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2002年08月31日(土) 面白い社会科

昨日の日記に対し「日本に国営放送はない」という、厳しい突っ込みを頂きました。
申し訳ありません。
諸般の事情で敢えて伏せ字感覚で行こうとして、無知を晒してしまいました。
お詫びして訂正致します。
某N●K… です。

***

昔から、社会科は嫌いだった。
社会科といえば、地理と歴史である。
そして、社会科といえば地図帳と歴史年表である。
白地図に都道府県の名前を埋める。
その地域で作られている主な作物を、色分けして塗る。
それらを覚える。
ひたすら覚える。
歴史年表も覚える。
西暦何年頃は何時代…とか、何年何年に、何とかの乱…とか、ひたすら覚える。
テストに出るので覚える。

昔から記憶力が極めてお馬鹿だったので、覚えるのはペケだった。
でもテストに出る…というので、テストの一日前から徹夜で覚えた。
一日前から覚えるのは、時間が経つとすぐに揮発するように消えてしまうからだ。
消えない内にテスト用紙に書き移した。
一晩で覚えられる量にはなかなかに限界があるから、必死で覚えても60点くらいが限界だった。
最初の方に覚えたヤツなんかは、書き移す頃には既に揮発していた。
そして、書いたらほっとして、全部忘れた。

だから、今でも白地図が埋められない。
何年何年に、何とかの乱…とか言って、具体的な例がひとつも上がらない。
歴史なんか本当に「皆無」と言っても嘘偽りにならない程、覚えていない。
それくらい、社会科は嫌いだった。


という訳で、本題。


昨日読了の本

・清水義範作 西原理恵子絵「どうころんでも社会科」講談社文庫

 その社会科嫌いが、これは面白かった。
 昔から社会科の授業がこんなだったら、もしかすると、もうちょっとは
 好きになっていたかもしれない。

 唐突だが、日本国内で、昆布の消費量が一番多い県がどこだか御存じだろうか?
 私はこの本で初めて知ったのだが、一位が富山で二位が沖縄だそうな。
 しかし、これまた初めて知ったのだが、昆布が採れるのは寒い海、
 南限は宮城県あたりで、基本的には昆布のあらかたは北海道が産地なのだそうな。
 ではこの北海道でしか採れないはずの昆布を、富山と沖縄の人々がなぜ
 それ程までに食べているのか…、
 その原因は、越中富山藩と薩摩藩が極めて貧乏だったから… らしい。
 と言うのも…

 てな話が載っている。これは面白い。

 凄く文化的だった縄文時代、とか、
 京都の歴史をちゃちゃっとまとめると、とか、
 福岡は玄関である、とか、
 歴史と地理が合体するとこんなに面白いのか…というのを改めて思い知った。

 この非常に面白い社会科の本、しかし欠点がひとつだけある。
 それはこの本に、日本地図が付いていない事だ。
 知多半島の歴史の話なんて、地図を見比べながら読まないと、絶対に面白み半減…
 つか、地理ペケな人には全然判らない。
 もしこれから読んでみよう…という人は、まず、日本地図を用意してください。

 +++

そういえばこの間、九州の人が聞いても薩摩(鹿児島)言葉の聞き取れなさの度合は格段…
という話を聞いたけど、それが何故か…というのも、これ読んで何となく想像がつきました。

いや、これもちゃんと社会科を覚えている人からしたら常識なのかもしれないけど、
社会科ペケの人にはかなり開眼的な事なのよ〜。

***

版権リンク集に、弘海タケゾーさんの「没有フューチャー・妾宅」を追加しました。
NARUTOです。アスイルメインです。
イラストと漫画がメインのサイトさんです。
ほのぼのと可愛らしくて、どこか所帯じみた雰囲気が大好きです。

ただし、そっち方面がお嫌いな方は、御遠慮くださいませ。

【創造する風景 → 版権作品集 → 版権リンク集】

***

8月も終りにして、やっとココイチへ行く事ができました。
が、今日で夏限定メニューが終りにも関らず、目移りしてしまった…。
結局、冷やしカレーうどん(の如き)は食べずに終ってしまいましたとさ。
で、何を食べたかと言うと、キーマナンカレーでした。

つか、最近マジもんのインドカレーを食べたい…という衝動があってねぇ、
それで思わずナンに惹かれたのかもしれない。

***

いや〜ん、蜂様!
無理しないで下さい!
上げて頂いた処まで、明日早朝にでも読まさせて頂きます!


2002年08月30日(金) 守る力

あなたは沢山の人に守られている。
あなたに関わる多くの人達に守られている。
守っているという意識が無くても。
守られているという意識が無くても。
あなたは必ず守られている。

あなたの事を想う事、
あなたの事を心配する事、
あなたの気持ちを気遣う事、
あなたを遠くから見守る事、
それら全ての想い達が、あなたを守っている。

ひとつひとつの想いは小さいけれど、
決して際立つものではないけれど、
ホンの些細な力だけれど、
それら全ての想い達が終結した時、それは大きな力になる。

あなたが知っている人も居る。
あなたが知らない人すらも居る。
そんな多くの人達が、いつもあなたを見守っている。
何も意図する事なく、だから見返りを求める事もなく、
ただ、ただ、あなたを見守っている。

見守るだけではと、思うかもしれない。
形が無い事が不安かもしれない。
たかが小さな想い、と思うかもしれない。

けれど、見守るというのは、見「守る」なのだ。

見守るというものの力を、決して侮ってはいけない。
無償の想いの力を、馬鹿にしてはならない。

最大限の力は継続できないけれど、小さな力はゆっくりと積もって行く。
見返りを求めたら苦しくなるけれど、無償の想いはいつまでも続いて行く。

その力の結集と継続が、いつしかあなたを守っている。
何か事があった時、あなたがいつも踏みとどまっていられるのは、
自分の力が小さいと思っていても、決して堕ちてしまわないのは、
それらの力に守られているから。

人はひとりでは生きられない。
どれ程ひとりで生きていると思っている人間でも、
多くの人達に守られている。
あなた一人の力は小さくとも、それらの力が必ずプラスされている。
だからあなたの力は、ちっとも小さくなんかないんだ。

それに気付いて欲しい。
それを信じて欲しい。
たとえ見えなくても、感じられなくても、その力は必ずそこにある事を。
見えぬ力で守られている事を。

あなたがそれに気付いてくれたら、
あなたがそれを信じてくれたら、
いつか誰かがそれを見せてくれるだろう。
はっきりと目の前に現れてくれる事もあるだろう。

でも、それを見えないからと否定されたら、見せる事はできない。
だって、拒否されるのは悲しいもの。
それを信じられないと蹴られたら、現われる事はできない。
だって、蹴られるのは嫌だもの。

みんな心配しているよ、
みんな気遣っているよ、
みんな見守っているよ、
だからそれを信じて、あなたはあなたの道を歩んで。

***

蜂様、犬様>
 ビデオ、見つけました。五本程並んでおりました。
 邪魔無く研究できそうな時期になりましたら、早速にも借りてきますね。

***

200円だから良いか…と、
KICK THE CAN CREW、ポルノグラフィティ、宇多田など買ってみたのだが…

なんか、違うんだよなぁ…。
これってのにぶつかるまでつらつら試すしか無いのかなぁ…。

 +++

んで、もしかして女子でないとアカンのかなぁ…とか思って、
(いや、宇多田は女子だけど…)
でも、桑田は飽きずに幾らでも聴けるんだよなぁ…、
と思った処で、ふと気付く。

もしかして、桑田はおっさんだからか?

最早私ゃ、姿形だけでなく、声もおっさんでなきゃアカンのか…。

とりあえず今度は、中古の室戸文明^h^h^h^hアルフィーでも探してくるか…。
既に開き直った気分である。

 +++

どこかに、良いおっさん、居ない?(爆)

***

Mステにて、day after tomorrowを見る。
ボーカルの女子、好みやわぁ…。

って、よ〜く見ると結構太目っつか、がっちり型?

実は私、女子はガリガリちゃんより、ちびっとだけがっちり型が好き。
昔、某国営放送の歌系の教育番組で踊ってたおねえさんなんかも好みだったなぁ。
あのねえさん達もねぇ、踊るから、足、結構太いんよ〜。

う〜ん… 男子はおっさんで、女子は健康的な可愛い子、
それなりに、健全でわ?(違)


2002年08月29日(木) バタバタ

すみません、すみません、
メールのお返事滞ってます。
素材のリクエスト描けてません。
本読んでますが、同人は読めてません。

頑張ってひとつひとつやって行く所存です。
しばし、御勘弁を〜 m(__)m

***

しかし… 秋って… 具体的にはいつになるの?
なんか、すっごい すぐすぐな気がするのは… 気のせい… じゃ・ない?

