| 2013年12月31日(火) |
2013年は〜 今日で終わりだよ |
【紅白歌合戦】
金爆だけ見ましたw いや、見てしまいました―
そもそも金爆のこと知ったのは今年の話。
某 yoga master が度を超した金爆ファンなのが起因でしょうw
知人友人の趣味趣向は世界が広がる引き金ということですね笑
だいたい紅白見るつもりもなかったし。
「金爆は21:09〜予定だよ」
ってネイバーヤマダレスを見てしまったばっかりに！！
なぜかその時間 テレビ前に移動していた
樽美酒がクリステルに軽くあしらわれるのを見て、
樽美酒のインチキ替え玉が鉄棒大車輪を決めるのを見て、
金爆メンバー全員が土下座した―
それが わたしの2013年最後のテレビ映像です
なんてこった
とんでもない間の悪さで2013年を終えてしまいました！！！
こりゃ2014年が心配でたまりません笑
ここで断ち切ろう
2013年、大きく学んだこと。
◎相手があることは、勝手に解決はしない◎
勝手に解決するとしたら、それは自分の都合だけの話です。
相手に言うだけいっといて、相手の考えを聞こうともしない。
こんな無責任な話はありませんw
お互いにわるいところがあったから問題がおこるわけで、
その原因をなおそうともせずに、問題が解消するわけがない。
原因を追求しなければ、同じことを繰り返すだけです。
〜そんなのは時間の無駄〜
話し合いができなければ歩み寄ることはできません。
わたしたちの時間は限られています。
話し合いができなければ一方的なものになるだけです。
こんな時は電子メールじゃ埒が明かないのでわたしは返答しません。
だってただの水掛け論になるもんねw
どうして相手の真意を聞こうとしないんでしょうか
どうして面と向かって聞けないんでしょうか
怖いからだよね
相手に本心を聞くのが怖いんだ
傷つきたくないからだ
今日この日の自分があるのは、
わたしの間違いを指摘して気づかせてくれた人たちのおかげです
聞いてくれる度量、それはその人の豊かさではないでしょうか
どんなことも自分の立ち位置は絶対のものじゃない。
相手があることには相手の言い分がありますから。
残念なのは、どんなに自分が頑張っていても、
相手の見方ひとつで勝手に戦争がおこると知ったことです
誰も戦争なんか望んでないけどね…
歩み寄る姿勢がないのは悲劇としか言いようがありません
どんなに信用されてないか、はっきりわかった瞬間でした
2013年を振り返ると、書き初めは『捲土重来』です。
Oxford『TRA^VERSE』、そして『Choice』自分の復帰初公演―
まだまだこれからとはいえ、豪快にやり遂げましたw
Oxfordでソロを踊ったことで一気に未来が開けた気がしています。
“いつもの日常”を離れることはとても難しいですよね？？
毎日が毎日で終わってしまうからです
わたしたちは毎日から無意識に束縛されているのかもしれません。
“しなければならない”ことがある
先生、友だち、あの人、あらゆる人の影響を受けています。
日本を離れたことで見えない軋轢から自由になれたんじゃないか―
“したい”ことがある
勘違いしてならないのは、なんのために練習しているのか。
自分に厳しさを課していると、練習にやりがいを見出だしてしまいます。
厳しければ厳しいほどつらいものになり、
その厳しさが“成長している”ことに“させる”のです。
一歩間違えればその練習だけで充実してしまいかねない危険。
全力で挑んでいる事実が、厳しさが、自分を安心させてしまう
奇妙な話ですが、これは誰もが感じることではないでしょうか？
自分を支えられるのは自分自身だけだからです。
本番を超える厳しさを課すことで本番を厳しいものにしない努力。
わたし自身のダンスは本番中の心の動きがもっとも大切です。
そのときにほんとうを感じなければウソになってしまう。
ウソは絶対に踊りたくありません
心は厳しさで成長するのでしょうか？
抑圧されては縮こまるだけです。
ダンスで心と体は不可分。 でもその鍛え方は正反対な気がします
体は逆らう力やこじ開ける力が大きな力になりますが、
心、心は “素直さ” しかない
この世は上には上があり、常に足りない世界です。
しかし、いつまでも「足りない」と言ったところで何も始まりません。
自分がしたいことは誰かがやってくれるものじゃない
自分で歩き出さなくちゃ。
自分を安心させるために努力してるんじゃない
その歩みがどんなに遅くても、少しでも世界を広げていきたい
人を知っていきたい ダンスと人をつなげていきたい
その決意を2014年に向かってつなげていきます！！
3ヶ月強の遅れでついに2013年を断罪することができました！！
◎当blogを閲覧してくださる全ての人に感謝申し上げます◎
| 2013年12月30日(月) |
「革命機ヴァルヴレイヴ」 |
人生、それは自身の出来うる選択の歴史です。
そして、人生が変わるのは考え方が変わるとき。
経験によるところでしょう。
激変するのはむしろ不幸を伴うもの。
怒り、裏切り、病気、怪我、大切な人との別れ。
乗り越えられれば大きなものが得られますが、
囚われたままでは前進できなくなります。
わたしの場合は“出会い”が前へ進ませてくれました
『革命機ヴァルヴレイヴ』
それは世界を曝くシステム
真暦71年。 総人口の七割が宇宙で暮らす時代。
中立平和を謳い、経済的繁栄を謳歌していたジオールは、
ある日、ドルシア軍事盟約連邦による一方的な奇襲を受けた。
ジオール政府が早期に無条件降伏を受け入れる中、
モジュール77の咲森学園に通う高校生・時縞ハルトは、
校舎の地下から現れた謎の人型兵器”ヴァルヴレイヴ“に乗り込み、
ドルシア軍を撃退。 友人たちと学園の危機を救った。
しかし世界の二大勢力、ドルシアとARUSは、
強大な力をもつ“ヴァルヴレイヴ”を巡って、激しい争奪戦を開始。
争いに巻き込まれたモジュール77は学生達だけの独立国、
新生ジオールとして中立地帯である月を目指すこととなった。
最初は争いごとを嫌っていたハルトだが、
敵対するドルシア軍エージェント・エルエルフと出会い、
それぞれの想いのためにヴァルヴレイヴに乗り込んだ仲間と共に、
自分たちの学園、そして国を守るために、
生き残りをかけた戦いを繰り広げていく―
ヴァルヴレイヴがつくられた目的とは？
そして隠蔽されていた存在、マギウスとは？
世界の裏側と対峙する時、ハルトとエルエルフの革命が始まる―
おおよそガ●ダムやマク■スのような未来世界観w
決定的に違うのは未知なる意識体?の存在。
しかもその意識体の力の源は“記憶”です！！
記憶を喰らって生きる意識体！？
膨大な記憶をもつ人間が格好のエサという設定でしょう。 すごいね
恥ずかしい台詞を記すのも、来年を導きだすためw
2013年、最後の引用となりましょう！
◎自分自身を取り戻すハルト（走馬灯）とエルエルフ（自立回復）◎
もういいんじゃないか？ハルト
先輩！？
オマエ、じゅうぶんがんばったよ。
もう休んでもいいんじゃない？
そちらの世界はつらいことばかりじゃないですか！
僕は頑張ったかな？
ああ、相当な！
ありがとう。
僕はきっと誰かにそう言ってほしかったんです！
（ハルト自身の影があらわれる）
僕？！
囚われの身だなんてとんだ勘違いだった！
君は最初から奴等の仲間だったんだからな。
「人間の味方をしたんだ！それで評議会に睨まれて！」
違う… リーゼロッテは本当に囚われていたんだ。
リーゼロッテが人間の味方をする理由、
手がかりはリーゼロッテの言葉、行動、
王党派と協力し、俺達を支援した。
もういいんだ、僕はここで…
じゃあ無駄死にじゃん！
かみつきにまでなってまで頑張ってきたのに。まったく水の泡だね。
違う
だってさ、僕は何のために生まれてきたの？
身体をいじられて、実験動物をやるために？
違うよ
ヴァルヴレイヴに乗るため？ 人を殺すため？
そんなわけない！
じゃあ、何のため？？
おそらく数百年マギウスとして暮らしてきたリーゼロッテが
なぜ人間の味方を？？ 何があったんだ、君に！？
あなたはとても、若いのですね。
わたくしたちの先にはまだ道はないのです。（リーゼロッテ）
君はまさか！？ 道をつくろうとしていたのか？
人とマギウスの…
僕のルーン（記憶）は消えかけてる。時間がないんだ！
だからだよ！この世界に、せめて爪痕くらいは残そうよ！！
“貴方にはまだ出来ることがあるでしょう？”
君と同じ人生はもう歩めない。 だが、君の夢を継ぐことはできる。
死ぬ気になったら、ふっきれたよ。
相手にどう思われるかなんてどうでもいい。
僕が“どうしたいか”なんだ！！
だからまだ― 死ねない！！！
“死ぬ気になったら” 言葉では簡単に言えますが、
“明日死ぬかもしれない現実” はまったく厳しさが違います。
これは、想像ではどうやっても追いつきません。
相手にどう思われるかなんてどうでもいい
僕が“どうしたいか”なんだ
もう戻ってこない時間に気づいたとき、自分もそう思いました
でも忘れちゃいけないのは知らずに暴力的になる恐れがあることです。
自分だけを肯定してしまうと他者とのバランスを失いかねません！
物語は主人公たちを悲劇的な結末に誘います。
唸るほど興味深い切り口でした！
なにしろ人間の記憶を喰らう未知なる意識体の話です。
行き着く先が御都合主義とはいえ、
ほとほと緻密に考えられたシナリオで、しかもおっそろしく商業。
あらゆる要素が満載、特にBL。
明らかに腐女子が煮える展開でしょうw 売りにきてるのを感じるね
しかし本当によくできていました。
ヴァルヴレイヴは搭乗者の記憶を削って力を発揮します。
ハルトは記憶を失いながら物凄い力を発揮！！
これがまた涙を誘うのだ―
これまでのどんなものも、パワーが上がるのは“意思の力”でした
そうです！
わたしたちの秘密。 心が動くのは、意思が通じたり、
意思で変革しようとする姿なのかもしれません！！
君は何もわかっていない。
我等101人評議会は悪の秘密結社ではない。
世界の平和を守る正義の味方なのだ！
評議会が正義だって？！
そもそも戦いを仕掛けてきたのは人間のほうだ！
共存を望んだ我々を人間たちは怖れ、攻撃してきた。
各地に伝承として残る怪異はマギウスの受難の歴史だ。
だが我々は長い時間をかけて世界の有力者と取引してきた。
マギウスは人間を恐怖させないよう隠れて生きる。
その代わり、我々が一定数の人間を捕食することを黙認する。
評議会のシステムがあったからこそ、
人間は恐怖と混乱から守られてきたのだ―
つまり、世界の秩序を脅かしているのは、
君たちとそのヴァルヴレイヴだ！！
そんな理屈！！
やめてお兄ちゃん！ 私、この人間、嫌いじゃない！
ダメだ。
そいつは僕らを機械に閉じ込めて動力に
利用しようとした連中の仲間だぞ！！
勝てない… のか！？ 僕らは！！
我々は歴史と共に歩む。 傷つき、そして悟った。
争いの生まれないシステムとは別々に暮らすことだ。
そろそろ終わりにしよう。 君たちを抹消して、平和を取り戻す！
違う！
なんだ？！
貴方たちも人間と暮らそうと思ってた。
でも、傷ついたからあきらめた。
互いが傷つかないよう、ウソの壁をつくった！
アイツは、僕の友達は、自分を照らしてくれた光を失っても、
彼女の夢を果たすために立ち上がった！
僕が大好きな女の子はお父さんを失っても
それでも総理大臣であろうと頑張ってた！
パワーが… 上がっている？？
傷ついても傷ついても、あきらめなかったみんなのために！
貴方には負けられない！！！
最初からあきらめた、閉じた未来なんか僕は欲しくない！
だって、みんなあきらめてなかった！だから僕も！！
歴史を知らぬ小僧があああああッッ
やってみせる！！
うおおおおおおおおおおお (記憶がガンガン消えました)
とどめ―
時縞ハルト！ 勝ったんだな？ 俺たちは？
ハルト… それ僕の名前…
（ルーン、使い果たした…）
何もわからないんだ、ここはどこ？ 君は誰？
覚えていないのか？何も？ 俺と契約したことも
月で殴りあったことも。オマエは俺と―
君は知ってるんだね？ 僕の、こと…
ああ、オマエは、俺の、友達だ！！
実のところファンタジーではありません。
相手が未知の生命体とはいえ、言葉の通じる相手です。
したがって、リアル人間でおおよそ同じことが言えます。
人間対人間のお話と言ってもよいでしょうw
結局は人間が人間のことを知る話です
人間には頑な人がいるし、テキトーな人もいる。
自分を閉じるのは悲しいことです。
でも出来ることなら、世界を開きつづけていきたいですよね？
“よくしよう”とすれば、閉じた世界になりようがない
わたしは他者の存在がそうさせてくれるのだとおもうのです
自分勝手な人にはできるわけがない。
他者のことなんて考えませんからw
他者がいることは傷つき傷つけることが含まれています。
そんな世界でたくましく生きるにはそれを受け容れなくては。
傷つき傷つけることがあたりまえの世界で出来ること。
それは、理解しようとする努力をやめないことではないでしょうか
世界を隔てない努力です
争いがあるからなんとかしようとするんです
なんとかしようとするから人は成長するんです
人の心が成熟するのはどんな時代もきっと簡単じゃありません。
どんなに歴史が動いてもわたしたちは生まれて成長していきます。
その人間力は始めから備わってはいないのです。
学校で教わることが道しるべにはなっても、
やはり実体験が、経験が、人をつくっていくのでしょう。
| 2013年12月29日(日) |
「引退宣言・知らざれる物語」 |
なんだか昨日のつづきのようなblogが完成w
『引退宣言・知らざれる物語』 宮崎駿(72)
なぜ引退したのか 密着取材で解き明かす真実
番組を見て感じたのは“こだわりの権化”
伝説的な映画をつくりつづけた監督の映画人生最終章。
そのこだわりこそがプロフェッショナルなんだと思いました
それと同時に、それだけおそろしく我儘だとも思った
「私の引退飛行に招待しよう」 風立ちぬ
我儘じゃなきゃ芯のとおったものなんて絶対に作れない
生み出すことはほんとうにむずかしい
自分もダンスを踊る、つくることが面倒臭くてたまりません
面倒臭いについては昨日のblogにしたとおりですw
“人に楽しんでもらいたい”
なぜ楽しんでもらいたいかといったら、
楽しんでもらえたら自分の存在が赦されるんではないか、っていう
無用のものではなくて... というふうな抑圧が自分の中にあるから
それは幼児期に形成されたものだと思うんだけど、
それを別に、ほじくりかえしたいとは思わない。
僕はとにかく人に楽しんでもらうことが好きですよ
過去のVTRが流されました。
僕は自分たちが思いつく一番良いものを子どもに見せたい。
愚かな大人であってもこういうものについては
これが正しいとか これが良いとか言える
これがなかったら作れないでしょう？ 子どもたちに...
