今日はレッスンお休みの日なので、ここは書かないつもりだったのですが、音楽話題なので、今日の日記から引っ越してきました。
昨日来た会報をみてびっくり!っていうのはうそで、わかっていたことではあったのですが、今度の6月をもって休止です。 事務局の1人ツカダさんの、結婚で飯田を離れることがその理由なので、わだかまりや無念さなどのない、めでたさやすがすがしさいっぱいの休止宣言。淋しさはあるけれど、この4年間で得たこと、したこと、できたつながり1つ1つを宝物に、これからも自分なりの音楽活動をしていきたいな、と思っています。 といっても、人の応援が中心になると思いますけど。
アンティムというのは、リンクからHPへ飛んでいただければわかるかと思いますが、私のすんでいるここ、長野県の飯田下伊那の音楽家のサークルです。今までに大小のコンサート、セミナーや講座を行ってきました。学歴や立場など関係なく、音楽が好き、という仲間の集いで、教えるだけでなく、表現の場を自分達の手で作りたい、という熱意から4年前、形になりました。
この活動に参加させてもらい、この飯田で音楽をやっていくうえでの課題や問題点、利点、いろんなことが見えてきた気がします。この地に根を下ろして生きていくことが決まっている自分、この地の仲間とつながりを持ち、教えあい、励ましあい、相談しあって、垣根のない音楽活動が出来ることを今後も願っています。 学んばせてもらったこともいっぱいです。もちろん音楽のこと。人付き合い。自分のやるべきこと。 特に人付き合いは…。腹を割って話すこと。誠意を尽くせば通じること。通じないことがあってもめげないこと。いろんな人がいて、いろんな価値観があること。 そしてそこから自分を振り返り、どんな自分でありたいのか、足元から見つめなおすこと。
最後に、事務局のツカダさん、エミさん、本当にお疲れ様でした。休止というくらいですから、やめるつもりはないのでしょうけど。 ちょうど始まったのがみづきの産後で、話が出たときに「多分しばらくは何にも出来ないと思う」とツカダさんに冷たいことを言ったのが、今でも悔やまれて、忘れられません。 そしてりゅうせいの産後、プチコンの時に「お母さんと子どものコンサート、やろうよ!出来るんじゃない?」ってエミさんに言われたのもよーく憶えています。その時は「そんなの、無理じゃない?」って思ったけど、「できるよできるよ」って言われて、重い腰をやっと上げました。 思えば私も、今ではすごいパワフル女に思われてるけど、なんだか気が小さくて消極的なやつだなあ。でも、そんな私でも何とかやってこられたのは、愛と友情と音楽のおかげです。 他のことでも、思うようにお手伝いできず歯がゆかったとこともあるけれど、無理せず(ちょっと無理したかな??)、いい形でかかわれて楽しかったな。 隠さずかっこつけずお付き合いできる音楽友達が増えて、ほんとにうれしいです。アンティムで仲良しになった皆さん。これからもよろしくお願いします。
| 2002年01月30日(水) |
発表会への道 その3〜選曲(水曜日) |
小3のみーちゃんが、やはりおなかの風邪でお休み。点滴したそうで、かなり重いようです。心配…(体調も、練習も)。 いつも一緒に来る小3のゆーちゃん。このところベートーヴェンの簡単なソナチネを続けて2曲弾いていたので、勉強の続きということでロンド。結構長いのですが、転調も多く、いろんな要素が含まれていて飽きず、弾き甲斐がありそうです。昨日のまっくんのときもそうでしたが、私が弾き終わったときのキラキラした目、すごいな、できるかなといろんなことを考えて上気した顔、こんな顔が見られる時はとっても幸せな気分です。
