星の行方(レックナート視点2プレイ記)
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2002年03月25日(月) 宝物

アレックスが宝探しに協力しろという。
きくまる「面白そうだなあ。やってみようか」
ナナミ「やったー、宝探し、宝捜し!」
ナナミの目が輝いてる。楽しそうだ。良かった。

数々の仕掛けを乗り越え、宝箱を開ける。
すると中には薬草が入っていた。
「薬草なんて!」と怒り出すアレックス。しかし宿に帰るとヒルダさんが倒れていた。
そしてその薬草を与えてみる。と、まるであつらえたかのように効いた。

シンダルの宝とは、いったいどういうものなのだろう。アレックス以外の人が、薬草で幸せになるとは考えにくい。
開ける人によって中身が変わる?何かの紋章の力が働いているのか?



ルック「レックナート様は知ってるんですか?」
ほほほ、知りたい?どーしても知りたい?教えてあげなくも無いけどお。
ルック「…いや、いいです」


2002年03月11日(月) 休息

ビクトールとの約束通りミューズに行ってみたが、僕らは入ることができなかった。仲間だと認めてもらえなかったのだ。
ビクトール達はまだここに着いていないのかな。

ナナミの色仕掛けも通用しなかった。
しょうがないのでとりあえず、近所にあった宿、白鹿亭で休むことにした。

朝起きたら、目の前にナナミの顔がある。
きくまる「えっ!?」
どういうこと、何でぼくの布団にナナミがいるの。
ナナミはにこにこ笑いながらこっちに近づいてくる。ちょ、ちょっと待って。これは夢!?
気が動転してたら、ぼくはベットから落ちた。

ナナミの後ろにピリカちゃんが見えた。二人してぼくを覗き込む。
…ああ、起こしてくれたの。ありがとう、すっかり目が覚めたよ。

隣のベッドのジョウイはこの騒ぎにも気づかず、ぐうぐう寝ている。
ナナミがいたずらっぽい目でそれを見る。
ぎく。まさか。
きくまる「ナナミ、まさかジョウイにもおんなじ事する気じゃ」
ナナミ「前みたいに水ぶっ掛けてみようか」
大賛成だ。ぜひ掛けよう。さあ水水。
とか言ってたらピリカちゃんが起こしてしまった。ちぇ。



色仕掛けが通用しなかった後にこれをやるなんて、ナナミったら女の子ね。うふ。
それにしても、きくまるって本当にへたれねえ。


2002年03月09日(土) 輝く竜

ハンフリーの依頼で、洛帝山に子供を助けに行った。
ハーピーを倒し、奥に進むと、巨大な卵を見つける。
フッチ「僕は、僕はブラック以外の竜に乗りたくなんか…」



それにしてもフッチ、しばらく見ない間にずいぶん性格が変わったものね?前はもっとバカで可愛かったのに。
思わず後ろから蹴りを入れたくなるわ。


適当にハンフリーに話をあわせていたら、いいタイミングに卵が割れる。
中から、真っ白なドラゴン。初めて見た。
フッチ「今日から、君は、ブライトだよ…」



この名前もさあ、どうにかならないのかしら。同じ様なありふれた名前なら、シャインなりスノウなりいくらでもありそうなのに。
こういうどうでもいい同名って多いのよねえ。全くややこしいったらありゃしない。


手助けの恩返しとして、ハンフリー(ともう一人)が仲間になってくれた。心強いな。


あ、やっぱりきくまる君もウザがっていたみたいねフッチのこと。「ともう一人」だって。
私たち趣味が合うのねえ!にこにこ。
ルック「それ、きくまるが聞いたらどういう顔しますかね」


2002年03月08日(金) 復活

無様なものね?

