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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2019年02月22日(金)
Vol.879 バスに乗って学校へ

おはようございます。りょうちんです。

そんなの普通で珍しくないことだと思っていたのに、実は結構レアなケースで他人に話すと驚かれることが、たまにある。小学生だった6年間ずっと、俺は毎日バスに乗って学校へ行っていた。こんなことを言うと、おしゃれなスクールバスが送迎してくれる学費がすごく高そうなおぼっちゃま学校だったのかとか、はたまた学校からかなり遠くのひどく辺鄙な山奥の田舎に我が家があったのかとか思われるかもしれないが、そうではない。誰が決めたか知らないが、俺の住む地区の小学生は全員、学校の前を通る民営の路線バスに乗って通学しなければならないという決まりがあったのだ。バス通学以外は認めないという校則なのだから、もう守るしかない。
我が家から小学校までは約2km。けして近くないが、子どもの足で40分あれば歩けたので、毎日徒歩で通学することも可能ではある。では、なぜバスを使う必要があったのか。それは、学校までの通学路にちゃんとした歩道がなかったからである。
我が家は国道沿いにある。バイパスができて裏通りになった今は交通量も減ったが、当時は大型のダンプカーやトラックががんがん走っていた。一方、小学校は国道と駅を結ぶ幹線道路沿いにある。ここも交通量が多く、車道の脇がすぐ民家や畑で歩道が全然ない区間もたくさんあった。交通事故が今よりずっと多かったあの頃、安全を考えてのバス通学だったのだ。
クラスメイトの3割程がバス通学だったのだが、バス通学の子どもは全員ランドセルから定期券入れがぶら下がっていた。ICカードなんてまだなかった時代、バスを降りる時に車掌さんや運転手さんにその都度ぶら下げた定期券を見せていた。胸に付けた名札の中には、定期券を万一失くしたり忘れた時のバスの片道乗車賃である50円玉が1枚いつも入っていたし、各学期の初めにはバス会社の事務所があるバスの車庫まで、わざわざ定期券を買いに行っていた。6年間バス通学をしたあとめっきりバスに乗る回数も減ったが、今となってはなんだかとても懐かしい思い出でもある。