| 2009年11月30日(月) |
「全細胞会議 The 1st」 |
おかげさまでトラブルもなく、無事に終えることができました! ◆鎌倉道彦ワークショップ『全細胞会議』11/28・29◆ 企画から実行まで限られた時間でしたがやり遂げることができました。 これも参加してくださったみなさんや協力者のみなさんのおかげです。 今回、自分のスケジュールもいろいろと重なってしまい大変な状況ではありました。。 ですが終わりよければギリギリよし。
気功編+身体編=鎌倉道彦
“めいもん”(漢字がわからん!)です、“丹田”なんです!! 使えれば確実に力強くなること間違いなし。 すなわち、まともにエクササイズすれば筋肉痛間違いなし。 知らないうちに強くなる、というよりも知ってしまえば強くならざるを得ない感じですw 〜地味に苦しくも、楽しいクラスとなりました〜
ってかとんでもない振付でしたよ―
問題は『打ち上げ花火』で終わらせないことです。 続けていくことが大事なんです。 どうやったらダンスと人をつなげていけるのか、社会にダンスでどうアクセスできるのか。
まだまだ足りていないことだらけです。 自分の時間を全て持っていかれた数日でした! 心もカラダもボロボロです! だけど、これからをどうやっていけばいいのか、とても得るものが大きかった。 無茶でもやり抜くことが重要です。 そこからしか学べないことがあるからです。
『全細胞会議“セカンドインパクト”』必ずやりますよ〜!!! 全ての予定をキャンセルして参加してくださいw
| 2009年11月28日(土) |
「Autumn DANCE Collection」 |
そうそうたる出演者!! ついに第二回公演の開幕です。 とにかくこんな舞台はありそうでないんです。 そんな公演の裏方にわたしはいました。 今回の任務はプロジェクターです!
間違えたりなんかしたらダンス界から消えるしかない
なによりも出演者がそうそうたる顔ぶれなんです。 そうそうすぎる! 裏方とはいえ、みんなの夢の一部に違いありません。 いかなる裏方も、見に来たお客さんにとって最高の舞台になるようにする重要な仕事です。
開場。 いよいよ本番。 これまでのリハーサルで数々の問題点を発見。 (その数だけ失敗してきました) 本番では絶対の操作が要求されます。 そんなわたしでしたが、受付の人から突然お客さんの誘導を頼まれました。 会場係じゃないので慌てましたがお客さんは本気で困っています。 「指定席がない」 必死で探しますがありません、ありませんでした。 ともあれ空席に座っていただき一安心。。 その直後でした…
客電が落ちた 緞帳が上がった―
オープニング映像を流さなければなりません。 しかし、わたしは席に着いてもいなかった!! もはやパニックです。 あってはならないまさかの状況です… 緞帳は上がってるんです!! 今、映像を流さないといけないんです!! 全力で持ち場へ走りました、が!DVDプレーヤーは空回り―
変な音が鳴り響きました 流れてはいけない音が会場に鳴り響いてしまいました―
もう泣きたい。。 自分に「焦るな×∞」、奇跡的に映像が復帰!!
もう遅い
全世界の人に謝らせて下さい― ごめんなさいすみませんもうしわけありません あやまったところでどうにもなりません。 こんな状況になるなんて誰か予測できますか? 罪を償いたいんです。 償わせてください!! お願いします。。 願いも虚しく現実に起こったことは戻せません。 戻せるわけがない。 もうこれ以上失敗は赦されない。 まだ仕事は終わっていない!!
一度恐怖を覚えると手が震える
人生において、ボタンを押すだけの作業にこれほど震えたことはありません。 おかげさまでその後の仕事は“完璧に”成し遂げることができました。 悔いはありません。 やり遂げたんです。
だから何だというのか
全てを“完璧に”しなければならなかったんです。 わたしにどんな不幸な事故があったとしても信頼を裏切ったことになってしまいます。 自分自身にほとほと嫌気がさしました…
当日のパフォーマンスは本当に素晴らしいものでした。 そんなわたしの気持ちすら吹き飛ばす公演だったんです。 その証拠に公演が終わってもほとんどのお客さんが会場に残っていました。 凄いことです! 手づくりの舞台でこんな光景なかなか見れるものじゃない!! そんな公演に関われたことは素直に嬉しいことです。 だからこそ、自分が犯した失敗に対して怒りがおさまりません。。
| 2009年11月26日(木) |
タイスケ&ダンサーズ |
新作です、新ユニットなんです―
約10分。作品の概観が完成!
