気ままな日記
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2006年03月31日(金) 終わった終わった

 めでたく事務所が閉鎖。荷物の運び出しがまだ完了していないので、明日も出勤する同僚がいるらしいが、とにかく終わった。
 本当に今月は長い長い月だった。WBCの決勝を観ているときに、「まだ3回の裏かあ」とじりじりしながらため息をついたが、それと似た感じである。
 特にここ2,3日は、引越し業者や手伝いの職員が、大音量をたてながら大掛かりな物品搬送作業をしたり、文字通り駆けずり回りながら仕事をしている人が多かったので、足が地につかないような、後がないような、なんともいえない独特な空気が所内に漂っていた。
 終わってみれば実にあっけない。実感もない。果たしてわたしに4月がくるのだろうかと思っていたが、あと3時間ほどで4月1日である。
 最後までこじれにこじれ、もめにもめるのではないかと思ったが、あまりにもドタバタし過ぎていてそんなヒマもなかった。わたしが良くも悪くもしゃかりきになって戦っていたものとは一体なんだったのだろうと思うとちょっと虚しい。
 ホッと一息つく間もなく3日には新たな職場へ。ご褒美に1週間ほどお休みしたいなあ。


2006年03月29日(水) お引越し

 午後から運送会社の方やら、他の職場の方が出入りし、事務所の中にあるありとあらゆる棚、ロッカー、洗濯機、冷蔵庫などを運び出し始めた。今日1日で所内は廃墟のごとくがらんどう。明日あさっては、いよいよわたしたちの机や椅子が運び出される。そうは言っても、事務の仕事は最後の最後、31日まであるわけで、床にはいつくばってすることになるのかもしれない。
 果たして4月はやってくるのだろうか。なんだか来週には別の職場に通っているというのがウソみたいだ。新しい環境に慣れるのがこれまた一苦労。「勤め人」であることそのものにちょっと最近疲れてる。
 とりあえず明日の朝は、来月から使う電車の定期券を買おう。


2006年03月26日(日) 何度見ても良い。

今週はWBC、ワールドベースクラシックに沸いた1週間でした。かく言うわたしも準決勝と決勝はテレビの前。審判の問題でもめていた頃までは、この大会が1ヶ月間の大舞台で、かつ野球史上、重要な意味を持つものであるとは知りませんでした。
 決勝で初回4点一気に入った時には、余裕の笑みを浮かべたものでしたが、3点差にまで追い上げられた時には、思わずテレビのスイッチを切ってしまいました。で、もしかして逃げ切ったかもしれないと、気を取り直して再び、テレビのスイッチをつけると、なんと1点差。こういう時にひとりでテレビを見ている者のつらさ、「げえ、どうして!!」とやつあたりする相手も無く、悶々だかイライラだかハラハラだかわからないすべての感情を押し込めて、ひたすらブラウン管の前で身を硬直させながら試合の行方を見続けましたとも。
 そのようなきわどい試合だったからこそ、三振をとって優勝を決めた瞬間は本当に感動的でした。
イチローの刃物で切り取ったような鋭いまなざしが、興奮にほころんでいるのを見て、なぜかホッとしました。
長い長い9回。不思議な心理で、応援するチームが何点とってもまだまだ足りないと思い、相手が1点でもとると、それがとてつもなく大きな1点に思えてしまうのでした。

 さて、来週でこの職場ともお別れ。27日午前27日午後、28日午前28日午後、29日午前29日午後、……とそれぞれ表と裏の積み重ねは、こじつけのようですが、野球の試合さながら。どのようなゲームセットを迎えることやら。


2006年03月18日(土) 飛ぶようにおりてくる決裁

 あと半月で異動である。と同時に今の職場も閉所になる。
それまでにやっておかなくてはいけない仕事の打ち合わせが、すでに今月にはいって3回行われた。
「決して漏れやミスは許されない」「それぞれの担当が責任感と努力をもってこなすように」との念押しも、個々人に話すよりも、打ち合わせの席でみんなの前で行った方が、公約のごとく強制力があるということか。
「もし31日までに終わらなかったら転勤先でやるように」という上司の言葉には目が点になろうというもの。
 上司のお尻に火がついているせいか、普段だったら、2日経っても3日経ってもなかなかおりてこない決裁が、飛ぶようにおりてくる。(さっさとやろうと思えばできるんじゃないの!)

