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2004年11月30日(火) 「好き」

「好き」

という言葉には、色々な意味がある。
「友人として」「異性として」「家族として」など、
一般的な分類はできたとしても、
具体的な個人に対しては、それらを明確に分離できない。
色々な「好き」が入り混じった感覚。

結局は、「好き」という事実があるのみなのだ。


2004年11月28日(日) 紅葉の森の満開の下






















 散りゆく紅葉のように
 時は流れ
 僕は旅立ち
 君はもういない


2004年11月25日(木) 楽しく誇り高く

「自分が楽しめる仕事を見つける」というフレーズを、最近良く聞くように思う。

「楽しさ」だけでなく、「誇り」も手に入れられないだろうか。


2004年11月23日(火) 岐路・B-SIDE

世界の広がりは、
人と人とのつながりから成立している。
この場合の世界の広がりとは、
ただの情報の交換を意味しない。



一つの物事を深く突き詰めれば、
やがて研ぎ澄まされていく。
だが、他に対して鈍くなる。
何もかも忘れて没頭できるというのは、
一般的に幸せな状態を意味するかもしれないが、
忘れてはならないものを忘れているだけの場合もある。
つまり、消極的な理由で没頭している場合だ。

自分の人生の選択基準を、
一つに絞ってしまうのは間違いではないだろうか?



新しいステージへの旅立ち。
それは今の退屈からのEXODUSを意味する。


2004年11月22日(月) 岐路・A-SIDE

「君には新しい分野を切り開いて欲しい。
世界が狭くなるという認識は間違いだ。
この道を進めば、世界は確実に広くなる」

世界が狭いというのが、
ここを飛び出したい大きな理由の一つなのに、
逆の発想で世界は広くなるという。
先手先手を打たれているようだ。
この人に付いていけば、
確かに世界のある側面は確実に広がると思う。
でも、同時に、昔の俺なら馬鹿にしていた、
ありきたりで平凡で大切なものが、
失われていくのではないだろうか。
ある意味で、俺は刃こぼれしたのだと思う。


もしお前がもう一度オレを震えさせてくれるのなら、
この世界で一緒に汚れてやる。
(日本橋ヨヲコ『G戦場ヘヴンズドア』)


2004年11月21日(日) 僕は駆け始めた

終わりに向かっているからこそ、
すべてはかけがえのない時間なのだ。

いつか、今この瞬間を、
思い出として、
思い出すときが来るのだろう。

そのとき俺は、
どこにいて、誰と話し、
何を追いかけているのだろう。


2004年11月20日(土) 不完全なリアル

あたしたちは
なかなか完ペキにはいかない
でもさあ
何かが欠けているからこそ
前へ進めるってのはあるよね
次の何かへ…
完ペキに満たされたなら
そこから先の人生に
どんな意味があるっていうの
(井上雄彦『リアル』)


2004年11月19日(金) 人の言葉

「どこに行っても、色々なことを学ぶことだ。
たとえば君が、何かのプロジェクトのリーダーになったとしよう。
色々なことを知らなければ、各人に仕事を割り当てることはできないし、
全体を把握することもできない」

僕を導こうと、アドバイスをしてくれる人達がいる。
どの道を選ぼうとも、それらは僕の糧となるはずだ。
ときにそれがすでにわかっていることであっても、
人から言われることで、勇気付けられる場合もある。
(逆に、心が揺れることもある)


2004年11月17日(水) 失うもの

進むべき道があった。
でも、今は、別の道も悪くないと思う。


長い時間が経った。
色々な人に出会い、色々な日々を生きた。
知らない世界を知り、
自分のいた世界の狭さを知った。
かけがえのないものを得た。
そして僕はある意味で弱くなった。
失うものができたからだ。


2004年11月16日(火) 岐路

「君はScienceをやりたいのか? Engineeringをやりたいのか?」

Scienceは未開の地の可能性を示し、
Engineeringはそれを発展させる。

どちらにもそれぞれの苦労があり面白味がある。
どちらも選択できる立場にあれば、
どちらを選択するかは自分次第。
あり得たはずの選択肢を切り捨てる前に、
十分な時間を費やして考える。

