時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2015年12月31日(木) 覆面7Dブロック推理経過(その2)

しばらく推理する時間がないと思うので、とりあえずDブロックのここまでの経過をまとめておきます。
まず、前回(24日)の仮配置をぺたり。

D01 セイシした闇の中で            水城さんか耀華さん?
D02 ずっと一緒でいてね(※注)        水城さんか耀華さん?
D03 ね、あなたの笑顔も食べたいな       天菜さん
D04 人間スープはキスの味がした        土岐さん
D05 嘘つきな唇(※注)            ロッカさん?
D06 佳人薄明                 盲管さん
D07 Over the Rainbow:いつか輝ける虹の下で 彪峰さん?
D08 R18-G<1>                アヤキリュウさん?
D09 夏の虫                  琴子さん
D10 ひかりのかみ               あまねさん
D11 多眼の種                 だもさん
D12 ゲーム世界に転生して神になったと思ったが、どうやら勘違いだったようです。捺さん

第一印象や作風イメージ・場外推理(笑)で8人が埋まった後、01、02、08、10をアヤキリュウさん、水城翼さん、耀華さん、ロッカさんで分けることになったのですが、この四人のうち、漢字をかなりの率で閉じてるのがアヤキさんとロッカさん。それと比較すると開き気味(でも、捺さんや琴子さんほどではない)なのが水城さんと耀華さん。
で、作品で漢字率が高いのは05と08、平仮名率が高いのは01と02なので、まず四人を2グループに分けました。
そして、まず05と08&アヤキさんとロッカさんを見比べたら、あきらかに05がロッカさんっぽい……。

05は暗い内容なんだけど、夜の町に流れるピアノの音色のせいか、弟君の美形描写のせいか、硬質な言葉選びのせいか、なんとなくきらびやかさが感じられます。
闇の中に宝石が煌めいてるみたいな?
そんな、どことなく若々しいキラキラ・ダークが、ロッカさんのような気がしました。

具体的な部分では、漢字の開き加減や『眼』という変換が合ってます。
それから、語彙が豊富で、難しめ・硬めの熟語も躊躇いなく使う傾向があるようで(05でいえば『払拭する』とか『熟視する』とか『蠱惑的』とか『路傍』とか『暗澹たる』とか『緩慢に』とか、別に一個一個がすごく難しいというのではないのですが、もっと平たい言い方もすれば出来るところで、いちいち硬めの熟語を選んでいる)、参考作品として読ませて頂いた『シーガル』参加作品にも『驚倒した』というあまり見かけない言い回しがあったり、『疲れた』と書かずにあえて『困憊した』という言葉を選ぶなど、そういうのが個性なのかなあ、と。

アヤキさんの08には、そこまで積極的な理由や確信があるわけじゃないんだけど、漢字変換とか、おおよそ合ってるし、アヤキさんになら、作風が幅広いので、こういうものも書けそうな気がしました。

で、次に01と02、水城さんと耀華さんを見比べてみることにし、これでこのお二人が上手くハマれば一件落着だな、ありえない組み合わせではないな、この2作とこのお二人だったら01が耀華さんで02が水城さんかなあ……と、ここまで考えていたのですが。

実際にこの2作とお二人を見比べてみると、01=耀華さんは、まあアリかなと思ったのですが、02は、よく見ると水城さんとは何か違うような……。
内容はともかく、文章に、なんか水城さんっぽさがないような……。

ということは、01、02と水城さん、耀華さんという組み合わせが、そもそも間違っていた?
じゃあ、もっと前の段階から見直す必要がある?

というわけで、ここでいったん、今までろくに検証せずに放置していた鉄板組、第一印象組を見なおしてみることにしました。

でも、03=天菜さん、04=土岐さん、06=盲管さんは、私の中では(たぶん私だけじゃなく他の多くのみなさんの中でも)不動です!

天菜さんの理由は前回書きましたが、土岐さんの理由は、まず、『作品から感じた色合いみたいなものが土岐さん色だった!』としか……(^^ゞ
一応検証してみると、漢字変換も逐一合ってるので、補強材料も十分です。

ところで、これ、氷砂糖が、とっても不潔に描かれていますよね。
もしかして、これ、土岐さんは以前、仲間内の覆面企画で、ご本人は不味そうな食べ物を出したつもりの時さえ『食べ物が美味しそう』で当てられたので、今度こそ頑張って間違いなく不味そうなものを出してみたとか?(笑)
でも、読んでる時は「げげっ、汚なっ!」と思うけど(笑)、読み終わってから残るイメージは、やっぱり、切ない透明感や儚い薄甘さであって、決して不潔感じゃないのが不思議……。
作品自体も、そうですね。
大変汚らしい世界なんだけど、後味は、透き通った氷砂糖のような切ない透明感なんですよね……。
やっぱり土岐さん色……。

というわけで、ここも動かせません。

そして、盲管さん。
これはやっぱり、盲管さんです。
なんでそう思ったかというと、なんとなく、以前の参加作『磐縒姫』を彷彿とさせるから、かな?
あと、強く気高く美しい、凛として清冽な女性の存在感。
そもそも、他の誰にこれが書けるというのか。

本当はちゃんと盲管さんだと思う理由を具体的に述べたいのですが、土岐さんにしろ天菜さんにしろ、私にとって鉄板な人たちは、総じて「だって◯◯さんだから!」とか、匂いがしたとか色合いが似てたとか、そういう理由しか言えない気がします。
後付けで「それに漢字変換も合ってるし!」とか、「◯◯が■■なところが……」とか言うけど、それは本当に後付けの言い訳みたいなもので、本当の理由は、やっぱり、「そう感じたから」なのです。

というわけで、ここも動きません。

そして、09の琴子さん。
ここももう、私にとっては、動かせません。
個々の漢字の変換は作品次第で変える方だから、確たる証拠は出てこないけど、それでも、全体的な漢字の開き方の傾向と、あと、とにかく描写が……。オノマトペとか、暗喩とか。
物証としては『よい』かな。同じ作中で『良い』も使ってるけど。
あと、『ゆく』。
どっちも単独で証拠になるほど珍しくないけど、とにかく描写が、もう、琴子さんにしか見えないです……。

10のだもさんも、私にはもう、動かせません。
これも、理由は、『だもさんっぽいアトモスフィアがあるから』としか言えないんですが。

あえて具体的な理由をあげれば、世界観?
だもさんはよく、「魔法っぽいものがあったりするし、この世界のどこでもないんだけど、でも、いかにもな中世風ファンタジー異世界ではなく、こことは違うどこか別の『現実世界』の、ちょっとだけ昔の、どこか外国」みたいな舞台を描く気がするんですが、ここも、魔法的な何かはあるけど、異世界っぽさは少なく、わりと近代的な世界で、だもさんっぽいです。

あと、ストーリーラインも、いかにもだもさんっぽいです。
単純にハッピーエンドなのかどうかはよくわからないんだけど、なんとなく前向きな空気が漂う結末も……。
で、文体も、漢字変換も、特に合わない部分はないし……。

動かすとしたら、07に仮配置していた彪峰さんと、10のあまねさんです。

彪峰さんは、とにかく場外推理オンリーなので、ほとんど推理してないも同然です(^^;)
彪峰さんの作品は大量に読ませていただいて、特徴も沢山収集しましたが、いくら推理材料があっても、照らし合わせる相手が07となると、対象となる文章が少なすぎて、検証のしようがない……(^^;)

一応、数少ない日本語文の中には、彪峰さんと明らかに違う箇所はありませんでしたが、彪峰さんであるとう証拠もありません。
そして、彪峰さんが英語に堪能なことは間違いないと思いますが、だからといって他の人には英語が書けないと決める理由もありません。
英語といっても、そんなに難しくない、たぶん中学か高校レベルの教科書英語だし(私には難しいけど!)。

なので、07=彪峰さんは、本当に仮も仮な、仮配置。
だから特に動かせない理由は何もありません。

10のあまねさんは、これ、すごくあまねさんっぽいと思うのです!

