言葉



想いと
言葉と


言いたいことはたくさんあるのに


言葉にしてしまうとなんだか安っぽくて
薄っぺらな同情になってきまう気がして


そして
結局何も言えなくなって
いつも遠くから見ていて


伝えたいのに
本当は伝えたいのに




閉じこめてきた想い
言葉にできない想い




出口はどこにあるの?









やさしいこころ



いたい

いたいほどにやさしいこころ
切ないほど伝わってくる想い

いたみを知るこころ
それは優しいこころ

やさしいこころ
それは
これほどに切ない

やさしすぎて
そしていたい


そんなに
そんなに
頑張らなくてもいいんだよ


そのやさしいこころを知っているから


あなたは
あなたらしく









つながり



携帯電話や
インターネット


出会うはずのない人との出会い
会えない人とのコミュニケーション


人とつながる手段が増えていくごとに


孤独から解放されていくようで
孤独に突き落とされるのが怖くなっていく


簡単に手軽に連絡が取れるからこそ
連絡が途絶えたときの衝撃は大きく


知らない女の人のアナウンスが
耳の奥に響く


たった1日電波が届かないだけで
どうしようもなく不安になる


同時に
行方不明になるのって簡単だと気付く


片手の手のひらに納まってしまうほどの小さな機械に
思ってるよりもずっと 振り回されてることに気付く


つながるのも簡単
それは
切れるのも簡単ということ




簡単
手軽




それに慣れてしまうことが
一番こわいことなのかもしれない









オリオン



ベランダへ出てみる


頬をさすような寒さと
しん とした夜空の下


気持ちが引き締まる感じを覚えながら
神経が研ぎ澄まされるような気がして


上を見上げると
澄んだ空気の先に見えるのは


オリオン


今年も冬が来た


いくつもの冬
たくさんの想い


見上げるとそこには
いつも


オリオンがいた


.    ・


 ・ ・ ・



.    ・










2人のカタチ



少し
考えてみた


彼と私


育った環境も
性格も
好みも


一体何が合うんだろう
っていうくらい 全然違う


そんな2人が
どうして一緒に歩いてるのか不思議になる
もう それを不思議とも思わなくなってる


お互いに
マイペース


これからも私は 自分の思うままに行こうと思うし
これからも彼は 自分のペースを崩さずに行くだろう

重なることのない2人


近寄りすぎず
でも一番近くにいて
離れすぎず


ぶつかることのないその線は
きっといつまでも平行のまま


でも


自分にはないものがそこにはあって
補い合うように寄り添って


並んで
手をつないで


時々車をよけるために
繋いだ手を後ろに回し


1本の道の上を歩いて


またいつのまにか隣に戻って


そんな風に2人は歩いていく
そんな風に守られながら進む


それが
2人のカタチ


私達のカタチ


←↑↓→









足りない



足りない
足りない


全然足りない









想い



幸せは
幸せなだけじゃいられなくって


痛かったり
切なかったり


色んな想いがあって
その上に幸せは成り立ってる


人に痛い想いをさせたぶん
そのぶん もっと幸せにしていなくちゃ


申し訳ない気持ちと
消すことのできない時間


ほっとした気持ちと
少し後悔の気持ちと




今まで言えなくてごめんね


気付いていたぶん
きっと淋しい思いをさせてたね


今までごめんね


これからもきっと幸せに歩いていくから
これからも見守っていてね









解放



封じ込めてきた たくさんの言葉達
解き放ちたい 衝動


たくさんの言葉と
たくさんの想いと


それでもきっと平行線
それでも‥


全てをぶつけてしまいたい


きれいごとを並べ立てるつもりはない
でも‥




私にも言っておきたい想いがある
我慢の限界を超えることもある


争いは嫌い
すごく苦手


後まで続くかもしれないわだかまり
人との間にわだかまりを残すなら
自分の中で消化してしまいたい


望んでもいない争いはしたくない


結局何も言えなくなる 情けない自分


勇気と
自信と
度胸と


言葉の解放









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