| 2017年01月29日(日) |
「The 3rd BIRTHDAY」千秋楽 |
【再復帰公演 2日目】
本日はお忙しいなか、タイスケ再復帰公演 【The 3rd BIRTHDAY】にご来場くださり、 誠にありがとうございます。
The 3rd BIRTHDAY 構成 振付 演出 タイスケ
ダンスはどんなに誠心誠意おどっても、 とどかない・つうじない・見てもらえないかも しれない得体の知れない衝動です。 ですが、その誠心誠意は真にダンサーの姿勢 そのものであり、 “とどかない・通じない” に 立ち向かう心意気です。 わたしたちは簡単に人を分けてしまえます。 目と目が合った瞬間に分けてしまえます。 そんなものを解き放っていただけるように、 今このときにしか生まれない《ダンス》を カラダに、そして空間にあずけたい そうおもっています。 生きることはよろこびもかなしみも、 そしてしぬことさえもふくまれています。 病院で《生きること》に立ち向かった仲間たち。 この世界で生きることが、 生きようとすることが、 どんなにつらくてたいへんなことか。 一日一日「生きたい!」と 全力を尽くしている人たちがいます。 生きているうちはおどってみませんか? 生きているうちは、、 それを全身で謳歌していたいのです
それまでのすべてをつかった気がします とくにくるしかったことをときはなった気がします ときはなってしまった気がします なんにもなくなっていました
おどったぜんぶをおもいだせないのです
そのことは数日後に突然わかることですが、 ここでは憶えていることを書いてみたいと思います 28日(土)17:00開演 29日(日)14:00開演、17:00開演 すべての公演を終えて、当初からかんがえていた ことを実行に移すことにしました。 それは、、
出演者そして 支えてくださったSTAFFにおどること
あたまの中をいろいろ巡ったのですが、 突き詰めれば、自分が最高の自分でいられるのは ダンスをおどっているときです 言葉にいくらできたところでまるでたりないし、 言葉になった時点で別ものです 正直 チカラをつかいはたしていて、 あるくのもままなりませんでしたが、 自分にはこれしかない、そうおもったのです
ほんものは、、これしかない!!
おそらくその踊りはひどかったとおもいます もうほとんどチカラが入りませんでした これは曲の終わりまでおどれないなあ、、 そうおもったときでした 出演者とSTAFFのみんなが!!!!!!!!!!
泣いてる―
わたしは夢をみているのかとおもいました こんなことはわたしの人生ではじめてのことです きっと。きっとみんなこの舞台で何かを見出だした んだろう、それがつきぬけたしゅんかんでした
それぞれがそれぞれのいっしょうけんめいを 全身でつかってくれたのだとおもいます
そんな人たちとひとつの舞台を一緒にできたこと この空間はとてもゆたかだったはずです
後日。 全公演記録がジョーさんによりもたらされます。 それぞれサブタイトルまで記載されていたw
タイスケ3BD初日 〜新たなる希望(iPad)〜 タイスケ3BD二日目 昼の部 〜電圧の逆襲〜 タイスケ3BD二日目 夜の部 〜裏方の復讐〜
たぶん、、いろいろあったんでしょうね(爆) iPad の全音源を消し飛ばしてしまったジョーさん みんなの感想をオマケ映像にしてくれてました☆
タイスケ3BDエンディング 〜そして伝説へ〜
この記録で終演直後の真実があきらかに―
MOMO「タイスケさん、、ざまあみろ!!」
MOMOちゃんを鍛え上げるのに「ざまあみろ」 つかいすぎましたw
