はるもにあ...Hako

 

 

見えない。 - 2002年08月31日(土)

なにをこんなに、焦っているんだろう。
「音楽」が見えていない。
見ていない。
どんどん苦しくなるのは、違うものに固められてしまったからよ。
あなたが楽器を吹くのは、何のためなの?
上手に吹いて見せるため?そうして優越感を味わうため?
下手くそなのは…確かにカッコ悪いけど
みんなの目が気になるって、
それは下手くそでガッカリされるのが怖いから?
あたしは上手なんだって、思ってもらいたいから?
苦しくなる、苦しくなる
だって吹けっこないもの
毎日ずっと何年も練習してきた人だって、
丁寧に譜面を読んで丁寧におさらいしなくちゃ吹けやしないのよ?
それをあなたみたいに、全然練習しない子が
どうやって見てすぐに吹けるっていうのよ?
あたしはカッコよく吹いて見せようと思ってた
あの人より上手いんだって思ってた
とんだ自惚れ
「音楽」が見えていないわ
どんどん遠ざかっているわ
あなたが楽器を吹くのは、何のためなの?
あたしは、下手くそなあたしは、それでも精一杯吹くのよ。
みんなの音に重なることができる瞬間を求めて、精一杯吹くのよ。
あなたは恐ろしい難題の前に立って、
押し潰されそうになりながら武器を振り回そうとしているみたい
そうじゃないでしょう?
そこにあるのは「音楽」だわ。
楽しい音の重なりの世界よ
リズムの高まりの世界よ
思い出して、思い出して
音楽はあなたの味方
決して敵なんかじゃなくて、恐ろしい敵なんかじゃなくて


...

訣別 - 2002年08月30日(金)

どんなことも結局は
あの人についていく気がしなくなってしまったという
その一点に帰してしまう。
恐らく、そうだ。

別にここの仕事が全て、何もかも嫌だったわけではない。
ひとりで勝手なデータを作ってるのは楽しかったし、
誰にも会わないのも私の状態によっては好都合だった。
(ただし、他でやっていけなくなるっていう懸念はいつもあったけどね)
一番嫌だったのはあの人に会ってしまうことだったり、
何か説明をしなければいけないことだったりしたのだから
「仕事」を教えてもらうことすら拒否したくなるくらいに。
だから、だと思う。何もかも。

こんな調子であのお給料なら
こんなに楽なことはなかったのかもしれないし、
音楽方面を育てる時間としてもあたしにとって好都合だったはずだし
それでも「出て行きたい」と思ったのは
やっぱりそのどれをとっても、
あの人から、ここから、離れたかったんだと思う。

それが何故か?というのはもうちょっと考えなきゃかも知れないけど。

誰かひとりの人が嫌だからやめる、なんて
贅沢で忍耐力なくてダメダメよって思う?
でも、それが直属の上司かつ経営者なら
彼が変わらない限り、経営方針が変わらない限り、
つまりこの塾がひっくり返らない限り、変わらないもの。

生徒?
彼らなら大丈夫よ。
先生たちは対生徒についてものすごく熱心なのは変わらないし
それは心配していない。
たとえ「理念」どおりでなくたって、きっと彼らにいい影響を与えられる。

ロイヤリティ、量るのなんて
あたしには全く興味ないし、
むしろ反感覚えるもの。
他にやることあるんじゃないの?って、思ってしまうもの。

あなたの会社よ。
あたしに変える権利もなけりゃ、義務もない。
情熱だってなくなってしまったから
去るより他、ないでしょう。

昔から言ってた。
あたしのためになるとまだ少しでも思えるうちは、
もう少しがんばってみようって。
「思えない」ほうが勝っちゃったんだよね。
きっとそれは、変わらないから。


...

転。 - 2002年08月23日(金)

こんなことを言ったら、怒られるでしょうか?
私は未だに自分の仕事がよくわかりません。
ここは何をするところなのでしょう?
何を目指して、どこへ向かってゆくのでしょう?
どのようにそこへ進んでゆくのでしょう?
その方向に、進んでいるのでしょうか?
少しは進んできたのでしょうか?

