2002年07月28日(日)


ご主人がフジロックから帰ってきた!

本当は明日変える予定が、なぜ今日になったのかはわからない。
だがそんな理由などどうでもよいのであった。
電話でその旨を聞き、僕は嬉々としてその後の時間を過ごした。

バイトが終わり、ガストで待っているご主人様の元へ行こうとしたそのとき、
バイトの後輩からお声がかかる。
近所のラーメン屋で夕飯を食うことになってしまった。
僕は9時で上がり、彼女は9時半で上がりだったので、その30分の間に僕はスーパーへ
特売の牛乳(2本\280)を購入しに逝き、ガストに寄って家の鍵をご主人に渡した。

ガストで見かけたご主人は学生には到底見えなかった。

フジロックへ逝く前となんの変わりもないことは相違ない。
だが周囲にいる試験勉強中の大学生と見比べてみると、彼は明らかに異彩を放っていた。
ただのオッサンである。
偶然会った部活の後輩にも、まさかあれがご主人様だとは言えず、僕は早々に去った。
フジロックのため逸れなかった髭、なんの手入れもしていない髪、Tシャツにジャージ。

ご主人は僕を友人に紹介できないというけれど、僕だって同様である。
確かに僕は一見男だ。
ていうか男に間違えられるさ。
だけどだ。ご主人様だって今時の若者とはかけ離れているではないか。
こんなダサいオッサンやだね僕は。

と思いつつも、やはりご主人様のマジックフィンガーには平伏す。
僕程度の人間、ご主人程度が丁度いいのだ。
分不相応。




2002年07月25日(木)


ご主人様をお見送りにバス停までついていくことになった。
このバスで高崎駅まで行き、新幹線で越後湯沢に行くのだ。
今日からご主人様のキャンプ&フジロックの日々が始まるからだ。
僕はゴミ袋を持って家を出た。

バス停まであと50mというところで走っていくバスを見かけた。

仕方がないので北高崎駅まで逝くことにした。

踏切まであと40mというところでバーが降りていく踏切を見かけた。

仕方がないので北高崎駅からのバスに乗ることにした。

まだ時間がちょっとある。そこの本屋見てみたい、とご主人様が言う。
僕らはとことこ歩き始めた。
バス停を通り過ぎて20mというところで人を降ろし終えたバスを見かけた。
仕方がないので維持で高崎駅まで逝くことにした。

僕は徒歩、ご主人様はチャリ。
1時間かけて駅に着いたころには、僕はもうへとへとであった。
しかもご主人様は無地Tシャツにハーフパンツのジャージ、
僕はもう少しましなTシャツに普通のジャージといういでたちである。
そんな格好で駅ビルに行く僕たち。
近所のバス停にごみ捨てついでについてきたはずが、このざまである。
家の鍵をかけてきただけマシと言えよう。
財布がなかったのでご主人様に頼んでジュース代をもらった。
でも、僕はもう鬱だ氏のう状態だった。



2002年07月20日(土)


鬱だ鬱だとメールが届く。
なんだか楽しいお話なようだ。
僕は直ちに電話をかけ、ガストで待ち合わせを図った。
以下彼女のタノシイお話。

僕は以前、Oカダという男の自慢の手マンを実験し、あまりの下手さに鬱になったが、
もう一人、Tハタという男は自分のモノをアメリカサイズと豪語していた。

その日、女3人、男3人で宅飲みをした際、その二人も混じっていたそうな。
Oカダはおっさんくさい22歳だが、Tハタはタッパもあるし白くてキレイ系なので、
良しと思ったのだろう、女1人がテイクアウトされてしまった。
その女が僕の友人である。
しばらく物を食べていないため、酔いは早く回り、他の女の子らもつぶれていたので、
彼女は思いやって家に帰してあげたのだが、その後Tハタ以外の男も戻ってこない。
そこでTハタ(車持ち!)の家に逝くことになったというわけだ。

Tハタの部屋はCK子の真上であった。
ここでCK子の呪詛範囲を考えるべきであったろう。
「う…」と絶句した彼女、しかし徒歩で帰ればCK子に遭う可能性が高い。
彼女はCK子とTハタを天秤にかけたが、CK子の恐ろしさに屈することにした。
その打算が後に悲劇を生むとはそのときの彼女は予想もしなかった。

朝起きて鬱な彼女。
なのにTハタとにかく迫ってくる。
             …うざい。
アーアーあーあーうぜーうぜーうぜーうぜーと面倒で言いなりになっていたが、
なんといきなりやらされたことは騎乗位とフェラ。
Tハタ、まったくもってテクがない。
ていうか下手。
はっきりいって粗チン
しかも「イッた?」とか訊いてきた。
早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ
早く出せ早く出せ早く出せ早く出せ早く出せ早く出せ早く出せ早く出せ早く出せ早く出せ
イッた振りまでして、彼女はとにかくその場を逃れたかったらしい。

