| 2013年08月30日(金) |
2013 逆ギレの夏 |
台風迫りくる夜22:00、知らない番号から電話がかかってきました。
いつもなら決して出ることのない電話。
こんな時間に帰宅してることなんてまずないからね。
外は大荒れ。 台風がわたしに電話を取らせたと言えます。
「会いたいけど…」
間違い電話です☆
声に何の心当たりもないんだものねw
生ぬるい声から察するにTeenagerでしょう。
しかし、生ぬるくも切実に“会いたい”って電話でした
どう聞いても初恋の様相です
こちらの確認もせず、自分の名前も名乗らず、まだるっこしい話が展開。
なんてこった
わたしは3万光年遠い目で答えます。
「間違ってるよね？？ 番号は確認したほうがいいよ」
「すみません！すみません！ 間違えました！！」
きっと意を決して電話をかけたはずです
すごくヘコんだだろうね…
間違いなく自らの羞恥心に押し潰されたはずです
電話番号を間違えた自分に押し潰されたはずです
でも、実は俺のほうがヘコんだよ
連絡できない相手
連絡できても返事がこない相手
友だちや知人がどんなにたくさんいても、
好きで会いたいとおもう人なんてそうはいません
わたしの心中が叫んだのはこれでした
ふざけるな！！！ 会いたい人がいるのはこっちのほうだ―
相手に言えること、そのすばらしさに妬みや嫉みが一気に逆上開花
リアル台風の直撃は免れても、謎の初恋台風が直撃してしまったのでした
神さまは残酷ですw
| 2013年08月28日(水) |
「自分の中に毒を持て」 |
『自分の中に毒を持て』 岡本太郎
あなたは“常識人間”捨てられるか
岡本太郎はすごい。 さすがArtに生きた男☆
その言葉は何かをもっている人なら響かないわけがない！
この国の風習では「長いものには巻かれろ」が常識である。
いままでは、謙虚であるということが世渡りの第一歩みたいなものと
考えられてきた。 だがぼくの考え方では、それは非常に傲慢だとは
いえないが、不遜だと思う。 というのは、自分はどのくらいの能力
があり、どのくらいのことをすべき器であるかということを見極めよ
うとしないで、つまり、自分のことが自分でわからないのに、勝手に
自分はダメだと見切り、安全な道をとってしまう。
このように自分を限定してしまい、その程度の人生で諦めてしまえ
ば、これは安全な一生。 だが、自分がいまの自分を否定して、更に
進み、何か別な自分になろうとすることには大変な危険が伴う。
そして、ほとんどの人はこの危険に賭けようとはしない。 それは、
いままでにこの危険に賭けて失敗した人がいたり、また危険に賭けな
い方がいいというムードが日本人全体にあるからだ。 このムードに
従って、みんな自分の分限を心得てしまい、消極的にしか生きていな
い。 ただマメに働いて、質よりも量で自分の働きの価値づけをしよ
うというようなところがある。
まったくそのとおりではないでしょうか…
仮に親の顔色をうかがって就職し、安定を選ぶとしようか。
が、それが青年自身の人生なんだろうか。“俺は生きた！”といえる
人生になるだろうか。 そうじゃないだろう。 親の人生をなぜるだ
けになってしまう。 そんな人生に責任を持てるだろうか。 若者自
身の本当の生きた人生には決してならない。
自分自身の生きるスジはだれにも渡してはならないんだ。 この気
持ちを貫くべきだと思う。
どこにも属していないで、自由に自分の道を選択できる若者だから
こそ決意すべきなんだ。 新しく出発するチャンスなのだから。
夢に賭けても成功しないかもしれない。 そして、そのとき、ああ、
あのとき両親のいうことを聞いておけばよかったと悔やむこともある
かもしれない。
でも、失敗したっていいじゃないか。 不成功を恐れてはいけない。
人間の大部分の人々が成功しないのが普通なんだ。 パーセンテージ
の問題でいえば、その99％以上が成功していないだろう。
しかし、挑戦した上での不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者
とでは天地ほどのへだたりがある。 挑戦した不成功者には、再挑戦
者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリ
てしまったやつには新しい人生などはない。 ただただ成り行きにま
かせてむなしい生涯を送るにちがいないだろう。
それに、人間にとって成功とはいったい何だろう。
結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、
努力したかどうか、ではないだろうか。
人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。
いのちを賭けて運命と対決するのだ。
その時、切実にぶつかるのは己自身だ。
己が最大の味方であり、また敵なのである。
これまでの経験から導き出したことが、がっちり当てはまってしまいました
“自由になるためには条件に挑まなければならない”
ダンスをダンスにするためには自分と向き合わなくてはなりません。
振付が他者から与えられるものならば、
まずはその振付をやれること、そこからしか“自分”を生かせない。
自分ではなく他者にどう見えるかをクリアすること。
あくまでも最初は“どう見えるか”。 これは条件といえます
そこから振付をどう踊りに育てていくかはダンサー次第。
誰かが決める“どう見えるか”その先の挑戦です。
どう見えるかを遵守した上で “どう踊るか” “どう踊りたいか”
内実がともなえば踊りは劇的に変化･成長します
◎自由は変化や成長の中にある◎ 自由は不自由さの中にあるんです！
【らくに生きる人間は何を考えているか】
人間は自分をきつい条件のなかに追い込んだときに、初めて意志の
強弱が出てくる。
この点を実に多くの人がカン違いしている。 たとえば、画家にし
ても才能があるから絵を描いているんだろうとか、情熱があるから行
動できるんだとか人はいうが、そうじゃない。
逆だ。
何かをやろうと決意するから意志もエネルギーもふき出してくる。
何も行動しないでいては意志なんてものありゃしない。
自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。 その一瞬一瞬
に賭けてひたすらやってみる。 それだけでいいんだ。
また、それしかないんだ。
意志を強くする方法なんてありはしない。 そんな余計なことを考
えるより、ほんとうに今やりたいことに、全身全霊をぶつけて集中す
ることだ。
ひたすらそれを貫いてみる。 はたからみれば、あの人は何という
意志の強い人なんだろうということになるんだ。
あっちを見たりこっちを見たりして、まわりに気をつかいながら、
カッコよくイージーに生きようとすると、人生を貫く芯がなくなる。
そうじゃなく、これをやったらだめになるんじゃないかということ、
まったく自信がなくってもいい、なければなおのこと、死にもの狂い
でとにかくぶつかっていけば、情熱や意志がわき起こってくる。
世の中の一般の人は、あの人は意志が強いから、これだけのことを
やったんだと評価するかもしれないが、いまいったように、それは
順番を取り違えているんだ。
繰り返していう。 うまくいくとか、いかないとか、そんなことは
どうでもいいんだ。 結果とは関係ない。 めげるような人は、自分
の運命を真剣に賭けなかったからだ。
自分の運命を賭ければ、必ず意志がわいてくる。 もし、意志がわ
いてこなければ運命に対する真剣味が足りない証拠だ。
あとから思い返せば、
実はこの文章が11/3に行う公演『Choice』の由来に大きく相当しています。
それまでそう“思っていた”ことが文章として目の前に現れたからです！
“何かをやろうと決意するから意志もエネルギーもふき出してくる”
わたしだって自分のカラダに不安要素があります。
でも、それを言ったところでなんにも始まりません。
ネガティヴな台詞はやっぱり自分をそして他人までもネガティヴにします。
わたしに強烈な何かを残した人。
その人はもうダメかもしれないという不安や恐怖がありながら、
“生きようとすること”をやめませんでした
あと何年とか、カラダのこと、聞き出したらきりがない深い絶望。
でもそれを安易に言うことは絶対にしませんでした
何かに立ち向かうことができる、そのことがどれだけのことか
わたしをどれだけ勇気づけてくれたかわかりません
未熟ということをプラスの面に突きあげることが人間的であり、素
晴らしいことだと思わなければならない。