私は空しさを感じるときが多くなりました。
夏期講習になってからというもの、
両教室は大変忙しくしているのに
私はそこからは外れていて、
自分の役割さえ見出せずにここでひとり、
あまり急ぎでも重要だとも思えない仕事を片付けたりします。
会議もないのでほとんど教室へ行く機会もなく
誰とも話さない日もあり
たまに行く教室の空気に戸惑いを覚えるようになりました。

以前話が出て、すでに忘れてらっしゃるかもしれないようなことや
自分で進められる範囲内の改善や改良
特に指示をいただかなくてもやることがないわけではないので
ひとりで勝手にやっていたせいか
時々急ぎの指示をいただく以外は
ボスともあまりお話をしなくなってしまいました。

普段私がしていることと言えば、上記以外に
いろいろなものの催促の類がありますが
これを通して感じられることが最も私を不安にさせます。
ここに入って以来、指示を受けいろいろな報告書の類を作ってきました。
そしてそれを書いていただけるように催促してきました。
しかしなかなかすんなりとは提出していただけないでいます。
何故なのかと思わずにはいられません。
忙しくて書く暇がないのか、忘れてしまうのか?
それとも必要ないと思っているのか?

回収されなくても私はボスから催促を受けたことはないし、
実際にそれがなかったからといって誰にも何にも不都合はないのです。
「将来的に」仕組みをつくる上では不都合と言えるかもしれませんが、
それは「今」動いているとは言えないと思えるのです。
そこで躍起になっている自分自身も
今ここで必要とされてはいないのだと思います。

何もないところからとにかくやってみて、
徐々に作っていこうとおっしゃっていましたが
必要とされない資料のためにどこまでエネルギーを割けるものでしょう?
最も意味を感じるのは使われることであるし、
意味があるから作るのだと考えます。

積極的に使われるのでなくても、
少しでもボスにそうした情報が届くことには意味があると思うので
なんとか無意味なものにしないようにと催促を続けていますが
徐々に空しくなります。

以前お話くださったような塾に対する分析や指導的役割を
システムとして確立する必要があり、
そのためにここが存在し、様々な報告書やデータが必要なのだとすれば
そのために事務が必要なのだと考えることもできますが
そのシステムを構築し、報告書やデータを用いて活動する主体がなければ
ただの事務には身動きが取れません。
今までつくった、変えたと思っていたものも元の形へ引き戻され
あるいは継続的に検討されないまま形式化し
それを指摘しようとするのがただの事務の自分だということが
ひとり意識過剰で塾の流れの中から外れた行為であるということに
今さらながら恐ろしくなり動けなくなりました。

私はずっと、自分の役割を探してきたと思います。
何度かボスにもお話をしていただいたことや、
自分で作り出した役割を自分に言い聞かせてきたのだと思います。
しかし、このところほとんど見失いそうになっているのです。
空しいと感じるのはそのためだと思います。
急ぎの仕事があるときは自由に動ける私は使えるでしょうし、
それが自分の役割と感じることはやりがいでもあるのですが
それがなくなれば元通りです。

ボスが徐々に作っていこうとおっしゃっていたこの場所は
未だ形が見えてきません。
最初に引継ぎ含めて3年とおっしゃっていた時間は、
半分過ぎてしまいました。
その間にもいろいろと事態は変わっているのだとは思いますが
私はどこを目指せばいいのでしょう。
私は何をがんばったらいいのでしょう。
このまま変わらないのであれば、
長くいさせていただくこともないかと思います。
このまま一人相撲を続けていても、
頭の中で勝手な考えが展開していくだけで、
自分にとっても塾にとってもいいことはないと思います。


...

動く - 2002年08月22日(木)

何を聞いてもね、イマイチおもしろいと感じないんです。
むしろ腹立ってくる。

限界かもしれません。
完全に心が離れてしまったというか。
ずっと支えだった自分の中の目標すら見えなくなりました。

この数ヶ月、私を動かしてきたのは
辞める前に何か形を残そう、ということだけ。

少しでもこの塾の、何かのためになるかなと思う気持ちがあったなら
やっていけたでしょうけれど

この夏の間に
私の中の何か大事な幻想が壊れてしまったようで
頭でいくら理解しようとしても気持ちがNoと言う
なにもおもしろくないし
そこで同じ気持ちを共有できないことは余計に私をひとりにさせる。
自分がその一部だったことすら不思議に感じられるくらいに
見事に何かがなくなっていたことを
あるいは何かが生まれてしまったことを


...

- 2002年08月20日(火)

僕の願いはいつまでも変わらず
どんどん遠くなっているように感じる。

音楽を聴いて救われた気持ちになりながら
このまま終わってしまったらいいのかもしれない、と思う。
この音に包まれたまま。
永遠に悲しいまま。

僕の道はどんどん閉ざされていくように感じる。
周りから狭まっていくように感じる。
あるいはあてもなく広がって見えなくなるようでもある。
いつの間にか、ここには僕しかいなくなっている。
どこまでも見渡す限り、僕の世界が広がっている。
壊さないで欲しい
ひとりにしないで欲しい
どちらもほんとうに大切な願いだけれど
叶うあてなどないから途方に暮れはじめる

僕の感情は、なにかとても大切なものが足りないらしい。

あたたかい気持ちは、何処へ行ったのだろう。
愛せる人はいますか?
愛してくれる人はいますか?
やさしくあたたかく、愛しい気持ちを抱けるように、
生きていますか?

