ひとりアライグマ同盟バナ 朶話事 たわごと

目次最新来し方行く道


2002年09月30日(月) 他人様んちのバナー改変

縁あって人様のサイトのバナーを描かせて頂く事があります。
その第一号がともさんちのバナーでした。
でもそれは、私自身サイトを始めて2ヶ月にも満たない頃の事で、お絵描の技術も稚拙そのもの。
いや、今だって稚拙ですが、その頃はもっと根本的に何も解ってなかったんですね。
当然その時にはそれが限界で、自分でも納得してお収めしていたものなのですが…。

で、最近それがどうにも気になって気になってしょうがなかったのです。
あまりに気になるので、今回身勝手ながら描き直しをしてみました。
構図は完全にそのまま、色調も同じ方向性で、全体に落着いた感じに。

昨晩、我が儘お詫びと共にお送りしたら、今朝もう替えて頂いてました。
ともさん、本当にありがとうございました。

という訳で、今はこちらでは見られませんので、どんなかな?と思われた方は、
ともさんちにどうぞ。「未知の風景」から行けます。


2002年09月29日(日) 屋台あれこれ

『阿倍野橋魔法☆商店街』… アカン… おもんない…
あちこちから思っきし寄せ集めのパロディいうのんは判るけどね、
作り方アザト過ぎて何が何やら…。

***


白サイ半分150円今日の折り込み広告。

『長野産 白サイ 半分150円!』

***

錨様>
 それを「大したことがない」と思える感覚が、既に尋常ではないと思われているから、でわ?

***

久々に歩き回って、意外な道や意外な道や意外な道を発見。
いつもは行かない道を進んでみるのはなかなかに面白いです。

毎年10月から祭礼の始まる神社が、もうお祭り仕様になっていた。
屋台がずら〜っと並んで結構な人出なのだが、その屋台は…というと、
何気に食い物屋とくじ引きとすくいモノばっかり。

すくいモノも、水ヨーヨーなんてほとんど見掛けなくて、
二百円ガチャポンのキャラクターをすくうのとか、熱帯魚のフィギアをすくうのとかそんなんで、
金魚すくいすら数少ない。

水飴はあるけど、ソースセンベイは一軒だけ。
昔懐かしい飴細工やベッコウ飴で作るキャラクターなんてのも今や絶滅。
最近はピンクやブルーのひよこ…なんてのも売ってまへん。

でも、カルメ焼きと型抜きは一軒ずつしっかり健在で、しぶとさを感じましたなぁ。

当てもんは、空気入れて膨らませるトンカチやらフラフープやらライトセーバーやら
巨大キティちゃんやらが圧倒的人気。
アイドルのブロマイドが当るのは少なくなってる様。

そして食い物で一番のお勧めは、ベーコンエッグたい焼き。
たい焼きの中に、ベーコンと玉子、そしてマヨネーズが入ってるというおかず系たい焼き。
これはリーズナブルで美味。
どこかで見掛けたら是非お試しあれ〜!


2002年09月28日(土) 阿倍野橋魔法☆商店街

『阿倍野橋魔法☆商店街』たらいうのんのビデオ観た。
ちなみに“☆”の部分は晴明桔梗なんで、そこんとこよろしくっ!
しかし、亀に虎に竜は良いとして、鳥がペリカンいうのんが凄い。
まだ、一巻だけだけど…、ガイナックスはんはやっぱやる事が怖いわぁ…。

そもそも、主人公の名前が“アルミ”と“サッシ”て… 何やねん、それ?!

***

朝から回線がコケとったんで、作り物してました。
良いのんがでけた。
満足vv

***

昨日読了の本

・芦辺拓「地底獣国 <ロスト・ワールド> の殺人」講談社ノベルス

 前回「グラン・ギニュール城」が大当たりだったので、芦辺拓を何冊か借りてきた。

 前回同様今回のも舞台設定がなかなかに凝っている。
 が、私的にはその凝り方がちょっと辛かったかも。

 いや、舞台設定そのものは良いのだが、そこに出て来るアイテムが複雑で、
 大筋の話とどう絡んで来るのか掴みきれないまま終ってしまった…、という方が正しいかも。
 ノアの方舟絡みのトンデモ説の予備知識が合ったなら、
 もう少し別の楽しみ方が出来たかもしれない。

 もしかすると芦辺は、堅いめのミステリの方が私には合うのかも…とちょっと思った。


2002年09月27日(金) 日記だけ…

N様>
 あの犬のやつは時間変更で次回から日曜朝になると言うてました。
 ラテ欄、(終)になってないから頭からチェックしてたヤツ<ぢぶん

***

新聞に載ってた薬局の広告。

『秋の漢方セール開催中!!』

やっぱり漢方の世界でも実りの秋なんでしょうか?

各種キノコ出揃いました…とか、
希少な木の実入ってます…とか、
はたまた冬眠前の熊の手…とか、
あ、鹿の角なんてのもありそう。

秋の漢方薬局…物見遊山だけでも行ってみたら楽しいかもね。

***

一瞬、日記だけメルマにしようかとか、そんな考えを玩んでました。
でも、方々交換日記と化してて、メルマにすると私信飛ばなくなるんで止めました。

相変わらずいろいろと思い悩み中です。


2002年09月26日(木) 船を出すのなら9月

昨日、某先っぽ大学からのアクセスがあってビビッた。
OSが特殊だったんで気付いたのですが、どういう経路で来てくださったんだろう?
今度来られたら、書き込みでもしてやってくだされ。
一人鹿祭バナ鹿祭
協賛
感謝

***

獏バク獏バク夢喰うバク〜♪

という訳で、最近何故かあちこちで夢ネタ真っ盛りだったんで、思わず描いてしまいました。
で、投げ文屋のアイコンでほとんど使用されてないのと入れ替えました。
どうもブランクのせいか、イマイチこじんまりしませんね。

***

船を出すのなら9月〜♪
てな調子で、なんかこう非常にワヤな感じでよろしくないです。

トップのアクセスと日記のカウンタとで、凄い差があって、
やっぱりウチは日記サイトと見なされ気味なのかなぁ…とか、
掲示板も止まったまんまなんで、壁紙取り替える気にもなれないなぁ…とか、
全然トップ通らない方、たまにはトップも通ってやって欲しいものです…とか、
いろいろと思う事しきり。

で、掲示板がずっと止まったままだと、いらん書き込みが入りやすいので、
掲示板は一時停止する事にしました。
この日記見て、殊更に書き込んで頂くのもちょっとナンだと思いますし…。

まぁ、私も時にはそんな気分がグジグシと…という時もある…という事で m(__)m

***

くししししし(喜)
ナルトの声、聞いちまったってばよ〜
イルカ先生がどアップだってばよ〜
来週が楽しみだ〜♪


2002年09月25日(水) 伊東四郎が好き

N様>
 いや、食ったのはホンのカケラっす。
 なにせ持ってると一斉に囲まれますから、目の前で食ってるのバレたりした日にゃ、
 凄い目で睨まれるんでさあ。

一人鹿祭バナ一人
鹿祭

***

昨日読了の本

・北村薫「水に眠る」文春文庫

 帯に「現題ミステリの成果を示す〜」云々てな事が書いてあるのだが、
 あまりミステリという感じはしない。
 どちらかというとSFちっくなファンタジックな短編集である。

 強い想いが形になると怖い。
 物や事柄に想いが宿ると、有り得べからざる事も起きる。
 そして、淡々した語り口の中に、怖さがある。

 しかし、十編の短編に11個の解説は、ちょっと多すぎる気がする。
 これだけ短い中に凝縮された物語を解説すれば、ひとつひとつがネタバレるし…。

***

2時間半延長した挙げ句最後は負けた巨人が優勝したらしい。
しかし結局、「ナースのお仕事」最終回は、放映されたんだろうか?
人気ドラマの最終回ですらこんな扱いにしてしまうスポーツ中継ってのは、やっぱりどうかと思う。

***

掲示板も、いろいろな形式のが増えてきた。
けどそれと共に、JAVAスクリプト使用なのか、スタイルシート使用なのか、
ネスケ4.*ではまともに動作しない(どころか、きちんと表示すらしない)掲示板が増えた。
ネスケ4.*も、どんどん肩身が狭くなるなぁ…。

***

お腹が痛い… 笑い過ぎ〜〜〜
鶴瓶と伊東四郎の掛け合いが、可笑しいよぉ〜
伊東四郎が、ますますおかしい感じになってるよぉ〜

この番組、作り方が上手くなってるぞ。
形式はまるっきり変わってないんだけどね。

ひょえぇぇぇぇぇ、伊東四郎が笑ったよ〜
もしかして、伊東四郎を如何に笑わせるか…という番組になったのか?

