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今日の私
BNリスト昨日明日


2005年03月31日(木) 『レ・ミゼラブル』駒田楽

現在時刻2005/04/02 11:43、岸初日のため帝劇にいます。
が、駒田楽の感想もまだ書いてないんです。書きたいんです。
というわけで、時間の許すかぎり携帯で感想書き。当然、
尻切れトンボ&てにをは不明の日本語になると思うので
心の広〜い方のみお読みください。

『レ・ミゼラブル』3/31ソワレ

良かったです。久々に素直に泣けたし。
今の私には、最低限、バルとコゼとマリが必要なんだと実感。
前回観た時には不安定で不幸そうだった知念コゼが、
素直で愛らしく初恋に怯えときめく初々しいお嬢さんてした。
岡田マリは変わらず、愛されることを知って育った印象で、
品のある素直さと、つい人を微笑ませる優しさがある。
つい、見守りたくなる二人の後ろに、難しいことを考えず
やはり素直に単純素朴、わかりやすい山口バルジャン。
神様の愛が司教様を通してバルジャンに、そして子らへと
つながっていく喜びを久々に感じて泣いていました。


もうタイムリミット!
駒田さんの楽に行ったの久々で、あんな涙の駒田さんうれしかったです。

==============================

現在時刻、2005/04/02 22:05。
実質15分。携帯で書いた割には、よく頑張ったと思うべきかな?
一番大切なことは全部書いてあるから、追加も必要ないくらいだし。
でも一応、思いつくままに忘れたくない感想他を書き留めます。
それを書き終わったら、今度は今日の感想。
やばいなぁ、26日のこと忘れそう(^^;

<場所>帝国劇場B-43
<出演>
  山口、綜馬、ANZA、マルシア、知念、岡田、駒田、森、東山
  局田、森本芽衣、戎怜菜
  伊藤、横田、岡田、角川、中右、宮腰、阿部、岸、萬谷、森、小暮
  三木、高島、香山、田島、荒木、村井、井上、今泉


山口バルジャンが好きでした。
でも実は幕間に「歌いすぎてない?」と友人に言われました。
あー、そう感じる人もいるかと思ったけれど、血の半分以上が
山口ファン化しつつある私にとっては、「今日はノれるぞ!」で。
♪独白 の途中、メロディーを無視して台詞様で叫ぶところも、
叫びすぎず違和感なく音楽と溶け合ったなと頭の隅で思っていたり。
2幕になると、それに加えて気持ちもノった印象が強くなった。
同じ友人に終演後、「1幕と2幕全然違ったね」と言われたけれど、
それは全然分からず。多分、追求しても分からなかったろうなぁ。
でも、とにかく今日は、「試行錯誤する山口祐一郎」ではなく、
バルジャンを観たぞ〜!って感じが嬉しかったです。

対する綜馬さんは、まだ試行錯誤中なのかなぁ・・・。
観る度にきれい度が上がっていっているようで行き先不明。
結局、現時点では3ジャベとも文句はないけど嬉しくもない感じ。
ひどく悪くはないんだけれど、私の心が震えないんですよね。
先日まで好きだったANZAエポ、玲奈エポの後で観たら、
何だか可愛すぎて、普通の女の子だなぁと、ちょっと不満。
でも、切なさはやっぱりエポsの中で一番かな。

岡田マリウスには、ひたすら恋しました。
何だかこの人のマリウスを観ていると、初恋している
エポニーヌたちを「かわいいねぇ」と観るのではなく、
自分自身の感覚が「女の子」に戻ってしまう気がします。
ただ、その時マリウスが対している相手に感情移入するので
便利なことに、片思い気分も愛されて両思い気分も味わえる。
特にプリュメ街では、ベンチに腰掛けたコゼットの脇にひざまづく
マリの視線から真っ直ぐ先の席だったので、ドキドキ気分↑。
エピローグに入ってからはバルジャン視線に切り替わって、
最後は「愛する息子よ」モードで終了できて、レミゼ大満足。
しかし、やっぱり彼は中締めの日までおボケさんでしたね。
プリュメ街、柵越えた直後、おととっとよろめいて走りすぎ。
回る盆から落ちてる間に、コゼットが回って近づきすぎて、
慌てて柵近くまで戻ってるって、どうなんでしょうねぇ(笑)

それと、幸せ話を一つだけ。お花もらっちゃいました♪
目前に来てくれたのに1個目はうんと上手側に投げられたので、
次、目が合った瞬間、つい、お願いポーズから手のひら開いて
欲しいよ〜!光線を出してしまったら、投げてくれました。
ちょこっと見せびらかし写真、久々に載せちゃいます。
飲みに行って3時間も持ち歩いた後なのでクタッてるけれど、
水切りして花瓶に挿したら、ちゃんと今はきれいに咲いてます。

岡田マリの2個目のお花


後はカーテンコールネタ。順不同。駒田さんの挨拶は、
「18年前に初演を観て、いつか宿屋になりたいと思っていました。
途中で仕立て屋になって宿屋になり、明日から床屋になります!」
それから、オケや照明さん、床山さん、衣装さん、警備の人、楽屋の
おばさんたち・・・と、あらゆる関係者を並べて、最後にお客さんに、
ありがとうございましたと感謝の言葉を述べてくれました。
涙で目がウルウル状態で、声もしっかり涙声。

(以下のパラグラフ、メール頂いて順番訂正済。02:02)
次が、岸さんと よしつぐ君、他2人のアンサンブルさんに
騎馬戦されて登場。その次は祐一郎さんと手をつないで
下手から上手へ舞台横切り。(岡さんでやってるやつ)
その次が、下水道の蓋を開けて登場、だったかな?
マイク入ってなくて声は聞こえなかったけど、祐一郎さんに向かって、
「すごい走ってきて大変だったの!」という感じで訴えていて。
袖から地下までって、どれくらい距離あるのか知らないけれど、
結構、息あがってた。そんなことやろうと考えちゃう駒田さんに、
そんなんしんどいに決まってるのに何故やるかなぁと、
思わず苦笑しつつ、また大好きになったりしていて。
最後はやっぱり、山口さんにホイホイと押し付ける仕種で消え、
静かに山口さんがお辞儀→何歩か背後に移動×2回をした後、
柱の影からこっそりもう一度お辞儀、で終了。

「本日の公演はこれで終了しました」が流れた後、
帰り支度をしていたら、舞台奥からクラッカーの音と拍手、歓声。
それが、贔屓目かもしれないけど本当に楽しげな盛り上がり声で。
駒田さん、ホントに好かれてるんだなーって思ったら嬉しくて、
思わず客席に残っていた人たちと一緒に拍手しちゃいました。
この舞台、「座長」と言われる人は祐一郎さんだと思うけれど、
あの人って、非常に真面目に自己制御しているだけに、
ペースを乱すような人との関わり方は苦手そうなイメージがある。
人は好きでも、自分のテリトリー以上には近づけないというか。
皆とワイワイ親睦を深める類の座長っぷりは望めない座長なのが、
03レミのバラバラ加減にも関わっているかなと思っていただけに、
村井様にも少し通じるような、人と関わるのが好きなオヤジっぷりが
多少なりとレミにいい風をもたらしたんだといいなと思ったりしていました。


2005年03月30日(水) 『デモクラシー』(My楽。3回目)

前日のレミゼ感想下書き、やはり消してしまっていました。
でもすみません、勝手ながら、日付を進めたいと思います。
明日明後日、タイミングが合えば続きを書きます。
どんどん記憶が抜け落ちていくのが不安な年頃で(苦笑)

・・・というか、この日付で一番言いたいことと言えば、
W杯二次予選、対バーレーンでのダメダメっぷりですが。
あれだけ攻めてるのに得点にならないのは何のせい?
相変わらず、スピード感のない退屈な時間帯が多すぎるし。
DFは頑張ってると思うんですけどね、「やる気あるん!?」
って言いたくなるようなFWさん、多くありません?
アウェーで観客の雰囲気に引きずられないのはいいけれど、
ホームの勢いで運を引き寄せられないのも、どうなのよ?
まあ、どんな勝ち方でも勝ち点3が取れたには違いない。
ダメダメでも勝てるのは、実はラッキーってことなのか?(苦笑)


『デモクラシー』

<場所>銀座セゾン劇場、2列5番
<出演>
ヴィリー・ブラント鹿賀丈史、ギュンター・ギョーム:市村正親
アルノ・クレッチマン:今井朋彦、ホルスト・エームケ:近藤芳正
ヘルベルト・ヴェーナー:藤木孝、ヘルムート・シュミット:三浦浩一
ウルリッヒ・バウハウス:小林正寛、ハンス=ゲンシャー:加藤満
ギュンター・ノラウ:温水洋一、ラインハルト・ヴィルケ:石川禅