KAORI「タイスケ〜誕生日おめでと〜 昨日w」
そうそう、KAORIはこんなヤツです 笑笑
倫子「タイスケさん誕生日おめでとうございます! 素敵な3rd BIRTHDAYだったんだなぁとw そこにあたしも関わらせていただいて とてもしあわせにおもいます。 素敵な空間と素敵な出会いと、、 (ここでガハハKAORIが横っ飛び) タイスケさんの人柄と話すものに 集まってくるたくさんの人たちのなかで ご一緒させていただいたのが ほんとにしあわせにおもっています」
さすができる女・倫子ッッ 出演者の中でいちばん雄弁w
まゆみ「私たちよくがんばった! タイスケもがんばった! みーんなよくがんばった!おめでとう」
さとこ「知り合ってまもなくだけど〜 とっても素敵な仲間に囲まれて、 素晴らしいステージだったと思います! はやく恋人つくってね!」
ほっといてくださいw
ひさかつ「手に汗をいっぱいかきました!(照明) これからはケガに十分気をつけて。 たのしみにしてます。 くつ履いてあるくように」
この集団「そうだそうだーーー! 健康いちばーーーん!! くつ履いて歩けーーーーー! もう年寄りをいっぱいつかうな!! もっといいおどりをするんだぞーーー」
ヤジでこんなにしあわせをかんじたこと… 今までなかったですw
はんれい「お疲れだとおもいますんで、、 一生懸命やすんでください!」
一生懸命やすむ、それ最高の賛辞かも 笑笑
かんだ「タイスケくん!あいしてるよッッ みんなあいしてるひとばっかり あつまってるからね〜」
かんださんは!! 全公演 泣きすぎですッッ
公演後のひとこと集、、すばらしかったなぁ ふりかえる笑顔みんなひかり輝いてた
※次回はジョーさんも自撮りでお願いしますw
さいごに。 初日はわたしのリアル誕生日でした! 初日公演がおわると観客のみんなが総出で Happy Birthday うたってくれたこと、、 しんでもわすれません!! ◎再復帰さいこうのサプライズです◎
| 2017年01月28日(土) |
「The 3rd BIRTHDAY」初日 |
いよいよ再復帰公演 初日開幕です! 17:00開演
『The 3rd BIRTHDAY』 構成・振付・演出 / タイスケ 出演 / タイスケ、MOMO Guest Singer / KAORI Guest Dancer / 小湊倫子 美術 / 木戸瞳 空間美術 / 清水まゆみ、西村聡子 STAFF / 宗勇二郎、神田法子、清水久勝 会場 / ON AIR 協力 / ACTONE
DANCE REBELLION ―ダンスを浴びる―
ついに、ついに、、最終平気公演です! ここまでの道のりはひたすら長いものでした 自分でも… こわいくらいです
ダンスから離れて ダンスがどれだけ身近なものか改めて感じます
今こそそれを生かしたい! ささやかな船出ではありますが 自分のありったけの感謝を乗せて踊ります
ダンスという 得体のしれないものに取り組んできた時間を 皆様にすこしでもお返ししたいと思っています
初日早朝。 ジョーさんが車で迎えに来てくれました! たいへんなありがたさです☆ 彼女を横目に、のちに多大なしっぺ返しにあう こともきっと想定内かとおもいます(爆) もうね、、足向けて寝れないね☆ 本番の日はほんとうにいそがしいです。 会場づくりをはじめ、 照明シューティング、空間美術、e.t.c... からの〜 ゲネプロ(本番と同じ) 再復帰公演はこれ以上ないSTAFF布陣でした。 感謝しかありません。 彼らがいなければ再復帰できていません。 間違いない! そんな矢先のことです― 音響STAFF ジョーさんが間違いをおこした!
