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ワールドカップと私
2002年04月30日(火)

近頃またも、さしたる収穫がないように思える。
しかしながらこの一連のだるさは何なんだろう。

そんな中、「ワールドカップ」が今年の5月末にある(らしい?)、
ということを知った。初めて知ったにしてはなんとなく
デジャヴがあるので、前にどこかで聞いて忘れたのかもしれない。

しかし「オリンピック」の存在に始まっても気付かない人間が
開始の一ヶ月前にそのことを知ったのだ。
ワールドカップはよほど盛り上がっているのだろう。

スポーツの試合を生で見るというのはどういう感じなのだろう。
「その熱い思い priceless」というCMにあったような、
熱い思いってなんだろう。これには値段はつけられないようだ。
だから店屋で売ることはできない。(ドラクエより抜粋)

自分が選手の家族でもないのに、その勝負に強くこだわりを持つ。
それがファンというものなのだろう。
そこまで感情移入できるとは、と驚くほどのエネルギーを注ぐ。
そのために高いお金を払い、遠い所まで行く。寝る時間を削る。
スポーツに限らずあまり『応援』をしたことがないものだから、
全身に熱い思いを滾らせる人を見ると、不思議だなと思うと同時に
畏敬の念さえ覚える。とにかく一生懸命で、すごい。

応援する、という行動は健康にもいい気がする(思いっきりテレビ風)。
他人のすることに心を預け、他人の勝利を喜んで、他人の敗北を哀しむ。
いったん自分を離れて、非日常に浸る。
輝いている人にパワーを与え、自分もパワーをもらえるのだろう。
会場で大きくパワーが循環することで、多分全身の血行が良くなり、
活性酸素の除去や血圧の安定、さらにガン予防(※憶測)などに
効果があるのではないだろうか。

…とにかくファンは凄い、という話からどうして
ガン予防の話になったのやら。

このように最近日記の乱れが続いている。
数日前に具合が悪くなる直前の日記のタイトルなどは、
自分で見返しても「?」だった。
「どんよりかもしれない良秀」。どんなこっちゃ。


挑むカラオケ
2002年04月29日(月)

m-floの『come again』という曲がある。
あれをいつかカラオケできっちり歌えないだろうか、という
プロジェクトをいま一人で進行している。
ストレス発散のためのカラオケになぜ挑む姿勢で臨むのか、
そんな自分の心理は相変わらずよくわからない。
テニスでいうと壁打ちみたいなものだろうか。

第一関門が前奏。

it's Friday I want to play,
on Saturday don't want to stay,at home
thinking of you so let me party all night long,
it's Friday I want to play,
on Saturday don't waste no more time on you
thiking of you so let me party all night long,

あっはっは。絶対「at」とか発音しきれないでおざなりだぜ。
接続詞をいかにうまくおざなりにするか、ということが
うまい発音のコツなのだ。ハッキリ読まないことに意義あり。
真面目に生きちゃバカを見る(アニメ「おそ松くん」のテーマより)。

特にこの曲の場合は英語ばかりか
日本語も英語のように口ずさんでいるので、
ハッキリ歌おうと思ったらダメな部分がある。
そんな調子でひっきりなしに歌が続くばかりか、
ラップも一人でやったなら呼吸困難だ。
それも、全体を通して決して熱唱してはいけない。
あくまでクールな感じに、必死になってない感じで。
余裕かましとこうぜ、みたいな顔しつつ実は必死な。
羽振りが良いけど借金も抱えている人、というイメージ。
立ち泳ぎの足元みたいな疲労が残ることだろう。

元合唱部ゆえの性か、ついつい朗々と歌ってしまう。
どうやらのびやかな民謡系が似合う声らしい。と言うと、
「元ちとせ歌ったら似合いそう」と友達に立て続けに言われた。
よく知らなかったので試聴。あー…なるほどね。と思う。
千と千尋の神隠しの曲なんかも合うかもしれないが、
歌う前にあの映画観てみた方がよかったのかもしれない。
モンスターズ・インクも面白いそうだが、多分観ない気がする。
テレビ放映を他力に願って。


偽ジェットコースター
2002年04月28日(日)