でも、ふかわりょうっておかっぱやん〜…と受けたのは、番組とは関係ないよね(爆)


2002年09月24日(火) 一人鹿祭

一人鹿祭バナ一人
鹿祭

唐突に思いついて、鹿に会ってきた。

恋の季節で気が荒くなる時期のせいか、立派な若い男子はあまり見掛けず、
お子ちゃまと女子とおっさんばっかりだった。

突っかかって危険が危ない男子はきっと人目に付かない一所に集められているんだわ…と、
妖しい妄想をする人の方がよっぽど危ないと思います。(間違ってる)

でもお目当ての男子は、きっと面倒くさがってどっかで寝てるんだろうと勝手に憶測。(だから誰?)

それにしても、おっさんはやっぱり風格がある。
と、こんな処まで来てもやっぱりおっさんかい! と、自分に突っ込む事しきり。

さすが神格であらせられるよって、どこででも好きにされておられるので、落とし物も夥しい。
踏まずに何歩歩けるか…という身の程も知らない戯れをしようとしたら、一歩も動けなかった。
つか、既に踏んでたし…(爆)

で、その落とし物は、幸運のお守りって事で瓶に詰めて売られていた。
その辺で拾ったやつとどう違うのかは、謎。

角の箸なんてのもある。
真っ白で、持ち手の辺りには表面の茶色い模様が残してあって、なかなかに良い雰囲気。
象牙と違ってワシントン条約には引っ掛からないし、なんたって神格な御方から頂くもの、
もっとあっても良さそうなもんだと思った割には、置いてる処は少なかった。何故だ?

という訳で、先っぽのカケラだけ頂いて帰りましたとさ。

かんそう。
ぬかとおしおでできたおせんべは、もそもそしててあまりおいしくありませんでした まる

***

ファイル管理の関係で、暫くサイトマップからリンクを外します。
ご迷惑お掛けして申し訳ありません。

***

そういえば、散髪屋を変えたのだった。
切れ長目の素敵お姉様にシャキシャキやってもらうと気持ちが良い。
思わず、顔が緩んでしまう。

おっさん萌え、というより、自分がよっぽどおっさんな気がする。


2002年09月23日(月) 真っ当な更新?

久しぶりの真っ当な更新です。

今の掲示板の壁紙に使っている「葡萄にトンボ壁紙」を素材集に登録しました。
動物と植物の両方のジャンルに入れましたんで、どちらも同じものです。

【創造する風景 → 素材集(小)】

そして、みつるさんのサイト一周年とお誕生日が重なって居られたので、
お祝い絵を描きました。初のNARUTO絵です。
みつるさん、おめでとうございます〜vvv

【創造する風景 → 贈り物集】

「絵描きさんに100の質問」もちょっと見直して、僅かに追加しました。
本当に僅かですが、人によっては笑える追加もあるかもしれません(笑)

【創造する風景 → 絵描きさんに100の質問】

***

別に夢の報告をするのが流行というわけでは無いのだが…。

今日も何故か旅館の夢だった。
旅館の夢は、大概団体さんで泊ってて、何人か行方不明になる…。
今回は妙なお土産物売り場みたいな処で、延々話を聞かされていたような…。

しかし… どこかに泊りに行く(もしくはもう泊まっている)夢は良く見るな。
昔良くあった、洋館(それも毎回同じ造り)で追いかけ回されるのは、最近見なくなった。

とか書いてて、夢判断のプロ…とかが読んでたら、なんかすげぇ赤裸々な
告白してる様に見えるのかもしれんと、ふと思った(笑)

***

R様>ヤクザさんは、組合員ではなく、組員でっせ。


2002年09月22日(日) カレー食った!

私も、どうかと思う、今回の某雑誌。
そりゃ、目出度い。
三周年だし、アニメ化決定だし、新刊は出るし、
「祝、祝、祝!」と書きたいのは判るが…。

でも、内容はちっとも「祝」ぢゃないだろうがっ!

という訳で、不謹慎な祭やってないで、追悼特集でも組んでください>○oんぷ

***

ヤクザさんの組員になってて、その関係の葬式に参列する夢を見た。
でも、会場が旅館みたいな処で、途中で道路工事に参加してたりして、
どうして私の見る夢って、こうもストーリーもへったくれも無く、意味不明かな…。

***

子供というものは、聞いてない様でいて、聞いていて、
意味が解らないような顔をしていて、しっかり解っていると聞きます。

多分、もう遅いかと(笑)

***

カレー、作ったぞ〜、食ったぞ〜!!

いやぁ、午前中から買出しに行って、午後いっぱいかけて作りましたぜ。
スライス玉ねぎとみじん切りの大蒜と生姜をバターでひたすら炒めて、
湯剥きしてぶつ切りにしたトマトと、これまた骨付きのままぶつ切りにして
塩コショウとフェンネルで下味し焼き付けた鶏モモをぶち込んで、煮込む事3時間。
買い込んでおいた香辛料を次々振り入れて、玉ねぎ、人参、マッシュルームを炒めて放り込み、
チョコレートだのヨーグルトだのも混ぜて更に煮込む事2時間。
最後に市販のカレールーを入れて、お醤油をちろっと垂らして出来あがり。

いやいやいやいや、びっくりしました。
久々に作ったんだよね、これだけ真っ当なカレーっての。

こ・れ・が、旨い!

途中、カレールーを入れる前に味見すると、既にちゃんとカレーの味がする。
でき上がって、いつもの通りカイエンヌペッパーを用意したのがこれも要らない。
辛くないのにカレーの味。辛いの不得手なヤツでもしっかり食える。

いやもぉ、大満足でありやした〜!

 +++

しかし、6時間もかかるカレーなんて、そうそう作れん…


2002年09月21日(土) 計算が合わない

いつも行く図書館が、24日からネットワーク再構築のため10月8日まで臨時休館する。
で、休館前にと、また何冊か借りてきたのだが、何故か返却日が10月19日になっている。

普段この図書館では2週間が貸し出し期間なのだが、今日から2週間といえば10月5日である。
休館は10月8日までだから10月5日を返却日にするのは無理として、
また、返す/借りる都合を考慮して曜日を合わせたとしても、返却日は12日
で良いはずだ。
何でそこからまだ一週間後の10月19日なんだろう…。

と、ぶつぶつ言っているのは他でもない。
予約している本が、この休館のお影でなかなか戻って来なくなるのだ。
既に予約本は4冊。
早く戻って来〜い!

***

図書館の近所のかしわ屋が潰れていた。
かしわとは、鶏肉のことである。

ちょっと距離があるから、常はそこで買う事が少ないので気付かなかった。
今回は図書館のついでと思って行ったのだが、どうもかなり最近に潰れたらしい。

昨今、魚屋も見ないが、かしわ屋も見なくなった。
どこも皆、スーパーに変わって行く。
車でいける範囲内に大型スーパーが出来る度に、好きだった商店街が寂れて行く。
寂しい事このうえない。


2002年09月20日(金) ブランクって怖い

昨日「カレーは世界だ」と書いてて、どっかで聞いたよな…と考えていたら、
『デミアン』の「卵は世界だ」というのと同じだった。

デミアンの卵は破壊されて、中から新しい何かが生れる。
でも、カレーは一つの鍋の中に、あらゆるモノが放り込まれて混ざって行く。

逆、なんだよねぇ。

 +++

別々の個性が、それぞれ自らの目的を持っていて、その夢と目的実現の過程として
同じ方向に向かって集結し、次第に大きな力となって行く…。
それ、どっかにもあったぞ…と思ったら…

毎月曜発行雑誌掲載の某漫画だったよ(笑)

***

絵が描けない…。
かなり間が開いてしまったところで、いささか不得手なものを描こうとしているらしい。
リハビリ… しないとなぁ…。

***

あ゛ぁぁぁぁぁ… ブランクって、本当に怖い…。
久しぶりな事すると、必ずミスするなぁ…。
マジ、情けないっすよ〜 (T^T)

そして、それでも押し通してしまうところが、根性の悪いところなんだよね…きっと…。
申し訳ないですっ!!! m(__)m

***

痒い〜〜っ!!!

秋口の蚊っヤツは、何でこんなに痒いんでしょう。
んで、刺す時もとりわけ痛い…。

刺す蚊は全て母親と知ってはいても、こう痛し痒しでは憎らしくなりますな。
蚊も、刺したら気持ち良くなるような進化したら、もっと楽に生きられるのにねぇ…。

でも、そんなんなったら増え過ぎるのかな?
で、これだけ蚊取りとかで落されても、それでも減り過ぎにならないほど、
蚊ってヤツは繁殖力旺盛なのか…?