その後聞いたTハタ情報。
・自称読書家。好きな作家は村上春樹や村上龍。
・カラーボックスひとつに本がぎっしり。
・押入れには「ダイの大冒険」全巻。
・彼女と付き合いたいと思った理由は、部屋に「ベルセルク」があったから。
・Oカダにフェラされた経験あり。(道理でOカダ僕の時勃たなかったはずだ!)
・昔小説家になりたかった。

半端な笑顔でうんうん話を聞いていた彼女も、さすがにピキッ。
ハードボイルド系の作家を並べ立ててみたら、わからないようなわかったような顔をされた。
彼女はもうそのあとの話はやる気なし。
ハイハイハイハイ聞いてたら、「イクラちゃんか」とつっこまれた。

DQNにかかわりたくねーんだよ!!クサレが!!

そんなことはおくびにも出さず、頑張って彼女はTハタと場を分かれることに成功した。
うざいメールも適当に返し、もう関わらねーぞと心に決めつつびくびくしているが。
DQNは、壊さない限り、どこまでも追ってくることを彼女はよく知っている。
裏切りと思われたらこっちが壊されてしまうからだ。
「奴、壊すか」と彼女はつぶやいた。
我慢して付き合うか、と。
彼女は、ドミノを積み上げるのが好きだった。
僕は、協力するよと答えた。



2002年07月17日(水)


E子さんに奢ってもらうために、N山はバイトが終わった後もE子さんを待っていた。
E子さんは長野に旅行していた。
僕がバイトを終えて事務所に来たとき、そのことを伝えると、待ち損だと悔しがっていた。
こいつは奢ってもらうことしか考えてないのか。
普段いつも奢ってやっているが、それがもう当然だと認識し始めたのだろうか。

馬鹿じゃないの?!

僕はもうこいつには奢ってやんねぇと決めた。
慣れてくるとたちまち態度デカくしやがって。

そうして帰りが一緒になり、しつこく誘ってくるので近所のマックで食うことになった。
こないだ僕が奢ってやったときのお礼らしい。
そこで閉店までお喋りした。
最近こいつの性格の悪さが際立ってきたので、僕はいろいろと文句をつけた。

帰り、車に乗り込むと「じゃキスして帰ろ」。
断って断って断り続けて2時間以上、僕がキレたので頬にキスさせることで妥協し、
僕は「もう一緒に飯なんか食いにいかねーよ」と捨て台詞を吐いて別れた。
帰ったのは2時近く。
ご主人に愚痴る。

友達でいたいから、仲良くしていたいから、優しく接していたのだが、
ちょっと仲良くしたくらいでなんでこんな偉そうなわけ?!
そう思ったらムカつくことが吹き出てきて止まらなくなってしまった。

大体余計なところで細けーんだよ!
忙しい時とかにその癖やめてくれる?!しかもそれを他人に強要しないでくれる?!
いつも自分が正しいと思って!自分はみんなに好かれてると思って!
社員でもないくせに社員面して勝手に「人を使う能力」鍛えんな!
中卒のくせに「だから学生は馬鹿でいやなんだよ」とか言うな!
社会に出てから「嫌いなやつとは付き合わない」なんて出来ねーよ馬鹿!

等々。



2002年07月16日(火)


頭痛がひどい。昨日の夕方から始まったこの頭痛が。
どうやら風邪を引いたようだ。僕にしては珍しいことである。
おかげで今朝の夢見は最悪だった。
眠ればこの症状も緩和されると思ったのが間違いであった。

お通しとメニューの料理の区別が出来ず、苦しんだ。

寝ているにもかかわらず、何度も寝返りを打ったことをよく覚えている。
まっすぐ仰向けになったり腕を上げたり横向きになったり足を横に伸ばしてみたり。
とにかく苦しかった。
それは夏の暑さがもたらしたせいかもしれない。
が、いくらロフトといえども、明け方はまだ肌寒い時期であろう。
起きたのは8時半であった。

そこまでひどい頭痛を朝から味わい、今日は二限から一日中学校だ。
だるくてつい腰を下ろすが、立ち上がると同時にキーンッ。
痛いよ。

悲劇は続く。

コンタクトをしまい忘れたことに気が付き、「まぁ大変」と洗浄液に浸そうとするが、ない。
昨日ちゃんと外してそこに置いといたはずのコンタクトが、ない。

悲劇は続く。

なぜか電話会社から請求書が届いている。
口座振替にしているはずのものが、引き落とされていない。
        ……残高ない…?
財布紛失から1ヶ月キャッシュカード機能は停止していなかったが、まさか。

