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念力、っていう言葉も久々に聞いたよ
2004年05月31日(月)

ちょっと前の日記で「見てみたい映画」として(冗談で)挙げていた
「ルパン三世実写版」。
その日記を書いた数日後に『発売』されてたよ……!!
すごいよ、自分。私のために発売されちゃったよ(そうなの?)。
これはー、……買わなきゃいけない流れなのかな?
でもなあー、そんな余裕もないし、できることならレンタルしたいなー。
誰か知り合いが買わないかなー(必殺・他力本願)。
お金持ちで、冗談の大好きな友達にこの話をしたら、
ノリで買ってくれないかなー。そんな友達いないけど。
友達はたいてい大貧民(というトランプのゲームをよくやる人)さ。
大貧民のルール、「私だけ知らないや」っていう場面に何度も遭遇して、
何度も教えてもらってるんだけど毎回忘れてしまう(大丈夫なのか)。
うーん、リメンバー・プーア・ピープル!!!

正式なタイトルは「ルパン三世 念力珍作戦」
そのタイトルだけでも十分気になるけど(だって「珍作戦」って何?)、
なぜか企画スタッフとして「赤塚不二夫」氏が加わっているのが興味深い。

今更だがこの日記も、本当にくだらないこと書いてるなあ。
最近、家の冷蔵庫によくぶつかるんだけど、
そのせいかもしれない。
よく就職活動関連の掲示板・情報誌などに
「就職活動終わったら、卒業旅行行きたいなー」と書き込みしてる
人がいるが、そういう人のちいさな願いが、
「この戦争が終わったら、故郷のバージニアに帰って農場をやるんだ」
という、戦争映画の脇役の兵士の発言とかぶって見えるのはなぜだろう。
ちなみに、私は就職活動が終わったら違う活動で忙しい予定だ。
正直今年は、病気しているヒマはないんだ。
……って言ってる奴に限って、
面倒な病気にかからせたくなるよね。
ストーリーの作者の目線で考えるとね。
だからあんまり意気込まないようにしているのさ、作者の意図を先回り。

ちなみに、上記の映画についてネットで調べたところ
「“念力”も出てこないし、“珍作戦”でもない」という評判を見付けた。
あーなるほど、そう来たか。

タイトルは、中身と無関係なほどいいよね。
人生という名のカードで、人生と無関係な投資をしようよ。


六本足ヒルズ
2004年05月30日(日)

いま私は左ひじに爆弾を抱えている。
気付いたのは今朝だ。
左ひじの関節が、ときどき「ピリリッ」と痛む。
いつ痛むかわからないだけに、
皿洗いするの怖いなあ。……などと思っていたが、
気付くと黙々と夕飯を調理してしまっている。
この生活習慣が怖い。生活習慣病みたいな職業病。
『ピッチャーって大変だな、こういう爆弾が命取りだもんなあ』と
周りに「ひじが痛い」と話しても誰もが「あ、そう」と聞き流したことに
微妙な寂しさを覚えながら、野球選手の人生に想いを馳せていた。
野球選手はひじが痛いとつらい職業だが、
私の場合、ひじ痛いけど、
いつもたいてい「頭・むね・はら」のどれかが痛んでるから
それに比べたらマシかなあー、っていう考え方ができる。
不健康なんだけどちょっとプラス思考。

頭・むね・はら。
「頭」には触覚が生え、
「むね」から六本の足が出ています。  (『昆虫』の定義より)

頭痛がないって素晴らしいのよ。
今日も休日出勤的に活動してきたけれど、
炎天下なのに頭痛が来ない!
自分、それだけでもう十分ッス……!
頭痛が無いっていう幸せだけでもお腹一杯ッス!
ハングリー精神がみるみる失せていくのがわかります。
昔は飢えたオオカミのような目をしていたのに、
今ではまるでのんきに暮らす埼玉県民のような、
いやいや「のような」じゃなくてそのものだろ。
丸くなっちまいやがって。
昔の気持ちを忘れたのかよ!
明治維新の頃の、ちょんまげを切り落とした時の
夜明けの気持ちを忘れたのかよ(生まれてないけどね)!!

でも、牛肉解禁になっても牛肉食べないんじゃしょうがないな。
あれから明治維新があって江戸幕府が倒れたけど(経験者?)、
いまだにすき焼きとか食べないもんなー。
さくらももこの「うちはびんぼう」というショート漫画で
「すき焼きの日は肉の奪い合いになる」っていうのが
庶民派な微笑ましいエピソードとして語られているのを読んだ時は、
当時小学生だった私は少なからずカルチャーショックを受けた。
“すき焼きって、世間ではごちそうなのか……!?”
世間と自分の生き様のズレを気付かせてくれた「ちびまるこちゃん」
という作品には本当に感謝である。
「夏休みのラジオ体操」とか、この漫画で初めて知った常識は数多い。

そういえば今日はいつになく「夏休みが近い季節」の感じがした。
短縮授業になって、午前中とか午後二時までとかで授業が終わり、
まっすぐ家に帰った小学校時代の気分を思い出す。
暑い日射しの中、黒光りするカバンを持って帰りつく。
テレビではお昼の番組をやっていて、なんとなく新鮮な感じがある。
黒っぽい“制服”をハンガーにかけ、
明日も着るんだからシワにならないようにしなきゃ、と思う。
宿題がいっぱいだけどやるしかないなーと思いながらアイスを食べる。

子供は今の我々の立場と同じように、
常に未来にうっすらと不安を抱えているものだと思う。
そしてまわりの大人がどういう人間か、その人から学ぶべきは何かを、
自分なりの基準を持って判断している……ように思う。
そう考えると、堂々と「大人」を名乗るのが大変なことに思えてくる。
今の私ははたして、かつての私から見て
「素敵なオバサン」になれているんだろうか。
なーんだ、ってがっかりされなきゃいいけど。

昔は俺も、飢えたオオカミのような目をしてたからな(まじで?)。
じゃあ今は、老けたオオカミ。
オールド・ウルフ!
かっこ悪い響きだ!!
狂犬病の予防注射してくださいよ。
あっ、うちの犬もそろそろするんだった。
あいつ、注射した直後はたいていしょぼくれた顔になるんだよなあ。
「なんかわかんないけど、チクッて刺されたでやんす」って。
語尾に「やんす」が付く感じになってしまう。なんとなく。


