現場監督の気まぐれ日記
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この三日間は休む間もなく家の大掃除。 ついでに山道具の手入れ。汚れ放題だったザックとゴアの雨具も洗濯しサッパリした。
この一年を振り返って漢字一文字で表すとなると、やはり自分の場合「難」! もちろん、これは災難の「難」の意味で、 2月の丹沢・伊勢沢でコケて指にヒビ 4月の職場異動先が今までになくストレス過多の最悪の職場 7月は予想外の長雨で計画がことごとく水の泡 10月の八ヶ岳でコケて左ヒジ負傷、そして親父の死 11月はインドアで無理なムーブにより左腿肉離れ そして12月はノロウィルス感染で山行計画が流れた上、よりによってにこの歳になってイブの日に初入院 ・・と数え上げると枚挙にいとまがない。
いいことと言えば8月のハワイ。 また、今年は自分の都合でちょっと数は少なくなってしまったが「おやぢれんじゃぁ隊」の面々との山行はどれも楽しく充実していたので、これがせめてもの救いか。 来年はとにかくこの「難」の状態から脱皮せねば!
入院の精算も済んでいないので、再び診断を受けに病院へ。 特に左脇腹が痛く(特に笑ったり咳をしたりすると息が止まりそうなほどの激痛)、アバラにヒビでも入っているんじゃないかと思うのだが、やはり骨折・外傷、内出血ともになく単なる一時的な打撲とのこと。 「セキソンは?」と聞くと「・・なってたら立ってられませんよ。」と医師に笑われてしまった。 入院代はしめて25,000円也。自分へのクリスマスプレゼントに小型のザックを新調するつもりだったが、予想外の出費がちょっと痛い。
それにしても今まで自転車に乗っていて車にはね飛ばされたり、山でのフォールも何回かあるけど、せいぜい打撲だけで骨折すら経験していない。 頭の悪さや顔の造りは直しようがないが、視力はこの歳で2.0だし、鼻は花粉症知らず。歯も小学生の頃はコンクールに選ばれたりして(今はボロボロだけど)、優秀なパーツを授けてくれた両親には本当に感謝している。 とりあえず全治2〜3週間。しばらくは湿布の香りに包まれてリハビリと反省の日々。
クリント・イーストウッド監督の話題作「硫黄島からの手紙」を観る。 太平洋戦争で玉砕した日本軍の攻防を描いたもの。 内容的には悪くはなかったが、二宮クンの演技は巧いのかヘタなのか。あの戦争のさなかに渡辺謙のような紳士的な上官がいたのかどうか。 ・・といくつか違和感を感じたので自己評価としては☆☆☆
本当に自分でも情けなくなるアホさ加減。某インドアジムで推定5〜6mのグランドフォールし、そのまま入院。 その日、既に20本は登っていたのだが、何だかその時に限って他のことを考えていて、ロープをつけなければならない所を無意識のうちにフリーソロで・・。 上まで行って当然テンションかかるものと思って手を離したらそのままストン! 下はマットなし。右カカトから落ちて頭や身体への直撃はなかったが、強い衝撃で左脇腹と受身の時に左手首を痛めてしまう。 すぐにCTスキャンとレントゲンを受けたが、骨・内臓器官ともに異常なし。(ホッ!) ただ処置の時、医者が小声で「セキソン(脊椎損傷)の可能性もあるから・・」と言っていたのを聞いた時にはさすが青くなった。
本来ならしばらく入院だが、食事のマズさと「車が無くて不便だからさっさと帰って来い」との女房の指令で一泊のみで自力退院。 ハセキョウ似の看護士さんでもいればもう少しゆっくりしていきたいところだが、やはり病院なんて長居するもんじゃないね。 それにしてもこのところ自分の不注意でケガが続いている。強力な守護霊様?のおかげで大事に至っていないが、改めて自分の行動を戒めたい。
体調もほぼ回復したので一週間ぶりにBP2。 「ノロ」のおかげで体重約2kg減。クライミングには有利なはずだが、その分パワーが出なくて差引ゼロ・・。 本日は混んでいたこともあってなかなか集中できず、新たな成果としては一階「扇」の茶・四級を一つ(一撃)のみ。
まだ具合が良くないので、今日は一日中フトンの中でゴロゴロしながら読書。まぁ読書といえるほど難しい本は今の体調と気分では読む気もしないが。
「リアル」第6巻(井上雄彦) 井上作品は「バガボンド」は長いのでそのうち一気に読むとして、こちらは「リアル」タイムで読むことにしている。苦悩しながらも前向きな野宮がイイ。 ☆☆☆☆
「岳」第2巻(石塚真一) 絵はちょっとラフだし2巻になって多少超人的な動きが気になるが(^^;)、ストーリーは良く、特に「#3滑落」がイイ。老婆心ながら今後ネタが続くか心配。 ☆☆☆☆
「Rock&Snow」34号(山と渓谷社) クリス・シャーマのまたとんでもない写真に魅せられて思わず購入。個人的にはインドヒマラヤ・シャークスフィンの記録がかつて自分の行ったエリアで各キャンプ(ビバーク)ポイントの標高もドンピシャで凄く共感を覚えた。見えるけど遠い頂、それがヒマラヤ。
「でっかい旅なのだ」(椎名誠) シーナ誠の島を中心とした旅遍歴をまとめたムック。シーナ先生は既に130を超える島旅を実践しているようだが、こちらは数えてみたらチンケなのも含めてまだ10島余り。山に飽きたら南洋島旅派に転向しようと思う。
ついでに夜、TVで韓流の話題映画「私の頭の中の消しゴム」をやっていたので見始めたが・・。 今まで食わず嫌いだと思っていたが、やはり自分にとって韓流はまったくダメ。あまりにベタな演出とストーリーに15分ぐらいで鳥肌が立ち始め、30分がもう限界!