今月は試験なので実家に帰っている暇はない。
おまけに御主人様がやって来る。
さてどうやって日々を切り抜けようか。



2002年07月12日(金)


TBSで「プリンス・オブ・エジプト」をやるので見てみた。

解説:
3000年前のエジプトを舞台に、奴隷の子として生まれながら王子として育てられたモーセ。彼が辿る数奇な運命を、壮大なスケールで描いたスペクタクル・ロマン。
吹替え声優:
寺脇康文、椎名桔平、天海祐希等

壮大なスケールで描く彼の数奇な運命…。
    そんなもん99分で描けるかボケ!
肝心の十戒を石版に刻むシーンもなかった。
    それ一番大事なところじゃねぇのか。
CGくらいしか感心するとこねーよこれじゃあ。
大体僕はドリームワークスとかディズニーとかそういうアニメは好きじゃないんだ。
僕が好きなのは萌え系だからなぁ。
なんてことはともかく、ストーリーは無理があるし、主人公格好良すぎだし、
現実感ないし、宗教性はあまり感じられないし、何を戒めるために作ったんだか。
今度『十戒』見てみようかな。

で、金曜ロードショーは「スターウォーズ」ですよ。
エピソード1なので見る気はまんまんであった。
何しろスターウォーズシリーズは一度も見たことがないのだ。
ということでいそいそと支度を整えていると、E子さんから電話が。

「アンタ今日休みでしょー。
 今娘といるんだけど、もうすぐ帰るからそのあと飲も!」

バイト先に飲みに行く。
途中、N山混ぜる。
シノ混ぜる。
4人でスナックへ流れる。



2002年07月11日(木)


おかしいなぁ、N山の車がない。
まさか風邪悪化して今日は休み?…大丈夫かな。

バイト先の駐車場でそんな不安を抱き、「おはようございます」とドアを開けた。
するとN山がいるではないか。

「聞いて聞いて。俺事故ったんだよ」

開口一番そう言った。
僕は詳細を聞きたく、急いで着替えて彼の元へ行った。
どうやら彼の車は廃車らしい。
居眠り運転で信号待ちの車に激突し、治療費・修理費、およそ300万円
支払わねばならないのだそうだ。
力ない笑顔で努めて明るく振舞うN山が気の毒で仕方がない。

「体は大丈夫だったんかい」
「まぁでも無事でなによりだよ」
「車だけですんでよかったいね」

N山と主任に「近所のオバサンみたいな反応だ」と笑われながらも僕は言った。
ここ一週間いろいろなことがあったのだと彼は言う。
そんなこともつゆ知らず、僕は何もしてあげられなかったのだ。

バイトが終わってから久しぶりにメールを送ってみた。
ありがとう、と返ってきたが、元気がないことは変わりなかった。
お金のことはもちろんだが、ぶつけたショックというのは計り知れないだろう。
僕もよくぶつかるので少しはわかる。
(何故か人の車にぶつかってばかりで、ガードレールや壁に追突などは一度もない。)
一人で落ち込んでやしないかと、いてもたってもいられない。
心配だ。



2002年07月05日(金)


バイトが終わるとE子さんから呼び出しがかかった。
主任が「呼んでるよ、行ってきな」と。
そう、E子さんはわざわざうちの店に飲みにきたのである。
しかし僕はE子さんを恐れていた。
びくびくしてディシャップ(ドリンク作る場所)まわりでうろうろしていた。
          …このまま帰りたい…。
こわいよ。何言われるんだろう。
僕は、たとえ言動に気を使っても、かえってムカつかせてしまうことが少なくない。
おそらくそのパターンであり、無神経さを非難されることは必至になろうと予想した。

そうこう考えているうちにE子さんに見つかってしまった。
E子さんの席に連行される。
しかしE子さんはトイレに席を立ち、かわりに店長が僕に話して聞かせてくれた。

大人の考えることはよくわからないなと思った。
だけど、一緒に飲んで騒いでとりあえず落着した。

本当によかった。

しかしその夜予期せぬ出来事が僕を襲う!!
僕がしたとんでもない行動とは!!
CMのあとその事実が明らかにされる!!

