明後日の風
DiaryINDEXpastwill


2010年12月27日(月) 【お知らせ】過去の日記をアップしました。

2010年9月19日、20日の日記を遡ってアップしました。


2010年12月12日(日) 10年後の約束

 冬枯れの晴天。
 こちらは「太平洋側デス」、と言わんばかりに、冬の乾燥した空気が広がっている。当然に「さむぅぅ〜」、と身震いするような朝でもある。

 朝のドライブは快調だ。何より景色がいい。だから自然と快調な気分にもなるよね、ということだ。
 甲府盆地に入ると白一色の白峰三山や、「キリッ!、」とした甲斐駒ヶ岳を拝むことができる。

「さあ〜て、登りますか」
友人に声をかけて、山を目指す。
 広々としたダートの林道からはじまる登山道は、少しずつ勾配を増しながら一直線に頂に続いている。中間地点の女岩を過ぎると、岩を巻くように葉の落ちた雑木林の中のつづら折りの急登となり、落葉を踏む、「ザッザッ、」という足音と我々の雑談の声だけが響いていく。

 尾根に出た。

 金峰山が美しい。
 そして深田久弥終焉の地へ。10年ぶりの訪問だ。
 前回は「随分きつい山だなぁ〜」と思ったのだが、今回はそうでもない。暖かい日差しに支えられたのか、とも思うのだが、一方で、この10年の山の経験がそれなりに貢献しているんだろうな、とちょっとだけ自分を褒めたりもする。そういう尺度を、深田久弥が与えてくれている、と思うと、やはりありがたい、という気持ちにもなる。

 細い岩場を辿るように登ると、ほどなく山頂だ。
 振り返ると、雲上の富士が美しい。




 「10年後にまた来ますね」
そんな気持ちになって、茅ヶ岳を後にする。合掌。


2010年12月04日(土) 「いたずら」のおかげ

 初冬。季節はずれの豪雨に強風。
 午前4時。「バリバ〜リ」という音にたたき起こされ、「何事だ?」と思って外を見ると、凄まじい雨。
 雨が終演したら、今度は強風。

 週末は晴れた。
 世の中の塵は全てどこかへ飛んで行ってしまい、「晴天!」と、にんまり空を見上げるほどのお天気。

 こういう時の山は「本当にいい」と決まっている。



 関八州展望台。
「そうそう、富士山も見えるんだ」
と妙に納得。
 新宿のビル群も見えれば、上州方面もしっかり。名前に違わない眺めですね、これは。
 


 強風は、塵だけでなく、高山不動のイチョウの銘木の葉を地面に敷き詰めるといういたずらもしたようです。

 パートナーが作ってくれた塩ラーメンうまかったな、などと思い出しながら、急坂を下山。「すべっちゃだめ」と思うほど「すべる」。これが真理です。


さわ