iPadに仕込んでおいた本番用全音源が ほんの1 touchで跡形もなく消し飛んだ
まさかの事件おキターーーーーーーーーッッ☆ さすがは最新 iPad です。。
◎簡単操作で絶望のどん底へ◎
デジタルって、、ほんとうに怖いッッ しかしすべての責任はわたしが背負います ジョーさんはわるくありません
そうは言っても かるく鼻血でました
しかしまだ午前中だぜ!! ぜんぜん?マニアうですよ!! 目眩いでしゅんかん光を見失いかけましたが、、 混乱のなかひとすじの何かが射しました 何かじゃなくてそれ光ッッ 笑笑 わたしは出演者&全STAFFに叫びます
「甚大な問題がおきました! 今から自宅にかえります!!」
非常事態宣言は最初で最後にしたいですね☆ 自宅までの行き帰り、、 実はリラックスできました ジタバタしてもはじまらないからですw 実際はそりゃあもう…なところなんですが 人間はうらはらにたすけられることもあります
◎ジョーさんに感謝◎
再復帰公演初日に来てくださった方々。 ありがとうございました!! まさかこんなアクシデントがあったなんて、 きっと、、きっと誰も知るよしもなかったでしょう ひとつのことをなしとげる それは、どんなことも、 けっしてかんたんなことではありません
◎失敗は成功の母◎
せいちょうはつねに しっぱいのさきにあります しっぱいこそがわたしたちをつよくします それができるのは、、 わたしたちが “いきようとして” はじめてできることだとおもうのです
◎本番まであと6日◎ 本日は再復帰公演『The 3rd BIRTHDAY』、 最後の《出演者》を紹介します! その名は―
「不倫の倫に子です」
倫子は笑顔でそう言った 言い切ったのだ 度肝抜けたぞッッ ものすごい女です!! こんな女にはかつて、出会ったこと、、ないw 突き抜けてる!! たしかに。たしかに漢字はすぐに浮かぶね! でも、でもさッッ そのたとえは、、複雑だろーーーッッ ぜんぜんわらえません☆(爆)
小湊倫子
倫子との出会いは2016年4月29日。 美容室 P’s《誕生祭》でした。 P’s では本番前、わたしのヘアスタイルを キメてもらう役割を担ってもらっています☆ わたしはスタイリスト執行さんにいつも こうけしかけながら己の重圧を緩和させて いました。
「うまくいくもいかないも、ぜーんぶ 執行さんのヘアスタイルで決まりますw」
はっきり言って丸投げテロ行為です 笑笑 だが、執行さんはかならず期待にこたえてくれる プロなのだ。 そんな発言をつづけているうちに 執行さんは成長してました。
「俺がやれることすべて手を尽くしてるんで うまくおどれなかったら、、 ぜーんぶタイスケさんのせいですw」
人はストレスがあるからこそ成長します そして、そのストレスが重いほどその成長は早い
これは あくまでも自らの仕事に、 誇りをもって全力で挑む者のおはなしです。 そうじゃなきゃきっと別の言葉になります。 こちらも一生懸命だからこそ、 あいても一生懸命になってくれるのです さ、話をもどしましょうw
倫子もそんなP’sにお世話になっていた女でした。 術後の身のわたしでしたが、誕生祭で執行さんに けしかけられます。
「タイスケさん おどってくださいよ!」
正直いって簡単にはうなずけませんでした。 なにしろ準備をまるでしていません。 それにすぐにダンスはやってきてくれるものでも ない。 基本的に、その場の《雰囲気だけで》 おどろうとするのはたいへん危険です。 そんなときに執行さんはこう続けたのです
「今日はダンサーの倫子ちゃんもいるんで よかったら一緒におどってもらっても いいですよ?」
それは倫子にとってもとつぜんのことでしたw 「えっ…」 わたしたちの会話に事前準備なんていうのは、 まるでありゃしません 笑笑
《今》がいちばん大切だからです
結論、ふたりでおどっていました そもそもわたしたちは初対面。 しかし、名前のたとえと同様に、 倫子はやりきれる女ですw 即興デュオではありましたが感じはわるくなかった ものの数分のことだったとおもいますが、 まだまだすごいところにいける気がした
この《感じ》だけで わたしは『The 3rd BIRTHDAY』に誘っています
◎すべては一期一会◎
出演を正式に依頼したのは2016年12月14日。 倫子はわたしの再復帰本番の近辺でも本番をかかえ ていましたがソロダンスを引き受けてくれました! 年末年始で内容をととのえてそれを年明けに見せて もらうことになります。
年明け。ついに倫子のダンスを見るときがきた! 倫子ダンスを見るのは人生ではじめてのこと☆ ひとのダンス、、サイコーです 笑笑 さあ見せてもらおうか、倫子の実力とやらを!!
