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年末でございます
2002年12月31日(火)

さあ、大晦日だ。
今年もテレビ埼玉を見ながら過ごそうと思う。
もう年末の季語が「テレビ埼玉」。
何をやっているんだろう?
……というか、気付いてしまった。
新聞のテレビ欄を見ればいいということに。
そして、思ってしまった。
去年までテレビ埼玉と思っていたあのチャンネル、
本当にテレビ埼玉だったんだろうか……?
だから逆に、テレビ欄を見るのが怖い。
気付かないうちに意外なチャンネルを受信していたらどうしよう。
鎌倉テレビみたいに……。
「鎌倉物語」という漫画で、そういう話があった。
鎌倉に住む魔物向けに放送されている「鎌倉テレビ」が
偶然電波の故障で人間のテレビに映ってしまうのだ。
我々もひょっとして……魔物がいるのか。
ちなみに、埼玉県内でも千葉テレビや神奈川テレビが
見られる場合もあるらしい。
それどころか何なの、「テレビ東京」って。
だから首都圏の住人は全員「俺らは東京人だ」と
訛り半分で言い始める始末。
いやいやいやいやちょいとお待ちよ、俺達東京人じゃないぜ。
どちらかというと武蔵野人だぜ。

それはともかく、年賀状をまだ書き終えていないと言うのは
やはり残念無念かな。
せめてメールor掲示板にリンクを貼るタイプの年賀状は
ちゃんと出したい。

そしてこのサイトも模様替え。
新たな色で新年を迎えよう。
やはりね、やはり。
形は同じでも、少し色を変えて。
顔色七変化で暮していきたいものだ。
来年はもう少し穏やかに、和やかに過ごしたい。
カルシウムを多めに摂って。

……初夢、また楽しいといいな。


一年を振り返る
2002年12月29日(日)

片付けに疲れて考え事を始め、
考え事に疲れて文章書きを始め、
文章書きにも疲れたので一休みしてテレビを付けた。
すると華原朋美嬢が歌っていた。前にヒットした「I'm proud」。
前よりも歌が上手くなっている。あら、とちっちゃく感心。

この人にはだいぶ立腹していた時期があった。
この人がブレイクした頃に私は頭痛で歌を辞めていて、
「この程度の歌唱力で人気歌手かいっ」と内心八つ当たりしていた。
……彼女も私も、それぞれ進歩したんだなあ。

というわけで、今年の私的大ニュース・カウントダウン。

第五位は、「音楽が聴けるようになった」

これで歌手デビューという夢(自ら初耳)に一歩近付いたわけだ。
アームストロング的に第一歩。いやでもマジで嬉しいことなのだ。

第四位は、「バイトを辞めた」
第三位は、「バイトを始めた」

一つバイトを辞めて違うのを始めた。
まあだからどう、ってこともないのだがひとつ気になる点として
前のバイトと比べて時給が3分の1
なったというのはどうなんだろうね。まあ
働く苦労だけはリアルに解るようになったが。いやはや。

第二位は、「オオサカ一人旅」

実は春先に一週間ほど旅に出ていた。
この模様は日記には全く記していないが、なぜかというと
毎日電車通勤し、ひっそり課題をこなすという、
取り立てて語るにはあまりにも地味な日々だったためだ。
でもものすごく勉強になった。ここで学んだことは大きかった。
京阪電車のキャッチフレーズ(?)である、
「京阪乗る人おけいはん」なんて言葉も覚えたし。
ただたこ焼きもお好み焼きも明石焼きも食べられず、食したものといえば
パスタとか社員食堂の煮物とか、あと自ら作ったオムレツとかだった。

そして第一位は「進学決定」。
うーん普通だ。でも、あの恐怖のアイコンタクトは忘れられない。
そして、人々の疲れた苦笑いも忘れられない。
記憶のタンスの片隅に、ミセスロイドと共にしまおう。

