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studioHAYO
2002年10月31日(木)

ハメを外す、という場合の「ハメ」って何なんだ。
なんだかわからないが、私は外しっぱなしだと思う。

朝から学校。なんだか、次期編集長になるかもしれない。
でもそれは、編集長が今日だけ壊れているからかもしれない。
しかしやはり、『壊れてからが面白い人』っているものだなあ。
「エラー」の表示出っぱなし、サイレン鳴らしっぱなしの状態こそが。

集団で、M嬢のお宅訪問。
ローテク且つシンプルなんだけど、ところどころにセンスが光る。
そんな彼女のこれまでの印象と、非常にリンクしたお宅。
お姉さんも可愛い方だし、なんだかいいものを見ました……という感じ。
初めてだ、自分の家以外で手巻き寿司食べるのは(倒置法)。
そんなこんなで帰り道も、きちんと迷わずに。

帰りの電車は意外と混んでいる。
近所に惣菜屋がオープンし、なんだかすごいセールをやっていた。
もう真夜中なのに……。ご苦労なことだ。いよっ、日本人!

家に帰ると、家族が犬の名前を考えていた。
えっ、変えるのか?いまさら?
でもうちの犬は名前を呼んでも来ないか、どの名前を呼んでも来るか、
そのいづれかなので、名前など何でもいいのかもしれない。
そうさ。大事なのはコンテンツさ。たとえ名前が変わっても。
くりぃむしちゅーの中身は、海砂利水魚。シーフードみたい。


徒歩っ子
2002年10月30日(水)

たまにはこうして肩を並べて飲んで
ほんの少しだけ立ち止まってみーたーいよー♪
……と歌う小学生は、どこかもの悲しかったっけ。
あの頃から、日本がお疲れムードになってきたのだった。

歌の大辞テンを見ると気持ちがプレイバックしがちである。
猿岩石、当時本当にすごかったよな。なんて思うと、
本当にもの悲しい。当時「消える」と言われていたお笑いタレント、
第一位『つぶやきシロー』第二位『猿岩石』と言われていたけれど
あーなるほどなあと、今ひととき深く噛みしめる。
ちなみに二組とも、最近なぜかウッチャンの番組で見かけた……。

90年代活躍したといえば、
小室哲哉氏とgloveのKEIKO嬢が結婚するけれど、
そしてその結婚式に総理が呼ばれているらしいけれど、
上記の二つのニュースよりもびっくりしたのは、
gloveの新メンバーがyoshiki氏ということ。
「小泉首相と新メンバーのyoshiki氏に親交があるとのことで」なんて
さらりとどこかに書いてあったけど、むしろそっちメインでびっくりした。

……あれ、今回は微妙に自分の年代っぽいことを書いている。
「歳がバレちゃうな」的なことばかりだ。珍しや。
いつもは「円楽師匠が」とか、そういう年齢不詳なことしか
思いつかないのだが、テレビの影響だ。
そうそう、あの笑点にホームページができたのだ。
というか今までなかったのだ。あんな高視聴率&長寿番組なのに!!
まったく、今どきの若いもんは笑点をないがしろにしおって。
歌丸さんはカツラをかぶるだけでもれなく面白いのだぞ。
どのカツラをかぶっても、それだけで面白い。
この数十年間、常にだ。そんな人はなかなかいない。

それはそうと、おいおい、来週までスケジュールに空きがないぜ。
そいつぁ参ったなマスター。俺って超売れっ子。
ちなみに、通信販売で買える金魚運動の機械も“うれっこ”という。
腰の下の回転板付き!!よくわからないがお得なのだろう。
犬がかじるやつは“ほねっこ”だし、家で留守番してるのは“鍵っ子”で、
東京の先住民は“江戸っ子”。○○っ子というフレーズはリズミカルで良い。

送ろうかな、やめようかなと思っていた公募が無理なことに気付く。
何かを諦めなければ前に進めないのでしょうか?
フォークギター片手に歩くぜ、いややっぱり両手で持つよ。重いし。
いやはや。それにしても、自転車ってやっぱり怖いなあ……。


疲労は飲茶のように
2002年10月29日(火)

和寒。←わっさむ、と読む地名。
とにかく朝が寒くて仕方ない。
で、暖かい電車がやけに気持ちよく、……また寝過ごした。
最近やたらと寝過ごすようになった。いかん。何かの初期症状か。

久々に山手線に乗ると、文字放送の液晶モニターが大きくなっていた。
10年くらい前から従来の型だったような気がするし、
そろそろ変わってもおかしくはない。電車もどんどん進化するのだ。

10年くらい前といえば、今日は久々にピアノを弾いた。
……忘れている……。一人でライブコンサート開けるくらいの
弾ける曲数は(質は伴わずとも量だけは)あったはずなんだが……
なんだか切ない。かくも年月は残酷なり。

最近自転車にも乗った。これも久しぶり。
6歳くらいの頃に会得して以降、自転車に乗るための技術は
ほとんど封印してきたのだ。
……本当に、なぜ乗らないで生きてこられたのだろう?
なるほど、歩くより速いし排気ガスも出ない便利な乗り物だ。
などと、とっくに有名な自転車の利点を褒めてみるものの、
前方に人が歩いていただけでヒヤヒヤもんである。
ああ、誰か私に若葉マークを!あるいは紅葉マークを!
「拙者、操行に自信がないでござる」という意思表示をさせてくれ。

なんだかわからないが最近、ちょっとずつ忙しさが増えている。
そして、ちょっとずつ体の節々が痛い。
家族たちは、ちょっとずつやかましい。
点心は、ちょっとずつであることが醍醐味。
なんか前ーに点心の店に行った時、
どの店員もものすごい勢いで音を立てつつ皿を片付けていた記憶があるが、
あれはなぜだったんだろうなあ。今更ながら。


でんぐりがえってバイバイしたら頭痛
2002年10月27日(日)

そいやっ!そいやっ!
……あー、そんな言葉が似合う人間いないかなー。
どうやら、いま見える範囲にはいないなー。
いないかな。と誰かを探す、というのは場合によっては面白い。
悪い子はおらんかー、とかね。一時期、ほんとに口癖であった。