しばらくネット落ちしていた。
理由は、体調不良。
そろそろ怪しいと思ってたんだ。

体調が悪かったので、家で大人しくしていた。
そのあいだ、わけのわからんことを考えていた。

それに乗れば多くの人が絶叫するという
絶叫マシーン・ジェットコースター。
普通のジェットコースターは、
最初ゆっっくりじっっくり上り、
頂点を過ぎるとダダ――っと高速になる。
そこでみなさん「ギャー」と絶叫。
だけどこんなのはどうだろう。
最初、乗ったと同時にものすごい勢いで
坂道を上り、頂点を過ぎたところで
じわじわじわじわ降りてくる。そしてそのスピードのまま帰還。
最初高速で動いた時に「!?」とみんな思い、
じわじわ下るあたりで「……???」と、
声にできない恐怖を感じる。
絶叫することも許されないマシーン。
多分、乗るよりも見ている方が怖いだろう。
乗った奴はみんな漠然とした苛立ちを胸に降りてくるのだ。

……そんなようなことを考えた。
つまり、考えることだけは普段とそう変わらなかった。


どんよりかもしれない良秀
2002年04月25日(木)

空がどんより、というのもあるが、
体調がどんよりしていた。
これはもしかして、もしかするかもしれない。
そう、宇宙旅行に気軽に行ける時代が来たかもしれない。
いや、そうじゃなくて私は風邪を引くのかもしれない。
どちらかというと後者っぽいだるさがある。

さまざまな、作業をするも、続かず。

人ども来、とぶらいけれど、騒がず。
不動尊の火炎を悪しく描きけるなり。
百千の家もいできなむ。
わとうたちこそ、させる能もおわせねば、
物をも惜しみたまへ。(絵仏師良秀・ダイジェスト版)

…何を書いてるんだろう?


酔いどれシンガー
2002年04月24日(水)

今日は飲み会。それも、30人超で。

ガヤガヤとかワイワイを通り越して、
ワッショイワッショイという感じの賑やかさだった。
祭りじゃ祭りじゃ、誰か団扇持ってこいや。というレベル。

先生の頭にアルコール(冷)をこぼしてしまってひたすら謝り、
自己紹介で「双子座のB型!……じゃないや、A型!」と、
微妙に間違えたお方を優しく見守り、
モデル体型な幹事さんのてきぱきぶりに感動し。

でも結局飲み会というもの自体は基本的に苦手だ。
その理由は酒が苦手だから、である。
(ついでに酒の肴も苦手である。)
メンバーによっては嫌だろうなと思うが、
進路について悩んでくよくよしていた気分を
多少吹き飛ばしてもらったことは確かだ。
やはり一人で悩むのは良いことではない、と思うのだった。

帰りの電車で、酔っぱらいが歌を歌っていた。
車両中の人々が、その声を聞いていた。
そのようにして聞く曲は、たいてい曲名がわからない。
一度、鬼束ちひろあたりを熱唱する酔っぱらいを見かけてみたいものだ。
勇気を出してリクエストしたら、答えてくれたりしないだろうか。
ストリートミュージシャン系。


季節のせいにするも哀し
2002年04月23日(火)

具合がよろしくない。
頭痛が本格的になってきた。
睡眠不足、というわけでもないのだが……
原因ははっきりしているが、敢えて見て見ぬふりをする。

リクナビを眺めていると、切なくなる。
雑踏の如く吹き荒れる情報のほとんどは
私の望みと無関係なのだ。
初めて都会に出たような意味で茫然とする。
そして、そこを開拓する気力が起きないので切ないのだ。

高校時代のことを思い出し、奮起。
あの状態で大学受かったんだし、
頑張ればどうにかなるものさ。

家にいると、気力が無いついでに
家事労働に精を出してしまう自分が居る。
いかんな。労力の使い方間違えてる。


なまぬるく、ああなまぬるく
2002年04月22日(月)

マグカップサミット状態になっているテーブルの上を見て、
母親がとうとう「解散!」と叫んだ今日この頃。
そしてその直後「今の言い方、面白かった?」と意見を求められた今日この頃。
(みんな面白くなりたいのだ。日々精進することは良いことだ。)

朝、遅刻しそうになって家を出て、
昼、ずっと仕事で、
夕方、ずっと打ち合わせで、
なんだかんだで丸一日、何も食しない日だった。
お天道様が出ている間は頭痛薬くらいしか飲まず。
ラマダン(イスラム教の断食月)というのはこんな感じなのだろうか?
帰りの電車で座れたまでは良かったが、
隣りに座っていた人が道中ずっとピーナッツを食べていた。
「わけて」と言えない悲しさよ(言わないのが正解)。
その香ばしい臭いだけで、ひもじさが倍増した。