えぇい! やっぱ、潰す!!


2002年09月19日(木) カレーは世界だ

昨日読了の本

・竹内真「カレーライフ」集英社

 某所特押し作品。

 カレーは、あらゆるスパイスのコラボレーションである。
 ターメリック、クミン、コリアンダー、カルダモン、キャラウェイ、クローブ、
 ガラムマサラ、コショウ、トウガラシなどのいわゆるスパイスは言うに及ばず、
 ヨーグルト、ミルク、ココナツから、トマト、リンゴ、バナナ、パイナップルなどのフルーツ、
 果てはハチミツ、コーヒー、ココア、チョコレート、キャラメル、
 そして、昆布や鰹節まで、どんなものも全てがスパイスになる。

 ひとつひとつのスパイスは、いろんな性質や効能を持ち、独特の風味や香りを放つ。
 辛いもの、甘いもの、酸っぱいもの、苦いもの、渋いもの、土臭いもの、香しいものと、
 お互いまったく正反対の味や香りのもの、単独で充分食べられるものもある。 

 カレーと言うのは、それらがひとつの鍋の中で溶け合い、影響し合い、
 より深まって出来上がったひとつの世界だ。

 「カレーライフ」は、世界を創り出すための旅の物語だ。

 最初の基点は同じでも、その同じ物事に対し皆違った捉え方をする。
 たとえ近しい者達でも、ひとりひとりがまったく違う個性を持ち、
 自分の捉え方で別々の世界を創っている。

 その別々の人々が、新たに新しい世界を創り出そうとした時、
 それらはひとつの世界の中で溶け合い、影響し合い、より深まって、
 大いなるカレーができあがる。

 相反する材料やスパイス達が、その個性を互に生かし高め、絶妙なるカレーが
 出来上がる過程には、きっとマジックタッチが存在するに違いない。


 「きっと、何が事実だったかなんて大したことじゃないんだよ」
 「何が事実かなんてことより、どんな意味を見つけるかだと思うんだよ」 p.296

 この言葉に目を覚まさせられた。


2002年09月18日(水) MAZE

昨日読了の本

・恩田陸「MAZE[めいず]」双葉社

 お借りしていた恩田陸、最後の一冊である。(遅いって!)

 『存在しない場所』『有り得ぬ場所』と呼ばれる、不思議な構造物のある場所。
 そこへ調査に向かう何人かの人々の思惑と、“それ”の正体…。

 相変わらず、SFと神秘を纏ったミステリといった感のある恩田独特の物語なのだが、
 今まで(7冊)読んできた中では一番読みやすく、まとまりを持っていたように思った。
 ミステリとしても割と良くできているのではないだろうか。
 テーマは謎解きであり、最初から最後まで脱線せずに謎解きを続け、
 最後は綺麗に謎が解き明かされ、しかし、恩田らしさをちゃんと残して終っている。

 キャラクタ造形も面白いと思った。
 淡々としたストーリーの中に、奇抜な潤いを与えるようなそんなキャラも効果的に見えた。

 謎というものは、謎のままで置いておいた方が良い場合もあるんじゃないか…
 ちょっとそんな気もした。

 この作品、小説推理連載時からときどき読んでいたのだが、こういう話だった…
 という記憶がどうもない。これもまた、謎である…。

***

うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
カレーが喰いたい〜っ!


しかし、諸事情で今日はダメなんだよ〜!!
んで、多分、明日もダメだ〜〜!!!
よし、明後日はカレーに決まりだ〜!

足りなくなってるスパイス、買いに行って来よ…。

 +++

しかし、気のせいか最近、叫んでばっかりいないか?<ぢぶん

***

羊様>
 ぶははははは、笑ったよ〜、日記ぃ!
 でもそれってば、やっぱエロネタやん? ある意味。
 大〜好きだけどね、そゆ感性vv

***

という訳で、キャラウェイとカルダモンと、ナツメグとクローブを入手。
ガラムマサラとコリアンダーとクミンとフェンネルとオールスパイスは残ってたからOK!
あ、ターメリックが無い…。これは明日、だな…。


2002年09月17日(火) おっさん達のハードボイルド

web木乃伊荘がお引っ越しされたので、版権NARUTO TXT.内web木乃伊荘URLを変更しました。

***

新聞というのは怖い。
意外な人間の意外な年齢がバレる。

大阪法善寺横丁に火事見舞いに現れた放送作家の新野新、年齢が67歳とあった。
一瞬ふ〜ん…と思ったが、後3年で70歳か…と思ったら、改めてそんな年だったのかと驚く。
昔、笑福亭鶴瓶と並んで写っていた頃、そんなに差があるようには思っていなかった。
ちなみに鶴瓶は今50歳だとある。

広域帯ラジオのアンテナをくるくる回して、ザリザリいう雑音の中から微かに聞こえる
「ぬかるみの世界」に耳をすませていたのはいつの事だったろうと、感慨深かった。

***

おっさん萌えも極まれり…である。

昨夜TVの単発ドラマで「タスクフォース」というのをやっていた。
最先端技術の全権を任されたサラリーマンの身辺に、次々起こる殺人や暴行。
知らぬ間にその技術奪取のための企業間から防衛庁、果ては海外のスパイまでもが関わって来る
謀略に巻込まれて行く…というハードボイルドである。

全編を一介のサラリーマンの目線で描かれているため、物々しいコスチュームに
身を固めた怪しい一団がずらずら…という様な場面はほとんど無い。
彼に見えるのは、事件の全容のホンの断片でしか無い。

主人公は殺されない…という鉄則の下、彼は当局から泳がされている身で、
本人はタコ殴りにされるくらいが関の山、家に残された妻と娘も、庭のブランコに
ニワトリの死体が吊るされる程度で、危害の一つも加えられはしない。
しかし、友人が暴行され、また殺害され、部下が消え、偽の防衛庁職員が現われ、
車は度々尾行され…と、徐々に誰が敵で誰が味方かが判らなくなって来る…。

そもそも新聞の番組紹介の、女優が出てこない、脂ぎった男たちが活躍…
という殺し文句(笑)につられて見たのだが、本当におっさんばっかりのドラマだった。
女優らしい女優と言えば、釈由美子くらいのもの。
それも、目立たない秘書役で、一度だけ優しさと気遣いで無残な姿になった
上司の机に花を飾ろうとして、疑心暗鬼の上司に投げ棄てられる…という可哀想な役だった。

後は全〜部、おっさん、おっさん、おっさん…そしてまた、おっさん。
ただし、脂ぎったおっさん…というイメージはあまり無い。
どちらかというと燻し銀の魅力…という印象であろうか。

みんな闘っている。

時に飲み屋でクダを巻きながらも、黙々と闘い続けている。
会社は守っちゃくれない… それでも、自分の為に闘い続ける。
ただ、黙々と、黙々と…。
それが、おっさんの強さなのかもしれないと、ふと思った。

前半1時間、まるっきり出てこなかった竹中直人が、後半一番美味しい所を
一人でかっ攫って行った。
あの竹中のへらへらした笑いが全く無く、ひたすらシリアスで凄味のある竹中だった。

そして主人公の三上博史はちょっと物足りなかった。
この三上博史という役者さん、少し前のTVドラマ陰陽師で阿倍晴明を演っていた人なのだが、
いささか情けな系で、おどおどした印象が強い。
前半、周囲で起こる事態に困惑し怯えている時点ではその雰囲気が似合ったが、
後半、決意を固めて本気で闘い出した時にはもう少し迫力があって欲しい物だった…
というのは、我が儘か。

どこに敵が居るか判らない、危機管理の重要さを提起した甘えの無いラスト、
おっさん達はこれからも闘い続ける。

 +++

このドラマを観ていて、昔のアニメ「機動警察パトレーバー」の映画版を思い出してならなかった。
都市壊滅を狙いコンピュータウイルスをばら撒いて死んだ帆場瑛一の足跡を追って、
灼熱の都会の裏側を黙々と歩き続ける刑事達の、その姿がチラついてならなかった。

パトレーバー映画版を、もう一度観たいと思った。
あれもある意味、ハードボイルドだったのかもしれない…。

***

結局観てしまいましたぜ〜、劇場版機動警察パトレーバー1作目。

いやいや久々に見たけど、憶えている以上に後藤さんの凄味全開でしたな。
とぼけるとぼける、韜晦もするする、そして改めて感じる切れと覚悟…。

あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 後藤隊長ぉ!
カッコ良えよぉぉぉぉぉぉぉ!!!


