Monologue

2003年12月24日(水) 貴婦人の財布

『ボマーな貴婦人』ことHさんと一緒に観に行く舞台のチケットを手配する。

立て替えて私が払ったチケット代を貰う為にHさんの席に行くと、

「ごめんね、昼休みに銀行行ったら長蛇の列でさ……
 並ぶの嫌だったんで帰って来ちゃったんだ、ゴメンね」

すまなそうに頭を下げるHさんに、
「別に明日でも構わないよ」と私は答えたのだが、

「でも、それじゃななかさん(仮名)困っちゃうでしょ?あ、そうだ……」

Hさんはおもむろに鞄からゴソゴソと財布を取り出すと、

「ななかさん(仮名)『図書カード』じゃダメかなぁ?」

しばし悩むワタクシ……

自分は読むスピードが遅い癖に本を見るとつい沢山買ってしまうのだ。

実際昨日もふらり…と立ち寄った書店で5000円近くも衝動買いしてしまった(涙)

(昨日『書店』に行く前だったら『図書カード』でも良かったのに……)


「『現金』が良いな」

ある意味惜しいと思いつつ、そう答えると、

「そうか、それじゃ……」とHさんは財布の中をゴソゴソ探って、

「『J○B』の商品券なら有るんだけど、これじゃダメ?」

しばし悩むワタクシ……(PART2)

『JC○』の商品券ならば、ほとんどのお店で使用出来るから、現金と変わらないかも?

だが、今は『忘年会』シーズンである。

今週末には2回も飲み会が控えているのだ。

『○民』『白木○』などのメジャーな『居酒屋』はともかく、
それ以外の店舗で『JCB』の商品券が使用出来るとは限らない。

(『忘年会』シーズンで無かったら『J○B』の商品券でも良かったのに……)


ある意味惜しいと思いつつ、


「『現金』が良いな」

「そうか……それじゃ『バスカード』5000円分でどう?」


しばし悩むワタクシ……(PART3)

私が立て替えたチケット代は4500円なので500円も割増になっているので良いかも?

だが、あいにく自分はバスには乗らないので『バスカード』は使用しないのだ。

(『パスネット』ならイヤと云う程、使うんだけどな……)


「『現金』が良いな」

「そうか……」

Hさんはハァと溜息を吐きながら呟いた。

「『現金』以外の金目の物ならたくさん入ってるんだけどな、この財布、
 例えば、こないだの『当り馬券』とかさ……」

「え?当ってるの?」と私が尋き返すと、

「うん、2万円」

「その『馬券』だったら良いよ♪」と言ってみたが、

「ダメに決まってんじゃん!」と、即、断られてしまった(当たり前)


Hさんは再び財布の中をゴソゴソ探り始める……

「ななかさん(仮名)
 来週当るかもしれない『LOTO6』じゃダメ?」

しばし悩むワタクシ……(PART4)

もしこの『LOTO6』で3億円当たれば、この会社を辞められるし、
老後もウハウハで暮らせるかも……と、
しばし甘美な夢を見てしまったが、当っていなかったら元も子も無い。


「せめて…当ってるのが良いな」

「あ、これはどう?当ってるよ『スクラッチ』……300円だけど、これじゃダメ?」

ダメに決まってるだろうが…っ!!


「『現金』が良いな」

「え〜と……
 あとは『ド○ール』の『コーヒー券』なんてどう?ななかさん(仮名)コーヒー好きでしょ?」

しばし悩むワタクシ……(PART4)

確かにコーヒーは大好きだ、だが……(以下略)


「現金が良いな」

「あと『スター○ックス』の『無料券』も有るよ♪……これじゃダメかな?」

上目使いに私をチロリと見上げるHさんに向かって、
一音一音ハッキリ区切りながら、キッパリと言い放つ。

「『現・金』・が!い・い・な!!」


結局、チケット代は『現金』で翌日貰う事になった。


それにしても……

『現金』は2000円位しか入っていないのに、
それ以外の『金目』の物がタップリ入っているHさんの財布は何だかスゴイ!!