まず、内容。
なにしろ、核になるアイディアがダジャレ!
なのに、非情で容赦無い結末。

こういうと失礼かもしれませんが、あまねさんの書くものって、しばしば、シリアスなんだかギャグなんだか分からないところがある気がします(私がトンチンカンで読解力がないからそう感じてしまうだけかもしれないけど)。
前回の忍者のお話も、設定はすごくシリアスなのに、二人のやりとりはロマンチック(?)ギャグだったし、これ以上無いほどシリアスで格調高かった『かくして王は』でさえ、『ちびりそうになった』とか、(……ギャグ?)と思ってしまうようなひと言が混ざっていたり。
とにかく、設定はとことんシリアスで、悲劇的だったりドロドロだったり殺伐だったり容赦が無かったりするのに、どこかどっぷり悲劇に浸りきらない乾いた目線、自己陶酔しないシニカルな部分があって、その、シニカルで乾いた部分が、ときどき微妙にふざけたような空気を醸しだしたりする……気がします。
そして、あまねさんは、キャラにたいして、わりと非情な気がします。
そういう点で、10の非情なダジャレが、非常にあまねさんっぽいように、私には見えるのですが……。
(書いた方、ぜんぜんふざけたつもりがなかったらごめんなさい)

そして、文体も、漢字変換も、あまねさんだと思って読んで、全く違和感がありません。
冒頭の場面転換も、あまねさんっぽいです。
“光の神”という引用符の使い方は、普段のあまねさんと違うけど、あまねさんは、前にも覆面の時は記号の使い方を変えていたと思います。

それと、ダメ押しで、この後、塩中さんの推理をカンニングして知ったこと。
私、すっかり忘れてたんですが(ごめんなさい)、あまねさんの今は取り下げられてる旧作『花の剣』に出てくる女神さまの名前が『シャスタ』だったんだそうです。
たしかにウシャスと似てるかも。
で、それで思い出したのですが、そういえば、私の主催企画『テルミア・ストーリーズ+』中で、あまねさんが考えた邪神の名前が『ウルス』だったんです。
『邪神ウルス』+『女神シャスタ』=『邪女神ウシャス』……!?Σ(@O@;)
これはもう、10をあまねさんにしろという邪神のお告げですね!!

あ、この機会に企画の宣伝を……(^^ゞ
異世界召喚競作企画『テルミア・ストーリーズ+』、随分前に期限を切らずに始めた企画で、もう活動期が終わって長らく動きがないけど、実はまだ、やってます。
私がネットにいる限り、締め切り無しで半永久的に参加作品募集中です!
設定だけの投稿も募集中です!
興味のある方は見に来てね!
以上。

というわけで、話は戻って、見れば見るほど10がますますあまねさんっぽく思える一方なのですが、じゃあ、なんで動かす候補なのかというと、12もあまねさんっぽいからと、他の人も10を書いてそうだから。

で、ひとまず、12があまねさんでないことを確認するために、12=捺さん説を再検証してみることにしました。
で、うーん、やっぱり捺さんはこれでいいのではないかと……。
漢字の開き具合とか、読点の位置とか、そしておっぱいとか……(笑)

というわけで、やっぱり鉄板勢・第一印象組はほとんど動かせないことに。
でも、10が他の人である可能性が捨てきれない以上、あまねさんは、一応、変動可にしておこうかと。
あと、彪峰さんは、もともと固定してあったわけではないので、これも変動可に。
そのかわり、05にすごくぴったりハマった気がするロッカさんは、仮配置を固定で。

結果、再検証をする前と後とで、シャッフルの組み合わせが、若干変わりました。
アヤキさんとロッカさんと水城さんと耀華さんで01、02、05、08だったのが、再検討の結果、アヤキさんと水城さんと耀華さんとあやみねさんで01、02、07、08に。
あるいはそれにあまねさんも加えて01、02、07、08、10に……?

なんだ、検証する前より空席が増えてるじゃん!!(^^;)
推理が進むどころか、一応仮配置はしてあったところがことごとく空席に戻っただけじゃん!(^^;)
一歩進んで二歩下がるDブロック推理……。

ここで、塩中さんの推理をカンニング&ツイッターで情報交換。
琴子さん=09説と引き換えに(?)、彪峰さん=02の可能性という情報をゲット。
おおっ、そこは全く検討してなかったです……!
これは、要・検証かも?
新しい情報に気は逸るけど、でも、推理を先に進める前に、年内にここまでの経過をまとめるのを優先しよう……というわけで、年内の推理はここまでで終わりです。

皆様、良いお年をお迎え下さい。
来年も引き続きよろしくお願いします。



2015年12月25日(金) 覆面7Dブロック推理経過(その1)

21日からとりかかっていたDブロック推理の、これまでの経過です。
ツイッターで21日に実況して、その後、中断していました。
まずは作品一覧をぺたり。

D01 セイシした闇の中で 
D02 ずっと一緒でいてね(※注) 
D03 ね、あなたの笑顔も食べたいな
D04 人間スープはキスの味がした
D05 嘘つきな唇(※注)
D06 佳人薄明
D07 Over the Rainbow:いつか輝ける虹の下で
D08 R18-G<1>
D09 夏の虫
D10 ひかりのかみ
D11 多眼の種
D12 ゲーム世界に転生して神になったと思ったが、どうやら勘違いだったようです。

※日記中でお名前を出す時、親しい・親しくないにかかわらず、苗字呼びの方と下のお名前の方がいますが、単に変換しやすい方とか、なんとなく印象が強かったり呼びやすい方で呼んでいるだけなので、お許し下さいね。

普段、まずは推理せずに一通り読むところなのですが、このブロック、今まで鉄板だった盲管さんはじめ、並み居る鉄板勢が今回は鉄板じゃないという噂を聞いていたので、ついつい、最初から、「◯◯さん、いるかな?」という隠れんぼの鬼の気分で読んでしまうことに……。

で、順に読んでいったところ、03まできて、センサーがぴぴっと。
こ、これは……。世界観、ストーリー、文体、どこをとっても天菜さん!
最初の数行から既にそれっぽいと思って読み進めましたが、『放射冷却』で「やっぱり!」と思って、『ベンゼン』で「間違いない!(笑) 天菜さんみーっけ!」となりました。

路面電車が走る、ちょっとレトロなヨーロッパ風、魔法要素はあるけど『異世界』というより『架空の国』的な舞台が、天菜さんの新作(準備中だけど冒頭だけサイトで公開してるやつ)に通じる雰囲気だし、一人称の文体も、どう見ても天菜さんで、読んでると、天菜さんの描くあどけない丸顔の可愛い女の子が目に浮かびます。
そして、そんなふわふわの女の子が、ほんわか口調で『放射冷却』とか言っちゃうのが、なんとも天菜さん。
みんなが言う、『今回は鉄板勢が鉄板じゃない』の中には、天菜さんは含まれていなかったんですね!
まさに鉄板中の鉄板、キングじゃなくてクイーン・オブ・鉄板!

そして、04で、「ん? この色合は、もしかして土岐さん……?」と思いつつ、まだ推理をする時ではないと読み進め、06まで来て、「なんだ、盲管さん、いたじゃん!」と。
(これは鉄板じゃないの??? めっちゃ盲管さんな気がするんだけど……。それとも、これから他にもモウカンサンカン(BY塩さん)があるのが出てくるのか?)と思いつつ、次へ。

07の英語にびびらされ、(これはサンプルが少なすぎて文章からの推理はほぼ不可能、場外推理しかない!)と思いつつ、ピンクのニンジャとトリッキーな試みにほんのりあまねさんの気配を感じるような気もしながら、次へ。

10まで来て、(あれ? これもあまねさんじゃない? というか、こっちがあまねさんじゃない?)と。
そして11まで来て、(あっ、だもさん、いた!)と。

ここまでが一周目。
第一印象で、天菜さん、土岐さん、盲管さん、あまねさん、だもさんが埋まってしまいました。
あまねさんはちょっと怪しいけど(10が第一候補だけど、若干分身してるような……)、私にとっては、鉄板勢はやっぱり今回も鉄板だったような……?(合ってるかどうかは別として(笑))。

そこで、そういえばもう一人の鉄板勢である琴子さんがいなかったことにはたと思い当たり、もう一度、残りの作品をざっと見渡してみたところ、琴子さんは09じゃないかと。
残ってる中で、琴子さんっぽいのが、それしかない。
というか、最初読んだ時は気が付かなかったけど、そうかもしれないと思って読み返すと、漢字変換から文体・作風から何まで、もう、琴子さんにしか見えなくなってきました。
そういえば、私、前回も、琴子さんいついてはそういう経緯だったような……。

というわけで、私にとっての鉄板勢6人が、推理するまでもなくさっさと仮配置されてしまいました。

ここで、それぞれの検証は後にすることにして、いったん、初参加?(もしかして名前を変えての復活組の可能性もあるけど、いずれにしても私にとっては読んだことない方)の捺さんのサイトに伺ってみることに。
その結果。シモネタ! 変態! 裸族!!(笑)
これはもう、12でいいんじゃない!?
いや、12は、そこまでシモネタ多くないですが、でも、文体とか漢字変換とかを見ても、かなりこれに近い気がするので……。
というわけで、12に仮配置。

その後、土岐さん、だもさん、あまねさん、盲管さん、琴子さんを軽く検証して、仮配置をほぼ確定(天菜さんはその前に既に確定済み!)。
その理由等は、次回書きます。今回の日記が長過ぎるので……(^^;)

ここまで21〜22日にかけて推理して、その後、2日ほど中断していたのですが、その間に、ふと、もしかすると07は彪峰さんじゃないかという疑惑が生じました。

07って、最初は手紙が英文なのは、ただ日本語の文章を減らして推理の手がかりを与えないためかと思ったのですが、そうじゃなくて、一人称で性別をバラさないための叙述トリック的な試みだったんですね。
(最後の一文で気がついたのですが、主人公はゲイで、虹は性的マイノリティ人権運動の象徴だから、それで、あのタイトルだったのか! と……)
でも、ミスリードするために、わざと手紙を翻訳せずに英語のまま載せた、と。
別に探偵にいじわるするためじゃなかった!(笑)

……と、ネタがわかったところで、推理のための文体サンプルが少ないことに変わりはありません(T-T)
これはもう、場外推理しかない!