めっきり寒くなって、のど飴を補充。喉が痛いので、
今日は予定をひとつ取りやめて、一日家で静養することにした。
そうと決まればさっそく、頭痛が?「ひど――い」!!
(アッコに?「おまかせ――」みたいな調子でスタジオじゅうが合唱)
「休むぞ」と思った途端に頭痛。ま、いつものパターンだ。
「俺が給料日となると、あいつ小遣いせびりに来るんだよ」みたいな。
ちょっと迷惑な甥っ子みたいな感じだ。
つまり磯野家でいうとノリスケのポジションに当たる。
こういう死なない程度の持病とは、寅さんとタコ社長みたいに
ケンカしながらも気長に付き合っていくしかない。

トップ画像を、前から「これどうだろう」と思って保留にしていた
女の子の絵にしてみた。
前のトップ絵をよく見ると「studioHAYA」っていうロゴが
入っていないということにようやく気付き、
「ああ、これは早く変えねば」という焦りの気持ちが生じたゆえである。
かといって、新作を描くほどの力もなし。
といった塩梅だったので、またまた「微妙作」の中からのリユース。
うーん、いい加減ちゃんとしたのを描きたい。
リユースとリリースってだいぶ違うのだ。
「カウントダウンTVをご覧のみなさん、はやさんです。
 来月、移籍後初のシングル・「俺だけ圏外」をリリースします。
 そのプロモーションビデオが完成いたしましたので見てください」
あー、リリースっていいなー。なんとなく響きがいい。
いいないいな、リリースっていいな。

 ♪クマの子見ていたかくれんぼ おしりを出した子一等賞
  夕焼けこやけでまた明日 また明日

この歌も、よく考えると支離滅裂な歌詞をしている。
おしりを出した子は、かくれんぼでいうと負けだろうが。
あと、クマの子が見ているところでのかくれんぼは危険だ。
親はお腹を空かせているかもしれないし。


俺はランナー ≪第二楽章≫
2002年10月26日(土)

なぜかたくさん歩いた一日。
ランナー、って件名のわりには主に歩いた。
ただし信号を渡るときだけは猛ダッシュ。
わけがわからんくらい、いつもより余計に歩いた。
それも、よく知らない町を。
ただ、知っている町はほとんど歩かないので、もはやよく知らない。
後で地図で確認したところ、3km以上軽く歩いていた。
うーん、長めのぶらり旅か。
旅番組のナレーションという仕事も、やってみたいことの一つだ。
でもきっと誰も頼むまい。くっそー、頼んでください!できれば!!

哀川翔のモノマネを練習しようと思い立つも喉が痛いので断念。
いやむしろ、断念して正解だ。
ちなみに林屋パー子のモノマネは、思ったほど喉が疲れないと思う。
彼女は意外に声が澄んでいるからだ。
ただ彼らが登場するやいなや、
毎回そんなことを気にしてる場合じゃなくなる。
だから皆気付かないのだ。
そんなことすら気付く隙を与えずにウン十年。
ピンク色の向こうに隠された、この世界の重箱の隅の事実。

風邪なんかに負けないぞよ!とて、やたらと栄養を摂取。
摂取しすぎて、たぶん太って、でもよく見たらうちの犬も太っていた。

急に冬物を出してくる。マフラーも手袋も。
なんだなんだ今日の寒さは!
やいやいやい!!と、
古い形式でケンカを売るように憤慨の気持ちを表現。
とにかくどうしたんだろう、色々と。


俺はランナー
2002年10月24日(木)

今日も寒い!寒すぎる。怒るでしかし。
Jさんも「バカじゃない?」と気象状況にツッコむ、そんな日。

私は今日も三都物語。
三都物語とは、どっかの観光地の土産物みたいだが、
A県→B都→C県という具合に、県境を跨いだ三ヶ所を
拠点に活動する日のことを勝手にそう呼ぶことにしただけだ。
住んで、学んで、働いて、移動して、もうピクミンといい勝負である。
しかも今日は乗り越した。相当深く眠ってしまったらしい。
気が付くと海のそばまで来ていた。風流。だが寒い。
その上に電車が遅れ、ついでに携帯はつながらず、もう何がなんだかだ。

もう電車が実家みたいな感じもある。
それはすなわち旅に住む、ということだ。
おおっ、松尾芭蕉っぽくかっこいいなあ。
でも寅さんもそんな感じだ。つらい。

よくよく落ち着いて手帳を見てみたら、
なんと来月まで暇な日がない。走りっぱなしだ。
俺はいつも走り続ける。
そう、その男の名は矢沢永吉、53歳。
というくらいの気分で、いつまでも走り続ける。
俺の背中見ててくれ!Come on!
ふー、そのくらいのテンションがあればいいんだ。
そのくらいの心意気があれば、きっと風邪引かずに済むんだ。
走る、走る、俺達。別の人の歌だけど。


鳥っぽい犬
2002年10月23日(水)

寒い。屋外の気温が。
そこで装備いたしまするのが、本年度初・マフラーだ。
マフラーと言っても、バイクのやつではない。
改造するとかのではない。
今年の3月に一週間ほど旅に出ていたのだが、その時購入したものだ。
もう、あまりに寒くて。用意してきた服装だけじゃ、
いかんせんやりきれねぇや!と思い立ち購入。
なぜかインド製であることをここに記しておこう(忘れそうだから)。

電車の中で、今日はきちんと席を譲ることに成功。
ああ、ちいさな喜び。スッキリいたしました。

親戚の犬で二匹目の犬を飼いだしたら、元からいる方の犬が
やきもちをやいて寂しがり、体調を崩したという。
そういうデリケートな犬もいれば、
そうでもないのもいて、犬を飼うのは難しくも面白い。
飼い主と過ごす時間が長い動物だけに、
もう連中とのいざこざは常日頃である。
カメレオンとかハムスターを飼う人が増えているそうだが、
それは世話が楽だからだろう。犬はその点大変だ。
都市部でたくさん飼われている動物にしては、牛・馬にやや近いくらい。

犬の中でも、雑種というのはギャンブル性が高くエキサイティング。
ブランドじゃないのよ生き物は。
飾りじゃないのよ涙は。
もう想像しがたい遺伝子を持った奴がいる。
迷い犬だったうちの犬は5〜6種類以上混ざっているらしく、
もはや犬かどうかも疑わしいぞ、と私は睨んでいる。
今日も「ピーヨピーヨ、ピー、ひー、ヒギャンッ」と鳴いていた。
わりと近い先祖に、鳥がいるに違いない。野菜が好物の。


住民が名物の県
2002年10月22日(火)

そういったわけで、今日は暑いような寒いような、
日射しだけは一人前の青空の下。
結局喉は痛いまま、やはり出かける。
それもまた県外へ。仕事でもなく遊びでもない、ボランティア。

