あっこのPiano Diary...あっこ

 

 

vol.17 顔を洗って… - 2002年02月27日(水)

…ジャズをやってみたいけどナニゲに躊躇している人たちに送る「ジャズピアノ若葉マーク日記」…

これまでの日記を読んでも誰も、
「私もやってみようかしら?」
だなんて思っちゃくれないなぁ。だって苦心してるところばっかりだもの。

で、じっくり考えた末、出なおすことにした。
基礎的な事、つまりコードとスケールについてもっと頭にいれとかないと、師匠の出す宿題が出来ないのである。
2回目のレッスンで「コードの事をきちんと教えてからにして下さい」と言っても聞き入れてもらえなかった。自分でしろということか…
師匠は始めはメジャーキーの曲から始めたが、まだメジャーキーについてもうひとつ良く理解できてないままに、今回はマイナーキーの曲に移ってしまったのである。私の頭の中の「?」マークが更に増えてしまった。もう限界。レッスンは3日後。でもまだ2月。まだ間に合う!

そう思った私は翌朝、教室のある楽器店の開店時間を待ってからダイヤルを回した。
「休会って何ヶ月までできるんですか?2ヶ月ほどお休みして出直したいんです」

何に間に合うのかというと、前の月のうちに休会を頼めば月謝を払わなくてもいいシステムなのである。それに間に合わせたのだ。
休会は問題無く受け入れられた。そして午後になってから友人Jに電話をした。彼女に2ヶ月間、スケールとコードについて仕込んで欲しいのだ。
彼女は「休むのん?それがいいかもね。できる事しか協力してあげられないけど、いいよ」と言ってくれた。
しかしなぁ、基礎的なことを習いに行こうと思ったのに、その基礎を前もってやっておかないとついて行けないなんて…

なんか複雑な気分なのである。




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vol.16 つぶやき?葛藤? - 2002年02月20日(水)

どうも練習がはかどらない。ピアノ弾きたくない病が慢性化している。でも、ジャズのカデンツを練習してコードに慣れておかないとな。

ジャズを習うようになってからやっと2ヶ月がたとうとしているところなのに、どこかの店先やテレビなんかでジャズが流れてくると、なんだか胸騒ぎがする。落ちつかない。
「あ、私ジャズ習ってんだよ、ウヒヒヒヒ」というのはない。
たいてい、
「もっと練習しなければ!あんなのが弾ける日は遠すぎる…」とか、
「次のレッスンまであと何日だ?」とか、
「あぅ!voicingの宿題をせねば!」となる。
で、店先なんかだと商品を見るよりも、見てるふりして聴き入ったりする。

ピアノ教師の仕事中に、生徒が音を間違えて苛立つのはしょっちゅうだが、生徒が間違って弾いた和音がたまたま、〈正しい和音プラスtension〉なんかだったりすると、ものすごくドキッ!とする。やだな。まいったよ。

そんななかで、クラシックピアノのCDなんかを聴いたりすると、なんだかものすごく落ち着くし、時には涙が出そうになったり、懐かしくなったりと、とてもいとおしい気分になる。
オーケストラだと指揮者が指揮してるのが頭に浮かんできて、
「うぉーっ!かっくいー!よっ、男前!」などと頭の中で叫んでいる。
今日なんかでも、キッチンに立っているとき、
突然頭の中にプッチーニのオペラ〈ジャンニ・スキッキ〉の有名なアリア「私のお父様」のメロディーが浮かんできて、思わず口ずさんでしまったが(ワンフレーズしか歌詞を覚えてないのであとはハミング)、それだけで妙に涙腺がゆるくなった。ほんとは私はオペラが嫌いなのに。

しかしジャズを聴いても涙なんか出ない。ジャズミュージシャンやジャズ愛好家の人たちは涙が出るのかな?あ、馬鹿なこと聞いた?涙は勿論出るのかなぁ?
もしこれを読んでくれてる人でジャズを聴いて涙が出た人、何を聴いて涙が出たのかヒマな人は教えて欲しいな。私も聴いてみたい。


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vol.15 昨日の続き - 2002年02月16日(土)