私が考える07の作者さん像は……

1 英語ができる(必須)
2 性的マイノリティの問題に関心や理解がある。
3 トリッキーな試みが好きだったり得意だったり。
4 もしかすると特撮が好き?(オプション)
5 もしかするとニンジャ好き?(同上)

1と2は必須条件だけど、4と5は別に必須じゃないですね(^^;)

このうち、あまねさんは、少なくとも3と5に当てはまりますね!
1と2にも当てはまるのかもしれない?
あと4に当てはまるのはまあなさんだけど、ここにいない!(笑)

で、まあ、あまねさんはもう他に仮配置しちゃったので、他に、一番英語が得意そうな人は……と考えてみたら、思い浮かんだのが彪峰さんでした。
だって、何か英語のゲームやってるみたいだし!(ツイッターで画像が流れてくる)
あと、何か洋楽の曲名だったか海外俳優さんの名前だったか、そういうものを片仮名じゃなく原綴でツイートしてるのをたまに見たことがあるような(気がする)……。
そう思って、サイトを見に行ってみたら、英語タイトル(しかも単語だけじゃなく文章になってるやつ)が、とっても多いぞ!
英文歌詞引用もある!
そして、漢字変換も、07の数少ない日本語部分と一致してる。
文体的にも違和感ない。
もう、ここは彪峰さんでいいんじゃない?
他に推理しようがないもん!


ここまでのまとめです。(22日段階)

D01 セイシした闇の中で 
D02 ずっと一緒でいてね(※注) 
D03 ね、あなたの笑顔も食べたいな       天菜さん
D04 人間スープはキスの味がした        土岐さん
D05 嘘つきな唇(※注)            
D06 佳人薄明                 盲管さん
D07 Over the Rainbow:いつか輝ける虹の下で  彪峰さん
D08 R18-G<1>                 
D09 夏の虫                  琴子さん
D10 ひかりのかみ               あまねさん?
D11 多眼の種                 だもさん
D12 ゲーム世界に転生して神になったと思ったが、どうやら勘違いだったようです。捺さん?

8人仮配置して、残るは、アヤキリュウさん、水城翼さん、耀華さん、ロッカさん。

そして、今日、推理の続きをして、この四人と四作をあれこれ見比べた結果、まず、アヤキリュウさんを08に仮配置。
けっこう難しい熟語とか言い回しを使いこなす人で、前回の覆面作とか、サイトにあった庭園のお話とかの歴史ものと共通点があるかな、と。
漢字変換も、ほぼ合ってるような。

次に、ロッカさんを05に。
描写とか、漢字変換(特に有様)とか……。
見比べてる時は他にもいろいろ思ったんですが、メモしてなかったので忘れてしまいました……。

残るは01と02、水城さんと耀華さんの一騎討ちです。
この二作とお二人を見比べてみて、どちらも合わないようなら、ロッカさんとアヤキリュウさんを場に戻すかも。
でも、よく最後の一騎討ちが、どう考えてもおかしいだろうと言う組み合わせになるんですが、今回は、漢字変換の近いお二人と、決して突拍子のない組み合わせではない二作が残っているので、うまくいくかも?


今日(25日)段階の仮配置。

D01 セイシした闇の中で            水城さんか耀華さん?
D02 ずっと一緒でいてね(※注)        水城さんか耀華さん?
D03 ね、あなたの笑顔も食べたいな       天菜さん
D04 人間スープはキスの味がした        土岐さん
D05 嘘つきな唇(※注)            ロッカさん?
D06 佳人薄明                 盲管さん
D07 Over the Rainbow:いつか輝ける虹の下で 彪峰さん?
D08 R18-G<1>                アヤキリュウさん?
D09 夏の虫                  琴子さん
D10 ひかりのかみ               あまねさん
D11 多眼の種                 だもさん
D12 ゲーム世界に転生して神になったと思ったが、どうやら勘違いだったようです。                    捺さん



2015年12月21日(月) 覆面7Cブロック推理経過(その2)+推理結果

間が空いてしまいましたが、Cブロック推理の続きです。
まずは前回までの仮配置をぺたり。
?がついてないところは、それなりに自信があるか、ある程度検証してあるところ。
?がついてるところは、とりあえず仮に置いてみただけなところです。

C01 歌うたいの賛歌           竹野内さん
C02 真夜中の乙女はラプラスの夢を見るか 紅さん?
C03 きらきら星をさがして        真冬さん
C04 ブルームーン            和泉さん?
C05 狼たちの夜             くまごろうさん
C06 甘やかな墓標            はなふじさん
C07 世の光               歩く猫さん
C08 私のヒカリ             瀬古さん?
C09 光牙と土竜             ろくさん
C10 ネズミと王女            玉蟲さん?

この段階で、今まで我慢していた塩中さんの推理結果をうきうきとカンニングしに行きました。
?がついてないところは、全部一致してました。
これは心強い!

この時点で、?がついてる人は、紅さん、和泉さん、瀬古さん、玉蟲さん。
残ってる作品は、02、04、08、10。

この中で、玉蟲さんはオールマイティーだから最後に消去法で当てはめる予定だけど、04、08が玉蟲さんということは相当分厚い覆面を被ってないかぎりないと思うので(そして玉蟲さんはそこまでフェイクを優先する人ではないと思うので)、候補は02と10に絞ります。

和泉さんは、04が瀬古さんだという塩中さんの推理を見た後でさえ、作風的に、私には04に見える……。
でも、瀬古さんも、確かに、04=和泉さん説に固執しなければ、04もアリだと思う……。

問題は紅さんで、とにかくどこにもいないように見えるのです。
でも、意気込みによると紅さんはかなりフェイク入れてるらしい?
なので、いないように見えるのは当然かも。

というわけで紅さんを探すべく、とりあえず、まだふわっと仮配置しただけでちゃんと本文を読み込んでなかった02、08、10のうち、一番とっつきやそそうな08を精査してみることに。
そしたら、これ、文章にかなり特徴がありそう……?
算用数字はフェイクの可能性が高いとしても、読点の位置とか、手がかりがザラザラでてくる!

まず、文体(主に読点の頻度)から、和泉さんは除外。
なので、瀬古さんと紅さんを見比べた結果、主に会話文の特徴から、ここはやっぱり紅さんに。

地の文は特に読点が少ないわけではないのに、会話文では、読点を打つ人も多そうな箇所に読点がないことが多いのです。
「やばい遅刻する!」とか「ちょっと待ってすぐ着替えるから」は、ヒロインの焦りを示すための表現かもしれませんが、「じゃあ後でね」とか「さあどうぞ」とか、全体的に読点少なめです。
中でも、「おはようございますマスター」とか「はいマスター」とか「おはよー星」とか「おーい七色星」とかの、「呼びかけ+名前等」の間に読点が入らない。
光の台詞だけならアンドロイドだから発音が単調だという表現なのかもしれないけど、友達も先生もそうなので、これは作者さんの癖なのだろうと……。

で、この特徴にばっちり当てはまるのが紅さんでした。
「ねぇ蒼ちゃん」「だって蒼ちゃん」とか。
「じゃあお星様は幸せだよ」とか。

他には、ため息の「はあ」。見た限り、瀬古さんは「はぁ」と書くみたい。

あと、もしかして紅さんは、女の子の頭をぽんぽんするシーンが好きなのかも?
サイトにもそういうシーンが複数ありました。
まあ、これは、紅さんに限らず、けっこう『みんな大好き』シチュでしょうけど。

それから、名前。キャラの名前だけじゃなく、作者さんの筆名がヒントに!(笑)
キャラの名前『七色 星』の、苗字と名前の間のスペースですが、これは、毎回そうする習慣というわけじゃなく、この作者さんは、姓と名の境目がわかりにくいと思った時に親切でこれをやってくれる人なんじゃないかと……。
その証拠に、キャラの名前も、最初の紹介の時はスペース入ってるけど、後で先生は『七色星』と、続けて呼んでます。
そして、紅さんは、作中ではなく筆名で、これをやってくださってる!
作中でキャラの名前は普通に『山吹雅也』等と書いてますが、それは区切り目がわかりにくくない名前だからで、筆名の『紅 和花』って表記、『ベニワ・ハナ』とか読まれないように配慮してくれてるんですよね?
紅さんのサイトは並木さんとの合同サイトなわけですが、サイト上での名前の表記はお二人共間にスペースが入ってるけど、覆面企画サイト上での登録名は並木さんは『並木空』で、紅さんだけ『紅 和花』なんですね。
ということは、姓名の間にスペースを入れる習慣があるのは紅さんのほうと見た!

ヘンな場外推理して、邪推だったらごめんなさいm(__)m
いや、でも、このヘンテコ場外推理は単なる補強材料で、主な推理理由は真面目に文体等ですので!

