蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2007年04月16日(月) 平成24年の誕生日まで有効

仕事を休み、運転免許の更新へ。免許取得以来のペーパードライバーには、運転技術とまったく関係なく今回もゴールド免許。書類をあっちへやりこっちへやりして、いざ写真を撮るだんになると、これもとにかく流れ作業で、髪を直す暇もなく椅子に座らされ、いったいどこを見ていいのやら戸惑っているうちに撮られていたらしく、はい、目をつむったからもう1回、と無愛想に告げられ、ああ、すいません、と目を開け続ける。あとは30分の優良講習を受け、あっという間に手続きが終わる。できあがった免許証の写真は、髪が片側だけぼわっとしているし、目はまぶしそうにしていた。なんのこっちゃ、これから5年はこれで行くんだぞ。どうしてくれる。

そう、少し前に髪を切った。ボブからショートにバッサリと変えた。何年ぶりかのショートヘアは頭が軽い。洗ってもすぐ乾くし、朝もワックスをつけて適当にくしゃくしゃするだけでいいので楽だ。気に入ったのでしばらくはこれで行こうかと思う。

新しい仕事は慣れたせいか疲れが出てきて、土日は昏々と眠ってしまった。3時間昼寝をして、夜もまた10時くらいに寝た。いくらでも眠れる。


2007年04月15日(日) まともな読書/『最後の瞬間のすごく大きな変化』

ひさしぶりのまともな読書。グレイス・ペイリー著/村上春樹訳『最後の瞬間のすごく大きな変化』読了。ずいぶん前(たぶん1年以上前)に読もうと思って手に取ったもののどうも取っ付きにくく、ただ字面を追っているだけだったので諦めてそのまま放っておいたのを再び読んでみる。今度は突っかかることなく文章がすいすい頭に入ってくる。前と今とで何が違うのか、さっぱりわからないけれど、こういうことは他にもあった。ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』を読んだときも、こんなふうだった。会うのが少し早かった、ということだろうか。

グレイス・ペイリーは1922年ニューヨーク生まれ、1954年に初の短編集『人生のちょっとした煩い』を発表、74年に『最後の瞬間のすごく大きな変化』、85年に"Later the Same Day"を発表する。今までにこの3作だけだそうだ。それでも十数年に一度、新しい作品が出るたび、人々はこぞってこの作家の作品を読むらしい。

話はまあまあおもしろかった。まあまあ、と歯切れが悪いのは、読んでいてときどき、今誰がしゃべっているのか、何についてしゃべっているのか、どこにいるのか、わからなくなることがあったからで、それはこの人の作品の特徴でもあるようなのだけれど、初心者の私には難しかった。

次は『人生のちょっとした煩い』(2005年訳)を読もう。


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