蛍桜

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だから何も残っていない

今ここにあるもの全てが真っ白い部屋に並べられている
並べられてるひとつひとつを
手にとって眺めてみた

手に取れないものもあった

並んでるはずのものがなかったりもした

どうしてだろうって考えたら
それは今ここにないからだっていう単純な解になった


自分で言って自分で泣けた
「だから私には友達が居ないんだよ」と


自分の性格の悪さは自分が一番よく分かってる
「自業自得だって自覚してる」


多くのものを求めてはいないつもり
ただ傍に居てくれる人が数人だけでも満足

だけどふと周りを見渡すと
おっかしいなーって気づく

なんで、全部、なくなったんだろう
最後まで大切に持っていたかったのに

おっかしいなー


他の人は、私よりたくさんのものを抱えているのに
おっかしいなー
なんで、私はそれを抱える腕がないんだろう
なんで私の腕に抱えられるはずの「もの」がないんだろう


他人を羨ましがっているわけじゃないの
ただ不思議なだけなの

どうして私はこんなに出来損ないなのか?

どうしてもっと簡単に笑っていられないのか?

どうしてもっと人間関係を築けなかったのか?



どんなに私が好きじゃない人だって
友達がたくさんいるんだよ

他人に迷惑ばかりかけている人だって
自分のことしか考えれていない人だって
自分が不幸だと思い込んでいる人だって

いつも決まって、たくさんの人に支えられているんだよ

人間らしいからなのかなぁ

私は欠陥品なのかなぁ



友達とかになったって
私の性格じゃ、長続きしない
それは相手が悪いとかじゃなくて全部私のせい

我慢してるつもりになってる
相手の悪いところばかり見えてしょうがない

ちゃんと分かってる
人にはいいところがあるっていうことも
人にはいろんな人が居るっていうことも

私は、どんな悪いところがある人でも
どんな変なところがある人でも

理解できると、そう思っていた

いや、思っている


私は
人よりも許容範囲が広くて
人よりも人の心の中が読めて裏が見える
人とは違う視点に立って物事が考えられる
人よりは視野が広いんだ

そんな風に考えてたら

もう周りには、誰も居ないんだよ


「見えちゃうから、嫌になっちゃう
人が見えないところ、全部見えちゃうから」

それもある

でも多分、みんなと同じ位置に立ってないからなんだろうなーって思った

自分は違う
あの人たちとは違う
そう思いたい

どんなに仲良くなっても
どんなにこれからずっと先一緒にいたいと思っても

だめになっちゃう
なっちゃう


私がなんとかなるのは「恋人」という存在になった人だけだってことに気づいた

私のこと好きになってくれた人だけ


そして、私がそれに応えられる時だけ
私が手にすることが出来るものを得られる


応えられないときでも、離れないで居てくれるけど
それも、期間限定だから



やっぱりもとからなかったんじゃないかなーって思う


なんとかなるのかなぁ私
どうしてこんなに人間関係築けないんだろ

あほだ

2008年06月25日(水)

思考するのも仕様です

地元を離れて、都会に出てきて、
失ったものはないと思っていた

地元を離れるときも
心残りは母親くらいなもんで
同級だった友達も、元彼も、会社も、
なにもかも置いていっても大丈夫だと思っていた
都会は地元よりものが溢れているから
不自由することはないだろうと高をくくっていた
大好きなマクドナルドも絶対どこかにあるだろうし
大好きなしまむらもあるだろうから
私はまた何不自由なく過ごせる、と想像していた

私は何かに執着するほうじゃないし
誰かとすぐ仲良くなるわけじゃないから
そこらへんに自分の居場所を作っていたわけでもないし
そこらへんに知り合いが居たわけでもない

でも
行きつけのカフェも、行きつけのカラオケも、
行きつけの服屋も、確かにあった


○○したい〜
ってなれば
じゃあ、あそこいこう!
って繋がるリンクが頭の中には出来上がっていた


地元を離れるまで気づかなかったけど
自然と「行こうかな」と思える場所が地元にはあった

それがただそこにあるから行っていただけだったけど
気が付けばそれは「私の知っている場所」であり
「自分のテリトリー」になっていたんだなぁって実感した

一人でレジさえ行けない子だったから
カフェは会社の先輩が連れて行ってくれたところや
後輩が付いてきてくれたところ、お姉ちゃんが教えてくれたところしか行かなかった
一人でここ行きたい!と思って、行く勇気なんてなかったから
いつも誰かの力を借りて、カフェめぐりをしてた