***

つ事で、今日読了の本は明日書きます。
んで、明日からは今回の本命本、読み始める予定です。


2002年09月16日(月) DIVE!!1

腹具合が悪い、その他の理由で、変な時間に目覚めてしまった…。
多分、この日記をしたためた後で、再度寝直すのでありましょう。

それにしても涼しくなりました。

去年も思ったのですが、夏場異常気象な程暑かった割には、
だらだらと残暑が続かない傾向にある様な気がします。
何年か前には、10月末まで半袖、12月まで蚊が飛んでて…てな年があって、
毎年こんな天候が続くのだろうか?と思ったくらいだったのですが…。

という訳で、明け方などかなり寒いくらいになっているので、
くれぐれも寝冷えには気をつけてくださいませ。

***

蜂様>一周年、おめでとうございます〜vvvv

***

昨日読了の本

・森絵都「DIVE!!ダイブ 1―前宙返り3回半抱え型」講談社

 えほん館の店長さんの独り言のコーナーで、今月紹介されていた本の、第1巻である。
 分類としては児童書らしい。少なくとも近所の図書館ではそちらの棚だった。
 ちなみに作者の名前は「森 絵都」<もり えと>と読むらしい。

 “dive”という単語には、潜水するという意味と、飛び込むという両方の意味がある。
 このDIVE!!は高飛び込みの事で、高飛び込みの選手の事も、ダイバーと呼ぶらしい。

 高飛び込みは、高さ10mの飛び込み台から時速60キロで落下する僅か1.4秒の間に、
 前転だの後転だの捻りだのの演技をするスポーツである。
 その孤独で過酷なスポーツの頂点に、中学と高校の3人の少年たちが挑む。

 ダイビングプールというのは、25m四方だという。
 飛び込み台の上から見るその大きさは異様に小さく見え、何年飛んでいるダイバーでも、
 時に足が竦む事多々であるらしい。
 その実感は判らないが、ただ長野のジャンプ台の上から見下ろした直地地点の大きさが、
 やけに狭かった事を思い出すと、その恐怖感が少しでも想像できる気はする。

 けれど、スキーのジャンプに比べて高飛び込みは極めてマイナーな種目で、
 あまり脚光を浴びないのも事実である。
 そんな実態の中で、潰れかけたダイビングスクールの少年達は、ストイックに
 ただただストイックに、オリンピックを目指して練習を続ける。

 全4巻の第1巻であるため、まだ物語の全容は見えてこない。
 しかし、スポーツというもの…ことに個人競技の孤独感…というものは、
 ひしひしと伝わって来る。
 小学校高学年から中学高校という、極めて多感な時期に、たった独りの闘いを続ける彼らは、
 全てをそこに賭けるだけの価値を見出すことができるだろうか?

 +++

 実は図書館では3巻まで全て貸出中だったので予約しました。
 4巻はまだ未入荷です。
 早く続きが読みたい処ですが、しばし待たねばならないのがちょっと辛いです。
 2巻と3巻が、ちゃんと順番通り戻って来ると良いのですが…。

 +++

 買うのも良いのですが、場所とか金銭とか考えると、やはり図書館が便利だと思えます。
 リクエストすれば大概のものは入れてもらえるし、利用しなければそれこそ規模縮小&閉鎖…
 という事になるし、そういう事態になってから文句だけ垂れる権利は無いでしょう。
 ここはやはり第2の書庫と思って、ガンガン利用しようと思っています。

***

み・みつる様!、そこに混ぜて頂いてしまって良いのですか!?
何だか、来てくださった方々が困惑されてしまわれそうな…不安が〜!!
本当に…よろしいんでしょうか?!

***

うをぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
おっさんしか出てこないドラマッ!
堪能させていただきました〜!!!


2002年09月15日(日) バールと紐の様なもの

みつるさまのサイトお引っ越しのご連絡がありましたので、
“版権リンク集”の変更をしました。

***

なんか最近、本体の更新がリンク更新ばっかりですみません…。
本読みモード、相変わらず驀進中です。

***

図書館に行ったら、連絡の無かった本も入ってました。
で、なんとなくそっちを先に読んでしまった私は、
好きな食べもんを最後に取っておく性格そのまんまなのかもしれません。

***

伝聞の話だが、何処ゾに強盗が入ったそうな。
金庫が「バール」でこじ開けられて金品が盗られたとか。
まぁ、有りがちな話ではある。

世に泥棒は数多ある中で、金庫だのシャッターだのそういったものは、
「バールの様なもの」でこじ開けられるのが常…という笑い話がある。
何故かそれは、「バール」でなく「バールの様なもの」なのだ。
何故「バール」でなく「バールの様なもの」なのかというと、
現場にはエモノが残っていなくて、その特定ができないから…なのだろうけれど、
こじ開ける…と言えば、大概「バールの様なもの」というのがやはり可笑しい感じがする。

が、今回は「バール」なのである。
何故なら、現場に「バール」が落ちていたから、である。
そうだったのか! と、聞いた時にはエライ納得をした。
が、話が次に移った時、どうしようもない不安に襲われた。

曰く、強盗はその家の家人を「紐の様なもの」で縛った…と言うのだ。

「紐の様なもの」?
何故「紐」ではなく、「紐の様なもの」なのだ?

家人が縛られたまま発見されたなら、解く段階でそれが何だか判るだろう。
家人が自分で縄抜けしたのなら、見れば判るだろう。
という事は、現場にはその「紐の様なもの」は残っていなかった事になる。
これはどういう事か。

もしかして犯人は、家人を「紐の様なもの」で縛り、「バール」で金庫をこじ開け、
おもむろに家人の「紐の様なもの」を解いてその「紐の様なもの」を持って逃走したのだろうか?
しかも、「バール」はしっかり落したままで、だ。
では、「バール」は落としたとしても、絶対に持ち帰らなければならなかった
「紐の様なもの」とは、一体なんだったのか?

それとも、現場に残された「紐の様なもの」は、正体も知れない程謎な物体だったのだろうか?
どう見ても「紐の様なもの」なのだが、何だか判らないもの…。

異様な感触でピクピク動く…とか、何に使うのかも想像できないくらいド派手な色合い…とか、
でなければ、カサカサでどう見ても蛇の抜け殻みたいな何か…とか?

とにかくそれが現場に残っていたのなら、誰にもそれが何だか判らない「紐の様なもの」だったはずだ。

考えれば考えるほど、この「紐の様なもの」の正体が気になって来る。
「バール」でこじ開け「紐の様なもの」で縛ったこの事件、
裏にはどんな真相が待ち受けているのだろう?
ちょっとしたミステリ気分の妄想に浸ってしまったひと時であった。

***

うおぉぉぉぉぉ〜 うおぉぉぉぉぉぉ〜
うおぉぉぉぉぉぉぉぉ〜!!!!


今日のワンピース(TV)はカッコ良かったよ〜!!!
絵に力入ってるし、演出は凝ってるし、なんたって、ドボルザークの新世界だぜよ〜〜!!!

雨の、あの瞬間が、素晴らしかったぞ〜〜〜!!!
ルッヒの笑顔が、もう、最高だったぞ〜〜〜!!!

今日ばかりは萌えとか腐れとかまるっきり関係無しに、もう

カッコええ〜〜っ!!!

の一言。あぁ、録画しとけば良かったぜ。


2002年09月14日(土) うにゆゅゅぅぅぅ……!!

◇最近ノックアウトされたweb小説

 ・NANAさまんちの『KURO』(オリジナル/連載/完結)
  神様なんて信じてない私に、神様って居るよ…と囁いてくれた物語。

 ・ナナシさまんちの『分かれ道』(NARUTO二次/non-coupling/一話完結)
  黄昏という時間が、こんな単語で表現されてるのを見るのは初めて。
  そして、手に取ってしまえそうな程鮮烈に、目に浮かぶ様な描写。

***

錨様>久生十蘭は未読なんです。すまぬです。

羊様、蜂様>三日月の蝙蝠見ました〜! あれは可愛ぇです〜vvv(うしし)

***

図書館よりTel有り。
明日取りに行こうっと(うしし)

***

最近気になる商品:〔パウダービーズクッション〕

 あまりに細かいビーズの感触が、

 うにゆゅゅぅぅぅぅぅぅぅ……!!!

 となる、奇妙な触り心地の物体である。

 この感触、やたらハマってしまう人と、どうも好きくないという人に分かれるらしい。
 私は、イマイチ好きくない派。

 いや、触ってると、うぞうぞうぞ〜…となってくるのよ。


2002年09月13日(金) そう言えば今日は13日の金曜日だ

えほん館の方、今月の定期更新しました〜!
店長さん、また泣いてるし…(ぼそ)

***

昨日、某坊さん逮捕のニュースを見ていて、初めて知った事実。

墓地って、保健所の管轄だったのね…。

思わず、悲しい目をして檻の中から訴えてる捨て犬とか連想してしまって、
乳母捨て山って保健所の管轄かしらん…とか思ってみたりして、
赤いちゃんちゃんこも保健所で売ってたりして…とか、
すっごい不謹慎な事いろいろ考えてしまった。

こんなヤツです。

***

三日月の蝙蝠って何?>羊様
もしかしてMTRさんの間違い…かな?