そしてようやく、9時過ぎに帰宅して24時間ぶりの食事。
そんなに忙しいわけでもないのに(仕事は編集長が
ばりばり仕切っていた)食事をしそびれる。
考えれば、なんとも不可解なことだ。

最近、忙しいのか暇なのかわからない。
こんな半端な気持ちのまま、就職か進学かを決めてしまうのは
心苦しく狂おしいと思う。

せっかく買ったポッキーが、中で全部折れていた時のように。
電車で同じ車両に乗っていたカップルの話のネタにされた時のように。
なまぬるい苛立ちが私を包んだ、そんな一日だった。


マグカップサミット
2002年04月21日(日)

「お前、最近黄ばんできたな」
「てめぇこそ、ヒビ入ってんじゃねーか」
「先輩方、ケンカはやめてくださいよ」
「新人は黙っとけ」
「お前のせいで最近、スペース狭いんだよ」

……そんな今日この頃、
気付くとテーブルの上にマグカップが貯まっている。

朝に紅茶を飲んで、そのまま出かけ、
帰宅時にコーヒーを飲んで、そのまま雑用に追われる。
夕飯の時に緑茶を飲んでそれを持ったまま部屋に来て、
……というわけであら不思議、
一人の人間しか棲息していないはずなのにマグカップが3つか4つ
テーブルの上に並んでいたりする。
我に返って、「……洗うか。」

忙しかったり、余裕がないとこういうことが起きる。
喉がおかしい時はなおさら水分に頼りがちになるので、
マグカップが手放せない。

部屋にマグカップが3つ並んでいるのを誰かに目撃された場合、
「いやー、影武者とミーティングしててさ。」などと言っておく。
はやさんと、はゆさんと、はよさんと。
だからマグカップがいっぱい必要なのさ。
そう言うと納得(したふりを)するうちの家族はおかしい。
さすがな血筋だ。

でも、洗うのは一人。切なさ三倍返し。
あーあ、コピーロボット(パーマン)が欲しいなー。


友達
2002年04月20日(土)

そういやー最近友達に会ってないなー、と思う。

学校じたいにあまり行かない上に、
たまに行っても会うのは知り合い以上友達未満の人。
仲が良くないわけではないけれど、
友達と言えるかというとちょっと微妙な程度の親しさ。
「ひょっとして友達少ないのかなー」と思う。
そして、知り合い以上友達未満の人は意外に多いなと気付く。

少なくとも私を本名で●○さんと呼ぶ人は、あまり友達とは呼びがたい。
私のことは「はやさん」とお呼びなさいな。
と研究室で言ったところ、先生と先輩方にしか普及しなかった。
おいおいどうした、同学年の皆さん!
オイラとは距離を置きたいのかい?
そりゃあ、どうせオイラはやくざな兄貴、わかっちゃいるんだ妹よ。
いつかお前の喜ぶような偉い兄貴になりたくて、
奮闘努力の甲斐もなく今日も涙の日が落ちる
 (男はつらいよ・松竹)ってな具合である。
ちょっとつらいが、この生き方は仕方がない。
葛飾区某所のだんご屋にも、たまには立ち寄りたい。

そんな俺にも友達はいるのさ。
たぶん。

いつか、修飾された「○○友達」というのが欲しい。
飲み友達。茶飲み友達。文通友達。
病院通い友達。塾通い友達。釣り友達。

「よう浜ちゃん!」「スーさん!」

日記というのはそもそも、その日に起きた出来事を綴るものだ。
しかし私の場合、思いのほかそうでもない。
はて、今回はなんだろう。まさに、なんだろう。


勢いがのろのろしている
2002年04月19日(金)

寒気があるまま、学校へ。
午前中から活発に動くのは数日ぶりかもしれない。
慌ただしく午後も打ち合わせ。
最近、何事も手抜き半分であるなあ、と確認すると共に反省。

全力でやってみろよー。
失敗したっていいじゃないー。
だって人間だものー!

