焼き増し。ひとりの画家が自己の芸術を世に問うために精力振り絞って１枚ずつ描く！みたいなんじゃなく、「この絵気に入ったから模写１０枚作って。家族親戚一同に送るから」みたいなカンジで工房に注文が入っていたのでしょうね。
お気に入り� 悒ぅ螢垢肇皀襯侫ДΕ后戰Ε▲慌�
グラン・トリアノンのルイ１４世の寝室用に描かれた大きな絵。眠りの神モルフェウスのもとにユノー（女神ヘラ）の使者イリスが訪れるシーンを描いています。目覚めるモルフェウス（♂）の艶っぽい表情と、サワヤカに眠りの雲をはらうイリス（♀）。ふたりの会話が聞こえるようです。「うーん、なんだよイリス〜」「ユノーさまのお仕事よ、あなたの出番よ、モルフェ♪」なんて。人物の白い肌と金髪、ブルーグレイの布と雲と翼が舞う色彩にうっとり。
お気に入り�◆慇陲鬚發張侫薀鵐慌�女アデライド』ナティエ画
見たかったんです〜。本物は写真で見るよりも淡いグレイの色調で、ずうっと綺麗でした。華美ではないけれど、この上もなく贅沢な手の込んだレースの衣装に身を包んだ若さあふれるアデライドさま。末娘の彼女は父王ルイ１５世陛下に大変可愛がられていたとか。ちょっとお顔も似ているような。この絵の隣りには彼女の母、王妃マリー・レクジンスカの大きな肖像が展示されています。プライド高そうないかにも女王さまって感じ、正直ちょっとコワイ。
お気に入り��『フランス王妃マリー・アントワネット』ルブランほか画
これももちろん見たかった！お目にかかれて光栄でございます、等身大王妃さま〜♪写真よりも柔らかい印象でした。模写制作されたものなので、ルブランさん自身が全部描いたわけではなさそうです。でもそんなこと全然気になりません。透き通るような白い肌、軽く一輪の花を持ったその手の表情豊かなこと。優しい微笑みを浮かべ、母性を示しつつもやっぱりそのへんの貴婦人とは違う気品を放っています。
お気に入り�ぁ悒櫂鵐僖疋ァ璽詆弯諭戰淵謄�エの原画に基づく
東京展追加出品された絵。何とも言えず魅力的な女性の顔が、真正面から顔アップで描かれています。気取りのない表情と衣装。黒目がちの大きな瞳に引き込まれます。うーん、王の寵愛を受けるのがわかるような気が。別に弱々しくはないんだけど、男だったらこういう女性を側に置いて可愛がりたくなるのかも。
その他。
ものすごい凝った大きなレース編みがありました。国王の掛け布団のカバー用だそうです。いったいどのくらいかかって編んだのだ。それから感動したのは１９１９年にベルサイユ講和条約の調印のさいに使われたというテーブル。おおお、歴史が目の前に！アントワネットの蒔絵の小箱コレクションも渋＆キュートでよかったです。でもモノが小さいだけにこのコーナーはものすごい人だかりで、見るのに苦労しました〜。
上野の東京都美術館にて、３月３０日（日）まで開催中です。図録２０００円。チケット（１３００円）はコンビニでも買えますが、アントワネットの絵がついてないのでちょっとつまんないですよ。
| 2003年02月16日(日) | 映画みました��『トランスポーター』 |
『トランスポーター』みました。監督はルイ・レテリエ（知らない）、製作と脚本リュック・ベッソン（さすがに知ってる）、主演はマーシャル・アーツの達人ジェイスン・ステイサム（知らない）、ヒロインはスー・チー（かわいいけど知らない）。
予告編やＣＭでガンガン流れていたとおり、�〃戚鷂啓薛¬樵阿亙垢�ない�０様衂覆漏�けない、というルールに厳格に従って運び屋をしていた男が、ついつい依頼品を開けちゃって騒動に巻き込まれるというお話、なんですが。最初は確かにそうなんですが。後半はアクション映画になっちゃいました。ドラゴンボールの天下一武闘会かと思いました。「運び屋」という設定はどっかいっちゃいました〜。素晴らしいマーシャル・アーツを見せていただきましたが、別にそれが見たかったわけでは（＾＾；）そしてお決まりのように芽生える愛と“意外な”裏切り、とってつけたような親子愛、ベテラン警部との（いまいちな）友情。
『Taxi』『Taxi2』はめっちゃ面白かったのにねえ。やっぱりベッソン自身がメガホンを取らないと、ってことなんでしょうか。『Taxi3』、期待しております。
蛇足。この映画の冒頭で走りまくっているのはBMW735なのですが、見終わった後旦那（運転好き、クルマの買い替えを控えている）にBMW欲しくなった〜？と聞いてみたところ、「いやー、ヨーロッパじゃ735みたいな最高級車でもマニュアル車があるんだな〜」とヘンな感心のしかたをしていました。オートマ天国日本では、BMWといえどマニュアル車はたった２車種しかないのだそうです。ふ〜ん。（←ペーパードライバー）
| 2003年02月08日(土) | 更新しました（トップページ） |
トップページを更新しました。
年末年始休みに描いたのを引っぱりだしてきて加工しました。恩田陸さんの『不安な童話』読んだときに浮かんだイメージなのでございます。
ある女の人が、遠い昔に殺されてしまった毒のある花のように美しい女友達を回想するシーンの科白。
あんたはいっつも、月の裏側に行ってるみたいにたそがれてるわ。
なあに、お月さま？ あたしのお月さま。
よく、あのきれいな皮肉っぽい目でそうあたしを呼んでたの。
ああ、懐かしいわねえ、いったい何年前の話かしら。
ここを読んで、どんなカンジで「あたしのお月さま」って呼んだのかなあ？と思って描きました〜
オスカルさまじゃありません。オスカルさまはこんなにいぢわるそうじゃないわっっ
だったらベルサイトにアップするな？
すいませんネタがなかったの〜 く（＾＾；）ぽりぽり。
| 2003年02月02日(日) | 定期更新しました（サイド＆トップページ） |
あっという間に２月〜。
１月はあんまり日記も書きませんでしたねえ。いろいろネタはあったのに。もったいないからそのうち後追いで書こうっと（←それは日記というのか）
定期更新いたしました。
�，舛咤錬礎司圈慳欧譴訖后戞、� 近道は こちら
�△�茶当番・第一話『銀色の悪魔』前編 → 近道は こちら
��トップページを中国正月ふうにしてみました。
でもカウンターはバレンタイン仕様です。