遅刻。仕事が長引いたけれど、5分遅れぐらいで
着きそうで、運が良ければ開演には間に合う!と
地下鉄の中でカバンの中チェックしたらチケットがない。
座席番号も、だいたいの場所しか覚えていない。
連れに電話しようにも駅に着いたのは既に開演時刻、
さすがに電話はできない。万一つながっても困るし。

入り口で泣きついたところ、チケットを取った
ファンクラブと取ってくれた友人の名前で、
必死で調べてくださり、30分回った頃入れました。
すみません、本当に有り難うございます。
それまでは、劇場ロビーでスピーカーからの
小さな音を必死で聞いて記憶を引っ張り出していて。

でも、良かったです。何が何って、3度目にしてようやく、
ヴィリーにハートマーク飛ばしながら見られたってこと。
もう、「生涯唯一、鹿賀丈史をかっこいいと思ったのは、
『三文オペラ』だった」と言えなくなってしまいました。
2列目の上、隣が大の鹿賀ファンの美人のお嬢さんで、
ガンガン悩殺視線が飛んできたせいもあるかもですが、
遊説先でホームから見下ろしてくるヴィリーを、
思わず、熱い視線で見上げたりしちゃいましたから。

ヴィリーに つい目を惹かれてしまうのは、
もちろん、鹿賀さん自身の変化だけではなく、
周りの人々の態度の変化も大きいんだろうと思う。
全員が、理由はどうあれ、ヴィリーの態度を見つめ続けて、
彼を中心に動く、ある種の団結ができてきたのが強い。
一緒にツアーまで回って来た事実が大きいんだろうなぁ。
クワドラプルキャストでは考えられないような速さで、
一つの舞台を作り上げる集中力が強まっていたと思う。

後は、個々の上手さかなぁ、やっぱり。
自分のキャラクターや、互いの関係性が定まっていれば、
各々の力量で魅力を伸ばしていけて、どれも個性的でいい。
前回はアルノばかりを目で追いがちだったけれど、今回は
エームケとヘルベルトおじさんが、やたらいい味だったな。
気になったのは、禅さんが少し全体から浮いている印象と、
温水さんが、早口キャラにしても早口すぎて、台詞を
きちんと聞かせられていないと感じる部分があったくらい。

しかし、やっといい舞台になったのに。
なのに、私は今回が最後の観劇だったりする。
この舞台は、東京がトライアウトかあ。
大阪の人が、相当 羨ましいです。好きな舞台だったよ、これ。


2005年03月26日(土) 『レ・ミゼラブル』(別所・今)


以下は、3/30に書いてから出かけた感想です。
が、しっかり書いたつもりが途中までで消えていたことに
今ごろ(3/31朝)になって気づいて慌てています。
下書きが見つかりしだい再アップしますが、
消してしまったような気もするのが不安・・・。
ここまでで消えてしまうと何も分かりませんが、
内容的には、「久々にマリウスに恋してるぞ
モードで観られました。岡田マリウスが好きだー!
やっぱり玲奈エポ好きだー!」でした。


帝国劇場、K-14番、18時開演
<出演>
別所・今・笹本・マルシア・剱持・岡田・駒田・森・東山
大久保祥太郎ガブ・蛭薙ちびコゼ・春山ちびエポ
阿部グラン・齋藤クール・SINGOジョリ・角川コンブ
清野フイイ・高野レーグル・若泉バベ・岸ブリジョン
山名プルベ、森モンパ・小暮クラクスー
桑原買い入れ屋・石川マテロット・鈴木ファクトリーガール
史ジベロット・荒木マダム・村井少年1・浦壁少年2
亜久里かつら屋


1幕頭、ひどい目に遭いました。
2列前にいた母親と子供2人の親子連れ、
片方が多分、うちの甥っこと同じくらいだから、
2歳前後と思われる女の子。開演当初から泣いてる。
暗い、怖い、嫌だと泣く子を脇の下に抱え込み、
母親らしき人はずーーっと観劇。子供がとうとう、
腋の下からすり出て大声になったのはファンテの死。
帝劇の人が駆けつけて、やっと子供は外に出られて。

泣き声はB席の友人にも聞こえていたという事実で
分かってもらえるかと思いますが、はっきり言って、
それまでは何を観ていたか全然記憶にありません。
舞台の声なんて聞こえないですもん。
まだ小さい声だった♪夢やぶれて の時は、
マルシアさんが歌詞を何度か間違えていたのが
聞き取れたけれど、この状況じゃね、と諦めモード。
マルシアファンテは、自分にとっては初めて、
好きだと思えるファンテーヌだけに、とても残念です。

そんなこんなで、舞台オープニングで
気持ちに入りそびれたせいかは分かりませんが、
この回、ものすごく初期の頃の感覚を味わえました。
「マリウス&ジャベールしか目に入らないぞ」モード。
そういえばレミゼを観始めたばかりの頃の私って、
石川マリメイン、後は村井ジャベのために通ってました。
10年後パリまでは、おやすみタイム。体力を蓄える。

それが、いつ頃からか滝田パパに惚れてしまってからは、
同じマリウスを見るのも「マリウスLove」モードではなく
「これは、コゼットを愛し、コゼットに愛される男」
という感覚になっていました。滝田パパがレミを去っても、
祐一郎バルの温かみに、別所バルの強さに、
その気持ちを引き継いで観続けてきたはずなのに。

今日、別所バルジャンがうっとおしかったんです。
後期の高橋ファンテを見るような、段取り的印象。
ここがこうだから


2005年03月24日(木) 『涙の温度』(谷原章介版)

原作・監修:秋元康
演出:秋元康、釜紹人
作:「フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞者
場所:studio DREAM MAKER、J列8番(下手寄り)

谷原さんのファンである友人から、
「チケットあるけど行かない?」と声をかけられて。
その時点では、山本君もやるはずだった舞台だし
少し気になるかなぐらいの気持ちでOKしました。
「すらりと背の高い美形」というのは、好みの範疇に
ないのですが、「美声を聞きに行かない?」という
誘い文句には、ちょっと惹かれるものもあったし。
しかし、当日行ってみれば、休憩込み2時間半。
はい?朗読劇だよね??と、早くも後悔気分。

でもごめんなさい、良かったです。特に2本目。
確か『桜の足跡』というタイトルで、親子の話。
「足りないものは工夫と努力で補え」という
ポリシーを持ったトラック野郎が主人公。
髪全体を隠すような感じで頭に手ぬぐいを巻いて
Tシャツ姿で、ちょっと そこらの兄ちゃん雰囲気。

息子が生まれた瞬間に「この子は俺にとって
完全だ!」と思ったから、「完太」と名づけた父。
「桜の足跡」というのは、入学式に仕事で九州にいて、
参加できなかった父がその夜に再び行った入学式のこと。
入学式といえば、桜吹雪。九州ではもう咲いていた桜を
土産に持ち帰り、枝と花びらを息子の上で振って歩く。
ランドセルを背負った完太の後ろにできた桜の道。
けれど、次にそれが語られるのは、事故に遭って
切断した息子の足の鮮やかな切り口の色として。

自分のせいで事故に遭ったと苦しんだ父と、
自分はもう完全ではないと苦しんだ息子が、
最後に二人三脚の練習をしつつ終わるのですが、
とにかく、息子への過も不足もない愛情の語りが温かくて、
息子が生まれた時(思いきり冒頭)から既にウルウル目。
少し長じれば完太は「お父さんはすごい!」と信じ愛し、
こんな父を世界中に自慢したくて、そんな父にとって
自分が「完全」だと言ってもらえることが誇らしくて。
そんな完太に感情移入してしまった自分も やっぱり、
最後はボロボロ泣きながら話を聞くことになって。

1話『花火』の、自分の生き方を悩む広告営業マンが
10年前に別れた彼女と約束の地で再会する話も、、
3話『キンテツが死んだ』の、社会のスピードに乗って
歩けなかった友人の話も、割合に飽きずに聞けました。
でも、自分が傍観者的な立場でいるよりも、どっぷりと
情に浸かっている話の方が絶対にいいと感じたのは、
彼のことを、整った姿の印象からか冷ために感じていた
私としては、なかなか意外で素敵な感想。
今度、人間味あふれるヒューマンなドラマなんぞも
見てみたいなと思った瞬間、そういえばつい最近、
人間関係どろどろドラマをやっていたなと思い出しました。
友人に散々薦められてはいたけれど、嫁姑ドラマは
嫌いだから、見なかったのよー。今さらながら後悔。