といった言葉を、あるお笑い芸人が絶叫していたが、
その口調のぶっとび具合にくすっと笑うと共に、
あーこういうテンションでずっと生きられたなら
それも一つの幸せかも、と思う。
勢い、というのも大切なことだ。
ま、無理はいかんが。

夏場の私は勢いがない。
サンタクロースの失業、
雪だるまの融解に続いて、
はやさん失速。
夏のいやなことベスト3である。
別にTUBEに恨みは無いが、やっぱり夏は嫌な季節だ。
そうこぼすと、うちの親は決まってこう言うのさ。

 「南半球、行きなさい」

本気で心配されないというのも、この場合いいことだ。
まだどうにか大丈夫、という意味だからだ。


あっちむいてジャクソン!
2002年04月18日(木)

犬に向かってそんな風に声を掛け、
「本当に体調悪いの?」疑惑を持たれる。

そうとも、今日は一日頭痛さ。
早朝は喉がおかしくなって目が醒め、
のど飴を舐めたり水分を取ったりして喉を治してから
もう一度眠り、起きたら昼間だった。
そして、頭痛がしていた。
薬を飲んでもたいして治らない。
ああ、夏が近いんだ、と季節を感じてしまう(風流)。
本当は学校に行きたかったのに。

明日はゼミだというのに、こんな体調で大丈夫なんだろうか。
就職活動(というより、やっと将来のことを考え始めたこと)を
したといっても、報告するほどの手応えなどあるはずもなく。
なんだか、気弱な気持ちになる。
その『気弱な気持ちの結果』として就職をやめて進学することを
選ぶのだろうが、それに変な罪悪感を覚えることはないとも思う。
勉強も、別に「嫌い」ではないし。
『就職できなくて進学』ではなく、
『就職せずに進学』なのだ。
いや本当に、無理に無理を重ねれば
どこか一社くらいは上手くいくかもしれない。
ただ、自分のやりたい事に近い仕事を選びたい、などと
思っているから決めあぐね、頑張りあぐねて迷っている。

就職口が全然ないよーと言われている時代だが、
世間に対して、別に卑屈になることはない。
「お金をもらえるんだったら何でもする」と
思うなら、変な話だが犯罪でもいいわけだ。

ちょっとわがままな注文をたくさん付けていくことで、
職業を絞り込む。やがては「こういう方向しか
ないでしょう」と断言できるほどに自分の芸風を理解し、
なおかつプライドと財布を満たせる生き方を選べたらベストだ。

やはり、野望はでっかくないと。
いつか笑って死ぬために、大暴れしとかんと。


とりあえず就職活動
2002年04月17日(水)

とりあえず就活。
よろしく哀愁、みたいなノリである(?)。

今日はエントリーシートに書く文章を考えた。
お前は誰だ、お前は誰だと繰り返し問われる。
エントリーシートとはすなわち会社に入るための第一歩であり、
「お前の根性試したるわ。かかって来いやぁ!!」とばかりに
「ちゃんと答えなくてはならない」=「冗談抜き」の質問ばかり
立て続けに浴びせてくる紙きれだ。
「幾らくらい貯金してますか」なんて聞かれるよりは答えやすく、
「今日の朝ご飯はなんでしたか」とかいう質問よりは難しい、

イメージとしては、大柄な武道家(角刈り)が
各会社の入り口に立っていて「おぬしの腕前を見せてみよ」と
ものすごい形相でにらみつけている。
拳で闘う前に、第一関門としてそのおっかない形相と
にらめっこをして勝たなくてはならない。
まずにらめっこが強くなくては、武道を鍛えていても
無駄だったりすることもある。
私は、むしろにらめっこが得意だ。
武道を鍛えながら、油断せずにベストなにらめっこをするのだ。
ベスト・オブ・にらめっこ。
ベスト・パンツ・ジャケット。
……。
「爆笑」から「ば」の字を取ったら「苦笑」。
いろんな意味でがんばろう。


四字熟語大歓迎
2002年04月16日(火)

午後登校。
空席電車。
単独作業。
覗研究室。
来週宴会。
夕方帰宅。
満員電車。
全身疲労。
我犬噛指。
親指激痛。
超悶絶中。


……四字熟語(?)のみで日記が書けたら、
と思ってのチャレンジ。
結構読みづらいなあ。味わいはあるが…。


おそろしい時期
2002年04月15日(月)

気温が高い。
ただそれだけで、頭痛が甦った。

ここ数年、冬場と夏場ではまるで別人のように
作業の能率が変わってしまうのだが
その境目が今年もやってきた。
階段を上るとくらくらする。
目覚めがだるい。
体が重い。

……いかんいかん、落ち着け。
『頑張らなきゃ』という焦りが加速するほど、
症状は悪くなる。焦りは禁物だ。
焦らずに小さく努力すれば、大きく転ぶことはない。

ゆっくり、ゆっくり。
enyaでも聴こう。


塞翁が馬
2002年04月14日(日)

