蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2012年09月05日(水) 贅沢な時間

それは美しい織物が織りあがっていくのを眺めているような気分だった。いくつかの偶然と必然が重なり、できあがった空間。

Libreria FERRO 〜読書会〜
Libro1 『トリエステの坂道』 須賀敦子著

開催日が近づくにつれて、楽しみよりも、一体どうなるのかという不安の方が大きくなった。それでも会が始まる直前までが私の役割で、そこから先は誰の手をも離れ、自然と出来上がるものだということに気づいたら、またすっかり楽しみになった。心ゆくまでの本の話「だけ」ができる時間がこんなにも贅沢なものだとは!読書会、病みつきになりそう。


蜜白玉 |MAILHomePage