***

「THE BIG BOSS」終っちまったよ〜 (T^T)
なんか、いろいろ問題はあったけど、
とりあえず理屈でなく好きだったんだよ〜!

でもちょっと尻切れトンボっぽくない?

「THE BIG BOSS」:KOZO作、末松正博絵(モーニング掲載)

***

図書館とレンタ屋、目当て物は全てレンタ中or未入荷(ちっ)
で、三日月ロックが無かって、溺愛ロジック(\200)を買ってくるヤツ(笑)
微妙に韻を踏んでるから良いのだ(そゆ問題なのか)


2002年09月12日(木) 虚と実の揺らぎ

えほん館機関紙到着。
作業します!

***

昨日読了の本

・芦辺拓「グラン・ギニョール城」原書房

 某所お薦め本から。
 山の上にある古城の中で巻き起こる、人々の思惑。そして虚と実の揺らぎ。

 いやはや何というか、こういうコンセプトのミステリを読むのは初めて。
 いや、ミステリで無ければあったかもしれないが、それでもこんなに面白いと
 思えたのは初めてかもしれない。
 
 前半と後半の端境部分で、ちょっとノリきれなくなってじたばたしたが、それもすぐに解消。
 身近な単語なども相まって、更なる虚実の揺らぎにハマって行くようでなかなかに怖かった。
 ミステリとしても、これだけ複雑なのにどうして?というほど解りやすくて不思議である。
 いや、解りやすいというのは勿論、すぐに謎が割れるという意味ではなく、
 解答が提示された時、なる程…と納得できやすい…という意味なのだが。

 ミステリ読みとしての基礎知識がしっかりとあったなら、もっともっと楽しめるもの
 なのだろうとは思うのだが、そういうモノが全く無くても趣向だけで充分楽しめる、
 そういう部分が大変に嬉しい。

 多分、紹介されていなかったら決して手に取る事はなかったであろう本、
 こういう本に巡り合えたのは非常にラッキーというべきであろう。

 +++

 しかしこの本を読んで、真崎守の漫画「キバの紋章」を連想するとは…。
 ちょっと普通じゃないかも…と思ってしまった。 

***

めいめい>切な系ではなく、情けな系でわ? 駄目?


2002年09月11日(水) どんな偽物であろうと

何年か前に大手スーパーマーケットに出回っていたバー○リーのマフラーが、偽物だったそうな。
今更ながら輸入元の代理店だかからそんな話がやってきて、回収だかお金は返しますだか、
という話になっているらしい。
まぁ、業者としては信用問題だから、そりゃえらいこっちゃ…ではあろう。

が、末端の購買者は、果たしてどうなのだろう? とちょっと思った。

ブランド物だと思って高価で買ったものが、実は偽物だった。
でも、偽物と知らずにずっと有り難く使っていた。
それがある時、偽物だと発覚した。
そんな馬鹿な! 酷い! 金返せ〜!

それって、どう?

どんな偽物であろうと、自分がそれだけの価値があると思って買って使っていたんだ。
その時点で、その人にとってそれは飽く迄もブランドそのものだったのではないか。
それを買った満足感、それを身に着け持ち歩いた事の意味、それは本物ではなかったのか。

偽物を、それと見抜けなかった鑑定眼の無さとか、格好悪さとか、
そういうのは有るかもしれない。

でも、それを使っていた時にそこに存在していた価値というものは、
やはり使っていた本人が決める事では無いだろうか?
そこから得られた達成感や満足度が本物なら、その人にとってはその価値は
本物なのではないだろうか?
もし、質屋に売っ払らおう…と最初から思っていたなら、
当然売っ払らえる鑑定眼が必要なのも、その価値のひとつ。

マフラーが実は偽物だったとしても、とてもバー○リーとは思えない様な品質だったなら
最初から買わなかったろうし、それと信じて買って、そのブランドイメージを
大いに満喫できたのなら、それは“その人にとっては”本物だったのでは…と、思う。

それが偽物だったと後で解って、自分は気が付かなかったのに苦情を言うのは、
それは間違ってないかい?

そもそも、大手スーパーマーケットで手頃な値段で売ってるバー○リー…
という時点で、その程度の価値だったのでは…と思えるのだが…。

***

めいめい>
 冷却ファンがイカレてっぽい時には、外して掃除機をしっかりかけると良くなります。
 本体そのまま素っ裸にしておいた方が安全そうですな。

***

+TVネタ+

◇今週の伊東家

・沸騰したヤカンからお湯を注ぐ時、中のお湯をゆっくり3回ほど
 回してから注ぐと、注ぎ口から飛び散らない。

・1/10カロリーダウンマヨネーズ
 酢:大さじ2、マスタード:小さじ1、塩:小さじ1/2、木綿豆腐:200g
 賽の目に切った木綿豆腐と他の材料を全てミキサーに入れて、1分程攪拌するだけ。
 冷蔵庫で2日くらいは保つ。

・お家でカプチーノ
 鍋底1cmくらいにミルクを入れ火にかけ、周りがふつふつしてきたら火を止める。
 アク取り用お玉を、鍋底につけて細かく横にシャカシャカ動かして泡立てる。
 1分ほどしたら程よく泡立つので、カップ半分くらいのコーヒーに泡立ったミルクを注ぎ、
 細かい泡をスプーンで更に乗せ、シナモンやココアのパウダーを振り掛ける。

・洗い物をしていて、重なって取れなくなってしまった食器は、
 45℃くらいのお湯に1分ほど浮かべると取れる。

・目をつぶって『命』のポーズを30秒〜1分行なうと、集中力が増す。
 途中足を変えても可。
 『命』のポーズとは、両手を肩幅よりちょっと外へ斜めに広げ、
 片足で立つポーズです。

・目をつぶって10回ほど回り、そのまま誰かにおんぶしてもらって、
 ジグザグに走り回ってもらうと、ジェットコースターに乗っている様な
 スリルを味わえる。目はずっとつぶったままだよ〜。

 試してみよう!

***

某横綱に、観客の全てが味方しているかのような…
何だかなぁ…。


2002年09月10日(火)

久々に掲示板の壁紙取り替えてみました。
葡萄とトンボって、合うのかどうか謎です。

***

昨日読了の本

・北村薫「朝霧」東京創元社

 円紫さんと私シリーズ第5弾にして最終である。

 ここに至って、ミステリーというより主人公の成長物語的要素が
 強くなっているのが、ちょっと残念。
 「六の宮の姫君」が一大巨編だっただけに、また戻った日常の小さな謎と
 人間の機微的中編が、やや弱く感じるのかもしれない。

 「本当に良いものは太陽の方を向いている」というセリフが心を打つ。

 +++

 さて、この円紫さんと私シリーズだが、東京創元社のハードカバー、
 そして創元推理文庫共に表紙が同じイラストで、これがなかなか印象的である。
 多分主人公の《私》であろう女の子が、常に同じポーズで佇んでいるだけの
 イラストなのだが、髪型が微妙に違って、毎回季節感の有る服装をしている。
 完全に同じポーズなので、並べてみると興味深い。
 シリーズモノの表紙イラストも色々あるだろうけれど、
 こういうのはちょっと珍しいんじゃないかと思う。

 +++

 円紫さんと私シリーズは、日常の何気ない謎解きが魅力だと思っていたけれど、
 終ってみれば「六の宮の姫君」が一番性に合って面白かった様に思う。
 これで、「スキップ」と「ターン」が楽しみになった。

***

最近ここもすっかり読書日記的様相が濃くなってしまったが、
それ以外の記事は、あまり日記らしくない。
今日は○○をしました…という様な記述ではなく、文字通りその辺りで
考えた事をつらつらと書き並べているのと、ほとんど意味不明の私信の
山なので、尚更日記にはならない。

この何が何やらの日記を読んで、日常がある程度透けて見えるよ…
と言ってくれた人が居た。実はかなりびっくりである。
公開している日記だから、本当はあからさまな私信でも、内容によっては
完全に対象をぼかして書いてある場合が結構ある。
かなり回りくどい比喩を使っている場合もある。
そこから、日常が透けて見えるのだとしたら、それはかなりな読解力だと思う。

他人様の日記というのも、解りやすいのとそうでないのとある。

が、往々にして日常の出来事をそのまま綴った日記は、その具体性故に、
書かれない部分の解らなさ…というのは、かなり大きい。

逆に、意味不明の暗号みたいな日記の方が、毎回読んでいると
その人の本音…というか、心の揺れというか、そういうモノが浮き上がって
見えて、日常は全然見えないけれど、心の変化は結構判る…みたいなのがある。

実は自分の日記もかなり解らない様な記述が多いのだが、
半年前の日記でも、読み返すとその時の感情の起伏までまざまざと蘇ってくるのだ。
ほとんど暗号のように、対象や表現をぼかして書いてあるのに、
読み返すと完全に忘れ去っていた事も思い出して「あちゃ…」とか思う。

こうやってみると、この日記というヤツも、結構赤裸々なのかもしれないと、
ちょっと茫然としてしまった。

 +++

多分今日のこの日記を一年後に読み返したら、これを書くきっかけになった
事柄についても、きっと思い出すに違いない。
そう考えた時、日記って、実はキーワードの羅列なのかも…と思った。

記憶の扉を開く鍵… その為の日記なのかも…。

***

身内者が睡眠障害を起こしている。
要するに、夜、寝付きが悪い。

とりあえず医者に行くと、日光に当らないのがマズいと言われる。
朝から起きてる…と言うと、ずっと部屋の中に居たのでは駄目なのだと。
日光に当らないと、起きてても身体はきちんとしたリズムが作れないのだそうな。

んではどれくらい日光に…と聞いたら、午前2時間午後2時間くらいは
当らんとならんのだと…。
それは、かなり大変そうである。

しかし、生物ってのはやっぱりつくづくお日様が必要なんだねぇ。
でも、下手に日光浴なんかしてると紫外線が怖いし…。
生きにくい世の中になってるよなぁ…。


2002年09月09日(月) 重なる

何故今、こういうものが重なるんだろう…と思った時、それは違うのだと気付く。
受け入れる気の無いときに来た物は、それと解らないまま去ってしまうのではないか。
受け入れる体勢だから、来た時に「あぁ、来た」と思えるのかもしれない。

舞子はどこへ行くのだろう?
麻里菜はどこへ行くのだろう?

そして自分は、どこへどんな場所を作るのだろう?
今からでも、遅くはないのだろうか?

***

某所で、ソースチェックが紹介されていたので試してみた。
ウチのトップも、「もっとがんばりましょう」。

チェックされた項目はあらかた、これはスタイルシートを使いましょう、になってる。
でもな、ネスケの4.7ではスタイルシートはほとんど表示されへんねん!
“どんな環境からでもちゃんと見えるサイト”を目指してる身としては、
ネスケ使用者の相当数が見ることのできないスタイルシートは、使いたくないねん!

喧嘩売っとんのんかい、ワレ!?

と、一瞬思ったけど、スタイルシートに対応してないネスケにも問題があるんだから、仕方が無い。
そういう目標があるのだから、黙ってそれを貫くだけだな。
スタイルシートを使わない事で生じる迷惑は少ないのだから。

***

私信:
 今回除外とおっしゃりたいのは判るが、Mちんからも駄目なん?
 だって、Mちんから貰ったこと無いしぃ…。


2002年09月08日(日) 某所で、某所で、いろいろ有り

某所で、名指しで「除外」って言われた〜!(くすん)
某所で、ニアミス!キリ踏みそこなった〜!(悔!)
某所で、いろいろ決まって動きそうです〜!(よっしゃぁ)

***

方々で、いっしゅうねん…とか言うてはるのん見て、
ウチは結局3周年記念とか、しなかったなぁ…と…。

***

シリアルを、あるとひたすら食べてしまう…という御方が有り。
でも、鳥の餌(輸入シリアル)はあまり沢山は食べられないっす。
一生懸命噛まないと飲み下せないから、時間もかかるしね、
小さめの鉢に小山…くらいで、なかなかどうしてお腹が膨れます。

やっぱり、日本のは軽いのかなぁ…。

***

ボランティアで集計作業をする。
切る、分ける、数える…。
細っけぇぇぇ!

目と肩が強烈に疲れやした…。

***

昨夜はお疲れさまでした〜>各位様
しかし… 蠢くって… ぶぶぶぶ… 今だ思い出すと笑い止まらず…(笑)

んで、ヨーグルト、また食べ(飼い)たいよな〜。
もちっと涼しくなってきたら、飼ってる人探そう…。

***

図書館から、戻り通知有り。
取りに行こう!

***

カーレースとカレーライスは似ている…。


2002年09月07日(土) 六の宮の姫君

新聞に、みやざきひろかずイラスト原画展のお知らせが載っていたので、
掲示板の方に詳細をupしておきました。
9月30日(月)〜10月11日(金) なんでまだちょっと先ですね。場所は大阪です。
俵万智さんとのアトラクションも、何かあるようです。
忘れないように、下のお知らせ欄にも書いておきました。

ちなみにこの、みやざきひろかず氏は、私の超お気に入り絵本『猫の預言者』の作者です。
原画展… 見に行きたいな〜。

***

「謎物語〜物語の謎〜」のKOZIさんから移転のお知らせが来ましたので、
「未知の風景」のKOZIさんのサイトアドレスを変更しました。

***

昨日読了の本

・北村薫「六の宮の姫君」創元推理文庫

 円紫さんと私シリーズの第4弾。

 『六の宮の姫君』というのは、芥川龍之介の作品である。
 卒論を控えた《私》は、今回この『六の宮の姫君』の謎に迫る。

 昔良くあった、写楽の正体を追え!とか、百人一首の秘密とかいう
 謎解きミステリーと、これも同じような路線である。
 ではあるのだが、このお話は作者が北村薫。
 SFにもキワモノミステリーにもなっていない分、
 日本文学の基礎知識が無いと難しい、難しい。
 それでもそんな事はお構いなしに読ませてしまうのが、北村薫の凄いところかもしれない。

 もっとも、こちらは記憶力がてんでペケで、知識の無い事柄は読んだ端から
 忘れてしまう体質なので、本当は仔細に読んでいけば、解説は全て織り込まれている
 のかもしれないが、そこは痴呆症の悲しいところ、イマイチ追いかけきれない。
 が、そういう話ゆえ、すこしでも日本文学の知識のある人になら、
 これは相当に面白いのでは…と思えてならない。

 日本文学って、気が付いたらまるっきり読んでいない。
 芥川にしても『羅生門・鼻・芋粥・蜘蛛の糸・杜子春』くらいは読んでるけど、
 つか、教科書に載ってた…程度、菊池寛なんかひとつも読んでない、
 志賀直哉は何ぞの授業で習ったけど、直木三十五なんてこれ読んで
 「あ、直木賞の人って、こういう名前だったんだ…」てな具合。
 まして、時代遡って今昔物語なんて、地平の彼方…。

 当然『六の宮の姫君』など、名前も初めて聞きました…状態。
 なんだけど、この本読了後、ついうっかり芥川を改めて…とか、
 菊池を改めて…とか思ったくらい、日本文学の魅力を伝えてくれる。
 ここまで思わせてくれる物語はちょっと珍しいかもなぁ。

 ちなみに今回は、いつものタンテイさんがスーパーマンしてません。
 基本的には《私》が凄く頑張って推理してます。
 そんな処もとても面白かったですね。

 +++

 さて、多分ネタバレ箇所ではないと思うので、ちょっと面白かった部分をひとつ。

 主人公が出版関係の人から、菊池寛をどの程度読んだのか聞かれるシーンがある。
 主人公が『真珠夫人』は読んだ…と言うと、「今時、千人に聞いても読んでないわよ」と
 笑われる…という処だ。
 そしてその後、「テレビの原作にぴったりの本云々」と会話が続くのだ。

 そう、この『真珠夫人』、少し前に昼メロドラマとして放送されていて、
 その大胆な演出(昼メロなんでエロいしドロドロなのである)が評判で、
 かなりの高視聴率を得ていたのだ。
 お影で菊池寛の『真珠夫人』も復刊し大いに売れた…という事態だった。
 まさに“今時”、その辺のTVドラマ好きのマダム千人に聞いたら、
 相当数が読んでいそうだ。

 昨日読んでいて、この部分で思いっきり笑ってしまった。
 いやいや、2年前に読んでいてもこの部分は流してしまった箇所であろう。
 当の北村も、まさかこの時代になって、自分の予言(?)が当るとは、
 想像もしていなかったのではないか…と可笑しかった。
 それにしてもなかなかの先見の明ではないか。
 流石は北村薫である。やっぱり面白い。

 +++

 そしてもうひとつ、《私》が、全くの見ず知らずの人と、見ず知らずのままに
 “魂のデート”をするシーンがある。これには参った。
 そして、こんなデート、是非してみたいものだと、つくづく思った次第である。

