断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2014年02月28日(金) 「愛するということ」

「100分de名著」より。
〜読まずに名著を読破した気にさせてくれる素敵な番組〜
2月はこの本でした! めちゃくちゃ得した気分w

 『愛するということ』   エーリッヒ・フロム

原題は『THE ART OF LOVING』。 愛する“技術”
女にモテる方法、男に好かれるテクニックは書かれてませんw
愛されることよりも愛することが重要なんだよ、最大の主張です

 愛は技術
 練習しないとできるようにならない

さぁどうですか??
度肝を抜く一言じゃないでしょうか?
言われれば頷ける人も多いかもしれませんが、
言われないとそうはならない気がしますw

 愛というものは、その人の成熟の度合いに関わりなく、
 誰もが簡単に浸れるような感情ではない、ということである。
 (中略)
 自分の人格全体を発達させ、それが生産的な方向に向くよう、
 全力をあげて努力しないかぎり、
 人を愛そうとしても必ず失敗する。

愛は、生まれつき具わってる能力ではない―
成熟度がものすごく影響しているものだということです
めちゃくちゃ興味深い

 自分の成長とともに愛するという能力も育まれていく。
 赤ん坊ってのはとにかく自分中心で、世界の中心が自分な
 わけですけど、そのままでいると人を愛することはできない。
 そこから一歩出なくちゃいけないわけですね。
 それが初めて人を愛する瞬間なんでしょうね―

 人の生き死にを左右するくらい愛はすごいもの

 【愛の誤解その1】
 たいていの人は愛の問題を愛するという問題、
 愛する能力の問題としてではなく、
 愛されるという問題として捉えている。
 →人に愛してほしいと要求ばかりしている

 【愛の誤解その2】
 愛の問題とは、すなわち対象の問題であって
 能力の問題ではない、という思い込みである。
 愛することは簡単だが、
 愛するにふさわしい相手を見つけることは難しい―
 人々はそんなふうに考えている。
 →愛すべき人がいないのではなく、
  自分が愛する技術をもっていないのがダメ

 【愛の誤解その3】
 たがいが夢中になった状態、頭に血がのぼった状態を
 愛の強さの証拠だと思いこむ。
 →興奮状態で血がのぼった状態が本当の愛だと思うのが間違い。
  常に相手のことを考えていますか?

 まぁデパートみたいなもんで、
 デパート行くと何でも売ってますよね?
 自分は好きな物を選べるんだと。
 こういう風に考えてる人すごく多いと思うんですよ。
 だけれども実はそうじゃないんだよ、と。
 簡単に何か買えてしまってもしばらくして飽きちゃう、
 やっぱり別の物が欲しくなる。
 交換が可能だと考えている人も結構いると思うんですね。
 フロムはこんな風に書いています。

 幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則に従う。
 成熟した愛は「愛するから愛される」という原則に従う。
 未成熟の愛は「あなたが必要だから、あなたを愛する」と言い、
 成熟した愛は「あなたを愛しているから、あなたが必要だ」と言う

唸りました…  あなたはどうですか?
言われてみればあたりまえな気がするのですが、
理解しているのと理解していないのでは大違いです。

 心は、年をとれば成熟するってものではないので。
 どこが違うかというと、
 愛するというのはつまり、愛を与えることですよね?
 そして与えられるようになるには自然にはならないので
 技術がありますよ、とまぁそれを練習しなくちゃいけないんだと
 フロムは言っているわけです。

全4回の番組。 その1回を引用してこのくらいの容量です
全4回を1pageでまとめようとしたんですけど。
簡単に「愛」は完結できやしません 笑
なによりも「愛」は人にとって切っても切り離せないもの。
深く考えすぎると見失ってしまいかねない!!
そんなわたしたちの未来をこの本が切り開いてくれましょう☆
そういうわけで、残念ながら小出しでいきます(爆)



2014年02月27日(木) 「ゲームセンターCX THE MOVIE」

CXスタッフが総力を結集してつくられたゲーム世代三丁目の夕日☆

 『ゲームセンターCX THE MOVIE』
 ファミコンを愛した全ての人たちへ

10周年のビッグサプライズ!
究極のゲームバラエティ『ゲームセンターCX』。
CS放送でひっそりとスタートしたにもかかわらず、異例の10周年ロングランを記録中のゲームバラエティ。 有野課長が懐かしの家庭用TVゲームに挑戦し、ただひたすらエンディング画面を目指すのだが、何度失敗しても諦めない課長の姿がゲームファンたちの共感を呼び、なんとDVDシリーズは脅威の累計50万セットを突破!
そんな番組がついに劇場映画化へ!!

 挑戦したゲームは【マイティボンジャック】

このゲームじゃなかったら映画館行ってないねw
遠い記憶の彼方です 〜でも、たしかに遊んだ覚えがある〜
しかし、クリアなんてのは夢のまた夢のゲームでした。
とにかく序盤を超えられた記憶がない。
だけど、遊んだ。 友だちの家で遊んだ記憶だけがある―

映画見て思った。 このゲーム、難解すぎる!!
どう見ても幼少期に解けるレベルじゃあない笑
よくもこんなゲームを遊んでいたものだ。。
そもそもパワーアップするとか映画で初めて知りました(爆)
“マイティパワー”って何だよ―!?
映画見て感じた。

 クリアできる気がまったくしない

アクションゲーム【マイティボンジャック】
(物語)
かつて地球にはパメラ王と呼ばれる世界を平和に治めている王様がいた。 しかし、地上世界に破滅をもたらそうとする魔王ベルゼブルに王族達はさらわれ、魔の巨大ピラミッドの中に閉じ込められてしまった。 王族を救うためにマイティ一族が立ち上がるが、一族は次々とベルゼブルに敗れ、残すは気弱な末弟であるジャックを残すだけとなってしまう。 ジャックは王族達を救い、世界に平和を取り戻すことができるのか!?
(概要)
主人公ジャックを操作し、アイテムやジャンプを駆使してクリアを目指す。 各通路面の最後には王家の間があり、その王家の間へ入ると固定画面となる。 エンディングは途中のプレイ内容により変化。 プレイヤーの腕前を数値で評価されるゲーム偏差値がある。

有野課長は三度目の挑戦。
すでに番組内で二度失敗しているのだ。
次々と明るみになる裏技。 そして数々のデマ。
そんなものに振り回されながらゲームしてた時代があった―
それは、SNSとはまったく異なる、人づてで共有する秘密。

 今では数秒で拡散するものも当時はゆるやかでも強烈でした

スタッフは時間が許す限りジャックの無限増殖を繰り返し、
主人公の機数を増やします。

 ファミコン世代で “無限増殖” にツボらない人はいない
 そして “機数” って言葉も同様です☆

笑いすぎて涙がでた(爆)

13機で13面。 襲いかかるカメ3体!! もはやここまでか
奇跡と思われるようなカメ避けが炸裂。 スフィンクスget
ワープとセーブを繰り返し、ついにたどりついたピラミッド頂上!
って、王様が一人閉じ込められてる―

 王様ですよ?? 姫じゃないんですよ!!