……こう振り返るとあまり大したことない一年だったみたいだが、
いやいやきっと。新たな栄養素を目指して、爪と同じ速度で育っているのだ。
日々成長している。今日だって、ひとつ成長したところだ(現在完了)。
今日まで、「鼻濁音」を「微濁音」だと思ってたのだ。微炭酸みたく。

一日一日は小さくても。
ちりも積もれば山となる。……ただ思うことには、
実際にちりが積もった場合そこは掃除が必要だ。
別に良いけど。ことわざってそういうものだ。


クスリマス・アフター
2002年12月26日(木)

クリスマスはどうでしたか。(語りかけ口調)

私はタイトルどおりさ。そう、風を弾いていた。(いい感じに誤変換)
前にもらった薬を飲んでみて、自ら直す。
ようやく今日の午前中に咳が止まったので、学校へ。
そして今頃、家族にクリスマスプレゼントを購入。
うーん、いろんな予定が狂いに狂った末の苦渋の顛末。

妹は「年末年始、なんの番組見よう」とかどうでもいいことを言う。
十代の多感な年ごろの若者じゃないが、その無意味な発言になんか腹が立つ。

根菜スープが飲みたくなってSUBWAYへ。
生姜が暖まる。喉にも良い。
不思議なもので、下手にまろやかな食物よりも
若干スパイシーなもののほうがかえって咳が止まったりするのだ。
風邪を引くと絶対に喉からおかしくなる。
普段でかい声の出しすぎなんだろうか。
で、喉には細心の注意を払っているつもりではあるのだが
そのわりにいつも喉から。
全ては喉から始まる。
あの日あの時あの場所で、喉が痛くなかったら。
僕らはいつまでも見知らぬ風邪のまま。
小田和正、ってこう書くとミュージシャンだなってわかるけど、
「おだ かずまさ」って発音しちゃうと、
さらに頭に「将軍」とか付けちゃうと、
なんとなく歴史上の人物っぽく思えてくるのだろう。
織田信長の親戚にいそうなイメージ。

今年も終わるので、そろそろ年賀状を書こう。
……図案はできてるけどさ。印刷がめんどうだ。


まぶた二重奏
2002年12月22日(日)

まぶたがおかしい!
今朝鏡の向こうで、完全無欠な二重になっているのが発見された。
普段は一重と二重の間を行ったり来たりしているまぶたが
完全に二重、調子に乗れば三重になるとき。
それは総じて、体調が悪い!原因の多くはストレース!(勢いのみ)
「目が大きく見えてラッキー」とか言ってる場合じゃない。
そういうキャラでもない。
栄養をとって、穏やかに用心するべきなのだ。
ストレスで目が二重になる。その理屈は解らないが、
……新たな美容法のヒントが!!!
プチ整形なんてやめて、プチストレスで。
ミウ飲むより前に、目を二重にしちゃえよ。

すっごい辛いものを食べて鼻がつーんとする。
ああもう、なんで食べただけでこんな切ない気持ちに?
口の中がおかしいのだ。
ああ、アジア諸国に散らばる、私が予想だにしないスパイスたちよ。
覚悟ができるまで私は出会いたいとは思わない。

実は私は、知り合いのMくん(太)の似顔絵が2秒くらいで描ける。
しかし、その特技を活かす場が見付からないので困っている。
仕方ないので最近、Mくんのことを全く知らない友人に会うたびに
ささっと描いてみせては、「この人、店長だよ」等と
軽く他己紹介するようにしている。
紹介された側は毎回「ふーん。……で?」である。その反応は正しい。
けどいつか草の根運動は実を結び、きっとネットで火が付くはずだ。
5年後、Mくんブーム到来。流行は乗るより作るもんだぜ。
ただ、肖像権についてはどうかお口にチャックを。

今日も研究は微妙。だが、いろんな資料を見たし考えた。
明日くらいには孵化するといいな。
このふつつかな脳細胞を信じるしかない。


文章にすることでやっと整理できる日
2002年12月21日(土)

