徒然帳
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2004年02月05日(木) |
.....風邪に続いて腱鞘炎‥‥(ハオ葉)★。 |
今‥‥左人さし指でポチポチと押しながら日記を書いております。 メールも同じ状態なのではかどらねぇ、はかどらねぇ〜〜(><) 『初めてパソコン触ったの状態』みたいだよ、こりゃ。 (つうかここまで書くのに20分ってどおよ?)←ヤバイです。
※何故人さし指だけなのか‥‥‥ それは他の指がパックリ割れて麻痺状態だからなのさ(涙)。
ちなみに痛いのが嫌いな人は読むのをここでやめましょう。
指先の割れだけじゃなく‥‥そう! 第一関節のあの伏し目までパックリなのさ!!
母親に指先を見せたら絶叫されて拒否られた。
「嫌ぁああああ!!そんな痛々しいの、見せんじゃないわよ!!」 「いや、見せなさいと言ったの母さんのほうじゃ‥‥」 「ああ〜〜嫌、嫌、嫌だわ〜〜〜そんなの見せられたらこっちまで痛くなるじゃないの!」 「‥‥‥‥」 「あんたホントに冬はスプラッタなんだから〜〜〜」 「‥‥‥‥」
冬は絆創膏の需要量が高くなる季節でもある。 そう。1日、12枚‥‥‥。 なかなか治らない事に輪をかけて出費も馬鹿にならないのに‥‥‥そうの上、腱鞘炎に大当りとくれば、かなりのダメージ(色んな意味で)受けています。
でもでもそんな時に嬉しい事が! 励ましのメールをいただいたんです!! ちょこっと掲示板(しかも誰も見る確率の低い方の)に現状報告として書いてたんですが、それを見ての反応があったんで、本当に吃驚しました。かりに見てくれたとしても反応はないだろうと思っていただけにね(^^;)。
痛いけどほんわか幸せかな?
...........................駄文。
「痛ッ‥‥‥」 「どうかした?」 「‥‥紙でやっちまった」
いちち‥‥と唸っている葉の指先は綺麗に切れて、血が溢れかなり痛そうだった。 先程まで読んでいただろう本の開かれたページには、幾ばくかの血が数滴。 白地に赤というコントラストはやけに鮮烈的な強烈さで、ハオの瞳に写り込んだ。
(赤くて、綺麗で‥‥‥)
指先の赤に惹かれて。 思わず『欲しい』と脳裏がそれ一色に染まりかけた。
(もっと‥‥‥)
そんな感じで小さな衝動が沸き上がる。 時間が立てば大きくなる感情を、まだ、今はコントロールできると認識しているハオは、そんな素振りも見せずに自然な感じで葉の指先から視線を逸らせた。
「ああ、紙は切れるからねぇ‥‥」 「うう〜〜〜切れた瞬間ってすっげぇ、嫌だ」 「紙なのに金属で切られた錯覚がするみたい?」 「おおぅ」
前々から葉はそんな独特な表現をしていたのを思い出し、ハオは苦笑した。 笹の葉で切れた時は『藁半紙で切られたみてぇだ』と言い、それなのに紙で切った時は金属が身体を通る感覚だとか、ちょっと人には判り辛い表現をするのが葉であった。 では刃物で切られた時は?……なんて、聞いてみだが、 『想像させんなぁ〜〜〜〜!!!!!』 『でも葉って、よく斬られてるじゃないか』 『だ〜か〜ら〜思い出させんなっていっとんの!!』 『‥‥‥‥。』 答えてはくれなかったが、きっと普通通りの答えじゃない事は確かだろう。 やはり葉は不可思議な存在だとハオはひとりごちて、葉の指先を手当てする為にその手を捕まえようとした。
「‥‥‥‥‥‥‥」
ちょっと涙目なのは葉いわく、金属で斬られたみたいだからだろう。 ちゃんとわかっている。 うん、わかっている。
葉にはそんなつもりは無いのだということは。
けれど、『それは反則だ』とハオは脳裏にそんな言葉を浮かべて、手当てする事も忘れて眺めてしまった。 本人自覚なしに自分の指を嘗め(手当て)て誘惑してくる葉を。
さきほどの誘惑の言葉が綴られる。 ハオの意識があえて封じた続きが引きずられた。
赤くて、綺麗で‥‥‥ 一一一一一一一一それは、ボクのイロ
もっと‥‥‥ 一一一一一一一一もっと、染めてしまいたい
キミモ、ボクモ、オナジイロニナレバイイ、ト
葉を見つめる瞳に妖しい光を滲ませて、ハオはコントロールを手放した。
「‥‥‥‥葉、ちゃんと手当てしなきゃ駄目だろう?」 「‥‥‥ハオ?」
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