なんて硬派なゲームなんだマイティボンジャック!!!
おなかがよじれるほど大爆笑してしまいましたッッ
いや、このゲーム、マジで女っ気がまるでない。
度肝抜かれましたね…
と思ったら姫?王妃?いましたw 女子いた!いるじゃないか!!
というかもう一人? ごぼうみたいのは誰??

 これ…王子とか!?
 うそだ そんなはずがない
 だってどう見てもごぼうが帽子かぶってるよね―

王族が幽閉されていたのはわかりましたが、
なぜこんなところで生かされていたんでしょうか??
そもそも殺されずに生かされていること自体が謎です。
たぶん殺せない理由があったのでしょう…
それはいいとして、食事とかどうしてたんでしょうか!?
ピラミッド内はモンスターしかいないんですよ??笑

 KING PAMERA WAS MOVED TO TEARS WITH PLEASURE
 SEEING IT, JACK FOUND OUT AND SHOUTED “FATHER”

有野課長操作で見事王族の救出がなされます。
するとピラミッドの頂上が大爆発、中から飛び出すマイティ!
ピラミッドは吹き飛びました…

 感動です マジで感動した

記憶のあやふやな幼少期に解けなかったゲームのエンディング。
まさか今、そのエンディング画面が見れようとは―

 年齢を重ねるってほんとうにおもしろい

こんな楽しみ方が存在するなんて知りませんでした!
やろうと思ったってほんとうにやる人なんていやしません!
◎これこそ番組の力でしょう◎
自分がやらないからいいんですw
この手の番組初めて見たけどこんなに面白いとは…
そりゃDVD売れるよな(爆)
人生でこんな感動の仕方があるだなんて、とんだ発見でした

 大人になることは、ゲームオーバーじゃなかった

さて最後に。
王族の救出はいいのですが、救出して終了です。
魔王ベルゼブルは倒していないわけですね。
めでたしめでたし☆ オイッ



2014年02月26日(水) 「スペース☆ダンディ」

 『スペース☆ダンディ』
 スペース☆ダンディは宇宙のダンディである。
 彼は銀河を駆ける宇宙人ハンターである。
 未知の異星人を求めて新たな惑星への冒険の旅。
 これは、そんな宇宙人ハンターたちの壮大な物語である―

その四話はたいへん興味深いものでした!!

 ◎死んでも死にきれないときもあるじゃんよ◎

 彼等は、捕まえた生命体を新種のエイリアンだと思い込み、
 微塵も疑うことをしなかった...

そのエイリアン、実はゾンビだった―
ゾンビの侵食は強大でした。 ミャウのゾンビ化を皮切りに、
ロボットのQTさえもゾンビ化。
なんと主人公ダンディさえもゾンビになってしまいます。

 ゾンビの朝は早い。
 あの衝撃の日から数ヵ月が経った。
 そして彼等は、いわゆるゾンビと呼ばれるものになった。
 最初は彼等も自分がゾンビになった現実が受け入れられず、
 何とか人間に戻る方法を模索した。
 しかし、ゾンビから人間に戻る方法なんてどこにもなかった。
 絶望。そして、無性に食いたくなる生肉。絶望。そして生肉。
 絶望と生肉を果てしなく繰り返し、
 激しい虚無感がダンディたちを襲った。
 そしてダンディは思った。
 「そうだ!困ったときはその筋の先輩に聞いてみよう」
 それは、数ヵ月前にダンディたちが珍しい宇宙人だと思って
 捕まえて、忘れていたゾンビ。 すなわちゾンビの先輩。
 一見、唸っているだけのように見えるゾンビだが、
 実はゾンビ同士は言語を使ってコミュニケーションを
 取れることがわかった。 ゾンビ先輩は言った。
 ゾンビもそんなに悪くない、と。 まず食費がかからない。
 ゾンビ先輩は言った。
 一概にすべてのゾンビが同じとは言えないけれども、
 自分は毎日ヨーグルトを取るようにしている、と。
 そうすることによって体調がよくなる、と。
 考え方次第でゾンビライフも楽しめる グッドラック!
 そう言ってゾンビ先輩は去っていった。
 彼等はゾンビ先輩に言われたとおりヨーグルトを採ることにした。
 するとどうだろう?少しだけ体調がよくなったような気がした。
 ヨーグルトの何がいいのか? そうだ、乳酸菌だ!
 “腐る”という言葉を“発酵”という前向きな言葉に
 置き換えるということが、
 腐りかけていたダンディたちの心を前向きなものに変えたのだ!
 そしてダンディはおもった。
 生きていても死んでいてもたいして違いはないじゃないか、と!
 しかしながらゾンビライフには大きな問題点があった。
 それは、圧倒的に動きが遅いということだ。
 新種のエイリアンを発見しても捕まえることができない。
 宇宙人ハンターを生業としといたダンディたちは
 収入がまったくなくなってしまった!
 たとえゾンビになったとしとも光熱費や燃料費、
 ブービーズに行くためのお金はかかる。
 “ブービーズに行けない”
 ダンディにとってそれは「死」を意味した―

 いっそ死んでしまおうか?
 もう死んでますよ。 ゾンビですから。
 そうだ! 俺死んでるじゃんよ!

 幸いにもここは宇宙。
 ゾンビだからといって差別されることもなく、
 彼等は安心のゾンビライフを手に入れたのだ。
 ここで一句。

 宇宙では ゾンビはたいして 目立たない

 そんな彼等のゾンビライフに暗い影が忍び寄る。
 ゾンビハンターの出現である。
 彼等は保険会社に雇われた腕利きのスナイパーだった。
 自分の保険金で生活しているゾンビたちの頭を撃ち抜き、
 確実に抹殺していった。
 もちろん、死人を殺しても殺人にはならないのだ。
 ダンディも例外ではなくゾンビハンターに狙われていた。

なおもゾンビの侵食は強大すぎました。

 ゾンビハンターも、そのハンターを雇った保険会社の社員すら
 ゾンビになることにより、ゾンビたちに再び安息の日々が訪れた。
 そして世界では驚異的な速度でゾンビ化が進んでいった。
 ロボットだってゾンビになる時代。
 ついに生きとし生ける者すべてがゾンビになる日がやってきた。
 人種も病気も格差もなく、
 みんなが平等にゾンビになることにより、
 世界はその誕生以来、はじめてひとつになったのだ―  完

ゾンビ化が世界をひとつにする
なんとも希望ある話に度肝抜かれました 笑

鼻で笑う人もいるかもしれませんねw
しかし、この話は大きな真実を隠しています。
自分に甚大な問題がおこったとき それは襲ってきます。
ここで言うところの「絶望、そして生肉」です。
実のところ、それに相当することを自らが味わいました。
寝たきりですごしたあの日々がこれに当たります
ここではゾンビで笑える話にされていますが、
はっきり言ってこれはリアルです。
わたしはどうにかして“過去”に戻ろうとしました。
しかし過去に戻る方法なんてありません。
それでもなんとかしようとした
その時にとった行動が “無理矢理にでもおもしろくする” です
もう何度もこのblogで紹介してきましたが、
それは “腐る” を “発酵” にする努力でした。
今のわたしを見ても誰もわからないでしょう

