◎5/30付 TRA^VERSE初日 からのつづきです◎ 書き残しておきたいことがありすぎて、まとめる難しさに自滅気味… もう現実は8月なんです!! イギリス編は物事ありすぎて、き、記憶が、記憶力がもたんッッッ 気を取り直して生きたいですねw
初日のソロ、雨が上がったこととは別件で事件はおこっていました それは、上手から下手へグランパディシャで直線に跳んだ着地です。
「ボキッ!!」
すごい音が鳴り響きました 雨で滑ったか、芝生の弾力か、着地点に思わぬ負荷がかかったらしい 初日や最初というのは最高に集中しているものです。 全力で挑むと同時におこること。 それは本番の、舞台の魔力 良くも悪くも自分のチカラ以上のものが加わってきます これはどう説明してもわかってもらえない種類のものかもしれません。 わたしたちはその力を良いものにするために毎日を怠らないのです。 しかしこれはアクシデントでした… なぜならここは天候が直接stageに影響を与える屋外だからです。 だからといってわたしたちはアクシデントを決して言い訳にできない 音が鳴ったのを自分のカラダで聞きながらも答えは瞬時に出ています
“絶対に踊りをやめてたまるか”
踊っている最中に、痛みなんか感じません 無我夢中だからです! “コートの中では兵器なの”でしょうかw みんなが「すごい!雨上がったよ!!」と言ってくれる中、Ellyは違った
「Taisuke! Legs all right!?」
着地のそばにいたOxfordDancer Ellyはその音を聞いていた― わたしは「大丈夫だ」と答えます。 なんたってまだ本番真っ最中だ! 初日を終えたことでやっと集中が解けたとき、だんだん痛みが襲ってきた。 帰宅してイレーナさんに氷を用意してもらい右足親指を冷やします。
眠っても痛みで目が覚めてしまうくらいでした
わたしは一晩中、アイスマッサージを続けました。 明日はイレーナやブライアンが友人と『TRA^VERSE』を見に来てくれる。 わたしは踊りでしか彼らに恩を返せない
最高の踊りがしたい
初日が終わって帰宅したわたしたちに待っていたのは日本食でした!! 味噌汁、御飯、そしてメインは餃子です☆ このときわたしは既にパン食が限界に到達していましたw やっぱり帰ってくるところは同じ。 御飯最高、味噌汁最高、です!!
翌朝、痛みは退いてました 踊れる
◎31日、公演二日目◎ 昨日の本番踊ったソロでわかったことから踊りを、イメージを改めます わたしが踊る『bridge』は大きく分けて、 “見てもらうダンス”と“共有するダンス”の構成です。
最終日までもっともっとそれを引き出していきたい
昨日の初日は平日で、雨天だったこともありお客さんは少なかったけれど、 土日は段違いに多くなるはずです!! それに、いつだって昨日と同じにはなりえません。
今日には今日の集中が必要です! 今日のダンスにするために
集合時間、会場でわたしは度肝を抜かれました 小さな女の子からダンサーまでみんながわたしの振付を踊っていたんです 雨が止んだ、両腕を上下に交差するあのダンスです!!
Cecilia「今日は絶対に雨降らないわよ〜」
わたしは泣きそうになりました それがどんなものであろうと、みんなが見てくれていたのでしょう 評価などではなく振付です、ダンスなんです それは、わたしの『bridge』が、ダンスが、一人歩きし始めた瞬間でした
自分の踊りが、大きく広がって自分にかえってくるなんて、 わたし自身をこんなに幸せにしてくれるだなんて、思いもしませんでした
| 2013年05月30日(木) |
「TRA^VERSE」 初日の奇跡 |
◎『TRA^VERSE』公演初日◎ わたしとT.Yamamotoは今日からホームステイ先が変わります! 到着してから今朝まで、ボスであるCecilia邸でお世話になっていました。 その3Fにわたしたちは滞在させていただいておりましたが、 あまりにも居心地が良すぎてかるく堕落してしまいそうな様相でしたので、 それではイカンとT.Yamamotoと一緒に朝ヨガを課してましたw 3Fは一面仕切りが無く、めちゃくちゃ広いのだ! おまけにシャワールームとトイレも備わっていて出て行く手間もない。 踊っていなければ、この部屋を一歩も出ずにNEET人生が送れそうです!! 〜なんとも素敵すぎる〜 慣れ親しんだ部屋でしたがお別れです… ありがとうそしてグッバイw
わたしがシャワーヘッドを壊したのは永遠の秘密です
わたしたちはCeciliaに連れられ、会場の近郊らしい新居へ向かいました。 って、あれっ!? こんなに近いの?? オートロックな玄関から、最上階へ 見晴ら、見晴らしの〜ってゲエ!?
食卓から眼前オックスフォード城なんですけど―
これはオ…億ションだよね?? 日本で言えば窓から平安京です!! Irena & Brian Powell邸入り。 会場まで徒歩5分!! 他の連中なら30分はかかるところです! なんてこった これで本番ギリギリまで寝ておける算段がととのってしまいましたw 〜なんとも素敵すぎる〜 部屋はCecilia邸に比べれば狭くなりましたが問題などあろうはずがない。 Powell夫妻は二人とも日本語が話せます。 なんと日本に長く滞在し生活していた親日家なのだ!! 英語を話さずに会話が成立してしまうなんて。。 なんてこった 〜もう英語なんて要らない〜 こうしてわたしの英語力は日に日に衰えていくことになります(爆 特筆すべきは夫婦の会話も日本語でおこなっていることです。 後に独自の調べでわかったことですが、 夫妻はわたしたちがいるときは英語を使おうとしなかった。
それは間違いなく“日本人のおもてなしの心”でした
自分自身の英語力をほんとうに恥ずかしいとおもいました。。 日本人のわたしよりも気遣いにあふれていたんです
さぁ挨拶から始まる引越しも終わり、本番への準備です! イギリスに入国してからぐずついた天気で星が見える日はありません。 雨で昨日の会場リハーサルが流れたくらいです。
初めて英国芝生で踊る不安
まずは、会場での初通しリハーサルに集中しよう― 新しく張られた芝生はふわっふわでふわふわでした!! 無理な体勢で転がってもぜんぜん痛くない!