急造ながらよくここまでできたなぁ〜 (※完成したわけじゃありません)
◆Consortio、DANCE REBELLIONページを更新◆ >>WHAT'S NEW から新ページに跳べます!
現段階で振付構成はわたしが担いましたがこれからは彼らの仕事です。 ダンスにすることがダンサーの仕事なんです。 じっとしていてもダンスは降りてきません。 今大きな一歩を踏み出したんです。 今までは楽しくやれましたが次の段階はお客さんと向き合わねばなりません。 ここからが本当の戦いです! お客さんにプロセスは不要です! 結果を見せなければなりません。 いよいよ苦しみが始まります!!
是非とも苦しみを越えてダンスの救世主になってくれることを切に願います。
| 2009年11月23日(月) |
Real Contact |
自分が思っている“わたし”は“わたし”じゃなかった。 「わたし“が”」という時点で既に違います―
頭で考えることでなく“感じる”こと、これが本物のわたし
『Real Contact』って風船みたい。 重さがない。 違和感がまるでない―
いったい今までなにをしてきたのか… 気づきもせず、気づかされることもなく。 本物のわたしに向き合えば、全てエゴでしか踊っていなかったことになる。 相手をみていない、自分勝手な踊りだったとしか言いようがない。。 カラダが持つ可能性をすべて“わたし”が閉ざしていたんです。 こんなものを知ってしまったらもう後にはひけない。 進むしかない。
日常の中でしか培えないもの、それが本物のわたし
舞台に立つことは自分をさらけ出す行為にほかならない。 だとすれば自分に出来ることは「それまでどう生きてきたか」にたどりつく。 どんな生きかたをしようと、最後に死ぬことに変わりない。 だからこそ全力で生きなければいけない、だって全力で生きたいのだ。 全力で踊りきるにはこれしかない。 舞台よりも日常にしか答えがない。
もっと深く人との関係を築いて、もっと深く人生を豊かにしたい。 もっと深く感情を鍛えて、もっと深く踊っていきたい。
『Real Contact』3日目―
想像を絶して「わからないことを学ぶ4日間」もいよいよ大詰めw やっぱり自分を見てくれる人に対して失礼なものは踊れない以上、いくら反抗したところで日野メソッドは避けて通れない。 昨日がマイケルでも今日は日野晃。 そのおそろしいほどの存在感と圧倒的な知識!! これはもう参加した人にしかわからないことだろうね…
◆おかげさまで、人生でこんなにも「生麦生米生卵」を死ぬ気で叫んだことがない素晴らしい一日を送ることができました◆
涙が出るほどの本気で吐き気すらもよおした
大声で叫んでみたところで相手に何も伝わらない事実は私を打ちのめした。 こんなにも人に“伝える”ことは難しいものだった。 全身全霊で叫んだところでそれが本物なのかどうか自分にもわからないのだ。
全力でダンスを踊ってきたつもりでもその全力が全く足りていない現実を思い知った
絶望です
しかし、日野さんの動きが美しいことは誰の目にも明らか。 何十年も純粋にわからないことを感じる鍛錬をつづけた人間が目の前にいるのだ。 これはもう疑いようのない真実。
帰り道、JRのプラットホームで日野さんに偶然遭遇した。
「おまえはたっぱもあるしかっこいいんやからしゃきっとしろ」 「一回ガツンとやられたらええねん」 「それと、世の中の流れに従うな」
って、初めての個人的な会話がこれですか― 面と向かってこんなの言われたらもうやるしかない!!