卒研、どうにもはかどらず。まだ表面上なにも見えない。
内面的にもどうなんだか怪しい。
目盛りのない紙にグラフを書くような、そんでもって
そのグラフじたいも芯の折れた鉛筆で書いてるような、
どーも不快感と不安感。
何かでエネルギーを消費してはいるんだけど、
それがちゃんと結びついてない感じの一日だ。
家にいるせいなのか?あるいは、何処へ行こうとも同じなんだろうか。

落ち着いて紙に書いて整理して。
でもそうしているうちにだんだんまたどこか狂ってくる。
油断で頭痛も酷くなる。やろうとすることが進まない一日!の典型例。
……いや、やるべきことが進んでいないという現実と向き合うのが辛いのだ。
辛い現実というのはそれ自体が苦痛であるというより、
それから逃げる手段を無くした場合が苦痛なのだ。
またも具体的な事実から離れんとばかりにこんなことを書きだすし、
ほんとにまったくもう、である。

そんな時に「懐かしのアニメランキング」なんて番組をなんとなく見て
「あー、あったなこんなの」と懐かしがっている場合じゃない。
「へー、バカボンのパパって生まれたときは天才だったんだ」みたいな
豆知識を仕入れてる場合じゃない。

こういうスランプっぽい日はあるものなんだ。
必要以上の焦りはかえって自分の首を絞めるのだ。
だから今日は落ち着けよー、と自分に言いきかせる。
時化てんな、今日の海は。とかぼやきながら、漁師も舌打ち。
問題は、これをどう肥やしにしていくかなんだが……。
こんなゆとりのあるうちに、何かを蓄えよう。


来年はダンディ
2002年12月20日(金)

久々に荷を下ろしたような一日。
あんまり無理を続けるとどんどん肌荒れが悪化する。
たまにそういう、精神的に休む日というのが必要な体質。

なんだかよく眠った。質的にも量的にも。

そして大量の、気付けば大量の調査結果を分類する。
ああよく歩いたなあ、自分。
腹を空かして都内をうろついたり、びくびくしながら電話をかけたり。
ここ半年強の想い出が甦る。
ほんとに、調査しかしてねぇな自分(爆苦笑)

うーむ、まいったねこりゃ。季節はいつしかどっぷりと冬。
ここらでエンジンかけるぜ Come on!
でもきっと、我々のような人種はこうなってからが逆に強いのだ。
あれもこれもできる、なんて選択肢があるうちはだめだ。
マックチョイス式に、わーあれもこれも!なんて気分は
なまぬるくてどうにも向上心が駆り立てられない。
俺にはこれしか道がねぇ!やるなら今しかねぇ!みたいな、
そういうフラストレーション状態が人を強くする。
豚もおだてられれば木に登るが、殴られれば摩天楼をも駆け上がる。
所詮は、なにくそ!が足りない日本人なのだ。
そういう意味ではこういう状況もいいじゃないか。

……なんて、状況を多角的にとらえ直すことで勝手に哲学を見いだし、
それに逃避して現実から目を逸らしている場合ではない。
結構でかい飲み会をキャンセルしてまで手に入れた時間を、
私は有意義に過ごさねばならない。
なんていいながら家事労働や犬の散歩も。
ああこれだから、不用意に家にいるのはだめだ。

落ち着いて落ち着いて。
「アイディアの作り方」をよく読んで。
落ち着け、基本は単純なことなり。
物事の基本の多くは簡単そうなこと。
難しいことを考えないことは、実は難しいこと。
難しいことさえ考えなければ、私ももっと自由でいられたろう。
シンプルであるということは、洗練された証拠。
泳ぐのを覚える段階のようだ。
最初は水に馴染めずに、でもある時
すっと魚みたいになれる日が来る。
その魔法のような瞬間があらゆる修練の場に置いて存在するのなら
……私の場合、今回はいつなんだろうな。