どうでもいい追記。
1話と2話の間の谷原さんのお着替えタイムと、
休憩後3話が始まる前の時間帯に、見知らぬ2人が現れ
藤井フミヤの『TRUE LOVE』と何だったかを歌ってました。
別に好きな雰囲気の人たちでもなかったんですが、
実は彼ら、エイブルのCMで♪ネットで探せるエイブルと
歌っていた人たちだったらしいです。なんか・・・、
CMの方が上手に感じたのは気のせいだろうか(^^;


2005年03月23日(水) 『レ・ミゼラブル』ソワレ

<場所>帝国劇場E-13番
<出演>
 別所哲也、岡幸二郎、坂本真綾、井料瑠美
 剱持たまき、藤岡正明、駒田一、森公美子、東山義久
 局田奈都子、蛭薙ありさ、春山椋

 伊藤俊彦グラン、横田大明クール、岡田雄一ジョリ、
 上條コウコンブ、中右貴久フイイ、宮腰裕明レーグル、
 阿部よしつぐバベ、原慎一郎ブリジョン、萬谷法英プルベール
 森隆二モンパルナス、小暮清貴クラクスー
 三木麻衣子 買い入れ屋、高島みほマテロット、
 香山ゆきファクトリーガール、田島麻子ジベロット、
 荒木里佳マダム、村井麻友美 少年1、
 井上喜代子 少年2、今泉りえ かつら屋


お初は藤岡マリウス。
声はいい。マリウス声で見事に音程もあって伸びもある。
うん、期待できるかも、と思った後の記憶がほとんどない。
「♪カフェソング」ですら、オケピに声担当がいるのかと
疑ってしまうくらい、舞台上に存在感がなかった。

演技が上手いとか下手とか以前に、マリウスがいない。
声は確かに聞こえているけれど、マリウスとしての
感情やドラマは見事なまでに含まれていないので、
ミュージカルの歌ではない。逆に音ズレなどの、
不愉快な部分も全くないので、古典的な室内楽を
聞いているような、行儀のいい心地よい音ではある。
その意味じゃ、見事。ただ、悪いことは言わないから、
環境音楽を目指した方がいいよと思ってしまう感じ。

そんなわけで、マリウスが存在しなかったので、
『レ・ミゼラブル』という舞台が成立しませんでした。
期待の別所-岡だったけど、何だか2人のバランス変だし。
しかも、剱持コゼットがクレア・デーンズ並みに生意気。
ちっともパパを愛してくれない姿は、純名コゼを思い出す。
新司教様は不安定な歌声で、最初からレミの世界には
入りそびれたのですが、最後まで今一つなままでした。
ちょっと救われたのは、真綾エポと東山アンジョかな。
上條@工場長は貫禄があって好きですが、最後の
「出て行けーーっっ!」のプライドない感じの叫び方は嫌。
そして、コンブになると老けた感じが似合わないですね。
こんなに回数観ているのに、学生たちの区別が未だに
ついてこないのは、やっぱり短縮版の弊害なんだろうな・・・。


2005年03月22日(火) 「岡田浩暉」。

今、ちょこっとハマッているもの、
それは、「岡田浩暉」だったりします(^^;
結構、キャーッ(*^^*)と思いつつも、本人に対して
キャーッ(*^^*)したら引かれそうな印象が心配で、
本人のことは遠巻きに、文章を繰り返し読んだりしながら
毎日毎時間毎分、何かの折ずつ幸せになっています。

始まりは一昨年5月、オーディエンスキャンペーン、
最前列上手サブセンターに座った私の目の前で、
惜しげもなく振りまかれた笑顔にクラクラ。
7月に始まったレミではその笑顔について
「赤ちゃんに笑われると、思わず釣り込まれて、
にこ(*^^*)ってしちゃいますよね?あんな効果がある」
なんて形容していて、ヤバいだろお前、状態に。

「こんなのマリウスじゃないーっ!」と叫びつつ
「でも好きなんだよなぁ」と悩みつつレミコンまで。
その最中に出会ったのは、『恋するハニカミ!』。
ドレス姿で駆け寄ってくる雛形あきこを受け止め、
抱き上げてクルクルッと回してくれたりしてる姿。
「男の子なんだなぁ!って思った」とか言われていて、
その無邪気さ、頼れる男の子っぽさに私もドキドキ。

すっかり「気になる男の子」ポジションに
はまってしまっていた状態での今度のレミでも
相変わらず、マリウスとは思えない姿なんだけれど、
開き直ったかのようにキャラクターを確立している。
エポに手を引っ張られて「おっとっと」してたり、
プリュメ街で柵を乗り越える時に足を滑らせてたり、
どんなに急いでいても、走る時は すささ・・・と、
足を擦るような、とても妙な独特の走り方だったり。
「岡田浩暉マリウス」が、すっかり完成。

その雰囲気はカーテンコールでも完璧で、
初日、振り返り振り返り、高速お手振りする姿に、
ノックアウト。思わず公式を見に行ってしまえば、
文章までが「ただね、○○なんだよね」と浩暉調。
あまりに、本人そのまんまの雰囲気ある文章なので、
本人を見ているよりも文章読んでいるだけの方が
リアルに本人を感じてしまうというくらい。

友人に言わせると、
「すごいね、そこまでアイドルできるなんて」。確かに。
本人はそういう言われようは不本意だと思うけれど、
徹底したイメージ戦略をしているのかと疑うほど見事に、
統一されたイメージを持っているとも言えるかも。
でも、「ハマりそうだから餌を与えないで」と言った私に
昔からずっと彼のファンである別の友人が貸してくれた
10年も前の雑誌を読んでいても、感じるものは同じ。

だからきっとこの人、
どんな時も素直に彼自身が感じられるくらい、
飾らず自然体でいられる術を持っている人なんだと思う。
その走り方のように、急いでいても ある種の落ち着き。
表出形は違っても、祐一郎さんに近いバランス感覚かも。
バランスのいい人を好きな私が、つい気にしてしまうのは、
ある意味、当然のことなのかもなという気もしてきました。
でも、そんな宗教者みたいな安定を保ちつつ、
音楽をやってるって、そこだけは不思議かな。
それとも、安定を保つために必要なことなのかなぁ?


2005年03月21日(月) 『荒神』(長いだけ感想)

もともと全部出勤予定だった連休2日目残業帰り、
「明日なら休んでも大丈夫だよ」と言われました。
火曜以降も休めないことは分かっていたので、
ぜひ!と飛びついて、とにかく終電まで飲みまくる。
明日はどうしようと思って、インフルエンザの友人が
マチネのレミを余らせてしまっていたと思い出す。
じゃあそれを引き取ろうと決めた時間は既に3時、
人に連絡する時間じゃないし起きたら電話しようと、
寝て起きたら、11時。目をこすって見ても、10:58。

結局、彼女のチケットを無駄にしてゴメンと、
こっそり心の中で謝って速攻で思い出したのが『荒神』。
13時開演。1時間前から当日券抽選開始。間に合う。
「つまんないけど、じゅんさんファンなら観ろ」と言われ、
チケット譲渡サイトをいくつか流浪すること1週間、
ちょうど、諦めの境地に入りつつあったところ。

ダッシュで準備して電車飛び乗って時間を計算して、
あれ?と、間に合わないらしいことに今さら気づく。
帝劇12時と青劇12時、所要時間は15分も違わなかった。
じゃあ、映画でも見に行こうかなぁと思いながらも、
何となく足が青劇に向かい、せっかく来たからと、
一応、財布を抱えてサバき待ちポーズをしていたら・・・、
チケット降ってきました。嘘みたいな本当の話。
S列どセンター。ちょっと結構、とっても幸せ♪
以下は、ほとんどネタバレ意味なし長文感想です。
ちゃんと編集したいとは思っているのですが、
これ以上日付がずれるのも悲しいので、アップ。
いつか書きなおせるといいなぁ・・・。


新感線☆NEXUS『荒神』

<時間>休憩なし2時間15分
<主な出演>
  ジン:森田剛、イービル・ツボイ:粟根まこと、
  ドン・ボラー:橋本じゅん、サラサーディ・更紗姫:緒川たまき
  風賀風左衛門:田辺誠一、剣風刃:川原正嗣
  蓬莱つなで:山口紗弥加、蓬莱新九郎:河野まさと
  疼木餅兵衛(蓬莱兄妹のじいや):逆木圭一郎
  チャーリー:前田悟、エンジェル:山本カナコ