| 2009年11月21日(土) |
“KING OF POP”の軌跡 |
再放送、完全保存版。 深夜でしたのでテレビ画面から30cmくらい離れて見ました! 『マイケル・ジャクソン“KING OF POP”の軌跡』 総合 11月21日(土)前1:20〜2:20(20日(金)深夜)
ビートルズ以降、世界に最も影響を及ぼしたマイケルの華麗なる歴史を紐解く―
「スリラー」「ビリージーン」「今夜はビートイット」「BAD」「ブラック・オア・ホワイト」 ほか
6/25に亡くなったマイケル・ジャクソン特別番組です。 彼が残した素晴らしいパフォーマンスを中心に、その偉大な足跡をみる。 ミュージック・ビデオに革命を起こした名作の数々をフルバージョンで鑑賞。 貴重なフッテージを交えて“キング・オブ・ポップ”の人生がたどられた。
現在日野さんWorkshopに参加しており、自分のカラダと格闘中です。 頭で考えない、天才のカラダと出会うためです。 「どれも全然ダメ」と言われつつも必死で「できないこと」を絶賛味わい中。
そんな深いところへ向かっていこうとしている自分にマイケルが囁きます。 「一体それがなんなわけ?」 マイケルは神です。彼の言うことは絶対的に正しい。 「生きている=その人が輝いている」の公式に基づけば明快です。 なぜなら人間誰しも好きなことに向かって盲目的に爆進しているとき以上に輝いているなんてことはほとんどないからです。 ダンスに向かうカラダに対しての理想は本当によくわかります。 誰が見ても明快に美しいと思えるものこそ目指すべきものです。 でもさ、美しいものだけが全てじゃないよ。 現にわたしが踊ったときに決まって言われるのが「美しいだけでしょ」です。 どれだけ美しく踊るために時間を費やしたところで現実はこんなものです。 どんなに醜くとも、貪欲に“本当にやりたいこと”に向かったほうが綺麗さっぱり死ねる。 そんな気がするのです。 考えようによっては間違っていようが正しかろうがそんなことはどうでもいいことなのかもしれないんです。 誰もが必ずもつ個性を爆発させ、世界に認められた人間が現実にいたんです。 もちろん知識はどんなものも役に立ちます。 ですが、それをどう使うかは全て個人に委ねられています。 わたしはわたし自身が輝くために使います。
こないだ朝◎新聞でこんなのが記載されていた。
問)○○に当てはまる言葉を答えよ
『腐っても○○』
みなさん、答えはおわかりですね?? 楽勝ですよね〜 そんなわけで答えは言いません。 別の答えを紹介します!
「腐っても食う」
見事です! 手の施しようがありません☆ 生活感あふれる見事な回答です。 この答えをつくった人のご冥福をお祈りしたいですねw まだこれで終わりじゃありません。 重ねて素晴らしい答えを紹介します!
「腐ってもいい」
見事です! 手の施しようがありません☆ 生活感あふれる見事な回答です。 評価すべきところは、さっきの答えとは全く意味が違うことです!! 食物が有り余っているとでも言いたいんでしょうか… 腐ったところで痛くもない、そんなところでしょうw
実はこれ、とある小学校のテスト問題だったらしい。 お母さん?の投稿だったと思いますが、息子の答えが上で、息子の隣りの席の子の答えが下のものだそうですw いったい日本の未来はどうなってしまうんでしょう?? 甚だ疑問です。。
答えはない、答えはない、見方を変えればいろいろ〜 (シャキーン)
さて、そんなわけで全細胞会議の営業に九大まで行ってきました〜 なにもない殺風景なところに新校舎がッ 「近くになにか大きい建物ある?」 …愚問でした! 目印を聞いてもそれ自体が目印だったんです。 まわりには他になにもないんだから、わからないはずがないw TAPダンサーのK場くんは今日も修士論文ですし詰めです。 今日のボーリング大会で優勝していることを切に祈ります。 聞いたところによれば、今週の金曜から学祭らしい☆ 会いにいったA耶ちゃんは餅をつくりまくるらしい! もし行く人がいたら絶対に餅を食べにいってください。 きっと淡白に「ありがとうございました」って言ってくれるはずですw そんな頭痛のい…じゃない、頭のいい人でも面白いことを言ってくれましたので紹介します。