というわけで、ここは紅さんに。

残りは02、04、10で、作者は瀬古さんと和泉さんと玉蟲さん。
04を和泉さんとすると、瀬古さんと玉蟲さんの一騎討ちに!?
これは思いがけない組み合わせです……が、08が瀬古さんじゃないとすると04=瀬古さん説が浮上してくるので、和泉さんもいったん04から離して、3人でシャッフルしてみることに。

もともと、04については、文章的には瀬古さんもありうるけど内容的に和泉さんかなという状態だったので、お二人と04をもう一度見比べてみた結果、やっぱり、文章的には瀬古さんかな……と。
前回の覆面作でも『どこからどう見ても』という表現を使ってるし、あと、読点の頻度とか位置とか。
「なんで? どうして?」という台詞も瀬古さんっぽいし、「わ、私、帰りますっ」とか「か、帰して……帰りたい……」とか「いっ……。いやああああああああ」とかも瀬古さんっぽい。(←和泉さんだったら悲鳴は小文字になる)
漢字変換等おおむね合ってるし、内容的にも、前半の可愛らしい部分は、すごく瀬古さんらしいです。

というわけで、もし他の作品が和泉さんに当てはまらなければもう一度戻ってきて検討するとして、とりあえず瀬古さんをここに。

そうすると、和泉さんと玉蟲さんの一騎討ちに。
だったら、玉蟲さんが02の可能性が高いと思うのですが。

その前に、まずは10を精読して、和泉さんと見比べてみることに。
よく読んでみると、これ、『睫毛』とか一人称『おれ』とか、和泉さんの遺留品がいっぱいあるような……?
漢字変換は作品内でも統一されてない部分がありますが、ブレてない部分はだいたい合致してるし、どの漢字がどうブレるかが和泉さんと同じです。

ただ、内容的に、和泉さんにしては後味が爽やかすぎる……(失礼!)と思ったのですが、和泉さんは速筆多作で、ジャンルも作風も幅広いです。
ご本人がドロドロ好きを公言してるからといって、爽やかな結末を書かないとは限らないし、それにこれ、ラストのほうの雰囲気はいかにも爽やかだけど、幽閉されてる姫様の語られぬ事情とか、考えてみたら実は、表立って描かれていないだけで、豊富なドロドロ分も含まれているのでは?

ここで、和泉さんの作風のバリエーションを体感すべく、いろんな御作を読ませていただきましたが(←面白いからついつい読みふけってしまったとも言う)、時代ものの『春宵桜雨』とか、和物の『縁期暦紀』を読んで、やっぱり10=和泉さんでいいんじゃないかと、かなりの確信を持って納得。
10は異世界ファンタジー?だけどキャラの口調は現代的なのも、和泉さんの和物・時代物と共通かもと思いました。
ネズミの口調も、すごく和泉さんっぽい。
あと、和泉さん、なんかネズミ出しそう(笑)。 というか、ネズミ(動物のほうの)の描写が和泉さんっぽい。

となると、消去法で、やっぱり02=玉蟲さん?

ここで、SFだというだけで(私の脳みそじゃどうせムリ)と思考停止状態に陥り、ただ(すごい、うまい、面白い!)だけですませていた02を、(どんなにバリバリのSFだって、文章で書いてあるんだから、文章なら私にだって分かるはず!)と心を励まして、文体の癖を探してみることに。
これでもし、玉蟲さん=02に問題がなければ万事OKということで……。

玉蟲さんの文章は読点のリズムが独特のような気がするのですが、でも、これは、特殊な用語が多かったり、語り手が特殊な設定だったりするので、まとまった量の普通の(?)文章があまりなくて、判断が難しいです。

玉蟲さんと和泉さんは、漢字の変換はかなり近いのですが、玉蟲さんは『良い』和泉さんは『よい』で、02には『どんなに良いだろう。』という文があるので、かろうじて、玉蟲さんに一ポイント。
でも、どっちの表記も別に珍しくないし、揺れもあり得るから、決め手にはなりません。

決め手にしたのは『まるで神託のよう――私もまた天の掌にあると仮定すればあり得ることだ――に』みたいな、『――』で補足する手法です。
私はよくやるけど、他の人を見ると、これをやる人は、意外と少ないみたい?
少なくとも和泉さんは、やらない人みたいです。
そして、玉蟲さんは、わりとひんぱんにやるようです。
このブロックに、他にこれをやる人がいないかどうか、本当は全員確認したほうがいいんでしょうけど、でも、他の人は他の人で、すでに収まるところに収まってるから、もう、玉蟲さんでいいんじゃない?
よし、玉蟲さんに決定!

最初のほうに仮配置したまま、あまり物証を揃えてない人もいますが、最後の方になってピースが合わなくなってきたら場に戻してシャッフルしようと思ってたけど、すでに全体が不都合なく収まったので、そのままで良さそうです。

というわけで、ファイナルアンサー。

C01 歌うたいの賛歌           竹野内碧さん
C02 真夜中の乙女はラプラスの夢を見るか 玉蟲さん
C03 きらきら星をさがして        真冬さん
C04 ブルームーン            瀬古冬樹さん
C05 狼たちの夜             くまごろうさん
C06 甘やかな墓標            はなふじマディ子さん
C07 世の光               歩く猫さん
C08 私のヒカリ             紅 和花さん
C09 光牙と土竜             ろくさん
C10 ネズミと王女            和泉有穂さん

最終的に塩中さんと全一致……かな?



2015年12月15日(火) 覆面7Cブロック推理経過1

Cブロック推理の一回目です。
まず、作品と作者の一覧をぺたり。敬称略で失礼します。

C01 歌うたいの賛歌           
C02 真夜中の乙女はラプラスの夢を見るか 
C03 きらきら星をさがして        
C04 ブルームーン           
C05 狼たちの夜             
C06 甘やかな墓標            
C07 世の光               
C08 私のヒカリ            
C09 光牙と土竜             
C10 ネズミと王女            

作者:くまごろう はなふじマディ子 ろく 玉蟲 紅 和花 真冬 瀬古冬樹 竹野内碧 歩く猫 和泉有穂


まずは軽く当たりを付けてみることにして、その準備段階として初参加の方のサイトにお邪魔してみました。
そしたら、最初におじゃました竹野内さんが、いきなり01にビンゴ!?

申し訳ないんですが、最初にこの作品と竹野内さんを結びつけるきっかけなったのは、『?』や『!』の後にスペースがないことと、三点リーダーを、時に応じて一個だけだったり二個続けたりして使ってることです。
でも、他にも、理由はあります。

まず、文体。01は一行目の冒頭から『その』で始まってますが、竹野内さんも、『それ』『そこ』などの指示語が多めです。
他にも、なんとなく文体が似てる気がします。

それから、内容面では、女の子が幼く見えること。
最初、ジルって幼女かと思ったんですが、もうそれなりに大きかったんですね。
サイトのほうでも女の子をお膝抱っこしてて、まだごく若い少女かと思ったら、こちらもそれなりの歳はいっているようで。
でも、いずれも、言動がとてもかわいらしいので幼く見えます。

あと、竹野内さんは十八禁も書かれるそうで、指で摘んだチョコレートが溶けたり、それを口に入れたりといった描写が艶めかしいのが、それらしいかもと思いました。

次の02は、おお、本格SFだ!!!
こんなすごいもの書けるのは誰だ?
……見当がつきません(^^;) (誰かとても上手い人だろう)としか……。
というわけで、後回し。

03は、真冬さんじゃないかと。
旦那さんの口調とかが、それっぽいです。
実際には若いお父さんってこんなふうなことが多いけど、小説を書く時、こういうリアルさは、普通はなかなか出せないんじゃないかと……。

あと、なんか不穏な感じがするところ。
これ、最終的には別に何かすごい悲劇が起こったり怖いことになったりするわけじゃないんだけど、どことなく不穏な気配が漂ってて、真冬さんは、そういう、ちょっと不穏な感じが得意な気がしました。

04には、和泉さんを仮配置。
こういうダークな感じのものを、けっこう書かれる方だと思うので……。
「いっ……。いやああああああああ」と、母音を重ねる叫びも、サイトにあったし。
ただ、サイトでは、「う、わぁぁぁぁぁっっっっ」とか、母音が小文字なんですよね。
そこがちょっと心配です。
でも、仮配置だから!

05は、最初は「これ、すごい!(@@;)」と目を回し、02と同じく(誰か分からないけど、とてもうまい人だろう)としか思えなかったんですが、回った目を元に戻してから(笑)文章をよく見ると、このひらがなの多さは、くまごろうさんかな??

