蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2004年06月23日(水) こんばんは、滝川クリステルです

ばっさりと髪を切る。今回の見本は滝川クリステル(フジテレビの夜のニュース番組、News JAPANのキャスター)。今まで黒かった髪色を、明るくベージュ系ブラウンにして、あごラインのボブにカットしてもらう。いつもお願いしている私の美容師さんは、特にカットが上手で、またもや期待通りの仕上がり。

美容師さんは、じゃあ、切りますよ〜、と言いながら、にこにこうれしそうに切っていく。長い髪をバッサバッサと切っていくのが好きなのだそうだ。

私が最初にこの美容師さんにお願いしたのは、肩より長かった髪をショートカットにした時だった。たいていの美容師さんは、え〜?切っちゃっていいんですかあ〜?もったいないですよ〜、とか言いながら遠慮がちに切るようなところを、彼女はとてもあっさりとした様子で、じゃあ、行きますよ!と言って、それは爽快な切り方をしてくれた。もうその切り方と言ったら、胸がスカッとするような感じなのだ。

今まで伸ばしていた髪を切りに行く時はそれなりの覚悟で行くわけだから、美容師さんにもその覚悟を共有してほしい。別に失恋じゃなくたって、ばっさり切りたい時もある。

今回は単に夏で暑いから、見た目の軽さがほしかったのと、髪を乾かすためにドライヤーを使っている時間を短くしたかったからだ。本当は肩甲骨くらいまで伸ばして、ゆるいパーマをかけて、なんちゃってフランス人になる予定だったのだけれど、このところずっと続いていた「切りたい欲求」に負けてしまったわけだ。でも切ってすっきりした。頭が軽い。

滝川クリステル風の短い髪は、相方はもちろん、職場でも好評。しばらくはこの髪型に定着しそうな予感がする。

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滝川クリステルはかわいらしく、それでいて知的に見えるのです。ちゃらちゃらしたアナウンサーが多い中で、彼女はしっかりと目標を持って仕事に取り組んでいる印象を受けます。興味のある方はフジテレビ 夜11時30分〜(金曜日は11時50分〜)のNews JAPAN をご覧ください。おすすめです。


2004年06月20日(日) どうにも捨てがたい夢

先週に引き続き、今週末も相方と東京体育館のプールへ。こうして定期的に運動するのなんて、何年ぶりだろう。50Mプールでもくもくと泳ぐ。200Mも泳げば息が上がって疲れてくる。ずっと前、1日1万Mも泳いでいたのがうそのようだ。

プールの帰り道、新宿に寄ってヨドバシカメラなどをのぞく。今月の水道代の請求が思いのほか高くて、節水するならやっぱり洗濯か?と思って洗濯機のリサーチに。やっぱりいいものは10万円以上する。あれこれ見てはふたを開けたり閉めたり洗濯槽に頭を突っ込んで中をしげしげと見たりする。メーカー別のパンフレットをどっさりもらう。こまかい機能や仕様は家でゆっくり確認することにした。

別に今の洗濯機が壊れたわけではないので、買うかどうかもわからないけれど。

先日ひとりごとに書いたノウゼンカズラだけれど、あのあと相方に相談したら、植えるのはかまわないけど電柱とか電線に巻きつかないように気をつけてね、ということだった。急に気になったので調べたら、ノウゼンカズラは真夏でもじゃんじゃん花が咲くとても生命力の強い植物で、たとえば近くに植わっている他の植物につるを巻きつけた場合、巻きつかれた方の植物が枯れてしまう恐れもあるとか。私が植えようと思っていたあたりには、その昔、じいちゃんが大切に育てたバラがある。じいちゃんは死んだけれど、バラは今でも春に赤い花をつける。ノウゼンカズラのせいで万が一じいちゃんのバラが枯れてしまったら、それはえらいことだ。それにノウゼンカズラは毎年4〜5Mも伸びるようだから、いつも気にかけていないといけない。うちのすぐ横には電柱があり、また2階のベランダと同じくらいの高さに電線がある。苗を植えるのは、10月か2月がいいそうだ。それまでもうちょっと考えてみることにする。

でも、どうにも捨てがたいあのオレンジ色の花。本当にかわいらしいのだ。すくすくのびのび、気持ちがいい咲きっぷり。


2004年06月19日(土) ノウゼンカズラなど

とんでもなく寝坊。10時起床。仕事は休みだからいいけれど、雨戸を開ければもう外はすでに真夏の日差しが照りつけている。出遅れた感じ。

鉢植えに水をやり、めだかにえさをやる。めだかを飼っている大きな火鉢にはスイレンが植えられていて、今朝ひとつスイレンの花が咲いた。子どもの手のひらくらいの白い花。相方が写真を撮る。