全てが自分で選んだものなら
変えるのもまた自分で選ぶしかなく

愛せる人はいますか?
愛してくれる人はいますか?
あなた自身を、愛せますか?

自分を愛せるように、生きていきたいと思う。
そうでなくちゃ、とても
他の誰かを愛せやしないから。
もうずっと、そのために時間をつかってきた。
いつまでたっても飛び立てない自分に絶望する気持ちがある
それが僕を暗く冷たい場所へと押しやる
このままならば、一体僕に何の価値があるという?

僕は人とつながる術が極端に少ない。
そして僕は僕の感覚に生きてる。
それはきっと、不可解なことに違いないんだ。
だけど僕は僕の感覚を突きつめることでしか生きられない。
人とつながるために僕の感覚を抑え込むことは苦痛でしかない。
だから人といるのは居心地が悪いと思う。
僕が僕でありながら、人とつながるためには
一体どうしたらいいんだろう?

「僕は特別だとか、変だとか思わないことだ」
「わかっている風な口をきかないことだ」
「皆が関心を抱くようなことを、素直に受け容れることだ」
「自分の弱さを、もっともらしい言葉で飾って
それが個性だと思い込むのをやめることだ」

そうかもしれないけど違う、と思った。
僕のこの感覚は、違うんだ、と思った。
あるいは僕が拠りどころにしているもの。僕の起点になっているもの。
『魂』とか『宇宙』とかそういうのかな?
ひどく現実的な思考をしながらも、そういう感覚が起点になってる。
むしろそれは僕にとっての『現実』。
真理とか、ほんとうのこととかそういうもの。
大袈裟かもしれないけど、そういう基本にしてるものがどこか、『違う』

僕は僕であるために
というか僕であるゆえに
この感覚を突きつめて生きていくのだと思った。
それは多分、孤独な道だ。
でもきっと、誰もが孤独な道を行く。
僕には僕の孤独があるだけのことなんだろう。
ただ僕の孤独は
世のささやかな現実たちとは違う層にあるから
上手くいけば僕は誰にもできないなにかができるのかもしれないし
下手をすれば何も成せずにつぶれてしまう。ひとりで

僕の感覚を、世に届ける術を未だに持たない僕は
前者を目指しつつ後者の気配を背後に感じている。

高まりをみない感覚。
だけど捨て去ることもできずに


...

足りない - 2002年08月14日(水)

『今の運の悪さとはうまくさよならできません。
それは貴方の努力が足りないからかもしれません。
つい楽なほうへ楽なほうへと引っ張られてしまいます。
もっと、自分の目標や意思をしっかり持つことです。』

なにが一番最初に思い浮かんだかといえば、
やっぱり?ってことと
選ぶべき?定めるべき?そして突き進むべき?ってことだった。

あたしは手を広げすぎる。
そしてそのどれも中途半端なまま楽な方へ流れる。
具体的には、途中で放り投げる。
今もその兆しがみえてる。

目標や意思、とは
続けることに対してだろうか
定めることに対してだろうか
あるいは両方か

どちらもかな、という気がする。

改めてあたしの答えを確認する。
今手を出していることは、中途半端に投げ出したりしないこと。

eラーニングやシスアドの試験、DTPの勉強。
これだけでも既に手を出しすぎているけど、
どれもこれも投げ出せない。今しかない。
ただ順位はつけられる。
この休み中にeラーニングにめどをつけて、シスアドの勉強にとりかかる。
DTPは並行して続けていく。

それから…
ボスのユング心理学の本を読破すること。
コンクールを精一杯やること。
これも休み中の課題。

進まないPC雑誌の整理は、どんどん進めて明日にでも終わらせなくちゃ。

音楽にもっとはまってみたい気がする。
ファゴットのことや練習・トレーニングの方法や
ギターとピアノで表現できるようになりたい
DTPもやってみたいけど
選べ、定めろと言われたら
あたしはどれをとるだろう?

全部できないわけじゃない。
あたしのやり方が悪いだけのこと。
いつまでたってもやり遂げないから、どんどん積まれていくだけのこと。

…だけど本当は選びたい。
どれかひとつに選びたい。
そしてそれだけを見ていたい。

それにはまだ努力が足りないんだ。
どれひとつとっても


...



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail