蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2011年06月14日(火) 神様にお願い

だいぶ早く着いたのでいったん受付をしてから鳩森神社に行ってみる。霧雨の降る中、じめっとした神社の境内を歩く。いかにも蚊に刺されそうな気配で、いそいで虫よけウェットティッシュを取り出し、首や腕を拭く。

5円でなんだけれど、と思いながらパンパンと柏手を打ち「今日からはじめます。よろしくお願いします。」と挨拶をする。ついでにおみくじを引いたら末吉だったので、後生大事に持って帰らず結んでおく。

大人が3人、子どもが3人の6人でセミナーが始まる。駒の動かし方はわかりますか?とたずねられ、とりあえず本をさらっと読んだくらいです、と答える。クラスは基本的に先生と生徒が1対1で、先生はいくつもの盤を掛け持ちする形で進む。まずは詰将棋から。先生がひとりひとりのレベルに合わせた問題を盤に作ってまわる。分厚い将棋盤、おお、うちのと違う指し心地。一手詰めの意味がわかっていなくて、何度かやり直し。先生はアルパカみたいな感じだ。

一手詰め、三手詰め、と何問かやったら、先生と対局。すごくおまけの八枚落ちからだ。よろしくお願いします、と礼儀正しく始まる。こちらの方が圧倒的に駒の数が多いのに、どこからどう攻めればいいのやら、わからない。わからないことがあれば聞いてくださいね、と先生はやさしく言ってくれるのだけれど、何がわからないのかわかりません、というレベルだ。

わからないなりに考え、指していく。途中で2回くらい助けてもらって、なんとか勝てた。1局50分くらいかかった。すごく集中して疲れた。でも相当おもしろかった。成り駒は後ろに引くとその威力を発揮するとか、小さい駒と大きい駒を交換するように、とかいろいろポイントを教えてもらう。それができたら八枚落ちは卒業だよ、と。そこまでがまだまだ遠いです、先生。1階の売店で詰将棋の本を買って帰る。

翌日になってから気づいたこと。その日は上の階に羽生さんがいた。なんだか幸先がいい気がする。


2011年06月01日(水) 頭痛のタネ

辞めたい辞めたいと思いながら、6月になった。日曜日、髪を切りに行ったとき、美容師さんに「そういえば、仕事は辞めたの?」と聞かれて、なんだよ、前に来たときも私はその話をしていたのか、と自分の思い切りの悪さにうんざりした。辞めたいと思ってはいるものの、これから忙しい時期に入るし、この仕事が片付いたら、とか、キリのいいところで、とか、思ってしまう、と答えると、美容師さんは「責任感が強い人はそう言うね」と返されて、ああそんな責任感は(この場合)必要ないんだな、とこれまた自分の考え方にうんざりした。

辞めたい気持ちは日々、大きくなったり小さくなったりする。でもなくなることはない。仕事そのもの、人間関係、自分だけの個人的な悩みなんかがごちゃ混ぜになって、今の職場を辞めたい、というところに行き着いているような気がする。

それでも我慢することが大事なのか、いやいや、思い切って辞めることが大事なのか。わからない。まだ悩む。昨日なんて考え過ぎて本当に頭痛がしてきた。しょうがないからパブロン飲んで寝た。

朝になって、頭が痛いのはおさまっていた。


蜜白玉 |MAILHomePage