東京都区内に住む人と話してわかったこと。
区によってイメージがあるそうだ。
豊島区と文京区は隣接しているが、
豊島区の人間にとって文京区は「ちょっと高級感あり」な場所。
住んでいる人間は実を言うとそれほど大差なかったりもするが、
とにかくイメージなんだそうだ。東大とか椿山荘とかあるからだろうか。
北区民は「プチ田舎ですいません」と思うらしい。
理由は、埼玉に隣接しているから……って、おい(ノリツッコミ)。
埼玉にケンカ売ってんのか。
大変なことになるぞ、埼玉を敵に回すと。
何が大変なのか、具体的に想像つかないけども。

その帰りに友達と買い物。
それぞれに、知人へのプレゼントを買うべき立場にあった。
雑貨屋であれでもない、これでもないとうろうろ。
人にあげる物を選ぶのは難しく、めちゃくちゃ悩むのだ。
特に自分の価値基準がズレがちなことを自覚しているから、尚更。
でもたまーに、「これはあいつのために生まれてきた商品だっ」と
衝動買いして人にあげるケースもなきにしもあらずだが……。
前に南米の民芸品を友達にあげた時など、
雑貨屋でベタフラッシュ気分であった(漫画の衝撃のシーンで
黒い背景に稲妻がたくさん描かれていたりする、そんな感覚)。
「これだーー」みたいな出会いも、時々はいいものだ。

帰りの電車で席を譲って不発に終わる(いやいいです、と遠慮されるとの意)。
年配の方に声を掛けるのって、結構勇気もいる。
歳を取っていても、充分に元気のある方はいるだろうし、
歳を取っているように見えても、実は意外と若い方もいるだろう。
電車で席を譲るという行為が、空気を読む力を鍛えられる
絶好のチャンスなようにすら思えてくるのだった。

モスバーガーのチーズケーキが美味だなあと思ったはいいが、
寄る機会が滅多にないことにも気が付く。
うーん、地元にはモスもフレッシュネスバーガーも、HMVもないし、
水はけのよい南向きの斜面(みかん栽培に適している)もない。
あるのは、社宅とかだ。人口はわりと多い。
都内の小学校は、ドーナツ化現象でおいしそう、いや
子供の数が減っていて廃校になるところも多いと聞く。
そういう寂しさもない。今のところは。


かりんゼリー
2002年10月21日(月)

快復してきた、と思いきや、朝起きたら喉が痛い。
かりんの力で治そう。
そういえば、のど飴も切れかかっている。
そういえば、部屋がいつもよりよけいに散らかっている。
化学用語でそれを『エントロピー(煩雑さ)が大である』という。
……風邪、というライフスタイル。嗚呼、どこか懐かしや。

電車の中で創作意欲が湧くことがある。
隣の人がちゃんと居眠りをしてるかどうかを
横目でちらちら確認しつつの落書きだ。
高校の授業中を思い出す。当時はしばしば、
授業中に創作活動してたものだ(美術以外でも)。
……体調悪かったわりに、そういう方向へのエネルギーは
惜しまなかったらしい。感慨無量。

原由子のアルバム・『東京タムレ』を聴いていたら、
なぁんか、替え歌したくなってきた。ふつふつと。

妹が最近、なんかどっかで見たような顔になってきている。
あ、似てると思ったらうちの妹か。なんだ。


快復気味
2002年10月20日(日)

朝起きたら、喉が痛くなかった。
ふぅー、ようやく少し回復したか。
明日からはまた、それなりにばりばりと、ないしパリパリと働いて
暮さなくてはならぬからのう、御中。

今日は久々にポストカード。気分転換だ。
グリーティングカードを作ろうかなと模索。
そして、このサイトのトップページをいい加減変えたいなと思う。
昨日鉛筆で落書きをしていたものから、何かヒントを得たい。
そういえばここ数年、落書き恐怖症になっていた。
何を描くにも、サイン添えなきゃみたいなね。
なんだそりゃ、間違った方向にプロ意識かよ。

「峰打ちじゃ、死にはせん」
そんな感じである。いつも、そう言われている気がする。
何かに、無意識にびくびくし過ぎ。大丈夫なのだ、意外と。

風邪で横になりながら、昔テレビでやった『バカルディvs海砂利水魚』の
対決の模様がビデオに録ってあったことを思い出し、観てみる。
なんで録ったんだかよく覚えてないが、多分「面白いっ」と思ったんだろう。
風邪を引いたときは、暖かい食事と発掘おもしろビデオに限る。
彼らは某番組内でなぜか対決をすることになり、
卓球・走り幅跳び・パン食い競争・ビーチバレー(10月に)など、
数々の闘いを繰り返した。負けるたびに改名!
そのレベルの低さ等々、随所で地味に面白い対決だったんである。

改名地獄って、やはり「他人事だなー」と思ってみているのがベストだ。
私がもし「ブロッコリー早食い対決」に破れたから、なんていう理由で
「明日から、はやさん禁止!ぼやさんになりなさい」なんて言われたら……。
考えただけで、軽い火事のにおいだ。早めに消すのがよい。

でも、笑えるものを観るとやっぱり体調が上向きになる。
面白さを愛することは、実は私なりの健康法でもある。(病気でもある。)
高校時代も、キャイーンをテレビで見て体調が回復したことがあったし
ああいう番組、民間療法として効くんじゃないか。
いつか学会で発表してください。誰かが。


『地域振興券に感動』
2002年10月18日(金)

風邪。今日はだめだ。あかんわ〜……。
欠席の連絡をする。独特の哀愁だ。
メールにせよ電話にせよ、この手の「ごめん」は。
連絡し終わった後に、背中が少し歳を取る。

一日大人しくしていて、創作もしなかった。
もとい、しようとしなかった。
そういう一日もたまには、たまには必要かもしれぬ。

そんな時もくらだないことは考えてしまう。
もう、朝ご飯を食べるくらいのありふれた感覚で
くだらないことを考えている。体質がおかしいのだ。
今日は「乙女パスタに感動」という、
助詞省略の例文みたいな曲の題名のパロディ。
乙女は一体、何に感動したら適切かいな?と考えて、
今日の所出た答えが題名である。
時事ネタとして中途半端に古く、
楽曲の発売時と時系列的にズレがあるのもまた斬新。

助詞を省略するのは、時々面白い。時代の文化を感じる。
乙女、パスタに感動。
私、待つわ。
吉宗、一生の不覚。
「我が命、お上に預けたも同然!」
……だんだん歴史的になってくるんである。


