Monologue

2007年03月28日(水) Gift





おなじみ『ボマーな貴婦人Hさん』と二人で『もの造り体験』に行く。

今回は春らしく『ストロベリー・チーズケーキ』造りを某料理教室にて体験。

「びっくりする位に簡単で、すぐ出来ちゃいますヨ♪」と云う講師の方の言葉通り、
アッ!と云う間に簡単に出来てしまったので、
オーブンに入れたケーキが焼ける迄の待ち時間は、講師の方を交えて三人でペラペラお喋りしていた。

今回お世話になった講師の方は、私よりずっとずぅ〜っと(以下略)年下の可愛らしい女性だったのだが、

「私、以前はOLやってたんですがこの教室でパン造りにハマッて先生の資格取っちゃったんですよ!」と明るく語る彼女との話は、とても楽しく、
これから技術を磨いて『自分を生かせる仕事』をしたいと切望している私に沢山の元気と勇気を与えてくれた。

焼き上がった『ストロベリーチーズケーキ』もめちゃくちゃ美味しく、
今回も有意義な『もの造り』体験だった。



2007年03月24日(土) 幸せな右手の話

さて今日は、
まず14時に新宿で以前共演したS嬢が出演している舞台『月葬』(『ダムダム弾団』)を観覧。

彼女は今年の『ミス・ユニバース』日本代表候補のベスト5に選ばれた、正に才色兼備な女優さんである。

透き通る様な美貌もさる事ながら、与えられた役に文字通り『のめり込んでしまう』彼女の集中力には、いつも感嘆させられていた。

今回の少し影を纏ったサーカスのトップダンサー役は、彼女の雰囲気に合っていたし、
また、さりげなく身に着けたアクセサリーや衣装にも彼女らしい役作りの片鱗が窺えた。

他の俳優さんも上手な方が多かった。
だが物語は、張られた『伏線』のそれぞれは面白そうな要素を含んでいるのに、上手く纏まらず分散している様な印象だった。

物語全体を貫く大きな『主題』が一本有れば、もっと面白くなったのでは無いか?と想う。

終演後、
『紀伊国屋書店』の4Fで四谷シモンさんの人形学校展を観て、
親愛なる友人のあきちゃんと合流して『胡蝶ノ夢』のライブを観に行く。

『胡蝶ノ夢』は以前私が大変お世話になった大先輩の女優あべゆきこさん(・・・と云っても私よりずっと年下です)が、ボーカルをなさっているバンド。

このバンドはボーカルが舞台女優さんだと云う事も有り、
歌と演劇を融合させた『劇楽』仕立てのステージを毎回毎回毎回毎回毎回毎回・・・(以下略)
全く新しい趣向で演出して魅せてくれる。

ある時はアングラっぽかったり、またロミオとジュリエット風だったり、
またある時はロールプレイングゲームを題材に明るくコミカルに・・・等。

これらのライブの脚本・演出を全て手掛けてらっしゃるのは、ボーカルのあべゆきこさんなのだが、彼女はただ歌ってるだけでも充分格好良く美しく可愛らしいのに、それだけに留どまらない発想力、ステージの構成力は本当に凄いと想う。

今回は『胡蝶ノ夢』初の二時間ワンマンライブだったのだが、
前夜にピアノ担当のメンバーが殺されてしまったと云う設定で幕を開ける。
殺された(と云う事になっている)メンバーのゆかりさんは冒頭から語り手として登場、

「メンバーの内の一人が犯人です!
皆さん!犯人を見付けて私を成仏させて下さい!」

涙ながらに訴えるゆかりさんの葬式帰り(と云う設定らしい?)
喪服姿の他メンバー達が、
「ねぇ・・・今、ゆかりんのピアノの音が聴こえなかった?」

「え?・・・聴こえないぜ」

「空耳じゃねェの?」

・・・と云った寸劇を混じえつつ、
途中普通ぽい演奏もしつつ、
ライブ後半では、あべゆきこさんも突然殺されてしまったり・・・と、オモシロカッコ良くライブは進行して二時間がアッ!と云う間に過ぎ去り、真犯人も捕まってライブは終了。

ライブ終了後、
ミーハーな私は
ボーカルのあべゆきこさんに握手して頂いてしまった。

そう云えば昼間は白井嬢とも握手したし、
明日は私が大好きなイケメン男優さんの『握手会』が有るのだ。

(そう!あの方です♪)



二日続けて、
とびきりの別嬪さん達に握手して貰えるなんて、
何て私の右手は幸せ者なのだろうか?


昨日『ネイルサロン』に行っておいて良かった(*^^*)




2007年03月21日(水) 夢壊屋

待ちに待ってようやく借りられた『ドリーム・バスター』(宮部みゆき著)の3巻を読んでいるのだが、
1・2巻の内容をキレイサッパリ忘れている事に愕然とする。

大まかな設定は覚えているが、細かい事は全て忘却してしまっている。

書店でパラパラと1・2巻を捲って読んでみたのだが、
「アタシこの本、読んだ事有るのかなぁ?」と首を傾げてしまう位に覚えていない。

ただでさえおバカさんなのに、
一度読んだ本の内容も、きちんと記憶出来ないなんて情けないにも程が有る。
(あ、おバカさんだから記憶出来ないのか(涙))

とりあえず3巻を読み終えたら、1・2巻を借りて読み直してみよう。

こんな時、やっぱり図書館は便利だなぁ・・・



2007年03月18日(日) 屍献屍体

『容疑者Xの献身』(東山圭吾著)を読了。

図書館で半年以上待たされただけの事は有って、かなりの傑作では有ると想う・・・のだが、
どうも、この手の推理小説を「面白かった」と云う事に抵抗がある。

幾らフィクションとは云え「ヒトゴロシ」を題材に描かれた話だし、
たとえ犯人が捕まっても、喪われた生命は帰って来ないのだと云う後味の悪さが拭えないからだ。
・・・などと言いつつ、最近読んだ本の中では、かなり「面白かった」。
トリックも残酷な程に秀逸だし、
登場人物達の心情にも、すんなり感情移入させられた。