「あらホント、噂どおりイマイチだわ」って感じ。
病弱なサラサーディ(人間)に惚れ、永遠の命を与えようとした結果、
魔物にしてしまった罪で、壺(ツボイ)に封じ込められているジン。
1001個の人間の願いをかなえれば解放され、ついでに
1つだけ望みがかなう。望みは彼女をもとの人間に戻すこと。
今回、彼を呼び出したのは新九郎&つなでの兄妹で、
望みは城を手に入れること。その城には、人の魂を喰らう姫がいた。
その姫がサラサーディにそっくりで、魔力使えて記憶がなくて、
サラサーディなんだろうと思ったら、実は・・・!なんていう、
新感線らしい どんでんもあったりするんだけど、何かたるい。
なんでといったらやっぱり、主役が薄いからじゃないかなぁ。

何だろう、森田君が要領よさげに見えるのがまずいのかな?
人間「なんか」に本気で恋しちゃって、目の前から彼女が
消えた今も、必死に彼女のために一途に頑張るって話が、
どうも現代っ子っぽい雰囲気とかみ合わなくて変な感じ。
アツヒロがやったんじゃ いかんかったんかい?と思って、
なんだ、これって『犬夜叉』じゃん、と思ったりも。
なのに主人公が一途バカじゃないのは致命的。

彼の殺陣は、川原さん相手が多かったので助かってたかも。
じゅんさん相手だと、まあまあかなぁという感じなんだけど、
川原さんが相手になると、結構いけて見えるのがすごい。
大勢を相手にする時は、魔力の剣でレーザービーム!(笑)
いや、誰がかっこ良かったって、じゅんさんより田辺誠一より、
とにかく今回は川原さん!相手を上手く見せる殺陣なのに、
いつもより美しいのは、メイクのせいだけじゃないかと。
ブルーのシャドウつけた田辺誠一より美しかったです。

今回は、新感線役者たち目立ってたと思う。
といっても、私は実はあまり見分けついてないんだけれど、
橋本じゅんさんファンなら観ておけ!も本当だと思った。
ジンを追いかける魔界刑事役なんだけど、「あーもう、
君ってばホントに新感線なんだね(^^;」って感じの、
無駄で無意味でどーしよーもない変な踊りとしゃべり!
暑さと、お約束のドジ。ベタすぎるギャグ。
田辺さんにはガラかめネタ、森田君にはもちろんジャニネタ、
自身は、衣装についたおヒゲで、ハグリットとハリポタネタ。
そんなもんに救われる自分もどうかと思いながら、
安心して笑って、さーて忘れようかモードに入れる。
そういえば、「蜷川マジック!」で牛が落ちてきたり、
いのっち人形なんてものまであったような。

でも、思わず「うわぉっ!」と拍手してしまう見せ場は
外さずカタルシス与えてくれる辺りも、さすがの じゅんさん。
バイクにまたがり登場シーンも、待ってました!だったけど、
存在感のない殿(磯野慎吾)改め→「生まれ変わった殿」が
再登場した時の気持ち良さったら!青劇最後列で大拍手。
バカ殿髷にキンキラ衣装であんなにかっこいい人って、
この世にいてもいいのかしら〜?ってほど、嬉しい登場。
ボラーは後でもう一度生き返って再登場という辺りは、
こっそり、いのうえさんに贔屓されてるかもという気もしたり。
今回の基本衣装は、部下のチャーリー&エンジェルともども
黒のピタピタ光り生地制服にヒゲで、これもまたお似合い♪

何しろ観終わって覚えているのが、
ボラー、ツボイ、剣風刃、次点で風賀風左衛門だもんなぁ。
ジン、サラサーディ、つなで辺りの人間関係は薄くって。
チケットほとんどV6で売れてるのに、こんなに新感線ネタで
いいんかいってぐらい、いつもの新感線メンバーの感じ。

申し訳なかったなと思ったのが、チケットを譲ってくれた人が
森田君ファンだったらしいのですが、観終わってから
「今度で何回目なんですか?」と聞かれてしまったこと。
初回ですと答えたけれど、たくさん笑っていたからと言われ、
やっぱりそうだったのかなぁと少し反省モード入っていました。
一応、前列の反応とか見つつ少しは気にしていたんだけど、
でも、ごめん、じゅんさん登場で一番盛り上がって。
ごめん、壺が眼鏡柄なだけで喜んだり、凶悪犯リストに
轟天があるの見つけて思わず反応しちゃったりして。
ごめん、「ザンス」とか言ってる人で思わず嬉しくなってて。
ゲスト様のファンにチケット買ってもらって青劇埋めておいて、
結局は、自分たちの好き放題しただけのような気もして、
ちょっと申し訳ない気分にもなった帰りでした。


2005年03月20日(日) ガーン・・・。

朝からお昼休みもぶっちぎって仕事して、
それでも開演に間に合わず、帝劇着7時。
2幕始まる直前に駆け込んで半分だけ観劇。

「今日はすごく良かったよ」という友人に
んなこと言われたってさぁ・・・と愚痴りつつ
終電まで飲んで帰る途中に受信したメールで
いきなり気づいたのは、今日は日曜だという事。
今日、『Mの悲劇』最終回だったじゃんよ・・・。

だってさ、一応は月〜金の定時仕事のはずなのに
昨夜は10時まで働いて、今日も残業して明日休み。
先週の休みは水曜と日曜。感覚も狂うって。
前の仕事みたいに完全ローテーション制なら、
曜日は自分で気をつけるけど、忘れちゃうよな。

そんな訳で『Mの悲劇』最終回ビデオ募集中です。
今期唯一、フルに見ていたドラマなのに、
しかもエンディングまで気になっていたのに、
最終回だけ見逃すなんて、マジで悔しすぎ。
よろしくお願い申し上げますm(_ _)m


2005年03月17日(木) 『レ・ミゼラブル』(山口・鈴木)

『レ・ミゼラブル』

<場所>帝国劇場B-20番
<出演>山口、綜馬、知念、岡田
    ANZA、駒田、森、マルシア、坂元
    局田奈都子、藤井結夏、福田夏未
    伊藤グラン、横田クール、SINGOジョリ、
    上條コンブ、清野フイイ、高野レーグル、
    若泉バベ、原ブリュジョン、山名プルベール、
    横沢モンパ、沓沢クラクス、三木:買入れ屋、
    石川マテロット、鈴木ファクトリーガール、
    史桜ジベロット、井上珠美マダム、楠見:少年1、
    浦壁多恵:少年2、亜久里夏代:かつら屋

仕事はバタバタでチケット売りまくり、
花粉が飛んで体調悪くストレスたまりまくり、
苛々の絶好調で、でもこれは絶対観るぞと行った舞台。
駒田テナでは一番前の席なんですよね。サブセンだし。
で、観ていて、一応満足して観終えた舞台でした。

駒田さん、目に焼き付けるぞ〜!と行ってみたら、
オープニングの囚人シーンでは、何を持っているのか
あまりに軽い工具で作業していそうで、ちょっとコケ。
隣の岡田君の方が、まだ大変そうな作業に見えて、
をいをい、駒田さ〜ん(^^;と焦りモード。
工場の場面などは、後ろにいるから見えないし(泣)

でもテナになってからは、やっぱり好きだ〜!を実感。
特に今日の一家だと、駒テナの普通さが際立つ感じ。
「朝起きて、仕事して、夜寝る」の仕事内容が違うだけ。
場合によっちゃ夜勤もあるけれど、違いはそれぐらい。
普通に、おかあちゃんや娘を好きだったりするんだよね。
あんまり貧富の差が見えてこないのは問題かもだけど、
人を殺してそうな凄みが必要なわけじゃないし、
こういうテナってありなんだな〜と、ついニコニコ。

エポも、普通の娘さんの片思いっぽい可愛いANZAだし、
いい家族だよなぁと思っちゃったりしながら観ていて、
ふと今日 疑問に思ったんだけど、もしかすると、
テナ夫妻がエンディングの♪「民衆の歌」にいないのは、
まさか、まだ死んでないからだけだったりする?
山形テナとかでは間違っても思ったことなかったけれど、
つい、いてもおかしくない気がしてしまって・・・。
だって多分エポも、神様に関しちゃテナと同じ考えよね?
その彼女がいるってことは・・・と思ってしまったよ(^^;
そんなふうに思っちゃうテナは、やっぱり少し違う?