体調下り坂になっております
2002年10月17日(木)

バイトに行き、帰宅。
うーむ、学校寄った日の方が疲れがないのはほんとに何故なんだか。
疲労感って、移動距離に比例するとは限らないのだ。
私が疲れているのは、移動距離のせいじゃない。ただ心の有り様だ。

喉が痛いので、帰りにのど飴を舐める。
意外と久しぶりだった。……これから体調を崩すような気がして怖い。

都内に住む友達と待ち合わせ場所を決める際。
「○○の○○で」とスポットを言われても、「え?」
わからないんである……いや存在すら知らないんである。
やっぱりすっかり田舎者。
しかし渋谷よりは銀座に詳しい、というのは何なんだろう。
若者というよりはおじさんに近い、というキャラの現れなのか。
渋谷はいいイメージがあまりない。
受験生だった時に関連行事で出向いたことがあるが、
『坂道をずーっと登った』という記憶しかない。坂道オンリーだ。
駅前にはハチ公も居たらしいんだが、どういうわけか見た覚えがない。
多分、人がいっぱいすぎてわけがわからなかったのだ。

待ち合わせスポットというのも、不思議な存在だ。
「じゃあ、ウォーリーの横で10時にね」
だとしたら、まずウォーリーを探すのだ。お互いに。
すいません、赤と白のボーダーと青いズボンに、
メガネの男性見ませんでした?
しかし2人を会わせまいとする破壊神みたいなの(?)が意地悪をして、
似たような男性を現場にたくさん派遣する。
赤と白じゃなくて、えんじと白のボーダーだったり。
赤とクリーム色のボーダーだったり。
メガネじゃなくてサングラスだったり(しかも絵が飛び出て見える、赤青の)。
限りなく男性に見える姿をした女性だったり。
もう大混乱。もはや、ウォーリーじゃない奴をさがせ。逆に楽だ。


お水と女
2002年10月16日(水)

今日は念願の皮膚科へ。どんな念願なんだか。
患部を見せると第一声、「何かお仕事されてますか。」

「学生ですけど」
「よく水仕事、やりますか」
「……まあ時々」
「これ、主婦湿疹って言われてるやつですね。」
「………………は?」

洗剤・お湯などの刺激で起こる肌荒れのようなもので、
よく洗い物をする主婦に多い皮膚炎なんだそうだ。
「水をなるべく触らないように」とかいう、
ちょっと難しいことを言われる。

しかし、主婦湿疹……そんなに洗い物してたっけか?
毎日毎日全ての皿洗いを一人でこなしてなんかいないし、
レストランで皿洗いのバイトなんかしてないし、
川で洗濯をしていて桃なんか拾わない。
ストレスや睡眠不足も皮膚が荒れる原因なのだろうけど。
でもそれが肌荒れを通り越して皮膚病、ひいては軽い怪我の域まで
及ぶとは、なんともダイナミックなほったらかし加減。
薬をもらって帰宅。

でも最近、確かに心に余裕がない。
ちょっと忙しくなるとすぐこれだ。
雨だれで穴が開くほど打たれ弱い神経のために、
カルシウムをたくさん摂ることを心がけたいものだ。
今日のみのもんたは「ベータカロチノイド」を摂れ、と
言っていたらしいけど。
赤っぽい野菜で、肝臓ガンを予防できるのだそうだ。

以前、湿疹ができたので別の皮膚科に行った時
「あーあこれ、ただの湿疹ですね。」と言われ、
『ただの』ってどういうことなのだ?という疑問を胸に帰ったことがある。
なんにせよ今日は、病名がついた。それだけましである。
この先大掃除とかがあったら、
「ちょっと今、主婦湿疹がひどくてですね」とか言って怠けようかな。
あ、でも多分パソコンを運べとか、
床に張り付いたへんなシールを剥がせとか、
違う意味でキツイ労働に回るのだな。人生は上手くいかない。


『はぐれすぎて迷子』続出!
2002年10月15日(火)

『純情商店街』に行けば、はぐれ刑事がいるのでしょうか。

疑問を投げかけたのはよしとして、
なんなんだ今日のスケジュールは。
学校の後、バイトに行って、帰宅。
という字面で表すと普通の学生らしいスケジュールだが、
学校・バイト先・自宅が、それぞれ全部違う県だという点が問題だ。
そういうわけで今日の移動距離はなかなかのもんだった。
その間で2回老人に席を譲る。頑張れ、ちょボラ星人。

ああでも、先月末もそんなことをしていたのだっけ。
やたら移動に移動を重ねる日々。
電車でGO!……そんなプレステのソフトを、ああそうさ持っているさ。
ただし断わっておく、2は持っていないことを。

やること、考えることがきっと予想以上に膨れあがり、
それに対して私は一日の時間のうち五分の一を
「皮膚科行きたい」と思って過ごしている。
左手、やばい。関西弁でいうと、あかん。
残りの時間の半分は、くだらないことを考えている。
「霧の浮舟」っていうお菓子は、なんであんな名前なんだ?とか、
誰も気にしないことを気にしては喜ぶことを生業としている者です。
そんなことだから、どうなるのやら。
珍道中の始まり始まり、みたいな気持ちで、次回へ続く。

最近テレビで、マギー審司をよく見かける気がする。
よく見かけるというより、『マジシャンにしては』よく見かける。
マギー司郎の弟子だそうだ。あ、だとすると本当にマジシャンなのか?


ちゃんと創作できない日
2002年10月14日(月)

なんだかまとまったことのできない一日。
なぜなんだろう?
なぜ、私は切羽詰まらないと勢いづかないのだろう?
なぜ、あの人はつんくという芸名なんだろう?
なぜ、地球は青いのだろう?
いかんいかん、また哲学的になってしまう。
気付けば無駄な思考回路がいっぱいだ。
疑問の数だけシナプスがあって、
ダジャレの数だけ苦笑があって、
サッカー選手の数だけ洗濯物があって、
それらは自然の摂理である。

さて、皮膚病がひどいが本日は祝日。
体育の日、だと?それは、昭和の人間にとっちゃ10日なんじゃい!
そもそも、体育の日、だと?体育は個人的に苦手なんじゃい!
毛頭意味がわからない日ではあるが、でも基本理念として
休みの日は好きなので甘受しよう。
なんか、やんわりと「甘受」の使い方を間違えた気がする秋の夕暮れ。

