あなたの 前に 疑問は ありますか? →
それを どこらへんまで 問い詰めますか? →
答えってのは 何ですか? →
正解は 参考書の 後ろの方に 載ってますか? →
足したり 引いたら 出て来る モノですか? →
悔やむのは 仕方ないのですか? →
相談に 乗ってくれる 相手は いますか? →
本当に あなたが 今後 進むべき道ですか? →
言い訳は 不必要ですか? →
所詮 理屈じゃ 説明できないもんですか? →
―――壱言―――
あの日も ここで はみ出しそうな 君の 笑顔を 見た
水の 色も 風の においも 変わったね
明日の 朝 僕は 船に 乗り 離ればなれに なる
夢に 見た 君との 旅路は かなわない
きっと 僕ら 導かれるままには 歩き続けられない 二度と これからは
君が 思い出に なる前に もう一度 笑って みせて
優しい ふりだって いいから 子供の 目で 僕を 困らせて
ふれあう度に 嘘も 言えず けんかばかり してた
かたまりに なって 坂道を ころげてく
追い求めた 影も 光も 消え去り 今は ただ
君の 耳と 鼻の 形が 愛しい
忘れないで 二人 重ねた 日々は この世に 生きた 意味を 越えていたことを
君が 思い出に なる前に もう一度 笑って みせて
冷たい風に 吹かれながら 虹のように 今日は 逃げないで。