今日はアイドルを語る
2004年05月29日(土)

TOKIOのリーダー&山口の二人だけが出演している、
「体脂肪のたまらない油」のCMがちょっと好きである。
「アイドル」という肩書きと、キャラとの振れ幅がいい。
いちおうアイドルなのに!という楽しい裏切りがそこにはある。
体脂肪のたまりすぎをちょっと気にしてるのがいい。それも明るく。
「そっか、彼らも“体脂肪気にし始め世代”か……」っていう切なさは、
V6のトニセン(年長な3人)にも似た哀愁があって素敵である。
女性では、私が思うに中澤裕子嬢がそういうポジションなような気がする。
なんか「苦労話をじっくり聞きつつ、一緒に飲み明かしたい」と
視聴者に思われていそうな人達、だなあ……(あくまでイメージ)。

ユニット名で思うのは、「KINKI KIDS」とか「少年隊」とか、
結成当時の雰囲気で付けたであろう年齢を感じさせる名前の場合、
後々「あれっ、君たちは……KIDS?」「少年……???」みたいな、
素朴な疑問を抱く人がちらほら出てくるのは避けられない。
お笑い界でいうと「りあるキッズ」とか。
結成当初は子供だったが、今は少年で(でも語り口は大人風だよなあ)、
今後オジサンになるまで同じ仕事をしていくとしたら、
同じ芸名でずーっと行くんだろうか?なんて余計な心配をしてしまう。

で、私は「はやさん」。
十五年くらいずーっとはやさん。ないしHAYA。
年齢はおろか、性別も国籍も職業も
人間っぽさも感じさせない、いい名前だ。
すごく若い頃(年齢がひと桁とかだった)、外国人ぽくしたかったので
「ハヤサン」ってカタカナ表記にしていた時期があったが、
字画でみると「とっつきにくく、友達が増えにくい」名前だという。
そのことは別に気にしていなかったのだが(当時は今よりも
生き方がとんがっていたことも関係……あるのか?)、
その後たまたま日本語ブームが自分の中で訪れた時期があり、
それから「はやさん」というひらがな表記にした。
すると、かなり後で知ったのだがその字画は「病気を呼ぶ」画数だという。
そういえばひらがな表記にして三ヶ月後に体調を崩したんだが……。
普段なら占いのたぐいを気にしないポリシーなのだが、
その時だけは、思い当たる節があってなんとなく気味が悪い思いがした。
そういう経緯があったかどうかはともかく、
わりと最近「HAYA」という字画に関係のないローマ字表記も始めました。
冷やし中華も始めました。
国際化に対応するためにはね、やはり英語よ英語(?)。

……よく、歴史の長い会社の沿革なんかを見ると、
社名やロゴが何度も変わっていたりする。
はやさんも十五年間でこれだけ変わるんだし、
創業ウン十年の会社ともなれば、そりゃ変わる所も多いんだろうな。
ひとに歴史あり。俺に歴史あり。
でも、防犯に正解なし(ここまでの話題と無関係)。


急に不二子作品をちょっと語る――ハトって大群だと怖いよね――
2004年05月28日(金)

なんとなく叫びたい気持ち、である。
たまには大声を出したいのだin the city(近所迷惑)

……せーの、

わいは猿や!

プロゴルファー・猿やぁぁぁ!!!




いいえ、はやさんです。
と、急に正気になる。

藤子不二夫作品の中でもあれは異彩を放っているなあ。
「A」さんおひとりの作品だったっけ。

しかしキテレツ大百科のキテレツは、
なぜ授業中もサンバイザーを外さないのだろう。
そして、コロ助がたまにする説教は、
どうしてあんなに説得力があるのだろう。
注意して聞いてると結構いいことを言っている。
彼の中にある武士道の血がそうさせるのだろうか。
好物はコロッケですけど、なにか?

キテレツ大百科は、「F」さんの作品だっただろうか。
のび太とキテレツの共通点は「メガネ」「運動神経が鈍い」であるが、
キテレツは手に職を付けているし、トラブルを自力で解決しようと
している分のび太よりもしっかりしている。

キテレツ大百科の方が、作品全体に余裕が感じられる。
ドラえもんはとても研ぎ澄まされた心象風景を感じる。
平凡な両親に、いじめっ子に、クラスのかわいい女の子。という構図が、
すごくシンプルに描かれている。
一方でキテレツ大百科は、作品の世界観がキテレツ寄りである。
勉三さんやトンガリのママ、ブタゴリラのおやじさんなど、
癖のある大人が大勢出てきて、意図的な「遊び」が入っている。
それに、ブタゴリラっていうガキ大将のあだ名は
そもそも物議を醸すと思うしね。何科何目の生き物なのか。
「ブタと霊長類のハーフ」みたいな。
たぶん、「ブタゴリラ」って生き物が実際動物園にいたとしたら、
それなりに人気出ると思うなあ。
珍しいし、たぶん野菜が好きでしょ。八百屋の息子なんだから。
ちなみに「ジャイアン」の複数形は「ジャイアンツ」。
読売の方なのか、メジャーリーグなのかは各自のお好みにまかせます。

あれっ、なんか日記じゃねえなー。

今日はええーっと何があったっけ(記憶喪失だ)、
昼食をやや大人っぽいカフェで食べたんだっけ。
「店員さんがオーダーを取りに来る」っていう店が久しぶりである。
場所がら、あんまり学生向けの店が見あたらなくて、
少々高めの店に入ってしまった。
やっぱり、ドレッシングの味がいいね。そういう着眼点。
就職活動中の昼食はとかく貧しくなりがちだが、
あんまりケチると哀しくなってしまう。
こないだなんて、公園の片隅でコッペパンである。
晴れてるし、たまたまパン持ってるし、
えーい、ピクニック感覚で!と最初は思っていたんだが、
ハトが飛びすぎて怖いんだよ。あの公園。
あと、色んなおじさんがそこらじゅうのベンチで寝過ぎなんだよね。
ちょっとした仮眠室みたいな状態。
通りすがりの大学生が、ハトにちょっかい出して
バサバサ飛ばして喜んだりしてるので、
なんかー、なんかね。
オウム熱とかうつったらやだなと思いつつも、
でもそんな中で平気で寝てるおじさん達もいて、
ああ、免疫できてらっしゃるんだなーなんて思いつつ……
……結構楽しかったなあ。まあ想い出の一ページだね。