よく世間一般では完成された人間は素晴らしいというが、この世の
中には、完成なんてことは存在しないんだ。 完成なんてことは他人
が勝手にそう思うだけだ。 世の中を支配している“基準”という、
意味のない目安で他人が勝手に判断しているだけだ。
ほんとうに生きるということは、いつも自分は未熟なんだという前
提のもとに平気で生きることだ。 それを忘れちゃいけないと思う。
| 2013年08月23日(金) |
時間と施術とリハビリと |
こうしてまたリハビリの日々が始まりました。
あとから考えればこのときに公演の踊り以外のことをやれたはずでした。
なんでやらなかったんだろう…
って待て待て待て！ よくよく考えたら自分の単独ソロ公演なわけだから、
わたし自身が踊れなくちゃ、なんにも始まらないのが現実！！
動けもしないのに、他のことに頭がまわせるわけがない
やらなかったんじゃなくて、やれなかった
まずは自分自身を踊れるところにもっていくこと。
文章ではポジティヴに読めますが本人は気が気じゃありませんでした。
リハビリに全力投球すればするほど、踊りから離れてしまうからです。
どちらにしても優先順位はリハビリですから仕方ない。
でもダンスは“仕方ない”じゃ済まないんです
焦っていたとおもいます。
本番は決まっているのに踊りに向かえない自分がほとほと情けなかった。
この病院では毎日早朝から長蛇の列が展開されます。
わたしは毎朝7:45に自宅を出発しました。
ところがこの時間の出発では待合室の椅子に座ることはできません。
いつだって待合室の全ての椅子は完全に埋まっているからです。
わたしはいつだって常に補助椅子でしたw
病院が開店した直後に最初の一人になるにはいつ並べばいいのか…
まったく見当もつきません。
しかしわたしには2年前から知っている大先輩たちがいます。
みんなこの病院に定期的に通う大先輩たち。
人生の大先輩でもある辻さんに訊ねてみました。
「一番早く並んでる人って一体いつから並んでるんですかね？」
「真夜中の3時とかに並ぶ人もいるぞ」
わたしはかるく冗談だとおもっていましたがマジで本当でした―
実際に辻さんがやったことあるらしいし、他の先輩もそう言ってた。
これが嘘だったら手が込みすぎていますw
何で真夜中の3時に並んでるんですか？！ 意味わからん
そんな病院です笑
早く終わらせようとする行き過ぎた患者たちが毎朝ひしめきあうのだ。
実際、38番とかだったとしてもわたしが呼ばれるのは10時以降です。
担当マッキーはそれほど勤勉な患者をかかえているという事実。
もちろん施術技術によるところが大きいのでしょう。
ある日、わたしが施術中におばあさんがやってきてマッキーに尋ねます。
「何時くらいになる？」
マッキーの返事はおそろしいものでした
「今からだと2時ですね」
それ、そんなにさらっと言っちゃっていいの―？？
軽く頭が真っ白になりました。 だって今は10時です！！
おばあさんが呼ばれるのは2時… 2時？！？！
何で4時間後なんですか！？ 意味わからん
おばあさん「じゃあ今日は帰ろうかね」 マッキー「すみません。。」
そんな病院です笑
| 2013年08月21日(水) |
悲劇は続くよ どこまでも |
朝おきたら歩けませんでした 歩けなくなっていた…
右足かかとにおぞましい激痛が走りました
何？？ 何かしでかしたっけ！？ 激痛、激痛が止まらない！！
思い当たるふしがな…いや、踊りすぎだろ―
踊ったときに自分でも気がつかないうちに叩きつけていたとかッ！？
まったくそんな記憶はない
右かかとを地面に降ろせない謎の症状。。
なんでこげんとこに痛みがあるんですか？ 意味わからん―
ついに出た“意味わからん” 最悪です、これは最悪の事態です
折しも11/3に単独ソロ公演が決まり、明日から内容と踊りをつめていく、
そう考えた翌朝の出来事… 信じられませんでした
右かかとを地面につけずに2日ほどすごすわけですが激痛は引かず。。
もう病院に行くしかない
2年くらい前に卒業した某超有名病院に行ってみることにしました。
【数日に渡る話ですが都合上いっぺんにいきます】
わたしが過去かかっていた久●病院は午前11時で診察受付は終了します。
そんな基本的なことすっかり忘れてて初日は間に合いませんでした（無駄
翌日、あらためてDr.原先生に診察を押し通します。
わたしは“骨が折れていてもおかしくない”そう思っていました。
まともに歩けないんだものね
両足レントゲン画像を見比べてみると折れていないことが判明。 あれっ
すぐに上半身のレントゲン画像に差し替えてDr.が言いました。
「あ〜 ゆるゆるだなこりゃ、やわらかすぎる」
合図をすると、助手が別のレントゲン写真をもってきました。
「この写真は日本で最高のピッチャーだった選手のものだ。
150キロ以上の速球を投げて痛みを訴えてたのが右ね。
で、左がトレーニング後の右肩の位置。
わかる？ 位置の違い。 これで痛みがなくなって、
日本でやることもなくなって、大リーグ行きました」
わたしも肩をイイ位置にトレーニングして状態を整えろということか。
大リーグとわたしは関係ないんですけどね―
Dr.なりにわたしをアスリートの端くれだと認めてくれてるんでしょう。
その後、Dr.原先生の筋力の見立てがおこなわれました。
この見立ては厳しく鍛えてきたアスリートほど嫌な気分にさせられます。
「ほーら、力が入らない」
「弱ッ」
この台詞はまるでT先生と同じ性質ですw
やれと言われたことが嘘みたいに力が入らない。
しまいにはこんなことまで言いやがりました。
「そんなんじゃ俺が踊ったほうがいいよ 俺でも踊れる
そんなんじゃ誰も感動しないね」
あぶなくぶん殴るところでしたw
人前で踊る意味を、恐怖を、なんにもわかってないだろ！！！
しかし実のところ偉大な医師であることが事実です。
あの事故からこの院長のおかげで踊れるまでにもってこれたんだから。
◎見かけは喧嘩売ってるようでも、感謝すべき見立てです◎
ちくしょー 信じるしかない
こうしてわたしの上半身に再リハビリが課せられました。
「右上半身のリハビリやり直し。
前に戻したはずのものが全然動かなくなってる」
わたしが直面してるのは右かかとの激痛なんですけど―？
「そんなものは上半身を整えればなおる」
えええええッッッ？！ か、かかとは…？？？
こんなのは初めてです。。 ほんとうに踵のことは言われませんでした
すべては上半身のバランスのわるさから来ているとのことでした
わたしにはまったく信じられませんでした
以前よりも“よくなっている”と信じていたからです
左右のバランスも、事故後は細心の注意を払って取り組んできたのです
取り組んでわるくなっているだなんて、絶対に信じたくなかった
言い渡されたのは倒立練習をはじめとする数種類事項の禁止。
腕を直上にもっていってはならない。
実はそれまでk野さんとわたしは倒立をこれでもかと練習していました。
すべては自分の可能性に挑戦するためです。
倒立はかなり安定してきていた、そうおもっていたんです！
ピンポイントであっさりドクターストップ… わたしはおもいました。
これで今年k野さんに勝てる目はなくなった
既にライバルk野さんはほとんど自立倒立できるようになっています。
自分自身にムシャクシャしました。 負けたくないんです
こ、このままでは、次にk野さんの倒立を見たら倒しにいきかねない。
自制、自制です。 自制とともに、わたしは誓いました
かならず倒立練習できるようになって戻ってみせる
今回の担当PTはマッキーに。 マッキーがお休みのときは新ちゃんですw
二人とも2年前とは打って変わっておそろしく成長していました。
トップアスリートがやってくる病院ですからその経験値は物凄い。
完全にこの身を委ねられる二人です☆
この時、わたしはこう思っていました
歩けなくなるのが公演直前でなくてよかった
遅れをとるとしても絶対になんとかできるはずだ
むしろ、見てもらったことでわるいところが明るみになった
次の診察まで約ひと月 それまでやれることをしよう
本番までに、ベストが尽くせるカラダにする
今というときは最大のチャンスだ
| 2013年08月20日(火) |
省エネから惨劇へ 〜進化する悲劇〜 |
全裸になった瞬間に男子更衣室が全消灯、真っ暗にされた先週。
あの悲劇の省エネから一週間。 同じ空間で更なる惨劇が襲います…
その前に、k野さんと更衣室の話で盛り上がった話をいくつかしましょう。
“B studioでクラスが満員のときは男子更衣室を破壊して人数を増やす”
“さすがに破壊は無理なので更衣室にアナウンスを流して出島studio案”