 出勤日はあと10日も無い。
3月31日には、
「すっごく大変な思いをしてなんとか予定通りに終わった」というよりも、
「予定通りに終わらなかったけどなんとかなった」という感想を述べてみたいものである。


2006年03月15日(水) 見晴らしのいい空間・女性専用車両

 京浜急行の女性専用車両に初めて乗る。品川行き快速特急。以前、市営地下鉄の女性専用車両に乗ったら、間違えて混入してしまったらしき男性が、なにやら言い訳めいたことを言いながらあたふたと次の駅で降りたのを見かけた。が、今回のように快速特急の場合は、次の駅に到着するまでの時間が長いので、一度乗り込んだら、針のむしろであろう。
 時間帯は、朝のラッシュ時だったので、男女混合車両と大して変わらない混み具合。
 周りが女性ばかり、という単純な理由ばかりではなく何かが違う―。と気がついたのが、見晴らし、見通し。混雑の真っ只中にいる割りには、窓から景色が見えるのである。つまり、身長150cmのわたしが男女混合車両に乗り合わせると、すっぽりとうずもれて、窓の景色どころか前の人の背中ぐらいしか見えないのであるが、男性よりも平均身長の低い女性の群れの中にいると、随分と見通しがよく、その分空気までが澄んで感じられたのである。
 このようなメリットがあったのか、とそれならばこれからは東京方面に行く時は、せっせとホームの端っこまで歩いて1両目の女性専用車両に乗ろう。
 
 普段自分の性別をいちいち意識する機会はあまりないのであるが、この車両に乗った時はしみじみと、わたしは女性なんだなあ〜、周りの人もわたしが乗っても不審がってないみたいだし、などというもの思いに駆られたのだった。


2006年03月11日(土) 春色に染める

 美容院へ行く。何となく身の回りに構っている気分ではなかったせいか、顔馴染みの美容師さんが、がっかりするのではないかというほど、前髪も後ろ髪も無造作に伸び放題。 根こそぎ抜いたはずの白髪が伸びて、頭のてっぺんに短くそそりたっている様は、まるでオバケのQ太郎のよう。
 見渡せば季節は移り変わりすっかり春。そこで、少し明るめに染めてみた。
数年前に初めて染めた時は、ちょっと明るすぎてあれやこれや言われて染め直した経緯があるので、今日はサンプルの中から迷わず「ナチュラル」色を選択。
 眼鏡をずっとはずしているせいか、どんな色に染め上がったのかできあがって手鏡を渡されるまでわからず、どきどきしたが、イメージどおりに「ちょっと明るめ」な仕上がりになっていて満足。
 年末は障子貼りをして、体を動かすと気分が変わることがわかったけど、どうも動く気がしない時は、こういうふうな気分の変え方もあるようである。


2006年03月02日(木) 秒読み

 事務所の閉鎖まであとひと月をきった。
ゴミの廃棄や書類のダンボール詰め、引継ぎ事務に関わるあれこれ、人事異動のウワサ話などが所内をおおい、本当に慌しい。
 「せっぱつまっている」というのは、どんどん追い詰められていくような感じがしてしんどい。早く過ぎ去って欲しい思いと、あと20日そこそこの出勤日数で果たして終わるのだろうかという不安。
こういう時というのは、人の性格が本当によく表れる。やたらと口だけは達者にあれこれ注進するわりには、何にもしない人や、本庁に引き継ぐ事務をなるべく少なくして、有能さを誇示したがっている上司、「できません」というひとことが言えないばっかりに、余分な仕事を山ほど押し付けられ、それでもニコニコと穏やかな姿勢を崩さない人……。
 そういうわたしはどうかというと、「できません」と言えないたちではあるけれど、余分な仕事までとても背負えないので、暗黙の態度で、「できない!!」と意思表示をするタイプ。
 それでもいざ分担されてしまうと、まるで明日が来ないかのように、今日中に何でもかんでもと、ガシガシこなしてしまうのも事実。他人に認めて欲しがっているのか、それともただの自己満足か、いずれにしてもエネルギーが枯渇しきっている今日この頃である。


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