蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2014年05月25日(日) おはよう、おかえり

押入れの下の段をゴソゴソ。奥から重いダンボールを引きずり出す。息を止めてホコリをかぶったふたを開け、15年前のミシンをテーブルに出す。コンセントをさし、電源スイッチを入れる。手元ランプがつく。足踏みコントローラをおそるおそる踏む。・・・動かない。何度かスイッチを切ったり入れたり、コントローラを踏む。やっぱり動かない。おはよう、起きて。ミシンをなでて話しかける。はずみ車を手で回し、コントローラを踏む。

うーうーうー、ががが。

3目進んで絡まった。何度やり直しても3目進んでは絡まる。動いたけれどこれじゃ何も縫えない。ここまでが昨夜の話。せっかく目覚めたミシンを何とか使えるようにしたい。ミシンの使い方や手入れを調べれば、ていねいな動画がたくさん見つかる。動画を真剣に見つめ、手順を頭に入れてから作業にかかる。気分は修理屋さんだ。まずは、下糸を入れる水平がまを分解して、歯ブラシで糸くずやほこりを取り、ミシン油をさす。ねじを隙間に落っことさないように、部品の向きを間違えないように元に戻す。次に上糸かけの部分のカバーをはずして(バキッと音がした)、歯ブラシで掃除、上下するレバーの蝶番に何となくミシン油をさす。これでどうだ、と試し縫いをするけれど進まない。よく見ればミシン針がほんの少し曲がっているではないか。針を交換してもう一度。

だだだだだ。だだだだだだだだだだだだだ・・・

縫えるよ、縫えるよ、ただの直線縫い。無事に生き返ったミシン、おかえり。これからよろしく頼むよ。


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