 +++

 そして最後に、羽根と胴体の比率を考えると理論上は飛べない筈なのに、
 堂々と飛んでる蜂がいる…という話が可笑しかった。
 以前の小説書くのに取材した時のネタなんだろうな…って、ちょっと思いました。

***

めいめい>
 ネガティ部のは、アイコンぢゃなくてバナっすよ(笑)
 で、10月も新刊出るの?!
 期待してます〜vvv

 いや、10月「は」他人事やし…(爆)

***

某所を読んでボロボロ涙…。
嗚呼、こういうオリジナルを書ける人って、やっぱりすげぇや…とつくづく…。
でも、自分には書けない…なんて卑下してないで、
素直にボロボロして、素直に、えぇなぁ…と悦ろう。
だって、その方がずっと楽しいから。
労無く読ませてもらえる幸せってのがあるんだから。

キリスト者じゃない私でも、神様っているんだね…って、
思わず思ってしまうような小品…、それは素敵なものだと思う。


2002年09月06日(金) 古い専門用語の事

この間、何処ゾの携帯電話のマニュアルをつらつら眺めていてびっくりしました。
“メール同報サービス”なる単語が飛びこんできたから。

メール同報(または、同報メール)ってのは、同じ内容のメールを同時に複数の人に送る、
という意味のもので、MLのオフなんかをやる時に、そのオフの参加メンバーにだけ
同じお知らせをCcで送ったりするのを“オフ同報”なんて言ってた事がある。

数年前からの事で、でも実はその時から既にハテナ? とは思っていたんだよね。
この“同報”なる単語、一体どこから出てきたのか。

実はこの単語、銀行のオンラインシステムの制御なんかに使われてた、
プロトコル用語なんです。
いや、もっと最初の起源は知りません。
何十年か前のプロトコル制御には、この単語が出てきていた…という事。

どういう意味かと言いますと、例えば朝、銀行のオンライン端末が業務を開始するのですが、
この業務開始時、センターのホストマシンから各支店の全端末に向けて、
“業務開始通知”ってのを一斉に送信するわけです。
で、それに対して各端末から“OK”という報告がホストに送られる。
全端末がOKだったら業務は開始できますが、“OK”報告が上がってこない端末があったら、
それは事故なのですな。で、他の全端末に“一時停止通知”を一斉に送って、
問題の端末の事故処理をするわけです。
この“一斉に送る報告通知”の事を“同報”と呼ぶのです。

“同報”=“同時報告”

このプロトコル用語を、誰がMLに持ち込んだんだろう?
というのが、その当時の謎でした。
ただ、たまたまそのMLには、通信関係の仕事をしている人も多かったので、
それでその手の人達が偶然使っただけかな? とその時は納得してたんだけど、
そしたら今回の携帯メールのマニュアルです。

一体、“同報”なる単語は、いつからどういう経路で一般化したんでしょう?
そもそも、メールって“報告”ってニュアンスはあまりないですやん?
“お知らせ”はあっても“報告”ではないよなぁ…。

という訳で、意外なところで見つけた意外な単語、実は古〜い単語だったんだよ、というお話。
でも、そういうあんたは幾つやねん? という御質問は250%以上却下!


***

錨様>
 流石に気になりますので、検討結果は是非お知らせください。
 んで、ウチの方でも、予約入ってるのは延長できません。
 夏休みだったし、バックレてるんじゃないかなぁ…と。

***

+TVネタ+

◇今週の伊東家

・スポンジにお湯を含ませ、灰(たばこのでもキャンプのでも市販のでも)を乗せる。
 これで油汚れを擦ると、良く落ちる。

・マニキュアは、30分ほど冷凍してから使うと乾く時間が半分になる。
 塗る時も薄くむら無く塗れる。

・オレンジジュース400ccを鍋で温め砂糖40gを溶かす。
 火を止めゼラチン15gを溶かし込み、牛乳120ccと生クリーム40ccを混ぜる。
 器に入れて冷やすと、ちゃんと上下分かれたムースゼリーの出来あがり。

・画用紙やポスターを巻くと折り目が付いて困る時は、(縦横)反対方向から巻くと良い。
 テーブルの隅からゆっくり下に垂らして、より鋭角に垂れる方向に巻くと
 折り目が付きにくい方向に巻けるそうな。

 試してみよう!


2002年09月05日(木) 戯言こそが、リアルを動かす

本日読了の本

・西尾維新「クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識」講談社ノベルス

 戯言シリーズの二作目。

 今回は《戯言遣い》いーたん(いーちゃん)が主役。
 人間失格・零崎人識は古都京都に舞い降りた連続殺人鬼、
 そして、もうひとつ別の事件も進行する。

 う〜ん… なんというか、いーたんが主役なんで、
 いーたんの性格とかそういうのは良く解りました。
 かなり混乱はしてるけど…。
 けど、物語としては… どうなのかなぁ…。

 他の2冊と比べて、精神論というか観念論というかそういうのが
 冗長過ぎて、それは良いから早く事件の方進めなさいよ〜…
 てな気分にさせられるっつーか、そこでそゆ事悠長にしてる場合?
 本人がどう思ってたって、物理的限界ってのは普通あるでしょうが…!
 とかいう処が、ちょっと…ね。

 キャラ的には人間失格好きな方が多い…というのは頷けるんですけど、
 私はねぇ…。
 面白いヤツだとは思うし、お友達になってみたい気はするけど、その程度かなぁ…。
 つか、零崎(ゼロザキ)たん、君、影薄くない? <と感じるのは私だけ?

 個人的に、リアルで本当にお友達になりたいのはみいこさん、ですな。

 +++

 これで3作全部読み終わった訳だけれど、いーたんというのは語れば
 語るほど複雑で混乱させられる。
 でも私がずっといーたんを追いかけ続けるのは、いわゆるキャラ萌え
 というモノとはちょっと違って、いーたんの言葉の中から何かを必死で
 汲み取ろう…探し出そうとしている…という事かなぁ…。

 いーたんは似てる部分をいろいろと発見できるんですよ。
 勿論全然違うんだけど、でも似てる部分がある。
 その部分が“どういう事なんだろう”? と思って、必死で追いかけているのかも…。

 +++

 本というものは、本当に読み時期というものがあるものだとつくづく。
 このシリーズも、もっと早くに出会っていたら、単なるキャラ萌えで
 終わっていた様な気がするから。
 出てくるキャラ出てくるキャラ、みんなエキセントリックだしねぇ。
 でも、今だからこそ、私はキャラ萌えしなかった。
 目くるめくトリックと展開を楽しみ、そして随所に転がる気になる
 戯言に考えさせられる。

 戯言遣いはいつも「戯言さ」というけれど、戯言を侮ってはならない。
 戯言こそが、リアルを動かす。

 人間失格にも欠陥製品にもならなかった私は、別の意味での中途半端さで、何処へ行こう。

 +++

 そうだ、思い出したぞ!
 いーたん「日本人ならマクドナルドを美味しく食べなきゃ」ってのはどうかと思うぞ。
 マクドナルドを美味しく頂くべきなのはアメリカ人だろうが!
 他はともかく、そこだけ非っ常〜に気になったぜ!

***

そか、深夜原稿コピってるとナンパされるのか…。
よしそんならいっちょうこちらも原稿作って…

って、ナンパは要らないって!(爆)

***

蜂様>すみません、お返事、今少しお待ちくださいませ。


2002年09月04日(水) あかがみ!

う〜ん… 体質の問題を不条理だと言われるのはちと辛い…。
こればっかりは、自分の意志とは全く関係が(多分)無いから…。

***

〔ごまかす〕の語源というのを見つけて、なかなかに感心した。

 「文化・文政年間、江戸に胡麻胴乱という菓子があり、外見がうまそうで、
 餡の入らぬまずいものだったので、見せかけが良く内容の伴わないものの例えとした。」
                      (広辞苑第一版第十八刷)

 そう、語源は「胡麻菓子」だったのだ!
 知ってた?

