お給料が入ったお陰で、ようやく病院に行く事が出来た。

右肩と左脚付根のレントゲンを撮った後、診察。
院長先生曰く、
「どちらも骨に異状は無いね。
左脚の方は筋肉が腫れてるだけだけど、右肩は『四十・・・いや五十肩』かな？」

先生！願わくば『四十肩』と言って下さ〜い！！
・・・と、反論はしなかったが、
『四十・・・五十肩』と云うイタイ単語に、がっくり肩を落とすワタクシに更なるイタ〜イ追い討ち。

「では電気を掛ける前に『注射』をしますから右肩を出して下さい」

そして更に・・・

「左脚の方は薬局から『坐薬』を出しますから、毎晩、就寝前にお尻に入れて下さいね」

『痛みが無くては、何も得られない』とはイギリスの格言だが、
それにしてもまさか『坐薬』まで入れる羽目になるなんて・・・

「あ『坐薬』は冷蔵庫で保管して下さいね」

あの！ギッシリ詰込まれた我家の冷蔵庫の一体何処に『坐薬』をしまえば良いのだ！

そう考えるだけで、かなり頭が痛い。

自分は大きな怪我や身体の故障には縁の無い人間だと想い込んでいた。

だが数日前、ストレッチ中に傷めてしまった左脚の付根の腫れが全く引かず、
しかも痛みも段々酷くなっていると云う現実に直面し、かなり焦っている。

この手の怪我は別に病院に行かなくても、しばらく放置しておけば治る筈・・・
少なくともかつてはそうだった。
だが、それは単にかつての自分が若かったからで、今の自分はもう若くない。

つまり、
「これはもう放っておいても治らない」と云う結論に、ようやく達したのであった。

だが早く病院に行かねば！と想っても、給料日前なので、手元に現金が無い。
残念ながら、まだまだクレジットカードが使える病院は少ない。
数ヶ月前、左瞳に雑菌が入って化膿してしまった時、
5件程『眼科』をぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる・・・（以下略）廻ったが、
「ウチは現金のみでの支払いとなっております」と断られてしまった。

コンビニエンス・ストアでの買物や定期代わりに使える等のサービスを充実させるよりも、
いざと云う時の為に病院でもクレジット･カードが使える処が増えて欲しいと、
文字通り『痛感』・・・痛く感じている。

ちなみに左脚だけで無く、右肩も痛くて上がり難くなっている。
どうやらこれは『四十肩』らしい（涙）

ここ近年、4月はかなり寒いと想う。

『暖冬』に続いて『寒春』とでも呼称すべきだろうか？
字面は綺麗だが、要するに温暖化の影響に依る『異常気象』だ。

早く暖かくなってくれないだろうか？

人間は冬用のコートに包まっていれば耐えられるが、
先日まで可愛らしいピンクの花を付けていた道端の野草が、
茶色にしおれてぐったりと倒れている姿を見ると切実に想う。


『犠牲者』イコール『その問題の原因を作り出した者』では無く、
『無関係で力弱いモノ達』ばかりなのは何故なのだろう？

夕食を食べながら母と一緒にＴＶを観る。

ウチの母は韓流ドラマが大好きでしょっちゅう観ているので、
韓国の俳優さんがＣＭに登場する度に
「あらチェ・ジュウだわ」「あ、○○・○○○だわ」等と、
すかさず名前を挙げてみせるのだが、
私は韓流ドラマを一切観ていないので、誰が誰やら良く判らない。

その代わり、
「あ、古田新太さんと阿部サダヲさんだ」とか「お！池田成志さんだ」等、
舞台で活躍なさっている俳優さんの顔は割とすぐ判る。

だが、母曰く、
「お前が好きな俳優さんの顔は誰が誰やら良く判らない」

普段は、
同じ屋根の下、同時刻に、
別々の部屋で母は『華麗なる一族』で、私は『仮面ライダー電王』のビデオと云う具合に
全く違う系統の番組を観ている母と娘。

だが、
「最近の日本の若いタレントさんは皆同じ様な顔だから、誰が誰だか良く判らないよね」と云う点でだけは、
珍しく意見が一致した。

今日は朝からてんやわんや！！！
（↑って今でも言うの？）

営業用の宣材写真を撮影するのだが、
その際に着用するピンクのフォーマルスーツのスカート丈がちょっと長いので裾を上げたのだが、
何だかどうもよれよれっとなってしまい上手く仕上がらない。

『文化服装学院』出身であるウチの母に尋ねたら、
「裏地と表地を一緒に縫ったでしょ！これは別々に上げないとダメなの！」と叱られてしまう。

そんな訳で、
母に裾上げして貰ってる間に、茶色に染めていた髪を黒に染め戻したり、
もう一着カジュアルな衣装を用意したりしてる内に電車に乗り遅れてしまい、
ダンスの稽古にまたまたまたまた・・・（以下略）遅刻してしまった。

ダンススタジオへはバスで行くのだが、てっきり『Suica』 が使えると想いきや、
川口市ではまだ導入されていなかった。
「わ〜ん（涙）どうしよう〜！お金が足りませ〜ん（涙）」と大声で泣き喚いていたら、
「結構導入されてると想ってらっしゃるお客様は多いですから、次の時に払って下されば良いですよ」と
おっしゃって下さった。

想わぬ人の親切に触れて、今度は嬉し泣きに咽びながら稽古場へ行く。

ダンスの稽古場でしごかれた後、相変わらず自分の身体能力の低さに落胆しつつ、宣材を撮る為に池袋のスタジオへ行く。

たまたま友人とメールのやりとりをしていたら、
その文面に、
“ななかさん（仮名）同じスタジオの銀座店で、オレもこれから5分後に宣材を撮る”と書かれていたのでビックリ！

そもそも最初は銀座店で撮ろうと想っていたのだが、
予約がいっぱいで仕方無く池袋店で撮る事になったのだ。

銀座店で撮影出来ていたら久し振りに友人に会えたのに・・・残念。

だが、池袋店で撮影前にメークして下さったのが、
何と幼稚園の先生をしながらメークの学校に通って資格を取り、
現在では平日は幼稚園の先生をしつつ、土日はこのスタジオでメイクの仕事をなさっていると云う物凄い頑張り屋な女性で、
『好きな事を仕事にする』為の貴重な話を沢山聴けて嬉しかった。

先週のパン作りの講師の方に続いて、
どうも最近『好きな事を仕事にする』為に頑張っている人達に縁が有る様だ。

私も頑張らなければ！と改めて心に『渇』を入れた。