 昨日は、帰りにワルツ堂(CDショップ)に行きたかったが、少し遠いので梅田のタワーレコードに行った。あそこのジャズの売り場は他のジャンルとは離れて?クラシックと一緒になっているにもかかわらず、クラシック売り場しか覗いた事がなかった。今日初めて見てみたら、アーチスト別にものすごい量だ。たまたまもらい物のCDの券9千円分があったので、オスカー・ピーターソンの〈QUIET NOW-TIME AGAIN〉と〈A Royal Wedding Suite〉、アート・テイタムの〈SOLO MASTERPIECES Vol.8〉を買った。スタンダードナンバー12巻セットもまだ三枚しか聴いてないと言うのに。しかも一緒にクラシックのCDを5枚も買ってしまった。ナクソスの廉価版(ラヴェルとガーシュインとシューマン)に、アシュケナージのシューベルト(どんなんやろ?)、なんとケンプのショパン集(これもどんなんやろ?)。

 で、その勢いでササヤ(楽譜店)にも行った。もうなんでもよかったのでスタンダードナンバーの出来合いの楽譜を買った。ちょっと研究してみようと思う。

 こないだの日記でラヴェルの〈オンディ−ヌ〉と、シューマンの〈ファンタジー〉を練習していると書いたが、実はあれからいくらもやってない。去年の秋にバイクで2度もこけて左ひじと左ひざを打撲したが、リサイタル前だったので気が張っていたせいか、痛みが引いた後はなんの支障も無かった。ところが、リサイタルが終わってから2週間くらいでじわじわと調子がおかしくなってきた。ブレーキも握れない。正座がつらい。で、ピアノの練習をお休みしていた。
 昨日やっと以前通った整骨院へ行った。暫く行ってないうちに、若くてカッコイイおに−さん整体師が増えていた♪うわーっ、ええんかなぁ、こんな可愛い男のこに手やら足やら腰やらマッサージしてもらって…ウハ、なんか面映い。
 少しだけ調子が良くなったので、通いながらぼちぼち練習を再開しよう。ただ、曲は変更する。ガーシュインにしよう。クラシックに未練たっぷりの選曲をやめることにした。暫くの辛抱だ。




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vol.14 三歩あるいてニ歩下がる。 - 2002年02月15日(金)

 そう。二歩でなくて五歩さがった。今回の宿題はこのあいだのvoicingを密集の形にしていくことだったが、やっているうちにまた訳がわからなくなった。
「ジャズピアノアドリブマスター」の本は、私のようなジャズ初心者にはちっとも親切な書き方をしていない。だから読んでもなんかよくわからんのだ。能書き通りアドリブに行き詰まった人のための本だと思う。理論書を見てみるが、どこを読んで良いのか索引だけではわからない。私にとってvoicingはJAZZのイロハで言えば、さしずめ「ツ」か「ネ」ぐらいに思えるので、「イ〜ソ」を自分でやらなければならない。これはかなりしんどい。ヤケクソになって、テキト−に和音を並べて行くことにした。ジャズのカデンツの形になっているところは、それに準じたつもりだけど、それ以外をどう扱って良いのかわからないんだよ、これが。

 前回、レッスンが終わった後で師匠は
「CDもいろいろ聴いてくださいね」といった。
「ぼちぼち、聴いてます」というと、
「また、どんなの聴いてるか言ってください」とのことだった。
なので今日4回目のレッスンの一番初めに、私の持っている僅かなCDコレクションのリストを師匠に見せた。もちろん、このたび買ったスタンダードジャズ12巻セット以外の。
「バラエティにとんでますねぇ」そりゃ、そうだ。あたしが選んだんじゃないから。松本の某ジャズショップのオーナーさんレコメンドばかりなのだ。
ちなみに私が今好きなのは、ジョバンニ・ミラバッシの「AVANTI!」と、ピート・ジョリートリオの「Timeless」。師匠はこの二人の演奏を聴いたことが無いという。〈My Reverie〉に続いてまた私は「師匠の知らない」ものを師匠につきつけてしまった。よっぽど可愛げが無いな。