わたしはまったく腕が上がらなかったんです

生きていることは、ただそれだけでリスペクトに値します
生きていることを尊重すれば、実は争いはおきません
おきるはずがない
才能やお金、仕事、人の優劣に関する物差しは、
わたしたちを一つにする何の役にも立ちません
リスペクトと思いやり、それが世界をひとつにします
他者に対してリスペクトのない人が混乱を巻き起こすものです
言葉では簡単に言えちゃいますが、現実は簡単じゃありません
でも、これだけは大声で叫んだっていい

生きていることはほんとうにすばらしいことです



2014年02月25日(火) 銀座 街歩き

そうそう、銀座に立ち寄ってたの忘れてました!
歩いて思った “やっと銀座を楽しめるようになったぞ俺” w
◎なによりも面白いと思ったのはビルの外観◎
世界トップブランドが揃う道なり建築群は圧巻です!!

 やっぱりルイ・ヴィトンが好きです
 でもカルティエも好きです
 でもでもティファニーもいいね!
 シャネルはいまいちかな(爆)

どれもなにひとつ身につけてないブランドだけどw
とにかくここで言及してるのはビルの外観です笑
日が落ちてくると輝きだすルイ・ヴィトン!!
ビル壁につくられた隙間からの光と陰影はほんとにすごい☆

 ビルにときめいてるなんて人、
 俺以外いないんじゃないかなw

締めは銀座木村屋のあんぱんでしょう!!
明治8年4月4日。 東京向島の水戸藩下屋敷を行幸された明治天皇に初めて酒種桜あんぱんを献上した日。 木村屋初代当主 安兵衛、二代目 英三郎 それにのちに三代目を継ぐ弟の儀四郎らは2週間程前から酒種の仕込みに余念がなかった。 4月4日、あんぱんのへそに奈良の吉野山から取り寄せた八重桜の花びらの塩漬けが埋め込まれ、季節感をたっぷり盛って焼き上げられたあんぱんは水戸藩下屋敷に届けられた。 あんぱんは明治天皇のお気に召し、ことのほか皇后陛下(昭憲皇太后)のお口にあった。 そして「引き続き納めるように」と両陛下のお言葉を頂いた。 献上の世話役、鉄舟こと山岡鉄太郎侍従の表情もゆるんだという。 安兵衛、英三郎、儀四郎親子に早速、上首尾であったことが伝えられ、その夜、安堵と喜びに包まれた銀座煉瓦街の木村屋は夜遅くまで華やぎ、ガス灯のあかりが揺れながらのんびり店前を照らしていた。 このことから明治天皇に献上された4月4日は「あんぱんの日」として記念日に制定されている。

 【あんバター】 賞味期限その日だけ
 十勝産の粒あんと北海道産のホイップバターを
 ソフトなフランスパンで包みました

お、おそろしくおいしかった…
あんバターやばい

日本人に生まれてほんとうによかった



2014年02月24日(月) No pain, no gain.

帰る前にフェイエナジー寄ってきました! 2度目ですw
度肝抜かれたボディーワークにメロメロになりましたからね!
一般人だったら明らかにカラダ壊しかねないレベルです笑

 「キレイ」

フェイ、美しさチェックしてた―(爆)
徹底的にやることだけ指示してたのかとばかりw
◎いやあ人間的なところが知れて安心しました◎
クラスが終わるとフェイに呼び止められました。

 「バレエされてるんですか?」

わたしはバレエダンサーではありませんから、
「ダンスしてますよ」と答えます。
ダンサーとして、本当にデリケートな問題ありますからね。
ダンスによって努力の方向性は違います。

 しかしフェイにはそう見えたのでしょう

その言葉は、わたし自身が真摯にやってきたことの証です。
人に見られる仕事ですから美しさとは切っても切れない間柄。
踊れることは、カラダと向き合うこととセットです

踊りつづけるかぎり、おわりのない可能性ですね



2014年02月23日(日) 東京〜豪雪のあとに〜

ダンスユニットproject、東京に飛びましたw
先週の東京は豪雪、ヒコーキ飛ばないレベルです!!
今週は飛べました。 たすかった
studioまでの道中に驚きました!!

 ぜんぜん雪が残ってる―

これだけ残ってるのなら全盛期どれだけ降ったんだッッ
ゾッとしましたね。。

 【妻木律子workshop】

妻木さんのworkではカラダを感じることに終始しました!
振付も踊ったのですが久しぶりに感覚思い出した感じです!

 やらされることに、
 ほんとうに拒絶反応でるようになったかもしれない

楽しいとどれだけでも力でるけど、その逆はまったくでない。
繊細な、中心からのダンスは難しいものです。
フィジカルを鍛えれば鍛えるほど、
中心を外して筋力でやれてしまう。

 これは大きくダンスを見失いかねない力です

力がついたからこそ中心をおろそかにしてしまう。
見る人が見れば一瞬でわかる 「それじゃない」
こんな矛盾がおきてしまうなんて、むちゃくちゃ不本意です。
鍛えて出来なくなってどうする!!
意識しないとできないだなんて、本当にダンスは難しい。
いいダンスが無意識に踊れたらどんなに楽でしょうか

ダンスは甘くない



2014年02月22日(土) 「オペラ座の怪人」

身内狩られゆく時代。 もう何人が狩られたことか―
わたしはその波に逆らい続けましょう

 『オペラ座の怪人』(ミュージカルクリエーション完全版)
 Musical Creation Vol.11 〜Sing for Me〜

完全版ですよ完全版!
ファントム課長ですよ! ラ売るジョーですよ!
フィルマン田町ですよ!
ファントムは損な役回りではなく、人間力の欠落。
だって自分のことしかおおよそ考えてない利己主義者です。
いい人でもなんでもありません。
この性格はたしかにDancing課長そのもの。
なんだかわからないが、容姿をのぞけば納得できます!!
なんてこった
ラ売るジョー氏の見所はやはり一人首吊りでしょう。
迫真の演技でしたね。 なかなかできるもんじゃないですよ
よくわからなかったのはあっさり首に縄かけられたところ。
なんの抵抗もしませんでしたよね?
あれこそがファントムの技なのかもしれません!
何気にいい仕事してたのは警官野口さんw
「わたしが指揮をとってよろしいですか?」
あの警官はかなりやる気ある警官でした!!
開演前、フィルマンからさくら拍手の脅迫メールが届きます。
「拍手せんかったらコロス」 死ぬ気で手を叩きましたね
早速発表します。 今回もっともかっこよかった人、それは―

 マエストロ・F ・藤尾 ☆ ドーーーン

かつて舞台上でこれほど堂々とした藤尾さんがいたでしょうか?
藤尾さんの立ち振る舞いは明らかに日本人超えてました!!