男子更衣室は治外法権ですから使い方はわたしたち次第ですw
そんな更衣室は受付から一直線の場所にあります。
よって、そのドアがもし全開されてしまったら着替えは丸見えです！！
そんな中でもリスクを臆せず全裸になれるのが真の男気というものですw
簡単に文章化されてますが、ドアが内カーテンと共に勢いよく開けられて
しまったら、本当に着替えはリアル丸見えですからね！？
そんなわたしは以前k野さんにこんな話をしてました。
「全裸見られたりしたのが運命の人だったら凄くないですか？」
まったくつまらない話ですw
さて、今日も“ひとり男子”でクラスを乗り切りました。
わたしは非常にだらけた体でグダグダ更衣室へ。
◎Knockin'on Heaven's door◎
コンコン… ノックが更衣室に響きました。 ガラガラ…「入りま〜す」
とってもかわいい女の子の声ですね
ってちょっと待てえええええええええ すべては一瞬の出来事です
何故かまたもやリアル全裸タイミング
本気で全裸だったんです。。 っていうかなんで入ってくるの？！
思い出すと笑えてきますが、わたしが叫んだのはこれでした
「無理無理無理無理無理！！！」
咄嗟の台詞って意味わかんねーw まぁそれほど度肝抜かれたわけです
状況が状況ですから、返ってくるのも叫び声です
「きゃあーーー！！！ すいませんすいませんすいません！！
わたし最低ですよね―！？」
わたしはそのとおりだとおもいました
とりあえず最低の前に男子更衣室から出てってもらえますか
今回はクラス間の更衣室清掃業務による悲劇でした
あっさりただで全裸見られてしまうとは… なんてこった
何のボランティアになるんでしょうか。。 教育？？
この場合、わたしは訴えることは可能でしょうかw
だって逆だったら、女子だったら訴えるよね？！
お嫁にいけなくなるレベルだからね―
責任とってもらってもいいよね？？
女子ができるなら男子にだってできるはずだ。 男女平等！！
今から思い返すといろんなことがわかるもんです。
フツーだったら “「入りま〜す」 ガラガラ…” でしょう。
前に戻ってみてください。 驚愕の事実が明らかになりますw
先に開けてるだろ お前は―！！ なんてこった
更に言うなら先週とまったくの同一人物ってのが痛い。。
またもわたしは“最初から居ないもの”だとされていたのでした―
挙句の果てに全裸まで見られてしまうなんて本当にかわいそう
ある意味、更衣室におけるサイコーの悲劇を満喫してしまいました
“全裸見られて運命の人”だなんてのはファンタジーですw
全裸イベントなんてのはない。 ただの事故なんです（爆
こうしてまた一つ 世界の真実を知ってしまったのでした
つづく
このビルのエレベーターは速い。 すべてが速い
これまで何度 点滅を見てからのダッシュで間に合わなかったことか…
閉まる扉に脚をねじ込んで、扉が開かない件も経験。
美人にはなぜか扉が開く件さえもリアル目撃してきました。
誰か操作してるんじゃないの―！？
今現在も疑惑が絶えません。。（※すべて超実話）
このエレベーターには人の好みがありそうなんですよね…
これまでの経験から、わたしは完全に嫌われている事実w
そんなエレベーターに今日も乗ります！
今日もあからさまに点滅してました…
罠だろ
わたしたち日本人は急ぐことに慣れすぎていますw
間に合うものなら― どうしても急ぎたくなってしまうのです！！
このエレベーターとの因縁が更にわたしの脚を加速させる
今日は正拳をギリギリでぶち込みました
エレベーターの中にはサラリーマンが乗ってたね。
操作盤の前にいる姿をこの目で見たんですw
しかし開きません！！ なんで―？？？
拳がエレベーターに挟まれても扉が開かない件。
まあ脚が挟まれたときも開かなかったんだから想像に難しくありませんw
だけど今回は、無人の前回とは状況が大きく異なります。
中に人がいるんですよ！？
操作盤の前にサラリーマンいるんですよ―
挟まれている痛みでわたしは多少叫んだかと思います
ようやく扉は開きました たすかった…
しかしそこで度肝を抜くまさかの展開が待っていました
扉があっさり閉まってエレベーターは上昇！！！
そ、そんなバカな...？！ わたしは信じられませんでした
あれだけ間に合おうと手を伸ばしたのにひとり置いてけぼりに。。
中のサラリーマンに、わたしは切り捨てられたんです
それおかしいだろ―
まさか気付かなかったわけないよね！？
不慮の事故で「大丈夫ですか？」の一言もないだなんて…ウソだ
いつ言うの？？ 今でしょ！！
日本っていつからこんな社会になっちゃったの？？ 信じられない
人を気遣う心はどこへいってしまったんでしょうか
おもてなしの心はどこへいってしまったんでしょうか
“おもてなし”の反対は“うらあり”
わたしはあのサラリーマンを決して許せないでしょう。
今度会ったら正拳をぶち込んでやりたいとおもいます！
心が折れてる大人の姿は醜かった 苦痛でした
誰もが“出来ない”から練習しているんです
その人はあきらかに出来ないことを“やらされている”様相だった
カラダ全身からネガティヴオーラが噴き出しています。
こんなに見苦しいのは久しぶりに見ました。
最初から出来ないのを“面白くない”としている体でした
あれほどまで禍々しい姿になるなんてどういうことでしょうか
クラスがどういったものか想像とまったく違ったとかかな？
今にも爆発しそうな感じからすると想像すらできてなさそうです…
どちらにしても態度が浅はかすぎる
周囲の空間は激変しました 陽のすべてを打ち消す異様さが現出
おそらく“誰が見てもわかる”レベルです
わたしはおもいました…
これは“ダンス”です
誰からもわかる、それはカラダの力だ
素晴らしいダンスにも、見たくない対極がある。
言葉にする以前、言葉にしなくても“わかる”
それはおそろしい力です 舞台上ではすべてが“ばれる”
その人の真実が見えてしまいます
全部一から教えてもらえるとおもっていたんでしょうか
多人数のクラスでは先生が一人にかかりきりになることはありません
そもそも一人一人が自分に出来ることをやるだけです
自分のためだけにやれるクラスならば、実は人と干渉しなくたっていい
ただ、一人でやらないというのは世界を大きく拡げてくれます
みんなそれぞれ理由があって同じ場所にいるからです
クラスは出来ることを発表する場なんかじゃあない
自分と、世界と、向き合う場所です
よほどつらい目にあった日だったのかもしれません
よほど大切に扱ってほしかったのかもしれません
もう二度と会うことはないでしょう
今日もひとりコソ練終了。
疲れ果てひとり更衣室へ。 するととんでもないことが起きました
着替えている最中にピンポイントで灯りが全消灯！！！
それは、わたしが全裸になった瞬間の惨事でした…（超実話
何も見えないぞ―
真っ暗で着替えもわからない探せない！！
わたしは叫びました
「わあーーーーー！！！」
遠くから受付嬢の声が聞こえてきます
「すいませんすいませんすいません！！」
事故とはいえ、わたしからすれば嫌がらせ以外のなにものでもないw
なんたって更衣室のスイッチはSTAFFにしか扱えないのだ。。
“もういないものだ”とされて省エネ消灯したんでしょう！
でもわたしは居た そこに居たんです
わたしの存在が、その日常が、どんな感じかよくわかっていただけますねw
この日から始まる惨劇の日々。。
このときのわたしは知る由もありませんでした―
つづく
| 2013年08月13日(火) |
ウルトラマン アートスタジオ |
セブンで晒した無様な借りを返すときがこんなに早く来ようとは―
さすがは夏休みド真ん中！！
◎円谷プロ50周年記念◎
『ウルトラマン アートスタジオ』
特撮とアートのコラボレーション
対するべきは“ウルトラヒーロー握手会＆撮影会”。
話題のニューヒーロー“ウルトラマンギンガ”も登場！
まあわたしは平成ウルトラは『ネクサス』しか見てませんw
そういうわけで新しい人には鋭く興味が足りません…
興味があるとすればむしろ過去！！
前回はセブン展でしたからセブンしか現れませんでした。
しかし今回は計6人のウルトラ戦士が入れ替わりで地球にやってきます。
さすがは夏休みド真ん中！！
まあ地球に長期滞在中とはおもうんですけどね
実のところウルトラマンに特別な思い入れがあるわけではありません。
どちらかというと度を超したウルトラ好きな親友の影響が90％強ですw
そんな中で今回、わたしは12日のタロウに目標を定めました。
頭にツノがあるあの人です！ ウルトラの父と母をもつあの人だ☆
あ〜考えただけでもドキドキしてきますw まったく恋じゃないのにね！