中3のひーくん。フルートもやっていて受験生でもあるので、とりあえず決めておいて、高校生になれたら真剣に弾く、くらいで何とか間に合いそうな曲がいいね、と、何曲か検討。まだ未定ですが、グリーグの叙情小曲集の「夜警の歌」が今のところ第1候補。結構気に入っているようです。 今日のレッスンまでで、バロック0人、古典派4人、ロマン派4人(3作曲家)、近代印象主義1人・近代国民楽派3人(未定も含む)。現代0。 明日はお休みなので、明後日に続く…。
| 2002年01月29日(火) |
発表会への道 その3〜選曲(火曜日) |
1番最初の年中のりっちゃんは風邪でお休みだったので男の子が3人のボーイズディでした。
まずは小3のまっくん。最近「ドソミソ」の伴奏形にこっていてよく即興でなにやら弾いているので、その伴奏形が多い、ラトゥールというフランスの古典派の作曲家のソナチネを弾いて見せたら、目がキラリ。「長いなあ、弾けるかなあ」と言いつつも、私が何も言わないうちから早速立ったままで弾き始めていました。即決! その後、教本で3連符が2セットで2拍、8分音符が4つで2拍の1小節のリズムが出てきて、「だんごだんごぱくぱく」とリズム読みをしたら大受けで、壊れたままでした。「まことまことげらげら」でもいける!と2人で脱線したままレッスン終了。
次の小6のえいくん。カバレフスキーのソナチネを前の週薦めていて、今日ももう1回弾いて見せたら、「あ、いいよいいよ」と、またもや即決。男の子は、単純でいいなあ。
最後にやっぱり小6のはるくん。はるくんは先週から、モーツアルトのソナタ332の第3楽章を始めています。Fdurの和音と下降音型が主題のあの曲です。
はるくんとまっくんは以前にも登場した、感心兄弟です。えいくんは他に習い事がいっぱいで、いつもいそがしそう。違う小学校に通っていますが、週に1回レッスンで出会ってはちょっかいを出し合っています。
今日のレッスンまでで、バロック0人(やはり講師演奏で何か弾くべきか)、古典派3人、ロマン派4人(3作曲家)、近代印象主義1人・近代国民楽派2人。 水・金の小さい女の子達に、バロックと現代の小曲を薦めてみる予定。思惑は果たして…?
| 2002年01月28日(月) |
発表会への道 その3〜選曲(月曜日) |
月曜日は2人。時間の長い中学生の日です。
中1のえりちゃん。合唱部で頑張っています。今日サティの「ジュ・ト・ヴ」が仕上がったので、バルトークのルーマニア民族舞曲の第1曲目に決定し、次週から始めることに。この曲は本を買ってもらいにくい(高いし、他の曲は弾きそうもないので)ので、さんざん迷いましたが、特別、貸すことに。自分でコピーを取りたければ取って、練習に使ってもよい、という抜け道案…でも、いけないんだよな。ああ、罪悪感。 中2のかおちゃん。吹奏楽部でトランペット吹いています。かおちゃんも今日ちょうどドビュッシーの夢が仕上がり、本人の希望でショパンの革命のエチュードになりました。私としてはベートーヴェンの悲愴の2、3楽章をやったので、いよいよ1楽章を!と勝手に思っていたため、ちょっと当てが外れました…。古典派が薄くなってしまう…。でも、本人のやる気が1番なので、きっと頑張ることでしょう。
今日の時点で、バロック0人、古典派1人、ロマン派4人(3作曲家)、近代印象主義1人・近代国民楽派1人。 5期万遍なく選曲、なるか!?
| 2002年01月26日(土) |
発表会への道 その3〜選曲(土曜日) |
選曲を始めました。いつも生徒名はアルファベットで記していますが、今回は自分でわからなくなってしまうので、名前に似たここだけの呼び名で記していこうと思います。
土曜日は夫の実家に生徒が9人、しかも冬場は雪が多い、週の中で一番大変な日です。 でもここの生徒達は年齢と関係なく皆友達か兄弟。親同士も仲がよく、和気藹々としていて、大変でも乗り切れてしまう雰囲気がある日です。 この日はお休みの生徒が3人いたので、比較的のんびりと選曲の相談と譜読みができました。 1人目の小5のわっちゃん。いつもの教本+少し前からラピュタのテーマ曲(こういうのを取り上げたのは、めったにないこと…たっての希望に折れました)に取り組んでいます。手が大きいので、オクターヴと中に2音の和音でメロディをとること、伴奏のベースとアルペジオが離れているのをさっとつかむことが当面の課題です。このまま発表会で弾いてもいいよ…と言いましたが「他にいい曲があれば…」と迷っていて、決定ならず。
2人目のれいちゃん。同じく小5。やはりいつもの教本+エリーゼのために。これが今日仕上がったので、そのまま次の曲を発表会に弾くことに。すんなりドビュッシーの「小さな黒人」に決まりました。タッチがハッキリして音が明るいれいちゃん、楽しく弾いてくれそうです。
3・4人目の姉妹がお休みで、5人目の小2のはやくん。まだ2回目のレッスンなので、ぎりぎり最後にその時の感じで決める予定。一生懸命弾いてくれて将来有望な少年です。 6人目、小6のはるちゃん(はやくんのおねえちゃん)。先週から一足先にショパンの雨だれのプレリュードを始めました。沢山のフラットとシャープにもめげず、自分なりに譜読みしてきていました。感心感心。手が大きく、私が届かず離してしまう音もしっかりキープして弾いていました。この曲で表現力が増すといいなあ。
7人目、小5のゆうくん。ゴセックのガボットを簡単に編曲したものを弾いていたので、「これをちゃんとやってもいいよねー」と先週話したのですが、続きは少し彼には難しく、相談の結果クレメンティのソナチネ1楽章。オーソドックスな曲に強いのでむいていそうです。おねえちゃん(や、その昔お母さんも)が弾いていたのでなじみがある曲。家族で応援してもらえそう。
8人目、中1のなーちゃん(ゆうくんのおねえちゃん)。やはり一足先にシューベルトのアンプロンプチュ(90-4)の譜読みに入りました。繊細で誠実な音を出すなーちゃん。そのままの持ち味を出すところ、それからちょっと頑張って、大胆な歌い方や、音質の変化が欲しいところ、いままでにないいろんな色を出して弾いて欲しいなあ。
9人目の中1のまさくん。お休みでしたが、メンデルスゾーンの無言歌から、狩ともう1曲、弾こうかと相談済み。
この土曜日クラスでは、古典派1人、ロマン派3人、近代印象派1人、でした。
| 2002年01月25日(金) |
発表会への道 その2〜ヴィジョン |
5月なんてまだまだ先・・・と思い場所は取ったものの、気がつけばもう1月も終り。5月はないもののして、実際3ヶ月しかないんだ!!と、今更ながら焦りだしました。 私がこんなんなので、生徒達はもっとのん気。今週のレッスンで、何人かの生徒と曲を相談したところ、「5月のこと、もう決めるの?まだ1月じゃん」・・・。 発表会だからと言ってあまり長い期間は縛られたくないと思うのですが、本気になるのが後半なので、短い期間で、はじめから本気、を目指したい私。今週決まった生徒には、大量の譜読みを宿題にし、2月中にはともかく音だけはつかめるように!!と念を押していますが、どうなることやら。
前回は、初めて2年目以上、高校生、大学生、大人と、ある程度は弾け、しかもいろいろな年齢の生徒の集団だったので、みんなで自分にあった雰囲気のワルツを選び、舞踏会風コンサート、にしました。 出産もして1年半あいた今回、産休後からの小さな生徒さんが参加予定。また、現在子どもは中学生までしかいないので、大人の生徒さんには、年度末・始めで移動もあったりとお忙しそうという先方の理由もあるため、出演はご遠慮していただき、子ども達それぞれの個性に会った選曲をしたいと思っています。 それと、前回はテーマに縛られ、時代も限定されてしまったので、できたら、5期にわたった選曲。時代順に演奏。