知念コゼは、今日がお初。
なぜか動くたびマイクがブツブツいって、まともに聴けず。
でも多分、歌は私にとっては問題ないんじゃないかな。
問題は、演技。誰に対しても愛情が全く見えてこない。
結婚式でもエンディングでも、何かしら不幸そうで、
若い2人に集約していく愛情というカタルシスがない。
ANZAエポが本当に「みんな あげていいの〜」な、
可愛さを見せているだけに、気の強さが気になる。
もっと素直な笑顔が見たいんだけどなあと思うのは、
キャストが決まった当初からの不安どおりで残念。

前回、なんとも嫌な気分になってしまった綜馬ジャベ、
今度は色がなくなってしまったようで、逆に不安。
気持ち悪くなるような歌の揺れはなくなったけれど、
きれいに歌ってしまい、演技もとてもきれいで、
どんなジャベールなのか、最後まで読み取れなくて。
何となく、初期の今ジャベを見ているような気分です。
今日は祐一郎バルジャンの歌と演技のバランスが
とても好きだっただけに、ジャベが透明だったのは残念。
何が前回ジャベと違うんだろうなぁ・・・。

岡田マリウスは、相変わらず微笑ましく。
私の好みとしては、マリウスは、男らしさがあって、
きちんと自分で選んでバリケードに向かって戦える
人間であってほしいんだけれど、もはや岡田マリは、
何か文句をつける余地もないほど確立されていて(^^;
テナ一家が普通の家族に見えちゃうのは、もしかすると
このマリウスの存在もあるのかもと今にすれば思う。
だって、エポのこと、普通の女の子扱いしてるから。
「彼女」じゃなく「友達」ってだけ。普通だよなぁ。

コゼットとかジャベとか、少々文句はあれど、
割とバランスよく気持ちよく観られた舞台だったと思う。
でも、人生が変わるほどの衝撃とか、胸が締め付けられる
ほどの辛さとか、涙が止まらなくなるほどの浄化とか、
そういうものがない、薄め統一レミゼだったと思う。
まあ、それが、相手役と共に演技を深めるなんて
やってる暇がない新生レミゼの特徴でもあるし、
新生としては、最もいい状態のレミを観られたのかも。

『レ・ミゼラブル』だと思わなければ、文句はない。
個々に良かったよ、うん。
でも・・・・、ちょっと四季だったかも。
(って、私にとっては最大の文句かもしれないよなぁ苦笑)


2005年03月16日(水) 『ギルダ』東京楽、『Mの悲劇』簡単感想

長期間サボりまして。
というか、まだまだサボりは続きそうなのですが。

いや、花粉負けしているだけなんです。
大した花粉症もちではないのですが、この時期は辛い。
頭痛いわ目は痒いわ洟は出るわ微熱は続くわでイライラ。
薬なんざ飲もうものなら、眠気・だるさも追加で最悪。
今年はやっぱりいつもよりひどいのかなぁ・・・?
そんな時期に、仕事でも研修担当になってしまって、
自分の仕事は進まないわ、自分のタイミングで
休みを取ることもできないわで、ますますイライラ。
毎日 何だか疲れて、甘いものとお風呂とお布団、
それだけしか考えられない日々が続いてます。あう(泣)

まあでも、明日は久々観劇できる予定なので、
その前に感想をサクサクッとすませておきます。


『ギルダ〜愛の設計〜』(3/13東京楽)

幕間に「来て良かったですぅぅ」と泣いてました。
初日の、どうしようもない退屈さとは雲泥の差。
まだ「とても面白い」というレベルではないけれど
絵麻緒さんが随分可愛いらしく魅力的に見えてきて、
会話に説得力ができたため、眠さが減った。
まだ、2幕後半の瀬下&蓉さんだけの場面は、
だんだん単調になってくるのが辛いかな。

でも本当に、ファンだから遠慮したくなるけど、
正直な感想を声を大にして言ってしまおう。
この舞台、戸井さんがいて良かった!
相手までよく見せるほどの上手さがあるとは、
思ってなかったです。ちょっと、嬉しい♪

『Mの悲劇』
先週のほうが面白かったかな。
明のやったことを弁護しすぎてるのが気になる。
美沙に関してもそうだけど、どんなに不幸でも
確かについ同情したくはなってしまうけれど、
やっていいことと悪いことがあると思ってしまう。
それでも衛の誠意によって変わるって話?
何がどう終わっても後味悪くなりそうで不安。

<ちょっと追加>源さんが出てて嬉しかった♪
  未だに、見ると何だか和んじゃうんだよな〜。


2005年03月10日(木) 『レ・ミゼラブル』(別所・鈴木)

もはや、いつの日記をいつ書いてるんだ(^^;状態ですが
(現在3/13朝)とり急ぎ、書けるだけ書いてみます。

そういえばこの日、『BOY FROM OZ』と
『プロデューサーズ』が発表になったんでしたね。
坂本君の舞台は観たいし、『プロデューサーズ』も
英語だと分からないかなと不安で取ってないから
日本語版大歓迎だけど、きっとチケット取れない・・・。

他のジャニ舞台はともかく、トニセン舞台だけでも、
ジャニーズFC内販売比率下げてくれないかなぁ。
ぴあとかじゃ取れないか、取れても思い切り端席だし。
個人のファンじゃないからイベントは要らないけど
舞台だったら結構な比率で絶対観たいと思うのに。
観てくれさえすれば結構気に入ってくれそうな
ミュージカル仲間もいるのに、観られた試しなし。
いつもギリギリの譲渡で手に入れるから余裕ないし。
何とかしてほしいものです。


『レ・ミゼラブル』

<場所>帝国劇場D-33番
<出演>別所・綜馬・坂本真綾・マルシア
    剱持・泉見・駒田・瀬戸内・東山
    局田奈都子・蛭薙ありさ・森本芽衣 ほか

何がショックだったって、綜馬ジャベ。
つくりが全く変わっていて、非常に卑しい感じ。
絶対このジャベール、サンプリス修道女に会わない。
目的のためなら嘘をつくことなんて屁とも思ってない。
バリケードに、仲間としてやって来て入り込めた時、
なんて馬鹿なヤツらだと冷笑した姿を見て、心底、
この男は嫌いだと思った。高嶋兄ジャベの場合は、
単なる小者、俗物としての卑しさを感じたけれど、
もっとひどい。徹底している。

ジャベールのつくりに関しては、もはや、
大抵のことでは驚かないつもりだったけれど、
これじゃもう、バルジャンに対する者としての、
裏主役としてのジャベールじゃないと思うと、悲しい。
以前の綜馬ジャベの「神」への思いが好きだっただけに、
前日の今ジャベのつくりが好きだと思った後なだけに、
更に、相当、辛いかもしれない。綜馬ジャベメインで
チケット取ってあるんだけど、どうしよう・・・。

逆に好きな方向に変わっていたのが泉見マリ。
前回は「すかした色男」状態をどうにも受け付けず、
ごめんよと思いながらも、岡田君メインに取った。
東京レミコンでは とにかく禅マリ主体だったので、
「良くなったよ」という言葉は気になったけれど、
結局、観ずじまい。それだけに、驚き。

相変わらず かっこいいんですけどね。でも、
妙にかっこつけたミュージシャンくささが消えて、
真っ直ぐな男らしさが見えてきているように思う。
♪「カフェソング」はまだ、歌としていいだけで、
これがマリウスにとってバリケードから何日後なのか
舞台の中の流れとして、♪「エブリデイ」との間隔が
つかめないのが観ていて少し辛いですが、それは
岡田君でも同じだし、ちょっと安心したかな〜。
真綾エポとだと、見た目のバランスも割りと○。

別所・マルシア・剱持は、安心して再会しました。
特にマルシアファンテは、既にMyベストファンテ。
ほとんどファンテーヌの歌を聴くと条件反射で
眠くなるのですが、その条件反射にも負けないくらい
華奢ではかなく切なく、でも芯の底から本当に強い。
別所バルの根っこの太い愛情がまた彼女に似合うし、
好きなペアだなぁと、病院の場面でも思ったり。

東山アンジョ、今日も良かったのですが、
ちょっと、あれ?と思った部分も少しずつ。
♪「恵みの雨」最中にグランに目を向けるのは何故?
私が前日に感じたアンジョの気持ちの流れに沿うと、
まだそこではグラン云々まで意識が行ってないはず。
彼の行動にまで思いが至るのは、♪過ぎた日に乾杯
辺りで十分だと思うんだけどな〜。違うの?