ちょっとずつでもいいから、収穫を。
受験の時もそう思ったように、また思う。
今日はあれをした、これをした。
ということが、これと言って見付からないような一日があり、
最近それが増えてきた。
授業を取らないだとか暖かくなってきて体調が悪いとか、
原因はごろごろと浮き出てくる。
まるで吹き出物が増えたことに気付く時のように、
漠然と「ああ、ヤな感じの生活習慣のあらわれだな」と思う。
小さくてもいいから、毎日成長したい。
成長した、という証しが欲しい。
ちなみに今日は「渡辺満里奈の部分モノマネ」を会得したくらい。
……何か違う。(せめてもっと分かり易いネタを得たかった。)

たとえば授業に出て話を聞くとか、
人と会って影響を受けるとかいったことを通して得られる
「あー今なにか吸収してるぞ」という感覚は、
本来の吸収する目的もさることながら「頑張っている実感」を
持たせてくれるという点で有意義だったのだ。
「頑張っている自分」を客観視することで安心感を得ていた
部分があったのに、それが最近あまり無い。
家で資料やネットで情報を集めていると、なんだか喉の奥がもどかしい。
こんなことしてていいんだろうか、という感じが消えない。
普段は「アカペラで済ませろ」とか言う人間なのに、
無性に「カラオケBOXで歌が歌いたい」と思ってしまう。

だから最近、用事がない日に学校に行きたくなる。
知り合いに会えば何か情報が得られるかもしれないし、
じっとしていると余計なことを考え始め、
またくだらない理由で落ち込んでしまいそうな気がする。
遠い道のりの途中で寄り道も出来るし、気分転換としても適している。

あー今の学校選んで正解だった、と近頃ようやく思う。
なにより凄い人が多い。地味に凄い人も、派手に凄い人もいて面白い。
受験や就職の時、どの道を選べばいいか迷うのなんて当たり前だ。
この道を選んで正解だったか、なんてことは後になってからも見えづらい。
人間万事塞翁が馬。


探し物はなんなのさ
2002年04月13日(土)

自分探し、というフレーズを良く見る。
探そうと思って探せるもんなんだろうか。
だいたいお前はそこにいるじゃねえか、若者よ。
とにかく行こう、行けばわかるさ。
地球は青い。祖国のともしびを胸に。
そんな漠然としたイメージが一陣の風となって駆け抜ける。
たくさん本を読め、と某先生に言われたことがあるが、
彼が書いた本さえもまだ読んでいない。
といった、ささくれのような事実までも思い出すので、
自分に関することを探すのは疲れる。
といって、全く知らないことを探すのも疲れるが。

自分探しというよりは、自分のやること探しじゃねえか。
自分のできること探しじゃねえか。
やりたいことが見えなかったからって、
本体となる自分自身まで探すことはない。
別に何も見失ってないのだ。
ただ吸収する必要があるだけで。

探すといえば、人はなぜあの当時、
やたらとウォーリーを探したのだろう。
そんな過去にも想いを馳せた。


見たことのない生物
2002年04月12日(金)

先月NHKの番組を見てから、
へんな生物に会いたい衝動に駆られている。

宇宙の番組だった。
エウロパという木星の衛星は、氷の星。
その星の氷の内側には厚い海があって、
中に地球とは全く異なる進化を遂げた生物たちが
いるのではないかと言われているそうだ。
地球にいる生物だって把握しきれていないというのに……
宇宙にもまだまだいる可能性があるという。
おー、と久々に科学に浪漫を感じてしまった。

キャラクターのモチーフに限界を感じている昨今だからこそ。

1:変な絵を描く。
2:……???
3:いいや、見たことのない生物ってことにしちゃえ。

以上の1〜3の動作を用事の合間に繰り返していったら、
何かすごい世界観が生まれそうだ。漠然と怖い。

誰も見たことのない生物を描いてみたい。
ついでに、自分もそうなりたい。


もしもシリーズ
2002年04月11日(木)

通学時間は、最近もっぱら思案の時間だ。
今日のテーマは、「もしも私がプロレスラーだったら」。
プロレスラーだったら、いいなあ。
というか、プロレスラーばりの上腕二頭筋があったら、いいなあ。