でも、秋本治と秋元康を間違えてはいけない
2004年05月25日(火)

暑っ!暑いね。日射しが熱いね。
こんな日は朝ご飯も熱いよ。
沸かしたばっかりのコーヒーが熱いよ。
オーブンでトマトをあぶっては食べ、
オーブンでチーズをあぶっては食べで、熱いよ!炭水化物も摂れってば。
その一方で視線も熱いよ!熱視線さ。
水木一郎氏はもっと熱いよ(マジンガーZなど、
数多くのアニメソングを歌ってらっしゃる方)。熱唱だよ。
景山ヒロノブ氏も熱いそうだよ(ドラゴンボールZなど、
数多くのアニメソングを歌ってらっしゃる方)。熱唱だよ。
んー、いろいろ熱いでござんす。

うちの犬が体調が悪いので、心配している。
気温の変化に敏感すぎて体調を崩したのだろう。
あいつも俺と同じさ。
全身が茶色くて、一日中ぐたっと寝てばかり。
あいつも俺と同じさ。いや違うな。違う。うん、違う。
……?いや、やっぱり違うよな。
だって俺、べつに茶色くねえもん。だよな?

……自分というものがわからなくなってきました。
あれっ、茶色いかな?
アムアイ・ミスターブラウン?
ノー!ユーアーザ・ブラウニー(菓子類)!
直訳すると「茶色さん」になる名字って、やっぱりすごいよね。

うーん、見直してみると
今日はだいぶ違う人格が出てきているぞ。
書いた記憶のないやりとりが、勝手に書かれてることが
時々あるんだよね(え?)。
もう、そのへんはちゃんとしてほしいよね(???)。
そんなときは、まさしく「24人のはやさん」の
26人目が現れているのだ(そんなにいたんだ)。
普段から「24人が定員ですよ」って言ってるのにさ。
そして、25人目どこいったんだよ。気の毒に。

でもエレベーターの定員って不明確だよね。
成人男性だったら8人なんだけど、
荷物を持った成人男性なら6人。
おばあさんを背負ってたら4人(更におばあさんも荷物を持ってたり)。
幼稚園児だったら13人。
太った幼稚園児だったら10人(ジャイアンの6年前みたいなね)。
おすもうさんだったら3人。
ピエロだったら1人がいいね、なぜってキャラがかぶってしまっては
面白さが半減するからさ。
極悪非道な殺し屋だったら1人で満員。
目があった次の瞬間、どちらかの命はないのさ。
ギャー、こわいよー。


たまには俺も、テレビと映画を狭く深く語るよ
2004年05月24日(月)

だがしかし、お笑いコンビの「カンニング」は気になるね。
竹山氏(怒っている方)の持病とか、今後とか。
「安田大サーカス」があんなにプチ・ブレイクするとも
思わなかったし(今のところプチ止まりだが確かにブレイクしている)。

そもそも、ダンディ坂野氏が売れるとは想像していなかった。
4年くらい前、深夜の「完売劇場」という番組でラーメンズとかと
共演していた頃から「あの人、大丈夫なんかなあ」と思っていたけど。
だって当時も今と芸風が同じで……年齢不詳な感じもそのままで……。
「どうなるんだダンディは」と心配して、友達と半ば本気で
話し合ってみたこともあった(ヒマだったんだな)。
その頃「新人アイドル」として小池栄子もその番組に出ていたりしたから、
今見ると相当感慨深いんじゃなかろうか。
日本のどこかにはいるのかなあ、あれを毎回ビデオに撮り続けてる人。
深夜の5分番組ですけど。

好きなテレビ番組は?と聞かれて、
たいてい挙げるのが上記の「完売劇場」という深夜番組。
5分間で、展覧会や音楽イベントの告知をしながら
笑いもとるという斬新なスタイルだ。
昔の方が「影でこっそりやってまーす」っていう空気が濃くて好きだった。
エンディング曲のセレクトもいい。
オープニングでは何故か毎回、
布袋寅泰の「ロシアン・ルーレット」のイントロがかかる。
(ちなみに関係ないけど、妹の友人のカラオケの十八番だそう。熱い!)

好きな映画は、とりあえず「少林サッカー」で。
そのくらいしかちゃんと語れないんだよ、くそー。
ゼブラーマンは今はメジャーすぎるからあえて避けているし。
……っていう考え方じたいがそもそもマイナーなのだろうか。
その前に、選択肢が「少林サッカー」か「ゼブラーマン」の二択。
っていうのも、改めて考えてみるとどうかと思うよね。そういえば。
もっと世の中に映画ってたくさんあるよなあ。

古いので良ければ「カリオストロの城」とか言い出すけどね。
ルパン三世の劇場版で、宮崎駿が監督した70年代の作品。
「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」
「え?」
「あなたの心です」
このフレーズを聞いて、私は「うまい!」と、
大喜利における円楽師匠の口調さながらで叫んでしまった。
で、妹は大爆笑してた。

見てみたい映画も、古くてマイナーなので良ければ
「ルパン三世 実写版」とか言い出してみようか。
ルパン役に目黒祐樹、次元役に田中邦衛。
銭形役は伊東四郎なんだそう。なんとなく、見てみたい。


お米に字を書く精神力が欲しい
2004年05月23日(日)

ふわー。十日ぶりくらいの“休日”だった。
とはいえ、やっぱり書きかけのエントリーシート三枚ほどに
記入する内容を考えているんだが、スーツを着てどっかに出掛ける云々が
ないというのは楽である。
連日どこかの(出先のカフェで履歴書を書いて郵送したあと他社の説明会、
なんていう場合もあったりするので)郵便局に通い詰めていたが、
それも昨日でストップ。郵便局にはお世話になっちょります。いやはや。

肌が荒れたなー、っていうか芸が荒れたなー(?)。
親戚の赤ちゃんに久々に会ったら、てくてくと歩いていた。
前に会ったときは「よちよち」歩く感じだったのに。
あくまでもニュアンスの違いだけど。
そのうち「スタスタ」と、ひいては「のっしのっし」と
歩くようになるんだろうか。それはいくらなんでも巨大すぎるか。
で、その子はずーっと私の方ばっかり凝視しているのだ。
前々から感じていたが、私は赤ちゃんとか動物に
凝視される確率が高いような気がする。
そんなに珍しい感じなのか。
こっちもサービスして動物の鳴き真似を四〜五種類ほど披露すると、
キャッキャッと笑ってくれた。
その後、履歴書の特技の欄に「赤ちゃんを笑わす」と
付け加えたのは言うまでもない(大丈夫か?)。

その後、「高級食材」の話になり、
「究極に高いお米というのは、お米の一粒一粒に
極細の筆で字が書いてあるんだよ。
そのままふっくらと炊きあげるのが贅沢。」と
いうホラを吹いて母親を「意味ないな〜」と笑わせた。
「笑い上戸のおばさん」なら結構笑わせられますけど、
それにしてもハードル低いなあ。あの人、結構すぐ笑うからなあ。
もっとハイレベルな環境に生まれ育ってればもう少しマシだったのかな。
冗談言っても、ぴくりともしない母親でね。
父親は立川談志(ないし、そうっぽい人)でね。
夕飯の時に、子供たちは全員力作のネタを仕込んで来るのだ。
皿洗いしながらダメ出しされて。
うーん、笑いのスパルタ教育!ギャグ界の星飛遊馬。


中年男性が買いそうなビジネス雑誌しか読まない
2004年05月21日(金)

ここまでの三日間で、四社分のエントリーシートを書き上げながら
三社に会社訪問。さらに墓参りにも行った。
ゆったり派の私にしてはけっこうハードな同時進行っぷり。
うーん、二十代!って感じがするなー。この慌ただしい忙しさ。
いやいや、五十代も忙しいけど。ただ質は違うんだろうな。
十年前頃の忙しさにくらべて今の方がポジティブな感じはする。
当時は義務教育の元で「やらされてる」感が強かったが、
最近は「飛んで火に入る夏の虫」になってる感が強い。
なんか(虫が苦手な者として)嫌なたとえだが、
自分から飛び込んでやるぜという能動性は加わっている。
共通しているのは、社会に対して「要するに、わけがわからんがな」と
漠然とした不安を覚えていること、だろうか。

忙しくしていないと不安で、
わざとタイトにしたスケジュールが功を奏しつつある。
「返事待ち」のあいだずっと家にいるのは非常に不安である。
私なにかマズイこと言ったかな、あの時面接官がちょっと表情変えたのは
どういう意味だったんだろう、とか、前回の面接の分析が
ネガティブな方向に傾いていってしまう。
そして来年、何者でもない宙ぶらりんの生活が待っているような
気がして怖くなる(仮にどこかの「正社員」になれなくても、
「○○を目指してフリーアルバイターになります」と胸を張って宣言
できているのであればそれも一つの生き方だとは思うが、
それができない場合がすごく怖い)。
そんなふうに不安に押しつぶされてうなっているよりは、
説明会にでも参加して社会勉強するのがよろしかろう。
でもそうして黒いリクルートスーツの群れに溶け込んでいると、
なんかむずむずしてくるのも事実。
ただ聞くだけの体勢、十把ひとからげな状況を
そのうち抜けだしてやるんだ、という目立ちたがり屋の本性がうずく。

就職活動をしばらくやってきて、
私は「目立ちたい」という願望が強いんだ、ということを再認識した。
それは地位を得たいとか優秀でありたいという意味とはちょっと違う。
喋ったり、バカなことを実行して笑いを取ったりしたくてしょうがない。
将来の夢を聞かれれば、総じて「面白く、こっそり目立ちたいなあ」であり、
面接も毎回「ちょっとびっくりさせてやるぜ」と思いながら喋っている。
どこのフィールドでどう目立つことが自分的に素敵かを
見極めている時間が今である、という気分にもなってきた。
とにかく目立つ!ことが好きだったら芸能人になるのが早いかもしれないが、
○○通の間で目立つ!っていう方向に、すごく惹かれている。
「知る人ぞ知る」感じのエネルギーを持った人。いいなあ。
出世欲は無いが、目立ち欲はわりと旺盛。
……なんか矛盾してる気もするが、この二つは絶対違うったら違うのだ。
運動は得意じゃないが、じっとしているのはもっと得意じゃないのだ。

そういえば、たまに面接などで「スポーツの経験は」と聞かれる。
それはねー、はっはっは(?)。プライバシーだもの(???)。
「好きな昆虫は?」って質問と同じようなもんだ(私にとって)。
……できることが偏っているのも、また味なのよ。いいじゃないさ。
好き嫌いの全くない人生は、私の場合はたぶん偽りである。

こんな質問あったらいいなシリーズ。
「好きな元素記号は?」
「P(リン)です。駐車場みたいだから」


吉幾三と行くもよし
2004年05月20日(木)

地下鉄に乗ったりタクシーに乗ったりしながら、
東京を縦横無尽の生活が続く。
三越ってどこも派手だよね。
今月だけで三軒くらいの三越を見かけたけど、その結果そんな気がする。
そして暇さえあれば書類を書いたり。書かなかったり。

筆記試験というものは、就職の場合は
(大学入試等々に比べ)そんなに重要なものじゃないんだが、
この前「四時間連続で続く筆記」というのを受けた。
あれは最長だったなー。右手がフルフルと震えるのです。

最近あんまり文章を鉛筆(と、その類)で書いていないからなあ。
おもにワープロ頼みなんである。
履歴書を書くくらいならなんとか慣れてきたけど。
就職活動に必要なのはパソコンのスキルというより、
むしろ長時間かけてつまらない文章をペンで書くとか、
地下鉄の路線図を理解する能力とかだったりするのかもしれない。
案外そのほうが、役立つのかもしれないぜ。
たとえば、もし電気が止ったとき何ができるかってことを考えるとね。
念入りにいこうよ。
もしエネルギーが枯渇して産業の構造が崩れおちたら、
私はとりあえず、(虫が少ない程度の)田舎に引っ込んで
歌を歌うとか絵を描くとかしてぼーっと暮らすんだろうけど。
そういう隠居生活もいいよね、って思えるからこそ、
さぁ目の前のことを頑張らなくては、とも思うのだった。

しかしやっぱり、東京のオフィス街はカフェが目立つね。
うちの地元には一軒もない。
自慢じゃないけど。
いや、逆に自慢だけど。

♪ハァ〜 ドトールねぇ スタバもねぇ コンビニそれほど流行ってねぇ。

常にどこかがテナント募集中の地元商店街からお送りしました。


メトロフリーク
2004年05月16日(日)

