| 2017年06月20日(火) |
「GMP 35th Anniversary」 |
それは、とんでもないSHOWでした―
ギャグマン ペントハウス 〜35th Anniversary〜 熊本・大分地震チャリティー公演 ◎期待すれば腹が立つ◎ ◎みんなで観れば怖くない◎
このキャッチフレーズ、、なんか見たことある! そうだ あれだッッ ジョー氏や課長の本番コメントに超ちかい(爆)
完全にどこかで許してもらえる前提です☆
しかしながら、、この公演、この公演は、、
既に 始めから完全に許されていた―
全出演者ニューハーフの公演!!! 主催は知る人ぞ知る店 ギャグマン☆ もはや完全に《伝説》です― 過去、店にわたしも行かせてもらいました ラベルが超光ってるドンペリも飲みました ◎その料金は明らかに治外法権です◎ しかし何よりも度肝を抜かれたのは合間のSHOW ゆうきさんセンターで完璧な艶やかさを現出。。 あれ、あれこそは、、本物の妖艶です☆ わたしはストリップも見たことありますが、 本物というやつは完全に芸術の域なんです!! この公演でもジャズの振付で突然トップレスになる 場面がありましたが、カッコ良すぎてまったく変な 気持ちになりません!! しかし出演者が出演者です…
とんでもない演目が続々と襲ってきました
和服で現れた女(ニューハーフ)の前に 四輪車に横たわったブリーフのみの男が、、 男は足の指に?ゴム紐を?幾つもかけ その上で口にそのゴム紐を全てくわえて 一直線に女の前に寝そべっていた!! 女はゆうっくりと座ります そして会場中に響く琴の音色ッッ 女はそのゴム紐をビンビンと描き殴ります― 局地的に盛り上がった箇所を狙ってもう、、 ビンビンに跳ねまくります!!! その様子は、、
人生で最も下品でした
しかしこれがもうほとほと笑わずにいられません! 男がうごめけばうごめくほどおかしい!! ああ、、思い返してもひどい。。 今でも鮮明に記憶が蘇ってしまいます。。涙 わたしは最前列にいました が、、最前列の人間が次々と舞台上に連れていかれ るのを目の当たりにして思いました
この席は、、危険すぎる!!!(爆)
フツーの公演ならいざ知らず、、 どう考えても自殺行為だったよッッッッッッ 演目が変わるたびに冷や汗が出ます。。(超実話
そして、、その時は本当にきた
客席に降りてきた女(ニューハーフ)に懇願され 舞台上へ連れていかれそうになりました! わたしは「無理です」とリアルに抵抗。。 しかしここでとんでもない台詞きた
「時間ないから!!」
これは舞台人として決して聞きたくない台詞でした だって、こんなの聞いたら行くしかないじゃない! 晴れ舞台?をぶち壊しにはできません!! 舞台にはいつだって夢ときb… しかし、その舞台上は“地獄”でした― なぜならその演目は、、 おもむろにバナナを股間定位置に持たせて、、 それを女(ニューハーフ)がゆうううううっくりと 皮を剥ぎながら食べるというもの。。 こんなのをもし好きな人にでも見られたら、、 確実に飛び降りかねません!! いや、もう、、絶対に飛ぶよッッ!!!
ここで整理します。 正直に言って、ここは、このSHOWは、、 それを《楽しめる》人たちの場所なのです そのテンションについていける人しかいないのです
わたしは完全にのまれていた
だってめっちゃ恥ずかしい衣裳の女が連れてきた 会場の男子の方が明らかにキレッキレのクマモン ダンス踊ってたもんッッ!!!涙涙
さて、その後もバナナ編ではわたしの後に 二人ほど舞台上に連れていかれました。。 三人目は、、なんと女子でしたw 女子だと構図が完全に崩れます。 ここでどうしたかというと、、なんと 《役割チェンジ》 舞台上に連れていかれた女の子が バナナを食べる、というもの… ところがこの女子は手馴れすぎていた! バナナを超美味しそうに食べる女子を見て、、
わたしは完膚なき敗北感を覚えましたw
そして、夢と希望も同時に失いました(爆) ここで遊んでる人たちは本当にすごい! 何がすごいのかって、、それは 《お金を使って遊んでいる》現実です 一般的に言えばきっと当たり前じゃありません。 ありませんが、この世界は現実です。 そして、仕方のないものばかりではありません
たった一人で舞台中央に佇む和装の女。。 《美》というやつはほとほと動かなくて良いのです だって少しの動きだけで、仕草だけで、、 なんとも言えない気持ちになってしまいます!! ◎圧倒的な美の現出◎ わたしたちが飛んで回って踊る、 その可動域が《一体なんぼのもんじゃい》!! そんなことを、、 思わずにはいられなくなるほどの公演です
何よりも考えさせられるのは 美という力を意識的に行使している事実 要するに《わかってやっている》のです
魅力って一体なんなんでしょうか とにかく目が離せなくなるヤツです!! その正体がエロなのか美なのか それすらもわからなくなるほどの公演でした(爆)
特に若いニューハーフたちは 女よりも女の魅力について知っています。 知っているのを感じるんだからしょうがないw どう見ても《可愛さ》がどこで出せるか知ってる。 露骨にその力を使っている人もいますが、 やはり力というやつは常に技術とセンスです☆
《いやらしさ》にならず《魅力》にできること それはきっとどんな人にも通じるものだと思います
| 2017年06月19日(月) |
2017年最大功労者賞 |
1年の終わりには程遠い2017年6月。 (※blog更新が2019年4月なのは内緒です) 窮地。それは、いつだって不意に襲ってきます―
北陸ダンスフェスティバル打ち上げ会場。 みんなお酒入ってて既に地獄絵図みたいでした! わたしは従兄弟と話があって遅れての参加です。 もう帰った人もいて会も終わろうとしていたとき、 佐成さんと話していたら女の子2人に
「写真撮りましょう!」
と言われたその直後 佐成さんが言い放った
「じゃあ with B みたいにいこうか」
with Bって、、何???