採用。
おどりは、、ここから練り上げることになりました そのおどりの物語。 じつはわたしのものと酷似していた 見せてもらっているうちにこう思ったほどです
倫子のおどりがつきぬけたら わたしのおどりを見てもらわなくてもいい
挫折と再起。 喪失と光。 テーマはおなじでした
とんだライバルの誕生です!
つたえたいこと その見え方はどうあれ それをうけとめてもらえたら… ダンスにはそんな願いがこめられています じぶんを超えて希望そのものになってほしい そのものがたりが他人事でおわらないように そうおもっています
◎最後に倫子との練習の逸話を紹介します◎
倫子のおどりを見ていたときのことです。 どうも突き抜けないのを見て、 わたしは倫子のおどりをおどってみることに しました そのあと倫子はこう言ったのです
「私は そこまで悲しみをもってません…」
いいのかわるいのかはわかりません もしかしたらあまりいい印象じゃなかったかも しれない ただ、倫子のおどりをじぶんにかさねてみると そうならざるを得ないのです 年末年始、ふたりの先生をうしなって ぽっかりあいたこころの、、 前十字靭帯を断裂したときの、、 ほんとうに何かをうしなったとき それをおどりにしたら、、 わたしのおどりはそうならないわけにいかない つまるところわたしにはわたしのおどりしか おどれないのです
倫子はきっとなにかを受けとって 本番をおどってくれるとしんじています
| 2017年01月21日(土) |
度を超えた年間MVPの女 |
◎本番まであと7日◎ 来る日も会場リハーサルです。 これまで短くも恋、、、もう省略しますね 笑笑
本日は『The 3rd BIRTHDAY』に出演する、 Guest singer KAORI の紹介です☆ 〜KAORI 出演にいたるまでの裏話〜 人生はじめて会ったのはヨガスタジオでしたw 死ぬかもしれないやつを乗り越えて、 ようやく病院生活から一歩出た7年前のことです。 正体が歌手だと知ったのは、、一昨年?! いや、去年かな!? どっちにしてもそれ遅すぎるよね―
本職はヨガのほうだとおもってました
いつも、いっつも、、「ガハハ〜」って笑っていた そんな女です☆ ガハハ女子。 松葉杖ついてそんなひとのライブに行きましたw 感動したw さすがにヨガやってるだけあって壁がない。 風通しがすごくいい感じで、下手すれば 風通しがよすぎて聞いてないくらいのひとです。 ケアリーレイシェルのライブは《神》で、たとえる のはおこがましいですが KAORIのライブにも 似たところがあります。 それは、、《圧倒的フツー空間》ッッ!! ライブ中、歌ってないときの緊張感がなさすぎる 特にトークの商店街井戸端会議感がひどい 笑笑 同じ人前に立つ身として寒気がしましたw
しかし、歌がすごいのだ
何がこの女をささえているのか研究をすすめねば! そんなよくわからない使命さえ感じました。 なにしろ一番わかってないのは、、 KAORI自身なのです(爆) そのうちにわかったことw ガハハ女子だけで終わっていたらこんなに苦悩す ることもなかったでしょう。 そんなKAORIが、2016年をとおして 道端タイスケ遭遇率 年間グランプリを受賞☆ その遭遇率は、もはや必然としか、、 言語を絶してるレヴェールでした。。 どこをどうおもいかえしても “おかしい”
かつてこれほど遭遇した人物はいません もう二度とこれほど遭遇する者は現れまい
当blogでもそのありえない遭遇率については過去 投稿していますが、正直なところいつも歩かない 道をとおるときは襲われないように 《身構えて》いたほどです!! そのどれもがまったく同じ場所ではなかったのだ そういうわけで腹をくくりました。 まちがえたら首くくっちゃうところです! この域まで出会っちゃったらしょうがないよねッッ 「出演してください」「いいよ」 完。 さてそんな約束をとりつけるも、さいしょから 笑顔で申し上げていたことがあります。 「おどってもらうけんね〜」「いいよ〜」 わたしは、わたしの舞台で歌ってもらうだけで 終わらせるなんてことは絶対にしませんw ガハハ女子のことです。きっと、、 《冗談》としか受けとってなかったんでしょう まったく緊張感なかったものね。 そして、あの禁断の台詞が聞けることになりますw はじめて《ダンスの練習》に参加してもらったとき KAORIは身構えてこう言ったのです
「タイスケ… 私になにさせるつもり!?」