「もしもしのもーしこみが済んでなかったら―」
もし+模試+申込=もしもしのもーしこみw (※決して「“もしもし”の申込」じゃありません) (※ましてや「“もしもしのもー”仕込み」じゃありません) こんなことを言うバイトをやってるそうです。 申込です! 申込なんです! そう、全細胞会議参加クラス申込です!! 只今、申込メール絶賛受付中☆
11/29(3)【気功編】は定員間近です。 お早めに。
メイドの土産です。 Dancing課長の趣味のひとつですね。 メイド in JAPAN
| 2009年11月15日(日) |
Grupo de Rua「H3」 |
ブラジルのストリートから9人のダンサーが放つ革命的ヒップホップ―
こんなダンス見たことがない
中盤からだだ泣きした。。 こんなダンス見たことがない!! 自分のアンテナは正しかった、見れて本当によかった。 ダンサーたちはただ“踊る”のみで大きな事件は起こらない。 しかしその“踊り”自体は「凄い」程度のものでなく「化物」の領域。 律されたダンスじゃない、剥き出しのダンス。 大抵一番うまいダンサーに目がいくのが世の常、ダンサーの常。 ところが誰一人として目が奪われないダンサー・魅力のないダンサーがいない! 全ダンサーが“化物”で構成されているのだ。 ハンプティ・ダンプティも化物なのだ! そんな化物たちがひとつのコンセプトを持った一続きの作品の中で“淡々と”踊りに向かったとき、とんでもないことが起きた。
ダンスを超えたダンス
もうヒップホップとかそんなレベルじゃない!! “性質が違う” どうやってこの化物たちを統率してるんだ?!振付/演出ブルーノ・ベルトラオ(30)! いつ何時事故が起こってもおかしくないその振付。 危険すぎる! 全員が全員を意識できていなければ踊れないその構成。 化物たちは超人的な個人技だけでなく、しっかりとしたコンタクトが出来る上に、多人数で縦横無尽に踊る感覚をも備えていた。 お互いに「全力」でジャンプしながら空中で方向転換させたり!ジャンプした人間を無理矢理押さえ込んだり!…おそろしいことに全力さを感じない箇所がどこにもない。 その強靭な肉体から放つ、おそろしいほどの生命力― もう理屈じゃない。 その目で確かめてください。 ダンスが変わります
私がこれまで見てきたダンス“作品”の中で断トツです
どんなものも超えてしまいました
全力で踊る姿、その力を見せ付けられたとき、あとから途方もない怒りが湧いてくる。 同じダンサーである以上、彼らのもつものと自分がもつものをどうしても比べざるを得ない。 内在エネルギーにどんなに差があろうと、同じ全力で自分自身を踊りにしたいのだ。
ダンスの未来、ヒップホップの革新、コンテンポラリーダンス。 ダンスがもつ可能性に到達点はない。
―九州考古の至宝が揃い踏み― 国立博物館特別展『古代九州の国宝』 〜Legendary Treasures of Kyushu〜
発掘された遺跡や遺物が語る古代九州の姿! 考古学最新の成果が展示されているだけでなく、東京や関西の博物館からはじめて里帰りする九州ゆかりの国宝・重要文化財群! 対外交流の島、古代九州の真の姿、歴史のかたなに消えた豪族たちの様子とは―
父と行ってきました! 国立博物館では初の音声解説を購入。 やっぱり展示されているものだけでは説明が足りないのだ。 言われないとわからないことが多すぎる!! 知識欲です!
【国宝】銀象嵌銘大刀(ぎんぞうがんめいたち) 熊本県江田船山(えたふなやま)古墳出土 古墳時代 5世紀後半に築かれた前方後円墳に副葬された全長90cmの鉄刀の脊に刻まれた、75文字の銘文。 ワカタケル(雄略天皇)の時代に、古墳の主であるムリテという人物が典曹人として仕えていた。 何度も打ち、叩き、鍛え上げられた名刀であり、所有者は子々孫々まで吉祥があるだろう。 刀の作者は伊太和、著者は張安である。
鉄でできた刀身は朽ち果てていますが銀?で描かれた馬・魚・鳥は素晴らしいものでした! その直後、音声ガイダンスは突如わたしの気持ちを粉砕! 「文字の著者、張安はその見事な出来に自分の名前を大きく書いたと思われます」
た、たしかに―!!! あんたの名前だけ大きいよ! ずるいよ!!