その弾力性は“なんでもできる”そんな気にさせてくれました
あっという間に本番です!! みんなが一番気にしていたのは雨… 雨は意外なところでやってきます 実のところ、いつ降り出してもおかしくない天気でした。 わたしのソロが始まる、その時です
やっぱりな…
これまでもわたしはそんな残念なタイミングに恵まれてきました だけど“以前の自分じゃないぞ”そう言い聞かせて芝生世界に入りました
後から聞いた話では、日本メンバーの誰もがその瞬間、こう思ったらしい 「タイスケぇぇぇ…」 なんと、それはわたしを心配するものではなく、 雨を呼んだ元凶として十字架を背負わせる種類のものでした!!(爆
わたしは無心で自身のダンス『bridge』を踊りました 踊っているときには雨のことなど吹き飛んでいます そんなときです 奇跡がおこったのは
上下に両腕を交差させる振付を踊ったとき、雨が上がった―
わたしは無心で踊っているので気付きもしませんでした わかったのはソロが終わって、みんなが声をかけてくれたときです
「すごい!雨上がったよ!!」
わたしはこのとき、これまでの自分から解き放たれたのを感じました いつだって運命を覆すことはできなかった だからといってそれを変えられないままでいたくなかった 雨が上がったのは偶然かもしれません だけど、だけど、わたしにとってそれは偶然じゃない気がしたんです
| 2013年05月29日(水) |
Boom Oo Yata-Ta-Ta |
朝起きたらメガネが壊れてました―
右側の耳掛けがないw
レンズは両方あるものの、下を向けば自ずと自由落下です!! なんてこった おかげさまで相手の戦闘力が計測できる感じになりました☆ 副産物です 二年前のOxford公演では打ち上げでデジカメ落として壊したわたしですw 確信しましたね、もうこれ以上なにか壊れることはない なによりも壊しちゃならないのは平和と友情です!! ◎今日もヒューの車に乗って練習へ◎ 明日までヒューがお迎えに来てくれます。 わたしは車内で今日もあの超面白songを鳴らすことを要求。笑
Boom Oo Yata-Ta-Ta Morecambe & Wise 白黒映像時代のコメディー番組より
興味あれば動画検索してみてください! お暇な〜ら見てよね〜 同乗してるT.Yamamoto & Jackyに「Boom」「Oo」をそれぞれ担当させます! 朝っぱらから歌ってくれるなんてきっと同情してくれたんでしょう。 たとえそうでも全員のテンションは嫌でも上がっていきます(爆 これが無理矢… 歌のチカラだ笑 ヒューは超面白いおじさんですからそういうの全面協力してくれるw すごく面倒ですが、説明しましょう!
一人目が「Boom」そして次に二人目が「Oo」三人目が「Yata-Ta-Ta」 ずっと続くその音頭に合わせて四人目が歌うという成り行きです。 「Yata-Ta-Ta」はわたしが、歌は歌詞知ってるヒューが担当。
☆今日も歌から始まるBeautiful Life☆
Boom Oo Yata-Ta-Ta Boom Oo Yata-Ta-Ta Will you miss me tonight when I'm gone Will your love be the same from now on
この世はつらいことばかり。 でもつらいことにするのはおおよそ自分自身です。 今ならわかる
“楽しもうと決心すれば、たいていいつでも楽しくできるものよ”
これは劇場版アニメ『赤毛のアン』のキャッチフレーズです。 アンだってつらい現実をなんとかしたくて編み出したんでしょう。 わたし自身もそうしなければやっていられなかった経験が見出した気構え。
人生を楽しくするのは自分次第
わたしのソロ“bridge”は豊かに完成しました。 Ceciliaはわたしのダンスに音をつけようとしましたが無音で決まりました。 ふさわしくなかったらしいw
蓋を開けてみるとソロで踊る場が与えられているのはわたしだけでした
しかも無音、屋外公演 ゾッとしました それだけ任されるリアル 震えた
やっと やっと踊れる!!!
| 2013年05月28日(火) |
ソロモンにふさわしい百合 |
連日6時間のクリエーションは明日まで続きます。 わたしたちは6チームくらいに分かれ、それぞれ小作品が課されることに。 誰と組むか思案していると、わたしの名が呼ばれました。
Cecilia「その手足の長さ、存分に生かしてちょうだい」
なんとソロが言い渡されたんです!! 〜ものすごいチャンスが来た〜 洋舞世界のド真ん中でソロが与えられるなんて実力なしには有り得ません。
これまでの、リハビリから始まる地道な毎日が花開いたのを感じました
わたしは、あたらしいカラダで誠実に一から立て直してきた者です。 人からは努力にも見えないようなことを真剣にやってきました。 どん底でわかったこと、そして、いろんな人たちを知ってわかったこと。
それは、何よりも“自分自身”でした
自分がどんな場所に立っているか、そこから何を為さねばならないのか 何のために踊るのか、人に対して踊る意味、自分が出来ること― わたしたちは“自分自身を知らなくちゃ人に向き合えない” 行き着く先は“本当にしたい生き方”そのものです
日本団長「もうOxfordに来れないくらいのつもりでやりなさい」
0か100か、そんな激励でした。 もうやるしかない!! 生かせなければ死んでもらう、そんなものすら感じとれましたw 本当にしたいのはソロじゃない、けれど、認めてもらえたことを信じよう
今は自分のすべてを自分自身に打ち込んでみよう
Ceciliaに訊ねられたのは「“橋”をどう考えているか、捉えているか」 わたしは「切ろうとしても切り離せない鎖のようなもの」と答えました。 実は雁字搦めになることをイメージしたネガティブ発言でした。 だけど、それこそが希望に他ならないことも知っています。 Ceciliaは頷きながら関節を指差して「カラダもそうだ」と言った。 わたしは“橋”を踊りにしていきました みんなが意見を出し合って振付が決まっていく他チーム。 わたしは自分自身と対話しながら見出していくしかありません。 それを神聖視するわけではありませんが、それしかないのが現実です。
少しでも間違えば価値を示したくなる
これが人と向き合うことを、踊りを、見失ってしまう元凶でした。 踊るうえで、この危険とは常に対峙しなくてはなりません。
ダンスは“凄いことができる”じゃない
久々に生みの苦しみが襲ってきました。。 それも、明日までにカタチにしなくては、明後日は本番初日です!! この世界は、出来なければ即座にチャンスを失うことになります。 わたしは自らのすべてでこれにあたりました
今の自分に出来る最高のダンスから、何を受け取ってほしいのか
2年前の『Wings』でも一緒に踊ったHugh Sharrard(通称ヒュー)。 ヒューは熱心な勉強家で日本語をわたしほどの英語で話します。 日本人来るから的な!? ひとのこと言えないけど付け焼刃だろそれ!! しかしその親日ぶりはすさまじく、趣味は折り紙におよんでいますw 2年前の公演ではヒューの折り紙がひとつのテーマにもなりました。 ものすごく古い折り紙本もってんだもん、びびったぜ…
ペガサスは折れてもキングギドラ折れなかったけどねw
そんなヒューでしたから辞書もってました。 さすがヒュー!