with B の意味がわかりませんでした まるでもってわかりませんでした さっきググって綴りを調べましたw 超実話です― かろうじてブルゾンちえみは知っていても、 男の方なんてまるで知りもしませんでした☆
一瞬 時間が止まった(my 体感)
この絶対に聞けそうにない空気なにッッ?! 間違いない。これ《一般常識》なの?? なんのことだなんのことだなんのことだなんの… そのとき記憶が見えた
去年そう言えば、、 薄いさんがそんな発言してたッッ
薄いさんは、わたしに流行のお笑い芸人のことを 上から目線で教えてくれるたった一人の存在です☆ いつも「知ってますか?」と聞かれて いつでも「知るわけないじゃないですか!」 って問答を繰り返していました(爆)
ブルゾンちえみの【with B】
たしかちえみを囲んでるって言ってた!! たぶん両サイドにいればいいんだ― ほんとは上着脱がなきゃいけなかったかもですが、 なんとかその場を切り抜けることができましたw ◎あの時の会話がわたしを救ってくれたのです◎ なにしろ今ここにいるのは全国から集まった、 熱すぎるダンス精鋭部隊のようなもの! そんなところでついていけなかったりしたら、、 狭すぎるダンス界で別の意味で崖っぷちですッッ
そもそも、この頃 with B を知らない、というのは 全日本的におそらくありえないことでしょう。。 しかしながらバラエティ番組を一切見たことがない 見ようともしないわたしにとっては、、
完全に知らない人たちです
薄いさんが、誰もが知っているであろう芸人を その一切を知らないわたしに繰り出してくる怪w ◎きっと気分いいんだと思います◎ だって、、いつもドヤ顔だもんw だがしかし 笑われているとしても! そんな話が大事なところで役立つリアル☆ 記憶掘り起こすのに5秒くらい使いましたが、 希望は記憶の中にあったんです!! なんて素晴らしいことでしょうかw おかげさまで全国の人たちと意思の疎通がギリギリ できましたよ できたんですよッッ ほんとうにおどろ、、感謝です☆
わたしを救ってくれた恩人です 満をGして2017年最大功労者賞を進呈しよう!
これからも世間で当たり前に知られてるはずのこと 知らない人でいつづけるかと思います
テレビのことは薄いさんに任せよう☆
一人前の一般人にほど遠すぎてすいませんww ◎これからもドヤ顏でよろしくお願いします◎
福井にいるときは、 ぬいさんの実家でお世話になりました! ぬいさんのお父さんはスケート界の偉い人です。 レジェンド羽生くんとも話できるレベル。 そんな方に甘味処へ連れていってもらえました!