 師匠は私のvoicingをちょっと眺めただけで、私のヤケクソ・テキトーヴォイシングに呆れて、「本読んでます?」と言った。「んー、あるページを読むとあっち飛びこっち飛びしないとわからないんで…(だってテンションとかわかってない私にいきなりvoicingなんかさせるんだもん)」すると師匠は「理論書に載ってることなんですけどね」と言いつつ、ジャズのカデンツについて五線ノートに実際に書いて前よりも詳しく説明してくれた。こないだ友人がくれたプリントのコピーと似た内容だった。でも、私としては初めからそうして欲しかった。あのね、私はコードのことがゼンゼンわかってないって初めに言ったじゃないかぁー。そのうえ口と手だけのかいつまんでの説明じゃ、その瞬間だけしかわからんってばぁ。。。
んで、さらに師匠は
「テンションのこともよくわからないのですね?」と聞くので
「はい、サッッッッッッッパリわかっていません」と、「サッパリ」を強調した。
なので師匠はのけぞった。
 ちょっと待ってよ、わかってたら習いに来ないってば。理論書見てももうひとつよくわからないから来てるのじゃ。うん、師匠に言いたいことは山ほどあるが、やめとこ。だって、これ師匠にナイショで書いてるけどいつバレるかわからんし…
 それで師匠はやっと、どの和音のときにどういうテンションが使われるか教えてくれた。師匠としては私が理論書を読めばすむ話と思っているらしいが、理論ってのは実践を伴って初めて理解できるのだから、シロートの私にはイチから手取り足取り教えてもらわないと、とにかく???????なのである。

 もうひとつ、私が苦戦した理由は〈My Reverie〉のコードが初心者の私にはややこしいことにもあるようだ。その点〈枯葉〉はカデンツの繰り返しばかりでvoicingのパターンをそのまま使えるので有効なのだそうな。だから〈枯葉〉をやりなさいと言う。でもさぁ〜師匠は覚えてない。「〈枯葉〉や〈Misty〉は、いつも初めのレッスンで使ってるので、ボク飽きてきたんですよね、別のにしません?」と自分が言ったのを。

 まぁそういうことで〈枯葉〉をすることになった。


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vol.13 持つべきものは友達 - 2002年02月03日(日)

 昨日土曜日にCDが届いた。こないだ「スタンダードナンバーのCDとか持ってないんですか?」と師匠に言われて4日後くらいに、たまたま新聞広告にそんなピアノのCDの12巻セットが通販で出ていた。もしこれがクラシックの〈珠玉のピアノ名曲集〉とかいう代物だったら絶対買わないけど、わたしはJAZZのトーシロー。シロートなら素人らしく、こういう買い物もありか、と思った。とにかくスタンダードナンバーを知らないから。なんかちょっと高い買い物なのだけど、仕方ないと観念した。で、それを見た次の日にすぐ電話注文した。「10日ほどで届きます」といわれたのに、数日で届いてしまった。

 さっそく夜に1巻目をくり返し繰り返し聞いた。〈スタンダードナンバーのすべて〉の本に載っている曲をチェックしてそれを見ながら聴こうと思った。ところが、アレンジがよすぎてなんかよくわからない。本を放り出した。ぼーっと聴くだけにした。困ったことにどれを聴いても同じに聞こえる。素人さんがモーツァルトを聴いて「どれも同じに聞こえる」と思うのと同じ状態。ため息が出る。まぁそのうちわかるようになるでしょう…

 話は変わって、今日のこと。年末までJAZZピアノの仕事をしていたJが家にやってきた。彼女は音大時代の同門で、卒業後は自己流でJAZZの仕事をしていたのだが、途中で行き詰まりを感じてきちんと先生について勉強したのだそうだ。彼女とは1年に1度くらい電話で話す程度だったが、こないだから私のリサイタルに来てくれたり、JAZZを始めると知っていろいろと親切にしてくれるようになった。

 私の師匠の宿題が、どうもレヴェルが高いような気がしてたので、このところ彼女にいろいろと尋ねてみていたのだが、彼女は自分が初めにやったときのプリントのコピーをくれたり、「わりと面白かった」というトレーニングの本を貸してくれたりした。確かに面白そう。「私が初めて習ったときにこんな宿題出てたら、JAZZそのもののレッスンをやめてしまうわぁ。こんなん難しいわ、いきなり」と言ってくれたので、わからないのは私だけじゃないのかもなぁと少し安心。あと、たまたま2枚持ってたから、ということでビル・エヴァンスの〈Portrait in Jazz〉のCDをくれた。私はなんにもお返しが出来ないのだが、彼女が私が持っていたサラ・ジェーン・シオンの〈Summer night〉というCDに興味を持ったのでそれを貸して、あと、今私が一番気に入ってよく聴いているジョバンニ・ミラバッシの〈AVANTI!〉というCDをMDにおとす約束をした。

 彼女もピアノ科出身だから、私がどうわからないでどうわかるのか、ということについてツボを押さえてくれていた。彼女のやったトレーニングは私にも有効な感じがする。友達はありがたいなぁ。さっそく明日からやってみよう。え?内容?ジャズのカデンツの全調でのパターン練習と、ドリアンなど教会旋法のスケール練習などなのさっ!