【Berlitz】 Japanese Concise Dictionary Japanese-English・English-Japanese
見せてもらうととんでもないものを発見してしまいます。
-nakute wa naranai なくてはならない must 行かなくてはならない ikanakute wa naranai / I must leave 生ビール nama-biru / draft(beer) 生臭い namagusai / smelly;smellin of fish 生意気 namaiki / impertinence ナマあし namaashi / not wearing socks or pantyhose
ん!? 「ナマあし」?! なんでこんなものが… こんなのいつも使ってたらたいへんなことになるだろ絶対!! 知らなくていいんじゃないの― 「ナマあし」の衝撃に吹き出してしまいました(爆 さぁイギリスでなぜか久しぶりに辞書が楽しいことを知りました。 人間の興味は無尽蔵です。 〜もっともっと面白いものがあるはずだ〜 こんなに辞書が楽しいのは中学生以来でしょう笑
ぽきんと折れる pokin to oreru / snap,break ぽきんと折る pokin to oru / snap,break ポン引き ponbiki / pump ポニーテール poniteru / ponytail ぽんという音 pon to iu oto / pop ぽんと抜く pon to nuku / pop
ドン引きなら知ってるけど「ポン引き」って何?! 聞いたことないよ この調子じゃ「心が折れる音」とかフツーに書いてそうですw しかし、日本語って難しいよね。 英語なら一語なのに… このへんでなんとなく“変だ”と感じてきました。 英語にしたらなんか違うよね?? 日本語って表現豊かだろ絶対
ファスナー fasuna / gastener; zipper; ファスナーを下げる fasuna o sageru / unzip
下げなくてもよくないか?? なんてこった blow job なんて言葉をこのページで知ってしまいました なんてこった そして、たどりつきました
物質的(な) busshitsuteki(na) / material 豚 buta / hog;pig 豚皮 buta-gawa / pigskin 豚小屋 buta-goya / (pig)sty,pigpen also fig 舞台 butai / scene;stage THEA 部隊 butai / unit;corps 舞台稽古 butai-geiko / dress rehearsal 舞台装置 butai-sochi / stage scenery 舞台裏で butaiura de / behind the scenes ブータン Butan /Bhutan 豚肉 butaniku / pork 豚野郎 butayaro / pig
豚野郎キターーー もうぜんぜん使ったことないよそれ!! っていうか、日常で使ってるの聞いたことないだろ!! ってことは特殊?! 特殊用語じゃないの!? このときわたしは笑いが止まらなくなりました かるく過呼吸です ナチュラル腹筋トレーニングですね これは、これは教えなくちゃ… 日本を出国した瞬間からわたしは日本人代表なのだから☆ さっそく超かわいい女の子をさがしました。 なによりも社会を動かすのは美人がてっとりばやい。 あ、近くにフローラいたw フローラは小学校高学年?くらいかな? そんなお人形みたいな人形。 自分のことを“かわいい”と自覚しているのは見え見えですw 美人じゃないけどよしとしよう! わたしは使えない「豚野郎」を教えました
When you first met with the Japanese man, try to ask him “You are 豚野郎?”
フローラ、訳も聞かずに「わかった」と言ってくれました! わたしは反復練習させて完璧に豚野郎をマスターさせました。 これが国際交流です。(※よい子はマネしないでね) 人形みたいな女の子に豚野郎なんて言われたらかるくトラウマでしょう。
絶望を届ける少女フローラ、ゾクゾクしますね
2年前は「なんでやねん」を流行させたわたしです。 今年もやりきった この調子でご無体な言葉を丁寧に刷り込んでいきたいですね!
無事に日本からの出演者全員がオックスフォード入り! 今日から4日間で踊りを、ダンスを、つくっていくことになります。 クリエーションの前に、会場視察から。 今季のWings『TRA^VERSE』公演会場はオックスフォード城 中庭!!