整理券の配布が終了していた
ギリギリに行ったばっかりに、整理券残ってなかった―
withタロウ撮影は失敗です。。 ﾁｰﾝ
夏休みなめてました
通りすがりのタロウを激写したら凄くいい写真が撮れました ちくしょー
やっぱり頭のツノだかトサカだかが物凄いインパクトw
こうしてまた復讐しなくちゃいけなくなる人が増えてしまうのでした。。
かるくウルトラ戦死です
そういうわけで日を改めた今日は初代ウルトラマンが来る日。
撮影第一志望は叶いませんでしたから次は第二志望です。
同じあやまちを繰り返せばもれなく第三死亡となります。
今度こそ生きてウルトラマンと一緒に写真を撮るんだ！！（爆
会場に来てくれたウルトラ戦士には一日に４回の出勤時間があります。
わたしは並びました。
セブンのときは自分自身に負けてしまうという痛恨の極みを味わいました。
大の大人が子どもたちの中に並ぶというのは想像以上の勇気が要ります。
写真撮影するだけなのに、です！！
人間、どこから恐怖心がおとずれるのか わからないものですよね…
なぜなら写真撮影自体が怖いわけじゃない。
そうです、恐怖は自分の内からやってくるのだ
そう、実は… ただ並んでるわけじゃない。
ウルトラマンと写メるということは自分と闘うことに他なりませんw
ある意味でわたしは自らの精神を鍛えるために並んでいると言えます！！
大人が誰からの応援もなしにヒーロー撮影会にたった一人で並ぶ勇気
おおよそバカにする人もいるでしょう。
家族や友人があればなんの勇気も必要ないですからw
そして本気のウルトラファンからすればとんでもなく失礼でしょう。
それでもわたしには勇気が必要です 自分の勇気を試したいんです
わたしは並びました 自分の尊厳をかけて荘厳に並びました
しかし撮影エリアに近づいていけばいくほど心臓がバクバクです！
一体なんの焦りでしょうか？ この胸の高鳴りは何？？
自分の気持ちに目を向ければ向けるほど混沌でしたw
怖さや気恥ずかしさ、そしてやはりあったのはウルトラマンへの憧れ。
ウルトラマン、その存在を知らなければただの怪しい全身スーツの人（爆）
でもやっぱりわたしにとっても正義のヒーローだったのです。
現れたときの会場中から湧き上がる大歓声… ウルトラマンはすごい
人って不思議ですよね
わたしたちは完全にウルトラマンをヒーローだと認識しているのです
中に入っている人の性格などはまるで関係ないのだw
これはかなり偶像崇拝に近い件！！
人は外見なんです（殴
あ、話が逸れそうなのでこれ以上はいかないようにしますねw
そもそもウルトラマンは人じゃないですから☆
こうしてウルトラマンとの撮影は滞りなく大成功してしまいました！！
たいていは司会進行のお姉さんが会場を取り仕切る格好ですよね？
ミッキーたちは喋れてもウルトラマンは寡黙な戦士ですから！
ところが今回のお姉さんは意外にも盛り上げる力を使いませんでした。
わたしたちに恥ずかしいマインドコントロールを施さなかったのだw
かわいすぎる妙な掛け声「シューワッチ☆」とかがなければ楽勝です☆
後日その写メを人に見せると一様にこんなことを言われました。
「なんかタイスケくんにウルトラマンが会いに来てくれた感じね」
ウルトラマンとの撮影を堂々と乗り切ったわたしです。
その達成感から清々しさまで感じてしまったくらいです（超実話）
そんな写真のわたしは、たしかになんだか妙に芸能人っぽかったw
ウルトラマンがわたしに会いに来るのもわかる気がしました（ｦｲ
祝オマケ人生☆ 子どものときは恥ずかしくて絶対に出来なかったこと
見方を変えれば恥ずかしさなんてのは一時の気の迷いです！
どこかでヒーローに会ったら是非ためしてみてくださいw
きっと自分の勇気のなさを“バカバカしい”と変換してしまうはずです！
これが“大人”なんです笑
楽しむことよりもまわりからどう見られるかを気にするからでしょう。
大人が本気で楽しもうとしたらまずは自分とたたかわなくちゃいけません。
そしてその勇気は簡単に他人からバカにされてしまうものです☆
◎今こそ本物の勇気の所在をたしかめるとき◎
その帰り、わたしはウルトラショップでお土産を買いました。
購入したのは台本をあしらった自由張w
もうその表紙タイトル見ただけでたまりません！！
【涙にさよなら】
いいね〜！
【人間狩り】
いいねぇ〜！！
かっ、買わずにはいられないw
| 2013年08月12日(月) |
森はすでに黒く、空は未だに青し |
『スワン家の方へ�機戞 ．廛襦璽好�
失われた時を求めて1 第一篇
もう全然文章まとめる時間が足りませんw あまりにも文章が凄すぎて―
しかし、だからこそ得るものは大きかった☆
本を読んでいるあいだ中、内部から外部へ、真理への発見へ、
と不断の運動を行っているこの中心的な信頼につづいて、
次にくるのは、自分もそこに参加している筋の運びが与える感動だった。
というのも、このような読書の午後は、
しばしば人の一生より多くの劇的な事件に満ちていたからだ。
それは読んでいる本のなかにあらわれる事件だった。
なるほどその事件にかかわる人びとは、フランソワーズの言うように、
「本物」の人間ではなかった。
しかし、本物の人間の喜びや不幸が味わわせる感情も、
そうした喜びないしは不幸のイメージを通してでなければ、
私たちの心のなかに形成されることはない。
最初に小説を書いた人の巧妙なところは、人間の情動の装置において
イメージが唯一の本質的な要素である以上、本物の人物を
きれいさっぱり消し去ってしまうという単純化こそが
決定的な完成となることを理解していた点にある。
一人の現実の人間は、どんなに私たちがその人と共感しようとも、
その多くの部分は感覚で知覚したものであり、つまりこちらには
不透明なままで、私たちの感受性には持ち上げることの
できないようなお荷物になっている。
不幸がこの人を襲ったとしても、そのことで私たちが心を動かし
得るのは、彼について持っている全体的な概念のほんの小部分に
おいてにすぎない。 そればかりか、彼自身も自分の不幸を悲しみ
得るのは、自分にかんする全体的な概念のほんの小さな部分に
おいてにすぎないだろう。
小説家の発見は、魂のはいりこみ得ないこのような部分を、
同じくらいの量の非物質的部分、つまり私たちの魂が同化し得るものに
置きかえてしまおうと考えついたことだった。
こうなれば、この新たな種類の架空の人間たちによる行動や心の動きが
真実のように思われようと、なんらかまうことはない。
私たちはその行動や心の動きを自分のものにしてしまったのだし、
また私たちが熱っぽく本のページをめくっているときも、作中人物の
行動や気持が作り出されるのは私たちの内心においてであり、それに
操られて私たちは思わず息をはずませ、目を輝かせているのだから。
そして、純粋に内的な状態では、どんな感動もかならず十倍に
拡大されるものだし、小説はまるで夢のように、それも睡眠中に見る
夢よりもはっきりしている夢、その思い出が長つづきする夢、とでも
いったような形で、私たちの心をかき乱すので、こういった状態に
ひとたび小説家によって投げこまれると、そのときたちまち
私たちの心には、せいぜい一時間かそこらのうちにありとあらゆる
可能な幸福、可能な不幸が解き放たれる。
これが実人生だったら、幾年もかけてその幸福や不幸のいくつかの
ものをやっと知るくらいであろうし、その最も強烈ないくつかは、
それがゆっくりと起こるために知覚できず、その結果私たちには
どうしても知り得ないものになっただろう
わたしは唸りました―
読書のひとつの答えを知ってしまったからです 小説ってすごい
じゃあダンスは？？ ダンスはカラダです
ダンスは小説とは違う。
圧倒的リアルに他なりません
小説が夢なら、ダンスは現実なのではないでしょうか
人間の情動の装置においてイメージを唯一の本質的な要素というなら、
人間の情動装置の出所はリアルのはずだ
“ダンス それは自由、喜び、そして真実” 研さんの言ったとおりです
だとしたらダンスはイメージじゃない
感動を10倍にしなくたっていい、等身大でいいんです！！
感受性で持ち上げることのできないお荷物こそが最大の武器
不透明さのカケラもない、イメージよりも以前の“リアル”です
まったく“部分”なんかで立ち向かっていません すべてです
ときにはベルゴットの書いた一ページが、眠れない夜によく祖母や
母に書いた私の手紙の冒頭に引用する銘句集のように見えた。
後になって私が一冊の本を書きはじめたときでさえ、自分が書いた
ある種の文章の質だけではその本を書きつづける決心がつかない場合
に、私はそれと同じ価値のものをベルゴットの作品に見つけだす