風立ちぬ
どうしてこの映画はややこしいかっていう理由ならいくらでも
書けるんだけど、結局 “自分が作りたいから作るんだ”っていうしか
理由がないんだよ... いろいろ書いてみたら...
だから今まで自分が持ってきたさ、法則というか方程式がね、
しょっちゅう壊れてるけど、
今度はもうつじつまが合わないほど壊れることになる...
もう“子どもがどうの”って抜きって感じだよね
中盤、宮崎駿監督が繰り返していた言葉が紹介されます。
「あ〜面倒臭い」 「面倒くせえぞ」
「面倒臭い面倒臭い面倒臭い面倒臭い面倒臭い！」
面倒臭いっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。
何が面倒臭いって、究極に面倒臭いよね。
「面倒臭かったらやめれば？」
「うるせえな！」ってそういうことになる。
世の中の大事なことって たいてい面倒臭いんだよ
面倒臭くないところで生きてると、
面倒臭いのはうらやましいなと思うんです
この発言には唸りました！！
自分にとって大事なものを他人さまに見ていただくというのは、
だって本当に面倒臭いんです！！！（爆）
「面倒臭い」になるのは、自分自身に律しているものがあるから。
自分のことを正しくわかってほしいからかもしれません
楽しくいくしかないわ 人生は―
「人生の持ち時間はみじかい」
「君の時間を力を尽くして生きなさい」 風立ちぬ 絵コンテより
わたしたちは、間違いなく自分の気持ちを伝えること、
どれだけできているんでしょうか？
こんな面倒臭いこと他にありませんよねw
終盤、監督は言いました。
人が生きていく 力を尽くして生きなさい
自分たちに与えられた 自分たちの範囲で 自分たちの時代に、
堪る限りの力を尽くして生きるしかないんです―
“堪る限りの力を尽くして生きなさい”
堪る限り、とは物凄い言葉です。
わたしたちはどれほどの力を持て余しているんでしょうか！？
だって全力を尽くしてもまだまだこんなもんじゃない、って思うんです
“やりきった” 自分で自分に言ってやれるところがまだわからない
まだまだ自分にあまいとも言えるし、
まだまだ自分に可能性があるとも言えます。
答えは、やらなくちゃわからない
わたしはあの時から全力でやってみることにしました 生きること
こんな自分でも全力でやれるものがある やりたいんです
生きている限りは、生きていたいと思うなら
どこまで堪る限りの力なのか、いつも問われるのではないでしょうか
| 2013年12月28日(土) |
「蒼き鋼のアルペジオ」 |
都合がいい物語で綴られるものでも、やはり人間がつくったもの。
謎の生命体?の話でありながら、中身は人間関係を暴きだすものでした！！
正直、リアルでもこの知識は使えるなw
是非最後まで一読ください！
『蒼き鋼のアルペジオ』
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、
地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群【霧の艦隊】が
世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦【大海戦】に臨むも、
【霧】の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を【霧の艦隊】によって封鎖され、
政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―
【大海戦】から7年。
士官候補生･千早群像の前に現れた【霧の艦隊】の潜水艦“イ401”。
敵であるはずの“イ401”、そのメンタルモデル“イオナ”。
イオナとの出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか―？
ほとんど地球上で湧いて生まれた宇宙人?のような“霧”。
霧と呼ばれるもの?は“メンタルモデル”をつくりだしました。
イ401および霧の重巡洋艦以上の艦艇のみが有する、ヒト型の意識体。
それぞれ固有の意思を持ち、相互に意思疎通を図ることができる。
【大海戦】後、【霧】が人類の戦略･戦術を学習するために獲得した。
おおよそこのメンタルモデルが“かわい子ちゃん(死語)”。
この作品を運営していますw
この作品は、【霧】が【人】として成長していく話です。
コンゴウ！
貴女も私を今の外見だけで判断してるんじゃないでしょうね？
大戦艦級の演算能力、味わってみるといいわ！
先ず、“外見”は判断基準のひとつです！
〜興味深い霧同士の会話群から人間を学んでみましょう〜
とりあえず“演算能力”はファイブスターのパクリだねw
こんなときにお茶なんて随分と優雅ね？
人類から学んだのは余裕を見せつける方法論というわけ？
無駄話をするつもりはない。
401から手を引け。 我々がやりあっても時間の無駄だ。
そんなテンプレな言葉一つでこの私が引き下がるわけないでしょうに。
これだから優等生は！
何故オマエは401に与するのだ？
その大戦艦級の能力、有用に使おうとは思ないのか？
私も、無駄話をするつもりはないわ。
イオナ姉様が好きだから守る、
そのロジックは如何なる行動規準においても優先される。
観念的思考が行動原理になりうるなど、理解不能だ。
それは理解不能ではなく、思考停止。
貴女の頭が固すぎるからみんな離れていくのよ？
名は体を表すとはよく言ったものね、コンゴウ？
ほう、それが挑発というものか。
一度鏡を見ることを勧めるわ！今の貴女がどんな酷い顔をしているか…
我々の戦闘行為を妨害するとは如何なる理由だ？タカオ
別に？ 私は私の好きにしてるだけよ！
ヒュウガといい、オマエといい、霧であることを忘れたか？
人間の言葉にいい言葉があるわ！ “それはそれ、これはこれ”
オマエたちは人類と接触することにより、己を見失っている。
私はそれを正さなければならない。
なにそれ？ 勝手に決めつけないでよ！
私のことは私が一番わかってる。
私は愛を知って目覚めたの！
人も私もそうやって進化していくの。
やはり異常と判断するしかない。
アドミラリティコードから外れた進化などは必要ないのだ。
それが“絶対”だと言えるの？？
私は戦況と情報から分析し、結論に至っている。
感情などという不確定要素は不要だ。
あのさあ、コンゴウって自分だけが正しいと思ってるでしょ。
兵器が兵器であるためにはどうあるべきものか？って。
そんなのもうあたし関係ないんだよね〜☆
それが“霧”の言葉か…？
千早群像との接触はそこまでオマエを変えてしまったのか。
好きな人のために好きに生きる、
こんな簡単なことがなんでわかんないかなあ？
我々は人ではない。 自らは引き金を持たぬ兵器であるべきだ。
だーからその“べきべき”言ってるんのがうるさいんだっての！！
まあ、もうどこまでいっても平行線よね？
そのうちアンタもこの感覚を理解できるといいわね？
世界の色が変わって見えるわよ？
“好き”というのはなんて心を成長させるんでしょうか―
考え方の優先順位を塗り替えるし、世界の色まで変える威力ですd
コンゴウ！そんな無茶をして痛くないの？
痛みなど、我々には不要な概念だ。
命令を遂行するためには如何なる対価も支払う。
それよりも何の用だ？401。
ようやく悔い改める気になったか？
貴女ともっと話がしたかったから。
私はオマエを沈め、千早群像を殺す。
そして、霧の存在を正常化せねばならない。 それだけ。
どうして？ 人にも、私達にもそれぞれの可能性が…
何度云えばわかる？
我等は、アドミラリティコードに従う“兵器”なのだ。
本当にそれだけ？
私は群像と航海する中で私自身の存在を認識するようになった。
人形のようだったオマエが、よく喋るようになったものだ。
それこそが異常だと何故気づかない？
オマエは壊れてしまったのだ。
私は壊れてなんか…
やはり、あの男を消すのが先か。
やめて！ 私には群像との時が必要なの。
私達の存在が何なのか、その答えを得るためにも！
コンゴウ、貴女だって！
レーゾンデートル(存在理由)の模索などくだらぬ行為だ。
無価値で無意味な問いかけだ。
意味はある。 独りはきっととても弱いから。
私は一人きりの時はこの世界でどうしたらいいかわからなかった。
きっと今の貴女は…
私は弱くない！
でも今の貴女は、独りぼっち。 昔の私と同じに見える。
違う！ 私にはアドミラリティコードがある。 マヤもいる。
それは、自分にそう言い聞かせているだけじゃなくて？
メンタルモデルを得たことで他に何か感じない？
黙れ。
やっぱり私達は似てると思う。 こうして話していると余計に。
黙れ！ くだらぬ馴れ合いなど要らん。
何度言ったらわかる？ これも時間稼ぎのつもりか？
違うコンゴウ！ 私は貴女と…
確かに、今の私はアドミラリティコードとは関係がない
“感情”というものを抱いているのかもしれない。
だが、これだけは覚えておけ。 私はオマエが嫌いだ―
コンゴウは超四角四面。
こんな人、実際にいるよねw “個人的な正しいを押し付ける人”
特に圧倒的な正しさをつくりあげてしまった人たちは顔に出ています
それを崩すにはそれを凌ぐ別世界があることに気付くしかない
「面倒臭い」
これこそがおそらくわたしたち最大の敵。
だって“今をよくしよう”とすれば、おおよそ全てが面倒臭いよね？
立ち向かわなくちゃ、何も、何も変わらない。
面白いことに、実は、わたしたちは最初から知っています！
◎面倒臭いと思っていることが“出来れば”自分が変わること◎
変わらないのは、やってないからw
“面倒臭い”が頭に浮かんだときこそが最大のチャンス☆
これ超わかりやすいぞ！
コンゴウは傷ついてる。
現状では無傷だが？
こころが…
それは、存在を証明できないもの―
くっ！ 何でこんな面倒な思考ルーチンになってしまったんだ！？
私達は兵器じゃなかったの？
“何かだった”ではなく“今 自分が何者か？”ということだ
今 自分が何者か…
わたしは救いたい。コンゴウを！ たたかう理由がない。
なにより、演算処理を超えた衝動がわたしを突き動かしている！
これが“意思”…？
年月を重ねれば重ねるほど単純なことが複雑になっているものです。
心向きやカラダだけでも毎日著しい変化があるくらいです。
単純だった頃に自分を初期設定しなおしても、
現実の今の自分は、過去の自分よりも、確実に経験をつんでいます。
成長していないほうがおかしいのではないでしょうか？
だから、過去の時点に戻っても今にはあてはまらないことが常です。
そうすると複雑さというのはそれだけ成長したと言えるかもしれません！
何故オマエのような“霧”が存在する？
わからない。 だから旅を続けている！
そして学んだ！ 喜びと悲しみを！
霧は統率されていなければならない。
自由な意思など必要ない！
自由な意思を持つなど、それでは人間ではないか！！
貴女は頑なすぎる！
どうして変化を受け入れられないの？！
変化だと？！ それは故障というもの！
ちがう！
では、この思考を乱す苦痛は何だ！？
自分の中からあふれだす怒りや悲しみに押し潰されそうだ！！
感情や意思、それは人間最大の能力です
自分の中からあふれだす“感情”がどれだけ力になるか―
だからこそ、その逆もある！
ひとつ間違えば押し潰されてしまうものにもなりかねない凄い力です
ふぅ、なんなのだ本当に。 面倒臭い…
！？ 計測不可能だ…
どこにこんな力を蓄えていた？
力がなくなっても、貴女を止めたいという意思が！
わたしを動かしている！！
意思。 意思ってどこから湧いてくるんでしょうか―
不思議、ほんとうに不思議です
からだの力がなくなっても意思の力がカラダを突き動かしたり…
それほどまで“なにかをしたい”と思っているものがあるからでしょうか
今年、わたしには、なんとかしたい思いでギリギリまで努力したけど、
最終的にあきらめた挙句、無関心にまでたどりついた件があります。
“なんとも思わない”って凄い。 世界がまるで変わらないんです！！
意思。 意思がまるで湧いてこない
不思議、ほんとうに不思議です
変わらない＝成長しない これは本当だと思います
なぜだ！？
なぜ今のままではいけないのだ！？
変化など要らない！
関係など要らない！
わたしは独りでよかったのだ！
世界など認識したくなかったのに―！！！
もう大丈夫。
つながれば、わかりあえれば、もう怯えなくていい。
わかりあうってどうすれば？
そうしたら友だちになれる。
そうか…
認識するのは、心の奥底で独りになることを怖れていることでしょう。
まわりがどんどん変わっていけば自ずと不安にもなるよね？
自分を肯定する方法はみんな人それぞれです。
当然その中には頑なになる方法もある。
実のところ、生きることにどんなことも“間違い”はないはずです。
でも頑なは“閉ざす”やり方ですから、器量の狭さを誘発します。
どんなに器量が狭くても、相手があることには、
やっぱり認めることが先なのではないでしょうか
だって、みんな生きていていいんだから。
考え方が違うから生きてちゃいけないことにはなりえないんです
わたしたちは、認めることができれば、
嫌いでも友だちになれるのではないでしょうか
好き嫌いだけで考えれば、嫌われた時点で終了するのかもしれない
ですが、わたしたちの世界は好き嫌いだけで完了しません。
嫌いな人ともどこかでつながっているからです
それに、好きな人の中にも嫌いな部分はあるじゃないですか
（まるごと好きって言い切れる相手どれだけいるのかな）
だから、好き嫌いの強い判断基準は人間が浅いといえます
好き嫌いを超えて“人間関係”の意味をシフトするには、
相手をわかろうとする努力が必要なのではないでしょうか
わたしたちは大抵第一印象で好き嫌いを決めているふしがあります
でも、話してみたり、何かに一生懸命な姿を見たら、
それが突然取り払われたりしませんか？
だとしたら、最初の好き嫌いがどれだけ浅はかなものかわかるはずです
先入観はその“人となり”を決めつける危険なものですよね
わたしたちが生きている時間は限られています
“勝手に決めつけず、受け容れていくことを実践したい”
それが楽しめるようになったら無敵じゃないですか―？？
「面倒臭い」、それは本当に世界を止めてしまう呪文かもしれません
| 2013年12月27日(金) |
思い出がいっぱいいっぱい |
これは、12月に入ってすぐのお話。
コンテンポラリーダンスの先生がわたしに言いました。
「タイスケに似てるストラップもらったのよ〜♪