ううっ、ついにやられてしまいました。ノロウィルス! 昨日から急に寒気、吐き気、下痢に襲われ、まさに「東京タワー」状態(僕と悪寒と、ときどきボトン・・) 職場でも同じ症状で休んでいる人がいて、もしや先日の忘年会の食あたりかと思ったのだが・・・。 医者に行き薬をもらって今は少し小康状態を保っているが、昨夜は高熱で一晩中のた打ち回り、ホント死ぬかと思った。 週末は八ヶ岳へ行く予定だったが、当然この状態では見送り。ただ不幸中の幸いは行く前に発症したこと。もし山の上でなってたらどうなっていたかと思うとかなり怖い。
残業後であまり時間がなかったが、一週間ぶりにBP2。 一階リニューアル壁は上級まで全て課題設定されていて混んでいた。 そんな中、茶・四級を3本(スラブ2、屏風1)を片付ける。三級も何とかなりそうなのがチラホラ。 ただ、若手の巧い常連さんに聞くと四級〜一級は前回より難しくなっているんじゃないかとのこと。左腿の肉離れはほとんど回復しているので、また少しずつグレードを上げていきたい。
年の暮れで疲れが溜まっているのか扁桃腺の腫れがなかなか引かず、この週末はジムへも行かず休養。 雪のシーズンなので車をスタッドレス・タイヤに履き替える。
仕事帰りにBP2。 一階はまだホールド替え&課題設定が全部できていない状態だが、みんな新しいモノ好きのせいか一階は人がウヨウヨ、二階はガラ空き。 順番待ちの合間を縫って本日はとりあえず紺(五級)を6本片付ける。ほぼ全て一撃。まー、このぐらいはできないと。
午後からBP2。 明日から一階はホールド替え工事に入るため、「扇」一級トライは本日がリミット。 S師に習ったムーブも完璧にこなせるようになったのだが・・・いかんせん肝心の上部リップにあと数ミリで指が届かない。 もうこれ以上いいポジションではないぐらいのギリギリの位置に立っているのだが・・何度やってもダメ。 結局、分割クリアで「通し」はNGとなったが、自分ではよくここまでやったとほぼ満足。
この一ヶ月は集中的にこの課題しかやっていなかったが、終了間際に他の課題もやってみたら四級を新たに一撃、二級や一級もそれなりに手数を延ばせるようになっていて、それなりの効果はあったように思う。 次回ステージではS師をギャフン!と言わせたい。(・・が、たぶん無理だろうなぁ。)
【はいあがろう。「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる】(聖書「SLAM DUNK」第31巻−山王工業・堂本監督の言葉より)
夜はバカ息子2号の誕生会。 コムサ・デ・モードのストロベリー・モンブラン(一切れ800円!)をヤケ食い・・(^^;)
天気がいいので今日はダウンジャケットを自分で洗濯してみる。 ダウン物のクリーニングは羽毛のヘタリや片寄り、あるいは生地のほつれから羽毛が外に散らばったりとそれなりのリスクを伴うもの。 なるべくなら洗わない方が良いと教えられてきたが、考えてみるとこのダウン、二十数年間でまだ一回しかまともにクリーニングしていない。 さすがに汚れが表面のナイロン生地にまで染み出してきて汚らしい。店に出すのが手っ取り早いがヘタな店に頼むと繊細なものだけにトラブルの元だし、料金も高い。 で、さっそく自分でトライしてみる。
まずは今回の代物。英マウンテン・エキップメント社のダウンジャケット「アンナプルナ」(1980年モデル)
画像で汚れているのがおわかりでしょうか?全体的にかなり汚い!
で、今回使用した洗剤がコレ。英NIKWAK社のダウン専用洗剤(左)。ついでに透湿性ナイロン対応のもの(右)も購入。横浜・好日山荘で各千円弱。
まずはバスタブの残り湯に洗剤を入れ付け置き。
そのまま一時間以上放置。泥水ほどではないが、最初乳白色だった水がかなり黄色くなって汚れが染み出してきているのがわかる。
次は洗濯機へ。もちろんこのまま剥き出しで入れるのは禁じ手!大きめのストレージ・バッグ(スタッフ・バッグじゃないよ)に入れて、軽く洗って→二回注水すすぎ→1分間回転脱水。
後は天日干し。よくわからないが本当は布団乾燥機で低温・短時間乾燥がいいかも。 仕上がりはこんな感じ。すっきり綺麗になって満足。
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