***

何だか凄くバタバタしてます。
合間で、これまてバタバタとメール書くのがやっと…とか。

本すら進まない!

***

+TVネタ+

◇今週の伊東家

・牛乳パックを切り開き、2枚に剥がす。
 剥がしたザラザラの方を上にすると、揚げ物の油切りができて便利。

・簡単サンドイッチ。
 パンを冷凍して凍らせ、バターを塗る。こうすると固いバターでも上手く塗れる。
 具を挟んで耳を落す。冷凍してあると耳も落しやすい。
 ラップにくるんで自然解凍すれば、美味しいサンドイッチの出来あがり。

・クレヨンで絵を描いた後、絵の上にオーブンシートを乗せて上からアイロンをかけると、
 クレヨンが定着して、閉じたり巻いたり擦ったりしても、手や他の紙に移らない。

・回転椅子に、下に足が付かないように座ってもらう。
 さらに、目隠しをするか目をつぶってもらい、椅子を回転させる。
 自然に椅子が止まるように放っておいて、座った人が回転が止まった、
 と感じた時点で「止まった」と言ってもらう。
 これ、何故か、まだ止まってなかったり、止まってから何十秒も経ってから
 だったりするらしい。

 試してみよう!


2002年08月28日(水) 桜井さんは室戸文明似!

やたら出入りが多くて、ほとんどPCの前に居てません。
やりたい事、描きたいものなどあるのですが、なかなか手が付かないっす。

***

根昆布茶たら言うものを飲む。
なかなかに甘い。
蒸し暑い中で、熱々の根昆布茶が旨かった。

そう言えば、わかつきめぐみの漫画「月は東に日は西に」の馨氏は、
根昆布茶が好きだったっけ。

***

+TVネタ+

 久々のベストテン番組を見て。

 ・アルフィーの桜井賢さんって、「御先祖様万々歳!」の室戸文明に異様なほどそっくり…。
  モデルにしたんちゃうか?

 ・最近のaikoって、第二のイルカな路線を走ってません?
  40過ぎてもあのおかっぱ頭のままで行くのかなぁ…。

***

んで、その室戸文明そっくりの桜井賢さん見て、
思わず「ええのぉ…」と見とれている自分…。
もしかして最近、おっさん萌え以前に、ただのおっさん好き…と化しているのか?


2002年08月27日(火) 策にハマる

朝から聞いちまったよ〜 中島みゆきさんの「あの」肉声!
それも、往年のオールナイトニッポンの口調!

いやいや、みゆきさん、今週のオリコンで、「地上の星座」がまたも
100位以内にチャートインするそうな。
これで100位以内チャートインが、110週連続になるとか。
んで、この110週連続というのは、なんとオリコン史上歴代第一位なのだ〜!

というわけで、朝のTVに肉声でご挨拶だったのです。

「いやぁ、びっくりしました〜」

てな調子です。
相変わらず声だけで、映像はありません。
だから、尚更オールナイトニッポンっぽくって笑えましたねぇ。

ちなみに、発売から2年一ヶ月あまり、売上総数は54万枚とか。
オリコン初登場で第一位、一気に何百万枚売上… という人も居るけれど、
2年以上売れ続けるロングセラーと、どっちが良いんだろうなぁ。

 +++

さて、10月の末くらいには、またみゆきさんの新譜が出るらしいです。
今度はどんなんか、楽しみですね。

***

昨日読了の本

・西尾維新「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」講談社ノベルス(密室本)

 見事、策にハマった。

 「このシリーズになじめるなら、たぶん1冊目より2冊目の方がなじめるでしょう。
  その足慣らしのために3冊目を推すという。」
 …って、それこそが策師と言わずして何と言おう。

 という訳で、シリーズ三作目、それも密室本をいきなり読んでしまったのである。
 実はこのシリーズ、某所でイチオシお薦めだったので、この間ちょっと立ち読みしたのだ。
 が、一作目の冒頭でつっかえて、イマイチ進まない。
 文体が合わないのか、キャラの問題なのか、どうも馴染めないのである。
 でまぁ、そゆことで… と、某所様にお伝えしたところ、もっと奇妙な
 口説き文句とともに上記の如き策を講じられた… という訳なのだった。
 
 で、どうだったかと言うと、これが結構楽しめた。 
 シリーズ三作目でも、ある程度独立して読めるというのも良かった。
 流石に前段設定が判らないと意味不明のセリフも多かったが、
 その分、馴染みにくかった最初の二冊が俄然気になってくる。

 ミステリ初心者・トリック初心者としては、ミステリの出来云々に関しては
 何とも言えないが、随所で「あれ?」「げ、そう出ますか…?!」と思ったくらいで、
 なかなかに楽しめるものだった様である。

 んで、この「戯言遣い<ざれごとづかい>」という単語、気に入りました。
 こないだの北村さんの「漢語使い」にも通ずる良い響きだ。
 で、これに対抗して「騙り部」っつーのも考えてしまった。
 でも、こっちは絶対に既出だよな…。

  +++

 キャラ的には、完全無欠向かう処敵無し世界最強完璧美人…
 のくせに、矛盾皆無でバランスバリバリっつーキャラはイマイチです。
 やっぱりいーたんみたいな矛盾だらけのキャラが好きだなぁ…と。
 嗚呼、《戯言遣い》いーたんの過去が気になる〜。

***

という訳で、切りと絞めもゲッチュー!

***

しかし、上記本を密室化しなければならなかった理由は、どうしても判らない。
どう考えても、単に“やってみた”だけ、の様な気がするんだが、
これにも何か策が絡んでいるのか?


2002年08月26日(月) 初体験の後で

昨日のイベントで感じた事、それは自分でもちょっと意外なものでした。
ホンの半日に間に、大きな気持ちの変遷がありました。
不思議なものです。

その辺り少ししたためましたので、物思ふ風景をご覧ください。

【トップ → 物思ふ風景】

***

先週読了の本

・北村薫「空飛ぶ馬」東京創元社

 円紫さんと私シリーズの第一弾である。

 昔からそうなのかどうかは判らないが、今日び落語なるものも、意図的に見ない限り
 TVですら見掛けない。
 だから、少ない落語の知識だけで読むと、本当の良さが判らないなぁ…
 という感じで、ちょっとだけ残念になる。

 円紫さんと私シリーズは中編のミステリーシリーズであろうか。
 殺伐としていないミステリーである。
 相変わらず北村らしく、日常のごくありふれた風景の中に潜む人々の思惑や、
 微笑ましい出来事を題材にしているのだが、それだけにその思惑や深い想いが
 とても身近でリアルに感じられる。

 このシリーズの表紙絵は高野文子が描いていて、全く同じポーズの女の子が、
 髪型と服装だけ常に変えて描かれているのが印象的だ。

***

先週読了の本

・北村薫「夜の蝉」創元推理文庫

 円紫さんと私シリーズの第二弾の、中編ミステリーである。

 前作より「私」と周囲の人間関係にまつわる話が色濃くなる。
 特に共に育ってきた兄弟との関係は、互いに互いをどう思っていたか…
 という微妙な問題が絡み、ドロドロとした雰囲気を醸し出すが、
 北村らしい優しさで、それがきつくなり過ぎずに助かっている様に思えた。

 「漢語使いの叔父さん」というのが出て来る。
 「漢語使い」って「魔法使い」みたいだ…という感覚が好きだ。

 円紫さんと「私」って、どんな関係なんだろう…と、思ってみる。
 知識で繋がっている二人がちょっと羨ましい。

***

という訳で、感想文をまとめない内に別のを読んでしまったので、
まとめにくいったら無いです。

そんなに買うつもりもなかったのに、イベントで買ってしまった10冊もの
同人誌も、ぽつぽつ読んでいきたいですし…。
あ、同人誌は感想は書きませんです、悪しからず(苦笑)

***

羊様>令嬢読了。えらいヤヴァイ結末でしたのねぇ。笑っちまいましたよ〜vv


2002年08月25日(日) 出会いに感謝

最近、某ノベルスに「密室本」というやつがある。
表紙以外の本文の部分全部に紙のカバーが掛かっていて、袋綴じ状態になっているという物。
別に、謎解きの部分だけ、とか、面白くなかったら返金します…
とかいう趣向では無い様なので、単に出版側が面白がりで作ったとしか思えない様な感もある。