簡単に掃除をして、お昼ごはんに塩焼きそばを作る。食後にお茶を飲んでひと休み。午後は東京体育館のプールに行こうと思っていたけれど、あまりの天気の良さに予定を変更してサイクリングにする。

南に向かって適当に進む。住宅街をぬって走る。庭先の花々が目に飛び込んでくる。まあるく咲き誇るアジサイ、華やかなユリ、すっくと伸びたタチアオイ。見上げるほど大きな木にはビワの実がなっていた。小さな青い柿の実も見た。

あるおうちではノウゼンカズラが壁をつたって屋根の上まで伸びていた。家がまるごとオレンジの花で飾られてきれいだ。夏の花、ノウゼンカズラの元気なオレンジ色が好きだ。来年はうちにも植えてみたい。2階のベランダまで伸びるだろうか。

うちの玄関横とフェンスの風景。3月には梅が咲き、4月から5月にかけては一重の赤いバラと白いジャスミンが咲く。今は花の時期も過ぎて、アブラムシとの戦いも一段落。葉っぱだけがいきいきとしている。この時期に咲く花は今のところ植えていない。ノウゼンカズラはいい候補だと思うけれど。


2004年06月15日(火) すこぶる満足な一日

行っても仕事がないのがわかりきっているのでずる休みをする。この頃仕事が楽しくない。まるでやりがいがない。割り当てられた仕事は全てこなし、そのほか私にできそうなことも探し出して片付けて、いよいよ手が空いたから「何かありませんか?」と上司にお伺いをたてると、困った顔か嫌な顔をされる始末。おい、それはないだろうよ。

仕方がないのでもうお伺いをたてるのはやめにして、ここ数日は重箱の隅をつつくような、あら捜しをするようなたぐいの作業をしていた。それもカメの歩みでゆっくりゆっくり。こんなの全然おもしろくない。暇なのに、暇じゃないようなふりをするのはひどく疲れる。かと言って、堂々と暇つぶしができるような環境でもないのだ。

こんなことならよっぽど家事のほうが忙しい。普段仕事に当てている昼間の時間が自由になったら、今までやろうやろうと思っていたのにできなかったことがどんどんできる。なんて爽快な気分。

すっきりと晴れて、空気もからっとしている。おふとんを干して、シーツも洗って干して、洗濯物も洗って干して、ついでにキッチンと脱衣所のマットも洗って干して、1階と2階に掃除機をかけて、家具のほこりを掃って、床の雑巾がけもする。家事もまじめにやると相当な運動量だ。

10時を過ぎたので、スーパーへ買い物に行く。ついでに銀行と郵便局にも寄る。

11時半、早めのお昼ごはんを食べて、食べたら眠くなったので20分くらいウトウトして、それから近くの図書館へ行く。歩いて5分もない。すでに区立中央図書館で利用者登録をしてあるので、ここの地域図書館でも同じカードで本が借りられる。

初めて行った地域図書館は古い病院のような陰気くさい建物だった。2階建てで、1階に児童書、2階に一般書がある。2階には机と椅子がセットになった閲覧席がいくつかあって、あとは病院の待合室にあるような茶色いビニールの長椅子が2つあるだけ。味も素っ気もない。

探しにきたトーベ・ヤンソンの『少女ソフィアの夏』はちゃんと置いていた。一般書はともかく、児童書はそれなりにそろっているようだ。近くに小学校があるからかもしれない。それに、ここでリクエストをすれば他の図書館から本を取り寄せてもくれるから、近所に窓口があると考えれば便利だ。陰気くさいなどと嫌がらずにときどき来よう。

長居する気はしないので、目当ての本を借りてすぐに帰る。おふとんと洗濯物を取り込んで、ちょっと新宿へ出て用事を済ませて、帰ってきてからゆっくり夕飯の支度をする。

暇なのに暇じゃないふりをして、煮え切らない気持ちで意味もない仕事をしている間に、家のことがこれだけできるのだ。すこぶる満足な一日。

自分で希望して移った仕事だけに、愚痴を言うのは気がひけるけれど、事実そうなんだから仕方がない。てきぱき仕事をして嫌な顔をされるというのもおもしろくない。だらだらやったら余計に疲れる。だったらどうすればいい?「仕事がないから休む」というのも、そういつでも使える手ではないのだから。