足羽山【かわむら茶屋】
毎朝歩いているルートって言われてました。 車でしたが、自宅からは結構な距離。 ちなみに足羽山の読みはASUWAYAMAですw そのだいぶ登ったところにお店がッッ
どうやら ぬいさんのお父さんを 知らない人はいないらしい
みんな挨拶してくるんだから間違いない!! 地域でも確実にそんな人物だと思われます。 とんでもない人にご馳走になっているのだ、、 きっと!!(爆) そんなぬいさんのお父さんは言った。
「趣味からスタート それから道を楽しむ→ 道楽 道を極めれば→ 極道 プロっていうのは極道でなければならん。 道楽はまちがい」
こんな話をされたからには、もしかしたら わたしは危ういところにいるのかもしれません お父さんは金沢までダンス見に来られてました 道楽は、、さすがによぎりもしませんが、 “人さまにダンスをお見せする” そのことが一体どんなことなのか 何をおどればいいのか いつもいつでもそれをそれだけを考えています 踊りだす直前まで悩んでいるかもしれません 結局のところ答えはありません ただ、そのときの自分の答えを見出す 見出そうとする そのダンスがすべてに通じていると信じます ひとつのことではない みんながそれぞれに受けとってくれる そんな「何か」に通じている ダンスにはそれができることを知っています
完成されたものを見せる これはプロの当たり前の了見ですが、 本番にこそ完成されるもの というのもまた本当です どこを到達点とするか 到達点がないからこそ可能性があるのも真実です 完成よりもいつもつねに広がる広がっていく何か それを感じていたい 答えは、、きっとそこにある☆
いろんなこと わかった気がします。 金沢に来て気づけたいろんなこと。 そのどれもがYIWです。
やってみないと 行ってみないと わからない
これはわたしたち人間にとって、 本当に大事なことなのだと感じます。 食べることと同じ! やってもない、行ってもないのに わかってる感な人 たくさんいますよね。 とんでもないウソっぱちですパチモンです! 自分自身のことでさえ わかっていると思ってるそれ自体、 その真を突いていないのが現実です 過去も未来も人間のつくりだしたもの わたしたちは「今の連続」を生きています やってみて、行ってみて気づく 本当のことに気づく 《行動することこそが今を生きている》 そう感じています
雄大な兼六園でフリーWi-Fiが効いてるリアル 圧倒的日本情緒の中でスマホが使えてしまう 抗えない違和感w 「Wi-Fiなんて効かなくていいのに―」 観光客の呼び込みに、インスタ映えとやらに、 なんだかくじけそうになりました☆ 庭園の空気をただただ感じていたい そんなことも手持ちの便利マシンで 空の彼方に忘れてしまう現代です! 21世紀美術館でも擬似プールの底で脚を上げたら 注意されたりとか! 写メ撮らなくたって記憶になる方法 それは、いつも発揮できる自分でいること 害はないはずですが、一般的にやっちゃダメ感! 思い出を全力でつくろうとしても待ったきますw いつもいつでもその隙間を突く努力 決してめげずあきらめず その時を最高に自分なりに楽しもうとすること そもそもこんなのは努力じゃありません!! あたりまえのことですよね☆ いつも最高の自分でいようとすること 最初は努力が必要だとしても いつの日かきっとあたりまえになってる そんな一歩が そんな一日が その連続が あたりまえの自分をつくってくれる そんなあたりまえのダンスを踊っていたい そう全身に感じています
金沢といえば、、ってもう何回目!? \(^o^)/ 前日のタイトルで「兼六園」って 言っててまだ到着してもいませんw 前座が長すぎて終わってるよ!!(爆) 妙におもしろかったもんだから 笑笑
自分に都合のいい神さまはいない
とにかくいるのかいないのかわからないもの よりも、目の前の美しすぎる庭園です☆
文化指定庭園 特別名勝 『兼六園』
兼六園は江戸時代の代表的な林泉回遊式 大名庭園の特徴をそのまま残します。 もともと金沢城の外郭として城に属した 加賀藩の庭園であった。1676 1759 金沢大火で一部焼失、荒廃。 11代藩主 前田治脩が復興に着手。 1774 夕顔亭や翠滝を築造。 1822 竹沢御殿完成。 その年に中国宋の時代の詩人・李格非の 書いた「洛陽名園記」の文中にある、 宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望 その六勝を兼備する、という意味で 『兼六園』が命名される。
その庭園はすごかった とにかく広大 急いでめぐるなんて絶対やっちゃいけない それができるようになったのも 年を重ねたせいなのか それとも膝の手術をしたからか 兼六園にいるとそんな気持ちになりました
しかしそのうちにやっぱりこう思った “手が行き届きすぎてる”
うつくしすぎるそのさまに 絶対のそのさまに どうしても違和感を感じてしまいます ある意味で、人の為すことはどこまでも 自分本位なのかもしれません 人間の手というのは実に不思議です そして意識というやつはどうとでも転がります 思いが強ければつたわる、 それは正解のようで正解じゃありません 万人に対して絶対の解がない 相手がどう感じるか それだけは本当にわかりません 見てもらえる、というのは
まずその人の《好き嫌い》を超えなくては!!
ここにくると正しく兼六園は偉大です☆ あからさまに超えてます☆
人の手でつくられた究極の庭園
その思いがどこから来るのかわかりません わかりませんが 今のわたしはその逆を考えているようでした どうやったら人為的なものを無くせるか とにかく《人為》を限りなく消したい 完璧でないものを 生きていることを どうやったら発揮できるのか それを、それをみんなと共有したい!