 +++

さて先頃、図書館でバイトしている、という方と喋る機会があった。

最近は人気の高い作品はノベルスなんかでも図書館には結構入っていて、
とあるシリーズも蔵書検索機で調べてみると「貸出中・予約有り」などとなっている。
で、最近そのシリーズの続編が出ていて、それはまだ蔵書検索では引っ掛からない。

これは、シリーズの続きであるから図書館が機械的に入れるのか、
はたまた既に(入れてくれという)リクエストが入っているのか、
どうなんでしょう? と、そのバイトしてる方に問うと、
「そういうのは大概、発売前から同じ人がさっさとリクエストしちゃうんですよ」
とのお答え。

それで再度疑問が湧いた。
今回のその続編、実はこれがまさに「密室本」なのである。
図書館への入荷を楽しみにリクエストする人の前に、
この「密室本」がどんな姿で現われるのか、気になるではないか。

新刊で買えば、袋綴じを破るのは自分である。
(しかしあの袋綴じ、付いてる切り取り線があまりに表紙・裏表紙の際々で、
 線に沿って切ろうとすると表紙が根元からくっきり折れそうでちょっとヤな感じ)
古本屋で買えば、新古品以外は誰かが既に破った後だろう。

では図書館にリクエストした場合はどうなるのか。
最初にリクエストした人はワクワクと袋綴じを破る事ができるのか。

答は「否」であるそうな。
実は図書館に入荷する本は最初から図書館向けとして、取り次ぎ側が
本と表紙を一体化させて全体をコートしているあのビニールを、
最初から付けて持って来るとの事。
だから、密室本であってもプロが綺麗に袋綴じを外してしまうから、
予備知識が無い人が見たら密室本であった事すら気が付かないかも…と言うのだ。

いやぁ、毎日無数の本が出版され、凄いスピードで回転して行く昨今、
図書館の司書さん達も、とてもその流れに追い付いて行く事ができないとか。
そういう形で入荷する「密室本」、よっぽど流行らない限り、
永遠に「密室本って、何?」という司書さんも居るんだろうなぁ…と、
ちょっと考えてしまった。

***

とうとう、生まれて初めて足を運んでしまった某イベントでしたが、
本当にいろんな方々とお会いし、図々しくスペース侵犯させて頂き、
いっぱいお話させて頂いてしまって、感謝感謝の連続でした。

PRK様>
 二日間お疲れさまでした。
 本日は完全に好き勝手状態で、お見送りも出来ず申し訳ありませんでした。
 また、機会がありましたら遊んでやってくださいね。
 葉っぱに変わらず、良かったです!(笑)
羊様>
 貫徹現地作業の中、あちこち案内してくださって、ありがとうございました。
 今日この日があったのも、全て羊様のお影です。本当に感謝。
 そして、完売おめでとうございます!
 お疲れさまでした〜!
蜂様>
 個人誌、ありがとうございました! 大切に読ませて頂きますね。
 最後の最後までお話させて頂けて、本当に嬉しかったです。
 蜂様の言の葉が無ければ、決してあの場に居る事はありませんでした。
 感謝の言葉、言い尽くせぬ想いです。
 そして「芸人」、是非実現を目指しましょう!
TKZ様>
 初対面なのに、あんなに気さくにお話して頂けて、ありがとうございました。
 ふらふら落ちる犬の実物、感動ものでした。
 今度は改めてサイトの方、伺わせて頂きますね。
 「芸人」、頑張って勉強し直してみます。是非やりましょう!
Mちん>
 お留守番にならなくて良かったねぇ。
 本当にお疲れさまでした。
 週刊めるま、楽しみにしてま〜す!
N様>
 人探しのためだけに押し掛けたにも関わらず、図々しく販売までさせて頂いて、
 ありがとうございました〜!
 一言頂けたお影で、すっかり面の皮の厚さを解放する事ができました。
 真の意味での「参加する事に意義があり」を、実践・実感させて頂けて、本当に感謝です!
SK様>
 何か緊張してしまって、まともにお話できず、申し訳ありませんでした。
 鹿絵、今度はじっくり拝見させて頂きたく思います。
FGK様>
 初対面部外者にも関わらず、気楽に接して頂けてとっても嬉しかったです。
 サイトの方もまた見させて頂きたく思っております。
 ありがとうございました。
Nッツ様>
 お会いできて嬉しかったです。
 また羊絵板でお会いいたしましょう!
HR様>
 やっとお詫びができてほっと致しました。
 またどこかで遊んでやってくださいませ。
N様スペースで販売されていた方>
 ごめんなさい、お名前伺いそこなってしまいました。
 の癖に、盛大お話させて頂いて、ありがとうございました。
KMRB様>
 「ミルクの方」の一言に、開眼した気持ちでございます。
 今度は是非、ご参加くださいませ〜!
 ありがとうございました。
Nお様、Tモ様>
 お会いできて、そしてご挨拶できて感激でした!
 ありがとうございました。

既に、読んでおられるとは到底思えない方にまで「ここで」私信。
なかなか直接ご挨拶に行けず、申し訳なく。

そして、己の計算ミスの為に貧困に陥り飢えたアホの子に、食料を恵んでくださった
優しい皆様、本当に本当にありがとうございました。
皆様のお影で無事帰りつく事ができました。

***

蜂様>しっかり休んでくださいませ!
羊様>Cこ様にどうぞよろしゅう。


2002年08月24日(土) 友有り、遠方から来る。

懸案だった読書記録を、新たに20冊分、日記から読書雑記に転記しました。
もちろん、内容は短く再編集しての転記です。

で、最近とみに感想文が長くなっている傾向があるので、
今回新たに遡って、感想から日記へのリンクを張りました。
読書雑記の方の末尾の日付をクリックすると、当該日記に飛びます。

読書って結構その時々の気分とか出来事と連動していたりするので、
その時の日記を見ると、改めて感慨深かったりして、本人が一番楽しめるのかもしれません。

実はこれ、最近探索した某所の、ある意味でのパクリです。
某所様、感謝 m(__)m

【トップ → 日替り風景 → 読書雑記】

 +++

もっとも、このやり方、ちょっと怖いんですよね。
もし日記が消えちゃうとか、日記は閉鎖とかするとリンク先が全部無くなっちゃうから。
そんな事になったら、リンクを全部外すか、今の内から読書感想だけ取り出して置くか、
でも、それだと本末転倒な気もするよねぇ。

なかなか思案のし処です。

 +++

しかし… 6月半ばから20冊かぁ…。
内6冊が漫画とはいえ、自分的には結構読んでいるかも。

***

友有り、遠方から来る。
狐の聖域を歩み、狐餅を求め、狐の紙を手にする。
木の葉に変わらない事を祈りつつ。

***

首ゲッチュー!
さすがに最大規模の処は強いわぁ。
でもまだ開けて無し。


2002年08月23日(金) 剥がすよ、剥がすよ〜

最近ちょっと本読みの虫になってて、日記の読書感想も嵩んできました。
これ、いい加減を読書日記の方に転載しないとなぁ…と思いつつ、
どれも全然一行感想になってないので、移す時にもう一度書直さなきゃならないのが気ぶっせいです。

***

最近新たに気になっているCM。

 「気になってたんだよねぇ、爪…」
 「剥がすよ、剥がすよ〜」

 ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!




って… 悲鳴は嘘です。
そんなCMありません。

でも、成り行きからして絶対こうだよなぁ…。

 +++

貼って剥がすと爪がすべすべになるシート… なんだけど… ね。

***

小雨降る中、蝉が鳴いている。
つくつくぼうし。
本当に、秋がそこまで来てるんだな。

***

めいめい>
 明後日、現地で・な!
 落したら、お留守番だよ〜!

 よね? 羊さん!

***

軍事教練を見た。
ってのは、嘘。

通りかかった自衛隊の駐屯地で、7人くらいの隊員さんが並んで教練を受けてたのさ〜。
良く通る声で号令をかけていたのは女性の方でした。
女性部隊だったのかなぁ… というのは、男女差別?


