| 2022年10月23日(日) |
「よろこびの花 かなしみの花」 |
連日にわたっての本番。 今日のお仕事はなんとシークレットゲスト☆
『よろこびの花 かなしみの花』 さとこ虫 絵画展 + 『木の器、木のカトラリー』 小倉賢一(駱駝屋)
期間:2022年10月20〜24日 会場:草花ノ香リ2F
さすがに連日本番は疲労感+重圧が桁違いだ。 なによりも、おどりの内容がまったく違うww そして再起+再起+再起してからのカラダは、 コンディショニングがツライ!! しかし! そんなことを飛び越えて、、
おどりをおどるよろこび おどれるよろこびが
圧倒する
今回は知る人ぞ知るお花屋、 【草花ノ香リ】が会場。 初顔合わせに出向いたときには、 知らない土地すぎて 一体どこまで行くのと思ってしまったほど。 お店は森の中、林の中にあるのだ
そのお店には、 喧噪というものがまったくなかった
あの日は小雨が降っていたけれど、 その小雨の天井を 屋根を衝く音が、、
音楽に聞こえた
雨音がこんなにいい音色だったなんて 十数年考えたことなかった気がする。
花の香りに満ちた 静寂の中の雨音
こんなの もう奇跡じゃないか
さとこ虫さん。 わたしの再復帰公演ではなんと舞台監督でしたw そういうわけで、、逆らえません。 完全に偉い人枠です☆ 笑笑 わたしの事情も知っている方ですので、 「無理しないでね」と 何度も言われた気がします。が! おどり、 おどりは、、 無理が利くところに身を置いて はじめておどりきることができるものです☆ だから、リハビリでも練習でも、 目指すところは定まっています。 そこに向かってこの3年を費やしてしまいました… ええ、もちろん、すべては表裏一体です。 裏返したらこうです →「おどりなんて無理しかない!」
さあ おどろう!! シークレットなだけに、開演は未定w (お客さんが集まったら)とのことです! 暗黙の了解では13:30〜14:00あたり。 さとこさんから紹介と合図がなされます こころのタイトルは… さとこ虫さんの展示会どおり
『よろこびの花 かなしみの花』
本日の使用音源 Love Me More (Acoustic) Sam Smith
つい先日教えてもらった曲! 尺も3分22秒と、願ったり叶ったり☆ なにしろ わたしのおどりは、 曲の尺通り始まって終わらないのだw
本日のおどりもギリギリ危なかった!! カーペットがズレて足を取られてしまったのが ほんと危なかったッッ いや、もう ギリギリじゃないことってないよね(爆) おどりをおどる、 おどりきるって、、大変なんです どんな仕事も きっとそうですよね☆
おどりきると、 目の前には涙されている方がいました
「今日来れてほんとうによかった」
その方の一言に、 この数年のモヤモヤが吹き飛んだ
いまのところ 自分にはおどりしか ない
これだけは自分に裏切れない だから、 自分を裏切らないおどりを踊らなくちゃいけない。 踊らなくちゃいけない、というよりも そうありたい そう踊りたい 自分には、自分のおどりが断たれていないことを 強烈に感じた日でした
おどることができてほんとうによかった
会場にはボサノバ歌手のマドリンさんが 来てくれています マ「タイスケくん!すっごくよかったよ」 つい先日、彼女のステージに行ったばかり。 ダメ元で歌ってもらえないか尋ねてみると—
「歌うよ歌うよー!」
突然この日にしか生まれない、 本物のスペシャルデュオが爆誕w こうして第二シークレットステージまで させていただけました!! ◎これはもう奇跡でしょう◎
わたしの場合、 前もってテーマに縛られず 本当の意味で(自由)になれるのは この予想がつかない瞬間しかないのも本音です さとこさんの絵画のひとつひとつ 小倉さんの木の器、カトラリーたち お客さんを含むその空間での出会いがすべて
ここでしかうまれないおどりが、、ある!
その後、マドリンに 遠く離れたカフェに連れて行ってもらうと、 なんと二人のお客さんに 「私たちもさっき草花ノ香リに行ったんだけど」 と言われてしまった!!
いや、、ここ4駅ほど離れた場所だよ!? こんなピンポイント遭遇ってなんだーーーーー
◎かるく別の奇跡だった◎
わたしたちのシークレットライブを 見ていただけなかったことに わたしは平謝りします(超実話) そしてその二人も強者の発言でしたw
「シークレット、私も好きよ」
くっ【草花ノ香リ】ってスゴイ!! そこに足を運んでいる方たちもスゴイ!!