06は、メイドさんが出てきて、一瞬、玉蟲さんかと……。
でも、二回続けてメイドもの出すわけないですよね(^^;)
あと、文章も違うような?
すごく上手いんだけど、玉蟲さんとはちょっと違う気が……。
次に(ろくさんかな?)とも思ったんですが、それ以上に09がろくさんっぽかったので、その段階で、いったん、空席に。

07は、歩く猫さん、キターー! ……と、思いました。
文章のリズム感とか。あと、浪曲という趣味のチョイスとか。
なんで浪曲と歩く猫さんが結びつくのかというと、別に猫さんが浪曲が好きだと知っているとか、そういうわけじゃなく、ただ単に、なんとなくのイメージです。
今まで読んだ作品に、なんとなく、ほのかな和風伝統芸能の香りを嗅いだことがあるような気がして。

08は、今、まだ仮配置してない人の中では、瀬古さんが書きそうかなあ……。

09は、第一印象、ろくさんでした。
でも、その後、初参加のはなふじさんのサイトにお邪魔して、一瞬、もしかしてこれがはなふじさんじゃないかと……。
でも、もう一度、よくよく見てみたら、やっぱりこれはろくさんな気がする。
じゃあ、はなふじさんはどこだ? と見回して、空席になってた06に。
漢字変換は普段から統一していないし、文体も使い分ける方のようで、物証を探すのは難しそうですが、作風的に、ありそうな気がします。
すごい筆力ある方ですよね……(@@;)
あと、09も、すごい。あちこちで、すごいすごいと目が回ってばっかりです。

10は、これもまたずいぶん上手い人だなあ……(@@;)と。
今度こそ玉蟲さんかもしれない!

……と、ここまで来て、紅 和花さんがどこにもいなかったことに気づく……。
そういえば、02が空いている。
じゃあ、まさか紅さんが02!?
あり得ない気がするんだけど……。
でも、じゃあ、他のどれかなら紅さんっぽいかというと、どれもあんまり紅さんっぽくないようが気がします。

もしかして、中華モノだから05?
……と、思ったけど、やっぱり違う気がするし、じゃあ10が実は……?と思ったけど違う気がするし、まだ仮に当てはめてあるだけでぜんぜん自信のない03、04、08あたりに実は紅さんがいるのかも?
03、04、08を、これから検証して、もし今仮配置している人と特徴が合わないようなら、紅さんを検討してみようかと思いますが、紅さんは作風サンプルが少なくて、よくわからないんですよね……。
サイトにはSF置いてないけど、もしかしたら書くのかもしれないし。
とりあえず、02に仮配置してみることにします。

というわけで、第一次仮配置完了です。

C01 歌うたいの賛歌           竹野内さん
C02 真夜中の乙女はラプラスの夢を見るか 紅さん?
C03 きらきら星をさがして        真冬さん
C04 ブルームーン            和泉さん?
C05 狼たちの夜             くまごろうさん
C06 甘やかな墓標            はなふじさん
C07 世の光               歩く猫さん
C08 私のヒカリ             瀬古さん?
C09 光牙と土竜             ろくさん
C10 ネズミと王女            玉蟲さん?

?がついてるのが、まだまるっきりただの(仮)なところ。
ついてないのは、多少は自信があったり、少し検証しはじめてたりするところです。



2015年12月13日(日) 覆面企画7 Bブロック推理結果&推理経過その2

Bブロックの推理、一応、終わらせました。
今日はもう推理の理由を書く時間がないので、とりあえず、結果だけ速報(笑)です。

すみません、その後、修正版出てます。
こちら↓は修正前の仮アンサーになります。

B01 君は光             小高まあなさん
B02 百八代魔王と勇者の関係性    恵陽さん
B03 あたしは太陽          曽野十瓜さん
B04 ダンジョンマスター       みずきあかねさん
B05 聖女とロザリオ         彩真創さん
B06 クビをキレ           木菟みるくさん
B07 Luz del amor          彩芭つづりさん
B08 メガネ男子と虹の空       生駒美汐さん
B09 秋風渡り、金木犀を濡らす(※注)並木空さん
B10 龍呼舞             藍間真珠さん
B11 祈跡満つ            五十鈴スミレさん

推理の経過や理由は、明日、追記します。

************
12.14追記(長いです!)

さて、追記で、推理経過その2です。
まず、前回までの途中経過をぺたり。

B01 君は光           五十鈴さんか恵陽さんか生駒さん?
B02 百八代魔王と勇者の関係性  恵陽さん?
B03 あたしは太陽        曽野さんか五十鈴さんかまあなさん?
B04 ダンジョンマスター     あかねさん?
B05 聖女とロザリオ        彩真さん
B06 クビをキレ         みるくさん?
B07 Luz del amor        つづりさん
B08 メガネ男子と虹の空     まあなさんか曽野さん?
B09 秋風渡り、金木犀を濡らす  並木さん
B10 龍呼舞           藍間さん?
B11 祈跡満つ          曽野さん?


この後、前回の日記で予告した通り、まだあまり作風を掴めていなかった生駒さんのサイトに、もう一度おじゃまして作品を拝読。
画面を見た時の景色――読点の位置や頻度、漢字の開き具合、会話と地の文の配分、一文の長さ、改行頻度、台詞の長さ――などを見ていくと、少なくとも01ではない。

じゃあ、Bブロックでこの景色と似ている作品は……と、まだ誰かに当てはめてない作品を見ていくと、08が似てるかも?
詳しく見比べてみると、たしかに似ています。
そして、内容的にも、サイトの作品で、ちょうど、まだ付き合ってない男女がお食事するシーンがあって、心理描写が非常に近い気がしました。
「ん」みたいな短い台詞も、両方にありました。
よし、仮配置。

それから、前回の推理で05に彩真さんを仮配置した理由ですが、あらためてサイトに伺って、詩を読んだんです。
そしたら、これと作風が近いんじゃないかと……。
そう思って、彩真さんの小説と文体を比べてみたら、記号以外は、特に合わない点もないような気がしてきました。
日誌引用という推理避けになる体裁と、珍しい記号使いのせいで一見大フェイク作品に見えたけど、実は、…や―を一マスにしたこと以外には、これといったフェイクもなく、ごく正直に書かれた作品で、ほとんど素顔の彩真さんなのでは?

次に、なんとなく心当たりがある箇所を一箇所ずつ固定していくべく、10の藍間さんを検証してみることにしました。
10、もしかして藍間さんかもと思ったきっかけは、ただ単に『いろいろと翻っていたから』だけだったのですが、一度そうかもしれないと思ったら、もう藍間さんにしか見えなくなってきたので……。

というわけで、物証を上げるべく精査してみましたが、これといった物証は出てきません。
むしろ、調べれば調べるほど不一致点ばっかり見つかるような……?
漢字変換はあちこち違うし、特徴的な言い回しもこれといって検出できず。
一致点があっても、どれもそれほど珍しくなくて、証拠にはならなさそう。

でも、そうやって読みこむうちに、私には、これが、それでも藍間さんにしか見えなくなってきました。
その理由は……。

まず、目や髪の色の描写の多さ。
これ、短編のわりに、あと、顔立ち等の描写はあまりないわりに、髪と目の色についてだけは、ものすごくこだわって描写してるじゃないですか。
短編だと、キャラの容貌を描写せず、髪や目の色に言及しないこともあるけど、藍間さんなら、髪と目の色には触れてきそうな気がします。

あとは、文体。
『でも』等の副詞の後に読点を打たないことが多くて、読点は全体に少なめなんだけど、ここぞという時には惜しみなく使ってアクセントをつける。

そして、曖昧さのない短文の積み重ねで、まず結論を言い、後から説明する。
理系な文章ですね。
例えば、
『相当の踊り子なのだろう。道行く人々が足を止め、周囲には人だかりができている。』って文は、私なら、たぶん、『〜人だかりができているところを見ると、相当の踊り子なのだろう』と書きそうな気がするけど、藍間さんなら、ああいう書き方をすると思う。

あと、キャラとの距離のとり方というか、一人称の書き方?
一人称なんだけど、視点がキャラの中に没入しちゃわないで、少し距離をおいて外から見ている感じ。
例えば、 B10の、『私は残念に思った』とか『楽しみに思えた』というセリフなんか、一人称だったら『楽しみだなあ!』的な書き方をする人も多そうなところ、『楽しみに思えた』と書く冷静さが藍間さんっぽい気が。
藍間さんも作品によっては『楽しみだなあ!』もやるんだけど、文中の『私は』を『彼は』に置き換えても通じそうな、三人称神視点に近い一人称が、藍間さんの本領なんじゃないかと。

あと、異世界ファンタジーだからって気負って玉石?だの足輪?(踝飾り?)だの書かないで、ビーズとかアンクレットとかコサージュとかバッジとか、気負いなくあっさり書いちゃうのも藍間さん流な気がする。

あと、『誰もが、魅せられた。誰もが、確信していた。』とか『私を見ていた。私だけを見ていた。挑むように。それでいて懇願するように。』的な繰り返しも、藍間さんはよくやる気がする。

『踊り子は胸に手を持っていき。(改行)』みたいな連体止め?も、ここぞという時に、やる気がする。
(こういうの、どれもぜんぜん珍しい手法じゃないけど、積もり積もればってことで……)

そして、とにかく翻ってる!
あと、仲間(?)の神官との関係性とか、藍間さんが書きそう(←思い込み)。
そして何より、これ、前回の『紅蓮』と似た匂いがするような……。

漢字変換には不一致点が多いのですが、藍間さんは普段から漢字変換は必ずしも統一してなくて、作品ごとに違ってることも多いし、さらに覆面の時は意図的に多少いじることもあるらしいから、もう、そのへんは無視で、『匂い』で当てはめてしまうことにします!