そんな中、今年の目標を思い出す。
確か「どことなくアウトロー」だったんではないか。
……どことなく、アウトロー。
果たしてそんな一年間だったかいな?
…………………………ああ、若干ね。
でもまだ足りなかった。実際ここ数年、深刻なアウトロー不足。
来年はどんな要素を目指そう?
健康、モノマネ、アウトローと来て次は……
……ダンディズムかな(一同:えーっ)。
ダンディ坂野氏に対抗。いや無理か。彼には勝てないか。


本当におそろしいグリム童話
2002年12月18日(水)

腹を空かした狼の気持ち忘れるなよ
熱いヤツほど馬鹿をみる嫌な時代
だからこそ誰にも真似の出来ない生きざまを見せてやれ

……と布袋寅泰は唄った。
そうか、熱いヤツは馬鹿をみる時代になってしまっている。
それで冷静と情熱のあいだがもてはやされるんだ。
と、なにか誤解したことを考える。

ふと半年前の日記をいくつか読み返してみる。
あれから俺は何か変わったんだろうか?
いや、似ている。悩んでいることも、やりたいと思うことも。
決定的に違うのは物理的な条件。
今は毎日出かけていても、どうにか生きていく体力がある。
何より頭痛が来ない。そのことは感謝してもし尽くせない。

年々めきめきと体力が付いてきている。
去年と違って音楽を長時間聴くことができる。
腕力もきっと付いてきている。
このまま強くなっていったらどうなるんだろう?
最終的にボブ・サップみたいになるんだろうか――否。

ああ、あんな『力の強いお茶目さん』になるなんて一生無理だ。
『病弱な暴れん坊』の私とは真逆のキャラだもの……。
そう言ってひとり泣いていたシンデレラの元に、
魔法使いのおばあさんが現れてこう言いました。
「お前はよく働く良い子だから、特別に願いを叶えてあげよう。
 今夜12時までお前を、ちょっぴりお茶目なプロレスラーに
 変身させてあげるよ。だからボブの代わりに試合に出ておいで」
……そこでシンデレラは言いました。
「やだ。」

いやいや、案外そういうのもチャンスかもしれないよ。
生きるってのは前のめりだよ。
「ガラスのチャンピオンベルトを落としたのは、もしやあなたですか?」
「探していたんですよ!あの謎のレスラーを。」
「よかったら、今度我が社のCMに!!」
……そのCMは大評判を呼び、バラエティやトーク番組でも
絶妙なキャラクターで会場は大爆笑、視聴率はうなぎ登り。
出したCDもミリオンセラー、紅白の司会もつとめ国民的な人気者に!
長者番付の常連になり、都内に豪邸を建てて、今は子供が7人。
故郷からは「ぜひ講演会に」と声がかかりっぱなし。
……シンデレラは幸せになりました。とさ。


風邪こそは引かなかったけれど
2002年12月17日(火)

妹と、「Mってさりげなく歌下手だよね」と
昔の某アイドルについて語りあう。忙しいのに、心底どうでもいい会話。

なんだか日常がバタついている。
バターではない。バタバタである。ないしドタバタ。

進んでいなかった研究(なぜその事実に気付かなかったのか?
それ自体よくわからない)、
描かねばならないイラスト(おいしそう)、
そして気付けば割れていた人差し指の爪内部の皮膚。
人差し指が使えない状態で打っているので、もうやりにくいったら。
大事な物は失って初めてその価値に気付く。
そうよねえ、普段頑張って働いたのよねえあんた。

いろいろなことでバタついていて、
目上の人に頼み事をしたりとか丁寧な文章を書いたりとかで
精神的に慣れない疲れを経験し、
さらに掃除をしてわさわさと動く。

疲労感がひどい。
二時間しか寝ない夜、もとい未明というのも珍しかったし、
某テーマパークがクリスマス月間だかなんだかをやっていて
その影響で妙なテンションの客が溢れる路線を避けて
いつもと違う通学ルートも新鮮だった。
ああこんな新鮮な気持ち。
これが12月。2002年ももう終わりだけど。
だいたい誰が決めたんだい、1月が新しくて12月が古いだなんて。
人はいつでも生まれ変われる。
細胞は今日も分裂している。
毎日毎日が新しい。毎日新しい毎日香を。
そうだ、そんな贅沢な日々を我々は実にぼーっと暮しているのだ。
ふるさといつも毎日香。

忘年会でパーッと酒を飲んで年を忘れましょうよー、と
テンションの高い後輩は言っていたけれど、
私はあいにくパーッともしないし酒も飲まない。
そもそも忘年会など、私にはさほど必要ない文化なのだ。
もっともっとマイペースを。国道沿いにおのれの道を。
忘れたいことは、忘れたいときに忘れたらいいじゃない。
おめでたいことは、自分の好きなときに祝えばいいじゃない。
もっと自分のタイミングで暮していこうじゃないか。
「私の新年は12月の下旬にやってくるのだ」とでも宣言して。
……そうさ、人はいつでも新年になれるのさ。
新たな気持ちで fly away。Oh,Yes let's!

疲れると、わけのわからない中学英語をつぶやき始める。
そんな癖。


風邪を引きそうな体力の中で
2002年12月13日(金)

 東京ニ来タトキ オモシロイモノヲ見ツケタ
 ソレハアチコチ 聞コエルモノウリノ声
 後デ聞イテミレバ ソレハヤキイモ屋サン
 キューバノピーナッツ売リ 思イ出ス

……最近、“やきいもの歌”が気になってしょうがない。
静かにしていなくてはいけない時に限って、
頭の中に響いてくるのだこの歌が。
南米風味のやきいも屋さん。CDのパッケージも素敵でしょうがない。
ヤキーイモー♪っていうサビの声の伸びの良さも心地よく。

今日は一日忙しく、なんかばたばた暮らす。
いつも人が少ないイメージがある部屋に、今日は大勢人が居る。
意識があるのに電車を乗り越し、慣れない鶏肉を食べ、
偉い先生に研究にまつわる依頼をしにいく。
ああ、目上の人に頼み事をするのは疲れる……。
礼儀作法みたいなものが自然にできない。
電話の受け答えをする自分も、女っぽくて気持ち悪い。
いつも喋ってる声と、本当にはっきり違う。違いすぎる。
「スジャータが1時をお知らせします」みたいなわざとらしい声になる。

お総菜が安いと、癒される。そんな気がする自分が哀しいのは、
田中耕一さんのドキュメンタリー番組を見たせいもある。
職人の根気があらゆる文明を支えてるんだなあ、
あの人の受賞は、でっかい氷山の一角なのかなあと詠嘆。
そして本当の秀才はやはり、
発注された製品のように規格に沿ってできるものじゃないのだ。
自分、なんて薄っぺらいんでしょう。

SUBWAYのスタンプ、一年以内にいくつ溜まるかな……
そんなことで心は揺れるばかり。
とりあえず、やるべきことをがっちりやらなくては。
でもこんな日々に限って、急に歌が歌いたくなったりするから怖い。
そういえば変に多趣味なんだ。まいったもんだ。


風邪が呼んでいる
2002年12月12日(木)

いかん、風邪を引きそうだ。
この関東全域に渡る乾燥っぷりを見よ。
心の目で見よ。そうだ、心を研ぎ澄ませ。
すると見えてくるんだ、渇いた街が。

プリンターの調子が悪い。ここぞと言うとき、悪い。
きれいな印刷ができない。……これまた、やばいの?
そんなのは嫌だ。
忘れないで夢を、こぼさないで涙。
だから僕は飛ぶんだどこまでも……
ああ、アンパンマンみたいな奉仕の精神はいい。
でも、てんどんまんみたいな明るさも羨ましい。
ドブネズミみたいに美しくなりたい。
ギンギラギンでありながらさりげなく。
うーん、その理想は高くない、されど難しい。