ずっとJAZZの事ばかり書いているので、読んでくださっている方々には、私がすっかりクラシックの練習をやめたと思っていらっしゃる方も多いだろう。今JAZZでやっている事だけだと指がなまってしまいそうなので、かといってスケールとアルペジオばっかりだと楽しくないので、ラヴェルの〈オンディ−ヌ〉とシューマンの〈ファンタジー〉の1楽章を練習してますよ。〈オンディ−ヌ〉は今は譜読みで必死。あれけっこう難しいよね、聴いた感じの割には。


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vol.12 2度目の正直 - 2002年02月01日(金)

 気を取り直して、とりあえず和音づけをして行った。前回のレッスンで
「…この場合オルタ−ドの音階を使うと…あ、こうやってミクソリディアンでもいいですね」などと師匠が言うものだから、
「そう言えば1回目のレッスンでそんな言葉聞いたよなぁ」
と辛うじて思い出した。
「ミクソリディアンって教会旋法でしたっけ?」
「あぁ、クラシックではそういうのかもしれませんが…」
教会旋法については私習ったことない。

 で、今日。
「やってこられました?」
「はい、一応…でもオルタードとかミクソリディアンとかよくわからなかったのでそういうことは無視してやってきました」
「あ、いいんですよ、それで」

 で、私が選んだ「My Reverie」を師匠は知らないという。
「あのね、ドビュッシーの曲をベースにしてるんですって。原曲はすっごく綺麗ないい曲なんですよ」
と私は言ったのに、彼は自分の知らない曲を持って来られて戸惑ったのか、はたまた面白くなかったのか、原曲には全く興味がなさそうな返事だった。
 正直今の私には、この曲にJAZZの和音をつけたらカッコイイかもしれないけどドビュッシーが台無しになるような気もする。
 ずっと前クルマのテレビCMでも原曲が流れていた。JAZZのスタンダードナンバーにしてしまったラリー・クリントンという人も、たぶん原曲に魅せられたんだと思う。だからJAZZにしたかったんだと思う。違うかな?
 だから師匠にも原曲を知ってもらいたいなぁと思ったのだけど、ちっとも興味なし。「どんな曲なんですか?」ってことは決して聞かれなかった。聞かれたらさわりの部分だけでもすぐ弾いたのだけど。

 で、師匠はメロディーに簡単なコードをつけて曲想をつかみ始めた。
私がVoicingしたものは、良いところもあったし、間違いではないけどこうしたらもっと良い、というところのほかに、明らかな間違いもあった。

 私が少し反省したのは、大学の和声の授業で習った7の和音の扱いをすっかり忘れていて、似たようなことを指摘されてしまったこと。7の和音の第5音って和声のとき省略することあるもんね。うっかり忘れてた。私の作曲の先生が知ったらあきられそう。
 師匠がなおしてくれたVoicingで一通り弾かされた。しかし、直したばかりの和音は私が急いで書いたので汚くて見えにくかった。
「テンポ感がなかったので、直されたらいいと思います」っていうけど、そんな、見えにくかったから何度か止まったんじゃんか。ま、いっか。

 今回なおしてもらったコードを密集の形にして(?)、一番下にRoot(根音)を使わないない形にすることが宿題となった。いわゆる「ずんちゃっちゃっ」の「ちゃ」の形にしてくるというもの。今度は2週間先。よかった、少しラク。

 ところで師匠はAvoidについて説明すべく、別の理論書を持ってきてくれた。
(へぇ、私の質問を覚えてたんだ)
で、説明が載っているところを見せてくれたけど、結局はっきりしたことを書いたものはない、という結論だった。もう、ええわ。丸覚えするわ、気持ち悪いけど。




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