昨日は説明会に3件ほど行き、そして今日は法事。
いかにもまじめそうな用事でスケジュールが埋まっていく。
しかし、全体的に黒い服ばっかり着ているなあ。

最近地下鉄に乗るのが楽しくて仕方がない。
あのカラフルな路線図が狭い範囲にごちゃっと詰まっていて、
さらに先の方は東急や東武といった私鉄とつながっていたりして、
見ているだけで楽しい。
鉄道オタクには、電車の写真を撮るのが好きな「車体系」や
ぶあつい時刻表を毎月買う「時刻系」など
さまざまなジャンルの方がいらっしゃるが、
私はたぶん「路線図系」にあたる。
路線図はいいぞー。
どこをどう乗り換えて行けば微妙に早く着くとか。
どこの景色が面白いから遠回りしていくとか。
しかも地下鉄には、反則に近い乗り換え術が多々ある。
永田町で降りたと思ったら、赤坂見附まで歩いちゃうんだから。
普段もっぱら地上線を利用している者から見れば、
地下鉄は全体的に、駅と駅の間が近すぎるのだ。
でも、駅の入り口からホームまでは遠い。
結局たくさん歩く。
あれ、じかに歩いたほうが近いんじゃないの?って
思うこともあるほどだが、
それを言っちゃぁおしめぇよ。(?)

昔、何かの番組(確かウリナリだったような)で見た、
ウンナンの若い頃の持ちネタという「地下鉄」のコントを思い出す。
地下鉄を擬人化してしまうという発想が斬新だが、
見てるうちに「あー、わかるわかる」って普通に共感できた。
たとえば、南北線と大江戸線がケンカするみたいなね。
麻布十番で一回顔合わせてどーでもいい口論をし、
飯田橋でまた会って気まずい、みたいな。
わかりにくい次元での「あるあるネタ」なんだろうね。

地下鉄の路線図、入り組んでるもんなあー。
しょっちゅう乗り換えられるのだ。
おまけに、地下だから景色が見えなくて、
いまいち距離感が掴めない。
太陽が出てる方角で自分の電車の進行方角を見極めてる私としては、
地下鉄に初めて乗った時はそこに違和感を感じていたものだ。
今も、目隠しされて進んでいるような不安はある。

最近のお気に入りは半蔵門線。
なぜか中学生の英語の教科書に登場しがちなことで有名な半蔵門線。
「ハンゾモンーライーン」という、
白々しいほどにアメリカンな発音の教材用テープが今でも耳から離れない。
さりげなく、東急田園都市線と繋がってるし。
その事実は、「ダイエーとセブンイレブンが同系列!?」っていう発見にも似た
ふしぎな感動を人々に与える……そうは思いませんか?(なにこのテンション)

ちなみに、最近調べていて気付いたんだが、
田園都市線の終点駅である「中央林間」というのは神奈川県で、
小田急江ノ島線と繋がってるんだなあ。
……と、地元民にとってはなんの新鮮さもない情報でも、
知らないことで私は新鮮な驚きを得ることができる、それが
「行けるけどあまり行かない地域のローカルネタ」の魅惑である。
中央林間を通って藤沢や江ノ島に行けるんだ。
うーん。その経路で行く機会がなさそうだけどね、
なんていいながら、そっと心に留めておくのでした。


二足の草鞋、五足のミュール、土の中の百足
2004年05月14日(金)

朝から学校!元気いっぱい、且つ学生っぽいスケジュール。
そして後に説明会。このへんが二足の草鞋(?)たるゆえんです。

それはホラだとしても、しかし二足の草鞋っていうのはかっこいいね。
なんとなく、かっこいいね。
「俺は、きみに似合う男になる!」
「じゃあ僕は公認会計士になる」
「じゃあ私はwebデザイナー」
みんな夢を追っかけるのはいいけど、
人生は長いからもっと欲張ってみてもいいかもね。
「営業二課で主任をやっておりますがその一方で、
 休日はサラリーマン漫談で寄席に出ております」
カッコイイ!こういう感じの方、本当にいらっしゃるらしい。
サラリーマンなのに、アマチュア漫談師。
確かにサラリーマンやってると色んな人間に出会うだろうし、
本音と建て前の渦巻く大人の社会も、角度を変えて見れば
相当な面白いエピソードが転がっているんだろうな。
そんな相乗効果の二足の草鞋。履いてみたいねえ、是非。
ちなみに私は、主婦と学生の二足の草鞋を履きつつあった。
どっちも片足ずつだったような感じだが。うーん、一人前+αの人生は難しい。

あした順子・ひろし師匠の、順子師匠のモノマネを親に褒められた。
しかし、私のレパートリーはいづれもいささかマニアックだ。
“「たけしの誰でもピカソ」において、大きく頷きながらも
 その場を仕切ってたけしにコメントを求める渡辺満里菜”とか。
“林屋ペーのダジャレに一人で大爆笑するパー子”とか。
“安田大サーカスのクロちゃん”とか。
いやあ、クロちゃんは凄いよ。あの顔と声のギャップがすごい。
私なんてまだまだだな。もっと、ギャップだ。ギャップ!
しかし、敢えて探さないけど日本のどこかにいらっしゃるんだろうな、
gapを「ガップ」って読んでしまうおじさんが。ドンマイ!


通勤ラッシュのライバルは乳酸です
2004年05月13日(木)

浜崎あゆみは「浜崎」さんだが、
ちびまるこちゃんの登場人物・はまじも「浜崎」。
「はまさき」か「はまざき」かの違いなんだけど。
そんなニアミス。

ウィンドウショッピングに、犬の頭をポンポン叩くこと。
お金を全くかけずに癒される方法っつうのは意外とあるね。
眠ることもそうだったりするが、時間がかかるのが難点だ。