オックスフォード城 Oxford Castle, Unlocked 〜牢獄として使われ続けた城〜
実は2年前、人知れず観光してましたw 城内もお金払って見学してますw まさかここで踊ることになるだなんてね― ◎ノルマン征服直後の1071年に建設されたOxford最古の歴史的建造物◎ 城として建てられるも、役目終わったら牢獄です… 城内ツアーでは牢獄機能やいろんな拘束具が嫌になるほど見れます!! ギロチンレバーまであったもんね… さて、今回の見学ツアーで疑ったことがあります。
そのギロチンレバーが見当たらないのだ
ま、まさか、教育上の問題から展示禁止にでもなったんじゃ―!? レバー引いたら「ギィ〜」って怪しいリアル擬音の鳴る逸品でした☆ 2年前は面白くて何度もレバー引いちゃったよ―
デリケートなことだけに聞けませんでした
もうあのレバーを二度と引くことはできないのかもしれません。。 ものすごく残念です めちゃくちゃ探したんですけど(超実話 さぁわたしたちが踊るところはそんなギロチ…観光名所です笑
城内でなく、場外なのはせめてもの救いでしょう
しかしながら、こんな歴史的な場所で踊れるのが事実です! なんたって日本史と照らし合わせればおもいきり平安時代です!! 平安時代の建造物で踊れるだなんて日本ではまず認められることじゃない この日、オックスフォード城でセシリアのチームCrossoverが本番でした! Crossoverは年齢や障害を超えた部隊です。 あ、リチャードとカラム発見! 〜踊りまくってる〜 2人とも2年前一緒に踊った仲間。 カラムなんか身長ぜんぜん違ってる!! 見違えたなぁw
人間の成長とはなんとおぞましいものでしょうか
いいや待て、外見が成長して見えても問題は中身だ!! その踊りを見ればすぐにわかるはずw わたしはこのときカラムの踊りに魅入ってしまいました…
カラムは“好きで”踊っていると誰が見てもわかる
あの踊りはダンスが上手いとか見せようとか思っていない そんないやらしさをまるで感じないんです 厳しさはありませんが、それが見ていて不思議なくらい心地いいんです ウソや偽りをまったく感じないダンスはカラムそのものだとおもいました しかもその空間伝播は自分も踊りたくなる代物です!! おもわず自分自身に問うてしまいました―
自分にもカラムみたいに“踊りたくなる”ダンスが踊れるか
どんな人も大人になれば役割が与えられてしまいます その役割には“やらなければならない”意識を伴うものが大半でしょう なぜなら社会的な責任を果たさなければならないからです 価値を示そうとすれば、誇張するものになり、そんなダンスは踊れません 作品ではなく、踊るということに、考えることは不要です
考えるんじゃなく、感じること 何を感じながら踊っているのか
真にダンスを踊るということは、再現性は必要ないんじゃないかな― カラムの踊りを見てわたしはそう感じました
| 2013年05月25日(土) |
新剛逢飛 〜ゆけゆけUK〜 |
◎いよいよオックスフォードへ、イギリス2度目の出発◎ 今回の座席も窓際予約、空をたくさん撮りますからね。 今季も全路ANA! そして前回と同様、単独出発→ヒースロー空港合流です。 っていうか、周囲は完全に修学旅行生に包囲されてました。。 修学旅行ロンドンかよ― いい時代になったもんだ 高校製たちは早くも対戦ゲームで大騒動― なんてこった 12時間は彼らとともに過ごさなくちゃなりません! かるく失神しそうです 激戦が終わり、ようやく静かになった頃 わたしは動き出します。 それは、おじいさんは山へ芝刈りに 的な、ごく一般業務w 座ってるだけではカラダが固まってしまいますからね… ちょっとでもストレッチしてカラダ伸ばしてやらないと良くありません! 一番近いスペースは最後尾でした。
「ダンサーさんですか?!」
客室乗務員さんに声をかけられてビクついてしまいましたw これまでは他の選択肢あったよね笑 例 「ダンサーか何かですか?」 もしそう訊ねられたら「何かです」と返す野望が整っています。 ところがピタリと当てられ野望は砕かれましたw 選択肢がないってすごいね! いつも先生には「そんなんじゃダンサーなんて言えないわよ」って、 常に罵られながら重圧をかけられてきたわたしです。 この世界には終わりがなく、上には上がいる厳しい世界だからです。 ダンサーとは、いつも今を超えていく自負がなければならないのでしょう
わたしはようやく手が届いたのかもしれません
選択肢のない一声がそれを証明してくれている気がしました。 わたしのレベルがどうあれ、うれしい一言です! おもわず添乗員さんと話をするタイミングができました。 わたしがOxfordへ踊りに行くまでのことを話すと、 添乗員さん、その“実のお姉さん”が31才でワーホリを取得、 ドイツにダンス留学されていると聞けました! 思わぬダンスつながりw ダンスってすばらしいね! 2年前の出発のときの客室乗務員さんのことを尋ねてみました。 すると意外な事実を知ることができました!
「いつも“はじめまして”から始まるんですよ」
全世界で6000人くらい在籍してるらしい客室乗務員業界!! 決まったメンバー、チームで動いているわけじゃなかったのか!! チームワークは出来て当然のプロフェッショナルからのスタートでした!! なんと初対面から始まる職業だったんです。 まず同じ人に出会うことがないのだそうです。 そうだったんだ… 驚きましたね ダンスで言えばいきなり初対面で一緒に踊れ!ってことになります。 初対面で結果を出すことが求められるということでしょう。 すごいなぁ リハーサルがないんだものね… 毎回最初で最後の仕事をしているようなチームともいえます。 その意味ではわたしたちも同じかもしれませんね! しかし、対人の接客業務ですから人が好きじゃなきゃ勤まるまい。 いつもオープンでいることは実のところおそろしく大変なはずです。 そんな添乗員さんの話でおもしろい視点がありました。
たまに わたしのように話をする人がおり、そんな方には、 “その人の生きてきた人生を感じる” と言われていました
いろいろな国の人やいろいろな考え方の人を相手にする職業の人たちです。 人間の“感じる力”って本当にものすごいチカラですよね わたしたちのそのときの表情や声色、所作、実にその全てが影響しています そう考えたら怖くなりませんか?? わたしがわたし自身のことを他人にどう捉えてもらいたいのか そしてそれがどのように相手にわかってもらえるのか
これは、まさに踊りそのものです
人と話せるってほんとうにしあわせなことですよね 簡単なのに難しい おおよそオープンな心がお互いになければ会話は続きません 誰とでも話せるところにいけるとは限らない この会話自体がわたしにとってダンスそのものです
ウソなく、伝えたいものがある
できるなら天性の才能ですべてを肯定してみたいところですが、 幻想を追っても、ないものねだりしても仕方のない世の中です ないものなら、努力でなんとか切り開かなくては―
添乗員さんにはどうしたらカラダが柔らかくなるか訊ねられました。 わたしは自らの経験から“意識する”という奥義を伝授w これまでも、何度も言ってますが今でさえわたしは発展途上中です! みんなにどれだけ「タイスケさんは柔らかいもんね」なんて軽んじられても、 最初から柔らかかったわけじゃない。 それは地道な努力の賜物でした。 だってあんなに硬かったんだものね…
自分がどれだけ硬かったのか、自分が“一番”知っているんです
不意に名前を呼ばれて振り向くと客室乗務員さんが通路に並んでいました するとわたしたちの公演を、ダンスを、応援してくれたんです!! そしてメッセージカードと大量のANAグッズをいただいてしまいました☆ 修学旅行生たちなんか度肝抜かれてましたw 着陸後に「凄いんですか?」って名前聞かれたくらいです(超実話 あまりの突然の出来事に、誰よりも自分が度肝抜かれてたけど!!