2002年08月22日(木) 国民クイズ

朝、6時半を回っても蝉が鳴かなくなりました。
涼しいです。

本を読むのには丁度良いかもしれません。

***

思い当たって、ちょっと足を伸ばしたところにあった筈の本屋さんに電話する。
が、受話器の向こうから聞こえて来るのは

「この番号は現在使われていません」

もしかして、潰れたの… か…。
本屋が潰れるのは、寂しい…。

***

本日読了の漫画

・杉元伶一原作 加藤伸吉絵「国民クイズ 上下」太田出版

 懐かしい。
 これ、雑誌(何だったかな?)連載時、ずっと読んでたんだよね。

 毎日行われる国民クイズの優勝者は、どんな望みでも叶えられる…、
 という設定のこの漫画、物凄く馬鹿馬鹿しい中に、
 人間の欲望を見事に凝縮しきって描かれていたと思う。

 構想が練られたのが丁度バブルの頃、
 そして連載が開始されたのがバブルの崩壊の始まりの頃。
 それが、今読んでも確かに全く色褪せて見えない。

 否、今の方が遥かにリアルに感じられる様な気がする。

 多分あの頃からして、かなりマイナな漫画だったと思うのだけど、
 K井K一のノリと熱狂に最初からハマっていたな…と、やはり懐かしく思い出しました。

***

絵も作文も描/書かず、完全に読書週間となっています。
そう言えば今日は、蝉のコーラスを聞かなかった様な気が…。
本当に、夏も終り?

***

なんか今回は、皆さん切羽詰まっているやうな…。
当日編集って… 会場で?

どうかどうか、頑張って下され〜。

なんとか、雨が降りませんよ〜に!
間に合いますよ〜に!

 祈り!

(((((((((((((((((-人-)))))))))))))))))

***

うっかり映画など観てしまうと、寝れんでわないか…。


2002年08月21日(水) 親指Pは右か左か

昨日読了の本

・松浦理英子「親指Pの修業時代 上下」河出文庫

 これも発売当初かなり話題になった問題作である。
 某所でちらっと触れていて、こちらも偶然目に付いたので読んでみた。

 ある午睡から目を覚ましたら足の親指が男性器になっていた女性の、
 変化と成長の物語…とでも言うと極めてキワモノ的だが、
 文字通りキワモノな物語ではあると思う。
 こういうのが駄目な人は徹底的に駄目だろう。

 が、この全編に渡る、ほとんど全ての設定がキワモノと言った感じの、
 しかも性的描写のオンパレードなこの作品が、しかしちっともポルノチック
 に感じられないのは、内面的な部分に非常に重点を置いて書かれている
 からだろう。

 恋愛というものが、性愛というものが、決して型にはまった一辺倒な
 ものでは無い…という事を、普通では経験できない極限的状況を追体験
 する事で考えさせてくれる… そんなイメージの物語だと思った。

 キャラクターの性格のひとつひとつに、実在の身近な知り合い達の性格との
 共通性を見たような気がした。どこか醒めたような淡々とした語り口で、
 性愛への想いや考え方の個性を、決していやらしく感じさせずに教えてくれる、
 そんな感覚があった。

 読みながら、誰かと触れ合いたい…と思った。
 そう思える物語というのも良い物だ。

  +++

 ただ、気をつけねばならないのは、そのキワモノの実態というものは、
 いくら説明されても本当にわかる物では無く、これを読んでこういうものだ…
 と勝手に思い込んだり、わかった気になったりしてはならない…という事。

  +++

 で、実はこの文章を書く為にあちこち見直していて、変なものを発見してしまって、
 内容よりそっちの方が気になってしまいました。

 手持ちの本は、河出文庫版の初版なのですが、この版の帯とカバー裏の紹介文では
 親指Pが「左足」となっているのですよ。
 中の文章では「右足」なのに…。

 ちなみに羊さんはずっと「左」だと思い込んでいたらしいです。
 でも、羊さんの持ってる本は河出文庫の8刷くらいのやつで、
 残念ながら帯とカバーは紛失してましたが本文は「右」でした。
 蜂さんはハードカバーで読んで「右」だった記憶があるそうですが、
 実物は持っていないそうです。

 文庫本の初版という事で、単なる誤植の可能性が高いのですが、
 でも、帯とカバーって印刷タイミングとかチェックとか、全然違うものなのでは?とか、
 ハードカバーの時点でもあれだけ売れて、本文中では傍点まで付けて
 「右」を強調しているものを、間違えるだろうか?という気もするんですよねぇ…。

 もしかして、雑誌掲載時(「文藝」1991年夏季号−93年冬季号)には、
 「左」だった…なんて事があったりした…とか?

  +++

 という訳で、公開調査です!(いきなり。しかも勝手に…!)

 もしお手持ちの「親指Pの修業時代」がありましたら、親指Pが「右」か「左」か
 チェックして頂けませんか?
 特に文庫版をお持ちの方は、帯とカバーに着目を!
 万一本作掲載の「文藝」を持っている…という方、居られましたら雑誌では
 どうなっているのか教えてください!

 もし、これは…という情報がありましたら、形態(ハードカバー/文庫/雑誌の別)、
 第何版・何刷、場所(本文/帯/カバー)などを明記して、
 掲示板かこの下のフォームから、是非是非お知らせくださいませ〜。

***

という訳で、羊様、蜂様、情報ありがとうございます!

***

本を求めて何千里…。
本屋4件と図書館をはしご。

北村の足りないシリーズを埋める。
芦辺を予約する。
でも… クビは見つからず、泣きながら帰る…。
こないだは見かけたのに、出遅れたか…。
あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 気になるよぉぉぉぉぉぉぉ!(じたばた)

***

何となく暗い目の雰囲気が嫌になったので、
掲示板の壁紙をまたぶ〜たのおいどさんに変えてしまいました。
ぼちぼちまた何か描かないとねぇ…。


2002年08月20日(火) ∪∪∪∪∪∪[\150]

深夜、いらん応酬と間違い電話(宅電にワンギリ!)で完全に目が醒める。
そりゃ、以前なら宵の口な時間だけどさぁ…。
うぅぅ… 中途半端な睡眠で頭が痛てぇ…。

で、久々に深夜の巡回。
まぁ別に、変わった風景が広がる訳でも無いのだけれど…ね。

***

漫画「沈婦人の料理人」(ビッコミ オリジナル)次号予告。
“次号、またしても李三が涙目で料理を作る!?”

って、これって次号予告か?

これが次号予告なら、
「山口六平太」は“次号、またしても六平太が機転を!?”で、
「ビッグ・ウイング」は“次号、またしても久美子が親切を!?”だぞ!
こんなん、次号予告ぢゃ無いやい!

***

は…蜂様!>
 お疲れさまでした〜。
 んでも… 大丈夫ですか〜?!
 お願いですから倒れないでくださいね〜。

 楽しみにしてるサイトが無くなるのは凄く嫌だけど、
 サイトに集中すると本が読めなくなるのも確か…。
 嗚呼ぁ、難しいっ!!。

P様!>
 そ・その日記は… 何なのでしょうか?!
 そんな訴えるような目で、じーっと見ないでくだされ〜(汗)

***

喜国雅彦の漫画「日本一の男の魂」のビデオというのがあるらしい。
最近借りて見た…という人物からの伝聞なので実物は見ていない。

「日本一の男の魂」は、あの馬鹿馬鹿しさと繰り返しギャグが結構好きなのだが、
ビデオもほとんどそのままの内容だったそうな。
が、一番可笑しかったのはラストのスタッフロールに「日本一の色指定」とか、
「日本一の編集」とか、全て「日本一の」が付いていた事だとか。
そこまでこだわった馬鹿馬鹿しさは、やっぱり好きかもしれないなぁ…と思った。

ビデオ発売時、初回購入特典としてルーズソックスが付いていたかどうかは、謎であるが(違)

***

酒屋の店頭で、景品落ちと思われるグラスをゲッチュー!
2個組なんと、50円〜!

[\150]
 ∪∪∪∪∪∪

 (^^v ブイッ!

***

羊様>
 回覧板参照されたし。
 という訳で、某所へのレスは、私には物理的に不可能と思われます… (T_T)

***

今夜も昨夜同様気温が低いそうです。
寝冷えをしませぬ様、布団をちゃんとかけて寝てくださいませ。


2002年08月19日(月) どこ行っても寒い

昨日読了の本

・ルーマー・ゴッデン作 瀬田貞二訳「人形の家」岩波少年文庫

 某様からお贈り頂いた本である。

 人形というものは、自ら動けない、喋る事もできない、何処へ行き何をするかは
 全て人間達次第である。
 もし何かして欲しい事、したい事があれば、ただただひたすらに願うだけ。

 幸せでありたいと願う人形一家にも、苦しみはやって来る。
 動く事も喋る事も涙を流す事すらできない受動態の人形達が、
 しかし、諦める事なく願い続ける… それが大いなる能動なのだろうか。

 そして、真に望む物を手に入れる為には、やはり必ず代価が必要なのだろうか。
 神は気紛れであると思った一瞬。

***

盆休みが終っても、学生の居ない電車は空いている。
そして、寒い…。
どこまで行っても、どこ行っても寒い。

世の中こんなに暑いのに…。
つくづく不条理だと思う。

ちなみに今朝は久々に涼しかったですね。
扇風機も寒くて、明け方窓も閉めました。
9月になったらいきなり秋になるんでしょうか?