電車の中で、座席をおばあさんに譲らない若者に、
「若いモンは席を立ってやんな」と安岡力也風にすごむ。
私の体格をみて若者がビビり、席を空ける……さあおばあさん、
お掛けになって下さい。と、紳士的に親切な言葉をかけるのだ。
たとえ「次降りるからいいです」と言われても、持ち上げて座ってもらう。
そのくらいの行動力と、目立ちたがり精神があるくらいでいい。

そして、道を歩いていて「ンだてめぇ、やんのかコラァ」等と
知らない人に突然言われたとしても、
「いいえやりません」と遠慮することなく、
「はい、是非」「Sure,go ahead」
「お前はもう死んでいる」等と言って快く応じられる。
私の歩いた後には、草一本虫一匹残らないという。そんな伝説。

うらやましいなあ、やけに強い人。
困った連中を、片っ端からこてんぱん(死語)にしてやれる。

…そういう危険なことを思う奴に限って、懸垂もままならぬ。
だからこの国は、ある程度平和なのだろう。


会社の数だけ夢があり星の全てが彼の夢
2002年04月10日(水)

(題名の後半は、『南の島のハメハメハ大王』より抜粋)

初めて会社説明会に行ってみる。
スーツでいいんだよなー、と言いながら、
未だに着慣れないグレーのスーツで出掛けた。
すると(やはり)人がいっぱいいた。それも自分と似たような格好の。
この中で一人だけ真っ赤なスーツ上下の奴がいたら、
「逆スイミー」ができそうだ。
赤い目をしたグレーの魚を、みんなで描いて誰かを脅かそう。
これみんな学生なんだな、学生っていう職業の人は結構多いよなと
思っていたら、よく見ると社員の人もいたりした。

話を聞きながら、こんな作業をものすごく繰り返しながら
自分の行きたい会社を探すのはやっぱり大変なことだ、と痛感。
もっと要領よく探すやり方を開発すべきかもしれない。
無駄に終る分のエネルギーを使って、発電でもした方が地球のためだ。
会社と一口に言ってもたくさんありすぎるのがいけない。
この際、業種ごとにひとつにまとめたらどうだろう?
(独占禁止法の存在は無視)どんだけ敷地が広いだろう。
多分、場合によるだろうが市町村5つ分くらいは要りそうだ。
○○県南部はだいたい全部車の工場、とか。
……昔、一年間に人一人がするくしゃみの強さと速度を足していくと、
新幹線より速い勢いで唾が飛ぶ計算になるとかいう話を聞いたが、
それと同じくらい意味のない見積もりだ。

エントリーした大企業から履歴書用紙ファイルが送られてきた。
こういう紙を書くのは苦手だ。文章が、という以上に字を書くこと自体が苦手。
ワープロが普及しているが、やはり履歴書などは直筆にかぎるらしい。
うーむ………まあ、毛筆で書いていた時代よりはましか。と思い諦める。


ゆるい迷走
2002年04月09日(火)

昨日に引き続き、就職のことを考える一日。
とりあえずリクナビ?とか、
とりあえず説明会?とか、
とりあえずエントリー?とか、
「とりあえず○○」シリーズが頭の中で連発される。
イントネーションだけに着目すれば「なんちゃって女子高生」
「レッツゴー三匹」「めんそーれ沖縄」みたいな言葉だが、
内容的には結構途方にくれたフレーズだ。
とりあえず一社、大好きな大企業にエントリーしてみた。
いや、大好きだった、といえばいいか。
ここの日記のネタにも一度使ったあの企業。
まず無理なんやろな、と思いつつ志望理由を考えて送信。
それから説明会にも行こうかなとか思う。

リクナビを見ていたが使い方がよくわからない。
ダイレクトメールを見ていてもピンとこない。
自分の学部は理系です、というだけで
理系の学問を積んだと誤解される。
だからちゃうねん、俺は絵を描く人間なんや、という
苛立ちが(それも関西弁で)こみ上げる。
変わった学校の中の変わった人間なので、
多くの人と同じ本で仕事を探すことが本当に有益か?とも迷う。

…迷う暇があったら卒研のことを考えるか、
作品作りに精を出すべきなのだろうか。
うーむ。
とにかく、じっと考え込むよりは
動いた方がいいようだな、何らかの形で。


気が重くなった
2002年04月08日(月)

