一日後記

2007年07月31日(火) 紙風船。

先日の選挙にて。
日原へ行く前に投票を済ませた時、ふと気がついたこと。

投票箱の前に鎮座まします立会人の方々。
この辺だけなのかどうかは分からないけれど
(実父に尋ねたら『こっちはンなもの置いてないよ』とのこと)
それぞれ目の前に膨らませた紙風船が1個づつ。

あれ、何のためにあるんだろう。

一説には“有権者が子供連れの時、子供にあげる”というのもあったが
残念ながら今までそのような光景を見たことがなく。
私が子供の頃、両親は一度たりとも
投票所の中まで連れて行ってくれなかったので
道中色々と考えてみた。

●『花などの飾りの代わりとして。』
 一番最初に浮かんだのがコレ。
 しかしだとしてもじーっと投票を見守る立会人の前に
 紙風船はやはりおかしい。
 途中で気分転換に紙風船を弄び始めたら立会人の意味がないし。
 怪しい動きをした人がいたら、すかさずそれを上から叩き潰すとか
 ・・・それじゃまるでクイズの解答者だ。

●『立会人の記念品』
 10回立会人になれば、家には10個の紙風船があり
 ひときわ大きい紙風船が進呈される。
 私は別に欲しくないけれど、もしかしたらそういう
 コレクターがいるかもしれない。

●『風向きを見る』
 ・・・何のために?


最後の方はもうほとんど投げやりである。
結局未だにその紙風船の謎は解けないままだ。
聞いてみようかとも思ったが、あの場所で
『あの紙風船は何であるんですか?』とはちょっと訊ねづらい。






2007年07月29日(日) 巨大冷蔵庫。

朝から蒸し暑く、朝食にゼリーしか食べられなかった私を見かね
相方から日原鍾乳洞へ行こうとの提案。
家を出たのが昼過ぎだったため、着いたのが15:30頃で
車を降りると山の空気がひんやりして心地いい。

冷気がもやもやと流れ出る入口にわくわくしながら進んだ、相方の第一声。




「寒っ!!」

気温8℃。私は寒いのに強い方なので、逆に生き生きしはじめる。


背中には冷たい水滴が落ちてきたり、足元は水溜りがあったり
かといって下ばかりを見ていると頭が岩にぶつかりそうになる。
鍾乳石を見るより、洞窟探検といった感じか。




中にはこんな開けた場所も。(写真は画像ソフトで少し加工したが実際はもっと暗い)

ぼんやりと“ここでアコースティックライブやったら面白そう”と思った。


たまたま人が少ない時間だったせいか、水琴窟の音も堪能できたし
中もゆっくり見ることができ、1時間ほど経過した頃には
冷えた体に久々感じた空腹感。
立ち寄った日帰り温泉で今までの食欲不振が嘘のように
カレーをぱくついていた。


※夏休みとあって子供もいたのだけれど、洞内の階段などは特に滑りやすく
 大人でも注意が必要だと思う。
 私達の前を歩いていたご家族のうち、4〜5歳くらいの子が
 滑り落ちて泣いていた。大きなケガもなさそうだったのが幸い。



2007年07月27日(金) ひえええええ!

朝、土手の上で川を見ながらの散歩中
ふと足下を見てみたら50cmくらいのヘビがすぐそこで
草むらから鎌首をもたげていた。

この辺りにヘビがいることは知っていたけれど
いざ目の当たりにすると一瞬息が止まる。
走って逃げると追いかけられそうな気がしたので
ヘビの様子を窺いながら、後ろ向きでそろそろと逃げた。


そういえば上流の方からマムシが流れてくると
聞いたことがあったっけ。(苦笑)



2007年07月26日(木) 雑記。

■毎年のことなのだが、この時期食欲がどうしても落ちる。
 18:00現在、今日食べたものといえば
 ご飯軽く1膳に納豆、野菜ジュースにお茶たくさん。
 夕食は元々あまり食べない方なので、おそらく今日はこれで終わり。
 これでも起き抜けに2時間以上歩けるから不思議である。
 (どんだけ溜め込んでンだというハナシでもあるけれど)

■髪を切った。
 ただ来月お盆に法事があるので、その前にまた来ようと思っていたのに
 『じゃぁその日ちょうどいいくらいに切りましょう』
 といういつもの美容師さんの提案。
 暑いしと同意した私も悪いのだが、結果案の定切りすぎた。
 朝、洗面台の鏡越しにサル顔の相方が私を見て一言。
 『あ!サルが一匹いる!』