こんどタイスケにあげるね！」
わたしはどんなストラップなのか超期待しましたw
言ってたのは「個性的なところがすっごい似てるのよ！！」
そっか〜 個性的なんだ〜
その現物は、想像をかるく超えていた
って、【こびとづかん】かよ―
悲劇です… 似てるって、似てるって…何？？
こびとづかん全キャラクター、そのすべてがおぞましい変顔。
顔が似てるなんて言われたらもう生きていけないレベルです☆
何を思ったか先生は得意げにみんなに見せてまわりました。
「ほら見て見て！ タイスケに似てるでしょ〜？？」
あ、ありえない… 先生… それ、マジで言ってますか？？
この先生は感性際立つひとです。
その度を超えた感性は天然と言って差し支えないでしょう。
わたしがその場にいるにもかかわらず笑顔でそう言ってましたからw
拷問ですか―
わたしは、先生が一人一人を巡っていく相手の表情に集中しました。
（※怪しさを見出した全員をデスノートにしたためるため）
みんなは一様に複雑な表情でガタガタ震えてましたねw
わたしのこころは同じところをぐるぐる回ってました
あんな怠惰で間抜けなキャラクターに似てるだなんてそんなバカな！？
どこをどう見ても紳士さ皆無。
何度見たってイケメンにはなりえない。 “成長の余地がない”
顔はその人の性格を映し出すもの。
しかし、【こびとづかん】キャラがどんなに自分を律したところで、
その厳しさが顔にあらわれるとは到底思えない！！
これは大変におそぞましい問題です。
（仮に努力が顔に見えても姿があれではそれはそれで怖い）
絶対に認められません 認めてはならぬのです
さらに度肝を抜く台詞が続きました。
「これはわたしが日本舞踊習ってた先生の娘からもらったのよ♪
大事にしてね！」
無理です！！ 俺には無理です―
つづき。
黒人たちの不可解な狂歓をすれすれに、船は依然としてノロノロと
上って行く。 あの先史時代人たちは、果たして僕等を呪って
いるのか、祈っているのか、それとも歓び迎えてくれているの
だろうか？ ―わからない。
いわば環境への理解から完全に切り離されてしまっている僕等だ。
船は、まるで亡霊のように、あるいは驚き、あるいは密かに
怖れながら、静かに滑って行く―あたかもあの風癲病院の狂噪を
眼のあたり眺めた人々のそれだった。
文明からあまりにも遠ざかり、もはや呼び起こすべき記憶すらない
僕等、〜跡形もなく過ぎ去って〜 もはや記憶さえ一つのこらず
消えてしまった、いわば原始の夜をさまよっているような僕等に
とっては、それはとうてい解らないことだった。
もはや大地とは見えぬ大地だった。 捕らえられて繋がれた怪物を
見ることには、僕等もなれている。 だが、ここでは―
解放された自由な怪物を見ることができるのだ。
大地はもはや人間の世界ではない、そして人間もまた…
いや、人間だけは非情の物ではなかった。
彼等もまた人間だという― そのことこそが最悪の疑念だった。
疑念はいつも徐々として頭を占める。
彼等は唸り、跳り、旋回し、そして凄まじい形相をする。
―だが、僕等のもっとも慄然となるのは、〜僕等と同様〜
彼等もまた人間だということ、そして僕等自身と、あの狂暴な
叫びとの間には、遥かながらもはっきり血縁があるということを
考えた時だった。 醜悪といえば― そうだ、たしかに醜悪だった。
だが、君たちにして本当に勇気があるというなら、いやでも
承認しなければならないと思うのは、現に君たちの胸の奥にも、
あのあからさまな狂噪に共鳴するかすかなあるものが確かにある、
しかもその共鳴感にはちゃんと一つの意味、なるほど、それは、
もはや原始の闇黒からあまりにも遠ざかってしまった君たちには、
とうてい理解できないものであったかもしれぬが、
たしかに一つの意味があるらしいということだ。
もちろんそれは当然だった。
なぜなら人間の心という奴は、いわば全能者であり、
その中には、一切ことごとく、
いわば過去と未来のすべてが宿っているからだ。
だが、結局そこにあるものは何なのだ？
歓びか、恐怖か、悲しみか、献身か、勇気か、怒りか
〜それはわからない〜
だが、ただたしかに真実、
時という外被を引き剥がれた赤裸の真実があった。
世の愚か者は、驚き呆れるがよい―
ただ本当の人間は知っている、そしてまじろぎ一つしないで、
真実を直視することができるのだ。
だが、それには、少なくともあの河岸の連中と同じ人間らしさに
帰らなければならない。
彼自身の生地というか、言い換えれば、生まれながらの力をもって、
その真実に立ち向かわなければならないのだ。
主義か？
そんなものは駄目だ、そんなものは、後天的に獲たものにすぎん。
ただ蔽い物、美しいぼろっきれにすぎない。
はじめの一振りで、ちぎれて飛んでしまうぼろっきれにすぎない。
君たちには、ちゃんとした信仰が必要なのだ―
わたしたちは本当に原始の闇黒からは遠いところにいるんでしょうか？
文明や科学が発展した世界と、原始の闇黒。
そのどちらが“わかりあえる”のでしょうか？
それとも突き詰めたら“同じ”なのでしょうか？
マーロウの立場になったら恐怖でどうにかなってしまう気がします…
物語は“わかりあえる”なんて浅い意味ではかすりもしませんでした
彼等はいわば今なお原始の時代に属する人間であり、
経験を伝えて、それから学ぶというようなことはなかったのだ
この文などはほとほと痛いところを衝いていますw
学びましょう！！
やっとクルツ出てきた…
「私の象牙」と言ったクルツのあの言葉を、諸君に聞かせたかった。
そうだ、僕は聞いた。
「私の婚約者、私の象牙、私の出張所、私の河、私の…」
一切が彼のものだった。
実際僕は、今にもあの荒野が、大空の星々をも揺さぶるような
高笑いをはじめはしないかと、じっと固唾を呑んだものだ。
一切が彼のものだった。
だが、実はそんなことはなんでもないのだ。
問題は、その彼の魂をしっかり掴んでいたものであり、いかに
おびただしい闇の力が彼の魂を占めていたかということだった。
それを思うと、僕等は慄然とした。
想像することさえも 不可能であり、―そして禍でもあった。
クルツはこの国の悪魔どもの間にその首座を占めたのだ、
文字通りにそうなのだ―
君たちにはわからない。 どうしてわかるものか。
堅い動かない舗道を踏み、いま励ましてくれているかと思うと、
はやもう突っかかってくるあの親切な隣人たちに囲まれ、
いわゆる肉屋とお巡査さんとの間をすまして歩いている君たち、
そして醜聞と絞首台と癲狂院との
“神聖な”恐怖の中で暮らしている君たちに、どうしてあの
原始さながらの土地を考えることができてたまるものか―
そこはただ自由奔放な人間の足だけが、孤独と静寂とを越えて
彷徨いこむ国なのだ。
完全な孤独、お巡査さん一人いない孤独
完全な静寂、世間の輿論とやらを囁いてくれる親切な隣人の
声など、一つとして聞かれない静寂。
お巡査さんも隣人も、それはほんのなんでもないものかもしれぬ。
だが、これが文明と原始との大きなちがいなのだ。
それらがいなくなれば、あとはめいめい生まれながらの自分の力、
自身ひとりの誠実さに頼るほかなんにもないのだ―
もちろん人間の中には、道を踏み外すことさえできないほどの
馬鹿もいれば、闇の力の強さを意識することさえしない
鈍感者流もいる。
僕は思うに、馬鹿が悪魔に魂を売った例はないのだ。
どちらだかは知らないが、
馬鹿が馬鹿すぎるか、悪魔が悪魔すぎるか、そのどちらかなのだ。
クルツは原始の国で信じ難いほどの堕落の中に陶酔していました。
闇の奥ではわたしたち文明人の考えは及ばず、
現地人とコミュニケーションもとれず、力で支配できる。
その正反対に“孤独”だったと綴られます…
クルツのあの最後の胸奥からの叫びほど、
人間への信頼を萎えさせる、
おそろしい雄弁がありえただろうか？？
束縛も信仰も恐怖も知らない魂、そのくせ、その魂自身を相手に
盲目的な格闘を続けているという魂の不可思議きわまる秘密
その雄弁、その秘密はこれでした
「地獄だ！ 地獄だ！」
自分の人生を謳歌したクルツの最後の叫びです―
人間って怖い、そうおもいました
この“地獄”というのは一言ではまったく済まない意味です
物凄く深い境地だと、一つの人間の境地だと締めくくられます
人間として文明社会を超えて“生きる”ことをしてしまったクルツ。
マーロウは語りました。
その叫びは、無数の敗北と、おそるべき恐怖と、
忌まわしい満足という代償によって、
はじめて獲られた肯定であり、精神的勝利ではあった。
だが、とにかく勝利だった！
わたしたちの、文明から得た知恵と真理と誠実が通らない世界。
クルツのこれ以上ない突き抜けた生き方を見てしまったら、
都会は墓場のように見えるかもしれません…
ただ日々の仕事に忙殺されているにすぎない生活、
それは、腹立たしい虚偽にしか見えなくなるかもしれません。。
もしかしたらクルツこそが人間だと言えるかもしれないのです
『闇の奥』
物凄く複雑ながらも、人間の真理を衝いている気がしてなりません
NFLを観戦中、ある選手の豪腕に描かれた刺青に目がいきました。
“命献上”
なんで献上？！ そんな簡単に献上しちゃダメだろ！！
主語がないと誰にでも献上してしまいそうです！！
すっごい複雑な気持ちになりました―
さぁ複雑な気持ちといえば12/20に読み終えてた本がありましたw
X'masに感想を書くのもどうかと思いましたが、
それも面白いかとおもって決行してみますw
◎特にX'masの話題ないし、仏教が好きですから◎
『闇の奥』 コンラッド
アフリカ奥地の貿易会社出張所にやってきた船乗りマーロウ。
耳にしたのは、最深部の出張所をあずかる腕利きの象牙採取人
クルツの噂だった。
折しも音信を絶ったクルツの救出に向かうマーロウ一行の前に、
死と闇と恐怖を秘めた原始の大密林が覆い被さる！！
ポーランド生まれのイギリス作家 Joseph Conrad 代表作。
『闇の奥』の英題は『HEART OF DARKNESS』。
ニュアンスはわかってもらえるかとおもいますw
読み終えてみれば後者のほうがしっくりくることもわかりますね…
僕はなにも特に気の弱い男というわけではない。
ずいぶん拳を揮って身を衛ったこともある。
迷い込んだ生活が生活だ、必要とあれば、ずいぶん利害も考えずに
抵抗したり、攻撃したこともある―
攻撃も一種の抵抗だから、暴力や、貪欲や情欲の鬼みたいな奴も
知っている。 だが、奴等は、すべて頑丈で、元気で、
血に狂ったような眼をした悪魔どもだった。
そしてそいつらが、人間、―いいかね？ 人間をだぜ？
―支配し、そして駆り立てていたんだ。
だが、僕はこの丘腹に立った時、すでに予見した。
この眼も眩む激しい太陽の国、ここでやがて僕は、もっと臆病な、
気の弱い、ただ貪婪で無慈悲な悪魔振りを衒っているだけの
愚かな人間と相知るにいたるだろうということをね。
しかも、そいつがいかに陰険な鬼だかは、
やがて三、四ヶ月の後には、さらにそこから一千マイルも入った
奥地で、僕はこの目で見て知ったわけだ。
開始40ページで上記に当たるわけですがおおよそそんな小説ですw
これをblog化してる今がリアルX'masじゃないのが救いですね！
さぁ衝撃のページを紹介していきましょう。
君たちに話す必要は少しもないのだが、ただこの時代の記憶と
切っても切れない因縁にある、さる人物の名前を、僕がはじめて
聞いたのが、この男の口からだったのだ。 そればかりではない、
僕はこの男を尊敬した。 というよりは、彼の襟、大きなカフス、
櫛目美しい頭髪に感心したのだ。
なるほど、ちょっと床屋のモデル人形という恰好はあった、
だが、すべてがひどく弛んでしまっているこの国にあって、
彼だけはきちんとした身なりをつづけている。
それは一つの強さだといってよい。
糊の効いた襟、ワイシャツまがいの烏賊胸、
それらは結局性格の強さを現すものと言ってよかった。
これには唸りました。 現代社会でも実際そのとおりです
弛んだ（ゆるんだ）気持ちでは服装だってゆるんでしまうからです。
そしてこの物語は“相当過去”のアフリカの話です。
街なんかないし、ある意味で無法地帯ともいえます。
そんな中では“きちんとした身なり”だけで一線を画すものでしょう。
人は環境に影響されます、自分を律さなければ怠惰になるだけです
この小説は“力”なるものについて迫るところがありました―
素性といえば、若い時からこの辺の仕事に使われていたというだけで
あとは普通の貿易商人 ―ただそれだけだった。
みんなの命令に従ってはいたが、といって親愛感も恐怖感も、いや、
尊敬をさえ感じさせる男ではなかった。 ただ不安を抱かせる。
不安！ それなのだ。 どうというはっきりした疑惑ではない。
〜ただの不安〜 それだけなのだ。
そうした― なんと言ったらいいか、その能力がだねえ。
実際いかに効果があるものか、君たちにはとうていわかるまい！
彼には組織の才も、創意の才も、いや、秩序整備の能力すら
なかった。 そのことは紊乱を極めた出張所の有様を
一目視ただけで明らかだった。 教育もなければ、頭もない。
では、なぜ今の地位に上れたのだ？
おそらく病気をしなかったという、ただそれだけのことだろう…
三年の任期を三回まで勤め上げているんだ。
ただ肉体だけが自慢のごろつきどもの中にあって、もし衆に絶した
健康をもつとすれば、それだけで一つの力だった。
休暇で本国に帰った時などは、文字通り酒池肉林のダダら遊びを
やった。 まさに船乗りの上陸だ―
ちがうといっても、―それはただ外形だけのこと。
そのことは、彼とちょっと話しただけですぐわかる。
独創といってはなに一つない、
ただ決まりきった手順を踏襲していく―それだけなのだ。
だが、彼もまた傑物ではあった。
彼のような人間を抑えることのできるものは、なんだろう、
それがわからないというだけでも、傑物だった。
彼もこの秘密だけは洩らさなかった。
おそらく事実は、中身は空っぽだったのだろう。
これはかなりショックでした…
人間観察眼ある語り手マーロウ（船乗り）はとんだ分析家ですw
“空っぽ”とかホント最高の表現すぎる。。 酷いよね―
使える！
実際僕にとって、これほど役に立った益友（汽船）はない。
第一、こんなところへ出かけてくるチャンスを与えてくれた、
いってみれば、人間自分の力を知るまたとない機会を
与えてくれたのだ。 なにも僕が仕事好きだというわけじゃない。
むしろブラブラしながら、なにかできそうな素晴らしい仕事でも、
ボンヤリ空想している方がよっぽど楽しいのだ。
なにも仕事好きじゃない、誰だってそうさ、ただ僕にはね、
仕事の中にあるもの、つまり、自分というものを発見する
チャンスだな、それが好きなんだよ。
ほんとうの自分、他人のためじゃなくて、自分のための自分、
いいかえれば、他人にはついにわかりっこないほんとうの自分だね。
世間が見るのは外面だけ、
しかもそれさえほんとうの意味は、決してわかりゃしないのだ。
チャンス。 わたしたちにはおそらくいつでもチャンスがある
チャンスは“見方を変える”ことでやってくるのではないでしょうか
考え方次第と言い換えることもできます
どんなことも一つのことに囚われると身動きできなくなりますよね？
上の文章は“悟り”に近いもののように思うのです
ここまでも十分長くなりましたが、
『闇の奥』、まだ中盤までしかいってません（爆）
本物のHEART OF DARKNESSはここからなのです つづく
先だって2013年アクシデント大賞が発表されました。
◎川gちゃんが受賞◎
粗品のお菓子贈呈。 川g「ありがとうございます☆」
でもきっと“なぜ粗品が授与されたのか”わかってはいないでしょう笑
わたしが更衣室にいるにもかかわらず何度入室してきたことやら
中にはピンポイントで全裸だったこともあるくらいです（超実話）
正直、訴えてもいいくらいなんですよ。
こうして勝手な授賞式はご無体に終了w
川gちゃん、来年はもっと度派手にご無体に生きていってほしいですね
〜〜〜〜〜
先だってクラス中にこんなことを訊ねられました。
「スリヤナマスカーラAがいいですか？ Bですか？」
クラス全体に問いかけたものだったとおもいます。
その日、わたしは発言を控えてました。
わりとAがしたかったしねw
しかしここで驚愕の事件がおきてしまいます。
誰も発言がないのに業を煮やしたんでしょう。
「タイスケさんはBがいいって言ってたのでBにします」
うそっ！？ 今日は何も言ってないぞーーーッッww
そもそも、最初から選択肢はなかったのだ
しかも俺のせいでBにしちゃう強引グmy wayさ加減が素敵すぎる☆
AよりもBのほうが難易度高いわけデスしね…
キツイことしたくなかった人にはいくら謝ってもたりませんw
なんてこった…
来年も人知れず罪が増えていくことを期待しましょう！
〜〜〜〜〜
さて、そんなことがありながらのイヴ。
イヴとかクリスマスは、1年でも悪ふざけができる数少ない日。
前述のとおり最近は罪深さを一手に引き受けていたわたしですw
罰を与えないのは、いいところかもしれません。
そんなある日。
わたしが冗談で「イヴには何かが起こるよ〜」とか脅したばっかりに、
こんなウワサが拡散してました。
“タイスケサンタがおぞましい計画を企てているらしい”
一事が万事。 ウワサとは本当におそろしいものです…
子どもが知らないうちに増えてるのもうなずけますね。。
わたしが仕組もうとしていたのは“かわいらしい事件”であって、
決して壮大なテロを目論んでいたわけではありませんw
ところが、ウワサは怒髪天を衝く勢いでハードルは悲劇的に上昇、
そんな“かわいらしい事件”では終わらせられない雰囲気に！！
なんてこった…
それにクリスマス直前は東京でしたから仕込むの無理ッッ
そんな中、【チーム潜水艦】メンバーが立ち上がります！
わたしをたすけるために、わたしを置いてけぼりに各自展開。
何を考えているのか、12/20くらいから一気に計画が錯乱w
◎東京へ行ってた間に、壮大なクラステロに成長◎
そのあまりの手の込みようにドン引きしてしまいました！！（爆）
なにこの人たち― なにやろうとしちゃってんの―
ひどいものは確実に社会から始末される内容でしたね。。
ここで当初の“かわいらしい事件”について説明しておきましょう。
k野さんのタオル忘れて超かわいい猫フェイスタオル事件を踏まえ、
シャバーサナ時、【チーム潜水艦】はジブリ･レイアウト展で
仕入れた超かわいいジブリフェイスタオルを各自使用。
ささやかな和みを帝京するというもの笑
その程度だったものが、自らハードルを上げてしまった件。
ハードルを収めるため黒幕【チーム潜水艦】がご無体な作戦を展開。
この時点でわたしの計画は水泡に帰しています笑
しかし彼らには切り札がありました。
「全部タイスケさんの計画ですから♪」
そう言えばすべての罪から逃げることができるのだ！
自分のネームバリューが上がっているのを感じましたね…w
そして、楽しんでる自分たちを他所にわたしへの脅し文句がこれです。
「期待値あげた“罪と罰”だよ♪」
ひ、ひどすぎるッッwww
すべてはわたしの包容力が招いた災厄ともいえるかもしれません（ｦｲ
さぁサプライズ企画(byチーム潜水艦)の全貌を明かしましょう。
まず、クラスに参加した全員に前もって作戦を伝えておきます。
潜水艦はわたしがクラスに駆け込むことすらも想定内（ｽｹﾞｰ
クラスでシャバーサナが許されたとき、作戦開始。
マットの裏に仕込んだk野さんの書道半紙を取り出す。
うまく文章をつなげることができればこんな文章が成立。
“素敵な時間をありがとう”
“来年もよろしくお願いします”
意外にも、うまくすれば泣けてしまう計画でした―
k野さんはクラス前に3時間を費やして書にのろ…いや、念を注入。
ネイバーは企画案を仕事もせずに作成。
ネイバーヤマーダの宴会芸アイデアは底なしです。
〜さすがは博多弁と長崎弁のバイリンギャルだといえよう〜
（※ちなみに、k野さんののろ…いや、念も底なしです）
しかし、感動はその流れこそが大切。
音もなく、なにごともなかったかのように現出させなければ！！
ここだけは舞台人として譲れないw
わたしたちの勝利は“心に残ること”
〜もうこれただの計画じゃない〜
なんといってもすべてはただ一人に向けられたもの。
今日という日は二度と戻ってきませんw
来年のイヴに向けてさらなる飛躍を目指したいですね☆
主宰の先生と初めて会った昨日。 今回の主神ですね
先生の踊ってきた一大叙事詩。 その屈託ない口調は実に痛快でした―
日本での洋舞黎明期を生きてきた大先輩。
先生が高校生だったときの話なんか、もう“なにそれ”しか言えないw
ところが、それが“あたりまえ”だったのです！
先生は言いました。
「あの時のわたしからすれば、今踊ってる人たちなんかヤワすぎる」
練習、クラス、バイト、そして先生の家での住み込み生活。
一番おもしろかったエピソードはこちら。
4クラス終わってヘロヘロな時に先生から声をかけられたそうですw
「今からおまえの踊りを見てやってもいいぞ。 やるか？」
◎先生は神。 声をかけられたことに“NO”とは絶対に言えない◎
実家に送られた請求書に度肝を抜かれたそうです。
特別レッスン料とスタジオ使用料がきっちり加算されていた
物凄い時代です！ って、今でもそういうとこ あるところにはあるね。
そんな先生にわたしが初見で言われた一言。
「花はあるみたいね、あなたが踊ってるの見たことないけど」
まったく面識なかったわけですけど第一声マジでこれですw（超実話
先輩ダンサーたちの話も聞けました！
わたしが会った仲間たちにゴニョゴニョした人は一人もいません。
《一生を踊りに捧げたい》
その人生で、なによりも優先されるのは“踊ること”。
選んでいるのは、踊ることからはじまる人生です。
その決意は尋常じゃありません 怖ろしいほどの気迫を感じました
しかし、不思議と内実を感じなかった
その“踊ること”は“舞台に立つ”ということに最も近い気がした
そこに女子特有のものがあるような気がしたのです。
以前ならそんなふうに考えていたときがあったかもしれません。
ですが、今は違います。
舞台に立つことよりも大切なものがある
もちろん、舞台に立つことは簡単なことではありません。
日々の鍛錬はもとより、他人の舞台なら選ばれなければなりません。
それに、ダンサーは舞台に立っていなければ死んでいるも同然です！
舞台で踊り続けることがどんなに難しいことか…
しかしわたしの場合、単に踊りたいと思うだけでは全く力が湧きません
何を踊りにしたいのか、何を伝えたいのか
それがなければまったく踊りにならないのです
わたしは身を引き締めました。
生半可な気持ちで“踊る”なんてこと絶対に口にできない―
男には男の“踊っていく”厳しさがあります。
しかし、女子には子どもを産むという生理的に重要な時期がある。
それを圧して“踊ること”を選んだ先輩ダンサーたち。
詳細は書けないけど、あんなことを直接聞くまで、その違いに関して
あらためて考えることはなかったかもしれません。
わたしは女性が“踊っていく”ことの厳しさを思い知りました
そしてもう一つ。
“踊ること”に対して、気持ちが圧倒的に負けているのを感じたのです
ダンス、その考え方は人それぞれ。 ダンスは理屈じゃない
そして不正解もありません。 できるのは方向を定めること
自分の生きていく、踊っていく、その方向を選ぶことです
| 2013年12月22日(日) |
Choiceが引き寄せた未来 |
自主公演『Choice』から約2ヶ月、東京へ旅立ちました。
声がかかったわたしは二つ返事を敢行。
勢いでしょう
年末にかけて、実はいろいろなところから声がかかりました。
どんな人たちが見にきていたのかあらためて震えました
そのうちの一つが東京です。
“いつか東京で踊る”
そんなこともいつぞやは思い描いていたかもしれません。
しかし今は、そんなことよりも“どうやったら物凄い命を踊れるのか”
自分自身の力をしっかりと受け止めて全力を尽くしたい
そんなことを考えながら舞台を終えてみると東京が降りてきました…
「小さなところでやるのもいいわよ？
でも、どうせならこれ以上ないホールで踊ってみない？」
いちダンサーとしてその言葉に惹かれずにはいられませんでした―
“自分の力を試したい”
それは、ダンスを渇望する真逆の…不可抗力です！！
出るところに出て、そこで力を発揮できるか
空港に到着後、外観だけでもと思ってホールを訪ねてみることに。
『声』
たった一人、心から血を流しながら女は電話に語り続ける…
滑稽なほど狂おしく、凄絶なほど美しく
なんとそのホールで演っていたのは【鈴木京香 一人芝居】！！
三谷幸喜と鈴木京香が挑むジャン･コクトーが描いた愛の世界。
おもわず生唾のみましたw
“ここで踊るのか”
Tvや映画で誰もが見知ってる大女優が仕事してたよおい！！
間違って友だちになれる気がしてしまいましたw
このホールは絶対に個人がおさえられるところじゃない
こんなチャンスは二度とないかもしれない
そう直感しました
京都であって京都ではない、鏡都。
そこでは物の怪も仲良く暮らし、人は死なず、全てのものは
絵から生まれ、壊れたものもいつのまにか元通りになる不思議な都。
鏡都は、鞍馬･八瀬･明恵の3人が永きにわたり守り、
親である明恵上人と古都の帰りを待ち続けていた。
永遠の平穏が続く鏡都の日常に、ある日、時空の狭間から
一人の少女が落ちてきた。 赤い目をした少女の名はコト。
巨大化するアラタマを抱え、式神を引き連れてやってきたコトが、
止まっていた鏡都の空気を大きく震動させてゆく！
母を捜しにやってきたコトと父の帰りを待ちわびる明恵。
この物語は、ある一家を巡る愛と再生の物語である―
『京騒戯画』
かつて、とても近いがここではないどこか。
いくつかの星が混在し、人とカミとの境界がまだ曖昧だったころ…
この作品で出会ったstrongな台詞を早速紹介w
◎自分を見失ったコトに明恵が一喝◎
なにやってんだオマエ
今さらそんなことでぐらつくようなタマじゃねえだろ！
おい！おめーの親はな、今、そこで、生きてるだろうが！！
俺の本当の親と兄弟はな、みんなとっくの昔に死んでんだよ！！
てめえの親は生きてるだろうが。
へたれてねえで、生きてるうちに、やれることを、やれ―
自分にとって本当に大事な人でなければ、実は芯に応えません
人が死んだとしても、赤の他人にはなんとも思わないからです
一概に“他人事”として簡単に整理をつけてしまえます
これってどういうことなんでしょうか…
死ぬのは“あたりまえ”のことだから？
おもしろいことに、生まれることと死ぬことはあたりまえなんですw
みんな誰もがそんなこと“わかってる”。
でも、そんな“あたりまえ”のことでも、両親や親友、
好きな人や大切な人の死は“あたりまえ”じゃありません。
知らない人には“あたりまえ”を使うくせに大切な人には使えない
観念ではわかっていても実体験は未知の世界だなんて…
人間って不思議ですよね―
同じ“人間”でも心が動く人と動かない人がいる。
街にはあんなに人があふれているのにほとんど全員が知らない人です。
わたしたちはどうでもいい人たちとすれ違っていると言えちゃえます。
ところが、そのすれ違う誰もが大切な人になる可能性があるはずです！
じゃあ、自分にとって“大切な人”とはどうやって決まるんでしょうか？
その人自身の価値基準？
価値基準は成長するものです。 成長は経験によるところでしょう。
だとすれば、以下の図式がかるく成り立ってしまいます。
失って初めて大切なものだったと気付く
明恵！ いい加減にしろ。 いつまでいじけているつもりだ？
他人に期待するな。
オマエが変わらなければ、オマエの世界は永遠に変わらない。
過ぎた過去にあぐらをかくのはもうやめろ！
私たちはオマエを慰めるためにつくられた偽りの兄弟。
わかっているだろう？
本来鏡都を治めるべき王はオマエだ明恵。
3人議会は、オマエが世界を受け入れるまでの揺りかごにすぎない。
オマエはもう居心地のいいこの腹の中から出なければ。
本当は分かっているのだろう？明恵！
下を向くな。 恐れるな。
今オマエのすべきことは既に過去にはない。
前を見ろ！先へすすめ！
案ずるな、オマエの過去は決して消えはしない。
未来を望む行為が過去を裏切ることにはなりえないのだ！
これはある意味、悲劇ではないでしょうか。
苦しみや悲しみがなければ大切なものに気付けないのですから
しかし、この悲劇は人知れず事前に教えてもらっていたりします。
学校の授業とか、テレビ、本、マンガ。
絶対に“知らない”なんてことはないのでは？？
でもそれを“本当にわかる”のはリアルだけです。
物語は、物語でしかない。
しあわせになろう！ なるべくみんなで生きてるかぎり。
そのためなら私たち、きっと、何度でも仕切り直せるよ
“やれることをやる”本物になったのは命がたすかったときでした
知っていたけど知らなかったこと。
わたしたちができるのは、いつでも自分を失える準備です
“たまたま可愛い”について、怖ろしく勉強してしまいました
『囮物語』