前日も気になった点としては、♪「カフェソング」。
あそこでは亡霊じゃなくてマリウスの意識として
現れているんですよね?なのに、なぜグランに
肩に寄っかかられたりして笑顔でいるの〜?
アンジョがグランを拒否しなくなったのは、
マリウスが意識を失ってからのわずかの間なんだから、
あそこは誰かと仲良くするなら逆サイドの隣にいる
コンブとにしてくれぇぇ(泣)と思ってしまう。
伊藤グラン、どのアンジョでも必ず寄りかかるけど、
少しは相手の演技との関係性も考えてくれと思うのは、
トリプル、クワドラプルキャストという商品レミで
アンサンブルにまで求めちゃいけないことなのかなぁ?

ま、簡単にそんな感じ。
ちびコゼちゃんは、前日の子よりは良かったけれど、
やっぱりイマイチ。歌も演技も厳しかったです。


2005年03月09日(水) 『レ・ミゼラブル』(山口初日)

観劇が日記に追いつかない日々が続いているので、
とにかく書くだけ書いておこう日記という感じです。
単発感想×数個のみ。まとまっていません。


『レ・ミゼラブル』(山口初日)

<時間>1幕:13:00〜14:30、2幕:15:00〜16:10
<場所>帝国劇場G-44番
<出演>
 バルジャン:山口祐一郎、ジャベール:今拓哉
 エポニーヌ:ANZA、ファンティーヌ:井料瑠美
 コゼット:剱持たまき、マリウス:岡田浩暉
 テナルディエ:駒田一、テナルディエの妻:瀬戸内美八
 アンジョルラス:東山義久、ガブローシュ:大久保祥太郎
 リトル・コゼット:春山椋、リトル・エポニーヌ:戎怜菜

 グランテール:伊藤俊彦、クールフェラック:横田大明
 ジョリ:SINGO、コンブフェール:角川裕明、フイイ:清野秀美
 レーグル:高野二郎、バベ:阿部よしつぐ、ブリジョン:鈴木良一
 プルベール:萬谷法英、モンパルナス:森隆二
 クラクスー:小暮清貴、買入れ屋:三木麻衣子
 マテロット:高島みほ、ファクトリーガール:鈴木智香子
 ジベロット:史桜、マダム:荒木里佳、少年1:村井麻友美
 少年2:井上喜代子、かつら屋:今泉りえ

祐一郎バルジャン初日です。
というか、私にとっては東山アンジョ初お目見えデーで、
もはやデフォルトと化した駒田テナの初日でもあり。
駒田テナ、相変わらず好き。今日は特に地下道が好き。
テナルディエの生き方に納得させられちゃうんですよね。
♪これ、市民の勤めよ〜とか言われて、「そうかも」って。
ゴミ片付けてリサイクルしているように見えてきちゃう。
この場面以降は、テナが出てくるたび誤魔化されそうになり、
しっかりしろ、自分!と戒めなければならないこと多々。

東山アンジョは、第一声、驚くほどいい声が前に出て。
おおっ、岡田マリウスに負けてない!と感動。が、
そういう声の出し方にまだ慣れてないんだろうけれど、
どうもまだ不安定で、音が揺れたり外れたりしがち。
きっちり出る時と出ない時の差も まだ大きいし、
声に関しては、期待はできるけれど まだまだな感じ。
歌でなく台詞の部分は、男っぽい美声です(^^)

演技は統一感あり。神経質で一途なアンジョルラス。
ABCカフェでは、仲間たちの意識が何かというと
革命以外のことに行きがちな状態に、苛々してる。
小さくて細身の外見が、鍛えられた筋肉によって
しなやかに動く姿は「雰囲気きれい」だし、
革命以外を否定する冷たさが全面に見える。

ただ、そんなアンジョルラスでも私も親しめたのは、
エポの死に動揺を見せ、情が見えてくるからかも。
「女と子供ある者は去れ」に、うまくつながる気がする。
そして、撃たれたマリウスに駆け寄った後。グランと
目が合った時、初めて彼に笑顔を見せ、肩をポンと突く。
「あ!」と思った。原作のアンジョルラスを思い出した。
1発の弾丸で共に死ぬ許可。アンチアンジョの私が、
そんな場面を思い出したことで、今日のアンジョは十分。

他の新人さん。
ガブローシュは声がいいし、演技も割りといい感じ。
初日でこんなにできてるなら、今後に期待できるかも。
ちびエポはそんなに観てなかったので、詳細不明。
ちびコゼは、歌が上ずってた。緊張だけならいいけれど。

岡田マリウス、今更だけど本当にかわいい〜(*^^*)
何がすごいって、プリュメ街で初めて柵を乗り越えた時、
足を滑らせて、数段おっとっとという感じになったこと。
慌てっぷりの愛嬌は地のように見えたけれど、その地が、
何の違和感もなく岡田マリウスにも溶け込むのがすごい。
未だに全くマリウスだとは思えないんだけれど、もはや
そんな事は気にならないくらい、岡田マリウス完成。
何がどう転んでも、この男に娘を預けて自分が消えるのは
不安ならないだろうと思うのに、関係ないんだよなぁ(苦笑)

レミコンですばらしくて期待していた今ジャベ、
初期の色のなさはどこへやら、熱いジャベールを見せる。
少し村井さんぽいかな?自分の中の熱さを必死で抑え、
法の体現者として畏怖される自分であろうと努力してる感じ。
ANZAエポ、いい感じで切なくて可愛かったと思う。
完全に女性に見えるけれど、岡田マリ相手ならそれもOK。
井料ファンテは、大きすぎるビブラートをやめるか、
まともに演技するか どちらかだけでもお願いします。
祐一郎バルは、丁寧に演技している印象が強かった。
個人的には祐一郎さんの「怒り、泣き、笑い、疲れ」と、
バカッ単純明快なバルジャンが好きなので残念ですが、
多分、評判は良くなるんじゃないかな・・・。

アンサンブルは、静かめだけど、ハモりはきれいだった。
♪学生たちよ、よく聞け〜!が、すばらしい伸びで嬉しい。
アンジョルラスをよく見て意を汲み、学生たちにマメに
伝えて回っているかのようなコンブフェール、好き。
♪「恵みの雨」で動揺したアンジョルラスが、短期間で
ようやく見つけた答「このバリケードの最初の死者」に
小さく頷いてから ♪戦おう彼女のために と唱和して、
「これでいいんだな?」と確認するかのように、
もう一度アンジョを見上げた姿が、ちょっとツボでした。


2005年03月08日(火) 『ギルダ〜愛の設計〜』(厳しめ感想)

『レ・ミゼラブル』初日。
一応チケットは取ってあったのですが、
諸事情により売り払って『ギルダ』2回目を観る。
まあ、駒田さんも東山さんも初日は翌日だし、
綜馬さんは2回目を観るからいいかなと思って。

そして ふと気づけば、徳井テナがゼロだった。
3月は駒田テナ、4月は限定アンジョ&テナ、
5月はスペシャル中心にチケットを取った結果。
皆に避けたんだろうと言われまくって見てみれば、
確かに登場回数はダントツで多いんですね。
3か月で13回取っておきながらゼロなのは、
・・・無意識で避けたのかもという気がしてきた。

つい最近、小鈴アンジョがないことに気づいて
買い足したばかりなのに、またしてもキャスト
コンプリートを逃すのは悔しい気もしますが、
現時点で足りない観たい組み合わせといえば、
一孝-綜馬、一孝-今、泉見-知念、藤岡-知念。
どれも欠勤しないと徳井テナとは当たらない。

という訳で結論。
山口楽が降ってきたら、キャストコンプリート。
可能なら、最後のチャンスかもしれないから
一孝-綜馬だけ追加すること。以上。
そして結局、どんどん増えるんですよね・・・。


<以下、結構きつい感想です>


『ギルダ〜愛の設計〜』

<作>ノエル・カワード
<演出>竹邑類
<時間>1幕40分(10分)2幕70分(15分)3幕45分
<場所>博品館劇場C-22(2列目上手ブロック)
<出演>
 絵麻緒ゆう、瀬下尚人、蓉崇、戸井勝海
 鳥居かほり、小野妃香里、山本道子
 村國守平、藤本道、倉門勇次

今、公演詳細を書こうとして気がついた。
上演時間が、初日と違っているのは何故?
私がメモし間違えたのかなぁ・・・?
でも、2幕が一番長いのは間違いないです。
にも関わらず2幕が比較的一番楽しめるのも、事実。
1幕なんて、今日は開演に20分遅れてしまったのに、
残りたった20分で退屈できるほど長く感じましたから。
ただひたすら、会話が同じテンポで続くんだもん(泣)