どうしたらたくさんの絵が描けるんだろう。
物理的に鉛筆を持つ時間くらいはあるはずなのに……
時間なんてその気になれば、創り出せるはずなのに。
私には何が足りないんだろう。
醤油か。塩か。ワインビネガーか。
この日記は意外と(量だけは)書けるのに、
ちゃんとした創作物があまり生み出せていないのだ。
……しょうがない。
この日記を出版して毛を生やし、芥川賞を取るしかない。どこかの。


10月も前半が終わりつつあるので
2002年10月13日(日)

蚊が死んでいるのを発見。
秋だなあ……と詠嘆。

夏が完全にいなくなったのだ。
……という切なさと、それ以上におびただしい安堵感。

でも今日は、夏でもないのにひどい頭痛。
「出かけなくてもよい日です」という気持ちで迎える一日は久々で、
疲れていたのだろう、おもしろいほど体調が崩れる。
それでもかつてに比べて立ち直りが早い。
涼やかな気温のせいもあろうか。

午後にはとりあえず、パソコンに向かう気分になれたので
ネットで調べ物をしていたら、また頭痛が復活。
で、少し休む。
体調復活。
作業を再開、しかし頭痛が復活。
で、少し休む。
体調復活。
作業を再開、しかし頭痛が(略)

……それを繰り返すうちに日が沈み、
気が付いてみたればまとまったことが何一つできていない。

ああ、人生もそんな感じで呆気なく終わるのかな、と
妙に解釈を広げに広げて考える。
人間は考えるアシベである。
アザラシを飼ってて、父ちゃんは大工だ。
ともかく、生きるとは何ぞや?
難しく、実はどうでもいいパズルである。
だがくだらなく思えることこそ懸命にやらなくてはならない、
人の一生なぞそれ自体くだらないのだ、しかし懸命に生きるのだ。
という、豪邸の庭石に刻まれがちなことをふつと思ふ。
思案の季節だからじゃなく、普段からこういう暗さだ。
ええ、そうです光量はこんなもので。
天日干しというよりは陰干し派寄りですねえ、と。

妹は日毎に三瓶に近付いている。不愉快かつ愉快なことに。
原因はたぶんダミ声だ。セミ声だ。


皿まみれ血まみれ
2002年10月12日(土)

マックチョイスのシステムに戸惑った時、自分の年齢を感じた。
ああ時代は変わったのだ。
「おいしい笑顔 マクドナルド」っていう
キャッチフレーズは相当古い時代のだ。

朝から、「服装がダサい」という理由で親に叱られる。
それだけならまだしも、妹にも叱られる。
なんで叱られる理由の8割が「お前、ダサいぞ」なのだろう。
しかもなんで、歳下にまで叱られるのだろう。
更に「服装気にしないキャラだからいいんだよ!」という反論もどうだろう。

色々見直すべきことが多い今日この頃。
会議は踊る、されど進まず。
考えてみりゃなんだその慣用句(?)は。
踊るって、その種類はなんだ。ラテンか。モダンか。阿波か。

それにしてもまた皮膚科に行きそびれた!
結構な怪我だ。うーわー地味に出血。
そして肌が色々と虫さされている。
どこにいるんだか、虫。
困ったもんだね、虫。
愛なんていらねえよ、虫。


101回目のプラカード
2002年10月11日(金)

今日は朝から学校。後輩達に、Y嬢が作品集を見せていた。
彼女の作品は素晴らしいんだが、その半面ちょっと体に悪い。
長時間見ていると、私のようなものは「どうせ、オイラは……」と
落ち込んだ気分になって、ふるさとの山へ帰りたくなるのだ。
自分の故郷が関東平野ど真ん中であることも忘れて。
でも、私には私にしかできないことがある、
私にしか描けない線があるはず……と、
ホワイトボードに落書きをしながら己を思い出す。
しかし後にそのホワイトボードを壊す。
多分壊しにくいもの、なはずなのに……。

その後、編集長と共に後継者を募ったりした。
二代目編集長候補がめでたく見付かる!めでたや。

「はやさん、可愛いから○○手伝ってぇ」とおだててきた先輩に、
すかさず言い返す。「そういうおだて方は違います!」と。
「『はやさん、面白いから○○手伝ってぇ』なら食いつくんスよ」と。
私の場合、「面白い」って言葉が最高の賛辞なんである。
可愛いより面白い方が、価値観としてずっと上なのだ。
(それにしても『可愛くて面白い人』というのをたまに見かけるが、すごい)
神様が現れて「美しさか笑いの才能、どちらか授けよう」と言ってきたら
速攻で(なんか死語だな)後者を選ぶ。
なんせそれが無いために、血のにじむような苦労をしてるのだ。
実際左手は血がにじんでいる。皮膚病だ。
しかしそんな人生だからこそ、「『面白い』って言え!」なんてこと、
人に要求してはならないんだったな。ふっ。
と、精神的な夕陽を背にしてひっそり反省会。

そして、先輩の研究の手伝いをしつつ、若い力をたくさん目撃する。
「マサルさん」を読みながら笑いをかみ殺す。
とりとめのないまま夜が来て、早足で家を目指す。

大事件はここから。全ては前フリだったのさ。
ついさきほど、皮膚病が皮膚病じゃなくなった。
まるで恋が愛に変わるように。
雨が夜更け過ぎに雪へと変わるように。
二酸化マンガンとオキシドールが酸素に変わるように。
そう。皮膚病だと思っていたところに、動かした拍子に亀裂が入って、

皮膚病がいま、軽い怪我になった。

病院に行きそびれ4日目のことであった。
今日から「協和埼玉」は「あさひ」になります、ぐらいの衝撃。

あまりの衝撃、そしてその瞬間脳裏に浮かんだ言葉が、
なぜか日記の題名だった。……しょうがないのだ。
最近、林屋ぺーの影響でいつも以上にダジャレづいてしまっているのだ。
彼は師匠である故・林屋三平に弟子入りしたくて、
毎日毎日、三平宅のポストにダジャレを投函していたのだという。
すると15日という異例のスピードで弟子になれたのだそう。
……いやはやなんとも、素敵なお話じゃないか。


今日は元・体育の日
2002年10月10日(木)

元体育の日です。
元ちとせを「モトチトセ」と読んでしまって
私に「冬樹かよ」とつっこまれたのはうちの妹です。

そんなこんなで、気温が急降下。
まいったまいった。長袖で正解。いやほんまにねぇ。
最近また太りそうなので、「毎日出かける」政策を用いている。
ダイエットとはそもそも、己を戒めた暮らし全般をさすという。
うまい日本語訳って、ひょっとして「修業」なんじゃなかろうか?
「ダイエットしなきゃー」なんて会話の中で気軽にいう女性よ、
是非「修業」に置き換えてみろ。
それでいて、気軽に口にしてみろ。難しかろう。
それ自体が修業だ。試練だ。きっと何かを鍛えているのだ。