詐欺師･貝木泥舟の“おまじない”により
ギスギスしている千石撫子の学校のクラス。
そのため、毎日憂鬱な気分で登校している撫子だったが、
そんなある日、彼女はあちこちで白い蛇の姿を見かけるようになる。
千石撫子14才 6/3生まれ 双子座 B型 身長153cm 体重38kg±
右利き 視力共に左右とも2.0 両親健在 お小遣い:月に1200円
公立七百一中学校 2年2組所属 出席番号28番
好きな食べ物:ハンバーグ 焼きそば
好きな漫画:80年代 好きなゲーム:レトロ
好きなお兄ちゃん:暦お兄ちゃん 好きな人:阿良々木暦
大丈夫かの？前髪娘。 剣呑剣呑、どうにか間に合ってよかったわい。
危うくその年で子供を産むことになっておったぞ？
「そ、そこまでの事態だったの？」
まあこうして見ると確かにわからんでもないの。
我が主様がうぬに執心するのもな。 かなり整った造形をしておる。
ふん！ 儂の次にカワイイ！！
まあ前髪娘よ、我が主様も言っておったが今晩はそのベッドで
眠るがよかろう。 我が主様はこのまま1階に連れて降りてソファーの
上にでも寝転がしておくから安心せい。
「あ、ごめんなさい…」
ふん！よく謝る娘じゃのお。 じゃがどうなんじゃろうのう？
うぬは悪いと思っておるから謝っておるのか、
それとも、ここは場面的に謝るシチュエーションだから台本を
読むように空気を読んで謝っておるのか？どちらなんじゃろうの？
だんまり、か。
まあそれについては儂が何かを言える立場ではないのう、
儂も随分そうやって黙りこんでいたものじゃしの。
かか、かかか、かかかかか！！！(笑)
「あ、あの、何がおかしいんですか？」
おかしい？ おかしいことなどないわい。
単に儂は納得したから笑っただけじゃ。
そうやってただただブルブル震えておるだけで殺す気が
なくなってしまうようなうぬは、得でいいのう、という話じゃ。
「得なんてしてないよ…」
本当にそうか？
ん？ 黙っておるだけでみんなが親切にしてくれたりはせんのか？
黙っておるだけで頭がいいと思われたりせんのか？
失敗しても怒られたりせんのではないのか？
嘘をついても赦してもらえるのではないのか？
「そ、それが、それが、嫌なんだよ！
得じゃないよそんなの、そ、そんなのはただの差別みたいなもので、
な、撫子は…」
困っていると、誰かが勝手に助けてくれたりはせんのかのう？
揉めていたら勝手に被害者だと思ってくれたりの？
ふん！ ひょっとするとわざと演じておるのかと思っておったが、
そういうわけでもないようじゃな。
つまり天然で、特に特別な努力もせず、その可愛さで、その仕草で、
天然で可愛い うぬの存在をちなみに日本語では何と言うか、
うぬは知っておるか？
おいおい質問じゃぞ？ 答えていいんじゃぞ？
「わ、わからないよ… きょ、凶悪？」
“魔性”じゃよ
うぬは怪異よりもよっぽど妖怪染みておるという話じゃよ！
かかか！ いやいやいいんじゃよ。すまんすまん、言い過ぎたわい！
人間ごときにこの儂ともあろうものが一体何を言っておるのやら。
うぬはそのままでよい。
そのまま生きて、そのまま死ね。
そうやって、一生暦お兄ちゃんに心配してもらっておればよいわい。
よかったのう たまたま可愛くて―
って、うわっ！ 撫子ちゃん… びっくりした…
どうして撫子ちゃんがお兄ちゃんのベッドにいるの？
わたしはお兄ちゃんを抱きしめていたはずなのに！！
「おはよう、月火ちゃん…」
おはよう、撫子ちゃん。
ああ、わかったよ！ やっと頭が働いてきた。
お兄ちゃんが撫子ちゃんを見つけて、家に連れてきたんだね？
つまりお兄ちゃんは撫子ちゃんにベッドを譲って1階で寝てるんだ！
紳士だね〜☆
「う、うん」
ん？ どうしたの撫子ちゃん？ 気分でも悪いの？
そんなふうにうつむいて… せっかくの可愛い顔が見えないよ？
「可愛い顔とか言わないでよ… 可愛くなんかないもん…」
えー？ 何言ってんの？ 可愛いじゃない！
撫子ちゃん可愛いじゃん！ すっごく可愛いじゃん！ 超可愛いじゃん！
地球上で最もカワイイ生き物だと言っても過言じゃないじゃん！
“愛すべし”と書いて“可愛い”じゃん！
可愛くて可愛くて可愛くて可愛いじゃん！！
小学2年生の4月、同じクラスになったときすぐ思ったの。
うわ！可愛い〜☆って！ わたしの次にカワイイって！
見た瞬間思ったもん。 この子と友だちにならなくちゃ、って。
「じゃ、じゃあ、も、もしも撫子が可愛くなかったら月火ちゃんは
あの時、撫子と友だちにはなってくれなかった、のかな…？」
ん？ なにそれ？ どういう意味？
「ご、ごめんなさい… なんでもないの！」
ごめんなさいとかじゃないよ。
わたしは“どういう意味”って聞いたんだよ？
答えてくれるかな？ 撫子ちゃん？
それとも質問には答えられない答えたくないということなのかな？
「ご、ごめんなさい…」
だから、ごめんなさいとかじゃなくてさ。
何？わたしの聞き方が悪いの？ わたしのせいなの？
それとも何か後ろめたいことがあるから謝ってるのかな？
「ち、ちがう…」
よし！ 殴ろう。 腹をッッ！！
「ちょ、ちょっと待って！ 言う言う言う！！
その、そのね、言われたの！ そんなことを！
ある人から“たまたま可愛くてよかったね”って―！！」
“たまたま可愛くてよかったね”？
「撫子は好きで可愛いわけじゃないもん。
可愛いだけでヒイキされるのは…」
後ろめたい。
だからそうやって撫子ちゃんは前髪を伸ばして顔を隠してるの？
そして、だから普段からオシャレとかせずにあんなダッサイ服ばかり
着てるんだ？ そんな趣味の悪いシュシュとかつけてるんだ？
そういうことだったのか！
うん、じゃあそういうところを含めて、１つだけね、
私からアドバイスさせてもらうと…
「アドバイス？」
うん、よく聞いてね？
えっと、撫子ちゃんの言いたいことはわかったけれど、
それはカワイイだけの撫子ちゃんが悪いんじゃないの？ バーカ！！
だいたい誰に言われたのよ？そんなこと？
「だ、誰って…」
お兄ちゃん？ひょっとして。
「そ、そんな… 暦お兄ちゃんはそんなことは言わないよ」
っていうか、撫子ちゃんてお兄ちゃんのことが好きなんだよね？
「な、何のことかね？ 証拠でもあるのかね？」
いや、別に隠さなくてもいいんだよ！見え見えだし。バレバレだし。
気付いてないのたぶんお兄ちゃんくらいだし。
そもそも撫子ちゃん？ どうしてお兄ちゃんのこと好きになったの？
「ど、どうしてって…」
撫子ちゃんとお兄ちゃんの接点があったのって小学2年生の
あの頃だけでしょ？ なのにどうしてお兄ちゃんのことを
好きで居続けることが出来たの？ それって何だろう？
私から見れば、一途という域を傾倒に越えちゃっているような
気がするんだけど？ 一応、するまでもない確認するけれど、
撫子ちゃんの言うお兄ちゃんを好きっていうのはあれなんだよね？
優しいお兄さんとしてとか、友だちとしてとか、
そういうことじゃないんだよね？
お兄ちゃんと付き合いたいとか、恋人同士になりたいとか、
そういう意味での“好き”なんだよね？
「う、うん、そうだよ…」
いちゃいちゃしたいんだよね？
「し、したい… そう」
あんなことやこんなことを…
「したい… 撫子は暦お兄ちゃんのことが好き。男の人として…好き」
そう？ でもお兄ちゃん彼女いるよ？
ふうん、そっか。 やっぱり知ってたんだ…
さて撫子ちゃん、女同士、腹を割って話そうか？ いつ知ったの？
「い、いつっていうか、
暦お兄ちゃんが女の人と歩いてるのよく見かけるし…」
よく見かけられてるんじゃねーよ兄！！
「そのたびに違う女の人だから、
まあでも彼女とかではないんだろうな〜とは思っていたけれど」
私の兄は迂闊すぎる！
「でもそんな中に１人だけ見るからに恋人っていうお似合いの人が…」
お似合いの人ねぇ、確かにお似合いだなっ あの人は。
お兄ちゃんにはあの人しかいない、ってくらいに。
みんなあの人にはお兄ちゃんしかいないと思ってるかもしれないけど、
本当は逆なんだよね？
「それが先月のことだったかな？ あ、いや11月だから先々月か…」
ふうん、私が今問題にしているのは、
どうして撫子ちゃんはお兄ちゃんに彼女がいるのを知っているのに
それでもなおお兄ちゃんを好きで居続けるのか？ということだからね？
「も、問題にされてるんだ…」
何よ？ 問題じゃないって言うの？
「だって別に撫子は、別に撫子は…
略奪愛を目論んでいるわけじゃないし、横取りなんて出来ないし、
彼女がいるっていうならそれなら迷惑をかけるつもりはないし…」
それが問題だって言ってるんでしょうがッッ！！
見え見えなくらい好きなくせに、付き合いたいわけじゃないとか、
恋人になりたいわけじゃないとか、
それって何を言ってるのか全然わかんないじゃない。
つまりお兄ちゃんって撫子ちゃんにとっては
ブラウン管の中のアイドルとかマンガの中のヒーローとかと同じで、
ただの憧れの存在にすぎないってこと？
何だかあやふやだって言ってるんだよ！わたしは。
小学2年生の頃からずっと好きだったってわりに、変に物分かりが
いいことを言っているし、そうかと思えば家に誘ったり、
薄着で挑発したり、ベッドで寝たり、積極的だったり、
彼女がいることを見て見ぬふりをしていたり、だからといって
あきらめるわけでもなく、お兄ちゃんに心配をかけて嬉しそうに
しているし。
「う、嬉しそうになんて…」
私が受けている感想を率直に言わせてもらえるなら… そうだね〜
絶対に叶わない恋愛を安心してしてやっているって感じなのかな？
お兄ちゃんを好きだったおかげで撫子ちゃんはこれまで、
随分と楽だったんじゃないの？
「ど、どういう意味？」
だ か ら！！
誰か男の子から告白された時とかも断りやすかったでしょう？
他に好きな人がいるからって。
「月火ちゃん、撫子は単純に、
暦お兄ちゃんに迷惑をかけたくないだけなんだよ…」
迷惑を？
「う、うん。 さ、さっきも言ったと思うけど迷惑だけは…
そ、それともダメなの？
好きでいるだけのことが許されないっていうの？！
もちろん、迷惑のかけようがないことも分かってるんだけどね。
あの人に、私が勝てるとも思わないもん…」
男の子だったら、ううん、女の子でも、そういう撫子ちゃんの主張を
やっぱりカワイイって思うんだろうな。
いじましくって健気でカワイイって。
宝くじ買う人っているじゃない？
あんなの普通に買ってて当たるわけがないのにさ？
それなのに何で買うのかといえば、夢を買ってる、って言うんだけど。
その言葉を聞くたびに、私なんかは思っちゃうわけだよ。
現実を買え
“夢を見ろ”っていう言葉は、
“現実を見ろ”って意味だと思うんだけどね、私は。
もしも撫子ちゃんが本当にお兄ちゃんに告白するつもりだったり、
あの人と戦うつもりだったりしたら、応援したいな、って思ってたし、
少なくとも黙って見守っていようと思ったけれど、
今までずっとそう思っていたけれど、もういいや。 もう飽きた。
私が終わりにしてあげる―
これが中学生女子の会話ですw
その物凄い分析力はそこらへんの大人をかるく凌いでる☆
“可愛い”をコンプレックスと頭では思っていても、
結果として“可愛い”を武器にしちゃっていた撫子。
これほどまで見た目は武器になると言えるし、
見た目で勝手に人となりを判断されてしまうことも事実でしょう。
わたし自身よく言われることに「似合わない」があります。
他者のイメージは意外と自分の振る舞いを制限してしまうものです。
その人との距離感で態度を変えるように。
だからこの話は、決して“可愛い”に限定したものではありません。
“頭がいい” “格好いい” “綺麗”
またはその逆。 “頭がわるい” “格好わるい” “きたない”
わたしたちにはわたしたちの戦うべきイメージが、
それぞれにあるのではないでしょうか
| 2013年12月19日(木) |
「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で |
ジョー氏が面白いと言ってたので視聴してみましたw
『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』
人生は選択の連続だっ！
茨城県水戸市で暮らす高校生･甘草奏は、自ら“絶対選択肢”と名付けた呪いに行動を支配され、イケメンながらも変態且つ残念な行動を取る日々を強いられていた。 学校では超個性的なクラスメイト、雪平ふらのや遊王子謳歌に振り回され、ラブコメとは程遠いガッカリな生活を送る奏。 そんなある日、またも奏の脳内にとんでもない選択肢が現れた！
呪われた甘草奏の能力“絶対選択肢”
そのとおりに行動しなければ頭痛が走る。
しかし、その選択肢とは―
選べ！！
�々残蹐凌燭鹵罎妊僖鶲譴砲覆�
�⊇�子更衣室で下半身裸になる
というふざけたものばかりw
時と場合を選ばず発生する絶対選択肢のせいで奏は奇行を繰り返し、
学園で“お断り5（ファイブ）”と呼ばれ女子に白い目で見られていた！
そんなある日、選択肢を選んだ奏のもとに空から少女が落ちてきた。
彼女は神様から与えられるミッションをクリアするために遣わされた
パートナーだというが―！？
学園ラブコメを取り戻すため、奏は全力でアホミッションに立ち向かう
とんでもなくどうしようもない内容w
しかしそのアホさ加減は面白いと言えてしまいます…
個人的におそろしくツボったのは“峠のデュラハン”w
「街道の首なしドライバーってアンタだったのかよ！！」
「たしかに。 対向車とか先生の首から上、見えないね♪」
（身長が低すぎて）
「何人たりとも俺の前は走らせねぇーッッ」
選択肢、関係なかったねw
その物語の大概が破廉恥なもので構成されてました。
いろいろと行き過ぎているふしはありますが、
選択するということを極端にすれば実のところ笑えません。
もう一人の自分が、リアルいつだって選択を投げかけているからです。
世の中の犯罪だって下手すれば同じことです
そんな最終回では『Choice』同様の真理を繰り出してきました！！
めちゃくちゃ複雑な気分ですw
今までどんな選択肢も一度選べば必ずその通りに実行された。
いつもの俺なら、こんな危険な選択肢は選ばない。
でも、俺は誓ったんだ！
人の気持ちを踏みにじるような選択肢だけは、絶対に、絶対に―
4番！！
俺と絶対選択肢との付き合いはまだ続くだろう。
くだらなくて、えげつなくて、最ッ低のこいつが
脳内からいなくなるその日まで、俺の戦いは終わらない。
でも、俺は自分の心に悔いのない選択をしていこうとおもう。
なんてキレイに? まとめてみたり?
