明後日の風
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2008年12月21日(日) 夕刻の上り列車

日暮れ時になるとめっきり寒くなる。スチーム暖房の熱気が、足元から広がってくる、気動車らしい独特の車内。
「今、流行りの岩盤浴」
とでも言いたくなるような車内。
学生で満杯だった下り列車と違い、上りのこれに乗客はまばらだ。

いつも通り、窓脇にペットボトルのお茶を置いて車窓を見る。列車の旅の僕のお決まりスタイルだ。

列車は関東平野を南下する。




すこし腹が減ってきた。立ち食いそばでも食べようか。


2008年12月20日(土) 肘の心地

 冬晴れの一日。
 山寺の厳しい山容の向こうに、どっしりとした山並みが見える。
 月山だ。
 「ガッサン」
 というこの重量感のある音(オン)が、僕は好きだ。

 空気がすっきりとしているのか、今日は山の輪郭が特に際立っている。

 仙台から仙山線、山形新幹線と乗り継いだ僕は、月山、朝日連峰、そして飯豊連峰と、雪の明峰を独り占めした。
 ゴトゴトとした揺れを、窓枠に置いた肘で感じながら、目の前を名画が流れていく。

 米沢から「牛肉弁当」が列車に運ばれてきた。
 悩むなぁ〜。買おうかなぁ〜。
 列車は「峠」に差しかかる。


2008年12月14日(日) 贅沢ということ

 今日の宮古島は冬模様。生憎の天気を覚悟していたのだが、少し薄日が差してきた。なんとか天気は持ちそうだ。

 昨日は主人と話しながら随分ワインを飲んだ。安ワインだ、と主人は言ったが、ちょっと発泡系の赤ワインは随分するすると喉を通っていった。
「あぁ〜、ふわぁ〜」
と、伸びをしながら、朝のテラスに出る。
 二階にある僕の部屋からは、池間島の海がよく見える。小さいが新しいこの民宿の白いテラスは、コバルトブルーの海を眺めるのには最高だ。 
 
・ この時期にTシャツ一枚でいられることの贅沢。
・ 何もできないという贅沢。
・ だからこそ、いろいろなことを発見できるという贅沢。

 テラスからふと下を見ると、犬がとても気持ち良さそうに寝ていた。



 この寝顔を見たら、この天国の説明はいらない。
 多分、明日もまた、幸福な朝を迎えるに違いない。
 


2008年12月13日(土) なぁ〜まはま


 この海の色は、10年前と変わらない。


 「やはり、日本一の海」と確信。

 10年前、滞在時間切れでやむなく諦めた砂浜。


 今回はたっぷりと時間をとった。
 僕しかいない砂浜がどこまでも続いている。
 長間浜(ながまはま)は、宮古風に「なぁ〜まはま」と呼びたい。
 
 海に入るしかないでしょ。



さわ