 怪しげなオペラ座にしない気力を感じましたね

これをもって退団する決意も聞いていましたから。
後日、「次も出る」って聞いたときには、
「ウソツキ!!」と叫んだほどです。
なにしろ視点相当フォーカスマエストロでしたもん!
めっちゃ騙された気分です!!(爆)
さて、一緒に干渉したAみんと過去ちゃんに感想聞きましたw

 ファントムが後ろから、
 そぉ〜っとやさしく首を絞めるところに
 ファントムの人柄が出てるとおもったわ

 課長さんがスカートの裾を掴んだとき、
 スカートめくるかとおもいましたよ

 赤布がめくれてガムテ見えてるのがもどかしすぎた件

 ファントムマントないのにマント仕草ではける課長の謎

 ただれた特殊メイクの行方

盛り上がる帰りの電車内。
「脱皮したら課長でもイケメンになるかも!!」
終始だいたいこんな会話でした笑
ファントム課長についての感想はこの一言に集約しましょう。

 「穢れているのは顔じゃないわ!こころよ!!」

ほんとうにそうおもいましたね
Dancing課長ってどうして虚勢があんなに上手なんでしょうか?
なりきる、と言えば役者として褒め言葉になるのですが、
それとはちょっと違う感じですからね。
とにかく気後れのない台詞と演技が課長最大の魅力でしょう。

 わけもなく堂々としているあの感じ

あれだけやってくれれば見てるこちらは清々しいものです。
ミュージカルは娯楽ですから、主役級の性格はおおよそ極端。
立ち振る舞いを観客が見た途端にその役柄がわかるのが重要。

 ミュージカルは下手な役者がやると徹底的にウソくさくなる

ただでさえウソくさいですから。 演劇とはちがいますよね?
舞台人として考えるのは、
子供心がないと舞台には立てない種類じゃないか、と。
自分自身のリアルをやらないわけですから。
中二病でなくちゃ恥ずかしくて演れないよね。
ですが、そこにこそ魅力があります。
絶対になれない人物を演じれるよろこび。
誰だって物語の主人公になりたいんですよね!
ほんとはならなくたって主人公なんですけどねw
日常がつまらないから非日常に憧れるわけです。
stageとはそういう人たちを餌食にしているのかもしれませんw

さあそれを踏まえて、ミュージカルは歌です、歌なんです☆
直前『林麻耶フレンドリーコンサート』の影響は甚大でした…
ホンモノの力を味わったあとでは厳しさが伴いました。
悪気はまったくないのですが、これが事実です。
特に『オペラ座の怪人』は主役たちの歌の掛け合いが肝。
みんなで歌うところってあんまりないよね―
さすがは林麻耶です!!

次回はついに禁断の『キャッツ』か!?
楽しみです☆



2014年02月21日(金) ソチ 冬季オリンピック

開会式のクマとパンサーとウサギ、物凄くリアルでしたね☆

羽生結弦(19)が 金メダルを獲得。
フィギュアスケート、みんな観戦しましたか?
日本人選手のライバルの失敗を祈ったりしませんでしたか??
わたしはフリー最終演技者ジェイソン君が一番よかったです。
そのダンスは明らかに他の選手を圧倒してました。
スケーティングについてはわかりませんが、ダンスです。
世界観で言えば高橋大輔が一番だと思った。
そう考えると、芸術として見れたのは高橋だけかもしれない。
毎回思いますが、競技です。
如何に芸術点があろうと、おおよそは技術の競技なんです。

 ダンスに魅力なくても勝てる

得点ある難易度の高い技術を確実に決めれば勝てる目がある。
個人的には、ダンスでどれだけ感動できるのかが見たい。
ところが現実は違います。
いちいちジャンプで拍手と落胆が巻き起こり全体どころじゃない。
たしかにジャンプはとんでもない技です。
その努力は想像を超えるものでしょう。
でもダンスは全体です。
ジャンプは全体のつなぎにすぎません。
感動はジャンプなんかじゃない。
踊りで何かを伝えるための技術です。
ダンスはハートなんです
低得点だったけど、赤髪の選手のダンスは突き抜けていました。
何が突き抜けていたかって “踊りたい気持ち” です!
めちゃくちゃ清々しかった
フィギュアスケートやりたくなった

 成功や失敗に一喜一憂しないダンスが見たい

競技である限り、これは永久に無理な気がします。
オリンピックとはそういう場所なんだとおもいます。
本物のダンスはオリンピックじゃ見れない。
そもそも勝ち負けがあるって芸術なんでしょうか?
しかし、競技だからこそ技術への挑戦があることも事実です。

 オリンピックは力を争う場所

浅田真央の壮絶なフリー演技には度肝を抜かれました。
物凄い踊りだった
その “物凄い” をどんなふうに感じましたか?
わたしは “自分への怒り” だと見ました。

わたしはそれがたまらなく嫌でした

観客の前で“怒り”を踊るなんて絶対にあっちゃいけない
踊る理由があるならまだしも、その曲目ではおかしい
本人の感情の爆発がどこにあったのか他人にはわかりません
その爆発力には正直、涙がでました
でも、ありえない。
怒りの力は本番で使うものじゃない
怒りの力は自分を叩き上げるために使うものです
本番で自分のダンスに何かを感じてもらうために。

どんなにノーミスであろうともそのダンスは怒りに見えました
もちろん日本人として震えました。
だってその名前はすでに英雄視されています。
鈴木明子が優勝しても真央ちゃんしかニュースに出ないほどに。

 おかしいだろ

偏った見方をおおよそメディアに誘導されている事実。
どう考えても選手への入れ込み方が違う。
これほどまで国民の心を掴んだ選手をわたしは知りません。
マラソンのQちゃんくらいでしょうか。
それこそ時代に選ばれた人物なのでしょう。

 っていうかメディアの仕業だろ

じゃあ、ダンスはどうなんでしょうか
ダンスの持ち得る希望やあたたかさはあったのでしょうか
真央ちゃんだったから応援していたのではないでしょうか
たしかに物凄い演技でしたが、こんな風に踊りたくない
決めにいく演技  わたしはそう感じました

 ダンスをなんのために踊るのか

 勝って世界一になるためか
 観客になにかを伝えたいからなのか
 自分のためなのか

オリンピックで結果を目指さないアスリートなんかいません
参加することに意義があるなんて時代は終わっています
それが競技ならわかる でも芸術ならわかりたくない
人気のない競技は種目を取り消される時代です。

LEGEND葛西紀明ラージヒル銀メダル、とんでもない成果でしたね
その姿に感動しました
そもそも一体何秒で着地しているんでしょうか…
あんな一瞬を争っている競技もあり、持久力を競うものもある。
それでもルールにのっとった力の記録の勝敗です。
勝敗は目に見えるものがほとんどではないでしょうか。