ことがあった。 しかしその文章を楽しんで味わうことができたのは、
そのとき、つまり彼の作品のなかでそれを読んだときにすぎない。
自分で書いたときには、頭で気づいたことを正確に反映させること
ばかりに気を取られて、「そっくりそのまま」でなくなるのを
怖れているうちに、自分の書いたものがはたして快い文章なのか
どうかも、すっかり疑わしくなってしまうのだった！
しかし実のところ、私が本当に好きだったのは、そのとき書いた類い
の文章、そのとき表現しようとした類いの観念でしかなかったのだ。
私の行った不安な努力、われながら不満な努力は、
それ自体が愛情のしるしだった。
楽しみのない愛情、しかし深い愛情のしるしだった。
だからこのような文章を他人の作品のなかに突然見出すと、
つまりなんの懸念もきびしい批判も抱かず、頭を痛める必要もなしに
それを読むと、私は、ちょうど料理人が料理をしなくてもよいときに
はじめて料理を楽しむ余裕を持つように、ようやくこのような文章に
対する自分の好みに身を委ねて、またとない喜びを覚えるのであった。
この一節にはおそれいりました…
わたし自身が、自分で踊りに向かうときと他人の踊りを見るとき。
そっくりそのまま当てはまる気がしたからです。
自分が踊りに向かうとき、
カラダが気づいたことを正確に反映させようと集中している最中、
“頭で考えること”が働きだすと、簡単にダンスを見失ってしまいます！
カッコよく踊ろうとしたり、踊りを見せようとした瞬間、偽りがうまれて
「そっくりそのまま」でなくなってしまうのです
自分自身を疑ったその瞬間、自分の踊りがわからなくなってしまいます！
実のところ、その為してしまった不器用さ そして葛藤
それ自体がダンスへの愛情のしるしだとおもえるのです
もしそれを他人の作品のなかに見出してしまったらもうそれだけで
こんな本は初めてです。
ここまで心象を文章にしてしまえるものか、ほんとうに衝撃でした
わたしは言葉に出来ないから踊っている、そうおもっていました
でも、言葉に出来る人がいたんです！！
プルーストの文章は読みづらくて難解なように見えますが、
誠実さにあふれています
わたしはその文章に“ダンス”を感じました
わたしが不満な不器用さで自分自身を踊るように
「そっくりそのまま」で向かい合っていこうとする意志を感じるからです
| 2013年08月11日(日) |
「スワン家の方へ�機� |
8/4に読み終えた本のことすっかり忘れてました！！
その前に読んだ本から8/4まで読破時間がかかっているわけですが…
たぶん読み始めは5月から。。 イギリス挿んでるけど
電車移動してるときしか読んでない上に圧し掛かる難解さ（苦悶）
そしてその厚さは壇蜜本とはまったく比較になりませんw
『スワン家の方へ�機戞 ．廛襦璽好�
失われた時を求めて1 第一篇
マルセル･プルースト：フランスの作家。
若い頃から社交界に出入りする一方で、文学を天職と見なして
自分の描くべき主題を模索。
いくつかの秀作やラスキンの翻訳などを発表した後に、自伝的な小説という
形で自分自身の探究を作品化する独自の方法に到達。
その生涯のすべてを注ぎ込んだ大作『失われた時を求めて』により、
20世紀の文学に世界的な規模で深い影響を与えた。
わたしが購入したのは集英社ヘリテージシリーズというもので、
こんな分厚い文庫本が全篇で13冊もあるのだ！！
さすがは生涯のすべてを注ぎ込んだ大作。。
わたしは書店で身震いしました…
これを読んだら後に引けなくなるんじゃないのかな―
とりあえず開いてみるとおそるべき事実がわかりました。
わたしが購入しようとしている第一篇は【第5刷】だったのですが、
その後すべての続編は【第1刷】でした…
かなり絶望的だといえます
続編 誰も買ってないのかよ― げえええええッ！？ マジで？？
それでも『スワン家の方へ』を読もうとしてここに来ています。
わたしは自分を裏切れない
読み終えられる自分を信じよう
本を開いて驚いたのは、訳者まえがきです。
プルーストの紹介はもとより、こんなことまで記してありました！！
「本巻の読者は、これから長い旅にも似た物語のなかにはいって
ゆかれるわけだが、訳者としては、何はともあれ最終巻まで
つきあってくださることを希望している」
なんとも切実な願いのあとにはこうまで記してあります。
「とくに第三、四篇には、ときおりやや冗長な描写も
出てくるだろうと思われるが、
そのような部分は多少とばし読みをしてもかまわない」
わたしはかつてそんなこと書いてある本を読んだことがありませんw
“多少とばし読み”ですよ！？
これは期待できる！！ どうやら確実な新世界のようです
ほんとうに新世界でした―
過去、こんな文章を目にしたことがない
『失われた時を求めて』は記憶がひとつの強大な要素。
わたしにはぐちゃぐちゃになった記憶と失ってしまった記憶があります。
そういう意味でわたしはこの本を読む理由があったのだとおもいます。
先に言っておきますが、差込数はかなりのものになりました…
私たちをとりまいている事物の不動性は、ひょっとすると、
その事物がそれであって他のものでないという信念、
つまりそれらを前にしたときの私たちの思考の不動性によって、
事物におしつけられているのかもしれない。
ともあれ、こうして私が目ざめるとき、精神は私のいる場所を
知ろうともがくのだが、なかなかうまくゆかず、周囲ではすべてが、
物、土地、歳月が、闇のなかをぐるぐるまわっているのだった。
私の身体はしびれて身動きもできないが、疲れの型によって手足の
位置を見定め、そこから壁の方角と家具の置かれた場所を推測し、
今いるところをふたたび作り直して、それがどこの家かを明らかに
しようとする。 身体の記憶、脇腹、膝、肩の記憶は、かつて
その身体が眠ったことのある数々の部屋を次から次へと描き出し、
一方そのあいだにまわりでは目に見えない壁が、想像の部屋の形に
従って場所を変えつつ、闇のなかを旋回している。
そうして、思考が時間と形態の閾ぎわでためらいながら、まわりの
様子をかき集めて自分の居場所をたしかめる前に、
こちら―身体―は、一つひとつの部屋のベッドの種類、ドアの位置、
窓の採光、廊下のあるなしなどを、わたしがその部屋で眠るときに
考え、目ざめたときにふたたび見出した想念とともに、
もう思い出しているのだった。
始まって34ページで既にこんな感じです（爆）
もんの凄い文章ですよね？？ しかし、読みながらわたしはおもいました
この文章はかなりダンスに近い
思考よりもカラダに集中するともれなくこんな感じなのです
不思議です。 もちろんこんな文章が浮かんでくるわけじゃありません
“こんな感じ”なんです
わたしたちが“自分”を自覚する、思い出すのには環境がそうさせる。
すごく複雑で長い文章ですがおそろしく興味深い一節でした！！
―またそこでは思考が性格に部屋の形そのものになって、この巨大な
漏斗のてっぺんまで満たすべく、何時間ものあいだばらばらになったり、
のび上がったりしながら、数々の眠れないきびしい夜に堪えてきたので
あり、一方そのあいだに私はベッドに横になり、目を上げ、
耳をそばだて、鼻孔をこわばらせ、胸をどきどきさせているのだが、
いつかこの部屋に慣れるにつれて、主観がカーテンの色を変え、
柱時計を黙らせ、斜めにおかれた残酷な姿見にも憐憫の気持を教え、
防虫剤の臭いを完全に追放しないまでもそれを気にならなくさせ、
そして天井を著しく低く見せるようになるのだった。 習慣！
この巧妙な、だがひどくのろまな調整者は、最初は何週間も私たちの
精神を、一時的な仮の調度のなかで苦しめる。
しかしなにはともあれ精神は、この習慣を見出せば大喜びなのだ。
それというのも精神は、もしも習慣がなくなって、自分の持っている
手段だけに頼るようになると、一つの部屋を
私たちの住めるようなものにすることもできないであろうから。
なるほど、今はもう私もはっきり目ざめていた。
習慣が自分を取り戻させる、昨日の自分とつなぐのかもしれません
昨日と今日の自分が違うというなら記憶を蓄積しなくたっていいよね―
記憶、記憶ってなんなんでしょうか？？
記憶は足枷にもなるし、
記憶があるからこそ自分は自分でいられるともいえます。
では、記憶がなくなったら自分は自分でなくなるのでしょうか―
私はケルト人の信仰を、きわめて理にかなったものだと思うが、
それによれば、死によって奪い去られた者の魂は何か人間以下の存在、
たとえば動物や、植物や、または無生物のなかにとらえられている。
なるほどその魂は、私たちがたまたまその木のそばを通りかかり、