と、まだ漠然としていますが、ヴィジョンもやっと形になってきました。 そして、前回からなるべくコピー譜を生徒に渡さないようにしています。ショパンのワルツが多かったので、いずれ他の曲も弾くから、と購入してもらいやすかった前回。 しかし今回は「この本では、きっと今回弾く曲しか開かないだろうな・・・」と思ってしまって、買ってもらうように言い難いのもあり、悩んでしまいます。しかも近・現代は価格も高いし・・・。 そうなると、たとえ海賊版でも、「名曲アルバム」は便利。しかし、この中の曲は、日頃レッスンでは「ブルクミュラーが終わったらご褒美に‘エリーゼのために’を弾きましょう」的に弾いていて、発表会ではあえて取り上げないようにしています。
できたら簡単な曲も含めて、2月中にはいろいろ決めてしまいたい。1月のあと数日と2月。いろいろ悩みは尽きない日々。胃が痛くならないように気をつけよう!決まっちゃうと、一旦は気楽なんだけどな。
入門時のお約束で、「つめは短く切ってきましょう」「手を洗って来ましょう」「レッスン中鼻をいじらないようにしましょう」など、ピアノを弾く必要最低限な注意をしています。 入門時なので、当然小さい生徒さんへの配慮なのですが、「つめ」に関しては再び注意しなくてはならない時期が女の子に関しては訪れます。
私はいつもペンケースに爪切りを入れ、持ち歩いているので、つめが長い生徒には「はい、切って!」と手渡し、そんなことが何度かある場合はおうちの方への連絡に一言書くのですが、「おしゃれ」で伸ばし始めた思春期の女の子には、「切るなら爪切り貸すけど、おうちで切ってくる?」と聞きます。そんな時期の女の子はつめ磨きやヤスリできれいに仕上げたいでしょうから。「そうする」と言った生徒はその日は見逃し(かちゃかちゃにぎやかねー、とか言ったりしますけど)、次週切ってくることを期待しますが、変わらず長い場合、つめが長すぎてはピアノは弾けないこと、生活面でも支障が出ること、体育や部活でボールを使う時に、つめが割れたり浮いたりして危険なことを話します。 そして、今度長かったら私がばしばし切るからね!と脅したりもしつつ帰すのですが、私にぎざぎざに切られることを恐れてか、たいていピアノが弾ける程度には切ってきます。 前はそんな女の子に対して気弱だったり、「せめてレッスンの前の日には切ろうか」と、家での練習でも支障があるのにそんな妥協案を言ってみたり、「どうして伸ばすの?」と聞いて、話し合いを持ったり、一度は言ってみて、その後は気長に待ってみたりでしたが、赤ちゃんとの生活を経て、大切なものに触れられない手は悲しい手、と自分のなかで納得させ、今の対応へと到っています。 それで、結構反感はもたれずにクリアできて来られているのですが、なんと言ってもピアノを気持ちよく弾けることを優先できる価値観をそれまでに育んでくることが1番大切で、そうできなかったのは自分の力不足でもある、と、そんな場面では反省もしています。 でも、そんな価値観を持ってさえ、ちょっと伸ばしてみたい女の子のことは、とってもほほえましく感じています。
ところで少し前、中1のMくんがつめを伸ばしてレッスンに訪れました。Mくんはまさかそんなおしゃれで伸ばすタイプではないし、大体きれいに伸びてないし、おうちの方も目が行き届いている方なので、どうしたんだろうといぶかしく思っていました。 そして次週さらに伸び、切った形跡がないつめを見て尋ねてみたところ、「つめを伸ばしつづけるとどんな形になるか実験してるんです」・・・!? これには私も思わずたじろぎ、「ああ、そうなの・・・。で、いつまで実験するの?」と聞くと「一応1ヶ月間の予定です」・・・。 こんな生徒は初めてです。以前言い訳で同じようなことを言い、爪切りを渡すとなんのためらいもなく切っていたお調子者のEくんの例はありましたが、Mくんは秀才で、向学心に燃えるタイプの少年です。私はこの実験を尊重することにしましたが、鍵盤の間につめが挟まれないかはらはらし、スケールはかちかちとにぎやかで何の粘りのない音に、思わず「今日は弾かなくていいよ」と言ってしまいました。 そして1ヵ月後、きれいさっぱりのつめ。1ヶ月間延ばしたつめの長さを測り、1日平均を計算し、実験は終了したようでした。・・・なおこの出来事は本人の了解を得てアップしています(笑)。 私も現在4人のつめ管理をしているので、つめが汚くないか、伸びすぎていないか、常に気を配らなくてはならないのですが、ずぼらな人間なためつい忘れがちです。生徒のつめが汚かったり、手が荒れていたりするとおうちの方の気配りを期待してしまいますが、まずは我が子への気配り、です。