■1週間ほど前に出会った犬。
 夜で場所も少し暗がりだったため
 最初は子犬か何かの小型犬と思っていたが、どうも様子がおかしい。
 散歩するでもなく、飼い主さんは自転車の籠から降ろした犬を
 ずっと傍で見守るだけ。リードもつけておらず犬もあまり動かない。
 暫くは車中から見ていたものの好奇心から声をかけてみたところ
 糖尿病で目も耳もダメになり、歩くことはできても
 走ることはできないそうで、1日2本のインシュリン注射が必要とか。
 
 なるほどよく見れば目の中央は白濁しており
 体は注射のための毛刈りが痛々しい。
 飼い主さんから聞くまで、ポメラニアンとは気付かなかった。

■土手を歩いていると、結構色々な生き物がいるものだなと思う。
 同じ土手でも自転車の時とそうでない時の道が違うので
 今まで全く気付かなかった。
 視界の端で何かもそもそ動いているなと思ったら
 数え切れないくらいたくさんの小さいカニだったし
 川に棒きれが流れていると思ったら
 子ガモを連れた親ガモだったりする。

■目覚まし代わりにケータイを枕元に置いている。
 昨夜ハッと気付いたらどこかにメールしようとしていた。
 電話じゃなくて良かったが
 それにしても寝ぼけるにもほどがある。



 



2007年07月25日(水) ひきつり笑い。

先日のこと。
2年前挙げた従兄弟の結婚式の写真をもらった直後
友人にそれを見せたら“キレイに撮れてたね”という感想が。

これにはびっくりした。というより、本気で照れた。

あまり写真を撮られるのは苦手なのだ。
特にこういう記念写真の類はカメラのレンズを見ながら
にっこり微笑んだ方がいいわけだから、尚更。
(微笑まずともいいのだろうけれど、やはり後で見て
 気持ちがいいのは笑っている写真だと思う。
 
 余談だが私らの結婚した時の集合写真、義弟のお嫁サン以外
 相方の家族は皆笑っていない。
 比べて私の家族はえらくニコニコしていたので
 後日実母が『ウチが、おバカみたいに見えるわね』と笑っていた。)

実母も妹も、コピーと言われる実父でさえ
とても自然に微笑んで写真に写るのに
どういうわけだか、私の場合カメラの前では
ひきつったような笑顔になる。


大口開けて笑うことは得意でも、微笑むことができない。
だからあまり旅先でも自分の写真を撮ってもらうことはないし
撮ったとしても、カメラを見ているものは少ない。
大抵どこかそっぽを向いているか、後姿。


ちなみに数少ない“私が写っている写真”の中で
一番気に入っているのは、やはり、そっぽを向いている。







2007年07月19日(木) 密度。

ここのところ、海だの山だのといった場所に行くことが多くなったせいか
すっかり“街中の人ごみ”には縁遠くなってしまった。
もっとも元々そういう場所はあまり好きではなかったので
行かなくとも構わないのだが、たまには行かなきゃいけない時もある。

買い物のために山手線沿線のデパートに出たのなんて実に5ヶ月ぶり。
せっかく3時間分の駐車料金が無料なのだから
ちょっとウィンドウショッピングでもと思ったのだが
・・・目的のものを買い終え、本を買うために
地下まで降りる途中の化粧品売り場の匂いで気力が萎えた。


平日の昼間だから、それでも人は少なかった方だろうが
いつの間にやら人ごみ嫌いに拍車がかかっていたようである。


結局1時間少々でデパート脱出。





2007年07月16日(月) 今日のうちに。

早朝に散歩をしていたら、隅田川横の歩道はもうすぐで
水浸しになりそうだったし(立ち入り禁止部分は10cmほどあふれていた)
荒川横のゴルフコースはあちこちが池で
おそらくプレーはできないであろう様子だった台風の翌日。
ふと空を見上げれば、雲の切れ間に青空が見えた。

やっぱり、行っちゃおうかな。
そう思って向かったのは犬吠埼灯台なのだが、その前に
近くの飯岡灯台に少し寄り道。




14:30頃。この時はまだ晴れていた。


そこから犬吠埼灯台に向かうと、あいにく灯台は強風で閉鎖。
でも見たかったのは灯台ではなく、その下の岩場での




・・・高潮の波飛沫。ちなみに15:00頃にはもうどんより。

(すみません。不謹慎かもしれませんが こういう時でないと見られないのでお許し下さいませ)


少し離れたところでは4m近くの白い壁が繰り返し立ち上がり
足下ぎりぎりのところまで砕けたそれが押し寄せてくる。
音も、波の音より風の音といった方が近い気がする。
それに時折混じる ものが衝突したような音。