これを封じ込めているものを手に入れる日まで、
多くの人にとってけっして訪れることのないこの日までは、
私たちにとって失われたままだ。
しかしその日になると、死者たちの魂は喜びに震えて私たちを呼び求め
こちらがそれを彼らだと認めるやいなや、たちまち呪いは破れる。
私たちが解放した魂は死に打ち克って、
ふたたび帰ってきて私たちといっしょに生きるのである。
私たちの過去についても同様だ。
過去を思い出そうとつとめるのは無駄骨であり、
知性のいっさいの努力は空しい。
過去は知性の領域外の、知性の手の届かないところで、たとえば予想も
しなかった品物のなかに（この品物の与える感覚のなかに）潜んでいる。
私たちが生きているうちにこの品物に出会うか出会わないか、
それは偶然によるのである。
これはあらゆる人に通ずるものなのではないでしょうか―
強烈な思い出は憶えているとしても、強烈でないものは思い出せない。
でも、ふとした瞬間や、何かのふしに思い出すときがないですか？？
不思議、不思議ですよね？！
これはダンスにも当てはまる気がします。
ダンスは知性の領域外の、知性の手の届かないところで、
予想もしないカラダの神秘のなかに潜んでいるのではないでしょうか
だとすれば、わたしたちはカラダに出会うか出会わないか
もしかしたらそれは真の意味では偶然によるものかもしれません
しかしここで考えます。
何よりもお客さんが、相手があることです。
ダンサーとはそれを偶然にしない努力をしているのではないでしょうか
思い出すことよりも、いつもあたらしい自分を探しに行っている
偶然が“見つかる”のではなく偶然を“見つけられる”ように、
たとえそれがどんなに無駄骨だとしても、見つけようとし続けている
そんな気がするのです
実は8/6の出来事ですが、話題が重なったので新規しましたw
わたしは急ぎに急いでいた。
三越到着。
今日も時間がない！ 尋ねて済ます☆
「贈り物でメロンとか売ってるところを教えてください！」
受付嬢が答えます。
「贈り物の“メロン”でございますね？」
な！？ なんか、なんか強調して繰り返されたら… 痛い！！
それに“贈り物にメロン”どうしてもありがちなドラマの１シーン！！
繰り返される台詞がこんなに痛いシチュエーションがあろうとは―
この世はなんと素晴らしいんでしょうか なんてこった
ものすごく足もとを見られた気がしてしまいましたw
ちくしょー それでも、それでも俺はメロンを買わねばならんのだ！！
父から仰せつかった重大なおつかいなのだ！！
そしてなによりもこれは気持ちの問題だ
気持ちを伝える贈り物なのだから
しかし、フルーツ店にいくとわたしは迷ってしまいます…
メロンひとつでは見栄えが、見栄えが足らんッッ！！
店頭には見栄えあるお得なケース詰めセットがずらりと並んでいた―
そのお得さを振り払い、わたしはメロンだけを指差します
メロン、メロンだけにすべてを託す、そんな気持ちでした！！
個人的なことを申しますと。
◎我人生でかつてこんな高価なメロンを買ったことは一度もありません◎
ど、どんな味なんだろう…
その甘さ度数は極めて上位です
こんなメロンは、もう二度と自分が買いにくることはなかろう
いつか、いつか自分も食べてみたいなあ。。
魔が差して手に取ってみたばっかりに面白さdiscovery―
『エロスのお作法』 壇蜜
殿方はとても“かわいい生き物”です。
はっきり言って凄いのは その観察眼。 マジで研究してきたのでしょう
特にファンでもなんでもないし、動いてる壇蜜もみたことありませんw
しかし、購入にいたるには最初の1ページで充分でした（爆）
◎服は「いずれ脱ぐもの」と心得ております◎
基本的に殿方は女性の服装にはさして関心を持ちません。
一目惚れなさったとしても、その女性がどんな服装であったかは
記憶に残っていないのではないでしょうか…。
むむむ… 唸りましたねw
◎殿方が求めるのは「ラメ」より「ふくらみ」です◎
パッと見、ラメ入りのドレスのほうがきらびやかで目立ちます。
しかし、あえてそれは選ばず、ハイネックなどのぴったりと
体に張り付くタイプを選ぶことが大切なのです。
殿方はラメには気づかなくても、乳首が浮き出る可能性のある服や、
胸のふくらみがはっきりとわかる服には確実に反応するということが
わかったからです。
この文章を読んでこれまでの経験からあらためて気付いたことがあります。
それは、女子がヒカリモノをなぜか好きだというもの
ある日わたしはネックストラップに出来る長いストラップを戴きました。
スマホを落とさないために使っているのですが、
それにはラインストーンが2列でザッと組み込まれています。
キラキラなんですよw
さて、そんなストラップは女子からよく「いいですね！」と言われます。
もちろん男でそんなこと言うヤツは皆無w
女子はキラキラにどうしても目がいくんでしょう！
つまりこの壇蜜本は逆手に使うことができるかもしれません
この本から導き出そうとしたのは【女子に騙されない方法】w
そして男として考えうるは【女子はとても“かわいい生き物”です】
殿方の心理を突くというならその逆もできよう☆
さぁそんなつまらない興味本位で購入を決意 笑
しかし、こんなに買いづらい本もありません（超実話
マンガと一緒に購入するあたり勇気のなさが伺えるところでしょう。
さて、この本はなかなか読み応えあるものでした。
格言も納得できるほどです。
殿方に「触りたい」と思わせたら女性の勝ちです。
殿方は「ひものついた服」が大好きです。
他の殿方の影をチラつかせるのは大変有効な手段です。
殿方の「軽い嫉妬」は恋愛のスパイスです。
「出し惜しみ」しても女性の価値は上がりません。
盛り上がったときにはギュッと力を入れて触ります。
恋愛は一回寝てからが勝負です。
「不安なの」で殿方は簡単に操縦できます。
自分の魅力のポイントを絞り込むのが大人の女性のあり方です。
中でも興味深かったのはこれです。
「最近なにか感動したことあった？」
この答えによって、その方の感情の波がわかります。
「感動した」って、意外と殿方は日常的には使わない言葉なのですね。
蜜もOL経験があるのでわかりますが、普通にお勤めをしていると、
刺激的なことやドラマチックなことはそうそうありません。
でも、恋愛してお付き合いすることは、ひとつの刺激です。
その刺激に対して、彼がどんな反応をするのか、探ってみたいのです。
「特にないなあ」「わからないなあ」という返答であれば、
この方はぼんやりしている人なのか、刺激が足りない人かもしれない、
いつも受け身のタイプなのかも、なんてことを考えます。
一方、感動したことを具体的にしっかりと答えられる方は、
おそらく何かこだわりを持っている方、あるいは大きな夢や憧れを
持っている方… そんな分析ができます。
実はわたしにも同じようにつかう台詞がありますw
それは、「最近なにか楽しいことあった？」
そういうわけで上記の文章をそのまま当てはめることができます。
でもおそろしいことに答えられる人はそうそういません。
8割強は答えられないんですw
この数字はおそろしいものです。 だってそんなはずないものね
毎日楽しくも苦しい日々の連続のはずなんだから
読んでいてわかるのは、壇蜜の考え方。
そもそも芸能人になった時点で自分を“人形”と割り切っているようです。
割と自分自身を捨てているような所業と見ました。
どおりでしたたかに振舞えるわけですね。 壇蜜、すごい女です
好きかどうかは差し置いてもかなりの賢さといえます。
どこまでやれるのか楽しみですね！
身体は借り物である。
そんな思いが今の仕事の原動力となっています。
壇蜜という身体は、殿方に向けて発信するツールにすぎない、
ですから、壇蜜の中に“私”はいない。
壇蜜は空っぽなんです
その文章を読んで、壇蜜はとてもさみしい女なんだなとおもいました
こうはなりたくない、そうおもったのです
どちらにしても芸能界とは人間関係で成り立っています
だから仕事というものが本当に自分がやりたいものとは限らない
空っぽにしないとやってられない気もするのです
“私”を捨てることはすごいことです
だけど“私”こそが一番大事なものだというのがその反対の事実
自分を大切にできない人間が本当の意味で人を大切にできるはずがない
空っぽから本物の力が引き出せるはずがない
“私”があってはじめて“私”を超えていけるのだとおもうのです
わたしは人形は人形でしかない、そうおもっています
【前回訪れたときの人形町ミス】 それは―
元祖親子丼を食べそこねたこと！
休店日だったんです。。
一夜明けたわたしは何よりも元祖親子丼を優先しました。