| 2002年01月18日(金) |
発表会への道 その1〜場所取り |
ようやく本日、ホールの予約をしてきました。5月11日土曜日です。この話題、いったいいつから・・・? なぜなかなか腰を上げなかったかというと、以前にも書きましたが、どの場所も一長一短で、どの条件を優先して選択すべきかずっと悩んでいたからです。 結局、床や席がぎしぎしいうことや、反響板がないことは私にとって悲しいという気持ちが勝り、万が一、4月中に(噂なのですが)新しいピアノが入ることも期待して、少し高くて駐車場はないけれど、いつものKホールにしました。 しかし、何はともあれ、もうこれで本当に準備をはじめなければなりません。 長い曲が弾けそうな大きな生徒さんたちは、1月中に曲を決めなければ。早く1月の教室通信を作ってお知らせしなくては。 もちろん楽しみな発表会ですが、全員の曲が決まって形が見えて来るまでは、少し苦しい時期に突入です。
本日は久しぶりのフルートレッスンでした。 ブラーヴェのソナタ3番を持っていったのですが、私、深く考えず、バッハを吹くように練習していました。が、ドイツバロックと、前打音、音の処理、アーフタクトの音の息の入れ方、まったく異なっているということを教わり、またまた目からうろこ、でした。そんな私が音楽を教えていていいのでしょうか?ちょっと悲しくもなりましたが、大きな知識を得られたことのうれしさの方が大きく、ああ、音楽を生涯勉強できるなんて、幸せだなあとまた実感。 もちろんその他にもたくさん学びました。言葉にうまく直せないのでとってももどかしいのですが、如何に自分は譜面を薄っぺらく読んでいたのでしょう…息、支え、タンギング、リズム、1つ1つの音の意味、短い曲の中に、こんなに考えて演奏しなければならないことを思い知り、でも、それらがいい状態で演奏できると、気持ちよさにうっとり、でした。直されて、気をつけて吹き、「気持ちいいです」と何度もつい言ってしまいましたが、自己表現としての演奏もあり、そして自己満足(もちろん他者に認められた演奏においてですけど)の演奏もあり、です。 次回は、今回のアダージョに、アルマンドも練習してもっていく予定。また楽しみ、でもアダージョ、「変わってない」と言われないように頑張らなきゃ、です。
普段は昼の時間帯はまったくつけないのですが、朝見逃した「ほんまもん」を見るためテレビをつけ、そのあとも新聞に「スタジオパーク 畑儀文…テノール」とあった為、そのままつけっぱなしにしていました。 畑さんはシューベルトを全曲ステージで歌った、世界で1人の歌手として紹介されており、シューベルト、そして日本の名曲を披露していました。その辺はなんとなく聴き流しつつ、こうように離乳食を食べさせていたのですが、最後に歌われた曲にくぎづけ。星野富弘さんの「日日草」に、(多分)加羽沢美濃さんが曲をつけたものらしいのですが(テロップをちゃんと見なかったもので)、とても心に染みる曲でした。 星野さんの詩は「花に寄せて」という合唱組曲で歌ったことがあり、それももちろんよく、歌いながら泣けたこともありましたが、この加羽沢美濃さんの作曲・編曲はもっとストレートに詩が入ってくるもので、それまで強かったポップス系アレンジャーのイメージが一気に払拭。…すばらしい作曲家です。そしてやはりその詩は圧巻。このところ落ち込むこと続きの私を励ましてくれました。 もちろん畑さんの歌声も話し声も、丸くて暖かで、詩をとても大切にしていることが伺えました。
話は少し遠いのですが、彼女のクリスマスソングCDは、なかなか楽しいです、お勧め。