その中で好きなカフェを見つけて、ふと気が付いたら
また行こうかなーって考えれるようになった

都会にはカフェなんてたくさんあるから
私はまた、ふと行こうかなーと思えるカフェが出来るもんだと信じていた

だけど、違った
教えてくれる人がいない
付いてきてくれる人がいない
何より、馴染みのない土地で馴染みのないカフェへ
入ろうっていう勇気がまだ湧かない

だから私はまだこっちで、お気に入りのカフェさえ見つけられていない

こっちで友達や、知り合いが出来たら
またいろんなところを知ることが出来るのだろう

だけど、地元には適わない

ドライブだって、前よりはものがたくさんあるこの都会で
テレビで見ていた地名のところへ、どこにだって行けるから
大好きだったドライブも、楽しいはず、と信じていた

箱根も、逗子も、千葉も、湘南も、江ノ島も、行った
遠くなれば静岡まで行った

だけど、地元には適わない

友達だって、ネットの知り合いが何人かいるし
大会の知り合いだってたくさんいるから大丈夫だと信じていた

だけど、やっぱり違った


私は21年間かけて、あの場所で築き上げてきたものが
確かにあったんだ

ドライブが楽しかったのも、知らない道を開拓出来たからだ
どこにどう迷子になろうと必ず帰れる安心感があったから
車を運転していても、不安なんてなかった

だって21年間、母の助手席でいろんな道を見てきた
それに21年間ずっと育ってきたところだから
知らない地名なんてそんなになかった
迷子になってもどこかにいけば、知ってる地名に出くわして
地名さえ分かれば方向も大体分かって、
家に帰る手がかりになった
ナビなんてなくても、自由にうろちょろできた

でも、こっちの地名なんてほとんど分からないし
地名が分かったところで、私は家には帰れない
だって、その地名が自分の家からどの位置にあるかなんて
全く分からないんだから

ナビがないとドライブに出かけられない
でも私の可愛いミラっ子にはそんな高価なものつけてないし
一人で気が向いてドライブ、だなんて出来ない


友達も、地元には大した友達なんていないと思ってた
居たとしても、それは地元を離れても寂しくならない程度だろうと踏んでいたし、
人によっては、地元を離れることによって、距離を置きたかった人も居た

だけど実際離れてみると
ふと休日に、友達の職場に訪ねることも出来ない
ふと休日に、メールをして何気なく暇なら遊ぼう、って言えない

休日に誰も居なくても、あそこに出かけよう〜って思うことさえ今は出来ない

こっちにだって友達らしきものはいる
大会の知り合いは同じ神奈川に住んでいるし
こっちにくれば遊べるね、なんて話していた
私の家は2LDKだから、遊びにおいでね、なんて話していた
猫も居るから癒されにいくよ、って言ってくれてた
東京にだっているのに、私の家に遊びに行く!とか言っていたのに
いまだに来たことないし
私がこっちに住み始めてから遊んだのも数回
引越し祝いしなきゃね!とかって言う言葉もやっぱり社交辞令だった

ネットの友達だって、実際詳しくどこに住んでるかも分からないし
多分「会って遊ぼう!」ってなっても私は勇気がなくて出来ないかもしれない

だから誘えなくて、結局いてもいなくても同じになってる

結局、私が望んでいた結果にはならないんだ、と最近悟った
いろんなもの捨ててきたことに気づかなかった
21年間築いてきたものを甘く見ていた

地元のほうが好きだという気持ちはあっても
やっぱり都会に行けば地元ほどはいかなくても
満喫した生活ができるものだと思い込んでいた
ほんと、思い込みだけど


新しい世界に浸ることで、何かが変われる気がしたし
新しい世界を見ることで、視野が広がると思った
新しい地で仕事をすることで、少しは大人になれるかもと錯覚した

だけど、そんなの、得たことにはならない


私は築いてきたもの全部捨ててきたんだ、って実感した

もちろん、何かを失ったわけじゃない、と思う
思いたい

こっちで得るものもたくさんあった
あったと思いたい

地元を離れたこと、親のことを除いては後悔していない
多分

地元に帰りたいという気持ちはそんなにない
まだこっちでやっていける、とは思っている
でも機会があれば、時間が経てば、いずれは戻りたいとも思考している

こっちが嫌になったわけでもない

だけどなんのためだっけー?とかなる
そんで答えはない

別になんのためだとかは関係ないけど
私があの時選択した道はこっちだっただけのことで
あの時の道の先に私がいるっていうだけで

別に、大したことはないんだけど


あれ?
こんなんだっけ?

って振り返っちゃうのは仕様です




多分こっちであと21年過ごさないと
私は安心して住めません


でもそしたら42とかありえません

2008年06月23日(月)

飛び石のように並んでるから

過去のことを、全て思い出したいと思った
忘れたくないと思った
ぜーんぶ綴ってしまいたいと思った

だって、今しか書けないかもしれないし


思い出したくないことも
醜かったことも
何もかも全部書き出しておかないと
いつか失ったときに
失ったことさえ気づけないだろうから

何かしらの形にして、残しておきたい

今を忘れたくないから
過去を忘れたくないから

少しでも多くの自分を、繋ぎとめておきたいから

とりあえず、思いつくままに書こうかなー
そのうちね、そのうち


とか言ってて忘れるオチ








+++

ひろきへお返事。

七色の雫が、みんなの逃げ場になってほしいと願ったのは
実際、私が七色の雫を逃げ場にしてたから。

ひろきに言ったことあるか忘れたけど前派閥でいろいろあってねー。
言ったかな。言ったような気がしないでもないな、うん。

前派閥が私にとって重かったから、そんな派閥嫌だな、って思ってたよ。

だから、「逃げ場」だったってこと
しっくりくるんだって言ってくれるなら嬉しい。

でもいろいろ大変だったよね〜w
ひろきは特に問題児でした、はい。



私も、なんであんなに天上碑に固執してたんだろうなぁって今は思うよ。
でもさ、思い返してみたら辛いことも楽しいことも
リアル以上にあの場所にはあった。
リアルでは失ったものあったけどさ
でも、それでもよかったかなーとちょっと思うわけさ。
ネットで得るものがあってもどうせ消えちゃうんだけどさ。
必死になってあげた名声も、キャラがいなくなっちゃえば無意味だけどさ。
築いた人間関係も、ネットなんて簡単に切れちゃうけどさ。
それでも、今のひろきと私みたいに、地味〜に繋がってたりするし
もし、これが切れたとしても、まぁそれでもよかったかなって思えるよ。


以下、ここでは返答できない部分については華麗にスルーすることにするわw


とにかく、私が望んでるのは

すごく凹んだり、落ち込んだり、人恋しくなったり、何もかも嫌になったり
誰かに話聞いてもらいたい、って思ったりしたときに
ふと、私の顔が浮かべばいいなって思う。

数年前までは普段連絡とってなくても
なんか急に電話かかってきたりしてたし
「助けて」って私なんかに言ってくれた人も居た。
そうやってその人の中に残っていられることが嬉しかった。

最近はもっぱらないんだけどもw
時間の流れかねぇ。。。

ま、そういう風に、頼られるのは好きだよーっていう話w
だから、ひろきのお願いは多分却下されると思いますw


2008年06月12日(木)

だから私は独りを選んだの


私が決めたこと、私が決めた道、
そこで起こった出来事を、私はすべて予測できていたわけじゃないけど
そこで起こった出来事すべて、私の責任

誰かに意見を求めて、それに私が従ったとしても
私自身がそのことに従うと決めたのだから
その誰かさんのせいなんかじゃない

私が決めたことで、誰かが責任を負う必要はないし
私が決めたことで、悲しむ必要はない


行き場がなくなってしまっても、それは私が生んだ結果


私が私を導いている
それ以外、あるはずない


そりゃ私だって、誰かのせいで悲しんだり
辛くなったり、苦しくなったり、振り回されたりするけど
例えどんな経緯があろうと、そういう風に出来ているんだと思う


例えば誰かが私を裏切っても
それは、仕方がないんだろうなーって




実際、私って友達って呼べる友達いるの?って思うこと多々でさ
何もかも崩れていってるわけよ
今いろいろ思い返せばさ
私は本当に見ててイライラする性格だったし
本当に、嫌な、悪い、性格だったなーって思うわけよ
自分でも言ってたもん
「敵に回したら怖いタイプだよ」って
自分でも思ってたもん
「精神的に人を追い詰めるのが得意」だって



今はあんまり人と深く関わってないから
「昔はああだった」って思い出すだけで済むけど
多分、近くにすごく仲のいい友達が出来たら
私はまた他人が見て、眉毛を歪ますくらいのこと、余裕ですると思う

そんな自分が現れるのが嫌だから、友達っていう深い関係を
作らないようにしてる、っていうのもあるんだけどさ



言いたいことは言わなきゃ気が済まない

もちろん、小さいことは何も言わないよ
私、これでも沸点は低いほうだと思ってる
言わなきゃいいところでは言わない

でもね、
一度自分より下だと思った人に対しては
(下って思うこと自体がおかしいことなんだけど)
すごく、何もかも言い放ってしまう

言わないと気がすまない
今まで我慢してたものが、一気にプツーンと切れる



逆に相手が自分より上になってしまうと
私が泣いて、不幸ぶる

もしくは、泣いて、より上の人を味方につける


中学の時、友達といざこざがあって何人か自分側に味方はいたけど
その人たちも曖昧な態度だったし、腑に落ちなかった

まぁ、当たり前だろうね
どっちにも悪いところはある
そこまでは私だって理解できてる
例え厨房でもね

でもさ、だからって何?ってなってたんだと思うわけよ
私の思い通りになってないじゃない!って

「どっちも悪い」って分かってた人たちも
私の言い分もかろうじて聞いてくれていた人たちも
私が分かっているにも関わらず、自分の中に押し殺せていない感情を出していることに
みんな引いてたんだろうなーと思う



多分さ、中学の時私は、知らない上級生にまでこそこそ笑われる存在で
なんだか知らないけどからかいの対象にされてて
いつも自分が「下」だと感じていたから
ずっとずっとうつむいて我慢してたから
ふと自分が「上」に立てると思い込んだ途端、強気になったんだろーなーって思う

もともと人と付き合うのは好きじゃなかったから
学校は休みがちだったし


・・・うまく思い出せないんだけど、私なんで学校嫌いになったんだろ?

ま、これはまた別の機会に思い出すとしても

私は自分がいつでも被害者だと思ってた


階段の掃除をしていたら、よく知らない上級生に笑われ、からかわれ
その度にほうきを持って、下を向いて、聞こえないふりして、見えないふりして
ずっとずっと掃除して、その人たちが階段を上りきるのを待った
その人たちが言ってる言葉が、何故自分に向けられているのか分からなくて
どんな噂が流されているのか、怯えてた
苦痛だったよ、あの時間は

今思えば、そんなこと?だけどね


入学式の次の日には休んでしまった私について
クラスの人たちが何を言っているのか気になって仕方なかった

私とずっと一緒に居てくれた幼馴染は違うクラスになってしまって
違う友達を作って仲良くしてた
もちろん、当たり前のことだけど
あの時の私には、悲しかった

私のクラスにも、話せる知り合いはいたけど、お互い利用しあってるだけだって思ってた
グループじゃないと生きていけない厨房時代には
必要な係わり合いだと割り切っていた

私もなんとかクラスに馴染もうと思って、少しグループを作れていない子に声をかけて
仲良くなろうと努力した
はじめは迷惑かな?っていうような反応しか返してくれなかったけど
そのうち、一緒に行動するようになって
中学で友達が出来た!と喜んだ

でもいざその子といざこざがあったとき

私は、学校を休んで逃げた

私が学校を休むと、やっぱり悪者は相手になっちゃうわけだし
意図していたわけじゃないけど
相手には断然不利だったと思う

でも、いざこざを起こした原因は私の心の狭さだった
私が、許せなかっただけだった
ガキなだけだった
自分から声をかけて仲良くなったのに、仲良くなりたかったのに、
いざそうなると、いろいろなことが我慢できなくなった私が幼かった


だから彼女は悪くない

そのときも分かってた
私がもっと大人になれば、って思ってた


でも、クラス中でなにやら噂になり、先生に彼女と二人で呼び出された

別に、変に脚色しようと思ったわけでもなかった
ただうちらが、あまり仲良くなくなっただけだと(合わなかったと)
私はただ、彼女関係なしに、学校に来たくなかっただけだと伝えたかった
いざこざの本当の理由は、自分が幼すぎて言えなかったけど
それでも、相手が悪いところは特にないってことを言おうと思った
先生が出るほどのことでもない、と伝えたかった