その昔通っていた学校は、体育の日によく運動会をやっていたので、
「ああ、徒競走といえばビリばかりだった」なんていう
切ない想い出の日でもある。一度だけ、ビリから二番目だった。
一緒に走っていた子が、一人転んだからである。

はやくなくてもいいじゃないさ。そんな私ははやさんだけども。

さて、左手の元・肌荒れ(現・おそらく皮膚病)がどんどん悪化してきた。
こいつぁノンストップ。ヘヘイ。2ヶ月もほっとくから悪いのだ。
……やばい。そろそろ、本気で病院へ行かないと……。


ようやく時間が動き出す
2002年10月09日(水)

個人的な見解だが、ベストカップルof芸能界はやっぱり
林屋ペー・パー子夫妻で決まりだなあと思う。

そんなピンク色のテンションとは無関係に、今日の大事件は
細かい用事に追われているうちに皮膚科に行きそびれたこと。
それ以外はこれといって変わりなく過ごした。

うちの犬は相変わらず、植物性のものばかり好む。
刺身の褄の大根が特に好きらしく、
与えてみると喜んで食べる。ゴーヤと同じくらい喜ぶ。
健康に気を付けている中高年か?と思うくらいの好みだ。
マクドナルドかモスバーガーかでいうと、モス派なんだろうな。

10年位前、埴輪というモチーフを好んで描いていた。
ということを最近思い出し、壁紙をいくつか作っていたのだった。
それを少しまとめ、小規模な素材コーナーを設立。
埴輪好きな人には恐らく喜んでもらえるだろう。
別にそうでもない人には「ふーん」と思われることだろう。

そのうち暇を見付けては、クラゲ、タコ、サボテンなどといった
あまり見かけないモチーフの素材を制作していきたい。
マニア路線でレッツゴー。
重箱といったらまず隅だろ、みたいな生き方。

それにしても、暑いんだか寒いんだかわからないこの気候は何かね。
なに袖を着れば良いんだ。


病院へレッツゴー
2002年10月08日(火)

CD屋で、「ロック」のコーナーをどんなに探したところで、
「ホネホネロック」は見付からない。
そんな気がした曇りの日(←スピッツ風ニュアンス)。

やや寝坊。そして、いくぶんゆっくりと暮らす。
体脂肪が1上がったような気がする。
いいやそんなことではいけない、とこの先の計画を練る。
題して、「はやさんの素敵なご予定」。
でも内容を具体的に書けば書くほど、素敵から遠ざかる日々がある。

あらためて、じっと左手を見る。
日に日に、荒れている範囲が広がっていく。
これはやはり皮膚病。
やっと気付いた。
やっと気付いたこの気持ち。
皮膚病のように広がる気持ち。
その調子で、もしも全てのJ-POPの歌詞に病名(特にかゆい系)を
入れることを義務付けたとしたら、日本は相当すごいことになる。
「昨日の虫さされのようにあなたのことばかり考えてしまう」とかが
フツウに出回っているのだ。
ミュージックステーションの司会の仕事が
タモリにとって数倍楽しくなるチャンスかもしれない。
ああ、そんな条例を作る権利を、誰か私にくれないでしょうか?
おそらく、くれなくて正解。

私は頭もおかしいが、パソコンもどことなくおかしい。
Illustratorを起動するまではいいが、
ファイルを開くとそのデータのウィンドウが
どっか変なところに行っていて見えなかったりする。
どこだいウィンドウ。帰っておいで。
チーズと同じくらい、どこへ消えたんだ。


理屈じゃないこと
2002年10月07日(月)

どーも風邪っぽい。
それも私個人のレベルではなく、関東全域がだ。
それも風邪を引いているんでなく、風邪っぽいのだ。
あくまで風邪に準ずる段階で。

そんな不安定な日々。
それが秋なのだ。
それが秋の醍醐味なのだ。
つまり秋味とは風邪っぽいのだ。
と、連想ゲームをやってみた。また矛盾。

こういう難しい連想ゲーム。
それはそれで、その時のその人の中では完結していたりする。
この日記そのものが読み返すと「?」だったりするように、
時間が経てば本人もわからないようなことがある。場合がある。
その瞬間では成立していても、すぐ風化する何かがある。
それを私的解釈においてシュールレアリズム、
ひいては一部のコミュニティにおいて「飛び道具」と呼ぶ。
理屈がわからない。必然性が見えない。
そんなことと隣り合わせで暮らしている。のは、
私だけなんだろうか。あっ、わりとそうかもしれない。

必然性、偶然性、というのは考えれば考えるほどわからない。
「なぜ恐竜は絶滅したのだろう?」
「うーん、たまたまじゃないかな?」
「……」
偶然という魔法は、議論を立ち消えに追い込みやすい。
つまり科学者は必然性が好きだ。
「競馬、次はどれが勝つかな?この馬は去年……」
「適当に決めたらいいじゃん」
勝負師は、必然と偶然のはざまを揺れる。
「なぜ、どのようにしてストーンヘンジは作られたのだろうか」
「雰囲気かも」
雰囲気。なんとなく。意外とそんなものも重要かもしれない、とも思う。

「なぜ見つめるほど 行き違うの ふたりの恋(♪Hysteric Blue)」
「たぶん運が悪いんだね」


若干
2002年10月06日(日)

今日は若干体調がおかしい。
十分に予想していたことだ。
若干寒気がすると同時に、
若干火照ってもいる。
若干熱もあり、
若干胃が痛い。
でも若干なので大丈夫だ。なんだその基準は。

朝は意外に早めに起きるのだが、その分
夕方になると急に眠気が襲ってくる。怖いくらい唐突だ。

そんな中、今後のおおまかな予定を立てる。
今年の秋は……紅葉と、卒業研究。
今年の冬は……北風と、卒業研究。
そして春は……花粉症。
多少季節感を加味したことが裏目に出て切なくなってきたが、
頑張るしかないのだ。