まぁその後のネタは削除しましたけど。



2002年07月04日(木)


E子さんの様子がおかしいと気付いたのは今日であった。
水曜はE子さんの休日、火曜は僕の休日であったため、久しぶりの顔合わせである。
でも、実はこないだもあまり話せなくて、少し寂しい思いをしていた。
それを思い出すと、避けられていることは明白であった。

なんだか話しかけづらいなぁ。
そう思いながら仕事に没頭する。
毎週木曜日はE子さんの手作り弁当が食える日なので、不安で緊張した。
僕の分はないのではないかと。
今日の晩御飯はカレーで、E子さんは鍋ごと持ってきてくれた。
僕の分もちゃんと残しておいてくれて、とりあえずほっとした。

だけど泣きそうだった。

今日はE子さんと二人きりでラストまでである。
それを機会に、仕事が終わった後ちゃんと聞いてみようと決めた。
このままじゃE子さん二度と口きいてくれないのではなかろうか。
それだけは嫌だった。
E子さんがいくら僕のことを嫌いでも、僕はE子さんが大好きだ。

気まずい時間がたち、ようやく仕事が終わった。
「お疲れ様です」と事務室に行く。
着替え終えたら言うぞ。
喧嘩してでもいいからはっきり伝えるんだ。
この場を逃したら二人きりになる機会なんかないんだから今言わなきゃ。
緊張で動悸が激しくなりながら僕は自分に誓った。

事務室にはシノがいた。

E子さんはシノとくっちゃべっていた。
僕は着替え終わり、店を後にした。
一人きりになって最初にしたことは、泣くことであった。



2002年07月03日(水)


4月にOPENしたラーメン屋「清香」に行ってきた。
広告等宣伝を一切行っていないため、いつでも空いているラーメン屋である。
せめてチラシでも配ればいいのに、と常々思っているのだが、
ちょうどバイト帰りに通る道なので、今半額フェアをやっていることは知っていた。
それで今日はキジを誘って行くことにしたのだ。

半額なのは清香ラーメン(醤油ラーメン)と味噌ラーメンと担々麺である。
キジは醤油、僕は担々麺を注文した。

僕の後ろの席に、二人組の女客が入った。
彼女らは、壁に貼ってある「一品半額」を指して店員に説明を求めていた。
その一品が明日からのサービスと知るやいなや見向きもしなくなり、
半額のラーメンを頼んだ。
しかもひとつだけ。
「おわん付けてください」と頼み、おわんが一つ来ると「二つ付けてよ」と要請。
さらにラーメンが来ると「髪の毛入ってるんで作り直してください」。
バイトの女の子がそのラーメンを下げようとすると、
「そっちのテーブルに置いとけばいいじゃない」と言われ、おろおろしていた。
おかみさんがやってくると、その客は

「そのまま下げてったらもしかしたら髪の毛だけ抜いてまた持ってくるかもしれないでしょ」と言ってのけた。

これにはさすがのおかみさんも「うちはそんなことはしません!」と反論。
僕らはその後すぐに食べ終わって店を後にしたが、
その客が只にしろとでも言ったんじゃなかろうかと気が気でなかった。

キジの車で学校へ行く。
駐車場から学校へ歩いている途中で、「馬鹿野郎!」と言う女の罵声を耳にした。
見ると、車がすれ違った後であった。
どうやら駐車場への狭い入り口で優先されなかったためにキレたらしい。
もう一方の車には男が乗っていた。
かわいそうにその子は何も言い返さずにすれ違ったようだ。

世の中の女は怖いものなのだなと思った。



2002年07月01日(月)


バイトを終えてからキジと共に外食することになった。
キジから誘ってくるは珍しいことである。
E子さんが握ってくれたおにぎりがあるにもかかわらず、キジと中華料理屋へ行くことにした。
そこは「龍翔飯店」。
オープニングセールのため、龍翔ラーメンは半額となっている。
僕等は当然龍翔ラーメンを食べた。

なんだか足りない。デザートがほしい。
「でもここでタピオカとかマンゴープリン喰うんだったらコンビニで買うね」。
その提案によりファミマへレッツゴー。
「あ、そういえばこのファミマ酒売ってんだいね」。
その一言で酒盛り決定。
僕等は一缶ずつアルコールをカゴに入れ、その他つまみをいくつか購入した。

僕はSUNTORYが最近出した「ピングレ」を買った。
深津絵里のCMで有名なので皆さん御存知だろうと思う。

まずい。

これがまさに「ウソうま」だよ!!

一言で言うと、不味い麦焼酎にグレープフルーツジュース(30%)を香料程度に混ぜた感じ。
こんな不味い缶チューハイを今だかつて飲んだことはなかった。
味も香りも不味い焼酎。こんなん飲みモンじゃねぇよ。
なぜこんなモンを商品化することが出来たのか、SUNTORYという会社自体に疑問を持った。



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