過去の失敗は未来で帳消しにできる
時間は取り戻せなくてもチャンスは取り戻せるんです！！
さぁ行こう。 新しい世界へ―
『玉ひで』 創業宝暦十年(1760) 御鷹匠仕事
お陰様で250年。 一子相伝、秘伝の味を受け継ぎ250年、
たゆまぬ工夫と研鑽で守り育てる江戸の味、東京の味
これが元祖親子丼かッッ！！
たった一口で今まで食べてきた親子丼がニセモノだとわかりました…
元祖がつくだけでその味はまるで別物です！！ なんてこった
あなたも人形町へ行ったなら元祖親子丼を是非ためしてみてください！
世界が変わりますよ☆
【その後、明治神宮へ】
時間に余裕があれば必ず立ち寄る場所です。
超都会喧騒の中にある緑はサイコーですからね！！
参拝を終えたわたしは神木系のおまもりを買おうとしました。
人から神木系のおまもりをもらっていたお返しです。
なんとわたしはここでとんでもないものを見てしまいます―
◎これはもう人生で二度と見れないかもしれない◎
声をかけると近づいてきたのは超かわいい巫女さん。
つまづいて転んでしまいましたwww
助けようにも相手は手が届かない神事エリア！ 無理でした
咄嗟に出た「大丈夫？」 巫「だ、だいじょうぶです」
ここで言葉が乱れず、慌てた振る舞いもないことに目を瞠りました！
さすがは巫女です
明治神宮に勤める者としてよく教育されているといえましょう。
しかしほんとうにめったに見られないものを見てしまいましたw
今日はきっといいことがある―
よし、帰ろう。 胸を張って帰ろう☆
【矢のように地上を切り裂く新幹線】
あれっ！？ なんだかおかしい。。 妙な感じです
名古屋を越えたあたりで振動が突然止みました。 疾走音もありません
スピードはどんどん落ちて… 停車してしまいました
車内にかかるアナウンス
「只今、地震による停電のため停車しております」
なんと、乗っていた新幹線が緊急停車してしまいました！！
しかも長いトンネル内。 静まり返る全乗客。。
停電しているので車内は真っ暗です！
「停電のため喫煙所とトイレが使えません」
ゾッとしました
どれくらい停電するの？？ っていうか地震は大きいの？？
わたしは帰れるの！？
このあと美人のお姉さんに海ハフラ誘われてるのに―
実のところ、生きてるだけで丸儲けです
この世はいつ何が起きるかわかりません。
そんなのはもう知ってるから、慌てることはない。
とはいえ、あまりに不自然な緊急停車。
一体なにがどうなったのか不安がないわけありません！
電波が生きているのは不幸中の幸いでした。
しかし、仕事の話や安否確認で車内は一時騒然となりました―
下手すりゃこのままサバイバル
ドキドキしましたね なにしろここはトンネル内です
地震如何によってはわたしたちは生き埋めにだってなりかねません。
乗客全員の携帯電話に鳴り響く緊急地震速報―
車内はリアル地獄絵図へ
地上の安全を踏んだ旅のはずでした
久しぶりに新幹線を満喫するはずでした
悟ったのは、今というときは地上よりも空のほうが安全だということ
選択を誤った、そうおもいました
わたしの隣の席には偉そうなおじさんが座っています。
声をかけてみるとたいへん気さくな方で、大阪への帰りでした。
仕事帰りで福島から乗車しているのだそうです。
「まさかこんなことになるとはね。。」
気象庁は8日午後4時56分、「奈良県と大阪府で震度6弱から7程度の地震が起きる」と予測。 関東から九州にわたる34都道府県に緊急地震速報を発表した。 しかし、体感できる震度1以上を観測した地域はなかった。 同庁は緊急地震速報を誤報とした上で、三重県沖の海底地震計の電気信号のトラブルが原因で誤報につながったとの見方を示した。
緊急地震速報を受け、東海道新幹線の小田原〜新大阪間の上下線などで一時運転を見合わせるなど近畿のJR在来線や私鉄を含め30万人超に影響が出た。
わたしはその30万人超のひとりでした…
もちろん誤報だなんてそのときわかるはずもありません！！
不運にも絶体絶命を味わってしまいました
それでもわたしは冷静でした。 なにしろわたしは既にオマケ人生です
命が尽きるときは尽きることを知っています。
わたしは隣のおじさんと会話をつづけました。
こんなときだからこそです
偉そうなおじさんは、実はリアル偉かったw
なんと某工業所京都営業所の所長さんだったのだ―
わたしは曲がりなりにも京都で踊ってきた人間です。
気がついたらダンスの話で盛り上がっていたw
九死に一生から自分の命を謳歌するためにダンスをつづけていること。
所長さんはその見た目と役職に見合う人間力をお持ちでした！！
わたしの話を真剣に聞いてくれていたんです。 うれしかったですねw
所長さんも京都にダンスがあふれているなんて知らなかったようです。
「よし、生きて戻れたらダンス見に行くよ」
こんな事故でもなければ一言も会話なんかせずに帰途についたでしょう。
そういう意味ではこうして命への真剣さを伴う会話は奇跡といえます。
実際、新幹線に閉じ込められたわたしたちに出来ることはなかった。
いやありました、出来ることはただ“待つ”こと―
1時間は閉じ込められたでしょうか。
新幹線に電力が戻りゆっくりと走り出しました。
たすかった
JR東海によると東海道新幹線は小田原〜新大阪間の上下線で運転見合わせ。
影響人員は約5万6000人。
こんなときこそ運命の人との出会いがありそう…
なんて言えるのは命に別状がなく生きている実感と余裕ができたからですw
地震、地震は怖い
本物の地震はなかったけど本物のことを考えずにはいられません
命、一瞬で失われかねない命です
超遅れて海ハフラに到着するともう全員出来上がっていました！
水着女子の誰もが誤報なんか記憶の彼方w 踊りまくってる（爆
それを見ながら、あらためて生きていることをおもいました
新幹線とは正反対、ここはまるでお花畑のようでした―
そのときその場所にいなければ人にとってそれはまったくの他人事なのだw
相手によほど聞く姿勢がなければ話なんか出来ません！
だってこちらは命の危険に晒されていたんです
実のところ笑い話では済まないんです。
知らない、知らないことはしあわせですよねw
決して悪気があっていってるわけじゃありません。
わたしだって地震や津波を経験していません。
だから、3.11のことは想像することしかできない。
今回のことだってすべては自分の経験とするしかないんです。
どんな事も本気で伝えようとすれば痛みをともないます。
聞いてくれないかもしれない
見向きもされないかもしれない
変におもわれるかもしれない
相手があることだからです
それでも“今を一生懸命生きていたい”そうおもっています
新幹線でわたしが考えていたリアル。
あれ以上閉じ込められていたなら限られたスペースでヨガでもしたはずです。
わたしはニラランバーヤ3分キープが夢ですからw
（頭のみでの倒立人柱です）
k野さんにそんな画像を送りつけてダイイングメッセージにしてやろうw
そして命を続行するk野さんに夢を託すのだ！！
なんとろくでもないものを遺そうとしちゃうんでしょうかわたしは―
どうして最後の最後まで楽しいことしか考えないんでしょう☆
こころの師、踊りの師、黒沢美香ソロダンス公演を見に行きました☆
東京単独行。 公演を見て一泊とんぼ返り
『ダンスがみたい！15』 〜そろそろ、ソロ？〜 会場：日暮里d-倉庫
「Wave」「距離」 ダンス：黒沢美香
黒沢美香ソロダンス。
この公演を見に行くのにはわたしの次の公演と密接なつながりがあります。
なによりもまず、同じソロダンスだということ。
そして一番の理由はBcc案内の文章にありました。
前に出る、後ろに下がる、の縦一本線。
単純な構造の踊りで私の最初のミニマルダンス「Wave」を取り出します。
上手くいかないことをセンスの相違か老化か、
まじめな猛暑を迎えております。
1985年の同時期、もう一つ私の札でラジオ体操第二の上半身だけ
そのままやって、下半身は別に超絶技巧ステップを組み合わせたダンス
「6:30am」がユニークで目立ち、対極「Wave」は話題にし難いものとして
謙虚にしていましたが、「Wave」が私の背骨。
（やっちまったんだワタシは、と自負しています）
これをやったら取り返しがつかない、と当時初々しく硬く思いつめ、
緊張で腹痛や過呼吸をおこしていました。
縦一本線や、斜め一本線、ぐるぐる円、ばかり繰り返したのは
若気の至りの一時ではなく、今でもまだそこに惹かれて止みません。
厳粛に踊れたらと準備しています。
めったにやることのなかった踊りなので、
この機会に目撃していただけましたら幸いです。