◎完璧よりもありのままを◎
金沢をあとにしました。 金沢は本当にすごいところでした。 地元福岡からしてもその海鮮力は度を超えていた。 回転寿しで、、メニューに赤ムツが常駐って、、
おかしいだろ それ―
高級食材ですよ!!ですよね?? もうほんと回ってくるとか絶対おかしいよ!! タッチパネルでとりあえず押しました。
本まぐろ大トロ炙り
ええと、、本気で、本気で美味しかったです☆ もう何も言うことが、、ない!!!コンチクショウ 日本海がいかにとんでもない場所か 食だけで 食だけで わかってしまう場所でした― 金箔ソフトクリームなんて全然食べてませんw
金沢といえば― 兼六園ッッ
会場の金沢21世紀美術館から歩いてすぐ!! 最後に行きました。絶対行かねば。 とその寸前に神社がありました。 【石浦神社】 とんと神頼みもしなくなった現在。 ともあれ金沢で初めて目の前の神社です。 ちょっと行ってみよう。 勢いでおみくじも引いてみよう。 すると、、そこには、 とんでもない縁起が記されていた―
大吉
大吉です!神さま信じてないけど嬉しいです(爆) もう何年もお参りになんて行ってません。 神頼みしたところで筋力は増えないからです。 辛かったリハビリ今でも辛いリハビリ。 それはもう自分の力でしかありえません。 筋力をつけられるのは自分しかいない。 誰からも助けてもらえない現実。 初詣もあれからまるで行く気がなくなりました 神さまに祈る暇があったら筋トレした 大事なのは空気のような存在じゃない 突き詰めれば意志力でした とんでも話は実は大吉のことじゃありません!! 大吉に記されていたこの項目です―
恋愛
恋する気持ちはエンドレスだと、思ってはいても もはや空の彼方感満載の今ですw そんな人物に出刃包丁のような文言きた
恋愛:神様を信じなさい
見抜かれてる感にゾッときました。。 何も言うことありません、、ええありませんとも! ◎おみくじ怖い◎ さて、この石浦神社にはさらにとんでもないリアル が鮮烈に存在していました。
この神社には着ぐるみがいる
神社にマスコットキャラクターがいるって何?! マスコットキャラクターだけならまだしも、、 行き着いた先には《リアル着ぐるみ》がいます もう何も言うことが、、ない!!! さらにさらに襲いかかる現実ッッ なんとこのおみくじ【神占】には貼り紙があった。 その詳細は、、《神占 順序表》です―
1. 福福福(みふく) 1/1000 2. 幸(さち) 1/800 3. 卯吉(うきち) 1/500 3. 申吉(さるきち) 1/500 4. 大大吉 1/300 5. 大大中 6. 大吉 7. 中吉 8. 中中吉 9. 吉 10. 吉吉吉(みきち) 11. 小吉 12. 小小吉 13. 末吉 14. 末末吉 15. 末末末(みすえ) 16. 凶 1/2000
大吉、、、なんかフツーでしたw ぜんぜんフツーじゃんww しかし問題はそんなところじゃありません。 どう考えても問題なのは《確率の記載》です 表記されてる意味がまったくわからない。。 わたしは一気に冷めました ありがたさが吹き飛んだ 神社なんて神さまのいるとされる場所で、 漫然と数字で確率が示されていたからです その貼り紙にわたしは確信します
神さまなんていない
いようがいまいが確率なんだもん!このおみくじ☆ あぁ危なく騙されるとこでしたw 大事なのは、、運なんてものじゃあない!! 未来を切り拓くのは自分自身です☆ こうして信念をあらたにすることができました ◎ありがとう石浦神社◎
つづく
『HOKURIKU DANCE FESTIVAL II』 2017年 6月10日(1)15:00〜(2)18:00〜 6月11日(3)14:00〜(4)17:00〜 会場:金沢21世紀美術館 シアター21 入場料 各回 1,000円 通し券 3,000円
つづきです つぎはこちら!