わたしはそれを聞いたとき この女は聞いてなかったんだな、そうおもいました いつも言ってたじゃない!! 「おどってもらうよ〜」ってw ドヤ顔で「いいよ〜」って言ってたでしょ貴女! こうして1/28 DANCER KAORI が誕生します。 本番が近づくにつれて緊張感が増していくKAORI わたしはその姿にたいそう癒された者です 《人前でおどることの重圧》 そう。いつもいつだってわたしはここにいます。 とおるのかとおらないのか しんぱいでこわくてたまらないのです
ダンスは “させるもの” じゃありません ひとから、ひとのひふから、 なみなみとあふれでるものです
おとなになると《できない》と捉えることがとても おおくなってしまいます とてもふしぎですね そしてれんしゅうではつむげないちからもあります 《いま》やってみることのゆうき わたしたちをゆたかにしてくれるものはゆうきです どうとらえられるかわからないもの そのとき いま それを感じられるのはいまこのときしかありません
KAORIには《三角のおどり》をお願いしました☆ ざっくり言うと、、 お客さんひとりひとりに向かって 《その人のさんかく》を描くダンスです 練習中、KAORIがよく言ってた。
「あの頃はかるくできてたやってたきがする」
どの頃かわかりませんがきっと少女のときですw すっごくブランクをかんじるダンスだもんね! 面白おかしくここでは書いていますが、 KAORIはたいへんだったとおもいます。 なにしろ《わたしのダンス》はそこらじゅうに あるからです。 やってみたらできることも そのまえにあたまでできないときめている じぶんでつくった足枷をはずせるのは じぶんだけだからです わたしたちにできないことはありません!
くうかんをゆたかにするのは 《いま》をいっしょうけんめいいきること それができたら上手も下手もないのです つたわらないはずがないからです
KAORIがんばれーーー 笑笑
◎こころから、こころのそこから応援しています◎
ダンスはそこいらにあるからねッッ
◎本番まであと10日◎ 今日からは会場での練習です。 これまで短くも恋、、、濃い練習をかさねました!
本日は出演者の紹介です☆ 本番当日はDANCER MOMOちゃんが誕生します。 MOMOちゃんは某大学に通う女子大生。 ちなみに、今もどの大学かしりませんw 〜MOMOちゃん出演にいたるまでの裏話〜 『The 3rd BIRTHDAY』におけるMOMOちゃんの 存在は当初、中学生の女の子におねがいする 予定でした。
世間を知らない純粋さ
そういうわけでそんな女の子をさがしていました。 わたしはお友だちの娘さんにターゲットをしぼり、 そのお母さんに相談したのです。 はじめて会ったとき、はるちゃんは中学生。 もうどこからどうみてもイノセンス 笑笑 言動もふわふわでどこからどうみても天然でした! ◎きぐるみをきていないきぐるみのようです◎ 会った瞬間に「いつかおどろーう!」って叫んでた わたしは病院生活で年月を逸していた はるちゃんは大学受験生になっていたのである リアル《タローウラシマ》です。。 こ、これは、、無理だ 受験の責任はとれんッッ!! そしてはるちゃんの妹に話を聞いてもらうことに なります。 わたしとしても再復帰は一刻を争います。 社会人として受験よりも切実な問題なのです。 なんとかあこちゃんに出演してもらいたい! しかしあこちゃんはわたしのダンスを見たことが なく、お友だちであるお母さんでさえわたしの ダンスを見たことはなかった―
病院生活が長すぎた
仕方なく。仕方なくわたしの過去のソロダンスを 見てもらうことにしたのです。 仕方ないとはいえ、自分としてはよく踊れている 作品です。きっと興味をもってもらえるはずさ! 後日。お母さんからメッセージが届きます。
「あこは無理そう… ごめんね」
ダンス届かなかったかーーーーー
「逆に素晴らし過ぎて絶対自分では無理、、 と思ったみたいよ」
きょ、きょうm… そんなバカなーーーーーーーーッッッ
◎逆方面は、、まったくかんがえていなかった◎
そもそもそのダンスを踊ってもらうわけでもあり ません。 完全な失策です
「胃が痛くなるほど手伝えるかな…と 考えてたけど どうしても人前で踊ったり することが苦手みたいでね」
たいへん申し訳ないきもちになりました そしてかんがえてくれたことに感謝しました こちらとしては人前があたりまえのことなので あらためて気付かされたことです。 《人前に出るには勇気がいる》 失意に暮れました。。 しかし、自分ができることすべてを試みています。 後悔は… ない!