かくも人生とは選択の連続である。
今この時間も地球上のどこかで様々な選択劇が繰り広げられている。
「今日何たべる？」 「どっちの色がいいかなぁ？」
さあ そこの君も勇気をもって選択するのだ！
我々の未来が大きく変わる、重要かつ重大な選択を―
選べ！！
わたしは某Tv番組『100分で名著』に嵌まることになりますw
番組で取り上げられる本に、ものすごく興味があったのだ！！
『罪と罰』 ドストエフスキー
観念から生命へ― 新たな物語が始まる。
読破するには難解な著書の要点をわかりやすく解説、紹介する番組。
この番組に取り上げられる本を実際に読もうとすれば、
気合いと勇気が確実に必要になるでしょう。
厚さを見るだけで“読まない”を選んでしまいそうだものね…
特に、哲学的なものになれば かなりの集中力が必要になり、
集中できていてもその文章が読み進められないのが現実です。
読まなくていいだなんて、超たすかる☆
まさに、漁夫の利のような番組なのだ―笑
進行は伊集院光。 わたしたちに共通する着眼点と例えに唸ります！！
『罪と罰』が書かれる数年前、ロシアでは農奴解放がおこなわれます。
しかし、自由を儚むといってもやはりお金が必要。
農奴たちが神に対する信仰心を失うと同時に、また、新しい神を
自分の中に見出してしまいます。 それは自由という神。
そして自分自身の欲望を実現してくれる神、“お金”です―
何も考えてはいなかったし、何一つ考えられもしなかった。
だが、全身で感じとっていたのだ。
自分には判断の自由も、意志もないということ、
すべてが突如として、最終的に決定されてしまったということを。
屋根裏部屋引き篭もり主人公ラスコーリニコフ。
番組は進みます。
エリートなんだし、もし法律学校がダメになってもまだまだやれることが
あるはずなのに、どんどん悪い方に考えちゃう。
真面目で志が高かった分、
その反動でそれにちょっとでも欠けるものに関して妥協できない
みたいなのはわかる気がする。
大義名分としては“この世の中を変える”
自分の頭の中で“何故この人を殺していいか”みたいな その大元の
欲望自体は「金がない、金がほしい、金があったらなんとかなる」と
思っているはずなのに、それを覆い隠して殺し理論を組めちゃう。
強者になりたい
弱者としての自意識が傲慢な気持ちを生んだ悲劇
根っからのアウトローみたいな人が考えられないような事件を起こす
ケースももちろんあるが、どうしても興味が向いてしまうのは
元々はすっごく真面目な人がその真面目が報われなかったことで
世間に対して“話が違うじゃないか”って、割と優等生だった人のほうが
とんでもないことを起こしたりしますよね？？
◎ラスコーリニコフは元々法律を学びたかったのだ◎
しかし、金貸しを殺してしまったラスコーリニコフ。
ここで面白い進行がありました！
ラスコーリニコフには身体の無意識の部分が抵抗して、
精神と肉体の間に摩擦が生じ始めている
頭では“この犯罪は悪いことではない”と信じているが、
身体が無意識に抵抗している
犯罪は別にして、
この感覚は誰もが経験することではないでしょうか？
たぶん、ない人はいないとおもいますw
わたしはこういうものを作品にしたいとおもってしまいます。
たいへん興味深い
ドストエフスキーの手紙にはこんなものがあるそうです。
「人間はどこにいたって人間。
強盗の中にだって素晴らしい性格をもった人間がいる」
そこまで言い尽くせるのはなぜか！？
ドストエフスキーは社会主義思想により、犯罪者として裁かれています。
一度は死刑判決が下されるも、恩赦で免れてシベリア流刑に。
その四年間の服役で出会った様々な犯罪者がドストエフスキー作品に
大きな影響を与えたのでしょう。
自分の人生をしっかり生きている人たちが山ほどいるという実感
ラスコーリニコフの過ちの認識はまだまだ序の口でした。
俺の生命は、まだ、
あの老いぼれババアと一緒に死んじまったわけじゃない。
今こそ理性と光の… 意志と力の王国が訪れたんだ…
人間、ギリギリ崖っぷちのときは何が光になるかわかりません。
ちょっとしたことでも勘違いで光になってしまうようです。
やさしい声ひとつで力が湧くのでしょう。
それが希望なのか危険なのか ほんとうにおそろしい
この物語では、その光は殺人を肯定することになりかねないのです
罪の意識とは何か？
これはほとほと興味深い番組でした
ラスコーリニコフが罪の意識を感じないというのは
“正しい”と思っているからなんですね。
人間はある種の、他者の自分に対する信頼とか精査、正当に対して
それを裏切ることによって罪の意識を感じるんですよ。
つまりそこには他者というのが確実に存在することが前提なんです、
罪の意識を感じるには！！
だとすると、ラスコーリニコフが恐怖していること捕まるってことは、
罪じゃなければ何に対しての恐怖ですか…？
そこに罪と罰のアンバランスがあるわけです、
それをドストエフスキーは衝こうとしているわけですよ―
！！！
ラスコーリニコフは罪の意識に苛まれてるんでも罪を犯したことに
恐怖してるんでもなく、“罰がくる”ってことに恐怖してたんですね―
最終回、わたしは期待せずにはいられなくなりました☆
毎週25分の番組×4週＝100分 →『100分で名著』
大々的に発表される予告キャッチフレーズ！！
“罪を犯した者が反省し、復活することはありうるのか―”
おそらくラスコーリニコフは“罰”から“罪”に目を向けるはず。
罰を受けることではなく、罪を償う方向にいくのではないでしょうか？
【まさかの録画失敗】
ここまできて、とんでもないことが起きてしまいました―
それも雷による受信損傷って何？？
近年 Tv番組の録画でこんなにがっかりしたことはありません！！
現在、わたしはNH●オンデマンド視聴したい衝動に狩られています…
だってもう『罪と罰』を読破するしかないじゃん
わたしは読書の神さまを呪いました 楽しようとしてごめんなさい
どうなるんだラスコーリニコフ！？
どうなるんだ『罪と罰』！？
わたしの人生で『罪と罰』がすっきり終わることはありうるのか―
| 2013年12月16日(月) |
「鑑定士 顔のない依頼人」 |
豪華で知的で刺激的な謎を散りばめた、極上のミステリーが誕生した。
その美に酔いしれ、謎に騙されたイタリアでは、類をみない大ヒット。
ヨーロッパ全土へと広がった熱狂が、ついに日本にやってくる―
『鑑定士 顔のない依頼人』 監督:ジュゼッペ･トルナトーレ
鮮やかに騙される。 だが、この物語には まだその先がある。
衝撃のラストを知ると、構図は一転する―
物語の始まりは、ある鑑定依頼。
引き受けたのは、天才鑑定士にして一流のオークショニア
ヴァージル･オールドマン。
それは、資産家の両親が遺した絵画や家具を査定してほしいという、
ごくありふれた依頼のはずだった。
ところが、依頼人の女性は決して姿を現さない。
やがて、彼女が屋敷の壁の向こうの隠し部屋にいることを突き止め、
我慢できずに彼女の姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿に、
一瞬で心を奪われ、どうしようもなく惹かれていく。
さらに、美術品の中に、歴史的発見ともいえるとんでもなく価値ある
美術品の一部を見つけ―
果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは？
ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か？
謎はまだ、入口に過ぎなかった―
わたしの人生で絶対に越えられないだろうシネマ金字塔。
『ニュー･シネマ･パラダイス』
その監督:ジュゼッペ･トルナトーレの新作映画です。
音楽はもちろんエンニオ･モリコーネ。
モリコーネはいつこの世から去ってもおかしくない年齢になりました。
たとえどんなものでも見ないわけにはいかない。
先んじて、この映画最大の感想を言っておきたいとおもいます。
“恋がしたくなくなった”
そのラストに度肝を抜かれてしまいました…
これは、おぞましく人の心をえぐる映画でした。。
もう誰も信じたくなくなる、そんな映画だったんです
物品の精査はできても、人間は見抜けなかった
日本でもリアル流行っている劇場型詐欺。
その犯罪は圧倒的に抜かりがなく、完璧ともいえるものです。
ヴァージルを演じるは『英国王のスピーチ』ジェフリー･ラッシュ。
気難しい一流鑑定士を見事に演じきっています。
もちろん映画ですから内容については“ありえない”話ではあります。
寸分違わず毎回同じ場所に調度品おけるの？とか、
屋敷自体をそこまで仕掛けが施せる見立てはどうしたの？とか、
どれだけ長い時間をかけて人を陥れようとしてるの？とか、
生活感はそんな簡単に出せるものじゃないはずだ！とか、
そもそも騙す方にこそ大きな失敗があるものじゃないの？とか。
芸術の世界で最高ランクとされるものならば誰が所持しているのか、
世界中の資産家が知っているようなもののはずです。
ストラディヴァリウス全てに番号が振ってあるように、
楽器でさえ世界遺産として登録、認知されているのです。
現代社会では絵画が出てきた瞬間に足がつくことになるでしょう。
その辺のことは“映画”として見るべきところであって、
文句をつけるところじゃないんですけどね！
しかし最後が凄すぎてどうしてもいちゃもんつけたくなりますw
◎問題はこの映画の内容“鑑定士のアンチテーゼ”です◎
その後半まではヴァージルが相手の上手にまわっていくものでした。
流れにはすがすがしさまであったくらいです。
（※本当はまったく上手にまわれていないんですが）
しかしヴァージルはある種の異常性癖。
一流の人間には極端にフツーじゃない傾向がある
ヴァージルは自宅の隠し部屋一面に女性肖像画を飾り、愛でていた―
その部屋は物凄さゆえにドン引きしてしまいました
ヴァージルはそれほど女性を神聖視していたといえます
そんな芸術品しか愛せない男を変えてしまったのは恋
それまでの過去を投げ打ってもいいところまでいってしまいます
それこそが人間の素晴らしさ、愛と悲劇でした
人を好きになった者の宿命といえます
どんな人にも起こりうるもの
この映画では、一流にまで上りつめた“資産”と
“女を神聖視”していたこと、そしてその年齢が最大の弱点となりました
もしわたしがヴァージルなら、首を吊ってしまうとおもいます
それほど酷い話でした
さて、最後にそんな中でも最もよかった台詞を発表しましょう☆
「絵が好きなだけではダメだ！ 君には内なる神秘性が足りん！！」
何事にも、どんなことにも通じるのではないでしょうか
神秘性、それはセンスとも置き換えられるかもしれません
とても万人に推薦できる映画ではありませんが、
超刺激的だったのは事実ですw
人間不信とか壮年男性の絶望とかを味わいたい人は是非。
エンニオ･モリコーネの音楽はほとほと素晴らしかったです
| 2013年12月14日(土) |
「スタジオジブリ･レイアウト展」 |
◎2013年10/12〜2014年1/26まで◎
その誕生から「風立ちぬ」、「かぐや姫の物語」まで。
『スタジオジブリ･レイアウト展』
高畑･宮崎アニメの秘密がわかる。
想像以上の展覧会でした―
ものすごい、半端じゃない量のレイアウトが猛然と掲げられてる！！
これはもう全国から人が集まって来てまったくおかしくない。
わたしは自らの目的を完遂するため、k野先輩に同行を要請w
目的は…“トトロケーション襲撃”
トトロケーションを満喫するためにはお友だちが不可欠なのだ！！
◎トトロケーションの説明をしておきましょう◎
トトロのおなかの上に乗った写真が撮れる場所のことw
なんと就寝中のトトロの上であんなポーズやこんなポーズが出来る☆
こんな経験は下手すりゃ二度とできません。
ジブリ美術館にでも行かなきゃ機会は未来永劫ないでしょう。
はっきり言えば、展なんてどうでもいいと思っていたほどですw
しかし、そのレイアウトはもんのすごいものでした
これがアニメーションになっていく要作業か―
これまでも映画を全力blog化してきましたが、裏側は全くの新世界だ
す、すごすぎる！！！
アニメーション製作現場すごすぎるるるるる！！！
わたしとk野さんは膨大なレイアウト群の前に立ち竦みました
こ、これが、ジ、ジブリかッッッ なんてこった
さすがは日本初公開！！
スタジオジブリ･三鷹の森ジブリ美術館全面協力のもと、
『風の谷のナウシカ』から最新作『かぐや姫の物語』まで。
宮崎監督直筆のレイアウトを中心に高畑･宮崎監督のジブリ以前に手がけた
作品も含め（未来少年コナンから名探偵ホームズ、じゃりん子チエまで！）
およそ1300点のレイアウトが公開されています。