「感染スパイラル」 佐成哲夫 小菅紘史×伊吹卓光×佐成哲夫 先が見えているのに、そこから前に踏み出せない その境界は自分自身の心が生み出したものなのか 無意識のうちに他人や社会に影響され引きずられ てしまっているのか? 気づいた時には、自分は見えない柵に囲まれて 生きているのだ。牧場にいる牛のように。
飛び越えたい衝動と踏み出せない思いに揺れる。 病的な3人の病的なダンス。
客席に手が届きそうなところに男二人が現れる。 直立不動から突如客席に向かってジャンケンを始め ました。しかもあっち向いてホイです。 「ジャンケンぽん!あっち向いてホイ!!」 繰り返します。特に相手は決まってません。 「ジャンケンぽん!あっち向いてホイ!!」 繰り返すにしたがってスピードが増します。 「ジャンケンぽん!あっち向いてホイ!! ジャンケンぽん!あっち向いてホイ!! ジャンケンぽん!あっち向いてホイ!! ジャンケンぽん!あっち向いてホイ!! ジャンケンぽん!あっち向いてホイ!!」 そのうち度を超えます。 「ジャンケ、あっちホイ!ジャン、ホイ!」 もう何を言ってるのかわからなくなりました。 そして訪れる衝撃の終焉。 「ホイ!ホイ!ホイ!ホイ!ホイ!ホイ!」 方向を示す指も高速すぎてもはや見えません。 息が切れるまで突き抜けた二人 酸欠で真っ赤になりながらその場にぶっ倒れました その木っ端微塵なはじまりに客席の子供たちは 堪えられず吹き出していました 倒れた二人はどう見ても役者です しかし、わかるのは“突き抜けてる役者”です わたしは思いました
とんでもない奴らだ
現れる佐成氏。 佐成氏は震えるダンスを展開しました。 その震えるダンスは度を超えています。 あの時見た東京のAbeMARIAさんくらいの威力。 あれほどまで全身をめちゃくちゃに踊らせながら、 野原を全力ダッシュした人をわたしは知りません。 わたしは自分にもできるだろうとそのダンスを後で 試してみましたが、できませんでした。 打ち上げで佐成氏に直接聞かされたのはヘルニアを 患うほどのダンスです 佐成氏は全身を震わせながら時折、、 むちゃくちゃカッコイイポーズで静止☆ これが、、ほんとうに格好いいのだw そのうちに最初の二人が再度現れました。 今度の二人はストッキングの片足と片足に それぞれの頭を突っ込んだ、 前が見えそうもない姿でした― とはいえ、たぶん見えてるだろう二人は 佐成氏にまとわりつきます。 佐成氏は二人を振りほどいて、 その状況を後方から冷静に見ていた。 どうにもならないダンス?を踊っていた?二人。。 佐成氏がついに動きます! 上手に歩き出すとおもむろに現れる舞台監督! リアル舞台監督が佐成氏に渡したのは―ハサミ?! 佐成氏は繋がれているストッキングのど真ん中を ハサミで一息に断ちました 突然自由になる二人。。 愉快なように見えてその実は、、 意外にもわたしたち全員に当てはまります。 バカバカしい何かにわたしたちも囚われているか もしれないからです。 裁ちバサミでちょっと切ってしまえば、、 突然自由になるくらいのやつ! 客席に笑いが巻き起こる中でわたしは思いました。
「これは俺もやりたい!!」(爆)
人にどう受け取られるかわからない世界です しかし、感染スパイラルはどう見ても巧妙でした 遊びのように見える表面とは裏腹に、、 みんなにあてはまる真実が散りばめられています それを言葉のない演劇仕立てのような ダンスを展開させていました
次は椅子に座った女装した役者がその足元にうつ伏 せで突っ伏している男を両足で踏みつけながらごろ ごろ転がしているダンスです。 ここで女装した役者がいきなり。 いきなり大声で、本気で、セリフをぶちまけます 「私にどうしてほしかったって言うの?? 私は、、私よ!!!」 そんな風な台詞をずっと回していました 「私は、、私よ!!!」 その台詞は苦しくも響きました。 そんなダンスでした。 突拍子もないシーンが常に始まる中、 これが成立しているのはこの二人の役者の実力に 寄っていると思います。 そのうちにセンターをゆっくり佐成氏が やってきます いつの間にか二人は上手と下手に センターに向かって椅子に座っていました センターでダンスを展開する佐成氏。 そのうち左右の二人がそれを見て嘲笑しだします 佐成氏はその笑い声に次第に動けなって… いつ思い返してもここが巧妙で 左右の二人のその笑い声がいつの間にか 《度を超えているのです》 ここで不思議なことが起きました 二人はその場面からして、 佐成氏のことを嘲笑っているはずなのに そのままずっとずっと笑い続けていくうちに その笑いが笑いに聞こえず
苦痛にしか見えないところまで突き抜けた
「感染スパイラル」はわたしたちが思っていても 見たことがないさまを示していた 本気で行き過ぎると、 本当に度を超えるとどう見えるのか、 そんなもの見たことがない このことは想像力が掻き立てられました イジメにも繋がるような 人をバカにするってこと その先はもしかしたら こういうことなのかもしれません いつか自分自身に返ってくるのかもしれない この作品は鋭いところを刺しています この作品もその世界の中で、間違いなく 《カラダが変容していくさま》でした 黒沢美香さんがこう言っていたのを思い出します 「カラダが変容していく様相は ダンスとしか言いようがない」 何かを本気でやっていく、やりつづけていくと カラダがいつの間にか変質変容していきます 見ているわたしたちは、、 そのさまに何も感じないわけにいかないのです!!
さあラストです 笑い声の中、佐成氏はド真ん中でうずくまりました どん底のようなうずくまりでした しかしその中でゆっくり立ち上がります そして一度まっすぐ客席を見て叫んだ
「うわあああああああああああああああああああ」
その本気の叫び声にわたしは涙が落ちました この叫び声は《勇気》だと感じました 他人の笑い声を払いのける強さ 自分自身を奮い立たせる声だと感じました 決して押しつぶされる声じゃあなかった これだ!そう思いました 感染スパイラルはその声で暗転。終わりです
これをダンスと受け止めるのに抵抗がある人も おりましょう ですが《何かを伝えたい》という面で考えたら わたしはダンスが全てではない そう感じています ダンスが一体なんぼのもんじゃい!! ある意味で、これは真実のひとつです ダンスだけに ダンスという言葉に とらわれることなんて何ひとつない たいせつなものを顕現できるのなら、そして たいせつなものを共有してもらえる可能性が あるのなら、、 使えるものならどんなものだって使っていい そうわたしは感じています いつもすぐ隣にあるこの言葉 「こんなのダンスじゃない」 だとしてもそれ自体に何の意味があるのか そんなものを飛び越えていけるのが舞台です ダンスなんてものでは量れない何か わたしたちが生きていること 生きようとしていること
支離滅裂な世界に見えようとも この作品には揺るがない土台を感じました
だって勇気が湧いてくるんです☆
◎見ることができて本当に良かった◎
『HOKURIKU DANCE FESTIVAL II』 2017年 6月10日(1)15:00〜(2)18:00〜 6月11日(3)14:00〜(4)17:00〜 会場:金沢21世紀美術館 シアター21 入場料 各回 1,000円 通し券 3,000円
2日目 千秋楽。 初日(2)で出番は終わりましたが、 《客席の空き状況から客席にいてもいい》 ということで最終公演見れました!! 初日(1)公演も客席で見てました!! 勇気づけられる作品が特に2つありました まずはこちら。
「YouとMe」 鈴木ユキオ×笠井瑞丈 不完全なカラダ 完全になるために カラダの部品を探す 僕がもってるもの あなたにないもの 僕にないもの あなたにあるもの たりないパーツを探すYとM YouがMe ゆがみ凹凸 ゆがみ凹凸
「あぁ、今のは準備運動です。始めますね」 おおよそふざけた感じ?で始まるも 片言のことばを発しながら 無音で二人が踊りつづけます 事件はおきず、淡々と踊りはつづきました どれだけ踊っていたんでしょうか それは 客席で見ているわたしたちが、 彼らがほとほと疲れているだろうと《わかる》 そのくらいの時間です 二人は床にたおれました カラダでぜえぜえいいながら倒れていた そしてもう一度たちあがって踊り始めます 踊りは一貫しています 妙な事件はいっさいおきません ここから崇高なクラシック音楽が会場にかかります 最初から踊りの質自体は変わっていないのに、、 まるで変わっていないはずなのに、、
その踊りのすべてが変わってしまっていた
バレエのような美しい輪郭じゃない 流れるようでもなく衝撃的でもない 音楽のせいでもない ただただ踊りがつづいていた どう言葉にすればいいかわかりませんが、、 もう最初の踊りではありませんでした どうしたんだか涙が落ちました たどたどしい踊り 不器用な踊り ただただ一生懸命なおどり そこに《人間》を感じずにいられなくなりました たどたどしくたって 不器用だって わたしたちは生きているからです 一体どこからこんな気持ちになったのか 彼らの踊りを見て気づいたことがあります それは、 わたし自身が彼らと同じ手法をとっていることです 《疲れ果てるのを見せる》 自分のステージは自分では確認できません ビデオで見たってそれはビデオです その空気その会場を感じることはできません どうしてあんなにふざけている感じだったのに こんなところにたどり着いたんでしょうか わたしは自分が間違っていないと感じました 自分自身がやってきたこと やろうとしていること 見ているものがすでにダンスじゃないからです
あたりまえがあたりまえでなくなる瞬間
「YouがMe」を2度見て感じたのは、おそらく この作品は最初からそれを狙っているのだろうと いうことでした あくまでもわたしの感覚ですが、やはり作品として 狙いどころが明確だと感じたからです これには甚だ驚きました わたし自身が身をもって地道に体感してきたものを 苦しくても前を向いてきたこと どうにもならないことをどうにかしたいこと ことばをこえるカラダの雄弁さ わたしたちはいつかかならずしんでしまうこと 既に《技術》として使っていたのです 客席で泣いている人が何人もいました わたしだけじゃなかった 踊りにはそんなチカラがありました わたしたち全員に 共感共有できうる何か そんな得体の知れないものを 得体の知れない感動を感じました