テレビ番組表って、見てると変なのがある。
略してある分だけ、訳が分からない。
出演者なんかも長い人は略されるんだろうなー。
東京ビンゴビンゴダイナマイトジャパンとか。
有名どころでは、ウッチャンナンチャンとかナインティナインとかが長い。
そりゃ略すしかない。
the brilliant greenも結構長く、ブリグリと略されている。
けど、KICK THE CAN CREWは略せないのかな。結構長いのに。
そして落語のすごいところは、以上挙げたいづれの固有名詞も
「ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレ……(略)……チョウスケ」には
かなわないということ。ピカソの本名もすごいらしいが。

そうか、私も長い名前……。それも憧れだな。
肩書きとかキャッチフレーズとかもあるといい。
『常に小走り!』はやさん。
『毎日がいい日旅立ち!』はやさん。
『誰が呼んだか!』はやさん。
うん。まあ、その件については想像した時点で気が済んだ。
やはり私はキャッチフレーズもリングネームもいらない。
ただ、テーマソングくらいはあってもいい。

……風邪を吹き飛ばそうと、テンションをあげても。
いつもの「突然変なことを考える病」がのしかかってくるだけ……
ああ、切ない。どこかエネルギーの使い方がおかしい。


水心魚心ツボの心は母心
2002年12月11日(水)

某所にコンビニが開店して、そのセールをやっていた。
無論わたしは、食料品を中心にかなり買い込んだ。
お菓子安いなあ。いやっほう!
……そんなわけなのだ。
だから満員電車でシュークリームたくさん持ってたいたのだ。
ちょっとヒヤヒヤしつつの一時間。意外とよくあるシチュエーション。
無事、大惨事にならずに帰宅。

しかし帰宅してから大惨事。
犬の散歩に出かけて、帰ってきてふと見ると
犬の体中に植物の種が付着していた!
エノコログサというらしい。
その種を犬の毛から一個一個つまみとる。at屋外。
くそー、こんなに実りやがって。
地味な大惨事。

絵を描くのがうまくいかない。いつも上手くいくのに……。
描けと言われると途端に難しく感じる。
魚もきっと、水泳の授業を受けろと言われたら嫌だと言うだろう。
本当は、自然な気持ちを待つのが一番なのだ。使役は二番以降。
たくさん絵を描かなくてはならない時に限って、
文章が書きたくなったり歌が歌いたくなったり。
何かがないものねだりなのだ。社会に適応しなくては。
このままあらゆる本番に弱いまま、
若干多趣味な器用貧乏人として死んでいくのか!
それは悔しい。ええい、どうすりゃいいんだ。
ここぞと言うときにホームラン打つ方法。
なんて知るかよ。仮に知ってたとしても教えるかよ。

こんな日は、布袋寅泰風にテンションを上げたい。
そして忌野清四郎みたいなオーラがほしい。
それでいて、相田翔子のように何気ないおかしみがあるといい。
整形する人が「○○みたいな目にして」って言うように。

鏡で見える顔より、気になるのは精神面だ。見えないぶん怖い。
精神面で部分的に人に憧れてしまう。でも本当に部分部分。
部分過ぎてわけがわからない。顔でいうならば
右眉だけ美輪明宏で眉間はギバちゃん、みたいな難しい注文。
全体としてどうまとめるのかが問題。


フェスティバル・ブーム
2002年12月10日(火)

朝早く学校に行き、寒い!とにかく寒い!!
今日は一日の大半を「寒い!」と思って暮らしていた。
そんな中、人々の研究も実験フェスティバル。
なんだか普段の部屋に、妙に人が多い。
それも普段来ない人がたくさん来ていて賑やかだ。
嗚呼、どんどん押し詰まって来る。2002年も、我々も。

やばい。また自分の中に、推定・第七次ことわざブームが来ている。

ことわざのWebサイトをうろついていると面白くてしょうがない。
これで本当に活字恐怖症なんだろうか?
いや、絶対違うな。自分で書くのも全然嫌じゃないし。
「兄(けい)たり難く弟(てい)たり難し」という言葉は
「甲乙付けがたい」みたいな意味だそうだけど、
なんとなく中川家を連想してしまう。
「あ、そっちがお兄ちゃんなんだ?」的な。
気に入ったのは「卵に目鼻」。
卵に目鼻なんて(描きようによっては)可愛いんじゃないの?と思いつつ
意味を見てみたら、本当に「可愛らしい顔のこと」なんだそう。
うおー可愛い!でも、中は意外にハードボイルド。半熟じゃなくってよ。