明日はバイトへ。
髪型を変えたけれど、同じ人だとわかってもらえるだろうか?
と書くと相当イメチェンをしたような感じだが、
別に色が変わったわけでも、顔が変わったわけでもない。
ただ、バイト先ではまだ本性を現していないので
服装が私のIDなようにも感じる(本性を現していると、もう
私の服装とか気にしている場合じゃない空気なはずだ)。
全然普通の人を装っているところ(のつもり)なので、
結構疲れたりもする。正体をいつどうやって明かそうか。
いやそれとも、ずっと正体を明かさない方が幸せなんだろうか?
タイガーマスクみたいな感じ(いや違うな)。

私が本性を現すまでというのは、たいがいちょっと無口だ。
不用意に喋ると、いろいろと不審な点が露呈するからだ。
人見知りというよりは、一般のみんなを驚かすのは悪いなあ、という
遠慮に近い。そこは適度なスパイ気取りで。
そしてある日「○○さん(本名)」と思っていた人物の正体が
実は「はやさん」であったことに皆が気付き、
「キャー」「大きめの消火器持ってこい」みたいな騒ぎになる(精神的に)。
ま、そんな再登場シーンはともかく、今はタイミングを
見ている状態である。
そういえば、今の学校で正体を現したのはいつからだろう?
入学式の段階で「手袋持参しちゃった(4月なのに)」とか
風変わりな冷え性発言をしていたから、露呈は早かったんだろうな。
真実は、いつも一つ。
ああ言ってみたいなあ。
名探偵コナンみたいに、「犯人はこの中にいる!」と。
で、更にそれに対してその場に居合わせた人間は、
一人残らず「ええ!?」というリアクションをとって欲しい。
「ふうーん」じゃダメだ。
「実は私もそう思ってたけどね」と思っても、
どうか鼻で笑わないで、大人として驚いてやってほしい。
現場に居合わせた上でのマナーだ。


読漫画リハビリ
2002年10月05日(土)

昨日のメダパニ効果が持続しているかもしれない今日がある。

Y嬢に借りていた「陰陽師」の漫画を、今日やっと読み終えた!嬉しい。
久々にきちんと漫画を読んだという新鮮さもあるが、
それ以上に歴史物だったので嬉しさもひとしお。

そう、知る人ぞ知る私の弱点・歴史。
日本だろうと世界だろうと、話に歴史がからんだ途端に
自分の周囲5m以内に妖精がたくさん見えるというシックス・センスの持ち主。
逆に特技なくらい、それはファンタスティックな有り様だ。
そんなわけで、高校時代「るろうに剣心」が難しすぎて
読むのを断念した私が、「陰陽師」を何冊か読めたというのはきっと快挙。
作品が面白かったせいもあるだろう。
うん、きっと面白かった。
比較する対象がないので断言はできないけれど、引き込まれたと思う。

しかし世の中に、漫画読んだだけで威張る奴がいるのか?
ああ、ここにいるともよ。

年々、漫画が苦手になっている。読むのがどんどん遅くなっている。
なんせ、ずいぶん前に買ってみた「クロマティ高校」第二巻も
まだ読んでいない始末。
自分で買ってしまうと、「所有している」という安心感からなのか
気に入った作品でも読む気が起こらない。
だから漫画はなるべく人に借りるようにしなくてはと思う。
自分自身に〆切を架すことで読むように仕向けるためであり、
決して、買う金をケチっているわけではない(多分)。

昔々、マカロニほうれん荘という漫画に衝撃を受けた時は
漫画ってスゴイものを連れてくるなあ、
と思ったんだがなあ。ここ何年か体質がおかしい。

そんなこととは全く関係なく、妹と美容院へ。
悪気のない美容師さんに
「よく妹さんと一緒にお買い物とか行かれるんですか?」と聞かれ、
辛いことを思い出して泣きそうになる。
ああ一見、仲のいい姉妹に見えるんだろうな。
実状は逆上下関係とか食糧問題とかで細かく薄汚いのに。
2人とも、黙っていれば一般人に見えるのだ。そこが悪質なところ。

髪型をちょっと変える。いや、だいぶなのか?
昨日の私はどうだったんだろう?
みなさん、どうでしたか?昨日の私は。
走ってましたか?泣いてましたか?きらめいていましたか?
ごはんつぶ付いてましたか?雪が積もってましたか?
地球にとって正しいことをしたのでしょうか?
道ばたに咲く小さな花を踏みつけていませんでしたか?

忙しい時は自分のことをよく見ないので
自分のことがわからない(今も全然わからない)。
己を忘れてしまうのだ。
心を亡くす、と書いて「忙」。
と、金八先生風のことをさらりとなぞらえる。
今日はその催眠が解けたような状況で、
「はっ……私たち、今までナニを……」と、
セーラームーンに出てくる「妖しい敵に精神を乗っ取られていた
善良な市民が己に帰る瞬間」みたいな感じだ(←誰も覚えちゃいない)。
そっか、あの頃は特に思い入れのない漫画もちゃんと読んでいたのだった。

うーん、漫画読むのがまた得意になれないかなああの日のように。
と、またもや風変わりな願望を持つ。もうあまりにもありがちなことだ。
多分、故郷がもともとすごく寒い町で、
小さい頃はその寒さに耐えられていたんだけど、
町を出て暖かい東京に住み着いて、何年も経ったのち帰郷したら
「寒っ!」となっている人みたいなもんだ。誰だそれ。

……私が暇な一日ということは、
おのずとここの文章が増えることになるけれど、
増えたところでくだらなさが増すのみ。今日はとりわけとびきりだ。
地球にとって正しいことをしたのでしょうか?――否。


疲労感決壊
2002年10月04日(金)

プレゼンが、テンパリつつ終了。
今言うと言い訳にしかならないが、私がプレゼンで
本格的にあたふたするのはわりと珍しいのだ。
以前「ぶっつけ本番15分プレゼン」というのをやった際も、
アドリブをきかせつつウィットに富んだ感じで
アメリカンジョーク風に観客を沸かせたもんだ(誇張済)。
多分今回は、いろんな原因があったと思う……
直前に食べた、チョリソーの辛さとピーナッツコッペの甘さの
食べ合わせハーモニーがすごく悪かったというのも一つだろう。
昨日、「ネギなし」○イスターを食べたせいもあったろう。
それと昨日、「藤本美貴のプロモーションビデオの
メイキング映像」とかいう、普段あまり見慣れないものを
見た影響もあるかもしれない。浮かれモード。
まあとにかく、こういうのは終わることに意義があるのだ(?)。
また新たなる闘いを始めねばならぬ(と、遠くに朝日を見つめながら言った)。