生きていること
ダンスがすごいとか うつくしいとか もうそんな次元じゃありません 黒沢美香さんの言葉を借りれば 《カラダがダンスに変容していた》 そのことばに尽きる気がします
ダンスが一体なんなのか とても多くを気づくとともに わたしたちそれぞれがもつ可能性を感じました
ダンスを踊る、ではなく カラダがダンスになる
目に見えてしまうほどの様相 そこに何かを感じないわけにいかなくなる そんなダンスを そんな踊りを わたしたちは確かに踊れる 《踊りたい》 自分の中に得体の知れない勇気を感じました
| 2017年06月10日(土) |
HOKURIKU DANCE FESTIVAL2 |
『HOKURIKU DANCE FESTIVAL II』 2017年 6月10日(1)15:00〜(2)18:00〜 6月11日(3)14:00〜(4)17:00〜 会場:金沢21世紀美術館 シアター21 入場料 各回 1,000円 通し券 3,000円
ついにその日は来た。 わたしとぬいさんの本番は初日(2)-2番手!! 21世紀美術館ですッッ あの金沢のですッッ もう美術館がすでにヤバい。 美術館内の会場がぜんっぜん分からない!! 真っ白な壁があるだけで。。 実はその白い壁にドアが、、ある!! 笑笑
さすが21世紀美術館
何なの?このホール兼シアター!? パッと見じゃ本当にわかりません。 わかる人はたぶん忍者ですw 本番当日は受付が盛大に建立されてましたww いや、ほんと、、わからんだろ!!! お客さん、、絶対困ると思うよ!!! 昨日のシューティングと場当たりで楽屋入りした もののステージで踊るのは術後初となります。 妙な緊張感で打ち震えました
「Moonless」 縫原弘子×タイスケ 月のような静かな光を感じ合い、失いながら、 少しだけ心暖かな人と人
ぬいさんのたいせつな人が亡くなった思いが つまっています。 それでいてかわいらしく そして孤独
本番はあっという間に終わりました
緊張感と使命感からか 本番の感覚がまるでよみがえりません!! 完全に思い出せない
実は金沢にはわたしの従兄弟が住んでいました 是非見に来てほしい、と連絡したものの 仕事が忙しく難しい、と返事きていましたが 終わってみると客席に、、いた☆
「タイちゃんたちの作品、 はじまってたけど 途中から見れたよ! 完成度が高すぎてびっくりした ダンス初めてでわからなかったけど すごかった」
ダンス、ダンスは、、 わかるものじゃなくて感じるものなんだぜ☆
でも、その感想を聞けてめちゃくちゃ嬉しかった! ◎はじめてのこと それは真実に限りなく近い◎ 前十字靭帯再建手術からわたしは作品という再現性 のダンスに増して違和感を感じていました この発言はほとほと諸刃の剣なのですが、
今を踊りたい 《今》を踊りつづけていたい
その気持ちが突き抜けているのを 終わって感じています おおよそ世の洋舞を踊っている人からすれば 禁句のようなセリフかもしれません 練りこんでいないものをお見せできるのか いつもいつでもそう言われかねない本音があります ダンスは練り込まなくてはならないもの それは揺るがないひとつの真実ですが 生きていることから見てみれば 練り込まれていない今がないのも真実です
いのちの踊りはつねにわたしたちとともにある
練り込もうが練り込まなかろうが そこに思いがあろうとなかろうと 《今》は満ち足りている そのものです
HOKURIKU DANCE FESTIVAL2 に出演できて 本当によかった ◎ぬいさんに感謝◎
つづく
恐竜やソースカツ丼よりも。 実はリハーサルがたいへんでした。 これこそが《わたしたちのあたりまえ》です リハーサル中に事故がおきました
ブリッジからの起き上がりでバランスを崩し 見えないところにいた ぬいさんの顔をぶん殴ってしまった
あれは、、完全に事故でした リハーサルは一時中断したものの ぬいさんの見た目は大丈夫ではありました
リハーサル続行
あらためてダンスは危ないです わたしの手術の原因もリハーサル中の事故 なまみのカラダであることの意味 他の誰にもできないこと いつもいつでもどうなるか誰にもわからない世界 そんな世界でも踊りたい気持ち いつか失うからこそ踊りたい だとしたら臆病者のままではいられない 痛みは、、乗り越えていかなくては!!
裏腹に 昨日の事故から わたしはわたしを発揮しにくくなりました ぬいさんにどうしても申し訳ない気持ちが あれから始まっていた
ダンスは怖い
そんな気持ちが 本番に出てしまってはまるで筋違い 気負いは増していました
◎ダンスはダンスでしか取り戻せない◎
| 2017年06月08日(木) |
福井と言えば恐r…ソースカツ丼! |
ソースカツ丼とは、現在のカツ丼のルーツとなった カツ丼のことである― リハーサルを重ねる合間に、、 連れていってもらえました!!