匂いで当てはめるといえば、恵陽さん。
『匂い』で仮配置してみた02と恵陽さんの一致点を探してみましたが、ここも、これといった物証は出てきません。
違うという証拠もないけどそうだという証拠もない、みたいな状態。
論文体裁と、会話が無いのが探偵泣かせ!
これも05と同じで、特殊形式の効用ですよね。

でも、これ、恵陽さんの匂いがするんです……。
恵陽さんの文章は、なんていうか、おおらかであったかいです。
上手く言葉で表現できないんですが、建物でいえば、どっしり構えて、飾り気のない門戸が広く開かれている感じがします。
筆記具でいえば2Bとかの濃い目・柔らかめの鉛筆で、ややザラ目の白い紙に、大きめの読みやすい楷書体で、しっかりはっきりした太い線で書いてある感じ?
なんかもう、ぜんぜん推理になってなくてごめんなさい。
これで違ったら申し訳ないなあ……。

次に、04、あかねさん。
これも恵陽さんと同じで、何か、匂いで当てはめてたんですが、やっぱり恵陽さんと同じで、そうだという証拠も出てこないけど違うという証拠もない、みたいな状態です。
読点の頻度とか会話前後の改行の処理とか、どこをとっても、あかねさんだと思って見て不自然なところは特にないです。
細かい一致点は、たくさんあります。
ただ、どれも珍しいものではないので、決定的な証拠にはならないというだけ。
これじゃ特定できないんだけど……でも、とにかく、違うという証拠はないんです!
そして、なんとなくあかねさんらしい気がするんです!
とりあえず、ここにあかねさんを置いたことで後で他の箇所に不都合がでなければ、あかねさんでいいことにしちゃいます。

途中で04に、恵陽さんが多用する『にっこり笑う』という表現があるのに気がついて、一瞬気持ちが動きましたが、やっぱりどうしても02は恵陽さんの匂いがするし、04はあかねさんの匂いがするし、『にっこり笑う』なんてぜんぜん珍しくなくて、もちろんあかねさんだって使うし……ということで、迷いは一瞬で終了。

次に06のみるくさん。
ここは、まず、作風で。
なんというか、とらえどころのないような、不思議なお話ですよね。
『お仕事あるある』的なディテールはとてもリアルなんだけど、なんかふわふわして、ストーリーにも掴みどころがない感じ。
そして、ブラック。
この、毒入りのワタアメみたいな、ふわふわ不思議系ブラックな作風は、みるくさんでは?

そう仮定して見比べると、文体等にも、特に違和感はありません。
そして、サイトの作品に、やたら首に注目し、首を締めることを夢想するような作品が複数……!
これはもう、みるくさんでいいんじゃない?

そうすると、残っているのは、01、03、11と、五十鈴さん、まあなさん、曽野さんです。
この中では、五十鈴さんとまあなさんが読点&改行多め(特に五十鈴さんが多め)、曽野さんだけ、いずれも若干少なめです。
で、前回の参加作品の内容に引きずられて、もしかしてまあなさんかもと思った03は、内容はともかく文章が、まあなさんにしては読点少なめで、あんまり『らしく』ないです。
むしろ、読点多くなく少なくなく、文章長くなく短くないところは、曽野さんらしいです。

03は、最初から、まあなさんと並んで曽野さんを疑ってたんですが、これはいよいよ曽野さんの犯行?
最初から曽野さんをわりと疑っていたのは、サイトに『きんかんなまなま』という女の子どうしの微妙な関係を描いた作品があって、内容的にそれらしかったのと、あと、これが、ひらがなオノマトペなんかのせいで一見可愛らしいけど、実は、読点の頻度や位置、文章の長さ、漢字の開き具合など、どこをとっても一般文芸公募向けにチューニングされたような適度さの、計算された手練の文章に見えたからなんですが、前に女子小学生の着ぐるみで参加した曽野さんですから、女子中学生だってお手の物でしょ?
濡れ衣だったらごめんなさい!
もし違ったら、これを書いた人は、私にものすごく尊敬されたと思って下さい。

でも、そうすると、最後に残ったのが01と11で、残った人が、五十鈴さんとまあなさん……。
これって、どっちがどっちになっても、何か無理があるのでは??

……と、思ったのですが。
この二作とお二人のサイトを見比べているうちに、まあなさん=01は全然アリかもしれないということに気づきました。

01、とにかくいろいろ目立つ特徴があるので目が惑わされますが、その特徴が誰のサイトにも見当たらない以上、そういうのは全部フェイクでしょう。
しかも、漢字変換とか記号のフェイクには、時間はかかりません。
意気込みによると、まあなさんは執筆期間が短かったようですから、記号フェイクはできても、11のような文体・作風フェイクは、時間がないと出来なかったのでは?

そして、フィエクと思われる部分を抜いて考えると、01は、決して、まあなさんとしてあり得ない文体ではない気がしてきました。
そして、改めてまあなさんのサイト作品を眺め回したら、『私の魔法使い』という作品が、ズバリ図書館ネタで、キャラ配置も被ってる!
(辛い事情を抱えた少年少女が、図書館で児童書好きの年上女性と出会う。しかも、その年上女性は、ネタバレになるから書かないけど同じ特徴が)

そして、文章の方も、フェイクと思われる箇所を抜いたら、特に違和感ないかもです。
というわけで、まあなさんを01に。

そうすると、消去法で11が五十鈴スミレさんになってしまうのですが……。
もしそこがどうしても合わないようなら、最初っから全部見直しになってしまうのですが……。

五十鈴さんは短文・改行多めというイメージだったため、最初、みっちり族に見えた11は、まったく視野に入れてなかったのですが、念のため、見比べてみることにしました。
そうしたら、11は、意外と読点は多めです。
一文も、改行してないから画面は黒っぽく見えるけど、実はそれほど長くないのかも?
長いところもあるけど、そういう方向の文体フェイクの可能性もあるし。
うーん……。

悩みつつ、五十鈴さんのサイトを見ていくと、わざわざ特設ページからリンクしてくださってた参考作品の一つにファンタジーがあって。
で、それが、『十をいくつか越えたかという年頃の少女』と不老不死の魔法使いのラブストーリーじゃないですか!
11は、『十の齢から幾つかを数えたほどの娘』と壮年の男で、ラブストーリーではないけれど、女の子は頬を染めてツンデれてるし、最後は手を繋いで歩いてくし……。
そういえば、前回の覆面作品の女の子もツンデレっぽかった?

で、そういえば、五十鈴さんは前回の覆面作みたいな渋めの世界も書ける方だし、『笑み零れた』なんて表現も、それらしいような……?
11と五十鈴さん、決してあり得ない組み合わせではないような……?
五十鈴さんは、普段わりと軽めのものをお書きになってるようだけど、書こうと思えばこれが書ける描写力がある方だと思う!

だいたい、これ、明らかに作風フェイクですよね。
そう思ったら実は誰かの地だったというケースもあるけど、今回、このブロックには、普段からこういうのを書いてる人はいなさそうだから。
『瞠若』なんて言葉、私、初めて知ったんですけど、普段からそんな言葉を使う人は、あんまりいないかと。
作風フェイクのためにしか使わないかと。
少なくとも、曽野さん(←推理の初期に11の候補に入ってた)だったら、この言葉を、ご自分は知ってたとしても、フェイクのため以外では使わない気がする。
そして、五十鈴さんは、意気込みによると、渾身のフェイクをしたらしい?

ここさえ組み合わさってしまえば、全部、きれいにパズルがはまるんですよね……。
そういう期待で目を曇らせちゃうと失敗することが多いんだけど、でも、当てはめたいなあ……。
当てはめていいかな? いいとも!(←心の中の探偵と悪魔の問答)

というわけで、Bブロック、今のところ、いつもの迷走なしで、わりとすんなり、ほとんどが最初の仮配置どおりに収まってしまいました。
ちょっと(かなり)怖いけど、そろそろ次ブロックに進まないと時間がなくなるので、とりあえず、これでいったんケリをつけておきます。
もしかして、全ブロック終わった後で時間が残ったらまた戻ってきて、それから迷走するかも?(笑)



2015年12月10日(木) 覆面7 Bブロック推理メモ1

作品&作者一覧(敬称略)

B01 君は光 
B02 百八代魔王と勇者の関係性
B03 あたしは太陽
B04 ダンジョンマスター 
B05 聖女とロザリオ 
B06 クビをキレ
B07 Luz del amor 
B08 メガネ男子と虹の空 
B09 秋風渡り、金木犀を濡らす(※注) 
B10 龍呼舞 
B11 祈跡満つ

みずきあかね 恵陽 五十鈴スミレ 彩真 創 彩芭つづり 小高まあな 生駒美汐 曽野十瓜 並木空 木菟みるく 藍間真珠

**********

さて、覆面企画の推理メモです!
推理は一昨日からちょっとずつ始めていたのですが、やっと日記に書き留める時間が取れました。

日記中でお名前を出す時、親しい・親しくないにかかわらず、苗字呼びの方と下のお名前の方がいますが、単に変換しやすい方とか、なんとなく印象が強かったり呼びやすい方で呼んでいるだけなので、お許し下さいね。