***

世に怪味醤(ケイウェイジャン)という調味料有り
辛くて、甘くて、酸っぱくて、薬味が効いている…という謎の調味料
こんなヤツらしい
美味しそう…。

***

本日読了の本

・西尾維新「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」講談社ノベルス

 戯言シリーズ(と、3作目のカバー裏には書いてあった)の一作目。

 策にハマり三作目から読んでしまったこのシリーズ、今度は素直に1作目から読んだ。
 以前の立ち読みの時、あれだけ取っ付けなかったのが嘘のようにすんなりと引き込まれて行く。
 これぞ、策師の策の完結たるところか。

 青色サヴァンは欠陥を持つ天才で、戯言遣いはその付添人。
 常に天才の脇に居て、戯言遣いは自分というものに苦悩してる。

 しかし最初から読んでも肝心のいーたんは相変わらず謎だらけで…。
 ミステリの方はミステリの方で、こっちは初心者なだけに、
 バシバシと簡単に背負い投げ連発状態。
 最初からどう考えても「なんでやねん?」だった巨大な疑問も、
 最後はしっかりこれでもか…とばかり納得させられるし…。
 天才というものは、やはり余人の想像を超えるものなのだねぇ…と、つくづく。

 しかし… いーたんってのも、あれはあれで天才型だと思うんだよねぇ。
 天才型だからこそ、天才と付き合っていられる…というのはあると思う。
 ただ、一緒にいる天才と、あまりに型が違うから、自分を天才だと認識できない
 だけなんじゃ無いかなぁ…とか。

 で、そーいえば、くーたまの性別って、カバー裏にちゃんと書いてあるじゃん!
 立ち読みん時には見損なってたのねん…。
 つか、あの斜体文字、読みづらいし…。

 という訳で、このまま「絞め」へgoo!
 別にいーたん萌えという訳では無いんだけどね、追いかけないと気になる…
 そんなキャラなのだよねぇ。

 いーたんの戯言は、重いから…。

 +++

 しかし、やたら赤神赤神と連呼するのは止めてくれ〜!
 見てる漢字は「赤神」でも、頭の中で発音すると、勝手に「赤髪」に
 強制変換しちまうんだよ〜、私の腐れ脳味噌は!


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本日読了の漫画

・尾田栄一郎「ONE PIECE 25」集英社[JUMP COMICS]

 表紙からして“赤髪”のおっさん!
 中身もおっさん!
 もう、おっさん満載!
 そして、サンちゃんの脛毛と足の裏〜!


 すみません、完全に病気です(笑)

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そして、絞めも終了。
でも、もう時間切れなんで、感想は明日何とか頑張ります。


2002年09月03日(火) 本当にありそうな恐怖感

昨日読了の本

・北村薫「秋の花」東京創元社

 円紫さんと私シリーズの第三弾、今回は長編である。

 初めて壮絶な北村にぶち当った。
 日常のちょっとした、どこにでもありそうな事件(?)すら
 物語にしてしまう北村の、壮絶な話はエグかった。
 どきつい暴力やスプラッタでは感じない様な、ある種、
 本当に身近にある恐怖感… そんなものを切実に感じた。
 甘えでも逃げでも無い結末が、それを何より感じさせる。

 ただ今回は、探偵がかなりスーパーマン的で有り過ぎる感があって、
 それがちょっとイマイチだったかもしれない。
 探偵があまりにスーパーマンだと、他の人物達の困惑や葛藤や苦しみが
 いったい何だったんだろう?という想いが強くなる。
 短編であるならある程度仕方がないかもしれないが、長編である以上、
 もう少し一緒に悩んで欲しいなぁ…と、そう思うのは、このシリーズを
 読むものとしては邪道なのだろうか? 

 それにしても、未だに北村氏が男性だとは時々信じられない。
 それ程までに、女の子が描かれている気がする。

 +++

 北村薫をいくつか読んできて、常に日常のどこにでもある風景を題材に、
 護摩化しや御都合主義やケレンも無く世界を創り上げている人だなぁ…
 という印象が強くて、それが良いな…と思う半面、ちょっと喰い足りない
 という想いもあった。刺激が少なく、どの作品も内容の印象が薄いのだ。
 作品名を挙げられても、はて?どんな話だったかしらん?と、暫し悩む。

 そう思った処で、あの「覆面作家シリーズ」の奇想天外な設定は、
 もしかしてそのいささかに喰い足りない、印象の薄い感のある世界に、
 意図的に入れられたケレンで、だからこそあまりに突飛で且つ
 まるで必然性が無い物だったのではないか…という邪推までしてみた。

 で、そう考えていくと、北村のもう一つのシリーズである「スキップ」
 と「ターン」は、このケレン部分を思いっきり書いたものなのではないか、
 でもそれって例えば、ケレンもの作家的要素の強い西澤保彦なんかと
 どう違うのだろう?
 同一の1日を何度も繰り返すという設定の「ターン」と、ほぼ同じ設定の
 西澤の「七回死んだ男」と、何が違うんだろう? と、そこまで考えた。

 というのが、今回の「秋の花」を読む前までの印象である。
 が、「秋の花」を読んでイメージが変わった。
 この、甘さの無い恐怖感は本物だと。
 短編ではサラッと描かれている故にあまり切実には迫ってこなかった恐怖感だと。
 これを以って、特殊な設定の長編物語を北村がどう描くのか、それは非常に興味深い。

***

という訳で、円紫さんと私シリーズが終ったら、クビに戻って、
次に「スキップ」と「ターン」、お借りしている恩田をいい加減読み切って…。
あ、図書館に予約してるのもぼちぼち戻ってくる頃だろう。

と、唐突にそんな読書計画ができ上がってみたりして…。


って… なんかその間に〆切が来そうだよ〜(わたわた)
妄想も膨らませなければ…。

こんなんで、絵を描く時間なんて… あるのか?

***

ふと気になって、えほん館サイトの方にも解析を入れてみた。
実に、知らん処からリンクされているのだねぇ。
ある意味、点景よか意外性があるかもしれないと思いましたぜ。

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北村は一旦停止。
クビの方、再開しました。

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蜂様、犬様>
 ビデオ見ました。今度こちらの打ち合わせも希望したいのですが、可能でしょうか?


2002年09月02日(月) 朶話事

人と喋っていて、ウチの日記(ここね)って「日記」じゃないよなぁ…てな話になった。
だらだら長いし、私信飛びまくってっし、「その日」の出来事なんてロクに書いてないし、
単なる更新報告だし、日記というよりは雑記というか、もっと言えば「たわごと」。

で、「日記」ってのは止めて「たわごと」にしようと思って、ハタと悩んだ。
「たわごと」って漢字で書くと「戯言」なんですよ…。
気が付かなかったけど「ざれごと」と「たわごと」って、同じ字なのね。

「戯れ言」で、ざれごと
「戯言」で、たわごと

こらちょっと(タイミング的に)使いたくないなぁ…。
という訳で、当て字にしてみました。

「朶話事」〈たわごと〉

“朶”は、花や実が垂れ下がった枝の事です。
花のひと房って意味もあります。

要するに、話の房が垂れ下がってる…という事で。

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ともさんからお引っ越し通知が来たので、リンク集変更しました。

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昨日書いてた謎の独楽ですが、これ、
THE STUDY ROOM という科学教材のお店で見つけたもの。

名称:MAGNETIC TOP[何日間でも回り続ける不思議なコマ]

東京と千葉と京都と福岡にお店があるみたいなので、いける人は探してみてください。

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9月に入ったらいきなりシチューですかぃ!<CM
まだまだ最高気温は30度を超してるのになぁ…。
暦の上じゃなくて、もちっと現状を考えて欲しいよ。
CM見る度に暑うて…。

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ヤバいよ! 絵がまるっきり描けなくなってる…。
描かないと〜… と思いつつ、全然時間が取れん…。
で、本がバシバシ読めるか…というと、これもなかなかままなりませんな。
とりあえず、できる事をします。

で、え? 冬の〆切って、10末なんですか!?
つ事は、後2ヶ月しか無いんですか?!
わうぅぅぅぅぅ…。


2002年09月01日(日) 謎の独楽

テーブルの上で、謎の独楽が回っている。
回り続ける事、既に4時間。
いつまで回るかな?

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12時間経過。
微妙に回るコースが変わってきている。

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一回目、14時間程で自然に停止。
何故そのタイミングで止まったのかは、謎。

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2回目開始。
今度は何故か2つの全然違うコースを一定周期で交互に回っている。
何の弾みでコース変更するのかも、謎。

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2回目は約4時間で止まりまいた。
すっくと、立ったまま…。
やっぱ、謎…。

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本日読了の漫画

・佐々木典子「Heaven?4」小学館

 墓地の隣のレストランのお話、4冊目。
 相変わらずオーナーが横暴である。
 シェフもスランプだったりする。
 挙げ句、幽霊が出たりする。

 この世の果てと名付けられたレストランに、繁栄はあるのか。

***

羊様!>
 10月も1月もですか!?
 期待しております〜vvv

 って… 今回からは、他人事では無いっすね(うはは)

蜂様、犬様>
 つ事で、今日はT**T*Y*が\100レンタだったんで、借りてめ〜りやした〜!
 2本っきゃ無かったんで、とりあえずは2本ですが、明日にも研究開始いたしやす〜。


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