ヨーロッパ軒ッッ
ヨーロッパ軒とは、福井県の洋食屋です。 そして【ソースカツ丼】発祥の店なんである。 ソースカツ丼の考案者は論争を呼ぶらしいが、 最古の記録によると、初代・高畠増太郎が1913年 東京早稲田で開いていたヨーロッパ軒が最初に ソースカツ丼を始めた店とされている。 その後、関東大震災で被災し、出身地の福井県に 戻って再びヨーロッパ軒を再開したことで福井県の 名物料理として広まったものらしい。 そのため、福井県で言う「普通のカツ丼」とは、 【ソースカツ丼】を指すのである。 元祖親子丼を食べた時のことを思い出しました。 元祖親子丼は、、人形町へ行け!! あのとき雷に撃たれたような、、 撃たれたこともないのに!! なんで雷に撃たれる例えをしちゃうかなーーー 撃たれてたら確実に大往生です☆
今までの親子丼は親子丼じゃなかった
知ってしまうことは甚だおそろしいことですw これまでの世界が一変してしまうくらいの衝撃。 あの衝撃が、、帰ってきた
今まで食べてきたカツ丼はなんだったんだ―
まずは何と言っても「うまい」これだ! そして、、カツが、、薄い!! ◎とにかく薄いのであるよ◎ あの感じは、、新しかった。 これが【元祖ソースカツ丼】なんだなぁ… 感動です☆☆☆
福井なら 絶対食べよう ソースカツ丼ッッ
何も考えずに一句できあがってしまいます 生きてて、、良かったッッ 踊りを踊ってて、、良かったッッ
| 2017年06月07日(水) |
福井と言えば越z…恐竜! |
恐竜世界三大博物館のひとつは福井県ッッ! 知ってますか?知ってますよね?? 行ったことなくてもこれは常識でしょう☆
俺は知りませんでした
越前ガニだとおもってました― 今回もリアル断罪の時間です(爆)
福井県は、まさに「恐竜王国」と呼ぶに ふさわしく、国内随一の恐竜化石産出地です。 恐竜化石発掘は昭和57年に中生代白亜紀前期の ワニ化石が発見されたことに始まります。 昭和63年ついに肉食恐竜の歯などを発見。 平成元年からの5ヵ年計画で福井県は 恐竜研究の中心として君臨するに至ったのだ。
無知って新鮮です☆ JR福井駅の壁面には恐竜の絵と共に、 【DINOSAUR KINGDOM FUKUI】 なんて記述まで施されているほどですッッ 福井しあわせ国体の告知もありました! 《織りなそう力と技と美しさ》 ゆるキャライラストが5体もいました。 さとりゅう すぽりゅう はぴりゅう はなりゅう たべりゅう どうもピンとくる感じがたべりゅうくらいですw さと、、悟り? すぽはスポーツだな。 はぴはハッピーだろう。 はなは花か。。 やっぱり、、食べりゅうくらいです(爆) ぬいさんの到着まで駅近辺を散策しました6/6 19:00福井入りしましたがもうだいぶ暗かった だがしかし!!
駅前には4体もの巨大恐竜が動いていた
フクイティタン:巨大首長竜 フクイラプトル×2:アロサウルス類 フクイサウルス:イグアノドン類
しかも咆哮までしてます!!!
「ギャー シャギャーーー」
とにかく大きいし動くし初見インパクト凄い☆ ライトアップまでされてます! 下からの光でもうね、、ほんと怖いよ 笑笑 しばらくずっと眺めてましたw
そのうちほとんど動けてない恐竜の可動域に 妙な哀愁を感じてきました
きっとこの人たちも、、人じゃないかw きっともっっと動きたいんじゃないかなあ 絶対そうだとおもうんですよ 恐竜と離れていけばいくほど切なさがありました
「ギャー… シャギャー…」
その咆哮がなんだかとってもさびしかった
俺は、、踊るぞ!!! 絶対踊る!!!
◎解き放とう いのちとダンス その思い◎
折しも、、遠征です! 術後初の、、遠征です!!
6/7・8 リハーサル 6/9 金沢入り ゲネプロあり 6/10 本番 6/11 フェス最終日 打ち上げ 6/12 解散
いよいよここまで来れました!! 本番が終わるまで全く気が抜けません。 全国から選ばれた作品が集います。 一体どんなダンサーたちに会えるんだろう そして《ダンスってなんなんだろう》
新幹線&特急。大阪乗り換え福井まで 日本海側へ行くのは人生初 そのうち景色が一変しました! ちょうど西窓に座っていたのがよかった☆
とにかく向こう側が広い 海には陸地がないからでしょう 障害物がなんにもない空 その空には束縛感がまるでありませんでした 退院して古墳の頂上に登ったときの あの時の《ずーっとつづく》感じ
きっとすごい経験が待っているんでしょう ギリギリまでリハビリを重ねてきました あとは… 踊るのみ☆
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