就職のことを考えながらごはんを食べ、
就職のことを考えながら人の話を聞き、
就職のことを考えながら電車に揺られ、
就職のことを考えながら家に帰りつく。

そんな調子だから夕方から夜半にかけて頭が痛くなってきた。
あーいかんいかん、また一点集中しておる。
一点に集中してしまいすぎるのもだめな場合があるな、と思う。
普通の靴で足を踏まれるよりも、
ハイヒールのかかとで足を踏まれた方が痛々しい。
力が集まりすぎてしまうのだ。
こんな時に集中力を発揮してどうするのだ。
もともと集中力は無い方だろう?
単位がもらえた今だから笑い話だが、
統計学のテストのあいだじゅう頭の中では
「ハイサイオ〜ジサン♪」という沖縄民謡が
エンドレスで流れていたのだ。
そのくらい『違うこと』を考えるのが得意なはずなのに、
たまに一つのことしか見えなくなる。困ったもんだ。

自分がリラックスした時に書いている文章・描いている絵などには
自分の基準となるテンションが漂っていて、
この日記はそれを保存しておくためにも書いている。
今日はここで、少し自分のテンションを取り戻した。
基本的に自分のために書く。自己満足、でもいいのだ、
社会に受け入れられるために努力している人だって、
本当は社会に受け入れられたい自分のために努力しているのだ。
と、書いているうちにまた混乱したのでこの辺でやめておこう。


必死な歌
2002年04月07日(日)

非常に浮かれている。
というのも、昨日郵送されてきた成績のせいだ。
迫っている記事の〆切も忘れるほど。

思い出すのは去年の今頃。
一年間、毎回6時に起きて出席していた数学の単位を見事に落とし、
「あんなに頑張ったのに全て水の泡」とばかりに凹んでいた。
まさしく失恋の気分だ。とぼやくと、うちの母は爆笑。
「うまいっ」と言いながら大爆笑した。(彼女の笑いのツボは独特だ。)

――そんな出来事から一年。
この日記を読み返してもわかるが、常に統計学のことを
気にしていた一年だった。切ないほど強く。
心の傷が、やっと癒えた気がする。
失恋を癒すのは新しい恋ってか。

……と考えると、世の中歌といえばラブソングが多いが、
中にはこういう学問の切なさを切々と歌った歌があっても
いいのではないか、と思う(誰が作るんだか知らないが)。
単位の取れない切なさ、受験の時のあやふやな気持ち。
学問系ソング、というジャンルがあってもおかしくない。
そのくらい、本来学問は若者にとって切実な問題の一つであるべきで、
『本気でブルーになったりするもの』であっておかしくないのだ。
なのに、流行はみなラブソング。
あるいは、友情とか人生とか、そういう抽象的な感じの歌だ。
もっと現実的な歌が流行らないだろうか。九九を覚えるとか以外に。
みんなの悩みは、恋だけかい?
そうじゃないだろ、ベイビー(誰?)。
もっとあるだろ、隣の犬がうるさくて眠れないけど
直談判しに行くのが怖いとか。(バラエティー生活笑百科)
そんな泥臭さを、逆に勇気を持って表現する者はいないのか。

そういった意味では、ウルフルズの「借金大王」はすごい。
サビからして違う。

 「♪貸した金かえせよ
   貸した金かえせよ
   貸した金 はした金じゃねえぞ」

最後の1行も大好きである。

 「さっさとしねえと金も友達も消えてなくなるぞ」

……これはいい。これぞ現実。切実だ。
こういう必死さが、今のJ-POPには足りないのだ!

日本古来の歌でいうなら、小野小町や在原業平の閑そうな恋歌より、
万葉集に収められているような、詠み人知らずの生活苦の歌の方が
よほど心に染み、味わい深いように思える。
一生懸命が一番じゃねえか。(相田みつを風)


主よ、人の望みの歓びよ
2002年04月06日(土)

成績表が郵送されてきた。
統計学、取れてた……

感激の記者会見です。
――今回は、統計学は二度目だったそうですが?
「そうですね、二度目です。
 必修で通期だったのに落としました。」
――線形代数も再履修だった、という報道は本当でしょうか。
「それについてはもっぱら事実です。
 詳しいことは、事務所を通して報告したいと思います。」
――気になる評価の方は?
「統計学ですか?今回、ありがたいことに優を頂きまして。
 もう、感動しすぎて今朝は犬の散歩に行くのを忘れたくらいです。」
――この気持ちを誰に伝えたいですか?
「ありきたりかもしれませんが、故郷にいる両親に。
 もっとも、故郷ってどこなんでしょう……。」
――今でも住んでいたら、「故郷」とは呼べないですもんね。
「はい、そんな今日この頃です。
 今日はありがとうございました!!」


兄と弟の法則
2002年04月05日(金)

中学時代の後輩・Y兄弟は、弟の方が背が高い。
中川家という兄弟漫才師は、小さい方が兄である。
スーパーマリオブラザーズは、ルイージの方が背が高い。

∴男二人兄弟は、兄より弟の方が大柄である
        (∴兄の身長<弟の身長)


……という証明は成り立つのだろうか?