***

羊様>
 ウチのヤプーはぶ厚い角川文庫(380円!)です。
 O嬢は河出文庫で、割と詰まらないイラスト(一応それっぽいけど)表紙です。

 +++

ただしヤプーはやたら長い上に、内容が感覚的に好きでないので、実は読んでません。
で、読んでないのに何で内容を知っているかと言うと、むか〜し、
石森章太郎が漫画化したのを立ち読みした事があるからなんですねぇ。

O嬢に関しては、某所でちょっと書かれていたのと私の受け取り方が違うので、
また、日を改めて書いてみようかと思っています。

 +++

ちなみにドグラ・マグラは、錨様ご所有のものと同じと思われる、
手の込んだイラスト表紙の角川文庫です。

***

錨様>
 盆明け前後にやたらカウンタが回るのは、帰省などで不在だった人が戻ってきて、
 一斉にサイトチェックをするのも一因かと。


2002年08月18日(日) 覆面作家は残念だ

最近深夜に起きていない(PCが使えない)ので、いわゆるチャットというものに縁遠くなった。
日曜の朝など、方々で前夜のチャットの残骸を見かけると、何となく取り残された様な気分で、
かなり寂しい。難しいものである。

***

とってもカレーが食したかったので、ココイチにでも…と思っていたのに、
雨で出鼻を挫かれました。ちょっと残念。

いつぞや前を通った時に見た“カレー冷やし中華”(みたいなメニューだった)が
非常に気になっているのですが、期間限定だと思うので、もうやってないかもしれません。
何とか食べたいのだけどなぁ…。

 +++

昨日はマーボ豆腐を食べました。
汗だくで熱いものを食べたい気分が続いている様です。
いや…“カレー冷やし中華”は熱くないとは思うけど…。

***

最近続けて読了の本

・北村薫「覆面作家は二人いる」「覆面作家の愛の歌」「覆面作家の夢の家」角川文庫

 麗しいタンテイさんが活躍する短編ミステリのシリーズである。

 北村薫という人は、やはり上手いと思う。
 設定にしてもトリックにしても、時にギリギリご都合主義的かな…
 みたいな部分があっても、決して無理の無いものを造っている。

 こちらはミステリ初心者で、挙げ句記憶力が良くないから、伏線は忘れる、
 ちょっと複雑なトリックだともう何が何やら…という人種なのだが、
 そんな読者にでも納得できて、その上結構意表を突かせる謎解きをしてくれる。

 日常のどこにでもありそうな風景や、ちょっと条件が整えば簡単に陥りそうな勘違い、
 そんなもの達をトリックに使っているから、尚更「おぉ、そうだったのか!」感が強い。
 そして何より、全編に渡る北村らしい優しさが、安心感を呼ぶ。

 と、ほぼベタ誉め状態なのだが、「私的には」ただひとつだけ、
 どうしても納得できないものがあって、最初から最後までそこに引っ掛かってしまったが故に
 全体的な良さを完全に半減させられてしまった。
 北村の力量なら、この一点をどんな方法でも違和感無く納得させられるだろうに、
 何故? と、残念でならない。
 そこがクリアされていれば、かなりの人にお薦めできるのにな…。

 以下それがどの部分かの説明。
 ネタバレになるので、しばし改行の上文字を背景色で記述します。
 ネタバレて良いという人だけ、下記「」の下を反転して見てください。
 それより下には新規の日記はありません。



















               
 以下、私が非常に引っ掛かってしまった部分。

 それは、千秋さんの2つの人格が、物語の中で一番大きな設定であるにも関わらず、
 あまりにも唐突で不自然で必然性が無いという事である。
 
 お屋敷…という「物」の内と外、というだけの条件で、本人の意志に関わらず
 人格が変わる…というのは、病理である必然があまりに希薄だし、
 もし仮に病理だとしたら、本人あんなに天真爛漫・あっけらかんとはしていないはず。
 
 そしてもうひとつ、その千秋さんの特質が、事件やその解決に本当の意味では
 ほとんど関係していない…という事。
 良介・優介のA面B面に関しては、時に犯人やその他の人物達のミスディレクション
 を誘っている部分があって、その必然性に違和感は無い。
 けれど、物語の中でたったひとつ、非日常的な千秋さんの設定だけは、
 単にエキセントリックなキャラを作る…その為だけに終始している様に思えてならない。

 他のほとんどの部分において極めて日常性を守り、誰にでも納得ができる
 自分の隣でも起きていそうな事件やトリックを作りながら、千秋さんの
 設定だけが特異で説明無しなのが、あまりに浮き過ぎて悲しかった。
 どんな説明でも良い、誰にでも納得のできる説明があれば、本当に楽しめる
 素敵な作品になっただろうに…、そう思うと、やはり残念でならない。


2002年08月17日(土) ルドルフは考える

3日ほど前に、webリングからの来訪者の事を書きましたが、
最近確かにご来訪者様が増えています。
この、都市部人工流出著しい時期に何で? と言ったら、
この時期だからよ、と教えてくださる方、有り。

お盆休みで久々に時間が取れた方々が、あちこち巡って新しい場所開拓をしておられると。
なる程〜と納得しつつ、ご新規さんがちょっとでも面白いと思ってくださって、
また来てくださると良いなぁ…と思う、今日この頃である。

***

実は一昨日読了の本

・斉藤洋「ルドルフといくねこくるねこ」講談社

 ルドルフとイッパイアッテナシリーズ第3巻の児童書である。
 ルドルフはひょんな事で、岐阜から東京に来てしまった黒猫。
 イッパイアッテナはそのルドルフに“教養”というものを教えてくれた強〜い猫。

 今度のルドルフは、猫が猫である事を考える。
 自分というものを考える。
 生れ育ちや住んでいる処について考える。
 猫だけでなく犬も考える。

 しかし、心の“ふなだんす”に何をどう仕舞っておくのか…は、
 ルドルフとリエちゃんだけの問題ではない。

 何者であるかの前に「人間である」、それに誇りを持てる様になれると良いね。

***

昨日読了の本

・舟橋克彦「お電話倶楽部」ちくま文庫

 「トンカチと花将軍」の舟橋克彦氏の書く童話…というか、大人向きの童話短編集。
 いろんな人から電話がかかってきて、聞き上手で立ち入らない、そんな“オジサン”のお話し。

 物凄く短いお話の中に、舟橋氏のエッセンスが凝縮しているこの本を読むと、
 改めて自分の文才の無さに情けなくなってしまいます。
 向こうはプロなんだから当然なんですけれど、プロだから当然だと思わせるものを
 ちゃんと持っているのが舟橋氏だな…とも言える訳で、ちょっとお薦めです。

 ちなみにこの本、挿絵が、元々は日本テレコムのPR誌の表紙絵だったもので、
 それに作者がお話を作って本にした…というのがネタらしいです。
 大人向きの童話ってのは、一応何でも相談みたいな電話話しだから、
 やっぱりホンのちょっとは「アレ」な話題もある…という事で…。

***

トイレに蚊が一匹居着いている。
弾みで迷いこんだのだろうが、いっかな出て行ってくれない。
場所が場所なだけに、非っ常〜にヤな感じなので、思わず“トイレその後に”ならぬ、
防虫スプレーを撒いてしまって、逆にこっちが死にそうになった。
慌てて空気だけ入れ替えてしまったのに、肝心の蚊は出ていかない…。

蚊の待ち構えているトイレって… イヤ!