さすが『貴婦人』?(^^;)



2003年12月23日(火) いぶいぶ日記

今日は『クリスマス・イブイブ』vv

……と云っても、今年は11月頃から街がクリスマス仕様になっていたので、
例年にも増してあまりピン!と来ない。

実は今夏に参加させて頂いた『サンバ・カーニバル』のチームの方から
『クリスマス・パーティ』のお誘いが有ったので、是非行きたい♪と思っていたのだが、
今の自分は身も心も『ぼろぼろなだてふ』なので、残念ながらお断りした。

後で知人のA野さんが、
“イベント盛り沢山でメチャメチャ楽しかった♪”と、
『クリスマス・パーティ』の様子を『写メール』で送付してくれた。


………私も早く元気になりたいです(涙)


  
                   
                   ちょっと前の写真
             『会社の引越前で不安そうなあひる氏』
            (彼の予想通り、新オフィスでは哀しい事ばかり(;;))



2003年12月22日(月) ぼろぼろ日記

身も心も『ぼろぼろなだてふ』な最近のワタクシ(−−)


ななかよ もう辞せ こんな会社は……



(明日が『祝日』で本当に良かった、神様ありがとう(;;))



2003年12月21日(日) 動く影絵のファンタジー

藤城清治さんの『動く影絵のファンタジー』(於『東京芸術劇場・中ホール』)を観た。

藤城清治さん……と云う名前だけではピン!と来ない方も、
藤城さんが描かれた『影絵』に見覚えの有る方は多い筈だと思う。
(「子供の頃、天気予報で観た」とか「地下鉄に良くポスターが貼ってある」とか。
 実は私もお名前を知ったのは、つい最近なのです(^^;))

劇場の近くの『サンシャインシティ』で静止画展(『光と影の世界展』)もやっているのだが、
こちらは後日行く事にして、
先に『動く影絵』……『影絵とお話』を観てみる事にした。

演目は 『ブレーメンの音楽隊』 『泣いた赤鬼』 『銀河鉄道の夜』 『つるの恩返し』他。

実は正直な処、
あまり期待はしていなかったのだ(スミマセン(涙))が、
本当に、本当に、とっても、とっても綺麗だったのだ。

『影絵』と云っても『黒』一色では無く、
赤・青・黄・緑……
さまざまな色の『影』と『光』がキラキラと交錯して、
まさしく起きたまま夢を観ているかの様な美しい世界が展開されて行く。

『影』だけでは無く『光』にも、
いろいろな光源が使用されていて、
七色に輝いたり、くるくる回転したり、雪の様に降り注いだり……

投影されている影絵も人形や動物だけでは無く、
ピアノや銀河鉄道、鶴などが空中をふわりふわりと旋回している。

(一体、これは裏でどうやって映しているのだろう?)と首を捻ってみたが、
到底判る筈も無いし、屁理屈を捏ねながら観るなんて勿体無い程に美しかったので、
時間を忘れて見入ってしまった。

『影絵』は美しいし、
お話はどれも知っているものばかりなので、
何だか懐かしく、
観ている内に日々の雑事でささくれ立った気持ちが癒されて、
誰にでも優しくなれそうな気持ちになって来る。


楽しい時間には必ず終わりが来る。

やがて、この『動く影絵のファンタジー』にも最後の時間が来てしまった。

全ての演目の終了後、
作者である藤城清治さんが舞台上に現れた。

「それでは皆さん、
 この『影絵』を映している裏側で、どの様な仕掛けが施されていたか、お見せしましょう」

するする……と『影絵』を映していた白いシーツが捲れ上がると、
その裏には『スライド』や『オーバーヘッドプロジェクター』などの機械や照明機材が
ズラリと並んでいた。

『影絵』の中では重量を感じさせず、軽やかに飛び廻っている人形達も、
実は木製(?)で思っていたより頑丈な造り。

個人的に吃驚したのは『銀河鉄道』と『鶴』

人間の背よりもずっと高い空間を軽やかに飛行していたのにも関わらず、
操作している人間の影が全く映っていないので、
てっきり私は、
ピアノ線で吊って操作した模型を別に撮影して、
それをスライドで映しているんだろう位に考えていたのだが、
実際には、何と気象観測用の大きな風船を模型に付けて空中に浮かせて、
それをずっと、ずっと下の方から人間が操作していたのだそうだ。

他にも人間の手に依るさまざまな工夫が施されているのだろう。

今回私が観た『動く影絵』も『静止画』も、
藤城清治さんが一つ一つ手で丁寧に造られた物なのだ。

だからこんなにも温かみが感じられるのだろう……

また、この『影絵』にはかの『ダークダックス』の歌が付けられている。

『ダーク・ダックス』は藤城さんの大学の先輩なのだそうで、
『ダーク・ダックス』が昔、行っていた『あひるの会』と云う子供向けのイベントでは、
藤城さんが必ず新作の『影絵』を付けていた……と云うのを聞いて、
昔の子供達の方が、
感性的にはかなり贅沢に育っているのではないか?と感じた。


最後に藤城清治さんは、
彼の『影絵』のほとんどに登場する赤いとんがり帽子で笛を吹いている小人を指して、

「これは僕の分身です」

80歳近くになる彼の心は、
今でも軽やかに空を飛び廻る陽気な小人なのだろう。


(大変有名な方なので、既にご存知の方は多いと思われますが、
 もし宜しかったら是非ご覧になってみて下さい。

『静止画展』は12月10日〜1月12日まで、
『サンシャインシティ・ワールドインポートマート6F』にて(入場料1000円)

『動く光と影のファンタジー』は1月17日・18日に『かながわドームシアター』でも
行われます。

チケットは4000円〜5000円と少々高め(涙)ですが、
たっぷり2時間半やって下さいますし、本当にとても綺麗ですvv)



2003年12月17日(水) ヨイショの男

『ヨイショ』と云うのは、お世辞を言って他人を持ち上げる事を指す言葉だが、
昔は落語の噺家の方だけしか使っていない、いわゆる『業界用語』だったのだそうだと、
今朝の『めざましTV』で言っていた。

また『ヨイショの専門家(と言うのだろうか?)』である『太鼓持ち』の方が、
他人を持ち上げる為にかなり見え見えのお世辞を言う時には、

「旦那!最近男前が上がりやしたね!ヨイショ!ヨイショ!」と云う具合に
『ヨイショ』と云う言葉を『合いの手』で入れると、

大袈裟でわざとらしいお世辞をバンバン言っても嫌味に聞こえないのだそうだ。

ちなみに自分も会社等で偉い人を
『ヨイショ!』(と云うより、きちんと気を使う様に)しているつもりなのだが、
どうにもこうにも要領が悪く、逆に相手の機嫌を損ねてしまったりする。

こう云う事に向いている要領が良い人達が、
実は物凄く羨ましくて堪らない、世渡り超下手のワタクシ(;;)


話は変わるが、
現在私と同じ演技の稽古場に通っているT島君と云う男の子は、
良い意味で『他人に気を使う』のが非常に上手い。

『ヨイショ』をしたり、見え透いたお世辞を言ったりするのでは無い。

彼は初対面の人の顔と名前はもちろん、趣味、嗜好等もすぐに覚えて、
次に逢った時には、ちゃんとその人に合わせ(様とした)話題を振ってくれるのだ。
(まだ若いのにスゴイ)

他人の顔と名前がなかなか覚えられないのはもちろん(涙)
ふと気付くと、つい自分中心の話ばつかりしてしまう私は、
そんな彼の言動を見る度に恥ずかしくなってしまう……

ちなみにT島君が、
今日私に真っ先に振って来た話題は、

「ななかさん(仮名)
 ナックル、来週辺りジャイロに殺されそうじゃないですか?」

よしよしvv可愛いヤツめ(*^^*)
(T島君は『H×H』FAN(もちろん『ヨイショ』抜き)なのだよ♪)



2003年12月13日(土) かいせい日記

久し振りに晴れた土曜日の朝♪

週末がこんなに良い天気なのは3週間振りなのだそうだ。

お陰で気持ち良く『稽古場』に向かっている……


(でも『稽古場』があんまりにも遠いので、途中で吐きそうになりました(苦笑))



2003年12月11日(木) これでいいのだ

『トリビアの泉』で紹介されたネタの中に、
『第二次世界大戦中、
富士山をペンキで真っ赤に塗って日本軍の士気を下げる作戦が計画されていた』と云うのが有った。

「蒼く荘厳な富士の山は日本人にとって大きな心の支えである、
その富士山をペンキで真っ赤に塗ってしまえば、日本人達は意気消沈するに違いない!」と云うのだ。

確かに効果の有りそうな作戦ではあったのだが……

富士山を全部塗るのに必要な赤ペンキが約12万トン、
それを運ぶ為に必要なB29が約3万機。

そして米軍基地の有るマリアナ諸島から日本までの距離が約2500km、
これを3万機のB29が往復すると、
約200万ドル(日本円で400億円)も掛かってしまう事が判り、
「あまりにも経費が掛かり過ぎる」と云う事で実行されなかったそうだ。

