海を進む
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私の好きな人は学校の先生ではないけれど、たまに「先生」と呼ばれることがある仕事をしているので、 ここでは先生と呼びたいと思います。
先生に彼女がいると知ったのがもしも数ヶ月前だったら、数ヶ月どころかほんの一ヶ月くらい前でも、 私は自分の気持ちが大きくなるのを自分で止められたと思うのです。 ちょっとグッときた後でも、ちょっとドキッとした後でも、今から一ヶ月ぐらい前だったら、 まだ「彼女がいるならいいやー」って思って好きになるのをやめたかもしれない。 でも今になってしまってはもう好きじゃなくなるのは無理でした。 不思議なことに、根拠のない期待をなぜか捨てられないのです。
電車の中で、先生が好きだという歌を聴いていると、ちょっと近づけた気がする。 ごはんがのどを通らないこともないし、夜中に一人で泣いたりもしないけど、 ふと、前に先生が話しかけてくれた時のことを思い出すと、泣きたくなることがある。
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