特に不器用な愛し方しか出来ない数学教師石神に共感を覚えた。
(もちろん私は彼の様に優秀な頭脳は持ち合わせていないが・・・)

彼の行動に賛同は出来ないが、
「自分の愛する者以外はどうでもイイ」と云う石黒の『エゴ』の変形である『愛』の形には鳥肌を立てながらも納得させられてしまった。


この世界中の全ての人間達から慈しまれ、深く愛されたとしても

この世界中で、
たった一人の愛を得られない私は

この世界中で一番孤独だ



2007年03月12日(月) 青薔薇の憂鬱



大風邪でダウン中(涙)


土曜日の夕方頃から突然猛烈な勢いで咳が出始めて止まらなくなり、
その後発した高熱の所為で全身の関節が痛んで
布団の中から動けなくなってしまった。


「もう二度と休むまい!」と、
あれ程硬く決意した日曜日のダンスの練習も休んで終日ダウン。

電気アンカごときでは、ちぃとも治まらぬ寒気に全身を震わせながら、丸一日寝込んでいたにも関わらず結局熱は下がらづ、
明けて月曜日、
つまり本日は会社もお休みさせて頂く事にした。

嗚呼!だが今日は夜9時から歌の練習が有るのだ。
こんなボロボロの体調で行っても却って先生にご迷惑をお掛けするだけだとは想うのだが、
当日キャンセル不可なのでレッスン料が勿体無い。

9時までに少しは体調が回復してくれる事を祈るのみ・・・
だが先生に、この猛烈なウィルスを移してしまう危険性を考慮するならば、やっぱり休んだ方が良いのやも?

それにしても、こんな哀しい事が続くと、
自分はそんなに悪い心掛けで生きているのだろうか?と想ってしまう。

『人に優しく』とか『いつも笑顔で』と頑張ってるつもりなのだが、
所詮これは自己満足に過ぎないのだろう。



2007年03月08日(木) ハカナミ

首筋に吹出物(良く言えば『大人ニキビ』)が出来たので薬を塗って絆創膏をぺたりと貼っておく。

ついつい気になって指先で吹出物を触ってしまい、余計に悪化させてしまうのを防ぐ為なのだが、
この絆創膏を見た数人の知人から、
「ななかさん(仮名)まさかソレ・・・『揶揄(ためらい)傷』?」と尋かれてしまって、ちょっとビックリ!

確かに最近『鬱』気味で落ち込んではいたが、
手首ならば、ともかく、いきなり頸動脈をバッサリ切断すると云うのは、幾ら何でも世をはかなみ過ぎだ。

この『日記』に色々書いたり、身近な人達に愚痴を聴いて貰ったりしたお陰で大分元気になって来たので、皆様ご心配なさらづ(^^ゞ

それにしても首筋の絆創膏を見て、
『キスマーク』を隠してるんだと想ってくれた人は誰もいなかった。


これは、ちょっとはかなむべき事かも・・・



2007年03月02日(金) 吼えろ!

某エステの無料体験券を頂いたので、退社後マッサージをして貰いに行く。

その店は名前を言えば、知らない人はいない程の超有名店だけあって、
カウンセリングや接客態度も丁寧で行き届いていてかなり好感が持てた。

(同じ位に有名でも、やたら勧誘ばかりして来たり、
「どうせ『無料体験』しか受けられないんでしょ?」と言わんばかりに馬鹿にした様な態度をしたり、
サンプルの使用法を尋いただけなのに
「先刻、私がやったのを見てなかったんですか?」と頭ごなしに怒鳴りつけたりした某店とは天地の差である)

マッサージは本当に本当に本当に気持ちが良かった。

あまりの気持ち良さに、つい眠ってしまう・・・と云うのは他の店でも有る事だが、今回は眠ってしまった後、
妙に身体が熱くて堪らず何故か途中で瞳を覚ましてしまった。

寝苦しそうに飛び起きた私に向かって、
「びび様(仮名)
物凄く沢山の汗を掻いてらっしゃいますね」

エステティシャンの方曰く、私は、
「悪いモノを身体の中に溜め込んでしまいがち、しかも、それを排出するのが不得手な体質」なのだそうだ。

確かに、その通りだ。

それは極度の冷え性だとか、普段あまり汗を掻かない等、身体面に現れる症状だけでは無い。

他人に嫌われたり捨てられたりするのが物凄く怖いし、辛い事が有っても弱音を吐けず、つい笑顔で頑張ってしまう。

「なんであたしばっかりえがおであいさつしなくちゃならないの?なんであたしばっかりあやまらなくちゃならないの?なんであたしにばっかりそんなひどいいいかたするの?なんでちゃんとおしえてくれないのにおぼえてないとかせめるの?なんであたしばっかりそんしなくちゃならないの?なんであたしばっかり?なんであたしばっかり?なんであたしばっか・・・」

・・・と云う負の感情を要領良く排出出来ずに溜め込んでしまい、
やがてそれは『ストレス』と云う膿に変化して心だけで無く身体も蝕んで行く。


エステティシャンの方の優しい手で撫でられた事に誘引された所為で
ドッ!と大量に吹き出た汗は、
まるで素直になれない私の心に代って、身体が涙を流してくれたかの様だった。


(でも、そんなに良いマッサージをして頂いたた癖に結局お金が足りなくて入会を諦めざるを得なかった・・・残念)


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