例によって、まず最初の一回目は推理のことを考えず、純粋に作品を味わって一通り読むのですが……、その段階で、あまりにも個性が強くて、かつ、それを隠していない人は、(あ、◯◯さんだ)と思ってしまうこともあります。
今回のBブロックの場合は、B09がそれ。
これ、題材からして、どう見ても並木さんでしょう!
題材もそうだし、文体も……。

並木さんの最大の特徴であるセリフ中の改行や、一文ごとの改行は無いけど、同ブロックの他の作品にもそれをやってるのは無かったし、だいたい、いくら隠れる気がなくても、さすがにそれは封印してくるんじゃないかと……。

でも、今まで、そういう思い込みで何度も失敗しているので、一応、ちゃんと検証してみました。
B09と並木さんの具体的な類似点。

B09中にある『〜連れてきてあげたいです。と、新緑を愛でながらソウヨウは呟く。』という特徴的な句点の使い方が、並木さんの作品にもある。
例:『〜倒れかねない。と思う。』

B09中に二回も出てくる『胸をすく』という特徴的な言い回しを、並木さんも使っている。
しかも、いずれも香りの形容として。
『胸のすくような』とか『胸がすく』というのはよく見かけるけど、『胸 を すく』という言い方は、やや珍しめかと思います。

あと、『真っ直ぐとした視線』とうい言い回し。
『真っ直ぐとした』という言い回しは、前回の覆面で、私が思っていたほど珍しいものではないと知りましたが、『真っ直ぐとした視線』まで一致してれば、多少は証拠になるのでは?

あと、これは珍しくもなんともないけど、短文で畳み掛けるようなアクションシーン。
本当に、全く珍しくはないんだけど。

それと、これは、さっき歩く猫さんのBブロック感想を見て、言われてみればと思ったことなのですが、この作品、地の文で『彼/彼女』という言葉をあまり使わず、名前か、あるいは『青年/乙女』などの属性呼びをしていますね。
そして、そういえば並木さんも、『彼/彼女』をあまり使わない人でした。
『彼/彼女』ではなく、名前と、役職や属性呼びを取り混ぜて変化を付けてます。

というわけで、ここは、私の中では並木さんに確定。

あと、このブロック、最初の一作だけ読んだ時に、図書館ネタというだけで「なにこれ、全く隠れる気がないあかねさん?」と思ったのですが、一巡読みおった頃には、やっぱり違うような気がしていました。
むしろ、04のほうがそれらしい??

というわけで、一巡目終了。
(そういえば曽野さんは、恵陽さんは、藍間さんはどこにいたっけ??)と思いつつ。


ここまでは、一昨日の推理でした。

昨日は、推理を念頭に置いて、二巡目。
軽く当たりを付けていきます。

最初、題材だけであかねさんかと思い、それから、よく見ると記号使いにも文章にもすごく特徴があるからすぐ分かるんじゃないかと思った01が、実は大フェイク作かもしれないことが判明。

これ、『云う』という変換とか、『?』の後にスペースが無かったり、『ーー』がダッシュではなく長音記号二つだったり、ところどころ三点リーダーを3つ・4つ連結して使っていたりと、あからさまな目立つ特徴があるので、初参加の人か、全く隠れる気のない人かと思ったのですが……お二人いる初参加の方のサイトに行ってみると、お二人とも?の後にはちゃんとスペース空けてるし、『――』は長音記号ではありません。
記号なんて一番簡単に直せるところだから、初参加の人でもそれくらいの小細工はするかもしれないけど、経験者が初参加者のフリをしている可能性も……?
でも、経験者の方の中にも、普段から『?』の後にスペースを入れてない人は、いなさそう。
三点リーダーを時と場合に応じて3つ、4つ連結するのは彩真さんもやっていますが、他の点がいろいろ違うような……?

でも、一応、彩真さんも候補に。
あと、恵陽さんも、一応、候補に。
恵陽さんは、たまに『云う』という変換を使うから。
あと、もう一人、五十鈴さんも候補に。
これはただのカンだけど、なんとなく有りなような気が……。
強いて言えば、片仮名のオノマトペとか、三点リーダーの使い方とか?

というわけで、ものすごく分裂してしまいました!
一見すごく簡単そうに見えたB01、実は、分かりやすい餌をちらつかせて探偵を迷宮に誘い込む罠だった!?(笑)

そして、02。
あれ? 恵陽さん、もしかして、こっちじゃない?
最初、にっこり笑ってないので、恵陽さん候補としてはスルーしちゃってましたが、改めて読んでみると、この雰囲気、なんとなーく……???
恵陽さん、次からは絶対にっこり笑わせないって言ってたし!(笑)
まだ、特に根拠の無い、雰囲気だけのあてずっぽうですが、一応、恵陽さんを候補に。

そして03。
第一印象では、なんとなく小高さんが書きそうな話の気がしたんですが……。
前回の覆面作品が、女の子同士のヤンデレ的なやつだったせいですね。
でも、もしかして女子中学生の着ぐるみを着た曽野さんなんじゃないかという疑惑も……。
この作品、上手いし、曽野さん、『きんかんなまなま』で女の子同士の微妙な関係性を描いてるし。
あと、一応、ここでもまた、五十鈴さんも候補に。

そして04。01のところで書いた通り、あかねさんを候補に。
ビーって名前とか、あかねさんっぽいような気がして。

05は、見るからにフェイク作品っぽい(三点リーダーや『―』の一個使い・推理しにくい日誌形式)ので、とりあえず後回しにしました。

06は、なんとな〜く、みるくさんかなあ、と。未検証です。
現時点での唯一の物証らしきものは、薬の名前を『』ではなく「」で囲ってることだけど、そんなの全然珍しく無いですね。

07は、初参加の彩芭つづりさんじゃないかと……。

これ、ほとんど一組の男女の会話だけで進むお話ですが、会話が続く時に、地の文無しで「」が連続するんじゃなくて、合間合間に、地の文で、表情や仕草の描写を頻繁に挟み込む。
そして、その、表情の描写が、非常に細やか。
微妙な表情の変化を、とっても丁寧に描いてあります。
で、例えば目を細める時も、ただ『目を細めた』ではなく『剣呑に目を細めた』と書くとか、唇を噛むのだって、ただ『唇を噛む』じゃなく、『柔く噛む』とか、何か一言形容がつくことが多いです。

その特徴に合うのが、つづりさんのような気がしました。
細かいことですが、『くちびる』が平仮名だとか、変換癖の一致も多そうです。

「……おれの、」
 ――おれの、せいか。

みたいな改行も、サイトにもあったような気がします。
まだ漠然と当たりをつけた段階なので、後でもうちょっとしっかり、物証探しに行ってきます!

08は、これもまあなさんかなあ……? なんとなく雰囲気で。
まあなさん増殖中(笑)
あと、意外と曽野さんかも?
曽野さんって、こういうのもアリじゃない?(というか、曽野さんならなんでもアリな気がする)

09は並木さん(ほぼ確定)で、10は、もしかして藍間さん?
理由は、ただ単に、翻ってるから!(笑)

10は、誰だろ、これ。曽野さん? これ、上手いし、曽野さん、前に覆面で異世界ファンタジー書いてたよね……と、思ったら、あの作品、サイトに載せてないのですね。
でも、覆面企画3のサイトがまだ残ってるから、読める。後で読みなおしてみようっと!

と、ここまでが昨日の推理。
そして、昨日の夜、作者さんたちのサイトをあちこちふらふらと見て歩いて、ふっと思いついたのが、バリバリのフェイク作品に見えていた05は、実は、記号でステルスを試みてるだけの、ほとんど素顔の彩真さんなんじゃないかということ。
これから検証します。

ここで、いったん、現時点での候補を書き出してみます。
まだ適当に当たりをつけただけで、検証していないので、今後の推理のためのたたき台です。


B01 君は光           五十鈴さんか恵陽さんか生駒さん?
B02 百八代魔王と勇者の関係性  恵陽さん?
B03 あたしは太陽        曽野さんか五十鈴さんかまあなさん?
B04 ダンジョンマスター     あかねさん?
B05 聖女とロザリオ 彩真さん
B06 クビをキレ         みるくさん?
B07 Luz del amor        つづりさん
B08 メガネ男子と虹の空     まあなさんか曽野さん?
B09 秋風渡り、金木犀を濡らす  並木さん
B10 龍呼舞           藍間さん?
B11 祈跡満つ          曽野さん?


並木さんは私の中ではほぼ確定、彩真さんとつづりさんも、けっこう可能性が高そうな気がしています。
そして、曽野さんとまあなさんが大増殖中!(笑)
生駒さんは、まだ作風を掴めていないので、これからサイトにおじゃまして検討します。



2015年12月05日(土) 覆面作家企画7意気込みテンプレ回答

■作者名

冬木洋子

■サイト名&アドレス

カノープス通信

■参加ブロック

Aブロック

■自己紹介、プロフィールページはありますか?