思わず博物館の中で大爆笑してしまいました… 聞かなければ国宝の威厳は保たれたのにw ずいぶん得した気分ですね。
そんなこんなでフリーペーパーの写真と本物を見比べてみると大変な違いがあります。 なんといってもまず大きさ! そしてその質感! 最古の耳飾に至っては縄文時代・7,500年前ですよ?? ってかこれほんとに“耳飾”?! 大きすぎるぞ!! 腕輪じゃないの?? これはもう見にいった人にしかわからないことです。 フリーペーパーには見事な黄金十字架の写真が大きく取り扱われています。 …が! 本物は直径5cmくらいしかないんですよ〜
思わず叫んだこと数点。
古代の遺物に思いをはせることはなかなか素晴らしい気持ちです!
左足を痛めてしまいました。痛めてはいけない足を痛めてしまいました。 左土踏まずを痛めてしまいハイルルベができなくなってます… 激痛で練習できません。 ストイックに体が鍛えられない日々。。 こんなときどうすべきか、答えはいつだってこれしかありません。
“心を鍛える”
体に負荷がかけられない以上は心に負荷を!! 見たかった映画を今こそ見てやるぞと思い立ち、向かう先はミニシアター。 そんな折、あけ姉にばったり遭遇― こんなとき世界は狭くなるものか、しかし私にとってはよくある話だ。
あけ姉「なんしよ〜と?」 た「足を痛めて踊れないので映画でもみようと…」 あけ姉「優雅やね〜」 (※ワタシにとって映画は単なる趣味ではありません)
『空気人形』(R-15) 私は空気人形。空っぽな誰かの「代用品」。 私は「心」を持ってしまいました。持ってはいけない「心」を持ってしまいました。 ttp://www.kuuki-ningyo.com/index.html
あの…お客は私だけですか?? R-15指定を一人きりなんて人生で初めてのことじゃないか!! なぜか罪悪感が忍び寄りました。。 悪いことなんてしてないぞ―
この映画は見ようと決めていました。 豊かな気持ちで帰れることを期待していたんです。 しかし相手は『空気人形』。『誰も知らない』の監督作品です。
甘かった―
中盤は清清しく幸せな気持ちで涙を流したはずなんです。 ところがまさかの展開、衝撃のラスト― とんでもないところへ連れていかれてしまいました… 支払うリスクが高すぎる… こんな混沌を背負わされるなんて
もう自分がどんな気持ちで泣いているのかわからない
主人公空気人形役のペ・ドゥナは人形なのか人間なのかわからなくなりました。 常にかわいくて美しくて素敵なんです。 非の打ち所がありません。 おそろしいことに彼女の仕草だけでほとんどこの映画ができあがっているんです! 彼女に「わたしも年をとるのよ!」って笑顔で言われたりしたらイチコロです!! ところが、この作品に出てくる“人間”は全員なにかしら狂っています。 だけど、その狂っている姿は間違いなくこの現実に存在します。 それでもその“人間”にはいつだって愛が差している世界でした。 醜い世界は本当に醜く描けたはずですが、この世界は常に美しかったんです。
混乱しました。 吐き気すらしました。 それでもどこか美しいんです。 みんな不器用で、どこか欠落していて、それを埋めたいんです。
映画の帰り道、「この世界を認めては危ない」そんな気持ちにたどり着きました… たしかに、命は自分自身だけでは完結できなくなっています。 どんなにコミュニケーションが下手でも人間社会で生きていくためにはどこかでコミュニケーションせざるを得ません。 ひとりよがりの価値観ではこの映画の世界から永遠に抜け出せない、そんな気がした。 自分で自分を満たそうとしてもダメなんです。 やっぱり誰かとわかちあうことで超えていきたいんです。 しかしどんな人間にもこの世界は等しく愛に満ちています。 どう生きようとも、老いて死んでいくことになんら変わりありません。 だからこそ、どう生きればいいのか、生きたいのか?自身に問わざるを得ませんでした―
痛い なにか痛切に痛いんです
チクショー なにもここまで大きい棘を刺したまま帰りたくなかった!!