「…レックナート。なにしにきたの。ていうか、ここはどこ?あんたが連れてきたの?」
私が連れてきたわけじゃないわ。あなたがヘマをやったんでしょ。
レベル11のくせに洛帝山になんか登るからこんな目に遭うのよ、きくまる。このままここにいたら、あなたは死ぬわ。
「…」
せっかく宿した紋章も、ほとんど使わないで。自分がやりたかったことも、何もかも放り出して。ナナミや仲間に二度と会えなくて。
「…」
死にたい?このまま何も成さずに、こんな辺鄙なところで。
「あんたは、わざわざ嫌味を言いに来たのか?こんな辺鄙なところまで?それとも、あんたが助けてくれるとでもいうの?」
お望みなら。

「どうやって?」
時を戻す。
「そんなことが可能なの?」
いくつかの条件がそろえば、不可能ではないわ。旅の封印球、知ってるでしょ?出かける前に、祈りをささげるのが慣習になっている筈よ。
詳しくは言わないけど、あれにはけっこうな力が宿ってるの。あと、言霊の力と私の力があれば、街道の町の宿にいた頃まで戻してあげられる。

「…あんたは何を望んでるの?何が欲しくてこんな事をするの」
あなたがあきらめないこと。
「…」
最後まであきらめずに、全てをやりとおすこと。
それだけ約束するなら、何度でも生き返らせてあげる。

「…判った。こんなところで死にたくは無い。あきらめない。それでいいの」
ええいいわ。時が戻る呪文を教えてあげましょう。
「呪文?」
きくまるの想い、星に届け、ラブラブフラーッシュ!!
「は?」
これは言霊の力ね。ちゃんと大声で言うのよ。一文字でも間違えたらここから出られないわよ。じゃあね☆
「ちょ、ちょっと待て!!」


ゲンゲン「きくまる、宿を出るときくらいから元気ないな、大丈夫か?」
きくまる「…うん、大丈夫だよ隊長、みんなで元気に頑張ろうね!」(涙目)



ルック「何で言霊とかそういう嘘をつくんですか」
ルック、これはね、私が時を戻すからといって、死を軽視しないようにと配慮しているのよ。
リーダーが死に対して鈍感だと、仲間達にも影響を与えかねないわ。ああいえば死なないよう、一生懸命努力するでしょ?
…何よその全然信じてない目は。


2002年03月07日(木) 自分で決めた道

きくまる「昨日はありがとうございました」
ハンフリー「礼には及ばん…」

街道の村で出会った青年とつい話し込んでいるうちに、すっかり遅くなってしまった。すると彼、ハンフリーがぼくらに宿代をおごってくれたのだ。



ていうかこいつらどうしてマチルダ領内にいるのよ?ちょっとルック、説明してみなさい。
ルック「別に興味ありませんから」
…ルック?(ものすごい優しげな笑顔)
ルック「判りました。まずひとつ、レックナート様の存在を知った以上、敷かれたレールの上を歩くのを嫌がり、すぐにミューズに向かうのを避けた」
ふん。
ルック「もうひとつ、まず戦う為に必要なのが情報と資金調達と考え、調べていたら、面白い情報を手に入れた。
一般には知られていないが、簡単にマチルダ領内に入れる方法があると。
でまあ、情報と資金の必要性を、先を急いで反対しそうなジョウイに説いて、今ここに至ると。…この辺で勘弁してください」
たった今考えたにしてはまあまあね。いいわ。

でもせっかく命からがら来ても、マチルダの交易商人留守なのよね。ふっふっふ、ざまをみなさい。


2002年03月03日(日) 始まりの紋章

戦いに敗れ、砦にも総攻撃がかけられた。
ぼくの目の前で、ルカは、ポールを殺した。

ビクトールとフリックが砦を爆破させたおかげで、ぼくらは逃げることができた。

ミューズで待ち合わせをすることになったので
トトの村の橋を渡っていく。
すると、ピリカちゃんの様子がおかしい。



さあ、はりきっていくわよう、ヘイカマーン!!