術後リハビリからの自主トレーニングも4年目。 年末退会まで毎日スポーツクラブにいました。 実はMOMOちゃんはここでバイトしていた女の子 はじめて会ったときも思い返したら笑えますw 大学生バイトスタッフの先輩女子がわざわざ べろんべろんにストレッチしているわたしの前に ももちゃんを連れてきてこう言ったのです。
「新人のももちゃんですw ももちゃん!この人がタイスケさんよ!!」
と、新人ももちゃんを紹介しつつも、 なぜかわたしのことを刷り込んでいた(超実話
そして数ヶ月後。 わたしはももちゃんが腹筋しているところに 出くわします! 【スタッフの特権は施設を自由に使えること】 ももちゃんは自分のトレーニングをしてました。 わたしは目を見張ります
流れがとてもきれいだったのです
すこし遅れて雷が落ちました
どう見ても一般人じゃないだろ
女の子とか、、腹筋なんてまずやらないぞ!! まちがいなく何かやってるなッッ ももちゃんは言った
「なにもしてませんよw」
はい。なにかやってる人あるある☆ そんなわけがない!そんなのでこの腹筋はない! 今から考えたら あの腹筋見てなかったら、、 出演してないかもしれません(爆) 気がついたらMOMOちゃんをスカウトしていた。 大学生なりたてのギリギリイノセンスです☆ ぜんぜん知りませんでしたが、美穂さんが 「ももちゃんは柔道やってたらしいよ!」 っておしえてくれましたw 常連さんはいろんな情報を知っているのだ 笑笑 わたしもすくなくない情報をシェアしています 笑 長くいるとどこからか聞いてしまうのですw
MOMOちゃんは柔道をやっていた そして今は、やっていない 自分の可能性をしりたい、そうおもっていた
わたしはももちゃんの過去を聞いたことありません タイミングがそろっていたのでしょう ももちゃんの二つ返事で出演はきまっていた 目をみたときわたしはしっていたのだと思います ももちゃんがおどれること
これは奇跡のひとつです
◎最後にMOMOちゃんの逸話を紹介します◎
MOMOちゃんのソロの場面を練習していたときの ことです。 あれは、MOMOちゃんが突き抜けないときでした わたしはやむを得ず振付しました すくなくとも《ダンスに見えるように》した MOMOちゃんにダンスがきてくれなかったとき、 その最悪の事態にそなえてのことでした。 それをMOMOちゃんが練習していて、、 こう言ったのです
「タイスケさん… 振付じゃ、、 ダンスをおどってる気持ちになれません!!」
わたしはそれを聞いたとき この女は天才じゃないか、そうおもいました ダンスをやっている人間ほど 《振付=ダンス》とおもっているものです ダンスがいったい何なのか MOMOちゃんはそれをしっていた
今となっては伝説です
日付としてあとさきが逆なのですが、 やはり避けられないので書きます。 年末年始に、わたしのたいせつな先生 そのふたりめがこの世を去ってしまいました 2017年 1月 8日 高田聰子先生の葬儀に出席しました 聰子先生はわたしがまったくバレエを踊れないのに 初めてその舞台に立たせてくださったひとです いま考えてもどこをどうみたって力量不足。 その上、先生の生徒たちの実力は伯仲。
先生の娘 まりちゃんをはじめ その同世代の女の子たちがひしめく最高の時代
わたしはコンテンポラリーダンスを学ぶ真っ最中。 その最中でまりちゃんたちと出会ったのです。 きっとそのときにおもしろいとおもってくださった のでしょう。 聰子先生の想像力は凄まじく、社会に向けて ダンスとして発信するその熱意尋常じゃなかった。 SARSが中国を襲ったときもそれを作品にまでして 思いをぶつけていた方です。 思い返しても《けっして病気には負けない》そんな 誰もがもつ “人のチカラ” を作品にされていました