人間の世界一を決める
そして可能性を見る

アスリートにとって夢の場所オリンピック。
その力量の勝敗が誰の目にも明らかだといいですね。



2014年02月17日(月) 「林麻耶 フレンドリーコンサートvol.6」

ソプラノ歌手・林麻耶ちゃんのコンサートに行ってきました☆
チケット(ケーキセット付)は完売。

 『林麻耶 フレンドリーコンサートinシャポーVol.6』
  アヴェ・マリア
  私の名はミミ
  私の大事な与ひょう
  いのちの歌
  スタンド・アロン
 (ソプラノ 林麻耶 ピアノ 八尋三菜子)

すばらしかった
stageはないのでこれはゼロ距離です!
明らかにゼロ距離仲間と言えましょうw
歌はすごい。 あらためて感じました

 だって歌だけで成立するんだものね

もちろんその歌も努力の上にあるのは同じだけれど、
とにかくダンスには準備に多大な時間を要します。
その準備とは、その会場におけるダンスの構築。

 移動するダンスは、会場で大きく左右される

その会場の広さや構造で踊れるダンスが決まります。
ダンスは、会場と突き合わせなくちゃ見えてきやしません。
“見える”というのが物凄く大事なのです。
反して、歌は本人が見えなくとも聴くことができます。

 声が空間を満たすからです

正直、これは反則の域です 笑  うらやましすぎる
ダンスでは、見えない空間を満たすことができない

見えなくとも感動できるって何!?

さらに歌っている本人を見れば、その感動は計り知れません!!
なんと凄いんでしょうか―

現在では音声データでも事足りかねない時代です。
わたしは歌や音楽がうらやましくてなりません。
ですが歌こそは力、力量です。
楽譜の決まった歌、おそらくは失敗の許されないものです。
これはアカデミックであればあるほどそうなるはず。
ダンスも同じ。 全てが決められた古典は失敗できない
対して即興は失敗の連続になる可能性を秘めています。
即興は、ダンスを、自分を、肯定していく作業です。
言葉にするのは本当に困難ではありますが、
ある意味で即興は生きていくことに近い。
今というものに対して、
失敗を失敗にしない生き様が求められるからです
失敗しても自分を認めていくことが生きることだからです

わたしは絶対の完成を目指していないのかもしれません
完成よりも挑戦していたい

 誰も見たことのない、感じたことがないダンスに

ありきたりの判断基準では量れない感動。
歌にもきっとそんなものがあるんじゃないのかな!?
そんなことを考えました。
リアルがもっとリアルになる歌
リアルがファンタジーを圧倒的に超えていく歌
下手な歌に元気がもらえることはあるのでしょうか?
ありますよね? 下手でもいのちが込められた歌
上手いとか下手とか理屈じゃない歌が!!

わたしは、挑戦する姿にいのちを見出だしているのでしょう



2014年02月14日(金) 「RUSH プライドと友情」

◎HOSPITAL リハビリと筋トレ◎
やらされるから、強くなれた。

2014年初診察はバレンタインDAY―
2月14日を診察日に指定したとき言われました。

 助手さん「バレンタインデーですけど、大丈夫ですか??」

過剰な親切ありがとう☆
昼には帰るからたぶん大丈夫です 涙
それに、アメリカでは男子が女子に薔薇を贈る日なんですよw

 院長「右 中殿筋がつかえてない」

なにこの医者… 相変わらず凄すぎる―
なぜならそこは今ちょうど痛めてるとこだから…って。。

 ちくしょう! やっぱ見抜かれたかッッ

そんな医師でなきゃ、たぶんここまで踊れることはなかった
院長の肩書きは伊達じゃあない!!
こうして地味すぎる筋トレが日課に課せられ続けるのでした…



 『RUSH プライドと友情』
 お前がいたから、強くなれた。

ジェームス・ハント vs ニキ・ラウダ。
大クラッシュが運命を分けた1976年F1グランプリ。
永遠に語り継がれる感動の実話☆
物凄いヒューマン映画見てきました!!

 毎日が人生最後の日
 セックスは王者の朝食

生き方・性格がまったく違う、そんな二人の不思議な絆。
グランプリ最終戦、ラウダとハントが眼を見合わせたとき、
涙がボタボタ落ちました
そのとき二人はどんなことを思っていたのかはわかりません。
わかりませんが、強烈な何かを感じたんです

わたしはその瞬間をダンスだと思いました
同時に、男はなんてバカな生き物なんだろう、とも思ったw

理屈じゃないんです 生きることが

得体の知れない “最速” を賭けて走る
生き様が対極のふたりに、あたたかい絆を感じました

すごい 人の引力はほんとうにすごい

 “墓場”と呼ばれる世界一危険なサーキット、ニュルブルクリンク。
 その日はラウダが中止を訴えるほどの悪天候だった。
 しかしハントらの意見が通り、レースは決行。
 クラッシュしたラウダは全身火傷、生死の境を彷徨う…
 しかし、その悪夢から わずか42日後。
 ラウダはサーキットに復帰―
 ラウダに謝るハント「俺のせいだ」
 ラウダは―
 「かもな。 だが、TVで君の勝利を見て、生きる闘志が湧いた。
  僕をここに戻したのも君だ」
 ラウダの変わり果てた顔を揶揄するジャーナリスト。
 ハントはその男を激しく殴りつけました
 ラウダの無事を祈り、復帰を一番に喜んだのはハントだった
 勝敗は最終決戦へ。
 豪雨に霞む富士スピードウェイ。
 ラウダ68ポイント、ハント65ポイント。 その差わずか3点!!
 8万人の観衆が見守る中、レースは轟音と共にスタートする。
 ハント、ラウダの選択は? そして勝負のゆくえは―
 シーズンを制するのはどっちだ―

ラウダがハントに放った台詞「闘志が湧いた」というのは、
文章からとると素晴らしい友情のように見えますが、
描かれ方の実態は違います。

 “この男に負けたくない”

動けないカラダでラウダは歯をくいしばりながらTVを見ていた
ハントの勝利を祝ってやしなかった
はらわたの煮えくり返る気持ちだったでしょう
競争心が、生きる勇気を、闘志を与えたんです!!
これがいいのかわるいのかはわかりません
そして、みんなに当てはまるものでもないでしょう
しかしそれがラウダの生きることにつながっていたのが事実です

お互いがお互いを、相容れないのに、最も理解していた。
そんな極端な二人を見ていてわかること。

“強烈な闘争本能” これがこの二人の絆の正体です!!

では、人間力で見ればどうでしょうか。
この映画はたいへんな内実を秘めています。
どう見てもその人間力はニキ・ラウダが上です。
死線をくぐったラウダはすべてに感謝する心を手に入れました。
反して、ハントは人生を楽しむ自分本位の生き方しかできない。
人間はどんな人もみんな不器用なのではないでしょうか。
天才と呼ばれる人物ほど了見が狭く不器用じゃないのかな。
これはおおよそどちらがいいとかわるいではまったく量れない
どちらも生き方に間違いがないからです
理由は違えど、わたしはラウダのように
たまたま死線をくぐりぬけてしまいました
そのときに生きるという本当の意味を学んだのだとおもうのです
自分にとって“生きるということ”が何なのか
今を大事にしたい、そしてその気持ちには先があります
それを知ってしまったらハントのような生き方はもうできません
きっと、ハントはラウダのことを羨ましいとは思わないでしょう
でも、ラウダはハントを羨ましいと思っているんです!!

この違いが人間力なのではないでしょうか

今を大事にする、というのでさえ分かれ道があります
コマンド【いのちをだいじに】 今日が、毎日が、最後の日
その使い方は人それぞれ みんな違います
だからこそ、その振れ幅を知ることが一番大事なのかもしれない、
わたしはそう感じています。
みんな向かう方向が違うからこそ面白い。
カラダはひとりひとり決して同じものじゃない。
そういうわけで、いろんな刺激を受け続けられます。
しあわせの方向がひとつだなんてこんなにつまらないものはない!
好き嫌いあれど、人の生き方は誰にもjudgeできない
同じじゃないから力が湧く
悟りが受け入れるだけの意味なら向上心は要りません
何かにぶつかっていける、それはしあわせの正体かもしれません

忘れてならないのはハントとラウダ、二人に共通するリスペクト。
他者をリスペクトできることだけが好き嫌いを超えていけます。
性格、一生懸命さ、生き方は人それぞれ違うから。
力を見るよりも、その努力、その姿勢から見えてくるもの
何かに向かっていく意志
そう、それがカラダから発せられないわけがない
これはダンスです

“自分の命を、生きることで完全燃焼させたい”

わたしはこの映画を見て、あらためてそう思いました



2014年02月10日(月) 「ファイア by ルブタン」

世界中のセレブを熱狂させるパリ・ナイトショー最高峰
《CRAZY HORSE》。
“レッドソール” ルブタンが手掛け、
伝説となった《FIRE》がスクリーンに甦る!!

 『ファイア by ルブタン』
 “観る”より“感じる”ショー
 〜連れて行くのは、美の向こう側〜
 “服を脱がせる靴” 私は、それを追い求め続けている。
 (クリスチャン・ルブタン)

女子の誰もが一度は履きたい夢のヒール《ルブタン》。
わたしはルブタンをそう教えられています。
ホンモノを初めて見たときはその美しさに震えました!
履きたい、女子だったら間違いなくそう思うんじゃないかな。

どんなものでも、ホンモノを知っておくことは重要です。
最高のものには圧倒的な本質が “見える” 。
中途半端なものばかり見ていると中途半端になってしまう。
“目に見える” というのは物凄いことです
ダンスで言えば、心が入っているものとそうでないもの。
踊りなのか、踊りらしきものなのか。 一目見ればわかる
カラダにはっきりと現れるからです!!

映画館内は女子率が7割を占めており大変面白い構図でした。
内容はヌードとアートの危険な出逢いですよ!?w
それほどルブタンに引力があるということでしょう☆

◎映画はトップレス姿の衛兵行進で始まる◎

さすがはR15+指定!! いきなりきた―
しかしこれが卑猥じゃないんです。
引き締まったそのフィジカルは浅はかなところにいきません。
美脚とかいうレベルじゃない。
〜鍛錬のないナチュラルビューティーとはわけが違う〜
スクリーンのルブタンは言いました。

 「存在できないよろこびで観客を魅了できない。
  まず考えるのは自分自身。
  自分が本当に楽しんでいなければ伝わらない」

ホンモノのよろこびを引き出さないと人前には立てない。
ウソは通用しない。 “存在できない” とはそういうことでしょう
キャバレークレイジーホースには“大人の”ダンサーしかいなかった。
大人の魅力をもつ女しかいない 稚拙な女はお呼びじゃない
キャバレーが舞台である以上、官能的なのは前提条件。
選ばれたそのカラダとプロポーションは何をしても成立する領域!

もはや治外法権です

それでも、踊りというには正直、物足りなさがありました
もっともっと踊ってほしい!!
そして最後にたどり着いた感想は―

映像じゃダメだとおもった

おそらく、リアルはこんなもんじゃあない
こんなもののはずがない
その空気、空間は、映画館とはまったくの別次元でしょう
映像じゃ空気がゆるすぎる
方向は違えど、わたしも同じ生身で勝負している身の上です

瞬間に切り替わる撮影角度はおおよそ気分を害しました

そのパフォーマンスがホンモノであれば全く要らない小細工です
観客を飽きさせない映画的演出でしょうが、がっかりしました
映像が切り替わることで集中が散ってしまうからです
これは、わたし自身が今をもっとも大事にしたいからでしょう

勝手に “今” が変えられてしまうんですからね!

もちろん映画には映画の良さがあります。
ですが、『ファイア by ルブタン』では足りませんでした。
舞台は“ホンモノ”じゃなきゃダメなんです
映像なんかじゃ全く足りない
ホンモノでなければ、すべてが足りない

映像で満足するくらいならわたしは踊ってなんかいません
いい映像にすることがダンスじゃない
生身のカラダがもつ力は空間を圧倒します
その力を信じているからこそ恐怖や失敗とたたかえるのでしょう



2014年02月09日(日) 「荒川アンダー ザ ブリッジ」

想定外に魅了される《荒川河川敷ワールド》

 『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』

 他人に借りを作るべからず。 それが家の家訓だ―
 ある地域の開発を我がグループで請け負う。
 私がお前に任せる、初めての仕事だ。 期待しているぞ?

 荒川ですか…
 くれぐれもお気をつけて!

 大げさだ。 ここは日本だぞ?

あの人気コミック550万部セールスまさかの実写化!!

 ようこそ 荒川河川敷へ

 不法占拠にもほどがあるよ!!

 わたしは金星人だ。

 世の中のことは全部ふたつに分けられるとおもうんだよな。
 つまり、ROCKか ROCKじゃねえか。

 なんなんだここは!?

 私に、恋をさせてくれないか?

 なぜみんなここで暮らすことにこだわるんですか?!

 みんなここに居たいからここにいる。

 いいな、泣くことができて…

 私の敵になる覚悟があるのか?

何がおかしくて何がただしいのか―
ツッコミどころはあるけれど、誰もが魅了される、
ファンタジーヒューマンドラマ!!

 〜この世には金じゃ買えないものもあるんだ〜

ブツ切りの映画でしたが、この親子の場面はよかったw

 「私がお前に伝える最後の言葉だ。 よく聞きなさい。
  もしも、神という存在がいたとして、彼が、あるいは
  彼女が、我々人間に授けた最も厄介な能力は何だと思う?