3幕も、メイン3人の会話は同じテンポで続くけれど、
鳥居さんのキャラがうまくテンポをずらしてくれるし、
周りに村國さんたちがいて演技してくれているので、
そちらに目を逸らしていられて、苦痛度は低め。
後半に戸井さんが出てきてからガガッと話が
動く辺りは、多分ひいき目じゃなく面白いし。
戸井さんって「上手い」役者なんだなと しみじみ。

2幕は、ウロチョロする山本@掃除婦さんが
単調なテンポを崩してくれるし、アドリブも可愛い。
何とも愛嬌のあるキャラクターを見せてくれて、
彼女が出ている間はホッとしながら観ていられます。
後半になると、戸井@アーネストが再登場。
前にも共演していてテンポがつかめているのか、
絵麻緒さんも台詞を言ってるだけではない感じで、
「おお、舞台を観ている!」と思いつつ過ごせる。
まあ、その時間が終わった後にある瀬下@レオと
蓉@オットーの長い長い会話は、またしても
同じテンポで続き、途中で飽きてくるのですが。

何がいかんって、これは演出を責めるべきなのかな。
コメディといえばテンポが命。テンポというものは、
中で演じている役者より外の人間の方が見えるはず。
間を取らせ、ちょっとした言い方でニュアンスを変え、
舞台全体のバランスを整えることが、何より肝心。
そこに手を抜いたとしか思えない出来上がりだし。

まあ、他も、必要なところには
手がかかっていない、と感じてしまうんですけど。
衣装に関しても、1幕のドレスは、ちゃんと採寸して
作ったのかすら疑問に感じるものだし、3幕のものは、
絵麻緒さんの体型の悪さを強調して見せる形だし。
最後に衣装換えまでしてのダンスシーンがあったり、
不思議なところには力が入っているのを感じるので、
竹邑さんが、この脚本を自分のテリトリーに入れて
演出しようとした結果、失敗したという事なのかなと、
役者だけでどうなるものでもないのかなと感じています。


2005年03月07日(月) 何となく嬉しかった話。

まるで「ごきげんよう」のタイトルのようですが。
久しぶりに岡さんのブログを見に行ったら、
駒田さんの誕生日会があって出席したこと、
バカラのグラスをプレゼントしてくれたことが
書いてあって、ちょっと嬉しかった。

でも、一番嬉しかったのは
「駒田はじめちゃん」って書いてあったことかも。
もう「駒田一」になってから随分たつんだけど、
「はじめ」は、駒田さんを知った頃の表記であり、
かつ、親父なくせに可愛らしい雰囲気のある彼に
とても似合うと思ってしまっていただけに、
未だに とても思い入れがあるんですよね。
苦楽を共にした岡さんが そう書いてくれると、
何か、すごく嬉しくなってしまったのでした。
それだけ。

あ、『ハチロー』と『不機嫌なジーン』は
先週から完全に脱落いたしました。
2週続けて月曜日に観劇してしまって、
そのビデオがたまっていく一方だった上に、
先週は家にいるのにテレビを無視してDVD。
この時点で、もうダメダメでしたから。
今クール、観続けられたのはMだけだなぁ。


2005年03月06日(日) テレビいろいろ。

とり急ぎ、日付が変わらないうちに
これだけ書いてしまいます〜。

駒田一さん、誕生日おめでとうございます〜(*^^*)

後から、大河とか『Mの悲劇』とかF1(ネタバレ有)とか
『情熱大陸』とか、ちょこちょこ書きます。


・・・というわけで、後から追加。既に翌朝です。
駒田さんも、すぐにレミ開幕だし稽古中だっただろうけど、
稽古場でパーティーやってくれたりとかしたのかな?
ついこの間の戸井さんの誕生日、ギルダの稽古場での
パーティーなんかは写真だけでも雰囲気良かったけど、
レミほど大人数だと、いちいちやってられないかな?
まあ、仲のいい連中と楽しくやってれば、
誕生日なんてそれでいいんですけどね。
今年も舞台漬けっぽい駒田さん、嬉しいです〜♪

以下は、サクサクと短い感想群です。


『F1オーストリアGP』
あまり感想なし。見事に予習していなかったので、
レギュレーションの変更内容も知らないし、誰が誰やら、
どれがどこの車なのやら ちっとも分からなかったので、
雑誌の開幕準備号と画面を見比べて必死のうちに、
レースが終わってしまったようなものだったので。

でも、フィジコ優勝は おめでとう!嬉しかった。
優勝は2回目だけど、ポディウムのてっぺんに立つのは
初めてなんだもんね。前回の荒れまくったGPでの
2位判定に、リアルタイムで不満を感じていた者として、
彼の優勝は しみじみと嬉しかったです。良かった〜。
あと、デビが元ジャガーに来たのは、ちょっと感慨深し。
最初からいい感じの結果出して、嬉しい半面微妙な気分も。


『義経』
私は、義経が今どこにいるのか頭では知っていても、
感覚的には全く理解していなかった事が発覚しました。
「頼朝のところに行くだろうから追え!」と言われて、
な〜んだ、逆方向じゃん、良かった良かったと思った。
何のせいかな〜、あんなに「京都に居させてはいかん」
と言われまくっていたのに、京都に居る気がしてなくて、
東京辺りから奥州に出発した気がしてたんですね。
伊豆は逆方向。なのに、なんで名古屋を通るの??と、
悩んだ時点で、やっと理解できました。アホ〜。
しかし、装備を整えて旅に出た途端に、
やたらRPGノリで仲間が増えていきますね(^^;


『Mの悲劇』
ラスボス、佐々木蔵之介(笑)
あの細い体で、脅迫者を殴り倒してしばりつけて、
風呂に閉じ込める姿も想像すると ものすごく怖いけど、
脅迫者もバカだなぁと思ったり。最初の300万時点で、
「どこへ行くんだ」「・・・銀行。」の表情に異変を感じろよ!
こいつはどう見てもヤバいだろうが。プロなら気づけ!
まあ、だから所詮チンピラだったという話もありますが。

でも、成宮君がやったのが、見捨てた事だけだったのが、
ちょっと残念だったかも。もう少し何かしてて欲しかったような。
先週の、脅迫者と話す成宮という画はフェイクだろうと
思っていたけれど、フェイクじゃない事を祈ってたのに。
でも、すべては蔵之介のせい、という大魔王っぷりな蔵も
素敵なので、この展開も結構 好きかな〜。
そろそろ、1話から見直したくなってきた。この話、
伏線とか、ちゃんとしてたのかどうかが気になってきて。


『情熱大陸』
森山未来って最近なんで目立ってるの?と思ってました。
私にとっては、まずは『BOYS TIME』、
次に、よりにもよって、『mama loves MANBO』。
後は『火の鳥』でも出演していたような・・・だったから。
ドラマでも特に出ていたという記憶はないし、
なんでいきなり、ミュージカル主演してるの?と。

でも、あの「セカチュー」に出演していたんですね。
漫画版だけ、職場に転がっていたから読んだけど、
はあ、そうですか、で終わっちゃった話だったからなぁ。
『BAT BOY THE MUSICAL』も、友人連中が、
石原さん出てる〜とか、貴一出てる〜とか言って、
別の出演者目当てで観に行っておきながら、
なんとも微妙な観想を言ってくれただけだったし、
速攻完売なんて言われて、そうだったの?!状態。

30分見て、20歳っぽい感じの青くささや小生意気さが、
嫌いじゃないなと思ったけれど、それ以上ではなく。
ビデオも録ってなかったのが、問題ない感じだったけど、
でも、そんなに人気ということは、もしかして、
次の舞台もチケット取りにくかったりするの?!
やば〜、一応 行こうかと思ってたのに・・・。


2005年03月05日(土) 帝劇祭最終回&『ハウルの動く城』

前日から友人が泊まりに来て準備して、
最後となった「帝劇並び」に行ってきました。

チケット発売日の朝の帝劇の名物。
朝8時までに帝劇前の列に並んだ人全員に
抽選予備カードを配り、その順番に購入券を抽選、
購入券には、購入順番と時間が書かれていて、
指定された時間に購入する部屋の前に集まって
順番通りにチケットを買っていくシステム。
8時までに集まって運が良ければ、1番に買える。
1,200番以降を引いた人は、購入時間は翌日。
今日はお引き取り願って、明日また来てください。
1人8枚までだけれど、席は選びたいほうだい。

そんな、運だけが頼りの比較的公平なシステムは、
(まあ、地元在住で、一族郎党や友人連中を
引き連れて来られる人が、若干は有利ですが)
空席を目の前で見ながら選べることもあって
帝劇オタクたちに愛され親しまれてきました。