☆ダンス公演 成功祈願!!☆ 5月30日からの4日間が素晴らしい日々になる様、 又、お身体が今よりももっと元気になられます様、 心よりお祈り申し上げます! from ANAクルー
内容は中略してますが、このカードは公演中ずっとお守りでした 最初のイギリス公演『Wings』出発の空でも、 また自分が飛行機に乗れるなんて思っていませんでした あたらしいカラダでの空に泣いてしまったくらいです そのときはまだ感情の起伏が激しく、自分を制御できていなかった 踊れるところまで回復したものの、踊るということに重圧を感じていました あのときもやっぱり人の思いがわたしを強くしてくれました 他者からすれば、それはなんでもない小さなことに見えるかもしれません
ですが、そんな小さなことこそが奇跡そのものだとおもうのです
相手があることには、どんなことにも真実がかくれています 人は、気持ちがなくちゃ行動には決してなりえません あのとき、きっと何かを受け取ってもらえたのだと信じています
“オックスフォードでもそんなふうに踊りたい” わたしは空で誓いました
◎イギリス出発前日◎ 準備万端… あっ! まだexchangeしてなかった― いろいろ回って味の正福へ寄ると天神の母がいらっしゃってました!! この界隈でたいへん有名な占い師w オマケ人生で“美味しいものを食べていいカラダをつくる”を課した自分。 地味に実践していたら天神の母に行き着いてしまいましたw 出会いは食事、食事から占いへ― あれは初占いしてもらったときのことです。 誕生日をもとになんだか物凄い方程式で計算がなされました!! 弾き出された数字を見せられて「この時期、何かあったでしょ?」
“その時期”は、大事故に遭った年でした
わたしの運命を変えた大事故が簡単に言い当てられてしまった瞬間でした “占い”が“伝説”になった瞬間です 何にも言ってないのにビッタリ大事故を見抜かれてしまいました… 天神の母に言われたのは「その前に占ってたら教えてあげられたのに」 占いなんて信じてなかったけれど、天神の母は信じることにしたw それから大きな旅を伴うダンスの前には必ず占ってもらっています。 安全に、ベストパフォーマンスにするために。 夏にさしかかろうとする今、食欲はありませんでしたが食べようとします。 味噌汁とごはんを注文。 メイン抜きだよ笑 と、マスターがきんぴらごぼうを大量にサービスしてくれました!
マスター「イギリスがんばってね」
なんと有り難いきんぴらごぼう!! 食べまくりましたねw
天神の母「じゃあここはわたしが払っちゃろう」
えええええッッ?! タ「いやいや、そんなわけには…」 マスター「いやいや、ここはお母さんにまかせておきなさい」
おととい占ってもらったばっかりだよ―
値段の高いものを注文してなかったのがせめてもの救いです(汗 そういうわけで、わたしは天神の母にごちそうになってしまいました!! なんてこった こりゃあオックスフォードで一旗も二旗も揚げなきゃな!!
発破かけてくれる人たちがいる、わたしはほんとうにしあわせ者です☆
広島なダンサー、ヒサシ君からメッセージが届きました。
「ご無沙汰です。 お元気ですか? 実はケータイを無くしてしまいました。 で、もう一台使っているほうに連絡を統一しようと思うので、 申し訳ないのですが、僕の連絡先を○×△に変えて戴けないでしょうか。 よろしくお願い致します」
電話番号はイケたけどメアドの移植がすんなりイカなかったので、 とりあえず一度メール返信して、それを電話帳に貼り付けることにした。
「領海だ!」
するとたちどころに返事がきたw
「すみませんが、誰か教えてください!」
はっや! ( ̄m ̄*)ぷぷぷっ やっぱりここで発動するのは身も蓋もないセンスでした☆
「俺だよ俺!」
◎これがわたしの“人生初オレオレメール”です◎
詐欺で使用していないのはせめてもの心遣いですね。 しかしこれにもすぐさま返事がきた! 喰いつきいいね!
「そっか、お前か! って誰だよ(笑) 多分、なんとなく分かるけど」
「タイスケさんだよ〜w」
「やっぱりね!」
えええええっ!? やっぱり?? やっぱりって何だよ。。 変装は完璧のはずなのに―
これから先も、ケータイを紛失する友だちが次々に現れるでしょう。 そんなとき、いつでも使えるオレオレメールw オレオレメールに愛嬌ある返事をしてくれる人を増やしていきたいですね!
この日は想いが粉々になりました。 ぶつけなくちゃ前にすすめなくなったからです。 なんとなく集める結果になってるマンガw
『関根くんの恋』(4) 河内遙 〜俺はあんたに差別されたい〜 世にも稀なる残念な男・関根圭一郎。 生れて初めて恋心を自覚した関根はその思いをぶつけるが― 絶賛空回り中の第4巻☆
現在絶賛連載中です。 『夏雪ランデブー』は気がついたらアニメ化されてたし! 知らないうちに押し寄せてた河内world。 関根くんはイケメンエリートなのに“鈍感・受け身・超絶器用貧乏”三重苦!!
うまくいかない
そうだよね、この世はうまく、うまくいかないことばかりだよ。。 関根くんとは大違いのわたしですが、共通する一点“うまくいかない” 全体を通してコメディテイストなのに意外にも似通うところがありすぎる!
俺、笑えないよコレ―
なぜなら関根くんもアタマがまわりすぎるからです… 考えなくていいことを真剣に、その結果 誠実に空回り。。 それだけは痛い、俺には痛すぎる!!
関根くんには誰が見ても一撃で“イイオトコ”判定がくだります。 なんたってあらゆる女子の視線が釘付けになる設定ですからねw 幼少の頃から美少年で成長した関根くんはおおよそフツーじゃなかった。
相手から求められることが常で、自分から求めたことがない
そういうわけで性格に自分の意思が、おそろしく伴ってないのだ― 周りの世界の動きに“常に通り過ぎるのを待ってきた”生き方… 覚醒しすぎて冷めきっています!!