犬は最初はキラキラした目で私を見上げて愛想良くしているが、
散歩に連れて行くわけでなし
食糧を与えるわけでなし、という私の意向を悟るやいなや
いっきに無愛想になる。
テスト前のやる気のない女子高生ぐらいだるそうな目つきになる。
そこで、突然「オイッ」と呼びかけて反応を見る。
でも、最近は慣れてしまって驚いてもくれない。
私の行動パターンが奇怪であることはとうに承知の上だ。
両耳を軽く折り曲げてみたり、
「牛肉の輸入についてどう思うかね」と問題提起してみたりしても、
「ふーん」っていう顔で透かされてしまう。
道行く子供や主婦たちに「カワイイ!」と言われている彼だが、
人間で言うともうすぐ還暦である。
さりげなく落ち着いていらっしゃるのだ。
たぶん、私の知らないところでは自己紹介するとき名刺を差し出しているのだ。
でも酒が苦手なのです。ビールの空き缶を近づけると、逃げるのです。
それとも、肝臓が弱いことを自覚していて敢えて控えているのか。
だとしたらすごいよ。
毎年必ず人間ドックに行くような勢いだ。人間じゃないけど。

電車で座っているとき、年配の方が乗ってくると譲らずにはいられない。
今日も立ったり座ったり忙しかった。
じゃあ最初から座らないでずっと立ってろよ、とおのれにツッコむ。
でも席が空いてるとつい座っちゃうんだよなあ。
おそるべし、空席の魔力。

丸一日経ったが、筋肉痛が消えない。
久々に大量に買い物をしたからとはいえ、情けないもんだ。
A3ノビの用紙200枚に、作品集6冊。
それにリクルートバッグを抱え、でっかい駅を駆けめぐったり。
A3サイズの作品が壊れないように守りつつラッシュを乗り切るのは、
体力っていうよりむしろ神経が疲れる。
特別腕っぷしに自信があると思ったことはないが、
そういうふうに重い荷物を運ぶのには慣れてきたかもしれない。
学生時代に得たのは知識とかプレゼン力とか以上に、
もしかして体力だったかもしれない。いや、たぶん体力だなー。

そういえばある友人が「百人一首もスポーツだ」と言っていた。
確かに、抜き差しならない緊張感があって、
スピード感が要求されるハードな競技だ。……と考えると、
なぜオリンピックの種目にならないのか不思議なくらいに
思えてくる(ほとんど日本人しかやらないから、じゃないかな……)。
じゃあ、電車通勤もスポーツだよね。
その証拠に、アクエリアスが似合うもん。


我こそはレインマン!あまがっぱアーマーを装備せよ!
2004年05月11日(火)

CHAGE&ASKAの往年のヒット曲「YAH-YAH-YAH」の中に、
「いっそ激しく切ればいい 丸い刃はなお痛い」
という歌詞がある。
この「丸い刃」という単語を聞くたび、私はいつも
「ピザカッター」若しくは「ルレット」を思い出してしまうんだけど、
そう考えるといずれも「なお痛い」ようには思えないのであった。
そんな20世紀の想い出。

今日は某社に作品を送る。
人気がありそうなところなので、
せめて一次だけでも通りますように、なんて
星に願いをこめつつ。(ロマンチスト?)
そして二次も。三時も。おやつは文明堂!
なんだかテンションがおかしいのはほっとしているからなのか。
いやいや、でもほっとしてもいられません。
またもや頑張らなくてはならないことが。
気合いをいれねばならない状況が。
さざ波のように、そして津波のように襲ってくる。
見つめ合うと素直にお喋りできない、とか言ってられないね。
I know、怯えてる woo...
想い出と長崎は、いつの日も雨なんだそうです。
「雨男」と呼ばれている人などは、なおさらそうなんだろうね。

「雨男」っていう概念はすごく面白くて、
その人物を連れてくるだけで催し物が雨になるという
かなり迷信的な表現であるが、
「てるてる坊主」のようななんとなく可愛らしい存在である。
彼・彼女らは、天気を操作する手がかりを握っているのである。
一度、「雨男」を集めたオフ会みたいのやったらどうかね。
会場はもちろん、いつも雨なことで有名な長崎県の名所で、
広大な敷地を誇るハウステンボス。
そこに、全国各地から我こそはという雨男女(雨男・雨女の総称。
あめだんじょ、と読んでみることとする)が集結!
さあ天気は!?
……雨じゃなかったらどうしよう。
みんな凹んで帰るのかな。せっかく傘持って長崎まで来たのにー。
ハウステンボス側の関係者も複雑な表情。
マイナス×マイナスだから強烈なプラスになったりして。
それで、むしろめちゃめちゃ日照りが続くとかね。
そんな雨乞いイベントの模様でございました。
びわゼリーとか買って帰ろうか。

ちなみに、私が大変お世話になっている某先生は、
素晴らしいデザインをした学生に飴をくれる紳士として有名。
ある意味「アメ男」。ちょっと落語のような掛詞でした。


よーく休ませよう 頭は大事だよ
2004年05月10日(月)

今日は髪を切った。バサッ!とね。
パサッとじゃなく。(ニュアンス重視)

いやー、頭が軽くなった。いやーはっはっは。
さわやかさわやか。あとみよそわか。(?)
でも軽くなったのに酷い頭痛がしてきて、
午後はずっと起きあがれなかった。
そういえばここしばらく、こんなに酷い頭痛はなかったなあと気付く。
また知らず知らずのうちにランナーズ・ハイ状態だったのかもしれない。
この頭痛はその代償として来る「荷下ろし」というやつだ。
今日来てしまったから、またしばらくは大丈夫だろう。

毎日毎日澱のようなストレスの塊みたいなものがたまっていき、
でもそれを頭痛という儀式を経て消去しているのなら、
またそれも悪くないんじゃないか。
体が時々痛むのは、「ごみ箱を空にする」ような
自浄作用の一つだと思うことにした。
闘うんではなく付き合うという発想の方がいい場合もあるのだろう。

そういえば、夢を見るという行為は、人間の脳にとって
パソコンでいう「ごみ箱を空にする」機能そのものなんだそう。
嫌なことや忘れたいことを消去できる唯一の手段だ。
忘れるという能力はすばらしいと最近特に思う。
それがあるからまた、新しい記憶を詰め込められるのだ。
年を取った人ほど昔の記憶に執着する傾向にあるものだが、
それはもう自分には何も未来がやってこないんじゃないかと
恐れる気持ちが強いせいかもしれない。
でも思い切って忘れてみない限り、知ることができないものもあって、
そういう潔さを持った人は精神的に若さを保てるのだと思う。
それまで普通にできたことができなくなるのは想像以上に辛いことで、
その中にあって潔くあれる人というのはなかなか希有かもしれないけど。