でも結果
私は泣いて、先生は私側についた

先生は全てを知っていたのかもしれないし
感じ取っていたのかもしれない
お互いに悪いところがあったはずだから、って思ってたんだろうな
だけど、私が泣いたことで、フォローせずにはいられなかったんだろうな


泣くのは反則だって、私も分かっていた
だから、涙が出てしまっても、笑顔で先生に大丈夫です、と言っていた
それがまた、被害者に見えるんだろうなーって今思い返すと思う

私が、泣く必要なんてそこにはなかった
どっちかというと、彼女のほうが泣く権利はあったはず
でも、私が泣いた

私が泣いてから、私が大丈夫、と言っても
とりあえず埒があきそうになかったので
先生が、彼女だけを先に帰らせた

彼女がいなくなった教室で、先生は「おまえは涙腺が弱いな」と言った

嘘の涙なんかじゃない、ってことだけは信じてもらえたみたい
でも、呆れた顔してたよね、先生
私が泣いてた本当の理由なんて、知らないよね、先生




自分が被害者だって思われたかったわけじゃない
私だって辛かった
彼女を責めたいわけじゃないのに、私の心のもやもやは彼女に向いていることが
どうしようもなく苦しかった
私の勝手な言い分で、彼女を追い詰めてるのも辛かった
でも、それ以上に、止まらない私の欲求も辛かった
子供過ぎた自分が馬鹿らしかった
自分がやっていることが間違ってるってわかってても
相手を傷つけてしまったこと
それでも私は求めていたこと
なのに、何も手に入らなかったこと
何かも馬鹿らしかった

悪いことをいくら実行しても、決して成果が得られないということはそのとき知った
私が求めていたことには、何一つならなかったんだから






被害者になりたいわけじゃないけど
私には根本的にそういうのが流れてるみたいで
泣いちゃったり、学校休んじゃったり、逃げちゃったり、
一個ずつあげればキリがないけど

私は今までそうやって生きてきた




だからなるべく相手の言い分を聞いて
相手の気持ち考えて、「しょうがない」「仕方ない」で収めようとした
そうしないとさ、自分の欲求ばかり言っちゃうとさ、
私はやっぱり何も得られないから

いつのまにか当たり障りのない関係の人たちばかりになった

私が近づこうとしなかったのもあるし
近づいてしまった時に、私の欲求が溢れだして
やばい、と思って遠ざかったのもある

私は自分の欲求には従順なんだと思う
だから人との距離を保つ
欲求が溢れない程度の付き合い
それがやっと私が平穏に生きていける方法だから


友達なんて、無償で私に何かしてくれるわけじゃない
だから、私が無償で何かをしてあげる必要もない

だけど、私は何かをしてあげることが好き

多分、今までの償いなんだと思うし
それくらいでしか、私は他人の中で生きられないんだと思う
「友達」にもなれない私は「便利屋」のほうが楽だったから




いくら裏切られても、私が相手を恨まなくなったのはいつだったかなぁ
恨まないのは恨まないけど
「裏切られた」って思う沸点はすごく低いっていう矛盾

とにかく、恨まないのは、いい子ぶってるわけじゃなくてさ
裏切られる要因を私は持ってるわけ
信頼関係を築けなかったっていうのもあるし
逆に築こうとしても、また昔みたいなことに絶対なっちゃうから
相手に「何かしてあげる」っていう思いやりの気持ちがなくなっちゃうから
やっぱり遠ざかるしかない
そしたら、やっぱり、私を信頼してくれる人なんていない


だけど、嫌われたくない

だから私は何かしてあげることが好きだし、頼られることが好き
相手の欲求に答えてるだけなのは、楽だから


逆に私に何かしてあげたい、っていわれるのは苦手
私の欲求を押し付けるのが怖いから

私、心の奥はどす黒い
みんな、見えてないだろうけど
私はふつふつと思い出しちゃったんだな、最近


私が隠してる部分
また溢れだしてほしくないから、友達とかいないって
自分で言い切るしかないんだよね



手に入れたいもの、手に入れることにはいつも必死だけど
手に入れたいと思うほど、それを好きにならなきゃ済むことでしょ?


