蜜白玉のひとりごと もくじ|かこ|みらい
仕事を休み、運転免許の更新へ。免許取得以来のペーパードライバーには、運転技術とまったく関係なく今回もゴールド免許。書類をあっちへやりこっちへやりして、いざ写真を撮るだんになると、これもとにかく流れ作業で、髪を直す暇もなく椅子に座らされ、いったいどこを見ていいのやら戸惑っているうちに撮られていたらしく、はい、目をつむったからもう1回、と無愛想に告げられ、ああ、すいません、と目を開け続ける。あとは30分の優良講習を受け、あっという間に手続きが終わる。できあがった免許証の写真は、髪が片側だけぼわっとしているし、目はまぶしそうにしていた。なんのこっちゃ、これから5年はこれで行くんだぞ。どうしてくれる。
ひさしぶりのまともな読書。グレイス・ペイリー著/村上春樹訳『最後の瞬間のすごく大きな変化』読了。ずいぶん前(たぶん1年以上前)に読もうと思って手に取ったもののどうも取っ付きにくく、ただ字面を追っているだけだったので諦めてそのまま放っておいたのを再び読んでみる。今度は突っかかることなく文章がすいすい頭に入ってくる。前と今とで何が違うのか、さっぱりわからないけれど、こういうことは他にもあった。ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』を読んだときも、こんなふうだった。会うのが少し早かった、ということだろうか。
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