蛍桜

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師匠は走るよ

知らないうちに12月になって、
知らないうちに今年が終わろうとしておりました

って、気づいてはいたんだけどね
まだまだだーとか思ってたのに
もうあと数週間とかあえりない!!


たまにあるんだけど、
心に空いた穴、というか
自分のコンプレックスに気づくことがある

友達がいない自分が嫌いで
(正確にはいるけど頼れない、仲良くなりきれない)
みんなが「親友がいてよかった!」とか言い合ってるのをみると
私にはそんな人いないな、って悲しくなったり
誰かが誰かを頼ってる姿を見て、
私はやっぱり頼られない存在なんだな、って悲しくなったり

今後もこのコンプレックスはずっと私に付きまとうと思う


それは根本的に私が悪い
だけど、性格的なものなので今後も治ることはない

完全に素を見せても嫌われない
自分の都合を多少押しつけても嫌われない
本音を伝えても嫌われない

そんな関係は確実に無理だ

いつも遠慮して
いつも好かれようと努力して
いつも先回りして
いつもいい部分しか見せない

そんなに必死に立ち回っても
結局は深い部分で繋がれなくて
信頼されたいと願っても
めんどくさいことが降ってきたら
すぐに言い訳を考えて逃げる

自分のことが一番で
自分のことばかり考えていて
誰かを大切には思えない

急に相談で呼び出されても
その人のために駆けつけるわけではなくて
誰かのためにやさしい、心配できる自分が好きなだけで
自己陶酔してる
そんな自分に気づいてから
「なんでも相談して」とも言えなくなった


今後一生、友達なんていうものは出来ないけど
親友なんてものに出会えないけど
それであまり不便はないだろう

ただたまにこうやってぽっかり空いた穴を見ながら
自分の欠落した部分が虚しくなるだけで

そこさえ乗り越えれば
普通に笑って生きていける



そうそう、最近、天上碑時代のパソコンを破棄することになって
いろんなデータを実家のパソコンから救出してきたんだ
その中にさ、天上裏のログが残っていて
みんなとのチャットの会話が残っていて
それをいつも見ているんだ

私はわがままで気分屋で

みんなはやさしくて男らしくて好きでいてくれて

夜中まで馬鹿言って
絶対落とせるわけない城攻めて
ばかばっかりやって

楽しかった雰囲気が詰まっていた

ほんと、楽しかった


それを思い出して、余計に心の穴に気づいた

でも、それはどうしようもないことであって
私の大切な思い出であることに変わりはなくて

なによりもあんなわがままな自分に戻りたくもなくて
過去は過去だと割り切れてはいるのだけど

あの頃より大人になった私は
あの頃より人づきあいがうまくなっているはずの私は
あの頃より心を閉ざしている可能性も否めない


そういえば、過去も、
心を閉ざしてるとか言われて
鍵のアクセサリーをプレゼントしてもらったりして、
心閉ざしてる自分かっこいい!とか思ったりして、
みんなのやさしさに甘えてばかりいた

あんな気分屋の部分を出しまくってて
何が心を閉ざしてるだ
わろし

ああ、もう、
みんながいてくれてあのときはほんとに幸せでした


今年も終わってしまうけど
みんなの人生のうちのこの一年も
素敵なものだったならうれしい

たまにみんなのことを思い出している私は
前に進めていないような気もするけど
みんなもそんなもんだと思い込んで
しっかりと年を越します

あと少しで私もアラサーの仲間入りです
あと数日

誕生日が来て
昔は0時にいろんな人からメールが来て
それが嬉しかった

今は一通も来ないけど
やっぱり、それは、今の私を表しているのだ
誕生日の一番初めに私は
自分の未熟さ、虚しさ、心の穴、みんなの素晴らしさ、を
しっかりを感じるのだ

しっかりと年をとって
大人、にはなりきれないけど
前には進んでいこうと思う


みんなのおかげで
今の私が、今年を終えることができます


ありがとう
2012年12月15日(土)

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