本展は、ジブリ作品の魅力を支える根幹ともいえる、
とっておきの“秘密”に触れる展覧会。
行かなかったらマジで後悔するところでした
レイアウト。
そのありあまる迫力と怒涛の気迫に気力が根こそぎもってかれました…
さぁここで、わたしのナンバー１レイアウトを発表しましょう☆
【千尋の母が豚になる寸前のレイアウト】
無人屋台で食べ放題、地獄絵図の最中に千尋を振り向く瞬間ですw
身体はまだ人間のものですが、その顔が、顔が不気味すぎるんですよ！！
その隣のレイアウトでは千尋の父親が見事に豚になってました―
あまりにもおぞましい母の表情に悩みましたが
どうしてもあのレイアウトが頭から離れません
心を捕らえられるって理屈じゃない
展示エリアを抜けるとそこは“まっくろくろすけ”コーナーw
壁一面には会場にきた人たちが書いた“まっくろくろすけ”がッッッ！！
わたしはそこでとんでもない“まっくろくろすけ”を発見してしまいます
【くまもん】
それは“まっくろくろすけ”じゃないよ笑
どこからどう見ても“くまもん”だよ―
いちジブリファンとして心に黒いものが湧き上がりました
くまもんは関係ないだろ
そんなものを見つけてしまったばっかりに、
わたしはもっとご無体なものを探してしまうのでした―
って、あったあったありましたよ！！！
【バルス】
書かれた一言にわたしはその場で崩れ落ちました す、すばらしい
もう“まっくろくろすけ”なんて関係ない。
俺も「バルス」に負けない一言を書くんだ！
相手にとって不足なし。 しかし強大すぎる敵でした
そのとき浮かんだのは―
【大好きだ】
この一言がわたしの“まっくろくろすけ”となりました（爆）
言わずと知れた、天沢聖司が繰り出す伝説のラスト台詞。
「雫、大好きだ！」からの抜粋w
バルスには負けるかもしれないが、根詰めました笑
やりきりましたね☆
すずねめ報告するとこんなご無体な返事が。
「タイスケさんには似合わない台詞ですね」
今度会ったら、頭突きしようかなw
“まっくろくろすけ”コーナーの先には商売エリアが待ち構えています。
展覧会の最後には散財させる罠が仕掛けてあるものです！
ちくしょう！ 買ってしまうじゃないかッッッ
よくわからない商品を著しく好んで狩るわたしですが、
「これは無理」というのがありました。 せっかくなので紹介します
【蓬莱の玉の枝ブローチ】とか（爆）
ジブリグッズだなんて絶対わからんわ！！！
そもそも蓬莱の玉の枝とか求婚のために偽造されるものですよ？
まったくもっておそろしいジブリグッズです…
考えれば考えるほどおぞましい商品です！
そんな中で、劇場完売している品物がここでは売られている件。
こ、こりゃレア物だ―
【かぐや姫の物語 指人形セット】
ちくしょう！ 買ってしまうじゃないかッッッ
『となりの山田くん』その英題は『The Neighbors The Yamadas』
あまりの“そのままさ”にわたしは悶絶してしまいました笑
英題表記ってなんか違うよね
ボディワークな際、となりによくいるのは山田さん―
山田くんならぬ、リアル“となりの山田さん”なのだw
ポストカード買ってあげよう。（しじみ
個人的には『じゃりん子チエ』の英題に一番度肝抜かれました
さぁついにたどり着いたトトロケーションw
なんとトトロケーションはレイアウト展会場の外にありました！
鑑賞料は払わなくてもよかったのだ！！ 〜やられた〜
我々は行列に並び直してはヨガポーズを決めまくりました。
言っておきますが、勇気なしに決してできませんw
わたしたちのアーサナは展に来た人たちの度肝を抜きました
「おかあさん、あの人たち何してるの〜？」
「しっ！ 見ちゃダメ！」
やるからには遊びではダメです。
崇高なところまで引き出さなくては見ている人の感情は動かない
“できる”じゃ足りない
生半可な気分でここにいるわけではないのだ―
◎第一次トトロヨガ開講◎
かれこれどのくらいトトロヨガしてたんでしょうか…
そんなとき警備員さんが叫びます 「閉館で〜す」
一体どれくらい時間費やしてんだw
とにかく、閉館時間までわたしたちはスペシャルクラスしてました！
トトロもこんな風にお腹を使われるなんて思いもしなかったでしょう
わたしがトトロだったら絶対、無料になんかしない。
トトロが永遠に起きることないのがせめてもの救いですね
| 2013年12月08日(日) |
命あるかぎり闘志は砕けない |
低年齢向けだと台詞はほとんど全力状況説明だ 笑
テキトーに流していた番組。
しかしそんな中で理屈でない台詞が押し寄せました―（爆
聖衣を砕こうと拳が砕かれようと、俺の闘志は砕けん！！
八つ裂きにされようと、手足をもがれようと、俺は闘いつづける！
この命あるかぎり！！
退けフェニックス！ 退かねば二人とも粉々に消し飛ぶぞ！
望むところよ。 この命とひきかえにお前を倒し、四天王の一角を崩す！
勝利のために、自ら命を消滅させるというのか！？ 迷いはないのか？！
ない！！
俺が倒れても、あとは弟や青臭い後輩たちが闘ってゆく。
俺の屍を乗り越え、倒れた仲間たちの魂を背負って、未来へと突き進む。
群れるのは嫌いだと言いながら、他の聖闘士たちに未来を託すのか！？
俺は闘いに生き、闘いに死す一匹の修羅。 行き着く先は所詮地獄よ。
だがアイツらは違う。 光牙たちの行く先には大いなる可能性がある。
究極の小宇宙、オメガに目覚める可能性がな！
オメガ… 神にも匹敵するというあの伝説の小宇宙。
四天王の俺ですら叶わなかった小宇宙の領域に、
あの者たちが到達できるとでもいうのか？
オメガには一人では到達できん。 故にお前や俺では不可能なのだ。
だが、アイツらならば！
人間には更なる可能性があるということか…
その可能性を信じてお前は自ら命を散らすのか？！
悪くないぞ。 未来を託せる者たちがいるというのは。
ふっ、それがオマエの強さの源か。
仲間たちを信じる心が、人間を強くするか。
人間は弱く愚かな生き物。 だが、集まればその可能性は計り知れない！
おもしろい！ （聖闘士星矢Ω）
言い切れるって凄いよねw その哲学は“強さ”です！！
たとえば、わたしが踊るダンスに虫唾が走る人もいるでしょう。
そんな人たちの非難や陰口を怖れていてはダンスなんて踊れません。
わたしにできることは自分自身のダンスを踊ることだけです。
何かをするということでしか世界は成熟していきません
わたしのダンスが嫌いなら嫌いで「こうはなりたくない」という明確な
影響を与えることになります。
それは、その人の“なりたいもの”に対してimageを強くさせるでしょう。
そこにこそ大きな希望があります
理屈抜きに、その人の“なりたいもの”に直面するはずだからです
ひとりひとり、自分のしたいことに変換していけばいいんです
いいこともわるいことも、どんなことも、無意味じゃない☆
すべては後悔しない生き方につながっています
そういうわけで、わたしもフェニックスと同様の台詞を言い切れます！
しっかし戦ってる相手は“人間じゃない”のに、
敵はどうして人間らしく振舞ってるんでしょうか―
姿もまるっきり人間そのものだし。 考え方も人間そのものです
人間vs人間にしか見えないんですけど！！
そんな人?が人間を解説している怪奇。 意味わからんわ―
「オイラ怪しい者じゃないよ」って三本指で言ってる某妖怪人間のほうが
よほど宇宙人に見えます☆
とにかく気合い（小宇宙）で相手が吹き飛んでおおよその戦闘が終了。
その戦いは完全にフィジカルよりも精神力が主体ですw
ってか、話し合えるなら暴力に訴えなくていいとおもいますね。
話し合えればその可能性は計り知れないじゃないですか―
お姉ちゃん… お姉ちゃん！
そう呼ばれるの何年ぶりかしら？
どうして、こんな… もう無理なんだよ！
無理じゃないわ。
無理だよ！ この世にヒーローなんか、いないんだよ！
いないさ。 完全無欠のヒーローなんて、いない。
ヒーローなんて奴等は泣きもしなければ笑いもしないからな。
俺は人間だ。 泣きも笑いもする。 敗けるときだってある。
けどあきらめない！ 逃げ出さずに闘える人間だ！
無理だよ、死ぬのが怖くないの？
そりゃ怖いさ！ でも逃げたらもう俺に戻れない気がするから。。
わたしは、わたしは卑怯者だ…
いいじゃない、弱くても汚くても卑怯でもみっともなくても。
人間なんだもの。
だからね、簪ちゃん。 弱さも小ささも受け容れなさい。
受け容れたら、立ち上がれるわ！ だって…
人間、だから―？ （IS2）
同じことを繰り返さないためには自分を見つめなおすしかない。
ほんものの受容は、自分を肯定させることじゃありません。
前を向いて成長していくためです！
受け容れるのは座り込むためじゃなく、立ち上がるためです！
たかが人間ごときになぜそこまでして…
人間はたとえあやまちを犯しても
やり直すことができる、可能性を秘めた存在だからです
やり直すことができるのは、人間がもつ最大の能力かもしれません
しかし、そのやり直し方こそは人間力問われることではないでしょうか
失敗を見つめなければなんにも解決しません
原因をうやむやにしてはどんな関係も元には戻らない
そもそもどんなこともゼロには戻せない
できることは過去を乗り越えた上で新しい自分にしていくこと
どうやらこの世にはそれが出来ない人もいるようです。
自分を変えないほうが楽だし、傷つきたくないからでしょう
臆病者ですね
わたしたちの毎日は同じことの繰り返しじゃありません
いつだってどんなことも新しい関係を築いているといえます
人は昨日を、過去を、乗り越えることが課されているようなものです
それは人間の歴史が証明していますよねw
努力せずに成長はありえません
他者から教えられても実感しなければ本当に身にはつきません
痛みや気付きを伴わない成長はないのだとおもいます
小野田坂道はちょっと気弱でアニメが大好きな高校一年製。
坂道は高校に入ったらアニ研に入部しようとしていたのだが、
中学自転車界で名を馳せた今泉俊輔や関西大会で知られた鳴子章吉との
出会いによって坂道は自転車競技部へ。
中学時代、アキバまで自転車で通っていた坂道。
小野田坂道に眠るロードレーサーとしての才能が目覚め始める！！
『弱虫ペダル』
オレたちの熱い戦いが始まる―
累計850万部突破 現在進行形、なんと舞台化までしています☆
自転車は他のスポーツと違う。
それは身体を支えんでええということや。
野球もサッカーもバスケも地面の上でやる。
スポーツは自分の身体を支えるために、相当な体力を使うとる。
ところが自転車はそれを車体が支えとるんや。
せやから、速く走る足も、ボールを蹴る脚力も、瞬発力もなくていい。
必要なのは回す足だけ。
お前だからできる、そういうもんもあるんやで！
さっき見ました、自転車部のみなさんが走ってるとこ！
なんか凄かったです！
最初からみんな凄かったわけじゃない。
走って走って凄くなったんだ。
決めたんか？
うん。 アニ研の募集には誰も来なかったけど、
高校に入って今泉くんと出会えて、神崎さんに親切にしてもらって、
鳴子くんと出会って、いいひとばかりに出会ってる気がする。
それをつなげてくれたのは…
正直、アニ研に未練がないわけじゃないんだ…
でも昨日自転車部の走りを見に行ったとき、
なんていうか、熱くなった。 追いかけたくなった…
試してみたいとおもったんだ！
僕に何かの可能性があるんだったら！
だから僕は、自転車競技部に、入るよ！！
やるんなら本気でとことんまでや！
ま、でもな、つらくなったらいつでもやめりゃええ！
止まるも進むも決めるのは自分。 それが自転車や！！
小野田、現状ではお前は鳴子や今泉に追いつけない。
（何も今言わなくても… 追いつくことが唯一のモチベーション！）
だがこのままのペースなら60km、おそらく完走できる。
三位だ！ 初レース、初ロードレーサー、しかも初心者。
これは快挙だ、わるくない。
（たしかに快挙だな、でも…）
どうした？ 選べ！！
完走して三位か、今泉たちを追いかけてリタイアか、お前の道を！
僕は追いつきます！！
（即答？！）
よし、だったらもう30回転ケイデンスを上げろ！
※ケイデンス：自転車において1分間のクランク回転数のこと
はい！
今よりケイデンスを30上げたら力尽きてリタイアするかもしれない。
追いつけないかもしれない。
だけど、今泉くんたちと一緒に走るための方法がそれしかないのなら、
僕は信じてペダルを回す！
（アイツ上げたぞ？！マジかよ？もつのかよ？）
（自殺行為っショ？賢い選択じゃない！）
がんばれ、僕の足！
（見てみようじゃないの！）
（最後尾からトップを狙う、フツーなら絶対不可能だってあきらめる）
（もしできればウェルカムレースに残る大逆転）
（最強初心者の誕生だ！！）
なぜでしょうかね？ 小野田から目が離せない。
アイツの魅力か…