そう、あの作品たちは、、 クラシックバレエの枠を超えていた あれは “踊り” “ダンス” です クラシックバレエを基礎とした 情熱そのもの
あんな作品を他につくっている人を わたしは知りません あれほど柔軟に踊りをつくっていた人を わたしは知りません 聰子先生はそんな人でした
踊りよりも大切なものがあった人
大切なもののために踊りがあった人だとおもいます だってそのような作品しかないのです 人の秘める ことばにできないチカラ 生命力ともいうべきものかもしれません そんな得体の知れない感性が踊りにあふれていた 時を経て、今だからこそわかることです
聰子せんせいはわたしが運ばれた救急救命病棟に お見舞いに来てくださいました。 あのときのことを思い出さずにはおけません。 以前も残しているとはおもいます 聰子先生はわたしを見るなり いきなりこう言いました
「タイスケくん 死のうと思ったでしょ?」
ゾッとしました 第一声がそれだったのです わたしはあのとき夜中、窓から飛び降りようと 本気でおもっていました そして実行しようとしていたのでした まったく動かない右上半身 見た目からはわからない 失った機能 これからどうやって生きて、、踊って、、、 なにもかもわからなくなっていました わたしの顔を見て聰子先生はつづけます
「その顔じゃ図星ねw でもね、タイスケくん。 九大は窓 開かないから 笑笑」
聰子先生はこの病院の大先輩でしたw 窓が開かない理由まで知っているほどの大先輩w 過去、飛び降りようとした患者がおり、 看護師が止めに入るもふたりとも落ちてしまった それ以降、窓は開かなくなったのです わたしには知らされてもいませんでしたが、 聰子先生はもう相当前から糖尿を患っており、 それこそまりちゃんが生まれて、何年生きられるか そういったものを抱えていらっしゃったのです その後、わたしが病院生活をしていた際、 人工透析をしている人が、今日という日を元気に いても明日なくなっているのを何人も目の当たりに してきました いのちの、いのちのありかたとはいったい何なのか ほんとうにかんがえさせられたのです あのとき聰子先生は最後にこうおっしゃいました
「ダンスはね、 何かを伝えようとする その心意気よ!!」
わたしはその台詞に身震いしたのをおぼえています 心意気、、心意気! 心意気!! ダンスがどうとらえられようとも、 その心意気は決して間違えられないものです うまいへたの問題ではないからです 相手に対して真剣に向き合えば不安がよぎります 突き詰めれば不安をかるく通り越して恐怖 だってわたしを、わたし自身を間違えられたくない 踊るならそれを超えていかなければなりません 誰になんといわれようとも自分をつらぬく意志 それを聰子先生に感じずにはいられないのです
未熟ながらも聰子先生のもとにいたあの時間は、 わたしのなかにたしかに生きています 記憶もぐちゃぐちゃになりはしましたが、 あの情熱は、けっして消えません
◎聰子せんせい ありがとうございました◎
感謝しか、、感謝しか ありません
葬儀の後、はじめて話しかけてくれた人がいます あおやぎりえちゃん りえちゃんはバレエダンサーです ルーマニア在住 世界で踊っているダンサー 幼少期、聰子せんせいのもとで学んでいたひと わたしたちは同じ病院でリハビリしていました この年末年始、同じ病院にかかっていたのです お互いにからだの柔軟性が尋常ではないため、 横目でその存在は知っていた しかし、知っているからといって 話しかける機会はまったくありませんでした どんなに近くても遠いのがわたしたちの世界です そんな2人とも聰子先生の葬儀に出席していた
これも聰子先生の残してくれた御縁かもしれません
◎祝!今日から2017年◎ とっくにあけましておめでとうございます☆ 当断罪の時間にもようやく年が明け、、 去年のですけどね(爆) がんばってますので長い目で見てやってください ◎現在は2018年 4月 1日◎ しんねんど がんばろうッッ