運命の糸をたどる者たち…
宿星の集う前触れ、それを呼ぶ少年たちよ。
進みなさい。

運命をつむぐには、
それをその手にしなければなりません。


唐突に現れた一本道を歩いていると、過去の記憶が、まるで映画のように頭に浮かび上がる。

運命の継ぎ目をその手にする少年たち。
あなたたちの資格を見せてもらいました。

私は門の紋章の継承者。
世界と世界をつなぎ、とじる者。
大いなる天秤の代理人にして
運命の見届け人。

この地に、宿星の集う兆しがあります。
今は運命が揺らぎ、未来が見えぬ時。

27の紋章の1つが
あなたたちを認めました。
その運命をつむぐもの達よ、
あなた達に道を開きましょう。

紋章はあなた達を認めました。
運命のかたむきは
この奥に眠る、始まりの紋章の力を
必要としています。

それぞれが、紋章の前に立ち、右手をかざすのです。

力が。
運命を開く力が与えられることでしょう。

考え、
そして決めるのです。

力は、あなたたちに
平穏を与えてはくれません。

しかし、荒れ狂う運命は
多くの人を傷つけるでしょう。
それを静める方法は、ごくわずかしかありません。

あなたたちが、力を欲しないのであれば、
このまま、元の世界へと返しましょう。


きくまる「考えに考えて決めたことだよジョウイ!この方法が正しい道だとはどうしても思えない」
ジョウイ「それで望みがかなうのなら…お願いだよ、判ってくれ」
きくまる「ぼくの望みはナナミとの平和だよ。大体君の理論はめちゃくちゃだ。判れって方が無理だよ!」


時に力は人を傷つけ、
運命は人をもてあそぶでしょう。
それでも、今はそれが必要とされています。


きくまる「あんたもしつこいな、ぼくはいらないって言ってるんだ。このまま元の世界に返してよ」
ジョウイ「君は強いな、きくまる。でも、ぼくは…」
きくまる「(ぶちっ。)…絶対、君の望みどおりになんか、してやらないよ」



…きくまる、ちょっといらっしゃい。いいからこっち。


(30分経過)
きくまる「…力が必要なら…」
ジョウイ「ありがとう…きくまる(一体何を話していたんだろう。きくまるの目がものすごく険悪なんだけど)」


あなたたちに宿った力。
きくまる、あなたに宿った輝く盾の紋章。
ジョウイ、あなたに宿った黒き刃の紋章。
それは始まりの紋章の二つの祖。

さあ、行きなさい。
あなた達自身で運命をつむぐために。


きくまる「…ぼくはナナミを守ってみせる。覚えておいて」
ぼくがそう言うと、レックナートは、慈しむような顔で笑った。



ルック「おかえりなさいレックナート様」
ただいまー、あー楽しかった。


2002年03月02日(土) 選択

ツァイを迎えに行って、山を降りたとき、最初に見えたのは、黒い煙。
それと、赤い炎。人の焼ける、におい。
リューベの村は滅ぼされた。ルカ・ブライトによって。

「おまえたちはここまででいい…すぐに支度をして逃げるんだ。ミューズ市に行くといい」
ビクトールがそう行ったので、ぼくは礼を言って、支度をした。
砦を出る前、ジョウイが口を開く。
「きくまる…ぼくたちはこのままでいいのか?君も見ただろう、あの村での事」
ジョウイは、戦いたがってるらしかった。

トトの村(で、あった場所)の橋のたもとでも、ぼくを説得しだした。
「君はぼくの親友だ。いや、少なくともぼくはそう思っている。だから、君が逃げ出す姿を見たくないんだ。お願いだ…戻ろう」

ジョウイ、君は自分の実力と失うべきでないものを知らな過ぎる。



うーん、やっぱり逃げることに抵抗がないのね、きくまるくんってば。
しかたないわね、えい★


ジョウイ「きくまる…もどろう。(12回目)…?どうしたの、青い顔をして」
きくまる「…もどろう…ジョウイ」



ルック「何したんですかレックナート様。精神に作用するような術を?」
そんなひどいことはしないわよ。ちょっと忘れようとしてたことを思い出させてあげただけ。うふ。


苔田 |MAIL