2002年08月16日(金) 宿酔

久々の宿酔でぐらぐら…。
文字が読めない… 書けない…。

***

宿酔がきつかったので二度寝したら、凄く嫌な感じの夢を見ました。
長さ20cm、太さ5mmの金の棒が飛んできて、首筋を貫かれるのって… どうかと…。
でも夢だから痛くも無いし血も出ないし、だから夢だってはっきりわかって、
でも醒めれない… というのがますますヤな感じだったり…。

***

メールを書きたいし、掲示板に書き込みしたい処もあるのですが、
文章が上手くまとまりません。
考えてるとまだ軽い頭痛が来て、とんでもない事書きそうなので書けません。
期を逸する前に直ってくれると良いんだけどなぁ…。

***

今日は、京都で“五山の送り火”が行われる日です。
大文字、左大文字、妙法、舟形、鳥居の5つの内、“大”の字が浮かび上がる大文字が有名で
思わず“大文字焼き”と言ってしまうのですが、京都の人にこれを言うと怒られます。
お盆に戻って来たご先祖様が、またあの世に戻って行く…
それをお送りする火が“五山の送り火”なのでした。

“大文字焼き”ってのは、たい焼きの丸い版、東京で言うところの今川焼きに
“大”の字を焼き印したお菓子の名前。
暑〜い日に熱〜いお茶をすすりながら大文字焼きを食すのも良いなぁ…と、
ちょっと思ってしまいました。


2002年08月15日(木) ある意味同人萌え

某様より「そりって、ある意味同人萌えでわ?」とのお言葉。
他人のお絵描(同人活動)見て、それを楽しむ為に元本を読む…、
それって確かに、まさに、まんま「同人萌え」。
嗚呼、本人自覚が無いままの、根っからの同人者…!?
今から将来が心配です…。
…って、今更か…。

***

めいめい>
 新刊、今度も出ないんですか? 楽しみにしてるのに〜…。
 イランもんに引っ掛かってないで、字書きに精出してくだはれ〜!

***

久々に(いや、初めてかもしれない)…、某所の本格探索をする。
九龍城の様に入り組んだ迷宮の中で時に迷いながら、意外な風景を目の当たりにしたり
存外な発見をしたりと、今更ながら興味深いモノが多かった。

改めて書簡を認めねばと思いつつ、まとまった時間が取れない為取り敢えずはここにてご報告を。

#ちなみに「ここでもドア」は迷子になった時便利しました。

***

羊砦のごあん…、たびたい…。
ちーずけぇきも、たびたい…。
あそびにいきたいよぉ…。


2002年08月14日(水) 何やってんだか

ちなみに、昨日の挑発は、我愛羅の額の“愛”の字フォントが、
どれくらいまで縮小しても判読可能か…という、極めて下らないものでした。
ホント、何やってんだか…。

***

某所でwebリングの立上げというのを目撃してしまったので、
久々にリングの本家を覗きに行った。
本家っつーのは、ウェブリングJapanの事である。

で、ウチのサイトが登録してるリングの中で、
“ウェブリングのCGIによって呼び出された回数が多いサイト”
という集計がありまして、それを見てビックリ!

なんと、14位!

1200以上もあるサイトの中で14位は、正直言ってとっても嬉しいです。
リングから見に来てくださった方々、ありがとうございます〜!vvv

しかし… 別のサイトから「次へ」とか「ランダム」とかでウチへ来てしまった方々が、
どんな印象を持たれたのかは… いささか不安かも…。

 +++

それにしても、ウチからリングを使って他のサイトをご訪問されている方が皆無というのは…。
皆さん、どうか他のサイトにも行ってみてくださいね〜。
きっと新たな出会いがありますよ〜!

***

珍しく、セールスマンの来訪に扉を開けてしまう。
○○乳業さん、新製品のキャンペーンで、サンプル持って廻ってるらしい。

ラッキー! 乳製品がタダで手に入ったぜ〜!
こゆ、暑〜い時には助かる!

普段はドア向こうでシャットアウトのセールスマンだが、
たまには開けてみるものだ。

***

某所のキリ番、ちょっと間に合わず…。
いや、そんなに一生懸命狙ってた訳ではなかったから。

でもやっぱり、「ハム」と言ってみたかったなぁ…。


2002年08月13日(火) 素材集改装

昨夜、ペルセウス座流星群が接近してた様です。

流れ星は見せんでした。
しっかり寝てました。
目が醒めたら夜が明けてました。

***

素材集が見辛くなってきていたので、フレーム仕様の改装をしました。
一応ジャンル別に振り分けしたのですが、改めてつくづく使いにくい壁紙ばっかりですなぁ。

こんな使いにくいのを、愛してくださってとっても上手に使ってくださる方が居られる、
それが、申し訳ないと思いつつ、やっぱり嬉しいですね。

という訳で改装と同時に、素材集(小)に「クジラ(マッコウくん)壁紙」
「花火(コウモリ付き)壁紙」を登録しました。

【トップ → 創造する風景 → 素材集(小)】

***

頼まれた鹿くんを描いてました。
鹿くんは難しかったです。

 +++

奈良の鹿くんは、好評の様で何より。
確かに、目つきの悪さがチャームポイントっすな(笑)

 +++

んで、こっちは戯れに描いた別物
 ↓


したら、余計な挑発が入って、思わずうかうかと描いてしまったのが…
 ↓


何してんだか…


2002年08月12日(月) ハサミ男

まさに今更なのだが、人の多面性に気付いて茫然とする時がある。
そんな事はわかりきっているのに、ずっと見てきた…と思っていたのと
全然別の一面を見つけてしまうと、いったい今まで見ていたのは何だったんだと思ってしまう。
それは別に何だったも何も無く、それも一面でありこれもまた一面なのに過ぎないのだが。
しかし、如何に自分がそれしか見ていなかったか…、見ようとしなかったか、
という事を実感させられてうろたえる。

 +++

まぁ、自分だって他人には見せない部分、相手によって見せ方を変えている部分は沢山あるわけで、
この方向性ごった煮のサイトで何か新たなものが出て来る度に、きっと唖然としている人は
居るはずで、だからまぁ人の事は言えないのだが、それでもちょっと複雑だったりする訳だ。

***

そしてこれまた今更ながら、本は自分で探そうと思った。
アンテナはいつも張っておかないといけないけれど、直接お薦めされたら乗ってみても良いけれど、
基本的には自分で探さねばね。自分の直観を信じて。

周りが本の山だと、自分で探す…という事をしなくなる、そして某所でお薦め本
だったのを本屋で立ち読みしてみたら、見事に全然合わなかった…という事、
そんなこんなで改めて思った…のかも。

***

本日読了の本

・殊能将之「ハサミ男」講談社文庫

 発売当初、巷で非常に話題になっていたミステリである。
 今回無事文庫化なったので読んでみた。

 さて、読み終えて、感想を書きたいところなのだが、これが書けない。
 どう書いてもネタバレてしまいそうで困る。
 とりあえず書ける事と言ったら、面白かった、意表を突かれた、再読しないと何が何やら…、
 という事くらいだろうか…。
 ネタ的に、ちょっとなぁ…と思うところもあるのだが、最後まで読んでいくと
 納得しても良いか…という気にもなる。
 ある意味で、書き方が上手いんだろうな…と思う。マネのできるものでは無い。

 余談だが、某医薬品の名前がサラッと出ていたのには、何だかなぁ…と思った。
 あーゆーものは、一般には知らしめない方が良いと思う、それだけだが。


2002年08月11日(日) 嗚呼、矢吹お前もか…

夏祭り、行かれた方々お疲れさまでした。
そして、木乃伊荘、お手に取ってくださった方、連れて帰って下さった方々、
ありがとうございます!
楽しんで頂ければ、なによりです。

***

やっと、えほん館の更新が済みました。
なにせ、えほん館さん、明日から一週間の夏休みに入っちゃうんです。
間に合わないとヤバかったっす〜(汗)

という訳で、えほん館行くなら今日です!(おい)

夏休み明け最初の営業は21日(水)です。
よろしく〜!

***

えと… 掲示板の壁紙がすごいことなってしまいました…(汗)
あれは… 何なんでしょう?
嗚呼、画力がありません…(涙)

しかし、コウモリって、随分と遅い時間にでも飛んでるんですねぇ。

***

今更ながら、えらい思い違いに気付く…。
勘違いしてた自分もおバカだけど、見たら気付くだろうに…と思ってしまうのは身勝手?
気付いたら早めに「それ違ってるよ」って耳打ちしてくれれば良いのに…。
いろんな処で無知を露呈している…。
でもそれを黙って放置されるのは、情けない以上に物凄く悲しい。

***

立ち読みしてきました、メフィスト。
矢吹外伝とやら。

で、頭抱えて帰ってきました。
いや、立ち読みっつか、小さな町の本屋さんで、ちょっと中を確認…程度、
店主に嫌な顔もされない程の時間で読み切れる長さって、そもそもなに…!?
一体これを何年かかって連載するわけ?

挙げ句、また、メタ……
嗚呼、矢吹お前もか…(涙)

メタ小説が悪いとは決して言わない。
しかし、だ。
作者笠井自身の哲学、軌跡、そういったものを投影しているとは言っても、
矢吹シリーズはあくまでも普通の小説であったはずだ。
それが何故今、メタ小説(正確にはこれがメタ小説と言えるのかは判らねど)なのだ?
何故、メタ小説にする必要がある?

自身の生きざまや哲学、現代という社会とそこで生きて行く上での問題提起は数々あろう。
しかし、それを書きたいのなら、エッセイや論評という形で書けば良いのではないか。
または全くオリジナルのストーリーの中に、完全に混ぜ込んで書く事は出来ないのか。
何故、自身と矢吹を会話させる様な事をしなければならないのか。
それはどことなく、作者と登場人物が対談をする“あとがき”の様な居心地の悪さと、
作家自身の独創性の限界を予感させる悲哀すら感じてしまう。
少なくとも私は、矢吹シリーズと銘打った作品の中で、“ナウシカ”などという
単語は見たくなかった。

まぁこの先、物語的物語に展開して行ってくれれば…という、淡い期待を抱きつつ、
とりあえず次号も立ち読みで済ませようと思った次第である。

ただ問題は、メフィストという雑誌、一体いつ次が出るのかさっぱり判らない…という事である。
出たら確実にチェックする…という方が居られたら、次回発売の折りにはお教え頂けないだろうか?


2002年08月10日(土) レバカツ

昨夜は久々なところに食いに行ったので、レバカツを期待したのですが、
ありませんでした。

ちっ!

自分で作るしかないのか…。

***

羊様>
 足、大事無くて何よりでした。
 んで、結局昨日は、どれくらい出たのでしょう?

***

えほん館、とりあえず第一弾分を作業しました。
イマイチまとめて時間が取れないので、切れ切れで作業してます。
ので、出来たところから順次upになっています。
まだの分は、また追って作業しますんで、もうしばしお待ちください。

***

えほん館、コラムまでなんとかupしました。
まだ、入れなアカンのですが、もう、ちょっと時間切れっぽいです…。

***

しかし… カケルの外伝っすか…。
メフィスト… 買い・かなぁ…。
それひとつのために買うには、あまりにコストパフォーマンスが悪いけど、
確かに待っていたらいつ読めるか解らん。
こないだのブ厚いのも、結局買ってないし…。

***

本日読了の漫画

・竹中泉「ねこめ〜わく …ようやく3!」宙出版[ミッシィコミックス]

 新キャラ登場である。
 って言われたって、読んでない人にはさっぱりである。
 が、このオスカ・ヨーリス、にこやかな髭面が、某○るとのAたんそっくり(爆)
 んで、桃缶ネタとかあったりして、どうもこう… じたじたしながら読んでたのでござります。

 と、わからない人にはますますさっぱりな感想など書いてお終い!(おい)

***

こゆクーラーも無いクソ暑い中で、タイムスリップのあ〜んにゅいででか〜だんな音楽に
と〜っぷりと浸かってたゆたっている私って、既にヤバいと思います?

もう、汗も揮発して流れもしない身体も脳味噌も溶けてずるずると流れ出しそうな
ねと〜っとした空気の中で甲高くかすれそうな声の奇怪な歌詞をぼーっと聞いていると、
なんとか動いていられる気がするのが不思議です。

胃が死んでる時に、天一のラーメンやら王将の餃子やらやたらニンニク系の食い物に
走る事といい、やっぱり神経がどっか逝っちゃってるのかもしれません。

はっきり言ってここはもう別世界なのだろうと思います。

***

という訳で、レバカツ食って(えぇえぇ、作りましたとも!)花火を見ました。


2002年08月09日(金) 血が足りねぇぇぇ!

一晩寝たら直ると思っていたのですが、まだ体調不良気味です。
今日も一日寝てたいけど… 仕事があぁぁぁぁぁぁぁぁ、作業があぁぁぁぁぁ!

***

イベント合同誌「木乃伊荘」が、本日いよいよ発売です。
ビッグサイト、東地区「ル」23b(ももも本舗様)にて初売り。
万一、ここ見てて、これから行かれる…という方が居られましたら、
是非手に取って見てやってくださいませ。

***

dree様から、狂暴な暑中見舞いが舞い込みました。
きょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!(叫)
あーた、またこんなネタしてたのね(笑)

だって、
猫なんですけどね、鈴なんて可愛らしいもん無くて、
引っ掻かないでいきなり喰いついて来るらしいんです。

だから、軽〜く緊縛(笑)気味。
しかし、あんな細い綱じゃ、あっという間に引き千切っちゃうでしょうに。


だって、サンジやし…(苦笑)

という訳で、素敵な暑中見舞いup致しましたので、皆様も……(あはは)

【トップ → 創造する風景 → 頂いた作品集】

***

さてさて、こういうネタを見ていると、結構そそられるものがあるんですが、
体調のせいか今回は、ちょっと思考がずっこけましたね〜。
いや、見てて思ったのよ。

「喰いつかせろ〜!」

なんだかんだ言って、夏バテ気味なんでしょう。
最近、口当たりの良いもんばっか喰ってたみたいで、
唐突に、無性に、レバカツなど喰いたくなってしまいました。

血が足りねぇぇぇ! 肉ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!

てな、感じです。

***

あぁ、お昼だ…。
どれくらいもらわれて行ったんだろう…、あの子たち…。
なにせ、デビュー作だもんなぁ…。

やっぱ、ちっとは気になります。


2002年08月08日(木) シリアル

輸入品のシリアルってヤツを、初めて食ってみた。
原産国はスイス。

皿に出してみると、鳥(鳩とか)だかリスだかの餌みたいだ。
白っぽくて粒が小さくて、穀類をそのまま潰して乾燥させました…といった風。
小さな器の真ん中に、小さな山。
周りは牛乳の海。
砂糖は無し、蜂蜜も無し、メイプルシロップも無し。

ひとくち口に運んで租借する。
想像以上の噛み堪え。
こんなに少ないのに、顎が疲れる。
普段柔いモノしか食ってないんだなぁ…と、改めて。

時節柄というか、輸入食品にはいささかに怖い印象もあるが、
暫くハマってみるか…という気もする。

しかしこうやって見ると、日本のシリアル(コーンフレークとか)って異様に食いやすいのな。
柔らかいし、甘いし、そもそも皿いっぱい食わないと満腹しない。
同じシリアルなのに「げんこつ」と「ふわふわ煎餅」くらいの落差がある。
こういうのでないと売れない日本ってのも、どうなのかなぁ…と思ってみたり。

このスイス産シリアル、健康の為なんです…とかだとカッコ良いんだろうけど、
単にコストパフォーマンスが良いから買ったに過ぎない処が、ちょっと悲しい。
玄米も白米より安いから、だったりする。
だがまぁ理由はともあれ、これでこのクソ暑い夏が乗り切れるのなら、一石二鳥と思おう。

***

また、えほん館をやらずに別の事をしている。
怒られそうだ…(汗)

***

アカン… 久々に描いたら、頭痛が…。
怒られたの…か?


2002年08月07日(水) 諦めが早い?

エアコンはまだ付きません。

とか言いつつ、自分が実は物凄く面倒くさがりかつ諦めやすい人間らしいと、つくづく。
環境が劣悪化しようとも、その解決に(自分にとって)多大な労力(金とか交渉とか)が
必要な場合、あっさり諦めてそれを受け入れてしまう傾向があるらしい。

エアコンもねぇ、何だかもういろいろと面倒くさいっす。
今年は結局今の今まで使えなかったんだし、今さらもっともっと(続くというのはあっても)
(これ以上に)暑くなるというのは無さそうで、今まで我慢できたんだから
そのまま我慢継続すれば良いと思うだけ。
つか、慣れたらそんなもんだと思ってしまえる自分が見える。
そりゃ同居人は悲惨だろうけど、それが嫌なら自分で解決してくれ。

そう言えば昔、洗面所でもお湯が出る処に住んでて、引っ越したらお風呂以外は
お湯も出ない様な環境だった、というのがある。
人間は生活レベルをなかなか落せない…とか言うけれど、別にそのままで平気だったなぁ。
結局、キッチンに湯沸かし器すら付けなかった。

と考えて、例えばPCが使えない…とか、ネットに繋げない…とかな事態が来たとしても、
その解決が(自分的に)すげぇ面倒な場合には、さっさと諦めてしまいそうな気がする。
凄い依存症だと思ってたけど、それに徹底的に執着する訳では無いようだ。
きっとまた、全然タイプの違う物に依存して行くんだろうけどね。

***

朝からメールサーバが死んでました。
10時過ぎに復旧した様ですが、昨夜の何時頃から駄目だったのか判りません。
もし昨夜から今朝にかけてメールした…という方が居られましたら、
届いて居りませんので再送して頂けると有り難いです。
申し訳ありません。

***

えほん館機関紙到着。
さて、やらなければ、うん。


2002年08月06日(火) 超怒級鳶に油揚げ

コーンフレークのケロッグのキャラクターの中に、虎のキャラクターが居る。
この虎が、青い鼻なんですよ。
で、名前がトニー・ザ・タイガー。

あの青っ鼻のトナカイ、トニートニー・チョッパーって、実はこの虎が原型だったの?

