星の行方(レックナート視点2プレイ記)
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2002年02月25日(月) 再会

ルック「レックナート様、水晶球見ないんなら片しちゃっていいですか。いい加減埃がかぶってますけど」
あら嫌だ。ナナミ馬鹿に呆れている内にすっかり日にちが経っちゃったわ。

どれどれ。今はどこかしら。トトの村?ああ、ピリカちゃんに「(ジョウイとは)友達じゃない」って、超ナチュラルな笑顔で即答してるところね。くすくす。


ピリカちゃんのお使いを済ませてトトの村に帰ると、村が全滅していた。
ただ一人生き残ったピリカちゃんから説明を聞いてみる。
聞き終わったころ、向こうから女の人(どうやら村人ではないらしい)がやってきて、これはルカ・ブライトの仕業だと教えてくれた。
彼女はビクトールに用があるらしいので、傭兵の砦まで連れて行く。

ビクトール「よお、アップル久しぶりだ。なつかしいなぁ、今ごろはかわいいお嫁さんにでもなってるかと思ってたぜ」



彼女の軍師としての実力を知った上での痛烈な皮肉かしら。


2002年02月10日(日) それぞれの思い

ナナミ「ね、ちょっと待って。きくまる、ジョウイ…わたしたち、
もう一度ここにもどってこれるのかなぁ…」

きくまる「…いつかは戻って来れるさ」
ナナミ「そっか、そうだよね。じゃ、ちょっとだけサヨナラってことだね」
ぼくの気休めの言葉に、笑って答えてくれる。

ぼくは、自分の帰る場所は、ナナミだ、って今日気づいた。
けど、ナナミの帰りたい場所は、やっぱりキャロなのかな。


案外根暗なのね、きくまる君。






2002年02月08日(金) ジョウイ

「それでは、このぼくを信用してはくれないんですね……」


マルセルって言うと、どうも美少年のイメージがあるのよねえ。私だけかしら。
まあそれはそれとして、この弟、マルコだっけ、結構前から何か企てていたっぽいよね。
この家も色々ゆがんでそうねー?アトレイド君家の家庭の事情。
明らかににジョウイの方が出来はよさそうだし?
それだけじゃなくて、例えばさ、マルコが好きな女の子がジョウイに片思いしてたりとかいうのはどうかしら。
しかもジョウイ以外はみんな知ってる、とかだったらもっといいわねえ。
んで、きくまるがそれとなく忠告したりもするんだけど、当のジョウイが全然気づいてないから、言われてもさらっと流してたりね。で余計にこじれると。

ルック「…妄想働かせてないで、見ればいいじゃないですか。レックナート様なら簡単でしょう」
力がもったいないわ。だってジョウイ君てあんまり好みじゃないんだもーん。


2002年02月07日(木) ナナミ

途中から合流した旅芸人、リィナさんのお陰で、
峠を越えることができた。



リィナだけ?ほかのメンバー無視?ますます良い性格だわ。ねえルック、ちょっと喧嘩吹っかけてきなさい。
ルック「嫌です。まだ洗濯が残っているので」
何よ、ノリが悪いのね。マクドール君の時は嬉々としてやってたのに。

ルック「あれは、レックナート様が風属性の僕じゃ普段はとても扱えそうにもないクレイゴーレムなんてものを貸して下さったからです。面白そうでしたから。
でもそれも結局、マクドールが馬鹿強いお陰で、あまり楽しめませんでしたけど」

あんなもの、また作ってあげるわよ。どうせ初めてでうまく扱えなかったんでしょ。
ルック「…」
うふふ目が輝いてる。ちょろいものね。


ナナミはいつものところにいた。
何も言わなくても彼女は、何の迷いも無しに、
まっすぐぼくを見て、ぼくを選んでくれた。
それが、思っていたよりも、ずっと、嬉しかった。



あの子、顔面強打して鼻血吹いてるけど、大丈夫?
ルック「何も言わなくてもってそもそも、言う暇与えてないし」


2002年02月06日(水) きくまる

ぼくはきくまる。
川に飛び込んだ後、気を失っていたらしい。
目が覚めた時には、大勢の男達に囲まれていた。

男達は、ジョウストン都市同盟側の傭兵らしい。
おとなしく言うことを聞いてみる。

砦に連れて行かれ、捕虜としての扱いを受ける。

そうこうしているうちに、ジョウイが助けに来た。
一度は捕まったが、次は成功した。
逃げる際、火事を起こしてしまって、良心が痛んだが。

ぼくはきっと、死んだことにされるか
軍に何らかの汚名を着せられるか
弱みを握られて利用されるかのどれかだと思うので。

そのどれにしても、キャロにいるナナミが心配だ。



何、この子結構良い性格。
なんで助けに来たジョウイをことごとく無視するのかしら?
助けにくるまで思い出しもしないで犬に気をとられてるし。
で、やっときくまるを見つけたときの彼、傷だらけになってたけど、
その辺の良心は痛まないのね。…気に入ったわ。
ルック「レックナート様、僕先に寝ますから、火の元はきちんとしといてくださいね」


2002年02月05日(火) 出会い

旗が見える。
白地に、青の線。
銀のエンブレム。
真白の馬には輝く翼。
あれはそう、ハイランド王国、ユニコーン少年兵部隊。

ジョウイ、きくまる。
運命を背負った少年達、二人。
もうすぐ家に帰れると、
大切な家族にもうすぐ会えると
目を輝かせる二人。

小さな平和も、夜に破られる。
裏切りによって。
わずかな希望を岩に刻み
彼らは別の道を歩き出す。



ルカってこんな最初からいるの。いいねえー。
あの子はきくまるっていうのね。可愛いじゃない。うふふふ。
もう一人はジョウイね、ふーん。

ルック「あ、ビクトールだ。フリックもいる」
そう、始まったわよ。しばらくは、退屈しないからね。


2002年02月04日(月) 始まり

時の満ちる日が近づいています。

私は、夢を見ました。
政は荒れ、戦が起きる。村は焼け、人が殺される。
戦いは終わりを知らず、まわりを飲み込んでゆく。

そして、この事態を打開するための、小さな光。
私は、探さなければ。
光を大きなものにするために。

この戦いを終わらせるために。



ていうかさ、ルカって結構良いね。
あそこまでやられるとはねー。お姉さん嫌いじゃないよ。
だあってさあ。笑顔で「いないいないばあ☆」で、可愛らしさをアピールよ。
わざと死体を積み上げて、その上でだよ。いっそ爽やかですらあるよね。
今回のターゲットはあの二人なんだけどー、
二人にルカがどう絡んでいくのかがスッゴイ愉しみ。うふふふふ。

ルック「(水晶球見てニヤニヤ笑いながら独り言言ってる…
てことは、また何か起こるのかな)」


2002年02月03日(日) =はじめに=

・この日記は、「幻想水滸伝2」というゲームの二次製作です。

・日記という形を取ってはおりますが日にちはあまり関係ありません。
・また、この日記の主人公であるレックナートも
 ゲーム上ではこんな言動をとっておりません。
・それは私の妄想であり、そういうのが嫌いな方は
 読まない事をおすすめします。


苔田 |MAIL