古いけどこちら
普段、存在を忘れてて、覆面の時だけ思い出すページです……(^^;)

■好きな(得意な)ジャンルはなんですか?

前回の回答時と変わっていないので、コピペ↓(^^ゞ

***
読むのも書くのもファンタジー……ですが、ふと気がついたら、ここしばらく、ラブコメばかり書いてるかも。
巡りあわせで偶然ラブコメが続いただけで、ファンタジー書きでなくなったつもりはないのですが……。
読むだけならSFも好き。児童文学も読み専門で好き。
***


■好きな作家さん&作品を教えてください。

ここも前回の回答時と変わっていないので、コピペ↓(^^ゞ

***
たくさんいすぎ&ありすぎて、毎回、とっさには出てこないんですが、最近の国産ファンタジー(一部SF含む)で新作が出ると小躍りするレベルで作家読みしてるのは上橋菜穂子さん、荻原規子さん、五代ゆうさん、妹尾ゆふ子さん、西魚リツ子さん、縞田理理さん、諏訪雪虫さん、乾石智子さんとか。(『最近』と言っても、そういえば、前3人は20年以上前のデビュー作からずっとおっかけ中)
ジュブナイルを書いてた頃の菅浩江さんも好きだった(今の作品も好きだけど)。
翻訳物ならパトリシア・マキリップ、ジェイン・ヨーレン、ブラッドベリ、J・G・バラード、ル・グィンとか。
長く追ってるorお気に入りのシリーズものなら『十二国記』、『グイン・サーガ』、『ファーシーアの一族』、『流血女神伝』とか。
あとは、古い児童文学の数々。特に翻訳物中心。
***

追記。

作品数が少なかったり最近あんまり本を出してない作家さんは、こういう時にとっさに名前があがってこないけど、自分の読書歴を振り返ってみれば、その時々でどっぷりハマった作品、深い印象を残した作品とその書き手さんは、他にも大勢います。
好きな作品は多すぎて書けないけど、自分にとっての永遠の特別は『ナルニア国物語』。
本好きになるきっかけとなった思い出の本は『ふらいぱんじいさん』。


■最近読んだ本の中で、オススメの1冊と言えば何ですか?

すみません! 2冊にさせてください!

・『図書館の魔女 烏の伝言』(高田大介)
(↑これはシリーズ二作目で、もちろん一作目『図書館の魔女』も面白かったです)

・『鹿の王(上・下)』(上橋菜穂子)

二冊とも、どうしても外せない!
まだ読んでないけど『白の予言者』も、もう読んでたら、きっと外せなかったはず……。


■創作以外の趣味はなんですか?

読書。


■今まで、覆面作家企画に参加されたことはありますか?

2回め以降ずっとだから、6回目。


■前回参加時、あなたの作品はどなたの作品だと推理されましたか?

掲示板から辿った分では、玉蟲さんに3.5票(←玉蟲さんを『02か04』と推理した人がいたため)、白馬黎さんに3票、塩さん、小林さんに各1票。
匿名投票分では、玉蟲さんに3票 塩さんに2票。
合計で、玉蟲さん6.5票、白馬さん3票 塩さん3票 小林さん1票です。

ちなみに、私だと正解してくれた人は5票(うち3票は匿名分)でした。


■前回参加時、あなたは誰の作品の作者と推理されましたか?

玉蟲さん作品と文月夕さん作品に各5票、小林さん作品と白馬さん作品に各1票でした。


■前回と同じブロックだった作者さん、今回もいますか?

同ブロックにいるかということだったら、菜宮雪さんが前回も同ブロックでした。
あと、麻生さんとは前々回(第五回)同ブロックだったし、御桜さんと鈴埜さんのお二人とは第四回に同ブロックでした。

前回同ブロックだったけど今回は別ブロックの人なら、塩さん、盲管さん、玉蟲さん、彪峰さん、水城さん、紅月さんが、今回も参加してますね。
元Eブロック12人中、私を含めて8人が参加してるということで、元Eブロックの参加率、高い!?


■この作品を書くのに、どのくらい時間がかかりましたか?

思いついてからざっと形にするまでは、休日数回分、各数時間ずつで、たぶん、延べ十時間以内……?
その後、ちまちました推敲にかかった時間の累計は不明です。


■ズバリ言って、今回、あなたの作品を推理するのは簡単ですか?

簡単だと思います。
今回はほぼ全く逃げ隠れしていません!(←最初から諦めてたともいう)
意図的にいつもと変えたのは一箇所だけ、あとは何もかもいろいろといつも通り、ものすごく素顔です。


■この企画のために書いた作品、他にもありましたか?

ないです。ネタはいろいろ出したけど、力及ばず、どれも形にできなかった。


■この企画への参加作品以外で、一番最近書いた作品は?

すみません、前回の覆面企画参加作です。
(今サイトで連載中のやつは、書いたのは前回の覆面より前だから……)


■その作品は、推理のための重要なヒントになりますか?

覆面作品だからわざと文体変えてるけど、不器用故にクセは隠せてないから、たぶん、まあ、それなりに……?

でも、今回はいろいろと素のまんまなので、覆面作品より普段の作品を読んだほうが分かりやすいかもです。

ちなみに、覆面作品以外の直近作は、前回と同じく『木苺はわたしと犬のもの』ですが、前回は意外とあんまり参考にならなかったらしいこれが、今回こそ、けっこう参考になるのではないかと思います。(←探偵さんに大サービス!)


■企画への意気込みをどうぞ。

今年は(途中で不測の事態が起こらなければ)今までになく時間に余裕があるはずなので、全ブロック推理を目指してがんばります!
思いっきり楽しみたいと思います。
ご一緒してくださるみなさま、よろしくお願いします!
推理中は、知り合いであってもなくても同じ企画に参加した時点でお仲間と見なさせてもらって、日記等に馴れ馴れしくお名前を出すかもしれませんが、お祭りに免じてお許し下さいm(__)m

※探偵さんへ。
サイトトップページにて、過去の覆面作品等を集めた『推理材料詰め合わせパック』を配布中です。
よろしければご利用ください。



2015年12月01日(火) 今度こそ鹿とうり坊の話!

覆面作家企画7の投稿締め切りも過ぎ、参加者名簿発表とブロック分け・推理開始を待つのみとなりました。
30日の24時が締め切りだったのですが、朝起きてツイッターのTLを遡ったら、あちこちから『間に合わなかった!』という悲鳴が上がってました……(^^;)

今回、しばらく参加してなかった懐かしい顔ぶれ(サイトごと消えていた人も含めて)もちらほら見られるけど、前回参加して、今回も参加したいと言っていた人の原稿落とし率がけっこう高いかも?
果たして参加者は最終的に何人になるのか?

ブロック分けはまだだけど、参加者名簿だけは今日の夜には発表されるそうなので、楽しみです!

そんなわけで、ちょっと先走って、トップページを覆面仕様にしました。
探偵さん専用コーナーを作って、恒例の『推理材料詰め合わせパック』の配布をはじめてます。
推理期間が始まるまでにサイトを下見に回る人もいるだろうと思って、早めに用意してみました!

ところで、さんざん引っ張った、タイトルの鹿とうり坊の話。
ほんとに、引っ張るほどの話じゃなかったんですが……(^^;)

4月に転職しまして、通勤経路が変わりました。
で、途中でちょっとした山を越えるようになったんですが、そこが、やたらと『出る』んですよ!
もちろん、お化けじゃなく、野生動物が。

今までの通勤路や、家の周囲のあちこちでも、よく狸だかアライグマだかハクビシンだかが轢かれていて、何度かはイノシシも轢かれてたんですが(一度なんか、なぜか、片側二車線・中央分離帯有りの県道のど真ん中に巨大な親イノシシの死体が落ちてた。なぜ道の端の方じゃなくど真ん中だったのかが謎)、新しい通勤経路になってから、生きた動物との遭遇が増えまして。
(もちろん、死んだのとの遭遇も増えてますが)

で、春には、道端にうり坊がぽつんと佇んでたことがあったり(可愛かった!)、あと、息子が同じ道を通って通勤しているのですが、帰りの夜道で、巨大な牡鹿と遭遇したそうなんです。
ちょっと霧の出てる夜で、前方に大きな黒い影が浮かび上がって、(何だ?)と思ったら、道の真中に、立派な枝角の巨大な鹿が突っ立っていて、あやうく追突するところだったとか。
怖い!
鹿にぶつかったら、車のほうがオシャカですよ?
鹿にぶつかって、車は大破、鹿は走って逃げ去ったという体験談を、複数人から聞いています。

その道、確かにちょっと山の中を通るけど、実は駅前のメインストリートの延長上なのに……。
駅前のメインストリートをまっすぐいくと、そのまま街を抜けて山の中をつっきって隣町に至るちょっとした幹線道路で、息子と私が両方使っていることからも分かるとおり、通勤経路にしている人は多いのです。
そんなところに鹿だのイノシシだのが出るって、一見自然が豊かな証拠みたいだけど、実は住処を追われて出てきてるってことなのかも。


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