米軍が本気でやろうとしていたとは到底思えない作戦のコミカルさに、
TVの前で大笑いしてしまったが、
ふと、
その後、実際に米軍が日本に対して行なった作戦を想起したら、笑えなくなってしまった。

もしかしたら『富士山赤ペンキで塗ってしまえ作戦』が実現して、
それに依って日本軍が負けていた方が良かったのかもしれない……

富士山が真っ赤になってしまうのは哀しいけれど、
大勢の人達の血が流されるよりも、
約12万トンの赤ペンキの方がまだマシだったに決まっている(と思う)


最近も、あちこちで『テロ』が起きて大勢の人達の血が流され、貴重な命が失われて行く。

敵側の士気を落す事が『テロ』の目的だと云うならば、
いっそ巨大なビルの壁面にペンキで『ニャロメ』の絵でも描けばいいのだ。



2003年12月10日(水) いいこと日記

あまりに寒いので、洋服ダンスから冬用のコートを取り出してみたら、
コートの下から無くなったとばかり思っていた薄手の黒いカーディガンがポロリと出て来た。

(せめてもう少し早く発見されれば今秋に羽織る服に困らなかったのにぃ・…)と思いつつも、
かなりお気に入りのカーディガンだったので、見付かってとても嬉しい。


これが今日のワタクシの『いいこと』

ささやかなしあわせである(^^)



                   

          これは先月引越ししたばかりの新オフィスの玄関。

          取引先からお祝いに頂いた沢山のお花で飾られて
         
          『笑っていいとも』状態



2003年12月09日(火) えもじ日記

先月、新調した携帯電話はメールを打つ際
1文字打っただけで、
頻繁に打たれる文字や単語が一覧になって出て来るので便利♪
(時代遅れな人間ですみません(涙))

最近、
1文字打つ毎に一覧に現れる絵文字が全て
『泣いてる顔』or『怒っている顔』ばかりなのに気付く。

……『笑った顔』ってどうやって出すんだっけ?土井垣さん(苦笑)



2003年12月01日(月) 野球やろうぜ♪(W・J1号『H×H』感想)

前回のセンター・カラーも嬉しかったのだが、
今週号の表紙に二人が登場するのは全くの予想外だったので、
観た瞬間、
「きゃぁぁ〜vv」と大声で悲鳴を上げてしまった。
すぐ隣に居た知り合いの方に
「ななかさん(仮名)が壊れた……」と呆れられてしまった(^^;)

『表紙』だけとは云え、
やはり大好きな二人が登場してくれるのはとても嬉しい。
(今、個人的に私生活で哀しくて辛い事ばかりなのだが、お陰で元気になれそうだ。
……二人が『扉』では無く
『本編』に再登場するまでは生きていようと思った(←え?))

クラピカがスーツを着ているので、
おそらく二人は『討伐隊』として再登場するのではないだろうか?

(いつもながら安易な発想ですみません(涙)
ちなみに『表紙』を見た瞬間は
「レオリオとペア・ルック?……と、云う事は、
ついに『少年誌初!(?)男同士で電撃結婚!?』」かと本気で思いました(バカ過ぎ))

ナックルさんは良い人だから、
彼との勝負は早く済みそうだが、
倒さなくてはならないもう一人のシュートさんはまだ未登場だし、来週は休載だし(涙)

二人が再登場するまでの『もう少し』は、果たしてどれ位の期間なのだろうか……

(真面目に考えると哀しくなって来るのでこの辺で止めておこう。
 でも、なるべく早くX−DAYが来ると良いですね、皆様(^^))


蛇足 

先週号の『第2回ハンター試験』の告知を読んだ時、
もしかしてレオリオとクラピカは、
ゴン率いる野球チームの一員として本編に復帰するのか?と思ってしまった。

(『G・I編』のドッヂ・ボール対決の例も有る事だし……)



「クラピカ……もっと声出せよvv」


「し……しまって行こう!なのだよ!!」


上記の様な二人の会話を『妄想』しつつ
『野球チーム編』も案外良いかも?と考えてしまった私は、やはりおバカさんである。


“朝は野球だよ〜♪夜はナイショだよ〜♪(←もうええ)”


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