昨年の9月からレッスンを始めた年中のRちゃん。今のところ休むことなく、家庭での練習もほぼ毎日続けていて、おうちの方もよく協力してくださり、順調に進んできています。 Rちゃんより前に、小学生のおねえちゃんが習いたいと言ってきたことがあったのですが、ピアノが必需品だと言うお話をお母さんにしたら、「考えてみます」と、いったん出直し。そして「本人がやっぱりやめたと言うので」とお断りがありました。お母さんが困っているのを察してそんなことを言ったのかな、かわいそうだったな、とちょっと落ち込み。しかも目の前の田んぼの所有者のおばあちゃんが以前、「もうすぐ孫達と同居できるんだけど、孫がピアノ習いたいって言ったら、ぜひお願いしたい。お母さんの考えもあるから実現するかわからないけど、私はそうなればいいなって楽しみにしてるの。田んぼで仕事しながら、孫のお稽古の様子が判るなんていいなと思って」とおっしゃっていたので、かなり気になっていました。 その半年後にRちゃんのお話があり、「いとこのピアノの発表会を見に行って習いたいと言い出した」とのこと。4歳で、まだ字も読めなかったので、基本的に字に興味がないうちはお断りしている私、悩みました。ここでまたそんな理由で断ってよいものか。なんと言っても本人が弾きたがっているのだし、ピアノをいずれ買うことになるのは先方も承知の上。それにおばあちゃんをまたがっくりさせてよいものか。 …ちょうど産休に入る前だったこともあり、それでは産休明けから始めましょう。とりあえず(この時はまだピアノは買えませんが、とおっしゃったので)キーボードでけっこうです。ただし、どれみをひらがな・カタカナで読めるようにしておいてください。 とお話しました。 そして産休明け、元気よくレッスン開始。しかも「どれみをとりあえず読めるようにと思って教えていたら、ほかの文字も覚えた」とのお話。えらい! なんと言ってもはきはき話せ、大きな声で歌え、とっても気持ちのいいタイプ。これはいいぞ〜と、私もしっかり乗り気になりました。 その後も、ここでこれを憶えてほしいと思うことは確実に憶え、はじめは「ソ」以上の音程が取れなかったのに今は1オクターブ+下3音まで発声でき、初見の段階でかなり音程もつくようになりました。そして12月に入った頃から1曲が曲として認識でき、面白さがグンとアップしたようで、次々と宿題になってない曲を先取り。伴奏がつくと音楽が大きくなることも自分で気づき、旋律と伴奏の役割も小さいなりに楽しんでいます。しかもおうちの方は特に音楽をやっている方達ではなく、お母さん曰く「私とは宿題の曲の練習だけしています。それが終わった後や暇な時、自分で楽譜見て弾いているようです」…なんてすばらしい! あとは「そろそろピアノ、買っていただけませんか?」と私が言えればよいのだけれど。2月で半年なのでチャンスです。 Rちゃんは3人姉妹の真ん中なので、注目はおねえちゃんに集まり、体験も持ち物も服もおさがり、お母さんは普段は妹の世話中心、という立場。でもピアノの時間はお母さんを独占でき、ここでピアノも「Rちゃんのため」に買ってもらえたら、きっとますます家族の愛情を感じ取り、ピアノもますます好きになってくれそう…(打算、入ってます)。 前に小さい生徒で、お母さんが弾けるため、耳から覚えては弾いてきて、譜読みがついていかず、そのことをお母さんに話したら、「私なりに協力したいし、字が読めない子に楽譜読ませるなんてちょっと無理では?」と言われてしまったことがありました。 音は楽譜を見て追ってくるのですが、なかなか1曲のまとまりを弾いている、という認識が出てこず、面白さを得られるまで長くかかってしまい、「もうやめたい」と言われてしまった生徒もいました。 また、家ではキーボードで練習しているため、レッスンで思うように音が出ず、いつも「疲れたー。せんせいんちで弾くと疲れるー」という生徒も。 あまりに幼くて、教えたいこと中心のレッスンに移行するまで時間がかかったり、ピアノを弾いたり楽譜を読むこと以外(シールもらえるとか、色塗りするとか、リズム遊びするとか)の楽しさで、導入を乗り切った生徒もいました。 教本選択も、適当ではなかった場合もありました。 小さい生徒さんはその子の素質や性格、おうちのかかわり方でかなりやり方を工夫しないと難しく、多かれ少なかれ悩みや進行上の問題にぶつかりがちで今まで来ましたが、この2年くらいは少し、ましになってきたかな、と感じていたところへ、今回、Rちゃんのおかげで、小さい生徒さんへのアプローチの手がかりを少しつかめた気がします。 といってもやっぱり小さい生徒さんは難しい。「音楽で釣る」ことができるように、最初の音楽との出会いが音楽の楽しさいっぱいであるように、知り合えるすべての様々な個性を持つ小さい生徒さんのために、いろんなアプローチが出来る先生になりたいです。
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