ぴんよろ日記
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2014年02月28日(金) ひねる、もつれる

 朝起きたら、外が真っ白。PMまつり開催中だった。さすがに洗濯物を出さないことにした。困ったもんだ。洗濯物を干すのが好きなのに。
 朝からひとつ打ち合わせ。その後、早めの昼ごはんはニラレバ定食。そしてこれからようやくマッサージへ。いつものコリはだましだましやりすごしていたが、何日か前にミサキンと手をつないでいたら、思ってもみなかったタイミングで、ものすごく意外な方向に引っ張られ、肩をひねってしまっていた。それがまた、日を追うごとに痛んでくる。頭は痛いわ、目はかすむわ。あまり若くない歳で子供を産むと、むしろこういうところがトホホだ。追いかけて走ったら足がもつれる、など。

 普通のティッシュの箱が、最近厚くなっている気がするけど、どうしてだろう。


2014年02月24日(月) 庭に出る

 久しぶりに庭に出た。隣に家が立ちはだかって以来、まったく庭に出る気になれず、冬を越してしまった。でも、水仙の花は立派に咲いてくれているし、木々の葉っぱの芽も、たくさんついていた。植えっぱなしになっていたチューリップなどの球根類からも小さな芽がどんどん出ていて、かたじけなさに涙こぼるる。隣の家のことは、あまりに目の前にあるので、忘れたくても忘れるというわけにはいかないが、なるべく気にならないようにいろいろ植えたり作ったりして、庭を充実させていきたい。
 それにしても、春の力はすごい。そして庭の力も。庭に出る生活のすばらしさを忘れていた。またコツコツ庭作りを再開しよう。


2014年02月20日(木) なしくずし焼肉

 数日前の夕食。ずっと豚しゃぶが食べたくて、さらにはキムチも食べたくて、キムチを買いに行こうとしたら、常に虎視眈々と焼肉の機会をうかがっている人が「キムチだったら焼きたい…」と主張してきて、肉代もカンパするというので、なし崩し的に焼肉になった。焼肉の準備はしていなかったから、肉と丸腸とキムチとレタス、というとてもシンプルな構成になったが、それはそれで、下関のコチュジャンもあったし、巻いて巻いて、むしろおいしかった。前々から決まっていると、貧乏性で、ついいろいろ焼きたくなって、あれ切ったり、これ下茹でしたり、だったらタレも違う種類を…と、ややこしくなる。鍋もそう。ほんとは、なんじゃかんじゃ入れないほうがおいしいのに。白菜と肉だけとか。
 にしても、くしゅくしゅ焼いた肉にタレをからめてレタスで巻いて食べるのって、なんであんなにおいしいんだろうか。


2014年02月10日(月) さよならCさん

 土曜日、いろいろな家事を終え、夜は友人一家が来るので、なにかおいしいものを買っとこうと、バスに乗った。そういえばランタンの皇帝パレードだったなぁと思っていたら、どんどん道が混んできたので、街の(長崎では、街=浜の町)ひとつ手前のバス停で降りた。

 あっ。

 道の向こうに黒い服を来た人がウロウロしていて、それはまさに、Cさんの出棺の瞬間だった。昨日、なんとなく新聞を買ってみたら、お悔やみ欄にCさんの名前が載っていたので、ついに…と思っていたのだ。
 Cさんは、長崎では有名な福祉系の団体の会長さんみたいな人で、いろんな意味で有名なのだが、一方では「くんち界」における超有名人だ。もしCさんを知らなくても、くんちを見たことがある人なら、Cさんの掛け声は、知らず知らずのうちに耳にしているだろう。それは「本番」にとどまらず、稽古の時から始まっていて、私がコッコデショの番組を作った時も、稽古初日に「毎日来るぞ〜!」と声を張り上げ、ほんとうに毎日(私もほぼ毎日通ったのだけど、必ずいらした。だから、話はしなかったけど、勝手に同志みたいな気持ちでいた)来ては、ビシバシ厳しく、あるいは誉めあげていた。踊町の人にとって、Cさんの存在や掛け声がどうだったのかはよくわからないけれど、なにはともあれ、Cさんがワーワー言ってるだけで、なんだかお祭り感があって、楽しかった。
 そんなCさんも、ここ数年は見かけるたびに、なんだか顔色が悪くて、稽古の時も「オイ(私)は次は見られんとぞ〜!がんばれ〜」なんて掛け声を飛ばしたりしていて、でも、Cさんの声はくんちとくれば耳にするものだったから、そうかもしれないけど、Cさんがいないくんちの想像がつかなかった。
 でも、Cさんはいなくなった。今年のくんちでは、もうあの声は聞こえない。出棺の様子を見ていたら、遺影と一緒に、これまでのくんちでの晴れ姿の写真が運ばれていた。
 どうして前の日に新聞を買って、なんでその日その時間のバスに乗って、1つ前のバス停で降りたのだろう。こじつけかもしれないけれど、10年前の夏、ともにコッコデショを、あるいは長年くんちを見つめた、見つめつづけるであろう人間を、呼んでくれたのかな、と思っておきたくなって、合掌した。


2014年02月04日(火) しっくりと

 三寒四温にも程がある。寒い!こんな芸当できるんだ、っていうくらいの気温差。アクロバティックすぎる。

 窓を見れば隣の家が建ってる(おまけに今は工事の灰色防音シート)ので気が塞ぐが、この3年で仕事スペースの空気が育ったのを感じる。座ると、しっくり気持ちが落ち着く。すーっと考えや作業に入っていける。空間は均質ではないっていうし、それは街を歩いていても感じるけれど、こうして自分で育てるのは、またひとしおだ。

 昨日はおすわさんの豆まきに行った。次々と知り合いに遭遇する感じが、庭見せの夜のようだった。いつもはしんとしたおすわさんの夜に炎が上がっていて、大勢が長坂をのぼる。太鼓の音がドンドコドン…いつ見ても原始的ななにかを揺さぶられる光景。命の水場に向かう人々。


2014年02月03日(月) おなじ道でも

 おっと、すでに節分ではないか!
 …と言いつつ、仕事の面ではたいして忙しくない日々。波があるのが我が稼業。仕込みの時期と心得るしかない。

 昨日はカメラマンの友だちに頼まれて、ヒコがパンフレットのモデルに。おしゃれな服来てポーズを取る…わけではなくて、草っ原で自然に遊んでる表情など撮ってもらう。その草っ原は、私も時々車で通る道からちょっと脇道に入って行ったとこにあったのだが、なんてことない、でもいざ探すとなると見つからない、といった感じのいい場所で、なるほどー、おなじ道を通っても、彼女の目はいつもロケハンモードなんだろうなー。


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