“喋る量を減らして他にエネルギーを回そう”フェスタも開催しているが、
こっちはなかなか難しい。くそー、基礎おしゃべり症候群め。
“食べる量を減らしてカロリー燃やせ”フェアも難航中だ。

本日はそんなブームの波の合間に、
第二回「紛失したプレステのソフトを探す会」もしめやかに行われた。
第五回「過去は振り向かず未来をみつめようキャンペーン」も同時開催中。
もう、心は催し物だらけ。
ヤマザキのパンまつり以上の頻度でやっている。


夢とゆとりの町・『はやさん』
2002年12月09日(月)

雪の中をバイトへ行く。
電車が止まっていようと、私は進む。
普段なら一時間強で着くはずのところ、
三時間弱で到着。早めに出たものの遅刻だった。
まっ、こんなもんか。
非常時の電車は混んでいるけれど、どっこい私も慣れている。

東北の電車は雪でもびくともしないという。
九州の人々は台風でも動じないという。
そりゃそうだ。御土地柄だ。
関東はなにもかも生ぬるい。
だから、個性の強いミュージシャンの発生率が低い。(のか?)
雨に風にと打たれ強くなれ関東よ!
「あー、そういや掛布って千葉出身だっけ」などと
うなずいてる場合じゃない。がんばれ関東平野。
日本の関東地方は世界有数の(多分)
電車通勤者を抱える地域なんだから、
もっとスーパーな態勢にしておけばいいのに。
これからの時代は、異常気象の時代なんだぞ。
それに耐えうるサラリーマン、そしてそれに耐えうる通勤電車。
“街を鍛えるならまず電車から”ということだ。

若い頃は雪というと休校のシンボルだったから
飛び跳ねて喜んだもんだが……最近はどうにも
喜べなくて切ないばかり。心に趣が不足しているのだ。
ああ雪だけど、犬の散歩行かなきゃ、ゴミ出さなきゃ、
みたいな現実に埋もれてしまって。特に雪の中の犬の散歩は
つらいんだな、これが(古いモルツのCMより)。
雪を見て一句詠むくらいの気持ちが必要だ。
「香炉峰の雪は簾をかかげてみる」みたいなこと、
さらっと言えたらなあ。

吉幾三氏の「新日本ハウス」のCMソングが相変わらず気になる。
あれから秋が過ぎて冬になって雪が街を白く染めても、
相変わらず気になる。タイトルは「Dream」。

 ♪住み慣れた 我が家に 花の香りを添えて〜
  優しく育った 樹木香りも入れて〜
  この町で〜 一番! 素敵で暮した〜い〜

香りが盛りだくさん!加えて、“町で一番”を目指す志の高さ。
タイトルどおりドリーミィなお話でございました。


温度変化控えめ
2002年12月07日(土)

 ♪最近私はいい感じ
  蒟蒻畑でいい感じ
  ついでにお腹もいい感じ〜♪
というCMの歌を聞いてひとつ疑問なのは、
“お腹以外にどこがいい感じになったのか?”という点。
お腹を「ついで」扱いにしているのだから、
相当、なにかいい感じが得られたのだろう。
それであんなに軽快なのだ。

そんなことに対して疑念の炎を燃やしつつも、
今日は不完全燃焼な一日。
なんか、静かな感じだけで過ぎてしまったのが悔やまれる。
体調がそろそろ崩れる時期だし、
まあこんな体温の低い一日もあっていいのかもしれない。
そのわりにサイトの入り口だけ更新したりしているのが
どうも歯痒いのだが。
ええい、そのエネルギーをなにか建設的なことに
活かせないだろうか!
地球のみんな、両手を上げてエネルギーを送ってくれ!
オラに力を!
オラしんのすけだ!
おら東京さ行ぐだ!
……いろんな著作権をつまみ食い。