私も将来は、もっともっと若くならなくてはなあ。
子供の頃から老けていて、高校に入ったぐらいでピークの老人。
そこから後は、年々ちょっとずつ若くなっている。
世の中にいくらでも溢れている「若返りの化粧品」「若さを保つエステ」
といったアンチエイジング商品をも、超越していく勢いで生きていきたいものだ。


母の日はあるのに、はやの日がない
2004年05月09日(日)

説明会に次ぐ説明会で、たまに自分のことも説明したりして、
ほんと説明づくしの日常です。
そもそも「説明」っていうのは何なんだろうね。(哲学的)
説明とは。青春とは。人生とは。愛とは。(混乱)
妹は「取扱説明書」のことを「カタログ」って言ってたけど、
そういえば両者はなんか似てるよなあ、いや全然違うよ。

今日は母の日だ。
母には母がいて、母より母の母の方が母らしさが薄い。
そして母じたいも母らしさが薄い。
はやさんの方がよっぽど母っぽい。

『はやさんの母、母らしくない母。
 はやさんの母の母、はやさんの母よりも母らしくない母の母。
 はやさんの母より母の母より母らしいはやさん。』

三回言ってみましょう。

それにしても、母の日にカーネーションを買うと
何か負けた気がするのは私だけなんだろうか。
あえて別のモノばっかり送り続けてはや数年だ。
今年はお茶をいれる変なモノを寄贈(伝わりにくすぎる)。
自分も使う気まんまんである。
いやでも、女に生まれて良かったのはこういう所かもしれない。
雑貨とかティーセットなんかを母やら姉妹やらと贈りあいつつ、
且つそれをちゃっかり貸し借りできるのは女性同士ならではの楽しみだ。
いや、男同士でやってもいいけど。
ひげ剃りの貸し借りとか(よりによって?)。

あー、そういえば男に生まれてたらやってみたいことの一つが、
「ひげを変な風に伸ばす」ことだ。
美術系の学校とかだと、学年に一人はいるよね。
いるよ……ねぇ?(自信がない)
ひげが個性的な状態になってる奴。
胡散臭いけどなんか憎めない。


そうさーいまこそー(ブレス)アドベーンーチャー
2004年05月06日(木)

思った以上に帰りが遅くなる。
「よし、用事の帰りにちょっと学校に寄ろう」と思ったんだが、
考えたら学校まで片道二時間なのだったね。
意外に遠かったんだなあ。

帰り道に、某ファーストフードで昼ご飯。
昼ご飯といっても、本日二回目の食事だと言うだけで
夜八時くらいに食べているから、確実に夕飯のイメージ。
でも昼ご飯なのだ!と、なぜか言い張ってきかない。
そしたら、魚バーガーが予想外にパサパサしていた。
もうちょいしっとりしてると嬉しかった。
そして、冷めていた。さらに、ちょっと硬かった。
うーん、微妙なランチだな。時間的にも。

最近このように、昼ご飯を食べる暇のないまま
いつの間にか夜が来てしまうことが多い。
栄養バランスのいいことが取り柄の私が、なにごとだ。
さらに、「なにごとだ」つながりなんだが、
宇多田ヒカルの「誰かの願いがかなうころ」がテレビから
流れてきたのでなんとなく覚えて歌っていたら、
明らかに自分の歌の音程がズレている。
……正直、絵よりも歌の才能の方がまだあるんじゃねえかと
ちょっと思っていたのに、これはなにごとだ。
関東大会制覇という過去の栄光はいづこへ(団体で、だけども)!?
それにしても、履歴書を書いていて哀しくなるのは、
資格取得とか大会出場とか海外経験とかの日付が、
ほとんど90年代ばっかりなことに気付いた瞬間だ。
21世紀になってからはわりと地味な生活をしていることが明白になっちまった。

海外に最後に行ってからもうすぐ十年。
でも俺は忘れない、アメリカで過ごした夏の日々を。
変な色のまずいジュースを。
美味しかったピクルスを。
カリフォルニアで買った巨大なバニラアイスを。
原材料がさっぱりわからなかった機内食の味を。
……食べ物メインかよ。
あとスーパーでサインペン十本セットを買ったら
一色足りなかったっけ。そういうこともあったね。
水道をひねったらどす黒い水が出てきて泣きそうになったこともあった。
海外に行くと、自動的にアドベンチャーできるね。
国内でも、意外とできそうだけども。アドベンチャー。


こども、若しくはドコモの日
2004年05月05日(水)

こどもの日である。
こどもって言えば、従姉の家に生まれた一歳半くらいの女の子が
河合食って可愛くって仕方がない。
自分とか犬を映した写メールを見せると、
すごい嬉しそうにニコッって笑うのだ。会うたびに大きくなってるなー。
で、すぐ「あら。気付いたらもうハタチ!?」ってなるんだな。
うーん。月日は百代の過客ですな。

昨日深夜番組を見ていてドヒャッと気付いたんだが、
ジャリズムって復活してたの!?うわー。
あの噂のお笑いコンビ、ジャリズムが!知らんかった!!
と、一部の人間にとってかなり熱い情報を得る。

就職用の履歴書を書くかたわら、かしわ餅を食べた。
地味な季節感を堪能。

大阪の方では鶏肉のことを「かしわ」と言うが、
昔は鶏肉が禁止されていたのでこっそり「かしわ」と呼んで
食べていたんだそうだ。「ふぐ刺し」も「てっさ」って言うしなあ。
方言はすごい楽しいぜ。エキサイティング。
「ちゅらさん」の再放送を見てると、
あのイントネーションを真似したくて仕方なくなる。
「○○さー」っていう、なんかほわーっと癒される響き。
こないだ中国地方に旅したときも、
おつりを渡してくれたドラッグストアの店員さんが
ちょっと訛っていたのがちょっと嬉しかった。
さいたまにも方言を、だな。うーん。


また、都会へ行く
2004年05月02日(日)

妹が寝坊をしたので置いていくことにする。
きゃつめ(!?)、自分から買い物に行こうと言ってなにごとじゃ。

一人で都会をうろつく。わー、大人の街だなあ。
大人ばっかりだ。とっくに白髪の本物の大人ばかり(高齢?)。

二年前、進学をなかば決意したまま、
社会勉強のために就職活動を少しだけ続けていた頃のことを思い出す。
グループディスカッションの雰囲気があまりにも怖くて怖じ気づき、
一言も発言できないままただ時間が過ぎるのを待っていた。
だまーってこの大通りを歩いて駅に向かい、
そのあと電車の中で泣き出してしまったことがあった。
就職活動がらみで泣いたのは、今のところあの日だけである。
本来、タマネギでも刻まない限りはあまり泣かない人間なんである。
タマネギは辛いよね、タマネギに含まれる硫化アリルは。
でもその成分こそが体にいいんだそうである。