   後悔することだ

  宝物というのは大切であればあるほど失ったときは苦しいぞ?
  苦しくて息もできない。
  四方を見渡しても救いの手は差し伸べられない。
  それでもお前は守り続ける覚悟はあるか??
  私にできなかったことが、お前にできるというならやってみろ」

後悔することは本当に厄介です。
後悔してしまったことに関しては取り戻すことはできない
だけど、未来に対しては違います
後悔したことはこれからの生き方への最も頼りになる力です

誰々がこうだから、とかよく言う人は“厄介”ですよね?
責任転嫁は自分のせいにしない技術。
〜厄介なことは避ける〜
ここにとどまる人の顔は総じて暗くて根暗です。
大抵そういう人が言う台詞 「アンタに何がわかるわけ!?」
それはおしえないからですw
どうにもならない人なんていくらでも上には上がいます
抱えてるものなんてその人にしかわからないもの。
振れ幅が激しい人はそれだけ厄介だといえますよね。
だから、まずはわかろうとすること
後悔する前にできることを全部やってみる
あたりまえのことですが、実はすごく難しいことです
できるならみんなが明るくなれる未来を択んでいきたいですね!

最後に。
「おつかれサ〜マ〜」は特別面白かったw
ああいうの、人生で一度はやりたい☆



2014年02月05日(水) 破廉恥 〜成長の証明〜

(※東京で出逢ったこと多すぎて日が押してますw)
昨日は2014年初の男子更衣室ノックなし入室DAYでした☆
犯人は… スタジオSTAFF女子 k□ちゃん。

 この人以外、誰もしないんですけどねw

これまでの全てがたった一人の人物の仕業です。
今回は着替えた後だったからよかったけど。
もう慣れてしまいすぎて何とも思わなくなってきました。
このままじゃ「あぁ、いらっしゃい」になるのも時間の問題です

 毎回言ってるけど、訴えてもいいですか??

k□ちゃんも加害者に慣れてきてるんでしょうか…
まぁ、でもね、とりあえず叫んでくれましたよ?

 「あああああ!!! またやってしまった!!
  私サイテーですね。。」

うん。 サイテーだよ、サイテー。 もう手の施しようがないよ
わたしは心中で叫びました。

 成長ないね〜

もう首でもくくったらいいのに(ヲイ
有人男子更衣室に何回侵入したとおもってんの―
有人と記していますが、謎なのはいつもわたししかいないことw

 5回だよ5回 もう狙い撃ちしてると誤解するレベルだぞ

どんなことでもいいから、成長してくれませんかね…
ここで人として大事なことを確認しておきましょうか。
これだけの回数からみても明らかなのは一つ。

 まるっきり自覚がない

自覚がないということは罪悪感もないということでしょう☆
わたしたちの成長には気づきが絶対条件です。
◎知らないうちに成長するなんてのは年齢だけ◎
気づいて、意識することで、人は変わっていくんです!!

 気づかないことにはなにも、なにも変わらない

この女、どこまで脳天気なんでしょうねw
その脳天気こそが彼女の魅力なんだとしても、
この世にはやっていいこととやってわるいことがあります。
いつ自覚するか。 今でしょ

 この調子じゃ男子全員の裸が拝まれるのも時間の問題です

この事件が解決するのはいつになるのでしょうか??
実際、せめて入室前にノックしてほしいところです。

 彼女の自覚だけが終止符を打てること

その成長は目に見えるものではありません。が、
事件が未来永劫二度とおこらないことがその証明になりましょう
期待したいですね 笑



2014年02月04日(火) フェイエナジー

ダンス前に気楽な気持ちで道場や…参加したビギナーズ。
はっきり言って、そこらへんのエナジーかるく超えてました笑
たとえ無茶な指示でもクソ真面目に取り組みすぎる性格から、
両内股がたいへんな筋肉痛に見舞われてしまいましたッッ

 とんだ誤算ですw

そんな中でも時間を無駄にしない。 カラダを鈍らせちゃいけない
受けられる時間のクラスを検索。
テキトーに一番ハードそうなのを選択。
そこはstudioフラグシップ店!

 フェイエナジー

顔を一目見てわかること。 すっごい美人w
ところが、その内容は度肝を抜く筋トレ兼ボディーワーク!!
直感した “ヨガが好きなんじゃあない”
気をつけるところを指示しながら自らも行い、
汗ひとつかかずにかるくデモりながら説明まで完遂w

 即日バケモノ認定

そのカラダを一目見ればわかること。
しかし、アスリートの知見で言えばあたりまえの見方ですw
すなわち、一般人がついていけるはずがない。
力がない人には段階が違いすぎてまるで響かないでしょう。
内容を即座に理解しないと何をしているかさえわからず、
意識や呼吸までもっていけることなくクラスが終わる。
みんなリアルでヒーヒー言ってました。

 キツイものはキツイw

面白かったのはその指示。 日本語があやしいいね!(爆)
あやしさが見え隠れする言葉の端々が淡々で凛としてる―
場合によっては機械のように冷徹☆

 〜これがカッコいいんだよな〜

人じゃないように見えるのがまたいいんです
その注意も「ちゃんと見てくださいね?」とか怒ってるしw
一回見たらおぼえろって…これダンス?ダンスですか??
◎要素がないわけじゃないけれどyogaやってる気分は皆無でした◎
そんなクラスに人が集まってくる理由。
まずは、フェイが物凄く美人だからでしょう(爆)
やはり美人には理屈でない引力がある。

 やってることは明らかに一般レベルじゃない
 しかし、きっとフェイにとっては全部フツーのことなのだ

わたし自身が初めて参加する中でざっくり“やれる”のは、
真摯に自分を鍛えてきた成果です。
とはいえ、両内股は筋肉痛でたいへんなことになってますから、
やってるのは大ピンチに見せない努力 笑

誰だって最初というのは“合わせる”ことに力を使います。
いつもと違うリズムですから疲れて当然です。
どんなことも慣れることで呼吸がととのってくる。

クラスが終わって分析したのはアプローチの仕方。
これまでにわたしが参加してきたクラスは大概、
何かのポーズに向かっていく、そのピークに対する構成。
わたしが関わってる先生たちはいずれも勤勉家たちばかり。
それが丁寧だからこそ、ここまで痛みとたたかってこれました!
フェイのアプローチはその正反対w

 “フィジカルが整えば、どんなポーズもできる”

これはダンサーの見解に近い。
“できないポーズがあってはならない” “一般人じゃない”
興味深いのはポーズに重きを置いていないのがわかること。
ポーズを価値あるものとして扱っていないんです。
ますます興味深い!
フェイがこれまで何に情熱を投じてきたのか知りたくなりました☆

 〜ポーズなんて結果としてできるだけ〜

地元に帰るといろんな人が教えてくれましたw
Tv番組、『人生で一度は受けてみたいクラス』
フェイはつい先週くらいに放送されたらしい(超実話

 そんな人のクラスをテキトーに受けてた事実

知らないうちに人生で一度受けちゃったわけですね 笑
そして更に、元都民から知らされる衝撃!!