この音はよくよく聞くと少し怖い。
背筋がぞくりとしたのは、冷たい海風のせいだけではないように思う。
















2007年07月13日(金) カバー曲。

どうも気になるCDがある。

the popular music ~筒美京平トリビュート~

この中で秋川雅史が歌う“ 飛んでイスタンブール Homme”。
(Hommeはこの際目をつぶろう)

庄野真代が歌っていたもののイメージが強いせいか
どうしても秋川雅史の声と曲のイメージが湧いてこない。
ただ他は何となく想像がつくので、買いたいと思うほどでもなく。


カバーのコンピレーションCDは意外性の多いものの方が
購買欲をそそられる気がするのは、私だけだろうか。





2007年07月10日(火) 3連打。

朝、食パンを切らしていたことを思い出し
散歩の帰り、たまに寄るコンビニの入口で

ゴゥンッ!!

自動ドアと勘違いしてドアに激突。
(あまりに恥ずかしくてそのまま何も買わず、走るように逃げた)


昼、クローゼットを整理している最中
上の段の扉を開けたままだったのをすっかり忘れ

ガッ!!

下を見たまま立ち上がりかけて、後頭部強打。
その際『痛っ!』と叫んでしまったのをたまたま階下の義母に聞かれ
『○○○さん(私)、大丈夫ー?』。
涙目になりながら『大丈夫でーす!』。


車で出かけた後、駐車場に戻ってきて
無意識に右手はパワーウィンドウのスイッチへ。
さてバックしようと顔を出そうとして

ゴン!!

開けていたのは右後部の窓。
そして運転席の窓に残ったおでこのアブラとファンデが
少し虚しさを駆り立てる。


しっかりしろー!私ー!








2007年07月06日(金) 雑記。

■深夜、片側2車線の道路にて。
 いつも通り慣れている道なのに、何か視界に違和感を感じ
 ふと反対車線を見てみると
 端の車線をひたすらバックで走るタクシーが。
 こちらと同じくらいの速度だったので
 一瞬何がおかしいのか気付かなかった。

■もうひとつ、片側2車線の橋の上にて。
 少し渋滞していた道の先に見えたのは“水道工事中”の大きい看板。
 『工事かー。だから混んでンのかな。』と
 車線変更しようとウィンカーを出しかけてハッとなる。
 ・・・ここ、橋の上だったっけ。
 (看板はトラックで運搬中)

■今借りている駐車場にて。
 斜め後ろのピッカピカの高級ワンボックスカーで
 車上生活をしているとおぼしき方がいる。
 (いつ行っても中に人の影は見えるし、チラリと生活用品も。
  先日はお風呂セットを持って車から出てきた。)
 50代くらいの日本人男性と中近東っぽい外国人男性だったのだが
 最近その外国人男性の姿が見えなくなり
 代わりにやはり50代くらいの日本人男性が。
 何があったんだろう。

■朝、カラスがつついたと思われるゴミ袋から大量の髪の毛が見えて 
 一瞬立ちすくんでしまった。
 単なる“美容室のゴミ”とはいえ
 ゴミ袋から髪の毛が見えると、中に死体でも入っていそうで
 かなりドキドキする。






2007年07月01日(日) 見納め。

少し前に相方とホタルの話をしていたところ
『子供の頃にどこかで見たかもしれないけれど、憶えてない』という。
父方も母方も下町生まれの下町育ちとあれば
見る機会も少なかったのかもしれない。
(私は茨城の母方の実家で見ていた記憶がある)

だんだん『いいなぁ』と連発する彼に根負けし
以前私が知人に連れてきてもらった場所へ行くことにした。
近くには一応ホタルが見られる施設があるにはあるが
2日やら3日やらという短すぎる“期間限定”に外れていたし
何より自然に近い場所で見られる方がいい。

拙宅から片道100km少々を車で走っていると
途中、ポツポツと雨がフロントガラスを叩きはじめては止まる。
雨が降ってはホタルも光らない。
それに時期としてもそろそろゲンジボタルは終わりのはずで
見られればいいなと思いながら、ハンドルを握っていた。


幸い、ピークをだいぶ過ぎたとはいえホタルはまだ光っていて
初めて見た(らしい)相方は喜んでいた。
こっちはハンドル握りっぱなしだったけれど
まぁ喜んでくれたならいいかと少し苦笑。




デジカメを持っていたので撮ってみた。 が・・・

わっかりづらーい!!!(左上)



その後夕食を摂り、日帰り温泉に浸かって出てきたら22:10。
翌朝早起きの相方を考えると、なるべく早く帰らなきゃいけないが
帰りに運転を頼もうと思った相方が運転するとどうしても遅くなりそうだ。

結局また私が運転することになり、23:40帰宅。



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