「考えても結局わからない」

だからといって考えないのは、ただの思考停止だから。


2004年11月15日(月) 空の境界

「ここは狭すぎる」
あなたはそう言って出て行った。
今ならその気持ちがわかる。


2004年11月14日(日) 笑の大学

笑いに対する真剣勝負に胸が熱くなった。

理念だけ高くても、中身が伴っていなければ、
それは言い訳にしかならない場合がある。
この作品は、そうではない。
きちんと、笑える。


2004年11月13日(土) 人の中

むかし、一人で生きたいと思っていた。
これは正確に言うと、
誰かに頼らずとも、
一人でも生きていける自分でありたいという意味。
でも、一人で生きていけたとしても、
誰かに頼りたいときもある。
強い振りをしても、幸せにはなれない。

人の中でしか生きていけないし、
人の中で生きていきたいと、
今なら思う。


2004年11月11日(木) 隣の芝生

「この世界の頂点を極めてみるのも良いんじゃない?」

「…でもそれで、幸せになれるんでしょうか?」

外の世界には、
もっと面白いものがあるかもしれない。
それはしかし、
この世界と疎遠になるということでもある。


2004年11月10日(水) 働くということ

生きるために働く必要がなくなった時、
人は人生の目的を真剣に考えなければならなくなる。
(ケインズ)


2004年11月08日(月) やっつけ仕事

色々なことがやりたい。
時間がない。
そう考えたとき
効率の追求
要領の良さというものが要求される。

だけど
要領の良さと
やっつけ仕事とは
違う。
多忙であること自体が
目的ではない。


2004年11月07日(日)

相手を助けようとしているようでいて
助けを求めているのは自分なのだと。
自分の言動の本当の理由に
後になってから気付き
嫌気がさす。
不安定な自分を抑え込んでも
制御できない心の綻びが
外に出てしまう。


心という毎日聞いているものの所在だって
私は全く知らないまま大人になってしまったんだ
   ・・・
妙な甘えでもう誰も失いたくない
逢って答えをそっと確かめるけど
触れ合いに逃避するのは禁止
戸惑いつつも変えているんだ
(東京事変『心』)


2004年11月05日(金) Are you happy ?

 

 Happy Birthday to You

 でも誕生日がHappyだなんて誰が決めたのだろう。
 年を経るごとに、そういう考えは薄れていくのではないだろうか。

 だけど、その誕生日を仲間に祝ってもらえたら、
 それはやはり嬉しいことなんじゃないかと思う。

 「ほんとみんなに祝ってもらって、幸せもんです!」
 素直な喜びを表わす人もいる。
 そういうの、忘れたくないな。




2004年11月03日(水) 幸せについて本気出して考えてみたら

悪くない、ということが、
良いとは限らない、
ましてや最良とはいえないことは、
当然ながら附記しておくべき事柄だろう。

どうしてその道を選びたいのか、
その動機を少し上から見渡してみたら、
実はその道でなくてもいいと気付くこともある。
もっと別のやり方があると。
逆にその道でなければならないと確信すれば、
そのまま進めば良い。
でもたいてい、答えは0か1では出ない。
もし出たとしたら、
それはほとんどの場合、
思い込んでいるだけだろう。
他の道を見ようとしていない。


道が一本あれば、行く手は自然にその一つに決まる。
選択する機会が失われる。
その不自由さに、人は安堵して、歩み続けるだろう。
立ち尽くすよりも歩く方が楽だからだ。
そして、その歩かされている営みを「意志」だと思い込み、
その楽さ加減を、「幸せ」だと錯覚する。
(森博嗣『恋恋蓮歩の演習』)


2004年11月01日(月) Out of Vanilla Sky

いま僕がいる場所は、
あることに関して世界の最先端に位置している。
別にそのことでなくとも、
何かに関して世界の最先端という環境に自分を置くことは、
今後の大きな糧になると期待している。
だから、その期間を延長するのも悪くない。

一年前の選択は、
お互いに間違っていなかった。
なら、次はどうだろう?

どの道を選んでも、
悲しみではなく、楽しさを伴いながら、
生きていきたい。
そして、大事な人たちと歩いていきたい。
例え生きる世界は違っても。

それは何かと引き換えの試練などではなく、
僕がそうありたいと願う色の空なのだ。


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