一日後記

2008年04月29日(火) 家の鍵。

拙宅の場合、普段(1階にいる義両親が在宅の場合)は
玄関の鍵が開けっぱなしのことが多い。
よって近所に買物に出たりする時など、私自身鍵を持つという
意識が薄れてしまった。

たまにそれが仇となることがあるわけで。

いつものように車で15分ほど離れた場所で買物を済ませ
帰宅してみれば義両親は外出中のようで、玄関には鍵。
自転車はあるから、電車で出かけたんだなと思いつつ
いつも持っているバッグを覗くと
底の方に鍵と一緒につけているマグライトが見えた。

家やら実家やらその他諸々で7本あるはずのそれを
わしと掴むと“じゃらっ”とする感覚が感じられない。
出てきたのはカラビナが壊れて外れたマグライトだけ。

“鍵は?”と思いながら、ハッとした。
昨日珍しく違うバッグを使ってそっちに移したまま、戻した記憶がない。

おそらく電車で出かけたであろう義両親が
30分以内に帰ってくる可能性はほとんどなく
仕方がないので勤務中の相方に電話をし、車で鍵を借りに行った。

実は今朝も相方の勤務先まで車で1度往復しており
鍵を借りに行ったり、必要上その後返しに行ったりで今日1日で3往復。


おまけに買ったものの中には冷凍の牡蠣1kg。
家に入れた頃にはほぼ半解凍に近い状態になってしまったため
こっちは全部解凍してオイル漬けにする。




こんなことでもなけりゃ

牡蠣1kgのオイル漬けなんて作らないと思う。







2008年04月22日(火) 是か非か。

どうなるんだろうと思っていた
“自転車の3人乗り”(親+幼児2人)の是非は

“3人乗りでも安定した走行のできる
 自転車の開発を前提に容認を検討している。”
ということになったらしい。

・・・で、現段階ではどっちなの?と。

私は今のところ3人乗りのお母さんを警察官が注意している
場面というのを見たことがない。
(警察官の前をスルーしている場面は日常茶飯事)
そう考えると実際、余程のことがない限り
黙認しているのが現状らしい。

だったらせめて、子供の安全を考えるならば
ただ黙認するのではなく
“幼児のヘルメット義務化”とか
“ワイドスタンドの義務化”くらいあってもいいのではないだろうか。


子供がいない私でも、確かに子供2人育てるのはとても大変だと思うし
ママチャリに幼児2人乗せたくなる気持ちも分からないではない。

が。

やはり危ないのも事実なので
是非を問われれば私は“非”の考えである。



そういえば今日、ものすごくびっくりした3人乗りがいた。
少しふらつくハンドルで片側1車線の車道を逆走した挙句に赤信号を横断
そのまま人の間を縫うように商店街に消えたお母さん。
ちなみに子供の頭にヘルメットはなかった。

こういうのは論外だと思う。





2008年04月17日(木) 糠床再生中。

先日冬眠から覚めたら、ひどく酸っぱくなっていた糠床。
あれから何とかならないものかとひたすらお手入れしていたが
どうにもこの酸っぱさ、このままでは止められそうにない。

一応“ぬかみそからし”というものが家にあるにはあるけれど
酵母という余計なものが入っていて、使うのに躊躇する。
発酵過多になっている糠床に酵母を足しても意味がなさそうな気がするし
ここは昔ながらに和辛子粉でいこうと、思ったのだ が。
近所のスーパーには和辛子粉がなく、車で20分ほど行った
業務用食材を扱うお店で500gのものを購入。
暫く和辛子に困ることはないだろう
…もっとも、和辛子を使う料理など私のレパートリーにはない。

結局1/3ほどを捨て、新しい糠とお塩(共に適当)
和辛子粉を半カップくらいと卵の殻かれこれ7〜8個を加え
毎日“おいしくなりますように”と願いながらお手入れすること約1週間。
一応その間捨て漬けして、昨日はキュウリと半割のカブを漬けてみたら
カブはちょっと漬かっている程度に対し、キュウリはしょっぱい。
それぞれ違うとはいえ共通で困ったのは“糠床の風味がしない”ということ。


これはもう少しご機嫌伺いをしないといけないようである。






全然関係ないけれど、小さいサボテンを買った。

雑貨屋さんの店先で気になりつつ一度素通りしたものの、翌日も残ってたので、購入。












2008年04月14日(月) 春の終わり。

春に花咲くものは数あれど
私は梅が咲き始めると春が来たと思い、ソメイヨシノが散り
ふわふわとした八重桜の類が満開のこの時期になってくると
春も終わりだなぁと思う。