2004年06月11日(金) みょうがのおかげ

この頃うちで好評なものは、みょうがを入れたお味噌汁。とある和食屋さんで1050円のランチをたのんだら、小口切りにしたみょうがの入ったお味噌汁が出てきた。とてもいい香り。さっそくその日の晩ごはんに真似っこして出してみると、みょうがいいねえ、季節だねえ、と相方はひどくお気に入りの様子。みょうがと合えば、具は何でもいけそうだ。大根と油揚げ。わかめと油揚げ(5枚入りの油揚げを買ってしまったから、しばらく油揚げが続く)。みょうがのいい香りがして、からだからすーっと疲れが抜けるような気がする。

昨日の夜はドラマ「離婚弁護士」を見た。お風呂に入って、歯もみがいて、あとは寝るだけにしてふとんに転がってじっくり見る。弁護士の天海祐希はかっこいい。ハマリ役。真面目だけどときどきズッコケるところもいい。弁護士事務所の受付嬢ミムラはかわいい。彼女はとても19歳には見えないくらいしっかりしている。頭もよさそう。一体どんなおうちで育ったのだろう。

ドラマや映画を見ているとよく泣いてしまう。別に泣きたくて見ているわけではないし、「泣ける作品=感動的でいい作品」だとも思わないけれど、まあとにかく私は涙もろい。コメディタッチの「離婚弁護士」ですら、話の最後の方になると鼻の奥がツーンとしてくる。今まで苦労してきた人たちが、少しずつ幸せに近づく姿を見るとたまらないのだ。そんなわけで、泣きはらした赤い目をして相方におかえりなさいを言った日もある。びっくりしただろうな。

今日の晩ごはんはオーブンで鶏肉を焼いた。フライパンで焼くよりオーブンに任せるとうまくいく。お肉に塩と黒コショウとローリエで味付けをして、バターを落として20分くらい焼く。玉ねぎとしめじとじゃがいもも一緒に。焼きながら、中を覗いているのが楽しい。このオーブンレンジは結婚のお祝いにいただいたもので、なかなかの優れもの。カチンコチンに冷凍されたお肉の解凍もバッチリ。汁も出ないし、煮えて白くなったりもしない。オーブン機能もいろいろ。それなのに、私はまだまだ使いこなせていない。もったいない。宝の持ち腐れにならないようにがんばらねば。主婦の道は険しい。


2004年06月07日(月) 梅雨入り

朝からびじゃびじゃ雨が降っていて、とうとう梅雨入りだと思ったのもつかの間、夕方にはすっかり雨上がる。明るい水色の空に、ところどころ薄灰色の雲が残っている。高層ビルのガラス窓一面に空が映る。空とビルの境目がなくなって、とても不思議な眺めだ。夕方6時すぎ。濡れたアスファルトはきらきらと光り、街路樹のハナミズキは瑞々しい。きれいだ。こんな時間にトコトコ歩いておうちへ帰る。まるで小学生みたいで、くすぐったいような気分だ。まだ明るいうちに家へたどり着くしあわせ。

先週末は両親と妹とマロがうちに遊びに来た。みんなが来るからと、相方は前の日からカレーを仕込んでくれた。玉ねぎをじっくり炒めて飴色に。その日の朝は早く起きて、私はバタバタと家の中を片付け、すみずみまで掃除をして、ごはんを5合炊き、サラダを作った。カレーは大好評で、5合のごはんがみるみるうちに消えていった。夜にまたふたりで食べようと思っていたのに、残ったのはかろうじてひとり分だけ。おかげでその日の夕飯はカレーと焼きそばという、「屋台」か「海の家」のような献立になってしまった。

平日はいつもどおりに仕事。もうだいぶ慣れた。多くを望まなければわりと快適な職場だ。なんといってもぴったり5時に終わるところがすばらしい。職場の人とは必要以上に親しくならない。みんなそういう感じなのだ。冷たいのとは違うけれど、たぶんわずらわしいのが嫌いなのだろう。お昼ごはんもバラバラ、一緒に食べることはほとんどない。あまりしゃべらない。家族のこととか、趣味のこととか、週末は何してたとか、そういう話はめったにしない。私もあんまりべったりは苦手だけれど、これは少し物足りない。いつも座りっぱなしでパソコンに向かうか、それでなければ肉体労働。人と話すことも以前より少なくなって、表情筋が衰えたような気もする。

フランス語の波が再び。夫の帰りを待つ時間が長いので、何か集中してできることをしようと思ったら、これだった。NHKフランス語会話のテキストを買って、あとは薄っぺらい文法書を一冊。それに学生時代から使っている辞書とノート。とりあえずは過去に勉強したはずのことをもう一度思い出す。ある程度、勘が戻ってきたら仏検2級にでも挑戦するか。


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