早く終わるコツは 抗わないコト
物事が、通り過ぎるのを待つというのは、 目の前のコトに集中しないというコト 不快を逸らす方法
それってかなり不幸だよね… なんでも“出来てしまう男”関根くんは卓球も強かったw 関根くんを勝手にライバル視している堂島を圧倒してしまいます。
…勝ち逃げする気か
このままいくら相手をしても結果は変わらないと思うが? そもそもこんな遊びの勝ち負けにこだわる意味がわからない
…それは あんたが負けたコトないからだ
…勝ち目ねえなと思わされても もしかしたら やめなければまぐれ起こるかも… とか そういうの …あんたあんまわかんないだろ
自分の意思と無関係なところをしのいできた関根くんにはわからなかった。 よくよく考えると自分自身が、関根くんと同じ考えになっている気がした 堂島みたいな“もう一度”をやめてる気がしたんです “まぐれが起こらない”ことに慣れてしまったのかもしれません このマンガは自分をえぐりました
「どうすべきか」と「どうしたいか」は 選択の基準が大きく異なる
仕事の様に失敗の許されない場では 常に 「どうすべきか」が決め手になるが
「どうしたいか」は 賭けでしかない
自分の意思を介在しなければ、わたしは選択を間違えない自信があります だけど「どうしたいか」は本当に賭けだとおもうのです それに、何度も挑戦することは“カッコわるい”に直結しかねません 自分がなりたいものにはそれを続けている、続けられる自分なのに!!
どうして恋愛にはそれができないのかな
どうにもならないことをどうにかしたい いつもそうおもってるはずでした
恋愛じゃなくたって、相手が閉ざしているだけで痛みを感じるし、 それが好きな相手ならなおさらです 年齢を重ねてその苦痛が大きくなるのはどうしても納得できない 自分が成長するのなら相手だって成長するはずだからです
価値観は狭くなるどころか拡がるはずじゃないのかな いろんな人の生き方を見れば、知れば、明白じゃないですか だからみんなを受け容れられるはずです 成長は拒絶することじゃないはずです
人として大きくなればお互いに苦痛にしない方法を見つけ出せるはずです
相手があることはいつだってデリケートで複雑ですよね だけど、カッコわるくても、“もう一度”に賭けてみたくなりました☆
だいぶ記憶がもたなくなってきましたw 気合いで呼び醒ますことが必要になってきてる今日この頃! 超ヤバイ たしかあれは4/6のことでした―
◎真に唐突に起きたリアル初体験◎
すごく行きたくないレッスンに間に合うギリギリの時間。 いつものことではあるけれど、この日は更に厳しさが要求されるクラス。 雨が降っていました。 既に追い打ちがかかっている嫌な感じでした 走らなきゃ電車には間に合わない、間に合いたくない、ってどっちだよ― 葛藤を抱えながらも走ります。 あれっ!? 今何か落ちてなかった?? 走った道を戻ってみると…
一万円札でした!!
一万円札が裸で雨に撃たれていたんです!!! 何この状況?? なんでこんなところに一万円札が落ちてるわけ?! 罠? 罠ですか?? 罠じゃないの?? (何の罠だよ― っていうか、ギリギリでギリギリのわたしには考える時間など皆無です☆ 考えるのはあと、わたしはずぶぬれのお札を拾って風のように駅へ!
電車に間に合ってしまいました…
もう葛藤がひどくて、行かなくては“ならない”ことがたしかすぎて、 間に合いたくない自分に為りすぎる毎日です… “ねばならない”って、どうしてこんな苦痛を生むんでしょうか。 こんな文言があるから生きることがつらくなるんじゃないの―!? 楽しくやれれば苦しみだけに染まらないはずだものね。。 一歩すすめばすすむほど勇気が問われるダンスの世界って何?? もしかしたら切り詰めた世界ならどんなものもそうなのかもね… 窓に映った自分の複雑な表情を見てそうおもいました 心が落ち着いた頃、拾った一万円のことを思い出したw 偽札かどうか ずぶぬれお札を手にとって確認してみました。
かなり本物っぽい
一万円札なんて初めて拾ったよ!! 財布だったら交番に届けもするけど落ちてたのは生お札のみ。 そして、都会で落ちてた一万円ではなく、田舎で落ちてた一万円。 その価値はきっと同じじゃない! それに、今はどこで動画撮られてるかわからない世の中です。 もしそんなのupされたりなんかしたらかるく生きてけなさそうだよ! そんなリスク考える暇なんてなかったけど、 拾ったとき周囲に誰もいなくてよかったね!
一万円札に釣り針がついてなくてほんとうによかったw
そういうわけで、これは紛れもないLUCKY着服☆ しかし、それと同時に襲ってきたものがありました。 ◎いいことがあれば、わるいこともあるはずだ◎ 電車内、わたしは一万円拾った幸運よりも未来の恐怖に取り憑かれました もしかしたらクラスで、とんでもない不幸が起きるんじゃないかな!? これから行くクラスがクラスなだけに正直、ガタガタ震えるほどでした
案ずるより生むが安し
いつもやらないことをさせられるも、なんだか出来ちゃったぞ― これまでザンレールなんて空中分解してたはずなのに!! ぜんぜん練習なんかしてないのに!!(殴 クラス中すべて、なぜかうまくいきすぎました… 幸運が続いてる!? まさか、あの一万円札のおかげ??? 今まで怖いとアタマで思っていなくてもカラダが拒絶してるふしがあった 感覚が変わってしまったわたしは出来ないことを一から積み上げてきました ほんとうに出来ないことは出来なかったんです 今でもそれは変わりませんが、この日わかったことがあります。
“カラダが整えば出来るようになる”
これまであった恐怖感が晴れていたのに気付いたんです クラスが終わってとても不思議な気分でした 先生が言ってた「それは筋力でなんとかするしかないわね」 それが本当だと確信したのです これまでやってきたことは間違っていなかった もちろん“出来る”ことと“見せる”ことは同じじゃありません だけど出来なかったことです 失敗しか出来なかったことでした
カラダ、カラダの力って本当にスゴイ!!
もしかしたら、それに気付くための日だったのかもしれない。 それを気付かせるために落ちてたのかもしれません…
さぁ、あなたならこの一万円札をどうしますか? 飾ったりしますか?
わたしはすっかり使いましたw
大事なのは 縁起を担ぐことじゃなく、日々の努力です☆
◎直近の吹き出した誤字たちを一挙紹介◎
15噴火20分 → 分か
騎士ヨガ → ナイト(夜)
じゃあそのときにデモ → でも
ロン丼 → ドン
かしこすぎる変換ってほんとうにすばらしいいね!