ピンク系の桜もきれいだけれど、個人的に好きなのは薄緑色の八重桜。

写真は“鬱金(うこん)”。

他に“御衣黄(ぎょいこう)”というもっと緑色の濃いものもある。

地味な感じは否めないが、そこが奥ゆかしい感じがして何ともいえず好き。






ふと足元を見たら、日本タンポポ。

これもこの時期見つけると何故か嬉しくなる。



4/15訂正:1枚目の桜があとで調べてみたら“鬱金”でしたので、訂正。



2008年04月13日(日) 猪ブランチ。

ぼたん鍋にしようと思っていた先日の猪肉の半量が
よくよく見てみたらやはり6mmほどのスライスになっていた。
これじゃお鍋にするには身が厚すぎるし
かといってどうしようとネットで検索をかけていたら
“猪ミンチのミートソース”というのがあったので
それを参考に日曜日のブランチ。

ただミンチにしてしまうのは折角のお肉の食感が勿体無い気がして
1cm弱ほどの角切りにすることにした。
(実は挽肉って歯ごたえがないから
 あまり好きではないというのもあるのだけれど)





猪とアスパラのパスタ。

タイトルを“ジビエ料理”にでもしようと思ったが

そんな小洒落た名前にすると、何か照れくさい。








2008年04月11日(金) しょうろごはん。

先日、猪肉と共にもうひとつ
私にとってはとっても懐かしいもののお裾分けが。
(正直こちらの方が興奮したくらい)

子供の頃、春休みに母方の実家近くにある松林で
親戚皆で採るのが恒例行事だった“松露”という茸。
炊き込みご飯にしたり、お吸い物の実にしたりすることが多かった。
ただいつしかそこでは数が少なくなったこと
とても珍しい茸だと知ったのは割と最近で
大人になった今『食べたいな』と思っても手に入らなかった。
(通販であるにはあったが思いのほか高くて躊躇したまま)


傷むのが早い茸だから、もらった時にはスライスされ
味付けもされていたとはいえ松露は松露。
いつもより丁寧におダシを引いて、ありがたくいただいた。

・・・んー!





実に20数年ぶり♪





2008年04月07日(月) 共食い。

一週間ほど前に母方の叔父と電話で話していた時
会話の中で『猪一頭を捌いている』と言う。
何でも知り合いから60kgあるメスの猪を1頭もらい
車に積んで帰宅し、今捌いている最中だとか。

・・・猪??


もっとも昔から器用であったから、猪という言葉に驚きこそしても
『叔父さんなら捌いちゃうかも』程度にしか思わなかった。
しかしどうやって捌くんだろうとか
そんな話をすること小一時間。


昨日、その猪肉のお裾分けをいただいた。
早速お肉の端を塩コショウだけで味付けして
焼いたものを試食してみたが、臭みはないとはいえ脂が強く
少し何かが物足りない感じ。
ぼたん鍋にするにはお肉の厚さがあり(6mmほど)
暫しうーんと考えた結果がこれ。





半量を味噌ダレに少し漬け込み、フライパンでじっくりじっくり焼き目をつけ

一口大に切ってからご飯にのせれば、猪丼のできあがり。

豚に比べると硬かったが味がしっかりしていて、おいしかった。

あとの半量(塊)は自分でスライスして、お鍋にでもしようと思う。

ちなみに私、亥年でございまする。










2008年04月06日(日) そろそろ。

都内の桜は散り始めて桜吹雪となる中
見納めにと秩父の清雲寺へ。
去年も見に行ったのだが、あいにく時期が少し遅く
ちらほら葉桜になりかけていた。

昨日見た般若院の枝垂桜は一本だったが
こちらの方は何本もあるため、迫力がある。




すごい人出で頭を映しこまないように一苦労。







隣の若御子神社から遊歩道を登って見るとこんな感じ。

花火が一箇所に何発も上っているようにも見える。



急用で秩父から実家までの車中(多少渋滞していたせいか)
山の中にぽつぽつ咲いている山桜や
民家の花々が特に目に留まった。

茶色ばかりの季節から一転
梅から桜のこの時期が一番山里が華やかに感じる。





2008年04月05日(土) 抽斗。

考えても仕方のないことをそのまま思い出すことがなければ
どんなに楽だろうと感じることが時々ある。
しかしそうはいかないのが実際のところで
普段きっちり閉めてあるはずの心の抽斗が緩み
いつの間にか中身がはみ出ていたりする。


…そこで天気につられ気分転換も兼ねて一人ドライブ。
ちなみにこういう時は大抵パターンがあり
曇天なら自転車、雨なら小一時間はトイレか台所掃除をする。





左:茨城県竜ヶ崎市にある般若院。ぱっと見は普通のお寺。

右:本堂裏にある樹齢400年のエドヒガンザクラ。

花よりも幹の形がとても印象的で、大人一人が昼寝できそうな感じ。



何だかんだ言っても結局はここに来てしまうわけなのだが。




いつもの海。しばらく経って心が落ち着いた頃に

はみ出た中身をどこかの抽斗にしまいこむ。

そして、忘れたふりをする。










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