彼の魅力はストイックなところではないですよ？
自転車は競技の道具でもありますが、本来楽しいものです。
過酷さも困難も失敗も全部楽しさに変えてくれる、
まだ見たことのない道を進むという素晴らしさ。
彼が見せているのは自転車の根源的な面白さです。
楽しい、みんなと走ると楽しいよ！
さっきからドキドキが止まらないんだ！！
全力…
させねえ、させねえ、させねえよ！！！
全力… あとは、全力！！！
ええか？ 小野田くん！
全力ゆうんはな、汗も血ィも最後の一滴までしぼりきることや！！！
うわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
全力、全部の力を、出しきれ！！！ 全力、出しきれ！！！
勝因は何だろうな…
あの今泉を出し抜いた勝因は！？
体重の軽さッスかね？
作戦っショ？dancingをあそこまでためて出した作戦！
それを支えた鬼ケイデンスもあるぜ？
気持ち、気持ちの強さだとおもいます…
好きなことなら、どんなことも同じじゃないでしょうか―
“止まるも進むも決めるのは自分”
passionがなければすべてがついてきません。
今よりもいい自分にするために考えることもない。
なにがたりないのか、できることで何をすればいいか
その上で、今できるBESTが何か
どう考えてもpassionがなければなんにも始まりません
自分の可能性を信じられない
じゃあpassionはどこからくるんでしょうか？
それはカラダです
病気や障害をもつとpassionは上がってきません
病床でわたしは思い知りました
どうにもならないものはどうにもならない
自分でなんとかできるのは心だけ
心だけは、自分自身で方向を決めることができます
負けそうになる自分を奮い立たせてくれるのは選択です！
過酷さも困難も失敗も全部楽しさに変えてくれる、
まだ見たことのないものを踊るという素晴らしさ
ダンスの根源に直面していきたいですね☆
| 2013年12月06日(金) |
「攻殻機動隊ARISE」 Ghost Whispers |
m山さんとaみんでささやかな食事会＋映画鑑賞してきました！
見晴らしが微妙にいい?イタリアン。
m山さんは『Choice』影Staffでした。 役職は“タイスケ係”
あらゆる意味で“タイスケ係”が一番大変だったとおもわれます。
わたしの話をひたすら聞いてくれて助言を呈する役職だからです。
とんでもなくお世話になりましたね☆
遂に戦場で邂逅する“攻殻機動隊”メンバー。
アクションスペクタクル第2部、勃発―！！
わたしとaみんはバトーファンである以上“とりあえず見る”（爆）
m山さんはバトーファンでもなんでもないのに同行させられる（笑）
『攻殻機動隊ARISE』 border:2 Ghost Whispers
戦わずして、未来を語るな
501機関から独立を果たし軍内部での自由を得た草薙素子。 しかし自立を後押しした公安9課の荒巻からの誘いを断り、自身の部隊結成を考えていた。 その最中、何者かによるロジコマへのハッキングが発生。 荒巻の要請でロジコマをラボに移送する草薙は武装集団に襲撃を受ける。 そこには“眠らない眼”を持つ元レンジャーのバトーとボーマ、元陸軍情報部イシカワの姿があった―
彼らは難民虐殺の容疑で犯罪者として法廷に立たされている混成78部隊の元上官ソガ･カズヤ大佐の無実を照明するために特殊軍事モジュールで電子的作戦を進めていた。 だがそれに干渉できる並列解除コードの複製がロジコマに隠されたことを掴み、ロジコマの破壊を狙ったのだ。
草薙に情報を与えたのは米軍情報部エージェントのヴィヴィー。 草薙はヴィヴィーと共に陸軍警察のパズ、海兵隊エーススナイパーのサイトーをスカウト。
隠された真実が暴かれる―
border:1 に比べればずいぶんおもしろかった！
相変わらず国家内部問題からのテロ行為。 〜敵は 身から出た錆〜
ほとんど“敵”は身内なんだよな。 少なくとも身内絶対からんでる
最近の映画で純粋に“強大な敵”って、ほっとんど見たことない。
機密を、真実を、知ってしまった組織の裏切り。
夢や理想、プライドが大きいほどその反動は正比例。
社会混乱どころか政府転覆
現実でも、危険なのは期待が破れて自分に傾いたとき。
理想主義も度がすぎると行き着く先は自宅警備員です！！
ARISE草薙素子の行き着く先はライトニングです！！
コーネリアス音源はborder:1からおそろしく進化してましたw
そうこなきゃ攻殻じゃないぜ☆ 次回はもっと期待
とは言っても、やっぱり劇場版は超えられない
記憶の書き換えとか毎回あたりまえ。 正直もう驚きがない
この作品で“記憶”はどれほど安っぽくなってしまうのでしょうか―
初めて見た電脳記憶改竄の衝撃はもう二度とありえません。
それほどまでに劇場版は偉大でした 超えられたら困る
劇場版の“過去”の話ですから、それ以上の科学力はありえない。
ありえちゃいけない
しっかしどう見ても未来よりも過去のほうが科学力が躍進してる怪w
商業映画ですから
過去を超えていかなければならないのが“今”の宿命。
そして、売れなくちゃ商売にならないのが現実です！
◎せっかくなのでダンスについても言及しておきましょう◎
映像で、ダンスを語るな
〜これは“チーム潜水艦”結成直前のお話です〜
ボディワークでk野さんとしのぎを削る中、突如出現したダークホース。
その名はネイバーヤマーダ。
ネイバーは我々が勇者2を繰り出すあまりの腰の低さについてくる人物。
我々のその超低空加減は明らかに潜水艦級です。
周囲の人間がはじめて見たら間違いなく度肝を抜かれるでしょう。
ネイバーはそんな深海航行に迫ってくる、骨のある人物なのだw
そして、ネイバーのTシャツをよく見たらpumaじゃなかった件！！
【ＴＵ４ＭＡ】
なんだそれ！？ はじめて見た…
そのシルエットはパンサーじゃなくて“対馬ヤマネコ”でした―
しかもヤマネコは禁断の玉乗りスタイル☆
人間、気付きで世界ひろがるわ〜
pumaのパクリロゴだけど内容全く違ッッ―
ヤマネコは飼い猫じゃないんだから玉には乗らんだろ―！！
聞いてみると対馬某所shopでしか買えないらしい限定モノ。
やるな、ネイバーヤマーダ！！
これは俺も対決していかねばなりますまいw
って今日はTシャツの話じゃないよ
k野大先輩がタオル忘れた話なんだよ！
k野さんがタオルを忘れてうろたえていた更衣室。
わたしは心中でガッツポーズをとりました（殴
タオルがないことで精神は揺らぎ、勝てる見込みがたつ！！
何を競っているか、それは精神力に他なりません
人として自分を偽らず、毎日を全力ですごしているか。
完全勝利に照準を合わせたとき、とんでもないことがおきました
k野さんはフェイスタオルを取り出したのだ！
そのフェイスタオルはかわいいネコちゃん柄でした―
k野さんにも葛藤はあったでしょう。
こうしてわたしのイニシアティヴ牙城は脆くも崩れ去りました…
むしろこの時点で負けが確定したと言ってもいいでしょう（爆）
“ピンチこそ最大のチャンス”
そんなことをk野さんは教えてくれたのだとおもいます（ｦｲ
それでこそ人生の先輩。
人生の先輩とは、かくも勇気があるのだ―
見習いたいですね！
この日、腹いせに物凄いMONCLER絶品を狩ってしまいましたw
国内に残ってれば取り寄せを依頼。 人事を尽くして天命を待つ
日本ラスト一着きたあああああ― （超実話
おそろしいもので、なぜかこの日はポイント7倍の日w
近年最大のポイントが蓄積されてしまいます。
タイミング揃いすぎて怖いくらいでした笑 天命こわっっ
これで今冬どんな寒さが襲ってこようと勝ったも同然です☆
同時に節約生活が約束されたことも付け加えておきましょう涙
今年、日本人として初の優勝をもたらすレーサーが誕生しました！！
インディカーレーサー 佐藤琢磨。
『誰よりも前へ』
佐藤琢磨 〜インディへの挑戦〜
◎IndyCar Series 北米メジャーレースで優勝◎
時速400km近い最高速度、襲いかかるさまざまなトラブル。
佐藤琢磨のレース哲学は―
“NO ATTACK NO CHANCE”
インディはF1とは違う特別なルール。
F1は各チームが独自のマシンをつくらなければならず、
エンジンも多数のメーカーが供給。
競争が激しいために莫大な資金力が必要になります。
一方で、インディは全チーム統一車体。
エンジンも2つのメーカーからしか選べません。
したがって、車の性能にあまり差がないため、
ドライバーの腕がレース展開を大きく左右するのだ―
佐藤琢磨はF1からインディに転向。 インディは3年前から参戦。
今シーズンはチームを移籍してA.J.フォイトレーシングに所属。
全スタッフは22人、車体は一台しかもたない。
大きなチームに比べると三分の一程度の規模らしい。
オーナーはA.J.フォイト。 アメリカインディの英雄です
そんなオーナーが佐藤琢磨を指名するきっかけが紹介されました！
2012年、インディ500では2位を確実にkeepできた展開の佐藤琢磨。
しかしその最終周回、1位を抜きにかかります。
車はバランスを失いクラッシュ、17位に。
A.J.フォイトは言いました。
「琢磨は激しくHardに闘うドライバーだ。そして絶対にあきらめない。
多くのドライバーが2位とか3位で満足してしまうが琢磨は違う。
最後まであきらめないよ。
最後の一周でも、チャンスがあれば1位を目指してアタックする。
わたしは琢磨のそういうところが気に入ってチームに呼んだ」
着実に結果を重ねることが大事にされることが多い社会ですが、
“舞台”にたてば自ずとその人の全てが明るみになります。
勝負の世界で、勝負にいかないことこそがありえない
結果だけを見れば大失点ですが、その内実を見ている人が必ずいる
濁りのまったくない本質だけがほんものの感動を呼ぶのです
わたしはそれを“ダンス”と呼んでいます
おそろしいことに濁りはどんな人にも見分けがついてしまいます
わたしたちの毎日にはそんな罠が常にしかけられているのです
佐藤琢磨の毎日は“NO ATTACK NO CHANCE”が支えているのでしょう
さぁあなたは毎日をどんな意識で生きますか？？
おもしろいことですが、自分をもつ人はその場で答えられるものです
ない人には答えられないからですw
「その車の性能を如何に引き出すかっていうのはエンジニアとの
共同作業。 その上にメカニックが寸分違わぬ最高のクオリティ
で車を仕上げてくれないと、エンジニアがつくった車の走りに
ならない。 その車をもって今度はドライバーが絶対にミスを
しない最高の走りをして、はじめて速く走れるわけです」
この発言はとても舞台に似ているとおもいました―
ダンサーだけが頑張ったところで最高のstageにはなりません
どんなものも、一人でできないことには全てが必要なのです
これは『宇宙兄弟』で宇宙飛行士を役者に例えられるのと同じ。
観客には見えないものこそが踊りを支えているのです
ところで、なぜF1やインディがあれほど速いのでしょうか？？
その源のひとつはタイヤでした！
タイヤは路面の摩擦で表面が溶けることで強力なグリップ力を得る。
知りませんでしたねw
わたしたちも床を踏むからこそカラダを自由にできます。
床を蹴るからジャンプできる。
佐藤琢磨のフィジカルは物凄いものでした。
片手ずつ超重そうな鉄アレイを持ち、ハンドルに見立てて、
その上でバランスボールに座ってトレーニングしていた―
ちなみに実際のハンドルはカーボン製の特注で超軽量ですw
つまり、実戦ではそれほど重くなるのでしょう…
目を瞠ったのはインタビュー時のTシャツ。
なんだか見覚えがある妙なウサギ！！
ポール･スミスだ―
こんなところで楽しめる自分に驚きましたねw
カタログ見せてもらって“これはない”って言ったTシャツだもん（爆
佐藤琢磨が着たらおそろしくかっこよかった
やはり、衣服は“着る人”でかっこよくなるんですよw
俺じゃダメだわ…
すべてを通して、佐藤琢磨の生きてきたすべての時間が優勝への
力になっているのを感じました。
F1時代で培った本物のチームワーク。
A.J.フォイトレーシングチームを10年ぶりに勝利に導いた歴史的快挙。
勝つためにどれほど真摯に向かったか感じずにはいられません。
祝勝partyでは以前所属していたチームオーナーもかけつけていました！
その発言で今日のblogを締めたいとおもいます
「琢磨はいつもアタックしてた。
ちょっとアタックしすぎだとおもった。
だから、車にステッカーを貼ろうとおもったんだ。
“アタックしすぎはノーチャンス”ってね 笑」
アタックはタイミングが肝心なことを忘れちゃいけません☆
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