就職活動で初めて訪れた時に比べて威圧感を感じなくなったその街の
大きいデパートのおしゃれな雑貨のコーナーで、
本物の大人たちを「ちょっとすいません、前失礼しまーす」なんて
かき分けながら(みなさん、ゆるりと動かれる方ばっかりで
不思議な位置にぼーっと立っておられたりする)、
母の日のプレゼントを選んだ。

いやー、写メールって素晴らしいねえ。
めぼしい品をカシャッと撮っては、
家にいる妹(起床済み)に「840円」とか、値段を添えて送信。
プラスチック製とおぼしき食器がやけに高額なので、
解説を見てみると、なんと「水牛のツノ」でできているという。
それも、一個一個手作りなのだそう。
そう言われればよく見ると色合いも模様も全部違っている。
やたら軽くて、質感も光沢っぽくツルツルなので驚いた。
でも、うちの家族から見たら「プラスチック?」としか思えないし、
だったらもうちょっと見栄えのするものがいいかなあなんて。
おまけに熱に弱い素材ということで、扱いの荒い我が家には向かない。
でも、本っっっ当にお金持ちのご家庭なんかでは、
はかなげな細工のほどこされた繊細なガラス食器なんかを、
シーズン・シチュエーションごとに違うシリーズで使い分けては
食卓を彩っておられるんだろうなあ。
クッションの柄も季節に合わせたりなんかして。
うーん、考えただけで疲れてくるなあ。

我々のような小市民、いいえプチ市民(?)は、
もっとさりげない形で「これキレイだなー」と思う小物を
ぼちぼち集めていき、退屈な生活をちょっとだけ楽しもうではないか。
そういう気持ちをこめて、母の日やら家族の誕生日やらには、
彼らが普段は絶対訪れないであろうおしゃれめな店に赴いては、
わりと安めの、でもちょっと珍しい雑貨を買って
贈ることにしている。
センスのいい店の中を、人のために悩みながら歩くことで、
モノに関心のない自分の感性をちょっとでも磨けたらいいよなあ、
と思って始めた習慣。センス不足!と嘆く私にとっては勉強になる。

我が家のテンションと合わないくらいカッコイイものは避けるようにし、
その売り場に置いてあるから輝いて見えるけれど
我が家に置いてしまうと「え、100円ショップ?」って思うくらい
ひなびて見えてしまうものもあるから要注意だ。
たとえば、真っ白いシンプルなプレートとかは、
モダンな内装の店内で暖色系のライトの下に置いてあると映えるが、
うちのコタツの上に置いたりしたらあたかも「粗品」であろう。
現況の我が家よりも、半歩だけ先を行くセンス。
そのラインを見極めるのに毎回四苦八苦している。
さらに、「今家になくて実用的」なもので、
「予算内におさめる」ということも大きな制約として立ちはだかる。
今回も2時間ほど売り場をウロウロし、
妹と電話でごちゃごちゃもめた挙げ句、
ようやく一品を決めることができた。

そんな中、母から連絡をうける。
先日面接を受けた会社から「落ちました」という手紙が来たのだそう。
まあいっか。こういうのは相性というか、縁の問題だ。
その会社に入ってから「合わないなあ」と感じて転職する手間を
向こうから省いてくれた、のだ。と思うことにした。
うーん、早くいい出会いがあるといいなあ。
2年前とは明らかに違っているのは何か?と思うと、
人前に出ることに慣れたとか、体力がついたとか色々思い当たるが、
一番大きいのは「いろんな道があるもんだ」と、自分の人生を
突き放して見られるようになったところ、なのかもしれない。
そういうことで、二年前よりもずっと気が楽になった感はある。


俺様、って名乗る奴もこの時代多いよね
2004年05月01日(土)

最近「ヨン様」とか「ベッカム様」とか、
何かと「様」を付けるのが多いね。
なのに木村拓哉は「キムタク様」にはならずに呼び捨てである。
かつて日本でしばしば言われてきた言葉のなかに、
「神様 仏様 稲尾様」というフレーズがあった。
元西鉄ライオンズの稲尾和久氏のことである。
「稲尾様に任せればOK!」な空気を持った、すごい選手だったそうである。
なんだかそれ以来だね、なにかと「様」を付けられている人。
そんなわけで、「ベッカム様」も「ヨン様」も両方指示している主婦層に
今あえて推薦したいのは、「稲尾様」である。
逆に、今こそね。

就職活動とは沈みそうな氷の浮島を点々と渡り歩いて進むような日々で、
自分の足元さえクレバスが眠っていそうな感じがして、
そういうヒヤヒヤする生活を送っている。
今日からしばらくは予定が無いので(企業の皆様もお休みということで)、
母の日のプレゼントを探すついでに
ウィンドウショッピングでもして息抜きしようかと思う。

別に、息抜きと言っても「ケラマの海に潜ってきまーす」とか
そういう展開にはならない。
せいぜい、普段は乗らない東横線に乗ってみるとかそんな程度だ。
でもなあ、この前新幹線に乗っちゃったから、
「いつもは乗らない乗り物」に対する欲求はだいぶ解消されたなあ。
「ふうん、今回のは700系かあ」なんてつぶやきつつ。
鶴瓶とか、「大阪と東京を行ったり来たりしてそう」系の芸能人が
乗ってないかなあ、なんて夢見つつ。
るんるんしますよ、のぞみ。
わくわくしますよ、ひかり。
乗ったことないよ、こだま。
こまちとかMAXとかも乗ったことないな。
埼玉に住んでいて何が哀しいって、
自分の家から東京近隣の駅までを経路検索ソフトにかけると、
たまーに「大宮-東京」間が新幹線で表示されることだ。
「京浜東北線で数十分」のつもりが、
「新幹線でひと駅」かよ。急に遠くなった感じがするよ。
ちなみに千葉県には新幹線が走っていない。
そこはちょっとした優越感だけど、
でも埼玉には空港がないのでした。
もちろん港もないよー、海がないから。