イギリス渡航計画、Oxford公演後のロンドン滞在予定がようやく確定!! ギリギリじゃないかw とにかく決まってよかった これで安心☆ 旅行会社に出向いた手前、その近くで働く友だちのお店に寄ってみました。 そういえば、食事採ってなかった… sなえちゃんは腹ペコのわたしにご近所お薦め店を紹介してくれました。 いつもの酷使から足も動かない。 近いところでなきゃ行ける気しない―
「その通りを行くと長さ規定あるよ! 長崎ちゃんぽん 美味しいよ? もしタイスケさんがそれでも足りないなら是非ためしてほしいんだけど、 替え玉したらラーメン麺が来るらしいのよw わたしはやったことないんだけどね♪」
ちゃんぽんで替え玉するなんて人生でやったことがない!! やりえない っていうかラーメン麺の替え玉が来るって何?! こりゃ行くしかない
そのとき出来ることをやらないことは後々必ず航海の種になります
そもそも「わたしはやったことないけどね♪」を薦めるってどういうこと!? なんともご無体な友だちの一人ですねw 俺のことよくわかってる(涙
既にオマケ人生であるからこそ“生きることにおそろしく貪欲”なのだ
その替え玉してやるよ ちくしょー!!! こうしてまんまとsなえちゃんの第三者意見に乗せられてしまう結果に… sなえちゃんはズルイね、だって言うだけで何のリスクもないんだものねw 長崎亭とうちゃく。 ちゃんぽんかんしょく。 ほんとに替え玉って出来るの?? 出来なかったときの“未来の恥ずかしさ”がわたしを苦しめます。。 笑い話聞くのと笑い話実行するのでは、そのすべてが異なるのだ!! いざ、ためすとなれば勇気がどうしても必要になるじゃないか!! 逃げたりなんかしない―
「替え玉おねがいします」
そしらぬ顔で言えたよ!! で、替え玉きたよ!! おおおおおおおおおおおお ほんとうにラーメン麺でした。 おどろいたね… でも、ちゃんぽんスープじゃ濃さ足りないw 〜超うす味だよ〜
もう替え玉なんて しないなんて〜 言わないよぜったい〜 経験を積みたいそこのあなた!!絶対試してみてくださいねw
後悔のない人生の近道へ Let's TRY !!!
特に何が食べたいかおもいつかない日。 考える足しにしようとstudio受付のご無体な女の子に聞いてみた。 「お昼、何食べた?」 するとすぐさま質問返しにあいました。
「タイスケさん… “わようせっちゅう”って何ですか?」
なんでそんなこと聞くんだ―
「いやぁ、ちょっと思いついちゃってw」
和洋折衷:日本と西洋の様式を程よく取り混ぜること。
「えええええッ!? 日本食 洋食 中華じゃないんですか???」
中華じゃないだろ!!! っていうか、その考え方だと中華直前の“セッ”って何だよ―?!
「セ… セルビアとか…?」
もうダメだなw
これはスマホで何でも確かめることができるようになった世界での出来事。 物事をたしかめようとしない怠惰な女のお話ですw さぁここで話を戻しましょう。 忘れちゃいけないことがある 解決しなかったのはわたしの最初の質問です☆
話しかける人を選ぶって、とても大事なことですね
京菓匠 鶴屋吉信、全国の有名百貨店に店舗がある京菓子店。 わたしはここの焼き菓子“紡ぎ詩”の大ファンです! そのカタチは西陣織の繭を謹製。 ケシの実をあしらった香ばしい焼き皮に包まれた刻み栗入りこしあん。 ひとくち饅頭の傑作です☆ 小腹が空いてるときおやつとしてよく購入してるわたしですw バラ売りされているので買いすぎることもありません!
購入するとき店員さんに声をかけました。 「これ美味しいですよね〜」 すると店員のお姉さんが 「失礼ですが、JR●●線に乗られてませんか?」 あれっ? えっえええええッッ!?
アタリです
飛び上がるくらいに驚いたのですが面白いくらいにわたしの姿勢は崩れない。 これが日頃の精進の成果だ!! 〜涙ぐましい努力の結晶〜 おかげさまで品格を失うことなく会話をつづけられましたw 正直なところを申しますと、気持ちは遙か5mほど吹き飛んでいます。 だってわたしは一方的に見知られていたんです。 本を貪り読んでいるところとか、疲れで怠惰の権化みたいにしてたりとか… あんなところやこんなところを見られてなんかしたら―!!
無理だ、無理すぎる…
いつも乗る電車がこんなにおそろしい乗り物だったなんて 品格とは真逆のところでガタガタ震えてましたw しかし、裏腹にわたしのカラダは勇敢でした! いつわり、これは偽りなのかもしんない。 舞台上では偽りだろうがなんだろうが堂々としてないと― まがりなりにもひとに夢と希望をあたえるお仕事。 ってここ舞台じゃないし!! おお!真に板についてきたか?!
嘘が上手くなりました
嘘も技術なのだとわかった瞬間でしたねw 嘘というとちょっと違うかな、うろたえることがないってことかな? わたしは答えました 「乗ってますよ」 店員のお姉さん「いつも身なりがしゃんとしてらして」 タ「いつも個性的すぎてすみません」 「いえいえ!わたしは●●駅から乗ってるんですが」 あれっ? えっえええええッッ!?
それ俺が使ってる隣の駅だよ
下車駅は終点ですからみんな同じです。 「降りたら足が速くてすぐ見えなくなるんですよね…」
それは“足が速い”んじゃなくて いつも“ギリギリにしか自宅を出てない”からだよ―
そんな速度までも知られていたか。。 なんてこった 人間、どこで誰が見てるかわからない!! 家を一歩出たそのときからすべて見られる世界! そして、おおむね忘れるような毎日の中で記憶に留まるものもある― 恐怖を感じました なんたってわたしはダンサーですから その記憶に残るような踊りが踊りたいはずなんです 事実、わたしにはいくつもわすれられない踊りがあります そう考えればいつもいつでも瞬間を大事にせざるを得ません こころが動く瞬間はみんな違うからです
よくよく思い返せば「これ美味しいですよね〜」と言わなければ、 こんな話にはならなかったとおもいます。 それに、わたしがいきすぎていれば相手が話しかけないでしょう。 一言がなければ何も始まらなかった
タ「じゃあ今度会ったら声かけてくださいね!」
なんと大人な対応でしょうか 成長したなあ
翌日、いつものように慌てふためいて出かけ… はっ! 店員のお姉さんが浮かびました こんな身なりじゃ出かけられない!!