1/11 再復帰公演『The 3rd BIRTHDAY』 本番まで、、 あと17日。 クリエーションを終えたあと、 たまたまいけるヨガクラスに間に合う時間でした! 何事もカラダをととのえること。 ほんとうに公演直前なので、 自分ひとりでいると練習をしてしまいます。 なにもしなくても頭の中がおどってしまいます。 ここは他力本願でいこう☆ そうと決めたら、、 クラスがはじまるまでの間に食事をとらねば! それも派手に美味しいヤツ 笑笑
【パン屋 PAUL】 フランス産の小麦を使用したパン、 サンドイッチ、デニッシュやスイーツを販売。
よく行くパン屋の筆頭です★ とにかく美味しいものしか、、おいてない! クロワッサンにエビと野菜を破産で、、挟んである その名前は…覚えてません。 フランス語なので下手すれば舌かみそうになる系w たのむときはフランス語なんですけどね 笑笑 生ハムとか挟んであるのは近辺この店くらいです。 スムーズに購入するも、スタジオはビル内にあるた め仕方なく。仕方なくビル入口の外でたべま… 食べはじめてすぐのことでした―
向こうからあるいてきたおじさんに絡まれた
本番でつかう音楽を聴いていたので最初、何を話し かけられたのかわからなかったわたしはテキトーに うなずいていたw なんとなく聞こえてはいたのですが、そのおじさん が話しかけるのをまったくやめません! ◎今日はそれを “聞こう” としてからのお話です◎
おじさん「どっちもじゃいかんとぞ?」
えーっと、、いきなりわかりません 笑笑 何がどっちなんでしょうか― さっぱりわからないのでうなずくの続行w
「オマエはどっちだ!?」
えーーーっと、、わかりません 笑笑 すると、おじさんは言った。
「オマエは耳がわるいとか?! それでそのイヤホンしとうとか?」
もう、頷くことにしたw
「それは音楽 聴きようっちゃろうが!」
知られていたw
「オマエは俳優になれ!」
話がすごいとんだね 今すっごい話とんだよね
「聞こえてるのに聞こえてないふりを してるんなら演技の才能あるぞ」
才能ではなく、聞こえてないのはほんとです
「オマエは立ち姿にオーラがある! 大映へ行け!!」
これはちょっとよろこんでもいいのかなw オーラ見られたんじゃあしょうがないッッ(爆) しかし、ここからが複雑でした―
「だがな、オマエは主役にはなれん。 脇役だ!! でも将来は脇役のほうが生きていけるぞ」
主役になりたかったです
「とにかく。オマエはなにかやれ!!!」
もうやってます
おじさん、俺、、そのド真ん中にいるんです!! これを言うと話が終わらなそうなのでやめようw おじさんは「なにかやれ!そうすればぜったい だれかが見てくれる」そう言い残して、、 都会の雑踏の中へと帰っていかれたのでした…
超実話です
オーラが見える、そんなのが見えちゃうと、、 人間はとつぜん何か言いたくなるのかもしれません なにしろ相手は話を聞いてくれるともかぎらない、 《見知らぬ誰か》なのです そんな衝動がおじさんに いきなりおとずれたんでしょう
◎こりゃあダンスだわ◎
ことばにできないなにか しんじられないくらいのかがやき そんなものを見たら こころだけにしまっておけなくて こころからはみだして こうどうをしたくなってしまいます 好きな人をみたりして 自分もこんなふうになりたい そうおもうのににているかもしれません わたしはダンスでじんせいがかわりました そのダンスに景色がみえるひと ほんもののかんどうは ちいさなゆうき きっかけをあたえるのではないか そうおもうのです できる限り そんなダンスをおどっていきたい そうおもっています
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