アンケートを大量収集。後輩は若い。そりゃそうだ。
そして疲れを背負いながら家路につく。
……しかし、今日に限って、電車でなかなか座れない。
田舎の方だし私も空いている場所は熟知しているから
座れることの方が多いのだが、今日は予想以上に混んでいた。
エナジー・フロー(by坂本龍一)が頭の中をエンドレスで流れる。

うーん、とりあえず髪を切ろう。ただし少しだけにしよう。
これから冬を越すのだから、長めの髪で冷気をガードだ。


生き抜く力よこの地にみなぎれ
2002年10月03日(木)

「彼は死ぬだろうか?」「いや、死にますまい」

高校の時に英語の参考書を繰っていて見付けた例文の和訳だ。
「死ぬだろうか」なんて懸念されてる時点で、
文中の「彼」は少なくとも一大事なのだろう。
今日この文章(会話?)を、急に思い出したのだ。

今日・明日と、うちの学年は全体的にてんやわんやだ。
人のプレゼンを見る、っていうのも一長一短なもので、
「みんな不安なのは一緒だな」と安心するようで、
「自分もかような(このような)大変な場に……」と緊張するようで、
安心緊張安心緊張の繰り返しで、地盤が緩んできた。(地層?)

家に帰り、気を取り直そうとBest Hit TVのスペシャルを見る。
マシューは今日も、ボケとツッコミの間を華麗に行き来していた。
服装が派手なわりに、やることは意外と地味だなと気付く。

なんか頭痛がする。最近また暑いせいからか。
それとも、パワフルに働きすぎたせいなのか……

ああ、明日が怖い。
世界のどこかしこでこんな噂が聞こえる。幻聴だ。
「彼は死ぬだろうか?」「いや、死にますまい」
なんだ?「ますまい」って。敬語で否定か。


台風一過
2002年10月02日(水)

やけに暑い!とみんなが言う。
確かに、なんなんだ最高気温29℃って。
でも電車はやはり寒い。
私の読みどおり、ここぞとばかりの冷房がききすぎだ。

バイトの後学校に行く。
それが日常になりつつある……うーん。プチ定時制か。
へーえ、台風のせいで3時間もロスしたのかー、と
アンラッキーな人の話にうなずく。猛威震ってたもんなあ。
しかし不思議なことに、バイトが終わって直接家に帰る時よりも
学校に寄って帰る時の方が疲れが少ないのだ。
仕事!ってテンションのままで帰るのが良くないんだろうか。
ま、学校では完璧に素(=正体を表している)だからなあ。

帰りに、プチ家出現場を目撃。酔っぱらいを目撃。
ついでにロッテリアのふるタコが安値。
8時間以上何も食べていない状態だったので、
乗り換えの合間に購入し、食す。

駅の売店で買ったラップサンドがやけに野菜たっぷり。
健康に良さそうだが¥380と少し高い。
おにぎり×2個で税込み¥210、と考えればだ。

肩が痛いのが、逆に平気になってきた。何かを通過したらしい。
自分の体調も気になるんだが、それよりもパソコンが心配だ。
急にフリーズするようになった!!
連続フリーーーズ(←必殺技)!
ううう、はやさんは25ポイントのダメージを受けた!
せっかちな仲間が馬車から飛び出してくる!
はやさんは「おい、まだ死んでねえぞー」とおたけびをあげた!

馬車に乗っている奴まで経験値もらえるなんて、すごい世の中よのう。


わかりやすフェア
2002年10月01日(火)

バイトを少し早めに抜けて、学校へ……行こうかと
よっぽど思ったのだが、断念。
理由は台風だ。

折り畳み傘を差そうとしたら、骨が見事に折れていた。
それも、折った記憶がないのにである。
………………やっぱり私にはもう一つ人格があって、
そいつは「ろくでなしBLUES」みたいなケンカが日常茶飯事。
ステンレス製の傘の骨が折れるくらい、全然普通なんだ……。
どうりで、ああどうりで。
心はふたつ、財布はひとつ。¥400のビニール傘が勿体ない気がする。

でも、やはり価値はあった。
地元の駅は土砂降りで、マイナスイオンも大量発生していた(だろう)。
雨の中を歩きながら、
傘にかなり助けられたけど強すぎる雨足でやはりいくぶん濡れながら、
「こんな雨の中で、傘も差さずに本気の殴り合いをして
 友情を確かめ合っている2人組」がいないかどうか、それとなく探した。
いなかった。うーん、一度くらい目撃したいな、マジな友情ってやつを。

美人が落としたハンカチを拾って、「落としましたよ」って言いたい。
そんな出会いをしたいと某Mくん(細)が夢見ていたけれど、
それも確かに現実に聞かないわかりやすシチュエーションだ。
通りすがりの人さえも「あ、恋が芽生えてる」とひと目で気付く明快さ。
あと私的に欲を言えば、
前を歩いている美人がハンカチを落として、
「落としましたよ」と言って拾ってあげるまではよかったが、
よく見たらそれはハンカチじゃなくて新鮮な魚だったりすると尚良い。
美人は振り向いて、笑顔を浮かべ。
「あ、すいません……落ちました?秋刀魚」
季節感もあるし、いい鯉が始まる予感。
Mくん(細)のためにも、世の美人のみなさんには是非
電話と一緒に新鮮な魚介類を携帯してもらいたいものである。
これは、美人が持ってるというのがミソ(英訳:point)だ。
私が持っていたところで「ああ、魚屋ね」と思われるだけで面白くも何ともない。

わかりやすいシチュエーションというのは探すと非常に多く存在する。
転校生は「謎のライバル」とか「美形」でなくてはならないし、
忍者は必ず手裏剣を持っているべきだということになっている。
まきびししか持ってなくてもいいじゃないか。
水戸黄門は最初は絶対「隠居のジジイ」だと思われていて、
印籠を出して初めて「ははぁーっ」ということになる。
その前に誰も気付かないのか。
いくら広域のマスメディアがない時代とはいえ、
あんな独特なうえに長旅をしていたら噂くらいは立つだろうに。
たまに勘のいい奴が雰囲気で気付いたりしないんだろうか。

でも、わかりやすいということは難しいんだな。それを確立するまでが。

それはそうと、ホームページの色を変えてみる。
このくそ忙しいのによ!荒くれてやる。
でも、前々から準備して「10月くらいで変えよう」と
予定していたことだったので、大して時間はかからなかった。
泣く子も微笑む紅葉versionだ。
風流に参りましょう、参りましょう風流に。
掲示板の色が極端に気に入らないけれど、他はまあ普通に衣替え。
イラストの手抜き具合が、余裕の無さを物語るように……。