いつもの毎日に厳しさが増しました。。
わたしには言語道断なスペシャル担当者がいますw その名はm藤☆ 某ブティックSTAFFなんですが、わたしには生きた伝説の女ですw その目利きはすばらしく、その視点から別の世界へ連れてってくれます。 これまでのblogで何度か登場してるけど今回もすごかった!! その前にどれくらい希有な人物かもう一度復讐です。 あ、復習ですw
店舗に入ろうとしたとき 「いま面白いの何もないんで入っても無駄ですよ」(入店できず)
商品を手に取ろうとしたとき 「それはナイね〜」(手に取ることもできず)
新作コレクションが入荷したとき 「あ〜タイスケさん!!これとこれとこれと…着てみてくださいッッ」
この人に出会ってからはブティックの楽しみ方が激変w 自分が“選ばない”服たちが次々と似合うことがわかったのだ。 自分で“似合わない”とおもっている“思い込み”の可能性。 売ることを第一にすれば「それはナイ」だとか言うはずがない。 ファッションに関して似合う似合わないを先んじた順位の会話。 その言葉を“信用”しているんであるw ◎そんなm藤さんは足が向きにくい店舗へ左遷されてしまいました◎ そういうわけで久しぶりに会いにいってみた。
「あー! タイスケさーん!! めっちゃカッコイイジャケットあるんですよ☆ こっちです!」
って隣のヘラガ… フェラガモ??? ちょっとちょっと、自分の店舗じゃないだろここは!! 別ブティック店員が別ブティックの服をすすめていいの?いいの?? 信じられない芸当です。 そんなだから左… 面白すぎる☆ そのジャケットはホワイトを基調にしたイエロー迷彩で展開してました! スゴ… かっこいい、たしかにかっこいいな。。 ここでフェラガモ美人アシスタントマネジャーHさんがm藤に紹介されます。 名刺をいただき…ってこれ何のツアーですか??(爆 えらい美人を差し置いてm藤は叫びます。
「着てみて着てみて!! ほら、やっぱり似合う〜 似合いますよね?(美人に同意を求めるm藤)」
「これ着てる人は絶対いませんよ〜 タイスケさんには是非さらっと着てもらいたいです!!」
全然別のSTAFFとフェラガモ店員ふたりに絶賛されてるこの状況… 何?? おそろしく意味不明な景色w ふたりのとっても素敵な笑顔w しかし、現実に戻るのは超簡単でした。 似合ってるカモしれないけど、けど! なにこれ値段だ!! 白基調って遊びじゃないと買えないよ!! 死ぬ気で買えってか?! “さらっと着る”ことは出来ても“さらっとは買えない” たとえ買えたとしても、もうこの夏 絶対遊べない。 “待っているのは死ぬ気で歩いて遊ぶ未来” m藤おそるべし
ふたり「また来てくださいね〜♪」
また来ます…
『きらきらひかる』 江國香織
最近、この作者がとても好きだという文学女子に遭遇してしまいました。 おどろきました… ほとんど破綻しているような物語なんですよw ◎おおよそわたしには苦痛でした◎ だけど、たぶん“この感じ”が女性のもつ特性なのかもしれない。。
始めから問題がある。 それも、ものすごい問題が。 だけど笑子は物語終盤でさえこうおもっていた。
睦月はほんとうのことを言うのをこわがらない。 勿論私はそれが死ぬほどこわくて、 言葉なんてほんとのことを言うためのものじゃないと思っているのだ。 ものすごく悲しかった。 どうして結婚なんかしたんだろう。 どうして睦月を好きになんかなったんだろう。
女子はいつだって“まもられるものだ”とおもっているのかな? それが運命の人であればなおさらなんじゃないのか。
イライラが止まりません
これじゃあまったくフィフティフィフティじゃあない。 どうして、どうして、そんなことは最初からわかっているはずです。 結婚した理由も、好きになった理由も。 始まりから問題あることも。 漠然と、それこそ“どうして”ゼロに戻すんでしょうか??
睦月みたいに善良な人には何でもないことなのかもしれない。 やさしかとか、友情とか、家族としてとか、 それだけのことなのかもしれない。 それでも私は、ときどきたまらなく苦しくなるのだ。 全身が、哀しい果物のようになってしまう。 髪をなでてくれる手のひらやピアスをさしてくれる指先が、 私の邪気を責めたてる。
そうか、これだ!! “ときどきたまらなく苦しくなる” これがゼロにしたがる正体では?! まったく理屈が通用しない衝動のようなもの。 こんなものに男子は苦しめられているのか… なんてこった
「私たち、嘘をつくことなんて何とも思ってないもの」
僕は絶句した。 上等だよ。全く上等だ。
俺は絶対に嫌だとおもった。 こんな人たちに囲まれていては間違いなく自分もそうなるとおもった。 きっとこういうわたしは幻想だとか言われるんでしょう。 だからといって譲る気は毛頭ない。
だってそんな“生き方”をしたくないんだものねw
この小説では問題が全く解決しません。 原因を解決しようとせず、そのままにぐだぐだに生きていくお話です。 その選択にはまったく同意できない、したくない!! たとえ美しくなくてもこんなことで泥にまみれる生き方を選びたくない わたしにとっては、努力できる方でなくちゃ歯を食いしばる理由がない
あとがきにはもっとド派手な一文が襲ってきましたw
素直にいえば、 恋をしたり信じあったりするのは無謀なことだとおもいます。 どう考えたって蛮勇です。 それでもそれをやってしまう、たくさんの向こう見ずな人々に、 この本を読んでいただけたらうれしいです。
こんなことがあっさり書けるだなんて この人、どれだけ裏切られてきたんでしょうか かるく同情しちゃいました
勇気のない人はぐだぐだやってぐだぐだ死んでいけばいい 勇気がなくちゃなんにも前にすすまないじゃないか
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