部屋を片付けたら、妹がやって来た。
妹「うわー片付いてる!
  ここ住んでいい?私の部屋あげるから」
姉「お引き取りくださいまし」
人の部屋が片付いたからって、
自分のと丸ごと取り替えようとはすごい発想だ。

犬がおもちゃを買ってもらって上機嫌だった。
でも、人間の歳でいうと中年なんだよな。
……いやいや、考えない考えない。


歳末準備
2002年12月06日(金)

片付けをして、いろいろシアン思案。
今年は忙しいので大掃除をするというよりは、
小掃除を何回かやろう。そういった方針で、
掃除機をかけたりいらないものを捨てたり。
次の休みは窓拭きとかだ……ふー。

年末、という雰囲気をひしひしと。
年賀状を考えなくてはならない……
落ち着いてしまえばささっと描けるんだろうが。

最近、文章を書くべき機会が多い。
そういう時に限って絵が描きたくなる。
今日はその欲求に負けるように、イラストを描いて気分転換。
うん、転換はできた。
ということで、トップに「世代交代」と小咄をアップ。
これは二部作。24日前後には両方載せよう……重いが。
セイジさんは素敵。どこがって、テンションが。
多分だけど、お父さんの名前はセイキチ(性格は頑固)。
そしておそらく、ずっと江戸っ子。
週に一度はもんじゃ焼き。お出かけは上野か浅草。
そして、埋め立て地と地盤沈下について問題意識を持っている。

明日の気温。最高気温が8℃、最低気温が7℃とでていた。
微妙〜に、いくんだね。一日中低空飛行で。


師走最初の日記
2002年12月04日(水)

いくぶんかかさず書いているはずの日記なんだが……
なんせここ数日、帰ってすぐ夕飯もそこそこに寝てしまう日々だった。
どうでもいいが今もすっごい眠い。きっと今日はいつも以上に、
「コイツ酒飲んで書いてるんじゃねえの」な文章になるだろう。
……酒に酔う感覚っていまだに知らないんだけど、
どうなんだろうね。
私の場合、普段暮してる感覚自体が結構酔ってるのだけど。
そんな私がもし酒に酔ったら、そこにあるのはなんなんだ。
牛乳にコンデンスミルクを追加したみたいなこってりテンションか。
もしくは、カレーにカレー粉足すみたいなハードな挑戦か。
ウエイター、すまないが水を一杯!ただし、バケツにね。

疲れてるからか。夜、早めに眠くなる。
いや本当はそれでもいいのだ。
鳥と共に目覚め、鳥と共に眠る。
そんな暮らしも、いいじゃない?いいだろう?と、加山雄三っぽく。

後輩は就職活動をきちんと考えているし、
友達はサイトをかっこかわいく仕上げているし、
私の周りは頑張っている人達がたくさんいる。
そうさ、俺も頑張るさ。
俺もー走るさー、先生が走るということで有名な季節だけど。
俺もセンセ諫。いやいや、先生さ。
毎度の事ながら何という変換機能だろう……
私は毎回ここの文はチャットのような速度で書いているので、
あまり読み返さないし変換もたまに適当だ。
それはそれでよいのだと思う。トークライブ感覚で。

ああ、ディナーショーの季節がくる!
みんな手帳を見てがっかりするなよ。
12月を恨むなよ。
来年があるじゃないか。
そうさ、多少くじけたって。
高齢化した社会、ちょっと昔の人より長く生き続けるのだから。
息が続くことの大変さを感じつつ。

俺は続けるぜ。
きっと続けるぜ。こんな感じを。

そう、あまり気負わない方がいいのだ。

時々無性にクラゲを描きたくなる心理の裏側にあるのは、
自分への戒めなのかもしれない。

バイト先の人に、「物静かっぽい」と言われた……。
どうしよう、善良な人々をだませない……これ以上。良心の呵責。