***

エアコンが、結局ブッ壊れている事が判明したので、買い替える事になった。
が、工事の人間が来て、ある諸事情で工事を拒否される…。

電話をする。
電話をする。
問い合わせをする。
また電話をする。
お願いをされる。
お願いをする。
断固として拒否される。
現在、電話待ち中。

新しいエアコンは、目の前で持ち帰られた…。
予備知識が無かったこっちも悪いけどな、それにしても…。

そしてこのクソ猛暑の中、今日も扇風機ひとつで暮らしてるさ。
だからさ、

暑くて頭回らねーえんだから、いろいろ考えさせるなよ!
エアコンガンガンに効いた処に居る人間がやってくれ〜!

暑゛い!!!!

***

錨様>
 萌えっすか。んで、同盟を!?
 しかし、参加者掲示板くらいあると、見ても楽しいなぁ。
 って、賛同者以外は楽しくなくて良いって?(苦笑) 


2002年08月05日(月) おっさんが好みなんや!

大型白物家電の検討の為に、大量のカタログを集める。
しかし、検討は2〜3日で終了し、厚さ4cmはあろうかというそのカタログの束は、
右から左にゴミになる。
その性格故に全てフルカラー上質紙のカタログが、こうしてあっさり捨てられて行く…、
それを何だかなぁ…と思いつつ、しかしどうする事も出来きない。

そもそもこのカタログというやつ、新製品が出ると総入れ替えにするから、
その時点で誰も貰っていかなかった分も、全部捨てられちゃうんだよね。
店頭に並んでいただけで、結局誰にも見てもらえないままに捨てられてしまうカタログが、
毎年どれくらい発生するのか… それを考えると頭が痛い。

フルカラー上質紙じゃなくて良いから、スペックの一覧だけのカタログって無いのかな?
でも、そんなんじゃ、やっぱり売れないんだろうなぁ…。

***

いやその、環境問題とかの方がそもそも問題なんだけど、そゆ話より、
最近周囲に紙に関っている人が多いから、尚更思ったのかもね。
一枚50円の紙を使えば200部で一万円…、厳しいよ〜!
という様な話を聞くようになるとねぇ…。

***

昨日、鉄腕ダッシュ見ていて、しみじみ、ぐっさんて格好良いよなぁ…と呟いてると、
おっさんやん! という突っ込みが入った。

そらおっさんや、私ゃ、おっさんが好みなんや!

頭にタオルで冷や麦を打つ、最近とみにおっさん度が増したぐっさん、
大好きです!(腐)


2002年08月04日(日) 超私信:お誕生日おめでとう!

ただただ、あなたという存在がこの世に生を受け、私との糸が交わり、
それに依って今の私が存在し得る故、その感謝を告げる日。

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キリ番履歴に2万ヒットのりささんと、前後賞のうっかり王様のお名前を登録致しました。

***

本日読了の本(再読)

・笠井潔「熾天使の夏」講談社

 カケル第ゼロ作である本書の、何度目の再読であろうか?
 何度読み返しても消化(或は昇華)できずにいる作品である。
 しかし今回、これは消化すべきものでは無い(又はする必要が無い)のではないか…
 という想いを抱き始めた。
 読む度に、捉え方が、感じるものが違って来る。
 それは自分自身の変化の投影であり、カケルが直観する想念を“今”どう捉えるか…という事が、
 自分の変化の具現であり、確認でもある… そんな気がした。

 初めて読んだ時、異様な高揚感の中で、しかし説明された「革命」の観念すら理解できなかった。
 次に読んだ時、彼はその想念の果てで実際に死んだのだろうと感じた。
 そして今回、その想念は一種の自己満足にしか見えなかった。
 死んではならない! 生き伸びてその重みを背負え! と、思い続けた。

 前回からの間で、そこで言うところの「革命」の意味は多少なりと理解できる様になったと思う。
 しかし、そこから逃走してしまった者が、独り特権的な死を遂行する…
 という成り行きには納得が行かない。

 「すべてよし」は、まだ遠い。
 カケルは、自分はどこに向かうのか、それを確かめるためにも、また再読するのだろう。

+++

いつも思うのだが、この本、夏場読むなら猛暑のうだる暑さの中で読みたい。
けれど、昼間はまとめて時間が取れないし、いろいろと気が散って集中できない。
仕方が無いので夜中読む事になるのだが、夜中は結構涼しく快適なのだ。
汗だくで読書…というのはどうかと思うけれど、やはり過酷な環境で読んでみたい本である。


2002年08月03日(土) 2万ヒット達成!

多分、今日明日くらいには、2万ヒットを通過するんじゃないかと思います。
踏んだ〜! という方、是非是非申告してくださいませ。
んで、ニアミスの方も、良かったら教えてくださいね。

***

白馬旅行記、結局「舌鼓の白馬旅行記」に変更してしまいました。
んでもって、3日目(最終日)もupしましま。
ネタ的には、帰りが一番面白かったと、個人的には思ってます。
まぁ、無事に帰れたから…ですけれどね(汗)

という訳で、「舌鼓の白馬旅行記」完結です。

【トップ → 漂泊する風景 → 舌鼓の白馬旅行記 終】

***

本日夕刻、2万ヒットを達成致しました。
2万ヒットのキリ番は、りささんが踏んでくださいました。
そして19999と20001の前後賞を、うっかり王様が踏んでくださいました。

お二人方とも、おめでとうございます&ありがとうございます!!!

サイトオープンが1999年8月8日ですので、ちょうど3年で2万ヒットという事になります。
この3年間の間に、いろいろな事がありましたけれど、いつもこのサイトを訪れてくださる
多くの方々のお影で、多様な方向に変化し、また充実して来れたと思います。
何度と無くサイト閉鎖も考えました。
でもその度に、みなさんからの暖かいお言葉、新しい目線の示唆、そういったものを頂き、
模索しつつ、ここまで続けてこられたと思っています。

みなさん、本当にありがとうございます。
そしてこれからも、黄昏の点景をよろしくお願いいたします。


2002年08月02日(金) 旅行記2日目

時々筋違いのお問合わせが舞い込みます。
筋違いなだけあって、自分の名前も書いていなかったりします。
あまり無視してもおけない内容なので、丁寧にお返事もするのですが、
決まってその後のご報告とか、絶対にありません。
至極一般人で、普通に生活してて、子供さんも居るみたいな事を書いてたりするんですが、
どうしてこう、ネットの上だと非常識になるのでしょう?

***

えぇと、気紛れでまたチャットを再開しました。
今度のは5行チャットです(おい)
中入っても5行しかありません。
管理人でも5行しか見られません。
挙げ句、入退室メッセージが必ず出るので、実質4行しかログが残りません。
時間差チャットにも、伝言板にも使えない感じですが、
「驢馬の耳!」とか叫ぶのにはちょうど良いかもしれません。
あまりイマイチだったら、また消しちゃうかもです。

***

白馬旅行記、2日目後半もupしました。
書いてる途中でいろいろ思い出して、2日目前半も加筆していますので、
前半は読んだ…という人も、も一回前半から読み直してくださいまし。
申し訳ないっす。

しかし…書いててタイトルを「舌鼓の白馬旅行記」に変更したくなってしまった(苦笑)

【トップ → 漂泊する風景 → 焼け焦げ白馬旅行記 2】

***

蜂様>金魚、可愛ぇです〜 (^^)


2002年08月01日(木) 二ノ丑

暑いです。
気温はそんなでも無いのですが、薄曇りで湿度が高いせいかもしれません。
ぼちぼち雨が来るのかなぁ…。

***

旅行記トップの壁紙など、ちょっと替えてみました。
んな事してないで、さっさと旅行記の続きを書きなはれ!
というお叱りを受けそうですが…。
(こそこそ)

***

二ノ丑というのをご存じだろうか?
夏の土用の間に2回目の丑の日が回って来る、その日を二ノ丑と言うらしい。
で、今年は今日がその二ノ丑なのだそうな。

という訳で、本日は鰻を食す。

***

旅行記、2日目が書いても書いても終わらーん!
という訳で、前半っつー事でupしちゃいました。

2日目前半です!

【トップ → 漂泊する風景 → 焼け焦げ白馬旅行記】

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飯時「鰻はこの間食ったばかりだ…」という声。
当たり前だ。
二ノ丑なんだから、12日前に食ったのに決まっている。


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