〜あなたの息で、私のカラダを満たして〜
チキショー 心が満たされるどころか、切なくてぐちゃぐちゃだ―
| 2009年11月03日(火) |
「fighting with body」 |
『fighting with body』〜人生のいい時も悪い時も、このからだと共に戦ってきた〜
文慧(ウェン・ホイ)Workshopを経験した50歳を超える10人の舞台を鑑賞☆
本当の生活の中にある現実―それが私たちがおこなったWorkshopの基本です。 食べ物の記憶を出発点とし、私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしている事柄について身体を通して探求し、身体表現のさまざまな可能性を追求し、茫然と好奇の間で、お互いに刺激し合う過程を共にしました。 今回のWorkshopは、私にとってかけがえのない出会いとなりました。 彼女たちから学んだこと。 それは“創造力に年齢の境はない”ということ 私たちは今まさに、身体の無限の可能性を体験しています。 (文慧)
わたし自身も文慧さんのWorkshopを体験してきました。 そして、年齢を超えてダンスに挑みたいという気持ちは全く同じです。 この舞台でたくさんの夢と希望が発見できました! もちろん「ダンス」という言葉にとらわれた人にはかなり難しいものだと思います。 技術が優れているわけではありませんし、集中がともなっていない人もいます。 エンターテイメントではないのです。 文慧さんの境地は 『生活=100% アート=0%』 です。 重要なのは、本来“ダンス”に良い悪いという区別などないということです。 自分のことを言えばいつだって良いダンスを目指しています。 ダンスで生きるということはすなわち対価を得なければなりません。 今のダンスで何かを与えることができたか。 狭い視野ではそこにいきついてしまいます。 そうなれば心身ともに鍛えることはダンサーとして当前のことです。 ところがそのために本当の自分の身体にアクセスできなくなる比率が飛躍的に高まります。 踊り“らしき”ものが簡単に踊れるようになるからです。 深く深く意識を通したカラダになることが逆に難しくなるのです。 そうしたことを難なく突破してしまえるのが初心者です。 もちろん“ダンスを選ぶ”ことと“踊る理由がある”ことは最低条件です。 ところがそれを踏まえた人は突然プロフェッショナルダンサーになります。 恐ろしいほどに等身大の自分にアクセスしてしまうんです。 それは今まで生きてきた年月のカラダがダンスと出会うことです。 この感覚を知ってしまうと人が、ダンスが、際限なくいとおしくなってしまいます。 その人にしかできないダンス。 それは自分のカラダと向き合えたときにおとずれます。
「コンテンポラリーダンスって何ですか?」と会場から質問がありました。 文慧さんの言葉は―
『観客に思考してもらうもの』
唸りました。 尊敬する人が言うことはみんな同じなんです。 それを信じる自分にとって、答えがないダンスに対して、支えとなりうる言葉でした。
ところが、思考してもらうことがどれほど難しいか。 お金を払って時間を割いて会場に来ている人にどれだけ通じるのか。 それを考え出すとダンサーとしては立ち向かうべき難題が山ほどあります。 未来の自分がそこにたどりつくためには今を真摯に踊っていくしかありません。 ダンサーだということを忘れるくらいのダンスを踊っていきたいですね。
| 2009年11月02日(月) |
「THIS IS IT」 |
マイケル・ジャクソン “THIS IS IT” 〜誰も見たことのないマイケルに逢える〜 やっと見にいけました!
6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンが、ロンドンで実施予定だったコンサート“THIS IS IT”。何百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を映画化!!