人間は 身軽さと 度量だ☆
| 2022年10月22日(土) |
「チャリティーバレエ」 |
◎クラシック本番当日◎
『チャリティーバレエ公演2022』 2022年10月22日17:30開演 西市民センター
出演は12番目『Alegrias』 今回は男女ペア2組でおどる。 四年ぶりにクラシックの舞台に、、
帰ってきた
待ち時間。男性楽屋 GENさんに話しかける。
「数年ぶりにGENさんが踊ってるのを 見ることができました! ありがとうございます」
つい、、つづけてこう言ってしまった
「自分は早く おどれなくなるかもしれません」
するとGENさんはこう答えてくれた
「これから先は気合いある人の世界だよ?」
そう、まったくそのとおりだ 偉大な大先生が踊っている前で そもそも弱音はおかしい 自分が感じている不安や恐怖など、 とっくに通過している大先輩のはずだからだ 我ながら失言だった 失礼にも相当する
そうは言っても 目の前にある自分自身のカラダの状態も 本当のことだ 痛みが出たらゲームオーバー どんな人も向き合わざるを得ない遠くない未来 それをいち早く察せざるを得ない職業なのだ
いいおどりは簡単には踊れない
いつだってそうだった いまのおどりをもっといいおどりにしたい 今の自分をどうやったら超えられるか そうやっておどってきた
最後の最後まで そのおどりは 本番が終わるまで ぜったいに完成しない
しかし、リハーサルで大失態を冒してしまう 患部の左足がうまく動かない プレッシャーからだろうか 自分にとっては誤魔化すしかない最悪の事態 (リハーサルでほんとうによかった) 先生には「そんなことなかったわよ」と 真顔で言われても自分自身が一番わかっている あんなの本番では絶対に、、ない。 ソロならいくらでも自分自身で決着できるが、 今日のおどりは4人でおどるもの。
そういうわけで直前まで練習を続けた
体力なんかよりもずっと大事なことだ 正直なところ クラシックのクラスに戻ってきて たったの5ヶ月。 3ヶ月かかってようやく人並みの グランジュッテに戻ったくらいだ そうやすやす技術は戻らない いくらリハビリをがんばってきても リハビリはその前段階も前段階 目の前にお客さんがいるからには おどりきらなければ
3分30秒 本番には悔いがない いま出来る全部をやりきった しかし、満足もない おどりには果てがないのだ
数年ぶりにGENさんの踊りを見た その姿は、、変わらないGENさんだった 涙が出そうになる 年月を経ても変わらないその姿に
人が真におどる姿には 力がある
いつだってそれに勇気づけられていた
最終演目は須貝バレエからの作品だった 自分が今日の本番に至るまで 最後にクラシックで出演したのはこの団体だ 今回の振付作品は先生の愛弟子である、 ユウキちゃんのものだった
『Etoile Filante』
震えた
ユウキちゃん本人含む 総勢13名 ほとんどが10代の ジュニアバレエでありながら これほどの群舞は十数年間見ていない!! 群舞が空間を圧倒する!!! これだ、これなんだ これがバレエの 群舞の ひとりでは到底たどりつけない場所 どこからどう見ても すごい作品だ バレエが クラシックが
おどりたくなってしまう
その一員になりたくなる… いいや、なりたい 全員の(バレエが好きだ)という情熱 この情熱が完全に輝きに昇華してしまっている 意味とか物語を構築する仕事が 馬鹿馬鹿しく思えてくるほどまで ただただバレエをおどるそのさまに圧倒される おそらくは 客席にいたら おそらくは 涙が止まらなかった とおもう
おどるよろこび おどれるよろこび それが目に見える、目に見えてしまっている
こんな瞬間が、、他に、他に、、あるか
10月22日 西市民センター チャリティーバレエ
10月23日 草花ノ香り(直方) シークレットゲスト
11月6日 九州芸文館 スペシャルゲスト トランペッターとDuo ファッションモデルも兼任
ギリギリの綱渡りかもしれない(いつもか 今回の冒険も簡単にはいかないでしょう それでも、 ようやく、 ようやく、、 本番を重ねられるところにいます☆
◎踊れるよろこびが圧倒する◎
|