蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2003年02月14日(金) ボス!

いっつもそばにいてね♪と歌っているのはあゆちゃんだけれど、この頃、毎晩のようにボス猫がベンジャミンに会いにやって来る。ベンジャミンは冬になると我が家の庭から動かない。昼間は家の周りをうろうろしており、夜は庭で寝る。

そこへ、ごっつい体をして顔なんかベンジャミンの2倍はあるボスがのっしのっし歩いてきては、ベンジャミンの寝床になっている「宮内いよかん」の段ボール箱に首を突っ込み、ふにゃらごにゃ〜と甘ったれた声を出す。雨戸を閉めていても、その声でボスが来たのがわかる。

足繁く通ってくるボスに対して、ベンジャミンはつれない態度だ。愛想笑いのひとつもない。一度なんか、ボスが「宮内いよかん」の段ボール箱に手をかけて中に入ろうとしたら、おもいっきり平手打ちを食らっていた。平手打ちを食らったボスはびっくりして隣の家へ逃げて行き、そこで追い討ちをかけられるように隣のシェルティに吠えられ、再びUターンしてベンジャミンの前を一目散に駆け抜けていった。なんて気の毒なボス。

夜、バス停から家までの道でボスに会った。ボス!と声をかけたかったけれど、周りにちらほら人がいたのでやめておいた。ベンジャミンはつれないけれど、私はあんたが好きよ。だって健気じゃないの、大好きな女の子のおうちに毎晩通ったりしてさ。


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