 「フェイはショーダンサーって経歴にあったわよ」

その瞬間、すべてに納得がいきました

ダンサーという種類は踊るために課してきた重みがまったく違う

わたしの中で “エナジー” という枠がyogaを超えた瞬間でしたねw



2014年02月03日(月) グランドクロス 〜宇宙の法則が乱れる〜

わたしが通うボディーワークstudioは主要都市に点在します。
時間さえ許せば気楽な気持ちで道場やぶ…参加できます☆
今回わたしはそんなstudioもある池袋に滞在。
早速ビギナーズのキャンセル待ちしてみましたw
とりあえず軽く動いとくか。
〜池袋で参加できるのは今滞在中この時間しかない〜
入れなかったら入れなかったときです!!
開始ギリギリ5分前、参加が決まりました。

 先生の隣に場所が暗につくられる件

ま、どこでもそんなもんだよね! 大してひるみやしませんw
いつも崖っぷちに自分を追い込むのが基本です。
遠方から来た希望者でしたからたぶん入れてくれたんでしょうw
先生はクラス中、全つま先を上げる指示を出します。

 ちょっ… むちゃくちゃつらいぞこれッッ

軽く動いとく、そんなゆるい計画は粉みじんになりました
〜気を抜いたら殺られる〜
それでもわたしは先生の隣で崇高にポーズを―
わたし自身あらゆるポーズをつま先あげて試したことはない。
遂行するには、相当な力が必要でした。
その上でキツさを顔に出さない努力。
クラシックで鍛えられた技術。 〜キツイのは当たり前〜
“こいつ何にも堪えてないんじゃないの??”
その技術からそう見えるかもしれません(爆)
◎つらいときにこそカフェオレを飲むのだ◎
そんなとき、更なる指示がっつ

 「ブロックの上に足乗せます」

ちょっ… それ、絶対ビギナーズの域超えてるよ―
その直後、先生が慌てて言った一言に真意が見えました。

 「あ、今日はエナジーじゃなかったねw」

その一言でわかること。
人知れずレベルを上げてやがったな!!笑
カラダのことになると力がある人ほど新参者には厳しいもの。
力ある者の顔が苦痛に歪むのを見たくなるのだw
余裕な感じで去られてなるものか。
それはきっと“厳しさ”を知っているから。
別に悪い意味で言ってるわけじゃありません!

 これが厳しさを自分に課してる人のフツーなのです

わたしはビギナーズの法則が乱れる原因だったかもしれない
普段のクラスを知らないため定かではありませんが、
みんな大いにリズムが乱れたのではないでしょうか!?
もちろんわたしもその一人です(ポーカーフェイスなだけ笑

 厳しさはストレス
 そして、そんな不器用な人たちの絆かもしれませんw

翌日、とんでもないことがおきました。
内股がたいへんな筋肉痛にッッ(爆)
なれないことすると果敢にこうなるものです。
なまじ力があることが幸いしているのでしょう。

 つま先上げ、使えるw

弱さは可能性の扉。
なんともいえないのはダンスを踊りにきてるのに、
筋肉痛になった原因がつま先上げヨガだったこと(爆)
慣れてることで筋肉痛になったりはしないw

可能性は思わぬところで拾えるものです☆

つづく



2014年02月02日(日) 出発ミラクル撮影日

今日は公演出演者撮影日☆ 朝1のヒコーキで東京へ!
さすがに朝1は空港に行くまでがつらい。
機内に乗り込む行列を横目にゆっくり洗面所で身だしなみを整え…

 「ANA○○機に御搭乗のタイスケさま〜」

げえええええええええええええええええええええええええええええ

出発ロビーに響く禁断のフルネームアナウンス!!!(超実話
うわあ恥ずかしい!!

 ゆっくりしすぎたッッ

いやほんとに恥ずかしかった。。
なによりも堂々と挙手してる自分が恥ずかしかった(爆)
◎しかしここでミラクルがおきます◎

 「おはよー(^^)/ 今空港で搭乗待ちなのですが、
  ANAアナウンスでタイスケ様って呼ばれてたよ? 大丈夫?」

ありえないありえないありえないありえないありえないありえない

リアルタイムメッセージに度肝抜かれました!!!(超実話
空港朝1に友人知人がいた件!!
空港朝1で場内アナウンスフルネーム呼び出し聞かれる件!!
なんてこった―  ってか運命??(爆)
フルネームアナウンスされた上に、
物凄い確率で知ってる人に聞かれていた快挙。。

 もう恥ずかしすぎて消えてしまいたい笑

穴があったら頭だけでも入りたかった―


撮影studioなんてプロダクションに所属してたとき以来ですw
いやあ懐かしい!!

 【中目黒STUDIO】 (代官山系列)

今projectは芸能プロダクションが大いに関与しています。
その関係でこのようなスタジオでの撮影となりました!
中目黒は細道入り組んでて迷走しちゃいましたねw
道路高架とかで道がつながってなかったりしてねw
スタジオ入り。 〜おはようございます〜
Bスタジオ。 中ではメイン撮影中でした!
激しく回る送風ファン!!
かるく言うとマリリン・モンロー模様☆ ポーズ違うけどw

 どんな仕上がりになるか楽しみです

わたしたちも撮影に入りました! 委ねるは女子カメラマン☆
正面撮影だけは絶対避けたいと考えていたわたしですが、
偉い人の一声で正面撮影にw

 うわ〜 もう無理〜

わたしには個人的な事情があるのでカメラマンに直訴w
髪の毛を垂らしてやりすごす計画で決まりました(爆)
撮影はもちろん一対一じゃありません。
STAFF女子数人に囲まれ… 汗

 カメラマン「どうでしょう??」

パソコンで見せられる顔写真。
「う〜ん、髪掛かったら暗いですねやっぱり…」

 カメラマン「えっそうですか!? カッコいいですよ??」

周りのSTAFFもみんな頷きます。

 決定(爆)

自らの見解を一息に黙殺した瞬間でしたw
これが男ってもんです涙
わ〜 出来上がり楽しみ〜 笑



2014年02月01日(土) 意識の洗練は

今日は「ダンス教えてください」ってやる気ある子が来ました。
そのやる気相応の厳しさで踊ってもらいました(爆)

 ダンスって何なのか

ダンスを踊るならどんなダンスが踊りたいか
わたしの役割はそれを切々と引き出していく作業です
ここでは“見てもらう”ことが前提でのダンス。

 見ている人、見てくれる人にどう向き合うのか

最後は鬼気迫る、グッとくるダンスになりました!!
誰かにやらされるんじゃなく、自分と向き合う。
そんな時間はなかなか与えてもらえませんし、
ダンスの場合、ほとんど一瞬で決めなくちゃならなかったりします。
なによりもカラダのことですから、理屈じゃありません。
実のところ中身を聞くこともしないのがフツーです。

 しかし、それを“聞く”ことでダンスはおそろしく開花します

自分の言うこととダンスを重ねること、一つにしようとすること
ウソがなくなっていくのでしょう

ウソをつかないというのは自分に厳しくないとできません
相手と真剣に向き合うときは姿勢を正しますよね?
それと同じ気がします。

 テキトーにしようと思えばいくらでもできる

 人を知ろうとすること、自分を知ってもらうこと

向き合う姿勢とは苦しくて、難しくて、恐怖を伴うものです!
そして、その度合いこそがカラダに現れるのです


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