長期公演や地方公演が多くなった昨今では、
互いの贔屓役者がかぶる人でないと、劇場で
偶然 友人と再会することも減っていたけれど、
発売日はたった1日。その日に帝劇周辺で、
「久しぶり〜!」と飲み会に行くのも楽しく、
一種のお祭り、イベントと化していたのに。
今回は、最後とあって祭気分の人も増えたのか
最終的には3,000人近い人が並んだらしいです。
そんな中、友人の隣が、97年レミの頃に
同じHPでさんざん騒いだ人だったりもして。

でも、あまりに手間だと判断されたのか、
今回で終わり。もう早起きもする必要がない。
その代わり次回からは、プロのゲッターに
有利な電話とネットによるシステムのみ。
丸一日電話してつながらず、一日の終わりに、
ヤフオクなどに出品された予約番号を見つめて
悲しい気分になるファンが増えるばかり。

せめて、引き取りの時に予約した本人であると
証明するものを見せるようにさえすれば、
予約番号の出品ぐらいは減るだろうになぁ。
チケットを高値で売る人も嫌だけれど、
意外に売れなくて足が出る場合もある。
でも、自分には何のリスクもなく予約番号を
売る人だけでも、何とか駆除してほしいです。


私は友人に引きずられて 7:20頃に着いたので
前売抽選予備カードは1401番。待っている間は
2階E列27番という席に座っていました。
引いた購入券は968番だったかな?17:50購入。
この時間まで待っていても、希望する日は
ロクに残っていないだろうなぁと思いつつ
隣の友人を覗き込んだら、なんと 18番!!

ものすっごい一孝さんファンの子なので、
岡田ファン、鹿賀ファンたちと一緒に、
愛が運を引き寄せるんだねぇと感心していたら、
スペシャルの方が取りにくいんだからと、
自分はそれほど興味のないSPも買ってくれて。
最後まで、友人にお世話になってしまって、
こんなんでいいんだろうかと顔が笑ってます。

彼女が8枚購入してきた後は まったり。
一緒だった残り2人は、18:20購入の回と、
翌日購入の回を引いたのですが、念のために
私の購入順番の残席は見てみようということで、
17:50まで時間つぶし。ファーストキッチンで朝食、
12時半ごろからシャンテの地下で おかゆの昼食、
そして、『ハウルの動く城』観賞。


『ハウルの動く城』(映画)

場所:スカラ座1、J列24番(センター)
時間:13:50〜(2時間弱)

年に何回もないくらい早起きして眠かったし、
絶対に寝ると思っていたら、意外に起きてました。
でも、面白かったかと言われたら「まあまあ」。
ほぼ全員の感想は「初登場時のハウルは良かった!」
微妙にアンチ木村拓哉気味の私でも、とても好き。
後半になるほど「へったくそ、あそれ、へったくそ」と、
心の中で野次を飛ばしたくなる場面が多かったけれど、
登場シーンだけは無条件で、キャ〜!(*^^*)気分。
とにかく かっこよかった。空中散歩、いいなぁ・・・。

心に残る名台詞といえば、ダントツで、
「美しくなければ・・・(以下伏せ字)」でしょうね。
原作があることは分かっているけれど、ほとんど
「キムタク」当て書きのようなキャラだけに大笑い。
いや本来は、そんなことを言っているハウルが、
ドロドロになっても何かを守ろうと必死になるまでに
成長する姿に感動すべきなんでしょうけれど、
その場面の頃には既にこの作品、私にとっては
「ネタ」扱いになっていて。そういえば今年は
SMAPコンサートあるから、ネタになるかもしれないし
見ておいて良かったな〜扱いになってました。ごめん。

でも、最も笑ったで賞は、カブの魔法が解けた場面。
おそろしくやる気のない絵で描かれた彼の正体が、
また おそろしく陳腐な設定を語る場面は、
どうにも堪えようがなく本当に笑ってしまいました。
隣は空席だったし、そう迷惑じゃなかったと思うけれど、
あの場面でも静かって、映画を見る客ってあんなもの?
しかし、あれ原作にもあるの〜?原作で読めば、というか
あの絵がついてなきゃ、シリアスに読めるの〜?

そんな、ネタ探し映画になってしまったのは、
多分、声優さんが云々というだけではなくて、
作品としての完成度が低いせいもあると思う。
登場人物の顔が、最初は宮崎アニメらしくない
大人っぽさを見せていたのに、最後になったら
すっかり、いつもどおりになってしまっていたり、
遠景になると、誰なんだってぐらい絵が崩れていたり。
CGも多用されていて、丁寧に作られた感じがしない。
そういうアラが見えるたびに、何だかなぁと感じて、
物語に のめり込めなかったのも、相当 大きいかも。
こんなの、宮崎ブランドで出してもいいのかなぁ?と、
ちょっと疑問を感じながら観終えました。
まあ、面白くなくはなかったんですけどね。


2005年03月04日(金) 『ギルダ〜愛の設計』初日ソワレ感想

昨日観てきた舞台の感想です。
明日はレミ発売で早起きしなくちゃいけないし、
その準備で人が泊まりに来ているし、しかも、
ブレーカーが落ちて、ここに書こうとしていた文章が
途中でポンッと全部消えてしまったりしたので、
今回はもう本当に、簡単感想にしようと思っています。
書きたい感想といえば、実は1つだけだったりするし。
本当は、勤務時間中にこっそり書きたかったけれど、
とてもじゃないけど そんな時間はなかったから。
つまりは、お昼寝タイムもなかったというわけで、
既に半分まぶたが落ちながらの殴り書き感想です。


『ギルダ〜愛の設計〜』

<作>ノエル・カワード
<演出>竹邑類
<時間>1幕40分、2幕60分、3幕50分、休憩各15分
<場所>博品館劇場C-17
<出演>
 絵麻緒ゆう、瀬下尚人、蓉崇、戸井勝海
 鳥居かほり、小野妃香里、山本道子
 村國守平、藤本道、倉門勇次

きっと、お洒落な話なんだろうなと思う。
あらすじも気に入ったと思う。
多分 私は、脚本自体は とても楽しめると思う。
でも1幕は眠かったし、2〜3幕は台詞のテンポが
良くなっている場面では面白みを感じたけれど、
全体的に、何かどうにも足りないなという印象。

あらすじは、簡単に書くと こんな感じ。
売れない画家オットー(蓉崇)、若手劇作家レオ(瀬下尚人)、
画商のアーネスト(戸井勝海)は かつての親友同士。
3人とも、ギルダ(絵麻緒ゆう)に惹かれている。
ギルダがオットーと暮らしているところから始まって、
成功したレオと暮らし、アーネストと結婚し、最後は・・・?
こんな話だけに、ギルダが魅力的に見えなかったのが
何よりも辛かったなぁというのが一番の感想。

絵麻緒さんって、顔立ちは 本当にきれいなのに、
仕草や体形から男役が抜けてない印象が強いんです。
なのに、体にフィットしたドレスなどばかり着せるから、
余計に女性らしさが今一つと感じられるんだと思う。
さらに何よりも、演じているご本人が多分、とても
自制の効いた方だというのが見えてしまっている。
そのため、自分の感情に素直であることを何より重視する
ギルダという女性像がハマっていない。
彼女の奔放な愛情という本自体は納得いくものなのに、
台詞から浮き上がっている絵麻緒ギルダが寂しかったです。

でもまあ初日だったからというのも大きいのかも。
膨大な台詞量なので、台詞のテンポが良くなれば、
それだけでも相当魅力的な舞台に見えてくるだろうと思うし。
実際、2幕最後の方の、オットーとレオの場面など、
ふっきれてる2人のやることなすこと楽しかった。
多分、テンポは日を追うごとに問題なくなると思う。
問題は、絵麻緒さんがどこで ふっきれてくれるか。
舞台が面白くなるか否かはそこにかかってると思います。

あ、最後にファンモードで少し。
戸井さんは今回、唯一ともいえる「常識人」役。
とても似合っているし、本人もやりやすいだろうと
思うのですが、個人的には勿体ないなぁという気も。
オットーかレオ役で、殻を外しまくる戸井さんが観たい。
できたら絶対、もっと魅力的になれるのにな〜。

私自身は、感覚だけならギルダたちの方に近いのか、
最後は「ごめんなさい、本当に悪いことをしたと
思っているわ。でも、永久に分からないかもしれない
けれど、私たちはこれが幸せなの」と思っていました。
そう共感するところがあるからこそ余計にどうしても、
ギルダを演る人に対して、厳しくなってしまうのかな?
でも、後は彼女次第。そう、強く思った舞台でした。



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