海を進む
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一年前の自分に教えてあげたい。 一年後に会社をやめることに決めて、その直前に 先生と、メールしたり一緒に飲みに行ったりする仲になることを。 だから勇気を出して近付いても大丈夫って言いたい。
先週連絡先を交換した数日後にエレベーターにばったり乗り合わせ、 休みは何曜日なのか、一度飲みにでも…と言われた。 おととい、いついつは暇ですか?とメールが来て、飲みに行く日が決定。 あ、でもその数日前に、日程を真剣に打ち合わせましょう、 とメールしたのは私だ。
二人だけで行くのか。飲みには。 誰か他の人も誘いましょうって言いたいぐらい。 だって緊張するし、どこで待ち合わせるかとかどうやって決めるのさー。 先生はもっとあっさり考えてるんだろう。 私にとっては人生の一大事。
でも、一年前なら確実にこれは恋愛の話題なのに、今は違う気がする。 有名人と知り合う過程の話みたい。
| 2005年08月21日(日) |
壁を作るのが仕事だった |
先生と二人だけになる機会があったので、仕事を辞めることを打ち明けた。 すると大変驚いてくれ、じゃあじゃあぜひ連絡先を交換しようじゃないかと 言ってくれた。 そんなことはないと思うけど、まるでこういう機会を待ち構えてたみたいに。 なんだか震える手で番号とアドレスを書いて先生に渡す。 「連絡するよ、フツウに連絡するよ。せっかくね、こんなところで知り合って。」 と、先生。 やはり、この人には見習うところが多い。 私だったらいつも、連絡先知りたい人にも教えてって言えない。 恥ずかしいから?怖いから? 先生はいつも人と出会うとそれを大切にしてるんだな。 大学時代に教育実習で会った高校生(当時)と今では友達だって言ってたし。 先生とアドレスとか交換できるなんて、一年前だったら夢にまで見たことである。 でも今だって、とてもとてもとても嬉しくて感激。 先生に恥ずかしくないように、私はこれからのことを真剣に考えなくちゃ。
数日前、あと一ヶ月で退職ということで退職願を出した。 今まで使わなかった有休を消化したかったのにダメなんだって。 ダメって何さ。夏休みだって消化できないのに。 今日は私が辞めると言ったらボロボロ泣いてくれた女の子がいた。 彼女の写真持ってるわけじゃないし、彼女の愛らしい顔も、 もしかしたら彼女のこと自体忘れる日が来るかも。 それ以来今日はなんだか涙腺が緩くて、心配になった。 会社辞めてからしばらく泣いて暮らすんじゃないかと。 だけどきっと後悔はしないようにする。 自分をもう安売りしたくないって悔しさを忘れないようにしよう。
この前19歳の男の子に、電話番号教えてもらえませんか、と言われた。 いまどきアドレスじゃなくて番号とか、空気が読めてなくて、やたらストレートだとか、 とてもかわいくて、ありきたりに言うと、ピュア。 私が19歳のときって、まだほんのちょっと昔って気がするけど、 じつはだいぶ前なんだな。
スイッチが切り替わったみたいに急に元気になれたのは、 19歳の彼のおかげということもある。
この一ヶ月、ごろごろごろごろ転がり落ちていく一方だった。 毎日仕事が全然進まなかった。 そのうち、どんな仕事が出てきても、私にはどれも無理な気がしてきた。 終電までには帰ろうって思うと、なぜか終電には間に合わない。 今日中じゃなきゃだめな仕事があるわけじゃないのにね。 三回タクシーで帰った。タクシー代は請求できないのに。 食欲はどちらかというとむしろない感じなのに、毎日大量の食べ物を買った。 食べ尽くさないと気が済まない。 食べ物がいつもないと不安で不安で、買う量はどんどん増えた。 仕事中でも電車の中でも急に涙が止まらなくなったり。 私の人生これからずっと楽しいことなんて何もあるわけないって、 ここ数ヶ月そんな気になってたけど、 一層確信を持ってそう信じるようになってた。 というよりは未来に希望があるかどうかさえ考えなかったかな。 今どんよりするだけで精一杯。 かわいい洋服を着こなしてる人とすれ違ったりすると一層どんよりした。 そもそも私にはあんな洋服を着られないし、 休みの日におしゃれして出かけるなんて、一生ない気がした。
どんよりぐちゃぐちゃぶりを長く書きすぎたけれど、 つまり、やっぱり止まない雨はないわけで、 ほんの些細なことがきっかけで急にスイッチが切り替わった。 もうスイッチなくなったのかと思ってたよ。
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