これは凄い冒険になる 見たことのないステージを 感じたことのない瞬間を
10/31までの4日間で、全国興行収入6億4663万6400円、動員50万9251人を記録!! 前売券の販売枚数は最終24万枚に迫る異例の売れ行き。ワタシも例外なくその一員w 東京・新宿ピカデリーでは10/31(土)に同館の記録である「崖の上のポニョ」を500名近く上回る4023名(興行収入5,992,500円)を動員するなど、満席で希望の日時に見れないお客が出始めたことを理由に、前売券を購入した人にできるだけ確実に鑑賞してもらうため、上映を延長できる劇場での2週間の追加上映決定がなされた―
全てが異例になることも、映画を見ればその理由は明白です。
偉大なスーパースターの素晴らしさを余すところなく表現された傑作だからです
コンサート最前列にいるような気分
過去の映像一切なし。 新しいマイケルです! 新スリラーなんです!
いつまでもマイケルを見ていたい気持ちになりました―
マイケルのメインダンサーはたとえそれを目指す人でなくとも尊敬される最高の栄誉です。 あらゆるダンスを踊れる+それ以上でないと通用しない絶対的なダンサーの称号です。 その肉体はもとよりその表現力にも大変なエネルギーが感じられます! 一糸乱れぬ振付、それでいて全く肉体的。 間違いなく人間のダンスです。 現在この世にある究極のダンス完成形のひとつでしょう!! 必見です。
マイケルのダンスは彼自身によるパフォーマンス以外に認められるものではありません。 それが失われたという事実をあらためて知ってしまいました。。
どんなゴシップがあろうとも、彼の音楽そしてダンスは胸を打つ“本物”です
ダンサーなら身を滅ぼしても時間をつくって映画館へ行くくらいの気持ちがないとウソです。 たとえダンサーじゃなくても彼の最後のパフォーマンスは大画面で見るべきです。 KING OF POP その名を全世界に轟かせた200年に1度の人物を必ずその目で確かめて下さい☆
わたしが構成するトリオのダンス作品を現在創作中です。 “わからないけれどなんだか凄いダンス”が完成に向かってます☆ 期待してくださいw 会話中からダンスが生まれたりすることが多々あります。 そんな中、こんな会話になりました―
『グーニーズ』(1985米)
どこからグーニーズの話になったのか思い出せないんですけどw とにかくみんなグーニーズが好きだったのだ! 海賊の隠した宝物を探すティーンエイジャー7人の冒険映画ですね。 (グーニーズがわからない人はこの時点で試合終了です)
「グーニーズの誰が好き?」
わたしの時が止まりました… 父と見にいったのと、めちゃくちゃ面白かったことしか記憶にない!! もうグーニーズのメンバーなんてまるっきり覚えていないわたしにSトちゃんは鋭い切り口で刺しこんできたんです! Sトちゃんは続けます。
「私はあの中国人の発明家が好きだったな〜」
ついていけてません。 全くついていけてないです。
Aミンが更なる境地へ導く強烈な一言を放ちます。
「あの中国人の本名知ってる?」
役名じゃなくていきなり本名かよ― 無理です。 もう無理。
「キー・ホイ・クァンよ〜」
会話は次の次元へシフトしました!! もはや単なる好きレベルじゃないぞこれ―
「今ごろそわそわしてるかもね、キー・ホイ・クァン…」 「まさかわたしたちが彼の話をしてるなんて思わないだろうしね」 「今なにやってるんだろうね〜彼。。」
気がつけばこんなところまで会話がイってました… わたしだけ崖っぷちです!
Aミンが更なる境地へ導く強烈な一言を放ちます。(またかーッ
「チーム キー・ホイ・クァンってのはどうかな〜?」
そうです。 まだチーム名が決まってないんです、この3人。。 ちなみにこないだの案は「ラズベリーキッス」でしたw
「じゃあ私がキーね」
えっ?!?! まさか一人ずつキーとホイとクァンを名乗るつもりですかーッ??? ホイは誰がやるの?…ってチャーリー図エンジェルじゃないぞ― ひとり男もいるぞ― そんなわけでそれぞれキー・ホイ・クァンを調べることを各自の宿題にして解散。
次回、キー・ホイ・クァンの更なる謎がついに解き明かされる!! ってか解き明かしてどうなるの???
―それよりもチーム名どうすんの―
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