っていうのが、私の考え





何にも執着しない

それが一番だと思う



誰も好きになりたくない
友達なんてほしくない

みんな、居なくなっちゃう
私のせいで、居なくなっちゃう




だけどさ、やっぱり笑い合いたいわけよ
馬鹿したいわけよ
本音話したいわけよ

今までそういうこと出来た人いたけど
そういう人のこと、やっぱり好きになっちゃうから
このまま友達でいたい
ずっといたい、って思っちゃうから
やっぱり昔に戻っていなくなっちゃうんだよね





こんな私は、友達なんて出来ないんだろうな


七色の雫はなんとなく、そんな私を表わしていたよな

入りたいときに入って、出たいときに出ればいいって
ここは逃げ場だよ、って
そう言って作った

そんな私の気持ち通り、ふとみんなが集まってくれて嬉しかったし
ふとみんなが他に気軽に行ってるのを見てもなんとも思わなかった
この場所が、必要になったときは戻ってくるだろう
そんな軽い気持ちで居てくれたらいい
私も、そんな軽い気持ちで接することが出来たらいい
重いものなんて、与えないままでいい

私が個人に執着しないように
誰かが派閥を出て行っても悲しまないように
引き止めないように、自らそう言って予防策を張ってた

だから逆に、ずーっと七色に居てくれた人はすごく有難かった

で、私はまたそういう人に執着しちゃってた
その人が、派閥を出る、と言う時は、本当に悲しかった

でも、昔みたいに全部失いたくないから
無理に笑って、行ってらっしゃい、って言えた
それはネット上だから可能だったことだけどね

だけど悲しくて、ぼそっと弱音を吐く
私は結局、みんなを縛り付けてばっかりだった


最後まで派閥に居てくれた人、ありがとう
・・・言っても届かないけどさー


ネットの関係も、ほぼ全部消えてる


私のこと好きだって言ってくれて傍に居てくれる人に対しては
私は常にひどいことをし続けたと思ってる

気分に左右される私を、忍耐強く見守ってくれたのに
きつい言葉浴びせたこともあったんじゃないかなぁ、って思う
悲しいときや寂しいとき、意地でうまく言えなくて機嫌悪くなっても
気づかないふりしてくれた優しさ

深く関わらなければ、気分に左右される私なんて見せなかったし
機嫌悪くなっても、相手には分からないように出来た



でも、そういうことしちゃった人たちにちょっと言い訳だけど

そういうこと出来るくらい、私は近寄ってたんだろうなーってね

ありがとう



リアルでそんなのしたら絶対捨てられるって分かってるけど
どうやらこの性格直りそうにないみたいでさぁ

ネットだから少しやわらかくしたり、落ちることで逃げたりできたけど
リアルは無理でさぁ

だからリアルにしてしまったネット関係も全てなくなっていくのかなーとも思うけど



あんな我侭ばっかり言っても居てくれた人がいたなーって思い出したら
ちょっと暖かくなった
これから先、ネトゲにはまることもないだろうし
あそこまで我侭言い放題な人なんて見つけれないと思う

あの頃もまだ子供でさ、そうやって我侭言うことが悪いことだと分かっていても
誰かを傷つけた、って分かってはいても
やっぱり、私の「楽しい」「嬉しい」を重視してたんだよね

今はそんなんじゃだめだろうな、って思うから
あの頃みたいにはなれないんだろうね

だけどまた友達になりたい人や、好きな人が出来たらさ
やっぱり
そういう我侭ばかりな自分に逆戻りしちゃうんだろうな

そんな自分だいっきらいなのに
そんな自分に最後まで付き合えた人なんていないのに


やっぱりどんな気分屋になっても
どんな我侭娘になっても
ああいう自然体の私が一番楽なんだよな
周りにすごく迷惑かけちゃうし
求めちゃいけないことだから
そんな私をなるべく閉まっておくけど


それでも私は私なんだろうな


鍵なんてどこにでもあるから
いつ暴れだすか分からないから

やっぱり、あなたと笑うことは出来ません
近寄れません
近寄りたくないんです

自分のためだけに、傷つけたくないから
だから、縋らない
だから、もう助けを求めない

だから、独りで生きていけるように頑張るんだよ?


だけど、「してあげる」ことは好きだからいつでも頼ってね
でも、「してあげたい」って思わないで

私がそれ以上を、求めてしまうから


2008年06月11日(水)

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