“縦一本線” これです！！ 次にわたしが踊る舞台は縦一本線なのだ！！
もう行くしかない。 見に行くしかない―
黒沢美香。 1957年生まれ。 5歳から両親の元でモダンダンスを習う。
1982-1985年NYに滞在。 当時のNYダウンタウン･ダンスシーンをリードする
振付家の作品を踊る一方、ジャドソン･グループの出来事を追いかける。
帰国後は「黒沢美香＆ダンサーズ」と名乗り活動開始。
現在はソロダンス『薔薇の人』シリーズ、メンバーの年齢差40歳で活動する
黒沢美香＆ダンサーズ、踊る大学教授陣ユニット「ミカヅキ会議」を柱に
活動する傍ら、社会･地域連携プログラムに参加。
舞踊コンクール第1位受賞の他、新人賞、優秀賞、舞踊批評家協会賞、
日本ダンスフォーラム賞、ニムラ舞踊賞など受賞。
日本のコンテンポラリーダンス界のゴッドマザーとも称されている。
そんな美香さんにメール撃っときました。
「Waveを見るためだけに上京します！！ 目撃したら帰りますw
チケットよろしくお願いいたします。」
「プレッシャーをかけていただきありがとうございます。
精一杯やります。」
返事キタ―
こんなわたしでも美香さんに重圧を与えることができるんですねw
ゴッドマザーも人間なのだと知りました☆
今回は新幹線往復を選択。
まさかあんな事件に巻き込まれるとはこの時点で知る由もありません
（次のblogで明らかに）
たまには安全な陸地をすすむのもよかろう
今回イケメンヨガとは時間が合わないので行きつけの東京studioへ。
たどり着くなり異様な目で見られてしまいます。
俺は犯罪者じゃないぞ！！
クラス前でしたが食事が摂れていなかったので受付嬢に聞いてみた。
「この辺りで美味しいもの食べれるところありますか？」
「下にコンビニありますよ」
度肝を抜く返事でした…
かつて受付でコンビニを紹介されたことなんて人生で一度もありません。。
それも険しい顔で。 そんなに怪しいのかわたしはw
「そんなところがあったら私たちが知りたいですよ」
こんな受付は初めてです！！
逆ギレするくらい美味しいもの食べてないんだね?この人たち！！
クラスが終わったあとおみやげの進呈と自己紹介を敢行。
わたしは最初におみやげを渡さない主義ですw
対応がみるみる変わる受付嬢たちw それまるで別人だよ―
人間力が明るみになる瞬間です☆
受付では、あやしい人にも爽やかな対応をしてもらいたいものです。
なんたってここはフラグシップstudioなのだからw
紹介できるお店はひとつくらい知っておこう！
さぁソロダンス会場へ。
この公演を見ることが何よりも重要です。 そのために来たんだから
最前列確保。 会場は満席です！！
この満席がどれほどのことか… ◎天上人です◎
美香さんは無音で50分踊りきりました
すごい踊りでした…
何がすごいかって、ダンスになっていく様がすごいんです！！
これまで豊かになっていくダンスは知っていました。
しかし「Wave」は始め、踊りの様相ではありません。
まったくの“無”から始まる感じです。
それに毎回後ろに下がることで“振り出しに戻る”イメージがします。
豊かになっていくというよりは“また始まる”といった体です。
ところがその終盤は、まるでダンスになっているんです
これにはほとほと感服させられました
それまでの試行錯誤がいつのまにかダンスに昇華しているんです
実は序盤から中盤にかけてわたしは睡魔とたたかっていました。
やはり東京到着した足で会場入りして疲れていないわけがなかった。
そして無音。
見た目に衝撃的な大事件はおこりません。
しかしそのおおよそが繊細な大事件です。 からだ、からだなんです
わたしはどんなふうに「Wave」になっていくのかを見極めようとしました
音はどうしてもからだの声を切り離してしまう恐れがあります
わたし自身、特に神経を払っているものです
音を踊ることとカラダを踊ることはその性質がまったく違う
ダンスはほんとうに面白い
「Wave」を見て、自分にも「Wave」が踊れるはずだとおもいました
それと同時に、美香さんと自分のダンスレベルの違いに愕然としました
次元が違う
それでも、わたしがすすむ道は間違っていない。
必ずたどりつける、そうおもったのです。
公演後、出てきた美香さんに挨拶しようとしたのですが、できませんでした
最前列にいながら序盤に睡魔とたたかってしまったからです
もしそんなところを直に確認されてなんかいたら絶対に顔を合わせられないw
わたしは逃げました
翌日、帰りの新幹線車内に美香さんからメールが届きます。
「タイスケ、昨日は遥々ご来場ありがとうございました。
踊りながらタイスケ確認しました。
お土産ももってきてくださったんですね。
感激です。 ありがとう。 美香 」
踊りながらどの状態を確認されたのでしょう… わたしはゾッとしましたw
ま、まさかあんなところとかこんなところとか？？？ 無理すぎる！！！
あ、危なかった。。 お土産もっていってほんとうに良かった（殴
次はきっと“あなたを叩いて教える厳しいお稽古”に参加しよう！
罪を本人から裁いてもらおう☆
わたしは自分自身の「Wave」を踊ろうと決めました！
わたしには野外公演本番中に雨を止ませた伝説の踊りがあります。
今年5/30〜6/2 Oxford城公演『TRA^VERSE』でつくった振付「橋」…
2ヶ月たってなお 踊られていた事実がこの日判明しましたw
これはうれしい
子どもたちの記憶に残るだなんてダンサーとしてこの上ない至福です
しかも わたし自身が踊ったもので、一度も教えてなんかいません！！
記憶、記憶です
わたしはそんなものをおどったんだと
うれしさと同時に人前で踊ることの責任と意味を
やったんだなって
こんな気持ちは初めてです
これまでダンスを踊ってきてよかった 今 ダンスが踊れる自分でよかった
ダンスが好きでほんとうによかった
ビギナーズとはいえ、何でも基礎が一番得がたいもの。
◎基礎こそが奥義です◎
ひとつひとつでミイラになるくらい集中してみればあっという間に↓↓
即身仏ヨガw
人の集中力はどこまでも、どこまでも無限大です☆
クラス中、かるく意識失っちゃいそうになります。
真剣にやればやるほど逝っちゃいそうになりますよね？？
っていうか、まあそこまで挑戦してる人なんてどれくらいもいません。
でも、ダンスはつきつめればそれの連続じゃないかなw
みんな死に物狂い
いつでも“もう少し”との激闘です。
自分との対決ほど苦しくも満たしてくれるものはありません。
なによりも自分に嘘がつけない
もう少しほど少しじゃないものはないんですw
さあそんな中、美しいパールシュバコーナーサナを発見しました！
その後姿をよく見たらいつも厳しいクラスにいるメガネお姉さん！！
かるく週4くらいでしょうかw
メガネお姉さんのそのポーズはこれまでに見たことない美しさでした
注視すると謎が解けます。
なんと腕を膝に乗せていなかったのだ
その瞬間おもいました
わたしたちは同じ世界にいるw
腕を膝に乗せていないのには理由があります。
より厳しさを求めないかぎりは膝に腕を乗せていていいんですw
すこしでも次へ前へ進もうとする意志
周りを見ない人にはきっとこれは馬鹿げたお話かもしれません。
しかし周りを見るといろんなことに気づかされるものです。
わたしはメガネお姉さんに勇気をもらいました。
よりよいものを目指す意思は周囲に影響をあたえます。
自分もまだがんばれる！
メガネお姉さんの繰り出すポーズにはそんな力がありました。
美しさはすなわち厳しさです
ドキドキしてシャバーサナで眠れない始末でしたw
クラス後、わたしはメガネお姉さんに話しかけました。
すばらしかったです、とw
量をこなせばある程度まではみんな同じところにいけます。
でも“もう少し”は量よりも内実です！！
「その厳しさを日常に生かせばそのまま美しい生活ですよ」
と言ったら、メガネお姉さんにかるく「無理〜♪」って言われました（爆
「この根性なしがッッ！！」危なくぶちまけるところでしたね笑
心の反乱軍を征するって大変w
そのあと問われたのは姿勢のことです。
「いつもはできないから、どこで意識すればいいですか？」
と問われましても、わたしからすれば「すべて」と答えてしまいます…
千歩ゆずって「信号待ちのときでしょう☆」と言ってみました！！
「わたし信号あるところに行かないから…」
驚愕の返事でした― 信号のない生活って何？！
メガネお姉さんって治外法権なんでしょうかw
でも怖くて聞けません。。
人間社会、上には上がいるものです☆
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