(日記というものは、はたして問いかけのままで
 終ってしまっていいのだろうか?という疑問を残しつつ。)


春眠
2002年04月04日(木)

最近、何かの病気ではないかと思うくらい眠い。
睡眠時間が異様に長く、さらに何事に対してもやる気が起きない。
漢方薬でも飲めば改善されるのだろうか。
春眠暁を覚えず、とはいうものの、このダルさ加減は怖い。
このまま私が立ち直れなかったら。
このまま永遠に春休んでいたらどうしよう?
(そりゃ夏が来て冬になるだろう)
そういえば『忙しくて、気付いたら夏になっていた』パターンに
持ち込もうと思っていたのに、春という季節の存在に
気が付いてしまった。困ったことだ。

花粉症の薬をもらいに強風の中耳鼻科へ向かう。
予想外に空いていた。風に恐れをなしたのだろうか。
そりゃ、恐れるほどの風は昨日から吹いている。
うちの犬たちは怖がって、散歩に行くのも遠慮がちだった。

人は眠るし風は吹きあれ犬は怯える。
怖えな、春。(さまぁ〜ず三村氏がぼやくときの感じで)


腹を考える
2002年04月03日(水)

腹式呼吸がとにかく体にいい、と噂で聞いた。
そもそも腹とはなんぞや、と思う。
「お腹が痛い」と言っても、
胃なのか腸なのか膵臓なのか…(略)…なのか、
さまざまだと思う。
あと、子供の早退理由の何割が腹痛なのかも気になる。
さらに腹筋というのも結構たくさんある。
コーラス部をやめて演劇部に入ったら、
コーラス部で鍛えた腹筋と演劇部で鍛える腹筋が
違う筋肉であることに気付いた。
それだけならまだしも、その後高校で合唱部に入り
そこで鍛えた腹筋も、それまでに鍛えてきた
どの筋肉とも違う筋肉だった。
せめてコーラス部と合唱部は同じ筋肉を鍛えてほしかった。
(発声法として、どちらか間違っていたのかもしれないと思うと。)
中高生時代は三種類もの腹筋を鍛えてしまったわけだが、
コーラス部で腹筋を鍛えたら、声色が増えた。
演劇部で腹筋を鍛えたら、声が大きくなった。
合唱部で腹筋を鍛えたら、V字バランスが得意になった。

きっと、さらなる腹筋を私は持っている(そりゃそうだろうけど)。
どこをどう鍛えたら、どうなっていくのだろう。
どうでもいいか。わりとどうでもいいなあ。


15執念
2002年04月02日(火)

校庭の桜も葉桜で、駅前の桜も葉桜で、
人々が苦笑しながら半袖をタンスの奥から出してくる今日このごろ。
季節の変わり目って、どこにあるのだろう。
それは日付変更線がどこにあるのか、という疑問と似ている。
海の上に点線が引いてあるわけでもないのに、超えると日付が変わる。

季節の場合、その答えは飲み物のオーダーにある気がした。
ホットコーヒーを頼まざるをえない日は冬で、
アイスコーヒーを頼まざるをえない日は夏。
『頼む』ではなく、『頼まざるをえない』というのがポイントだ。
どっちでも良い日は春か秋。
確かに、今日は夏かもしれん。

そういえば、JRが15周年だなあ。


卯月莫迦
2002年04月01日(月)

今日は天下のエイプリル・フール。
……だというのに、哀しかった。
1:ほとんど親しい人に会わなかった。
2:楽しみにしていたわりには嘘を考えるのを忘れた。
3:妹が二回以降はだまされなくなった。

結局、妹しかだませなかった。思考回路は読めるし
あまり賢くないので、難易度はとても低い。
帰宅時に、貰い物のデカイ菓子折を持って部屋に入り、
「これ、帰りにコンビニで買ってきた」と嘘を付いた。
「え!?」と騙されてくれたが、
それ以降はどんな嘘を付いてもだめだった。

誰か、素敵な嘘を付いてくれ。
「教育テレビのノッポさん、復活するんだって」とかさ。